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名門!第三野球部連載中 背番号1
- 1 :4番投手アラスジ :2007/04/04(水) 22:55:26 ID:JgxTc44q
- 週刊少年マガジン昭和62年47号に「名門!第三野球部」という漫画が掲載された。
この漫画について語ろうじゃないか。
尚、この漫画は工藤の連投に次ぐ連投で1日に1話ずつ連載されるらしい。
時々肩を壊して変な時期に合併号になったり休載したりする事もあるが気にしないでほしい。
連載中スレの楽屋裏
http://anime2.2ch.net/test/read.cgi/csaloon/1174134453/
連載中まとめwiki
http://rensai.qp.land.to/
名門!第三野球部2
http://anime2.2ch.net/test/read.cgi/rcomic/1121762174/
- 2 :4番投手アラスジ :2007/04/04(水) 22:58:47 ID:JgxTc44q
- あすなろ あすなろ あすなろ あすなろう
ふもとの町までみえるよな
おおきなひのきにあすなろう
第一話「僕たちはクズじゃない」
大きな一本木の下で泣いている一人の少年
彼の名前は檜あすなろ。高校一年生です。
いつもどこかで誰かにいじめられています。すぐに泣き出します。
そんな彼にも好きなものがひとつだけあるんです。
それは、野球です。
でも、彼が所属するのは三軍。野球部にとってどうでもいい存在。
ある日、一軍にブタ呼ばわりされた太った部員が、怒り、
エースに掴みかかってしまいます。虫けらのような存在の第三野球部に反抗されたエースは、罰として、
「スパイクを舐めろ」
と迫ります。まず標的になったのは、いじめられっ子のあすなろ。
でもそう簡単に舐められるはずがありません。
あすなろが嫌がっていると、エースは、三軍はクズだのヒドイ罵声を浴びせてきます。
しかし、ここは監督が通りかかってやめさせます。
監督は第三野球部に、次の雑務を指示して去ろうとしますが、あすなろが監督に尋ねます。
「僕たち・・・クズですか?」
監督は顔色ひとつ変えずに答えます。
「そうだ。クズだ!」
監督はその存在がチームの邪魔だとも言い、第三野球部の一ヵ月後の解散を宣告します。
「試合させてください!」我慢できず、自分たちだって野球をするをするために入ったんだと、
言ったのはメガネをかけた部員。監督は最後のはなむけとして、一軍と試合させることにしますが、
「もし、その試合で僕たちが勝ったら?」と、とんでもないことを聞いたのはボ〜っとした部員。
「その時は・・・お前らが一軍だ!」
- 3 :4番投手アラスジ :2007/04/04(水) 23:00:59 ID:JgxTc44q
- 試合決定。でも大切な問題が・・・。第三野球部は7人しかいません。
そのことをすっかり忘れていたメガネ部員でしたが、
8人目は、ソフトボール経験者で、なにかとあすなろの面倒を見る夕子で決定。
最後の一人として、籍だけおいている、
昨年の甲子園経験者、海堂の名前が挙がりますが、あてにしない方がいいようです。
あすなろは、『金輪際、野球をする気がない』という海堂を、しつこくしつこく誘いますが、
あまりにしつこすぎて、殴られそうになります。
「僕・・野球・・・好きなんです。
才能も何もないけど・・・仲間がいるし・・・
野球大好きなんです・・・。
今の僕から野球とったら何も残らないんです。
どうしたらいいんでしょうか・・・海堂さん、教えてください・・・」
あすなろの言葉に、海堂は悩むことになります。(オレだって教えて欲しいくらいだ・・)
翌朝、川原での練習に、海堂はきました。「やるからには勝つ!」と言い、
まずは投手をきめます。
ろくなのがいない中、あすなろは、ミットを構えた場所にちゃんと投げ、
投手に決まります。今後、立て板の4スミを狙う練習に切り替わります。
他のメンバーは石ころだらけの川原でノックです。危険ですが、一番最初に積極的に受けようとしたのは夕子。
「オレは女だからって、ようしゃしねえぞ!!!」
夕子は打球を腹に受けますが、負けずに次を要求します。それを見て、他の部員もヤル気をみせます。
- 4 :4番投手アラスジ :2007/04/04(水) 23:02:47 ID:JgxTc44q
- 猛練習が続く中、あすなろは強くなっていきます。いじめっ子にも反抗し、弱音を吐く仲間も勇気づけていきます。
そして、一軍との試合の日を迎えます。みんなユニフォームは泥だらけで、顔は傷だらけです。
一塁手 斉藤輪大
二塁手 白石弟
遊撃手 白石兄
三塁手 石井幸司
左翼手 村下夕子
中堅手 高橋ひろし
右翼手 小西カズオ
捕手 海堂タケシ
投手 檜あすなろ
この日から、第三野球部の伝説は始まりました。
- 5 :マロン名無しさん :2007/04/04(水) 23:16:17 ID:???
- 三軍とはいえ、扱いヒドス
- 6 :マロン名無しさん :2007/04/05(木) 00:24:50 ID:???
- スパイク舐めさせてなんかいいことあるか?
- 7 :マロン名無しさん :2007/04/05(木) 06:22:10 ID:???
- 女の子がメンバーかよ
- 8 :マロン名無しさん :2007/04/05(木) 10:19:08 ID:???
- 三軍メンバーはまともに野球できるの?
名門校だから三軍でもそれなりのがあつまってるのかな?
- 9 :4番投手アラスジ :2007/04/05(木) 23:01:57 ID:???
- 第二話「戦いは始まった!!」
試合前の整列、向かい合った一軍のメンバーは、三軍をそろって馬鹿にします。
エース京本も、監督を殴って三軍いきになった海堂に、引導を渡してやると言い放ちます。
10点差がついたらコールドゲームとなるこの試合ですが、
一軍VS三軍というイベントに他の生徒も観客として集まってきました。
あすなろをよくいじめていた小出たちも、少し照れくさそうにですが、「がんばれよ」と応援します。
とうとうプレイボールですが、なんだかみんな、すごく緊張した様子。
あすなろの投げた初球もド真ん中にいってしまいます。
これは「絶好球すぎて」三塁ゴロになりますが、
「ひーーーーーっ!」
なんと石井は打球を怖がって避けてしまいました。レフトが処理し、返球しますが、
ポーーン
誰も中継にもベースカバーにも入らずに、責任の擦り付け合いをする始末。
あすなろがボールを拾ったころには、打者は本塁に生還してしまいました。
これで完全に浮き足立ってしまい、あすなろの投げる球はことごとく真ん中に集まり、
打たれてはエラーの繰り返しで、ノーアウトのまま、
あっというまに10点を取られてしまいました。
- 10 :4番投手アラスジ :2007/04/05(木) 23:03:49 ID:w6QCJXS+
- マウンドに集まりますが、
「ボクたち、やっぱりダメなのかもしれない・・・」
弱音を吐いたのはあすなろ。そんな彼をみて、夕子は、
「あすなろ君、わたしの胸さわってみて」
驚く童貞たち
「大きいでしょ?わたしの胸、なぜだかわかる?
特訓で打球を何度も胸に当ててはれてるのよ」夕子は涙を流し、話します。
「毎日ズキズキ痛むわ・・でもそのたびに思うの。この痛みは何のためかって・・
みんなだってそうよ!君のその顔のキズは何のため!?
その泥んこのユニフォームは!?その指にまいたバンソーコーは!?
みんな、今日のこの日のためじゃない・・
だから、がんばろうよ。最後まであきらめるのは、よそうよ・・・」
夕子の言葉に、みんなさっきまでと一転してヤル気をみせます。あすなろの顔つきも変わりました。
落ち着きを取り戻したあすなろの投球は、板の練習どおり、
コースぎりぎりをつき、石井も、ファインプレーをみせます。
「とれるんだよ!!落ち着いたら石ころだらけの川原で練習したボールよりすごく簡単に取れるんだよ!」
残り2つも内野ゴロとキャッチャーフライにしとめ、1回の表が終わります。
コールド条件の10点をとった一軍ですが、
「たったの10点か・・・」
監督には嫌な予感がしていたのでした。
- 11 :マロン名無しさん :2007/04/05(木) 23:37:34 ID:???
- >驚く童貞たち
ちょww
- 12 :マロン名無しさん :2007/04/06(金) 00:08:09 ID:???
- 野球で胸が大きくなるのか!?wwwww
- 13 :マロン名無しさん :2007/04/06(金) 00:10:55 ID:???
- 俺も触りてー!
は、置いといて、いくら三軍とはいえ甲子園出るような名門校だろ?
打球を怖がるとかベースカバー忘れるとかありえるか?
- 14 :マロン名無しさん :2007/04/06(金) 00:27:51 ID:???
- おっぱいタッチktkr
- 15 :マロン名無しさん :2007/04/06(金) 00:58:23 ID:???
- おっぱい揉んだら相手を押さえられるピッチャーか。
- 16 :マロン名無しさん :2007/04/06(金) 01:48:20 ID:???
- 俺もおっぱい揉んだら三振取れるかも…
- 17 :マロン名無しさん :2007/04/06(金) 07:25:25 ID:???
- >>13
三軍は野球未経験者とかが集まって
ほとんど指導されたことがなかったとか?
- 18 :マロン名無しさん :2007/04/06(金) 09:47:02 ID:???
- 俺にはないからよくわからんのだが
おっぱいって打球とか当たって腫れるもんなの?
- 19 :マロン名無しさん :2007/04/06(金) 09:59:51 ID:???
- ぶつけたりすると腫れるよ。痛くなるしいいこと無いよ。
- 20 :マロン名無しさん :2007/04/06(金) 14:41:24 ID:???
- じゃあ触らせたりなんかしたら相当痛いんじゃないか?
ヤベッちょっと興奮して参りました
- 21 :マロン名無しさん :2007/04/06(金) 15:22:07 ID:???
- 一軍の奴らは、公衆の面前でオッパイを揉むという
行為に興奮して打撃が雑になったんじゃないかこれ?
丁寧に投げたってだけじゃ強豪校は抑えきれんだろ
- 22 :マロン名無しさん :2007/04/06(金) 15:38:16 ID:???
- ここで俺が第三話を予想
あすなろのチンコを触らせてもらった夕子さんが
満塁ホームラン
- 23 :4番投手アラスジ :2007/04/06(金) 22:55:17 ID:???
- 第三話「10対0からの攻撃」
10点を許した第三野球部に立ちはだかるのは、一軍のエース京本。
投球練習から格の違いを見せ付けます。
打順が回る白石兄弟への、海堂さんの指示は、
『あの練習』を実践すること −
兄は打席にたつなり、いきなりバントの構え―
あの練習とは、俊足の兄弟を生かすためのバント練習でした。しかし、
(クズがいくら小細工をしてもしょせん四流)「一流には通じねえのさっ!!」
京本の球を目に留めることさえできずに2−0に追い込まれます。
兄はタイムをとって、海堂に指示を仰ぎますが、「あくまでもバント」です。
正直いって点を取れる確率はかなり低いのですが、
どんな形にしろ、バットにあてることから攻撃は始まるというのが海堂の考えなのです。
結局、兄はバットに当てながらもスリーバントを失敗してしまいます。
その悔しさを晴らすことを託された弟は、前へ転がすことに成功しますが、
投手の正面だったために、間一髪でアウトになってしまいました。
- 24 :4番投手アラスジ :2007/04/06(金) 22:59:01 ID:Xi0tUKZK
- 二死無走者でまわってきた三番は檜あすなろ。
アウトに倒れた二人は、「もう一度オレたちにチャンスをくれっ」と涙ながらに訴えます。そして、残りのメンバーも。
学芸会なんかでいつも木の役ばかりだったというあすなろは言います。
「この試合だけは、僕たちが主役になるんだ!!」
打席に立ったあすなろはバットを横に寝かせ、グリップを余らせて構えます。
ミートに徹した構えです。
ひとりで黙々と素振りに励んでいた夜が思い起こされます。
そして2-0からバットに当てた打球は・・・
「え?」
「え?」
「えーっ?」
ライト前へのテキサスヒットとなりました!
迎える四番は海堂。元一軍の四番で「桜高の落合」とまで呼ばれた男は
「主役になるのはオレたちだ!!」
レフトスタンドに飛び込む2点本塁打を放ち、これでコールド負けはなくなりました。
- 25 :マロン名無しさん :2007/04/06(金) 23:53:05 ID:???
- 海堂スゲー!!一体こいつは何者?
- 26 :マロン名無しさん :2007/04/07(土) 00:01:15 ID:???
- あのバッティングフォームは落合を意識してるのか?
あまりにも極端に腕を伸ばしすぎなんだが。
- 27 :マロン名無しさん :2007/04/07(土) 00:43:12 ID:???
- ルックスも高校生離れしてるな
- 28 :マロン名無しさん :2007/04/07(土) 14:59:12 ID:???
- でも野球部の四番てかなりモテるよな。
あんな顔してオッパイ揉みまくりなんじゃ・・・
- 29 :4番投手アラスジ 1/2 :2007/04/07(土) 23:05:02 ID:???
- 第4話「史上最大の攻撃」
一回の裏、海堂のホームランでコールド負けをまぬがれた第三野球部は、
がぜん元気を取り戻し、10対2のまま5回裏まで進みました。
ここまで試合が長引くことが理解できない監督に気づいた海堂は(あんたにはわかりやしないんだ。)
一年前の夏を思い起こします。
1987年、夏、甲子園準決勝。
桜高校のベンチ裏では、連投に次ぐ連投で苦しむエース工藤をかばい、交代を訴える海堂の姿がありました。
「ダメだ。続投だ。」監督は冷徹に言い放ちます。
桜高校は敗れ、肩を壊した工藤は、野球を辞め、学校を辞めたのでした。
そして、校長室で、大笑いをする人間から大金を受け取る監督の姿を海堂は目撃し、
彼を殴ったのです。
(オレたちは機械じゃない。生身の人間なんだ。
だからオレたちはあんたには負けるわけにはいかねーんだ!)
海堂は執念で三塁打を打ちます。
一死後、6番・小西は、海堂の作戦で味方からもデブデブ野次られます。
それに乗って一軍バッテリーも悪ふざけ、小西の頭部を狙いますが、
「オレはデブじゃねーーっ!」
怒りの大根切スイングで打ったボールは場外に消える2点本塁打。
これに京本は怒り狂い、7番・高橋には、今度こそ顔面に死球をぶつけます。
- 30 :4番投手アラスジ 2/2 :2007/04/07(土) 23:10:21 ID:8RlR42pO
- みんな心配しますが、高橋は
「ボクは平気です。それより、塁に出られることの方がうれしい!」
と言います。
運動神経も野球センスも無い高橋は、根性だけは人に負けるわけにはいかないと誓うのでした。
しかしこれが京本の怒りを更に大きくさせ、8番・村下夕子にまでボールをぶつけてしまったのです。
「あやまれ」
怒り、京本に詰め寄ろうとするあすなろをとめたのは、
なんと9番・斉藤輪大。
グラウンドの借りはグラウンドで返すんだという斉藤。
「投げる前に一言いっておくんだな・・。女の子泣かしちゃ・・」 ぼ〜っとした斉藤の顔つきが
「いけないんだな!」 激しく変わった!
打球は京本の帽子を吹き飛ばすセンター前ヒットでなんと満塁。
ここから白石兄弟の連続スクイズ(弟はセーフティスクイズ)と
あすなろ・海堂の連打で3点をとり、この回だけで5点奪取。
3点差まで詰め寄りました。
「最初に言ったはずだがな!オレたちは負ける試合をしにきてるんじゃない!!」
海堂は笑みを浮かべ、言うのでした。
- 31 :マロン名無しさん :2007/04/07(土) 23:52:10 ID:???
- 京本最低だな
- 32 :マロン名無しさん :2007/04/08(日) 00:30:35 ID:???
- クズの見本市のような一軍だな。
帽子飛ばすんじゃなくて当てりゃ良かったのに
- 33 :マロン名無しさん :2007/04/08(日) 13:36:48 ID:???
- 斉藤はなんで三軍にいるんだ?
- 34 :マロン名無しさん :2007/04/08(日) 15:35:53 ID:???
- 斉藤かっこいいぜ
- 35 :マロン名無しさん :2007/04/08(日) 21:48:45 ID:???
- 三軍の9番打者にジャストミートされる京本ってなんなんだ?
これ春の甲子園の話題が一切ないから
秋の地方大会で敗れてるんだよな。このピッチャー。
- 36 :4番投手アラスジ 1/2 :2007/04/08(日) 22:53:21 ID:???
- 第五話「アクシデント」
3点差に詰め寄った第三野球部。
あすなろの球は回を追うごとに走り、球質も重くなっています。
加えて、一軍選手の慢心からくる大振りもあり、追加点を許しません。
しかし7回二死、監督が修正をかけます。
いつでも点を取れるという考えは捨て、冷静な野球をするよう、指示します。
落ち着きを取り戻した一軍選手はボールを選び、
センター返しとバントを絡め、チャンスをつくります。
そして迎えた次の打者もピッチャー返し。
ここでセンター前に抜かせるわけにいかないあすなろは、なんと右手の平で打球を防ぎます。
この執念に一軍の顔つきが一変します。
「今まで僕たちを笑ってバカにしてた人たちが、今は真剣な顔をしています・・・
ボク、うれしいんです。全力でぶつかってくる相手には全力でこたえる・・・
それが礼儀とうものですよね?海堂さん」
鼻血を出し、息をきらしながら言うあすなろに(たいしたやつだと)海堂も感心し、ナインの気持ちも昂ぶります。
- 37 :4番投手アラスジ 2/2 :2007/04/08(日) 22:55:44 ID:???
- しかし、あすなろが次の球をなげると
「うっ」
右手を痛めたため、力の無い球がど真ん中に!
「もらったあ〜〜!」
と一軍もスイングしますが、なんと空振り。
次の球も同様に空振りします。どうやらボールが落ちてる様子です。
海堂が握りを確認すると、なんとそれはパームボール。
偶然にもあすなろは変化球をみにつけていたのです。
コントロールがいいだけで選ばれただけなのに信じられない・・・
と白石のどっちかが驚いていると、海堂は、さらに仰天の真実をみんなに見せます。
なんと、二人の手を比べると、あすなろの手の平が海堂より大きいのです。
こいつは投手向きの手をしてるんだよ。ニヤリとします。
「お前たちのエースはこのオレよりでかい手をしてるんだ!どうだ!わかったらさっさと守備につけ!!」
盛り上がる第三野球部ナインは、このまま9回まで一軍に追加点を許さないのでした。
そしてついにやってきた9回の裏、泣いても笑っても、これが最後の攻撃です!
- 38 :マロン名無しさん :2007/04/08(日) 23:31:50 ID:???
- ピッチャーって手がでっかいほうが有利なの?
- 39 :マロン名無しさん :2007/04/08(日) 23:47:08 ID:???
- 玉もちがよくなるとかいう話を聞いたことはある。
詳しい人プリーズ
ところで、これじゃあすなろの手がとんでもなくバカでかいことになるんだが
誰一人きづかなかったのか周りの奴ら?
- 40 :マロン名無しさん :2007/04/09(月) 06:22:04 ID:???
- しかし、恐ろしくテンポが早いな。
普通野球漫画と言ったら一球投げるのに一週かかるってイメージなのに。
- 41 :マロン名無しさん :2007/04/09(月) 11:19:12 ID:???
- もともと圧倒的な実力差があるからサクサク進めてごまかしてるんじゃないか?
「オレはこの一球に、すべてをかける!」
「オレはこの一振りにすべてをかける!」
とかやっても負けなきゃオカシイもん。
- 42 :4番投手アラスジ 1/3 :2007/04/09(月) 22:57:09 ID:???
- 第六話「背水の陣」
9回裏、第三野球部最後の攻撃はすでに二死。
白石兄がバントの構えをすると、猛然と一軍内野陣が前にダッシュしてきますが、
なんと兄はプッシュバントを成功させ、出塁します。
続く弟は意表をついたバスターで、二死一,二塁。
この試合の立役者であるあすなろに打順がまわってきます。
自分がでればなんとかなる。
あすなろは必死に粘り、京本の変化球にも食らいついていきます。
この執念はいったいどこからくるものなのか−監督が思案していると・・・
キィン
打球が前に飛びます。右中間に伸びる打球。ライトが飛びつきますが・・・
「ぬけた〜〜〜〜〜〜〜〜っ!」
完全な長打コース!ランナー二人が生還してとうとう1点差、
そしてあすなろは、
(あのホームベースを僕が踏めば・・・!同点なんだ!)
なんと三塁を回ります!!が・・・・
- 43 :4番投手アラスジ 2/3 :2007/04/09(月) 23:00:11 ID:???
「!」
その手前で転んでしまったのです。そして、ボールは捕手に返球されてきました。
「どうしてなんだろう・・・
どうして・・どうして・・僕はいつもグズでのろまなんだろう・・・
どうして・・・どうして・・・届かないんだろう・・・
どうして・・・僕はいつも・・・・・・・・・」
倒れ、涙を流すあすなろに向かい、夕子は本塁にたって言います。
「ここまでくるのよ、あすなろ君。君はグズでのろまなんかじゃないっ!
君は立派な勇気のある人間よっ!誰も君を笑うやつなんていやしないわ!
だからここまでくるのよっ!」
他のナインも、本塁に立ち、涙を流し、あすなろに呼びかけます。ここまでくるんだ。と。
その言葉を受け、ズズッと地面を這いながらも、あすなろは本塁へ向かうのでしたが、
寸前のところで、一軍捕手が心苦しそうにタッチ。
スリーアウト、試合終了です。
- 44 :4番投手アラスジ 3/3 :2007/04/09(月) 23:03:07 ID:kIpXVZat
- 最後に、あすなろは海堂にお礼を言いますが、
海堂は礼をいうのは自分の方だといいます。
第三野球部にたくさんのことを教えられたというのです。
そして最後の監督命令として、この日のことを絶対に忘れずに、
これから先、つらいことや悲しいことが起きたときには、この胸にしまったものを思い出すように言います。
「お前たちはよくやった!
立派だった!
ガッツがあった!
男らしかった!
努力した!
やさしかった!
そしてなにより・・勇気があった!
みんな顔を上げて胸をはれ!お前たちは負けたんじゃない。自分自身に勝ったんだ!」
みんな涙を流して海堂にすがりつきます。
これで約束どおり、第三野球部は解散かと思われましたが・・・
パチ・・
パチ・・
パチパチパチパチ
観客の生徒から大きな拍手と歓声が沸きあがりました。
「これが答えだ」
と監督はいいます。こんな拍手を受けるチームを解散させることはできません。
第三野球部の解散はなくなったのでした。
- 45 :マロン名無しさん :2007/04/09(月) 23:12:30 ID:???
- いい最終回だった
- 46 :マロン名無しさん :2007/04/10(火) 00:00:41 ID:???
- タッチする一軍捕手の切なそうな顔がいいよな
>>39
他のコマで二人一緒に出てるシーンでも
どう見ても海堂の方があすなろよりずっとでかい手だしなw
あすなろ、握り込めそうなくらいちっこい手じゃないか・・・
まあいいか
- 47 :マロン名無しさん :2007/04/10(火) 00:12:30 ID:???
- あの捕手が京本なら、喜び勇んでタッチするんだろうな、きっと。
まあでも、あすなろの暴走だよな・・・
次は海堂さんなんだから三塁で止まっておけばいいのに。
- 48 :マロン名無しさん :2007/04/10(火) 00:43:27 ID:???
- 海堂は確実に敬遠されるだろ。
なんか5番だけキャラ立ってないからそこでゲームセットになるだけ。
>>46
胸を触られた夕子くらいしか気付いてないだろうな。
- 49 :マロン名無しさん :2007/04/10(火) 02:13:02 ID:???
- 5番って誰だっけ・・・ああ、石井か
この打順どうやって決めたんだろうな
まあ海堂から下位はみんな似たり寄ったり何だろうけど
まだしもソフト経験者の夕子の方が期待できそうな気が
>>48
そのコマだって夕子の手と同じくらいに・・・いや、まあいいかw
新説:夕子の手も海堂より大きい
と思っとくか
- 50 :マロン名無しさん :2007/04/10(火) 06:41:12 ID:???
- 投手・夕子の誕生か?
ソフトボールの投げ方をしたりして
- 51 :マロン名無しさん :2007/04/10(火) 14:39:31 ID:???
- 小西や斉藤を差し置いて5番になるんだから
石井も何か秀でるものがあるんじゃね?
悪玉打ちだったり秘打使ったり
すげえ高いフライ打ち上げたりするかもよ。
- 52 :マロン名無しさん :2007/04/10(火) 19:40:42 ID:???
- それなんていうドカベン?
まあ結局、雨降って地かたまるというか
一軍+レベルアップした三軍で野球部は強くなったわけで
監督は喜んでるんじゃないかこれ
- 53 :マロン名無しさん :2007/04/10(火) 22:01:45 ID:???
- ジャンケンで組んだ打順に意味なんてねーよってのは緑山高校だったか
しかしほんとなら海堂なんて全打席敬遠しときゃ全ておkだよなw
ここはあえてクソマジメに勝負する京本のプライドの高さを褒めておくか
- 54 :マロン名無しさん :2007/04/10(火) 23:00:47 ID:???
- プライドの高さゆえに、描かれているだけで
ホームラン1本、三塁打1本、タイムリー1本許してるわけだがな。
3安打3打点2得点じゃぁ9回は敬遠しても誰も何も言わないだろう。
あと緑山の一番二階堂はそれなりに機能してたよな。
といってもホームランだけだが。
- 55 :4番投手アラスジ 1/2 :2007/04/10(火) 23:03:23 ID:???
- 第七話「9番目の男」
一軍戦の翌日、みんながじろじろとあすなろを見てきます。
あの試合であすなろは一躍、学校の主役となったのでしたが、
当の本人は興奮冷めやらぬようで、授業中ぼ〜っとしてるわ、教科書と野球解説書を間違えるわの調子です。
一方、一軍側は、監督室に海堂を呼び出しました。
スッキリしない京本と捕手の人が第三野球部に対して、再戦を申し込んできたのです。
売られた喧嘩は買うのが性分、と海堂も承諾。
一ヵ月後に、一軍の座を賭けリターンマッチです!
そのことを部員に伝えると、一ヶ月前が嘘のように盛り上がります。
更に、海堂は再試合前に練習試合を組み込んでいました。
相手は、去年の県大会決勝で桜高校に敗れた銚子工業、名門中の名門です。
しかし、一軍を倒し、甲子園を視野に入れる以上、夕子はマネージャーに転身せざるを得ません。
代わりになる人間をみんなで考えると、「一人いるわ」と思いついたのは夕子。
性格に難があるけど、運動神経はとびきりいいらしいです。
- 56 :4番投手アラスジ 2/2 :2007/04/10(火) 23:06:04 ID:???
- 三軍が使用許可を受けた予備グランドに現れた男は、長髪の美男子・田村達郎。
小西と同じクラスで、金持ちで女にモテてキザで嫌な奴。
夕子とはいとこ同士。どうやら夕子に、気があるらしく、肩を抱いてきたりします。
あすなろは心中おだやかではありません。
「汗と泥は似合わない」と入部を断る達郎ですが、
余興として、「夕子の話によくでてくる」あすなろの球を打つことになりました。
野球経験は無いとのことですが、桜高校一軍が手こずったボールを簡単に打ち返します。
いいミートをすると海堂も認めるレベルです。
更に、「次は三塁ベースにあてる」と予告打撃。なんと二回連続で予告通り打球をあてます!
続けて、「一塁ベースだ」と左打席に立ちます。腕が逆ですが、打球は一塁ベースすぐ横を抜けていきました!
夕子によると、達郎は小さいころからテニスやゴルフをやっていて、
テニスは全日本ジュニア準優勝の実績をもっているそうです!驚くべきスイッチヒッターだと海堂も驚きます。
しかし当の達郎は、自分が振り遅れて狙いが外れたことに驚いていました。
(このチビいったい・・・)
「頼む!ウチの野球部に入ってくれ!」と海堂が頭を下げますが、
やはり断ります。しかし、「僕からもお願いします。」とあすなろも頼むと、
「まあいいか。夕子の頼みでもあるしな!」
(それにこのチビ、オレをたいくつさせないでくれそうだぜ!)
と引き受けます。
九番目の男が誕生しました!
- 57 : :2007/04/10(火) 23:07:49 ID:???
- ちょwwwww
お前ら一緒に甲子園めざそうって気はないのかよ!!
- 58 :マロン名無しさん :2007/04/10(火) 23:55:11 ID:???
- 次勝ったら一軍メンバーは切り捨て?
それとも逆にスパイク舐めさせたりするのかな?
- 59 : :2007/04/11(水) 00:13:55 ID:???
- 高橋「スパイクを舐めな。まずはそこの外道エース、お前からだ!」
- 60 :マロン名無しさん :2007/04/11(水) 00:23:04 ID:???
- >スッキリしない京本と捕手の人が第三野球部に対して、再戦を申し込んできたのです。
先週で好感度がうpしたので
捕手の人は京本につき合わされてるようにしか見えないw
それにしても・・・
このマンガ二軍は何をしているのやら
- 61 :マロン名無しさん :2007/04/11(水) 00:38:35 ID:???
- あれだけ済まなさそうな顔して
また試合したいなんて普通は思えないよな>>捕手の人。
- 62 :マロン名無しさん :2007/04/11(水) 01:49:58 ID:???
- >>59
ちょwww
さすが高橋いい根性してるなw
- 63 :マロン名無しさん :2007/04/11(水) 11:12:16 ID:???
- >60
一軍を倒したくらいでいい気になるな。俺たちは野球センスは一軍以上なんだからな。
ただ、ラフプレイの度が過ぎちまって出場禁止処分中よぉ。
- 64 :マロン名無しさん :2007/04/11(水) 14:27:17 ID:???
- オマイラ新キャラはスルーかよw
- 65 :4番投手アラスジ 1/2 :2007/04/11(水) 22:56:44 ID:???
- 第八話「本格派投手への道」
再戦へ向けて、毎日30kmは走るような猛練習を繰り返す第三野球部。
一方、達郎は、テニスコートで女の子たちとさわやかに練習してます。
文句をつける小西と白石兄弟ですが、
これはこれでミートの練習になっているようで、海堂は「あの練習が一番似合ってるのさ」と言います。
筋力トレーニングも行い、非力の石井が握力55まであがったことに喜びましたが、
海堂は83、あすなろは95もの数字を記録しました。
ちなみに小西は45です。
次に投球練習を始めるあすなろに、海堂は、本格派投手になれといいます。
そのためにまず直球を磨くこと。パームボールは封印されてしまいました。
- 66 :マロン名無しさん :2007/04/11(水) 22:58:29 ID:???
- >>64
達郎なあ・・・w
最後のコマ見たら意外にゴツくて海堂並みのガタイだったんで
びっくりした。ウホッ。
- 67 :4番投手アラスジ 2/2 :2007/04/11(水) 22:59:16 ID:???
いよいよ練習試合の日。
第三野球部がグラウンドにつくと、主将が声をかけてきました。
彼を通じてこの練習試合が成立したようです。が、海堂のユニフォームを見ると、
「だい・・・さん・・?第三って?」
三軍ということはさすがに黙っていたようです。本当のことを言うと試合してもらえないと思ったのこと。
主将は、「よほどのわけがあるんだろう」と監督と相談して、第三野球部対銚子工業の試合が決まりました。
これに銚子工業ナインが不満をもらしますが、
ズバーンとミットにボールを投げ込むあすなろの投球練習をみると、言葉をなくしました。
(あれが三軍の球か・・?)
- 68 :マロン名無しさん :2007/04/12(木) 01:46:40 ID:???
- 小西の握力が石井より低いなんて
なんとなくショックだw
クソ力だけはあってほしいタイプなんだが
- 69 : :2007/04/12(木) 09:28:22 ID:???
- オレ石井に負けた・・・・
- 70 :マロン名無しさん :2007/04/12(木) 10:08:02 ID:???
- 銚子の主将がいいヤツ過ぎる。
- 71 :マロン名無しさん :2007/04/12(木) 11:17:01 ID:???
- 主将なんて人間的にでかくないと務まらないんだろう
とかいって桜高一軍の主将が京本だったら笑うけどw
- 72 :マロン名無しさん :2007/04/12(木) 13:13:58 ID:???
- それより、主将に説得される監督って一体・・・・
- 73 :代打 あらすじ 1/2 :2007/04/12(木) 22:02:53 ID:???
- 第9話「真価が問われる時」
投球練習する銚子工業先発投手もズバーンといい音をたてています。
白石兄弟は、さすが銚子のエースだと驚きますが、実は控え投手。
京本を攻略できて、銚子の控えを打てないわけがない、と海堂にハッパをかけられて
自信が出てくる兄弟でしたが、
「なめやがって・・・」
早いとこマウンドから引きずり降ろしてやると、キレたのは斉藤輪大。
目が「あの時」の目になっています。
プレイボール。
先頭の白石兄には、控え投手の球がしっかりと見えていました。
そして得意のバント。内野安打まちがいなしと思われるいいバントでしたが、
「うおおおおおおおおお」
三塁手の指宿主将がすごい顔をして突っ込み、間一髪でアウトに仕留められました。
二番の弟はこれまた得意のバスター。
一二塁間を抜けたかと思われましたが、二塁手がファインプレーを魅せ、二死。
すごい守備に第三野球部は驚きますが、
銚子工業も、一つ間違えれば連打を許していたかもしれないことに驚いています。
- 74 :代打 あらすじ 2/2 :2007/04/12(木) 22:04:45 ID:???
- 三番は田村達郎。
髪型が乱れるからヘルメットはかぶらないは、
ヒットを打ったときの祝福のキスを夕子にもとめるなど、相変わらずです。
しかし、口先だけでない達郎は、一塁線を破るヒットを放ち、二塁を狙います。
が、強肩のライトから、すごい返球がかえってきます。
すべりこんでもアウトだと判断した達郎は、ユニフォームを汚したくないために、
おとなしく二塁前で立ち止まって、タッチアウト。
これには小西が黙っていませんが、高橋がなんとか抑えます。
一回の裏、銚子工業の攻撃。
いやな予感がする監督は、先頭打者に、初球から狙っていくよう指示します。
そして、海堂があすなろに要求した初球は、ド真ん中。
おもいきり投げ込んだ直球を、打者は豪快に打ちますが、
打球はつまって、レフト定位置へのフライに討ち取るのでした。
- 75 :マロン名無しさん :2007/04/13(金) 01:52:55 ID:???
- 指宿主将カコイイなwあの猛ダッシュに惚れたよ。
しかし守備力天下一品、一番から九番までホームランを打てる力がある天下の銚子高相手に
結構いい勝負になってしまいそうなふいんき
これでいいのだろうか
まあ俺はぬる読者なので結構素直にwktkするけどな
- 76 :マロン名無しさん :2007/04/13(金) 04:15:26 ID:???
- 達郎相変わらずだな
- 77 :マロン名無しさん :2007/04/13(金) 11:06:06 ID:???
- 指宿かっこいいよ指宿。
こいつが銚子でのライバル的キャラになりそうだな。
どっかのエ−スとは大違いだ。
- 78 :マロン名無しさん :2007/04/13(金) 14:52:33 ID:???
- >>76
達郎は達郎なりにかっこつけてるつもり
なんだろうけど周りからみたら、ただのバカだよな。
テニスコートでの話し方や、頭にぶつけられたらどうすんだとか
すべってセーフの時はどうすんだとか
- 79 :マロン名無しさん :2007/04/13(金) 19:55:43 ID:???
- ところで、達郎の打席は記録上ではヒットになるんだが
祝福のキスはあるのだろうか
- 80 :代打 あらすじ 1/2 :2007/04/13(金) 23:48:20 ID:???
- 第十話「2回表の猛攻」
銚子工業監督は、なめてかからないよう、指示をします。
初球をみて、二番打者は、三軍とは思えない伸びのある球に驚きますが、
ジャストミートを心がければ打ち崩せると判断します。
そして、外角の球を一塁線へ上手く流し打ちます。
打球を追う小西のあまりの鈍足ぶりに白石がブタブタ言うと、
例によってキレた小西は、一塁へ送球。
これがアウトになり、なんと、長打コースのあたりをライトゴロにしてしまいました。
銚子工業の3番は志野塚政志。
やけにニヤニヤしていますが、
その力は、モデルと思われるあの選手の様な安打製造機で、海堂も警戒します。
あすなろのコースをついた球を、二球続けて大飛球のファールし、その力をみせつけます。
そして三球目、力んだ球が甘く入ったのを見逃さず、右中間へ運びます。
鈍足小西にはどう頑張っても追いつけませんが、
「ガッツ〜!!」
センター高橋がフェンスに顔面をぶつけながらもキャッチしました。
流血し、歯が欠けますが、自分はガッツだけが取り柄だと言います。
- 81 :代打 あらすじ 2/2 :2007/04/13(金) 23:48:41 ID:???
- 2回表の攻撃は4番海堂から。
ブランクがあると、控え投手はなめますが、ライトポール直撃の先制本塁打を放ちます。
腕はおちていないなと指宿が声をかけると、
「今は野球が楽しくってしょうがないんだ。集中力が以前とはまるで違うぜ!」と答えます。
5番あすなろは、粘りに粘り、最後には、フォークを地面ごとすくいあげるレフト前ヒットで出塁。
6番小西は、いつものように白石兄弟にののしられますが、
これも例によってキレて右中間フェンス直撃の二塁打。
あすなろが一塁から一気に生還して2点目を奪います。
続く高橋、石井は倒れて、9番の斉藤が打席に立ちます。
マウンドで話をする銚子工業捕手は、
「あのまぬけヅラを軽くひねろうぜ」と控え投手に声をかけますが、
「聞こえたんだな・・・」
斉藤輪大は地獄耳なのでした。
「僕は・・・まぬけなツラじゃないんだなっ!!」
と「あの顔」になって打ったボールはライト線を破る長打で、小西がホームイン!3-0とします。
銚子工業は、たまらず投手交代。
しかし、
「オラぁやだ」三軍相手になげることに、駄々をこねています。
指示に従わないなら退部だと脅されてやっとでてきたのは、
190cm以上の長身で長い手足と、とぼけた顔をした男でした。
これが銚子工業のエース、桑本聡です。
- 82 :マロン名無しさん :2007/04/14(土) 06:27:56 ID:???
- デブと斉藤便利すぎじゃね?
- 83 :マロン名無しさん :2007/04/14(土) 18:05:03 ID:???
- なんか言われてキレて爆発ウマーキャラってのは
じゃあもう全打席それ言っときゃいいじゃんとか思っちゃうよな
でもライトゴロには燃えた
銚子の監督なめられすぎw
平気で命令無視とかタメ口のいかにもな我儘エース登場
オラワクワクしてきたぞ
- 84 :マロン名無しさん :2007/04/14(土) 18:29:17 ID:???
- 志野塚もなかなかいいキャラしてるな。
なんか起こしてくれそうだ。
いま思うと桜校一軍は京本以外は名無しだからか
wktk分に欠けてたけど、敵にちゃんと個性がある対戦は
面白いね
- 85 :代打 あらすじ 1/2 :2007/04/14(土) 23:09:21 ID:???
- 第十一話「エース登場」
銚子の投手は、一年生エースの桑本。どんな球を投げるのか海堂も知りません。
投球練習もなしで、白石とミニコントを展開した後に、投げた球は
ヒョロロ〜〜ンと音がするただのスローボール。
しかし、白石はタイミングがあわず、ファールの連続で追い込まれます。
これを海堂は、さすが銚子工業のエースだと評価します。
いい加減そうに見える中にも、しっかりタメが効いている
さらに長い腕を生かし、リリースポイントが遅いためにタイミングが微妙にずれていると言います。
さらに、1球ごとにスピードが乗ってきています。
そして、
「肩慣らしはこれでおしまいだっぺ。」
次で三振をとると予告して投げた球は外角高めのボール球・・・・
と思ったところからグゥッと落ちるカーブ!あまりの落差に手が出ません。見逃し三振です。
しかもこれで「30%のでき」だそうです。
チェンジとなり、あすなろがマウンドに向かうと、まだ桑本が立っていました。
桑本はボールをあすなろに渡そうとし、あすなろは帽子をとって、受け取ろうとしますが、
コン
桑本はあすなろの頭にボールを乗せ、
「チビ!」
と嘲るのでした。これには味方の指宿主将も怒りますが、
この方が心置きなく闘えるとあすなろ。背景がなんか燃えています。
- 86 :代打 あらすじ 2/2 :2007/04/14(土) 23:10:26 ID:???
- 2回裏、銚子工業は4番指宿から。
海堂のリードと、あすなろの球質の重さ、コントロールの良さの前に三振に倒れます。
指宿も、最初は三軍ということでなめていたそうですが、力いっぱい闘うと海堂に言い残します。
5番打者も三振に倒れ、むかえる6番は桑本。
ヌッとでてきたかと思えば、打席を通り過ぎ、第三野球部ベンチへ向かうと、
「おめーの名前は?」
夕子を口説き始めました。
「あっちのチームにも馬鹿がいたか」と達郎。
口論の末、ホームランを打ったらデートということに決まってしまいます。
「夕子ちゃんとデートだっぺ!」
初球は、海堂も見えないスイングで、レフト場外へぶっ飛ばす超特大のファール。
とんでもない打者です。
二球目も、桑本はボールを捕らえます。が
「ン!?」
力負けし、一塁側へのファールフライになります。
誰も取れないと思われた打球でしたが、あすなろが猛然とダッシュし、
フェンスにぶつかりながらも捕球。
2回裏も三者凡退で抑えました。
打席に立ち尽くす桑本。その横をあすなろが通り過ぎるとき、ボールを上に投げます。
「このでくの坊」
ボールは桑本の頭にコーンとあたり、転がります。
「このチビ〜〜・・・・」桑本の背景もなんか燃えています。
- 87 :マロン名無しさん :2007/04/15(日) 00:58:11 ID:???
- ちょwwww
あすなろ
かなり負けず嫌いだなw
- 88 :マロン名無しさん :2007/04/15(日) 04:33:51 ID:???
- ミニコントw
一ヶ月もフロ入ってなかったら浮浪者レベルで
さすがにチームメイトも同じベンチに入れないだろうから
まあ言うだけで本当はいいとこ一週間前後だなw
しかしエースがこれでは指宿キャプテンは苦労しとるだろうな
監督は頼りにならなそうだったし
そんないい加減問題児エースもあすなろ相手に燃えモード着火か
王道だけどやっぱり燃える展開だぜ
- 89 :マロン名無しさん :2007/04/15(日) 13:40:23 ID:???
- 指宿の顔なら、愚痴をこぼしながら一升ビン片手に晩酌してても
何の違和感もないな。頼りにならない監督とか
臭いエースとかいつもニヤニヤの三番とか
中間管理職なみにストレスたまりそうだ
- 90 :マロン名無しさん :2007/04/15(日) 20:00:54 ID:KY2JV3mo
- ちょw ニヤニヤは別に悪い事してないw
ニヤニヤするだけでいらつかせるのかw
- 91 :代打 あらすじ 1/1 :2007/04/15(日) 23:34:19 ID:???
- 第十二話「銚子工業の秘密兵器」
桑本の大きなタテのカーブ「三階カーブ」は、しり上がりにキレがよくなり、達郎も三振に切ってとられます。
方やあすなろも気迫のこもった投球を続けますが、銚子工業打線が粘ります!
それでも守備陣がなんとかふんばり、3-0のまま、6回を終了。
不気味なことに、桑本は、2回以降まったくバットを振ってきてません。
しかしこの時点であすなろの投球数は164。
逆転されるのはこの回あたりだと達郎は言います。
銚子工業ナインの余裕の笑みと、打者のタイミングが合ってきていることが証拠です。
「逆転の銚子工業」の異名どおり、
7回裏、打者はバットを短くもち、シャープに叩くことを意識して3連打。
無死満塁です。ここで迎えるのは3番志野塚。
海堂は、恐れずにミットに向かって投げ込むよう、あすなろを元気付けるのですが、
「 コ ン 」
初球スクイズでとうとう1点を許します。
次は指宿。チャンスになればなるほど燃えるという男は、
(打つ!オレは打つぞ!!)「必ず打ってやる!!」
と意気込みます。苦手の内角高目をつかれても
(オレは打つ!!)「うおおおっ!!」
すごい眼をしながら、バットに当てます。
そして根っこにあたり、内野フライかと思われたあたりは
指宿の執念そのままに伸び、右中間を破る二塁打で二者生還。同点になってしまいました!
5番一塁手、久田はあすなろの球を狙い打つ安打。観客の運動部員も盛り上がります。
1死1、3塁で迎えるのは、6番桑本。
「この場面を待っていたぜ・・・
二回の裏の借りを、のしつけて返してやるっぺよ〜〜!」
- 92 :マロン名無しさん :2007/04/16(月) 01:58:38 ID:???
- もはや当然のようにフェンスにぶつかって行って2コマで片付けられる高橋が心配だ
この先全試合こんな感じなのか高橋は
>>84
三番スクイズキター
地味になんか起こしてくれたなw
ニヤニヤ笑いがスクイズのイヤらしさを際立ててるよ
直後の対照的な指宿気迫二塁打とのコンボも(・∀・)イイ!!
- 93 :マロン名無しさん :2007/04/16(月) 08:54:12 ID:???
- 指宿の顔ちょっと怖いよ。w
なんていうか、思い込みというか暗示で打ってる。
こういうのが社会にでた時に変な団体に入りそうだ・・
- 94 :マロン名無しさん :2007/04/16(月) 12:11:12 ID:???
- こいつら試合の度にこんなプレイしてたら死ぬぞ
- 95 :マロン名無しさん :2007/04/16(月) 15:04:33 ID:???
- >>93
指宿キャプテンは>>89の通り常に精神的にいっぱいいっぱいなので
そっとしておいてあげてください
- 96 :マロン名無しさん :2007/04/16(月) 18:06:13 ID:???
- あれだけファインプレーを繰り返せる高橋の脚って
とんでもなく早いんじゃないか?
秋山並の守備範囲だぞあれ。
- 97 :代打あらすじ1/3 :2007/04/16(月) 23:13:48 ID:???
- 第十三話「最強の六番打者桑本」
同点の7回裏、1死1,3塁の場面で迎えるのは桑本。
マウンドのあすなろは浮き足立ち、弱気になってしまっています。
海堂は、長い腕をした桑本の弱点を、内角ヒザ元の速球と判断し、要求します。
しかし、あすなろの投げた球は、要求とは違い上ずってしまっています。
初球は桑本が見逃しますが、二球目は、
「いい加減にしやがれ!」
とんでもない唸りをあげてレフトのはるか場外に消えていくファールボール。
「おいチビ」
桑本はマウンドに向かい、バットをあすなろの頭に乗せると、
「おめード頭かち割ったろうか。」
今までケンカでもなんでも負けたことがない自分はあすなろの最高の球をブッ叩かないと気がすまない。
だから二回の時のような球を投げて来いと挑発してきます。
しかしこれは逆効果。さらに弱気になったあすなろは、封印されたパームで逃げようとしますが・・・
- 98 :代打あらすじ1/3(その2) :2007/04/16(月) 23:14:42 ID:???
- フ ワ
ポ ー ン コロコロコロ
- 99 :代打あらすじ2/3 :2007/04/16(月) 23:15:43 ID:???
- ミットまで届きません。
これを桑本は笑い、海堂は、あすなろを殴り飛ばします。
「誰があんな球なげろと言ったーっ!誰が逃げろと言ったーっ!
お前はオレのことが信じられんのかーっ!立てっ!もっとブン殴ってやる!!」
あすなろの首根っこをつかむ海堂を、他のナインが必死に抑えます。
「ダメなんです・・」
どこへ投げてもきっと打たれると、あすなろはうつむいて言いますが、
「そんなのあすなろ君らしくないわ」と言うのは夕子。
あの1軍戦で使っていたボールを見せ、
「みんなも忘れるはずがないよね。このボールにみんなの思いがどれだけこめられているか」
夕子はそのボールをあすなろに手渡し、両手でギュッと包み込みます。
男は、いつでも真正面から堂々と勝負だと勇気付けます。
そんなんで抑えられるんなら苦労はしないよなと、それを笑うのは達郎。
「お前みたいな奴に何がわかる」と、これに小西は怒るのでしたが、
その直後、あすなろに向かって
「すまん!」と土下座します。
正直に言うと、小西も、また打たれるんじゃないかと疑っていたというのですが、
あすなろが苦しんでいたのにそんなことを考えていた自分を恥ずかしく思い、
今は違う。あすなろのことを信じている。と言います。
他のナインも続きます。
「オレたちがどんな球でもとってやる」
「そうだ!だから思い切りなげてこいよ。あすなろ!」
- 100 :代打あらすじ3/3 :2007/04/16(月) 23:16:29 ID:???
- 『みんなを信じること』を思い出したあすなろは、いつも全力で立ち向かうことも思い出し
「その球だ!!」
桑本が望んでいた球を投げ込みます。
「う・・・・うおおおーっ!!」
ヒザ元の速球に詰まりますが、打球はレフト線際に落ちそうな当たり。
しかしこれを、
⊂(゚Д゚,,⊂⌒`つ≡≡≡ ズ サ ー ッ
達郎が飛び込んでキャッチ!浅いフライで、走者もタッチアップできません。
「へっなにもお前たちの仲間になろうと思って飛びついたわけじゃねーんだ
間に合いそうだから飛びついただけさ!
しかし泥まみれのユニフォームもオレが着るとオシャレかもな。な?あすなろ」
- 101 :マロン名無しさん :2007/04/17(火) 00:36:26 ID:???
- やっぱりどこかネジが飛んでるな>達郎
- 102 :マロン名無しさん :2007/04/17(火) 01:23:52 ID:???
- いや、そんなことは登場したときからわかってるw
だが今日の達郎はカッコヨス
- 103 :マロン名無しさん :2007/04/17(火) 01:32:55 ID:???
- ぜいたくに一レス費やした>>98に噴いたw
パームは本当にこの先もう使わないのか?もったいない気もするなー
しかし海堂が殴り飛ばすまでやるとは思わなかった
結構驚いた
本気桑本いいな
他の先輩と違って後輩ににらまれても全く意に介さない
それどころか面白がってる様子のニヤニヤは
やっぱり一味違うクセ者だ
- 104 :マロン名無しさん :2007/04/17(火) 06:31:21 ID:???
- 達郎かっこよかった
- 105 :マロン名無しさん :2007/04/17(火) 13:38:39 ID:???
- 達郎見直したぞ
- 106 :マロン名無しさん :2007/04/17(火) 14:18:43 ID:???
- 達郎はかっこよかったがズサーッにワロタw
せっかくの男前がww
- 107 :マロン名無しさん :2007/04/17(火) 20:56:13 ID:???
- 達郎を動かしたのはデブの涙か
感動的だ
- 108 :あらすじ1/2 :2007/04/17(火) 23:29:30 ID:???
- 第十四話「三軍の気迫」
高校野球の名門中の名門校と、三軍の試合が同点のまま終盤を迎えているという情報は
銚子工業運動部の間に瞬く間に流れ、観客が多くなってきました。
8回裏二死1,2塁で、志野塚の打球はあすなろの左足首を直撃!
処理がよく、アウトにしとめますが、その表情は痛そうで、ヒョコヒョコと足を引きずっています。
観客が多ければ多いほど調子が出てくるという桑本の3階カーブは只今90%。海堂にも打つ手はないそうです。
打席に立つのは桑本に対して3打席3三振の達郎。
カッコばかりつけてんじゃねーという白石の言葉に、睨み返すと、白石は素直に謝ってしまいました。。
夕子もはじめて見るという目。このまま終われない達郎は左打席に立ちます。
セオリーから言えば、不利な左対左ですが、なりふりかまわず、
少しでも塁に近いほうを選んだのだろうと海堂は分析します。
投げる桑本の3階カーブは95%!!
達郎は、ボールを点ではなく、線で捕らえることを意識してスイングすると、
ガ キ ッ
当てた!ボテボテのサードゴロですが、桑本が無理矢理とって送球した球は一塁手の手前でショートバウンド。
⊂(゚Д゚,,⊂⌒`つ≡≡≡ ズ サ ー ッ
っと、達郎のヘッドスライディングもあってか、一塁手ははじいてしまいます。
タイミングはアウトだったのにヘッドスライディングする達郎に小西は
「少しは好きになってやってもいいぞ!」と声をかけますが、
「男に好きになってもらってもしょーがねーんだよ。このデブ!!」と達郎
- 109 :あらすじ2/2 :2007/04/17(火) 23:30:28 ID:???
- 一方銚子工業は、失策を謝る久田に、
「このヘボ!」
桑本は先輩に不謙遜な態度を見せ、久田も怒りの表情を見せます。
「オラの球がかするわけねえっ!」
桑本の初球を、海堂はセーフティバント!
三塁前に転がるのを、左利きの桑本が、ムキになってとりに行きますが、
「あ あ くそっ あ あ あ」
お手玉してしまいます。
なんとも形容しがたい微妙な空気・・・「どっちがヘボなんだよ」と久田。
指宿主将だけが声をかけます。
次打者はあすなろですが、桑本は99%のボールを宣言します。
しかし初球は「つい手元が狂っちまった」ビーンボール。間一髪でよけますが
先ほど痛めた左足が腫れあがっていて、なかなか立ちあがることができません。
海堂は心配しますが、
「あっちが99%のピッチングでくるなら、
こっちは100%の気迫で勝負です!!」
と打席に立ちます。
- 110 :マロン名無しさん :2007/04/17(火) 23:59:03 ID:???
- 達郎はあれだろ
ズサーッてやりたいだけだろw
- 111 :マロン名無しさん :2007/04/18(水) 01:39:29 ID:???
- >指宿主将だけが声をかけます。
指宿がまた神経をすり減らしている…(つд`)
- 112 :マロン名無しさん :2007/04/18(水) 09:39:57 ID:???
- ニヤニヤはやっぱりやらかしてくれるな。こえぇ。
しかし指宿はほんとにストレス溜まりそうだな。このチーム。
- 113 :マロン名無しさん :2007/04/18(水) 16:01:04 ID:???
- 指宿は銚子工業の良心
- 114 :マロン名無しさん :2007/04/18(水) 22:04:04 ID:???
- 達郎の中でズサーッブームがw
- 115 :マロン名無しさん :2007/04/19(木) 00:39:13 ID:???
- 第十五話「執念が生んだ奇跡」
相手の以上の気迫で立ち向かうんだと打席に立つあすなろですが、
桑本は、自分を熱くさせた礼として、100%の球を投げ込みます。
とんでもない落差のカーブにバットは空を切ります。
しかも、左足がまた痛み出しました。
心配して、もう止めようという夕子に向かって
「うるさい!」
あすなろが一喝すると、夕子は怒ってベンチへ駆け出してしまいました。
そのとき、斉藤輪大はレフトスタンドポール際に、京本と捕手の人を見つけます。
「どう見たってあの球は打てねーよ。この裏にサヨナラ負けだ」と京本は笑います。
「なめやがって」
例によって斉藤が燃えます。
あすなろも、
「意地でもあの球に当てて見せますから!この打席、僕に任せてください!」と海堂に言います。
カウントはいつのまにか2-0に追い込まれています。あと一球。
あすなろが足を怪我していることに桑本も気づいていますが、
(おめーがそういう眼をしている限り、手は抜けねーっぺ!
と3階カーブを投げます。
食らいつくという執念とともにスイングすると、バックネット方向へのファール!
あすなろが3階カーブを当ててしまいました!
「まぐれは二度とつづかねぇっぺ!!次は・・・120%だ!!くたばれっ!!」
桑本が全力で投げます。
- 116 :4番投手アラスジ 2/2 :2007/04/19(木) 00:40:13 ID:???
- ズキ
こんなときに、また左足に痛みが走りました。
(痛い!!足が・・・足が!!)
左足をかばい、足をあげるそのバッティングフォームは、偶然にも、一本足打法!!
しかも、タイミングはドンピシャで、打球はレフトへ向かって伸びていきます!!
ドカッ
惜しくもレフトフェンス直撃!でもこれで点が入る!
かと思われましたが、あすなろは走れません。ヒョコヒョコと一塁に向かいますが、
返球のほうが早く、アウトになってしまいました。
無得点に終わりましたが、120%3階カーブを完璧に打たれた桑本は呆然と肩を落とし、
第三野球部は喜びに沸きました。
しかし、あすなろには、懸念事項が1つ残っています。
ベンチに向かい、夕子にさっきのことを謝ります。
「まあいいわ。反省してるみたいだから許したげる。そのかわり・・・・
負けて帰ってきたら承知しないぞっ!」
笑顔で振り返ってくれました。
いよいよ9回裏です。
- 117 :マロン名無しさん :2007/04/19(木) 01:34:03 ID:???
- 捕手の人はそろそろ名前をつけてあげてもいいと思うんだ。
- 118 :マロン名無しさん :2007/04/19(木) 02:19:22 ID:???
- 第三野球部が来た時銚工の監督が「せっかく遠くからきたんだ」って言ってたのが
今になって気になって来るんだ、具体的にどのくらいあるのか
まさか京本と捕手の人もそんな遠くからわざわざ来るなんて思わなかったからさw
捕手の人また付き合わされてるように見えるが
「レフトーっショートに中継だー!ショートは一塁に送球しろはやくしろーっ!!」
監督が初めて役に立ってみせた瞬間
- 119 :マロン名無しさん :2007/04/19(木) 09:26:59 ID:???
- 社交辞令もあるにせよ
イメージとしては電車で20分程度かな<遠くから
1時間も2時間もかかるような所来たとしたら
京本ー!
少しは好きになってやってもいいぞ!
- 120 :マロン名無しさん :2007/04/19(木) 15:14:53 ID:c5NAlWY+
- 佐倉と銚子ってそんな遠いかな?
- 121 :マロン名無しさん :2007/04/19(木) 15:57:09 ID:???
- あ、「桜=佐倉」なのか
桜高自体どこにあるのか全くイメージできてなかった
久しぶりに俺の駅すぱあとが火を噴くぜ
佐倉−(JR総武本線)−銚子
65.2km 15駅
時間 1時間31分
片道 1,110円
ちょ・・・・!!!京本・・・・!?Σ (゚Д゚;)
- 122 :マロン名無しさん :2007/04/19(木) 19:33:07 ID:???
- 捕手の人ー!
少しは好きになってやってもいいぞ!
- 123 :代打あらすじ 1/2 :2007/04/19(木) 23:00:54 ID:???
- 9回の裏、銚子工業の攻撃は4番サード指宿から。
しかし、足を痛めながらも必死に投げるあすなろに銚子工業の観客から応援の声援が飛びます。
指宿は粘り、すっぽぬけた球をライトへかっ飛ばします。
あらかじめ深めに守備をとっていた小西がフェンスによじ登り、懸命にキャッチします。しかし
「わーっ落ちる落ちるーっ わーっ」
スタンド側に落ちそうになります。これを高橋、白石兄弟、斉藤が必死に引き上げます。
小西は生ケツを晒しながらもグランド側に戻ってきて、めでたくライトフライです。
惜しくもベンチに帰る指宿は、自分たちもなりふりかまってはいられないぞ。と
どこか清清しい表情を見せますが、カーブを打たれて沈んでいる桑本に気づきます。
意外となさけない奴だという他の部員の言葉に桑本は反応し、絡むと、
「やめた!」
たかが練習試合で必死になってやってられないから、もうやる気がないと言い出します。すると、
バ キ ッ
「お前は恥ずかしくないのか桑本」燃える男・指宿がこれに怒ります。
第三野球部は、今の桑本にはないものをもっている。
「それは勝利への執着心だ。結果も見ずに勝負を投げ出すのは一番恥ずかしい行為だぞ!
たかが一度打たれたくらいでヤケになるな!!
男だったら失敗した悔しさを倍にして返してやれ!!」
指宿は桑本に、バットを差し出します。
「自分のプライドを取り戻して来い桑本!」
- 124 :代打あらすじ2/2 :2007/04/19(木) 23:01:51 ID:???
- (国語の教科書にもでてこねーよーなダセー台詞はきやがって)
と内心思っている桑本ですが、打席に入ると、バットを短く持ち、ミート狙いのバッティングをしてきました。
顔つきも変わっています。なんとか塁にでようと必死の形相です。
しかし、あすなろはため息をつき、ひょこひょこと打席に近づいてきます。
「桑本さん、忘れたんですか?」
桑本のバットを指差し、
「バットを持つ位置がちがってますよ!!」
「ク・・ク・・
ククク・・・・ククク
そうだったよなチビ・・・・
すっかり忘れていたっぺよ。
よく考えたらこれはチームが勝つための握りの位置だ。
だがよ・・・
おめーとの勝負に勝つための握りは・・・
たしか・・・・
たしか、こんくらいだったよな?」
桑本は怪しげな笑みを浮かべ、バットを思い切り長く握りなおしました!!
桑本を一言でその気にさせたことに指宿は驚きます。
もう勝手にしやがれと海堂は嬉しそうに呆れます。
(チビ・・・おめーにひとつ教わったぜ。
なんて嬉しい奴なんだおめーってやつは!ワクワクしてくるっぺよ!!
望みどおり全力勝負だ!!)
第十六話「勝利への執着心」
- 125 :マロン名無しさん :2007/04/20(金) 01:33:28 ID:???
- 熱血教師指宿の鉄拳制裁キタw
監督よりずっと教師に向いている、「名勝負だ!」言うてる場合じゃないよ監督
意外と素直な桑本
叱られたい年頃だったんだな
- 126 :マロン名無しさん :2007/04/20(金) 12:08:47 ID:+dcPdLHx
- >>121
同じ千葉県内なのに以外と時間かかるな
- 127 :マロン名無しさん :2007/04/20(金) 14:17:04 ID:???
- 桑本の笑い方コエェ!
なんかいつのまにかライバル関係になってるな。この二人。
- 128 :マロン名無しさん :2007/04/20(金) 16:12:40 ID:???
- やべぇ、熱すぎるw
- 129 :マロン名無しさん :2007/04/20(金) 23:04:07 ID:???
- >>127
そんな・・・
わざわざ往復3時間2220円(推定)かけて
偵察(笑)に来てくれた京本の立場は・・・
- 130 :代打あらすじ1/2 :2007/04/21(土) 00:13:04 ID:???
- 第十七話「9回裏の対決」
9回裏二死ツーナシング。左足を負傷しているあすなろには、あと一球が限界です。
その最後の一球に、海堂はヒザ元の速球を要求しますが、あすなろは首を横に振ります。
仕方なく、外角低め、外角高め、内角高めを要求しますが、すべて拒否されてしまい、
(まさかここだというのか!?)
ド真ん中に構えると、あすなろは力強く、首を縦に振ります。
これを盗み見た桑本は、不敵に笑います。
「ますますおめーのことが好きになったぜ。チビ。」
海堂はたまらずタイムを取り、マウンドに向かいますが、
ド真ん中に投げるのは当然だとナインに言われます。
「『これが男意気』ってもんなんだな!」と斉藤。
達郎までもが、それが当然だと言い出します。これでは海堂も認めるしかありません。
あすなろのここまでの頑張りと男意気に桑本は
「バックスクリーンに叩き込んでやる」
予告ホームランで応えます。
最後の一球、とんでけ!ど真ん中!
「うおお」
ヘルメットを吹っ飛ばすほどのフルスイングをした桑本。
ボールはセンターはるか上空へかっ飛ばされたました。
- 131 :代打あらすじ2/2 :2007/04/21(土) 00:14:21 ID:???
- 「決まったっぺよ。場外にぶっ飛んできえちまったっぺよ。」
と勝ち誇った桑本はベースランニングに入ります。
京本も、「いわんこっちゃねー」と帰ろうとしますが、
ほんとに場外なのか自分には見えなかったと、一軍捕手の人は言います。
第三野球部のナインも、本当に場外なのか半信半疑で上空を見上げます。
センターの高橋はグラブを構えて見上げていると・・・
「あーっ 落ちてくる!ものすごく高いセンターフライだったんだあ!」
落ちてきたボールを高橋が取ってスリーアウト!
桑本を討ち取りました。
当の桑本は信じられない様子ですが、落ちてきたボールは、
皮がボロボロに、はがれている状態でした。あすなろと桑本がぶつかりあった結果、ボールはこんな無残な状態になり、
風の抵抗をモロに受けて、ただのセンターフライになってしまったのでした。
照明も点き、延長だと意気込む桑本ですが、監督は、ここまでだと試合を止めます。
あすなろがもう投げられないのを見ての判断で、桑本も諦めるしかありません。
この練習試合は引き分けという結果に終わりました。
激闘をみせてくれた第三野球部に、客席からも、相手からも、ねぎらいの声がかかります。
桑本もあすなろを肩車し、ロッカーまで連れて行ってくれます。
「しかしたいしたライバルの登場だっぺよ。次に会うときは最初から100%全開しねーとな。」
- 132 :マロン名無しさん :2007/04/21(土) 01:44:03 ID:???
- ボロボロボールうさんくせえwwwけど
真っ向勝負でものすごく高いセンターフライ燃えたから
ここは素直にだまされておく!
肩車とライバル認定に、今俺の中で桑本株急上昇
- 133 :マロン名無しさん :2007/04/21(土) 12:12:56 ID:???
- 達郎どうしちゃったんだよ達郎
- 134 :マロン名無しさん :2007/04/21(土) 12:36:41 ID:???
- こいつら青春しすぎてるなw
- 135 :マロン名無しさん :2007/04/21(土) 15:05:11 ID:???
- つ 京本
- 136 :マロン名無しさん :2007/04/21(土) 22:29:49 ID:???
- 結構本気で京本はあすなろのライバルになると思ってたのにw
まあ、同じチームっつうか部員同士なんだから力合わせてけよとは思うがw
- 137 :代打あらすじ 1/2 :2007/04/21(土) 23:17:22 ID:???
- 第十八話「監督の秘密」
一軍と互角に戦い、銚子工業に引き分けた第三野球部は校内で一躍人気者に。練習中にも学校中から声援をうけます。
小西は教室で武勇伝を語り始めますが、同じクラスの達郎が、
綺麗な顔に傷をおってしまったにもかかわらず、相変わらずモテているのを見ると、面白くありません。
そんな小西ですが、
「これ、受け取ってください。」
お守りをプレゼントしてくれる女子の登場に、気絶してしまいます。
一軍の京本は、気迫のこもった投球練習。理事長室に呼ばれたことを思い出します。
今度の試合で、世間に恥をさらす結果になれば、授業料免除という特待生待遇を取り消すというのです。
理事長は一軍選手の才能を買っています。つまり負けるということは、理事長の顔に泥を塗ること。
場合によって退学も有りうると言います。
万年控え投手だった京本にはハッパにはなりません。
エースの座をつかむまでにどんな努力をしてきたことか・・・
(誰のためでもねえ!!オレは、甲子園のマウンドに立つというオレの夢のために、負けるわけにはいかねーんだ!)
- 138 :代打あらすじ2/2 :2007/04/21(土) 23:18:19 ID:???
- 第三野球部のグラウンドは海堂によるノック中。
例の女の子が見にきていることに気付いた小西は、
「うぉりゃーー!」
高橋への打球を猛然と奪い取ります。一人でデヘヘとにやける小西でしたが、
高橋がケガをしてしまいます。近くの、夕子のお兄さんが勤める病院に運ばれます。
心配するナイン全員できましたが、診断は、軽い打撲。たいしたことありません。
その帰り、ある病室から
「あの・・第三野球部の人達じゃありません?」
入院している桜高女生徒から声をかけられました。
かなりの美人です。
彼女は、野球が大好きで、一軍戦も見ていたそうです。みんな盛り上がりますが、
海堂は、病室にある名前に気付きます。
その名前は、鬼頭さゆり。
(鬼頭・・・!?)
海堂の頭には、あの監督の顔が浮かぶのでした。
- 139 :マロン名無しさん :2007/04/22(日) 02:23:20 ID:???
- とうとう試合でもないうちからケガするように・・・高橋・・・
ていうか小西てめえw
新キャラ続々加入で急に華やいできた
病弱美人で野球好きってイイな
- 140 :マロン名無しさん :2007/04/22(日) 10:59:51 ID:???
- 展開的に監督の娘であることは間違いないんだろうが、
どこにあの父親の要素が入ってるのか外見からじゃさっぱり分からんな
- 141 :マロン名無しさん :2007/04/22(日) 14:22:14 ID:???
- つまり内面が似るわけだな。
海堂「オレの(自主規制)はもうボロボロです!交代させてください!」
娘 「ダメだ。続投だ」
- 142 :マロン名無しさん :2007/04/22(日) 17:06:54 ID:???
- ちょwwwやめれwww
- 143 :マロン名無しさん :2007/04/22(日) 20:14:13 ID:???
- あの監督の顔、鬼の頭のことか
- 144 :代打 あらすじ 1/2 :2007/04/22(日) 23:25:33 ID:???
- 第十九話「鬼頭さゆりの病気」
(オレの仲間を金と引き換えに売った男、鬼頭!その鬼頭と同姓ということは・・まさか)
海堂の疑問は、看護婦さんの立ち話から、正解だと確定しました。
夕子のお兄さんもそれを認めます。彼女は心臓が弱いのですが、
米国で手術を受ければ100%成功するだろうとのことです。ただひとつ問題があるとすれば・・・
「いや、それはお前たち高校生には関係のないことだ。」と濁されます。
次は打撃練習。
京本の速球対策のため、通常より近い位置から投げられるシート打撃です。小西は空振りしてばかりですが、
「あ、彼女がみてる!」
白石が言うと、場外ホームラン。恋するブタは偉大です。
あすなろは、銚子工業戦でみせた一本足打法を自分のものにするべく、特訓です。
鉄アレイをブラ下げての一本足維持と、海堂の投球による打撃練習。
しかし微妙なタイミングが要求される一本足打法では、空振りが続きます。
それを見る京本たちは、また馬鹿にして笑いますが・・・
「よしっ!そのタイミングだっ!」
タイミングがあって放った当たりは、はるか彼方に飛んでいくホームラン!
まぐれだと京本はいいますが、胸中、穏やかではないようです。
「あとは頼むぞ」と言い残して海堂は、鬼頭さゆりの病室を訪れました。でもなんか硬くなっています。
まさか海堂がきてくれるなんて、さゆりも少し驚いた様子です。
一年から野球強豪校レギュラーで、男らしくて誠実そうな海堂に憧れる女生徒は結構いるとのことです。
海堂は、不細工だからモテるわけがない。と顔を真っ赤にして否定しますが、
「あら、男は顔じゃないわ。海堂さんて、とってもカッコいいと思います。」
と言ったところで、さゆりはハッと気付いて(やだ!あたしったら・・)
海堂も(オレはこういうフンイキが大の苦手なんだ!)
・ ・・・初々しいですなぁ。
- 145 :代打 あらすじ 2/2 :2007/04/22(日) 23:28:11 ID:???
- 海堂はさゆりの父親のことを聞きます。
さゆりは、みんなからは鬼監督と呼ばれ嫌われているが、自分にはやさしくてとてもいい父親だと語ります。
でもいつも自分が迷惑ばかりかけていると言います。
病気それ自体は米国へいけば治ります。
問題なのは、お金、だそうです。
看護婦さんの話を立ち聞きしたところによると、二千万もの大金が必要なのです。
鬼頭家はそんなに裕福なわけではないから、そんなお金はなくて、
ここ数年は病院をいったりきたり・・・でも最近になって、父は、お金の工面がついたというのです。
(金・・・金! まさか・・・・まさか・・・!!)
---続く---
- 146 :代打 あらすじ 2/2 :2007/04/22(日) 23:29:55 ID:???
- ---続き---
フラッシュバックする記憶。
夏の日のアルプススタンド
サヨナラ負けの場面
去ってゆく仲間。
そして・・・・・・・
(まさか・・・まさかあの時の金は!!)
海堂は青い顔をして、病室を出ようとしますが、
「私のお父さんが一軍の監督だからって遠慮しないでくださいね。
いい試合みせてください。私、海堂さん応援してます!」
と声をかけられます。
病室を出ると、そこには、鬼頭監督が風呂敷と花束をもって、訪れていました。
「悪いがオレはすべて知ってしまった・・
あんたの娘・・・そしてあの金のこと・・・」
と話す海堂を、同情はまっぴらだと鬼頭は制して、
「いいか!今の私とお前たちの間にある言葉はただ一つだ!
それがなんなのかわかっているだろう。海堂。
それは・・・・・・・『勝負』この二文字だけだ!!」
- 147 :マロン名無しさん :2007/04/23(月) 01:55:26 ID:???
- かっ海堂さんはブサイクなんかじゃないよ!
二枚目ではないが男前だよ!
さゆりちゃんもそれフォローになってねえよw
マメに偵察に来る京本への好感度が少しあがった
- 148 :マロン名無しさん :2007/04/23(月) 02:45:56 ID:???
- ここで監督の事情を持ってきたか
- 149 :マロン名無しさん :2007/04/23(月) 10:27:40 ID:???
- 小西に裏切られた気分だ
- 150 :4番投手アラスジ 1/3 :2007/04/23(月) 23:10:18 ID:???
- 第二十話『対一軍戦前夜』
明日はいよいよ一軍戦。
あすなろの家では、近所の人から聞いて、初めて試合のことを知ったというお母さんが
「がんばるんだよ」と応援してくれます。その顔はすごく嬉しそうです。
(お父さん、あすなろもだんだん大きくなってきたわよ。)
床についたあすなろですが、眠ろうと目をつぶっても、なかなか寝付けません。
起き上がって、お寺にお参りにいくことにしました。
(やるべきことはすべてやった。あとは、試合でベストを尽くすのみ・・・)
と手を合わせていると、
「よくきたんだな・・・本堂にあがるんだな。」
と中から斉藤輪大が声をかけてきました。
彼はこのお寺の跡取りで、精神統一のために木魚をたたいているのでした。
「あすなろ君も眠れないのかい?じつはみんなもだよ!」
斉藤が振り返って指差した方向には、小西、白石兄弟、石井、高橋の5人がいました。
みんな、明日のことを考えるとなかなか寝付けないそうです。みんな一緒にお寺で泊まることになりました。
布団を丸く並べてみんな床に就こうとします。斉藤の布団だけ、豚さん模様なのは何故でしょう?
あすなろに、小西は言います。ここまできたのはあすなろのおかげだと。
あすなろと野球をしているうちに、これまでグチグチと昨日のことばかり考えていた自分が、
明日のことばかり考えるように変わったというのです。
「昨日のことより明日のこと!その方がずっと前向きだもんな。
明日のことを考えていると心の芯がほてってくるんだよ。やってやるぞってな!」
みんなお寺に来て、よかった様子。今夜はグッスリ眠れそうです。
- 151 :4番投手アラスジ 2/3 :2007/04/23(月) 23:12:36 ID:???
- 決戦当日。
小出君や例の小西の女の子はもとより、
さゆりさんと村下先生、桜高理事長までと、多くの観客が集まりました。
そんな試合に臨む一軍のユニフォームの胸には、桜の文字。
なんと公式戦専用ユニフォームを身に着けています。打者は黙々と素振りをし、
京本は気迫のこもった投球練習をしています。1ヶ月前のような驕りは、どこにも見受けられません。
本気です。
対する第三野球部がくると、大きな歓声。小出君も応援団を結成し、応援を始めます。
達郎はひとり、少し遅刻をしてきますが、なんとあの長い髪を切っています。
斉藤が言うには、やる気の表れとのことです。
銚子工業戦以来、何かが達郎を変えたようです。
- 152 :4番投手アラスジ 3/3 :2007/04/23(月) 23:14:22 ID:???
- 役者が揃い、第三野球部は円陣を組みます。海堂が言います。
「あの一軍の胸のマークをよく見ろ!
質問するぞ。お前たちはあの胸のマークが欲しくはないか?」
「ほ、ほしい」石井と高橋が答えます。
「手に入れるためにはどうすればいい!?」
「勝てばいい。」小西が答えます。
「勝つためにオレたちは何をしてきた!?」
「猛練習!!」あすなろが答えます。
「銚子工業に引き分けたのはどこのチームだ!?」
「オレたちだ!!」白石兄弟が答えます。
「オレ達は強いか!?」
「強い!!」
「一軍より強いか!!」
「強い!!」
「勝てるか!?」
「勝てる!!」
「よーし勝つぞ!!」
「そうだ!勝つんだ!」
「いくぞ!」
「おー!!」
第三野球部の死闘が始まった!
- 153 :マロン名無しさん :2007/04/24(火) 01:50:49 ID:???
- さすがに海堂と達郎は来てないなw
達郎はやる気があるなら前日に切っとけばいいのに、髪
冒頭の猛練習風景にも参加してないみたいだし時間いっぱいあるだろw
むつは達郎のことキライなんかなあ
俺はけっこう好きになってきたよ
- 154 :マロン名無しさん :2007/04/24(火) 10:30:49 ID:???
- 達郎髪切ってやがるw
- 155 :マロン名無しさん :2007/04/24(火) 11:42:04 ID:???
- デブいいこと言ったから
その成長に免じて彼女できた事も許すよ
- 156 :4番投手アラスジ 1/2 :2007/04/24(火) 23:33:21 ID:???
- 第二十一話「対一軍戦試合開始」
あすなろの投球練習が始まると、その成長に観客と一軍ベンチは驚き、ザワつきます。
そんなベンチに
「鬼頭くん!」
理事長がきました。もしも万が一、一軍が負けたときには責任をとってもらうと言っていますが、
「勝ってみせますよ理事長!」
と返すと、そのすごい迫力に理事長もたじろぎます。
海堂はそんな監督を見て、複雑な心境です。その様子に第三野球部は違和感を感じますが、
ともかくプレイボールです。
初球は慎重にアウトローを要求しますが、あすなろはなかなか投げようとせず、
ロージンバッグに手をやった後で青空を仰ぎ、一呼吸つきます。
「あがってるのか?」
と心配する海堂ですが、あすなろは「その逆」だと言います。
ここまで色々あったけども、白球を握ったら気持ちが落ち着いたのです。
「変な奴だな」と海堂はマウンド上で笑います。どうやらあがっていたのは海堂の方だったようです。
初球は慎重にアウトローというのは取り消しで、あすなろの好きなところにズバッっと投げ込むよう変わりました。
思い切り投げ込んだ初球はド真ん中ストレート。
しかし打者は手が出ません。今日のあすなろは球が走っています。
この調子で一番打者を3球三振に切って取ります。
銚子工業戦で大きな自信がついているのだと一軍捕手の人は分析します。
- 157 :4番投手アラスジ 2/2 :2007/04/24(火) 23:35:33 ID:???
- 二番打者もあっというまに2-0に追い込み、最後はアウトコースギリギリに投げ込んで、
これまた三球三振です。しかし
(アウトコース?まさかあの投手・・・・?)
監督が何かに気付き、三番打者に指示を与えます。
「ほんとですか監督?」
三番打者は驚きますが、まずはそれを確かめるために様子をみるよう言われます。
海堂は初球に内角を要求し、あすなろが投球動作に入ります。
するとそのとき、打者は打席の外側へ移動し、内角球を打つ体制をとったのです。
ボールになり、打者は見逃しますが「なるほどな」と納得した様子です。
次の球は外角へ要求しますが、投球動作に入ると
極端なクローズドスタンスをとり、アウトコースを狙いにいきます。
バットを合わせる構えを見せただけで、これも見送りますが、
一軍の中で、自信が確信へと変わります。
三球目も、あすなろが振りかぶると、内角球を読みきります。
「ズバリ、インコーース!!」
これはすくい上げてしまい、レフトフライに倒れますが、
「いけますよ監督!」打者の顔には余裕の笑みが浮かんでいます。
(本人はまだ気付いていないが・・・
実はあの投手には重大な欠点がある!
それが何かわかるまでに、これから勝負の厳しさを
タップリ教えてやるぞ第三野球部!!)
- 158 :マロン名無しさん :2007/04/25(水) 01:19:43 ID:???
- 結構キャラがたっても名前をもらえない捕手の人・・・(涙
- 159 :マロン名無しさん :2007/04/25(水) 01:33:40 ID:???
- あすなろが精神的にも成長したのに
また10点くらい取られそうなヒキでドキドキするな・・・
- 160 :マロン名無しさん :2007/04/25(水) 07:16:55 ID:???
- 無視されまくりの2軍の人たちはどんな気持ちでこの試合を見てるのだろうか。
- 161 :マロン名無しさん :2007/04/25(水) 10:54:39 ID:???
- キリスト教の13みたく、この学校では2が縁起が悪い数字なので存在しません。
- 162 :マロン名無しさん :2007/04/25(水) 12:48:01 ID:???
- 前の背番号2は三軍で干され
今の背番号2は名無しさんか。
- 163 :マロン名無しさん :2007/04/25(水) 15:15:44 ID:???
- なにかあすなろに癖でもあるのか?
- 164 :マロン名無しさん :2007/04/25(水) 15:18:22 ID:???
- 前の試合と比べてのマイナス点といえば
オッパイを揉んでないことくらいしかないと思うが
- 165 :マロン名無しさん :2007/04/25(水) 15:58:35 ID:???
- あすなろがコース読まれて打たれても
達郎がまたズサーッてして
高橋がまた歯を折って
小西がまた尻出して
キャッチしてくれるよ!
外野完璧
- 166 :4番投手アラスジ 1/2 :2007/04/25(水) 23:15:21 ID:???
- 第二十二話「あすなろの欠点」
一軍のマウンドに上がるのはもちろん京本。投球練習から必死の形相。
強豪校のエースだけあって実は努力家。一軍の座を譲らないために最初から本気です。
(第三野球部よ。お前らがこの日を待っていたようにオレもこの日をずっと待っていたぜ!
たたきつぶしてやる。二度と這い上がってこれないように徹底的にな!)
一段とスピードが増したストレートですが
「予想通りの速さだ」と白石兄は余裕の表情を見せ、二球目を三塁線へ引っ張ります。
これは惜しくもファールですが観客は沸きあがり、その成長のスピードに監督も感心します。
しかし三球目。(この球は予想できるかっ!?)と京本が投げ込んだのは外角いっぱいのスライダー。
白石兄を空振り三振に仕留めます。
二番弟も三振に倒れ、次は三番達郎。
「あのバッターは要注意だ」と捕手の人は、京本に声をかけますが、
「誰にも打たせねーよ!」と、すごい形相で女房役の顔を青ざめさせます。
ヘルメットを被った達郎は、京本の球をじっくり見ていきますが、あっという間に見逃しの三球三振。
これに白石兄弟が怒りますが、斉藤、あすなろは次の打席に大きく期待を持ちます。
- 167 :4番投手アラスジ 2/2 :2007/04/25(水) 23:17:18 ID:???
- 二回裏、一軍の攻撃は四番の熊田から。
海堂とともに一年のときからクリーンナップを打ち、公式戦での本塁打は30本を数える超強打者です。
「わかってるな。アレを忘れるなよ!」監督が言うと
「はい!アレですね!?」ニッと笑います。
配球を読まれ始めたことにまったく対応策のうてない海堂ですが、バックを信じて思い切り攻めていくしかありません。
初球はボールになってもいいくらいの球をアウトコースに要求します。
しかしあすなろが振りかぶると、やはりアウトコース狙いのスタンスを取ってきます。
これを見たあすなろの球は「あっ、し、しまっ・・」アウトコース甘めに入ってしまいます。
「ズバリ!アウトコースっ!!」
コースを読んだ熊田の打球は、ポーーンとライトスタンドに飛び込む本塁打!一軍が先制点を奪います。
さらに
「インコース!!」
「ズバリ、アウトコース!!」
「インコース!!」
三連打でノーアウト満塁。大ピンチを迎えてしまいました!
- 168 :マロン名無しさん :2007/04/26(木) 01:57:12 ID:???
- 捕手の人も苦労してそうだなw
指宿と気が合いそうじゃないか、二人で飲みに行くといいよ
- 169 :マロン名無しさん :2007/04/26(木) 10:21:48 ID:???
- ピンチでもガッツで乗り越えるんだ
- 170 :マロン名無しさん :2007/04/26(木) 10:59:59 ID:???
- 公式戦30本てどのくらいスゴイのか誰か教えてくれ
- 171 :マロン名無しさん :2007/04/26(木) 12:03:48 ID:???
- >>170
3年春の時点で30本なら年によってはドラフト1位レベル
- 172 :マロン名無しさん :2007/04/26(木) 14:15:17 ID:???
- この流れは、ピッチングの癖を盗まれたのか。
でもコースがわかるだけで確実に打てるようになるってのは凄いな、さすが一軍だ。
- 173 :マロン名無しさん :2007/04/26(木) 14:41:57 ID:???
- >>171
海堂もそのレベルの打者なんだとしたら、桜校は甲子園で優勝候補の筆頭だよな。
引き分けにでもして、両方一軍にすれば鬼頭ウハウハなんじゃねえ?
- 174 :マロン名無しさん :2007/04/26(木) 22:51:39 ID:???
- つか、公式戦限定で30本なら
よほどなにかひどい問題を抱えてない限り
どこかのプロ球団は絶対に指名するわな。
- 175 :4番投手アラスジ 1/2 :2007/04/26(木) 23:40:26 ID:???
- 第二十三話「野球の恐ろしさ」
先制ホームラン後の三連打で無死満塁の大ピンチを迎えた第三野球部。さらに
「インコース!!」
八番京本の大飛球はあわや満塁ホームランというファール。
二球目も、「ズバリ!!」ライトポール際への大ファール。ベンチからの声援に
「まぁあせるなって、次は絶対打ってやるからよ!」と余裕の表情です。
三球目のアウトコースも狙い打ち。ライト線へ痛烈なライナーが飛びます!
小西ではどうガンバッても追いつけません。ライト前ヒットだ−誰もが思ったその時。
ザザーッとダイビングキャッチで捕球したのは、センター高橋。
あまりにも意外なプレイにみんな固まってしまいます。
「三塁ランナー。なにボーッとしている!タッチアップだ!」
我に帰った京本が声をかけますが、もういけるタイミングではありません。三塁走者の一軍捕手の人は本塁に帰れません。
一軍の打撃の秘密に高橋は気付いたようです。
マウンドの真後ろから見ているとあすなろが投げるときのクセがよくわかります。
右打者のインコースに投げるときはプレートの右へ、
アウトコースへ投げるときは左側へと軸足を踏み出しているというのです。
数ヶ月前に投手になったばかりのあすなろには、ミットに投げ込むのが精一杯。これは無理もありません。
- 176 :4番投手アラスジ 2/2 :2007/04/26(木) 23:42:29 ID:???
- 鬼頭からこれを聞いた理事長は、やけに単純な秘策だといいますが、
単純すぎることほど勝負で怖いものはないと鬼頭は言います。
「野球の試合というのは、いつどこで風向きが変わるかわからないものなんです。
エラー、打者との心理的駆け引き、そして相手投手の癖、
その他モロモロの要素が複雑に絡み合う。それが野球の試合なんですよ。
だからちょっとした出来事が勝負に大きく係わってくる・・・
針で刺したような穴が大きく大きく広がっていくんです。
奴らは今のところ真正面から野球をやることしか知らない!その象徴があの投手の軸足なんです。」
プレイ再開。鬼頭は作戦中止を指示しますが、初球はこれまでどおり、
軸足方向にボールが投げられます。クセは直っていないと打者は判断し、
二球目の軸足が右に向いているのを見て,内角球を打ちに行きますが、
「あっ!アウトコースっ!?」
逆をつかれて打者は中途半端なバッティング。
右方向へのゴロをあすなろが処理して、ホームゲッツー。
一塁のカバーには何故か5人も入っていました。
この回がたったの1点に終わったことを理事長は残念がりますが、
「たったの1点ではなく・・とりあえず1点ですよ理事長。」
と鬼頭は余裕の表情。勝負はまだまだこれからです。
- 177 :マロン名無しさん :2007/04/27(金) 00:15:29 ID:???
- えらいアッサリ修正してきたなあすなろw
分かっても体が勝手に動いて
ドツボにはまっていくんじゃないかと心配したが
- 178 :マロン名無しさん :2007/04/27(金) 00:38:11 ID:???
- ふつう投球フォームって簡単には直らないものだよな。
プロの投手だって、キャンプの時から何千球も投げてやっと固めるものなのに。
あすなろって実はすごい才能に溢れてるんじゃないか?
- 179 :マロン名無しさん :2007/04/27(金) 01:15:00 ID:???
- 投手経験浅い分フォームも完全には固まってないんだろう。
んで今回はそれが功を奏したと。
フォームが固まってないのになぜコントロールがいいのかなんて俺が知るわけない。
- 180 :マロン名無しさん :2007/04/27(金) 01:44:11 ID:???
- 一塁5人カバーどうなのw
よっぽど向こうさん軸足だけに集中してた様子だったけど
万一気づかれてどっかあらぬところ飛ばされたら達郎一人でズサーッしなくちゃいけないんじゃ
って達郎…
高橋のトークショウでみんなマウンド集まってるときも一人だけハブだな
むつは達郎のことキライなんかなあ
- 181 :マロン名無しさん :2007/04/27(金) 08:39:03 ID:???
- >>「三塁ランナー。なにボーッとしている!タッチアップだ!」
>>我に帰った京本が声をかけますが、もういけるタイミングではありません。三塁走者の一軍捕手の人は本塁に帰れません。
お前が名前で呼んでやらずに誰が名前を呼ぶんだよ京本w
この捕手は本当に名無しなのか?
- 182 :マロン名無しさん :2007/04/27(金) 09:26:53 ID:???
- これはまたずいぶんと京本らしいエピソードですねw
まさか京本普段捕手の人呼ぶときでさえ「おい、キャッチャー!」とか言ってるんじゃあるまいな
- 183 :マロン名無しさん :2007/04/27(金) 11:53:34 ID:???
- もう彼の名前がでてくることはないんだろうな。
三軍が勝てば京本とともにオハライ箱。
もしも一軍と三軍合同チームになれば海堂の控え。
どう見ても使い捨てキャラです。本当にありがとうございました。
- 184 :マロン名無しさん :2007/04/27(金) 13:22:17 ID:???
- 「なんであすなろあんなに打たれてるの?(゚Д゚≡゚Д゚)
なんでみんなマウンドに集まってるの?
なんで高橋チヤホヤされてるの?
なんでみんなそろって一塁行っちゃうの?」
と状況を全く知らされず一人まごまごしている達郎
- 185 :マロン名無しさん :2007/04/27(金) 20:13:13 ID:???
- 海堂は癖に気づかなかったのか
- 186 :4番投手アラスジ 1/2 :2007/04/27(金) 23:24:39 ID:???
- 第二十四話「海堂の悩み」
二回裏、第三野球部の攻撃は海堂から。さゆりちゃんからの声援が飛びます。
父親は一軍監督ではあるけど、一生懸命に野球をしている第三野球部が
まぶしくてしょうがないと言います。
ちなみに斉藤のカンによるとこの二人は怪しいそうです。
対する京本は、いつも以上に気合の入った球を投げ込みます。手を出せない海堂に、
去年の夏を思い出せと声援がかかりますが、その言葉はよくない方向に影響します。
「ダメだ。続投だ。」
非常な判断と失った仲間。その対価は大人の報酬。
海堂は監督を殴り、それですべてが終わったと考えていました。しかし、その金は―――
こんな思いを巡らせていては、打てるわけもありません。
簡単に三振に倒れてしまいます。第三野球部ナインもさゆりも心配しますが、
鬼頭監督は(甘いぞ海堂!!)と容赦しません。
- 187 :4番投手アラスジ 1/2 :2007/04/27(金) 23:25:52 ID:???
- (ボクがしっかりしなくちゃ)と打席に立つあすなろですが、初球は空振りしました。
しょせん素人考えと馬鹿にする京本と対照的に、捕手の人は、すごい振りだったと警戒します。
二球目はバックネットを越えるファウルボール。
捕手の人は、まっすぐ後ろにファールしたことを、タイミングがあっていたということかと分析します。
三球目は京本得意のスライダー。
完全にタイミングを外されながらも、あすなろはバットにあてます。
打球は一塁手前で土を巻き上げて――― 巻き上げて・・・消えてしまいました。
オロオロする一塁手ですが、(まさか・・・)と一塁ベースをめくり上げてみるとボールを発見。
走ってきたあすなろにタッチ。
記録上はファーストゴロですが、ベース下にめりこむ破壊力に観客は沸きます。
「まぐれだよまぐれ!」と京本は相変わらずですが、
捕手の人はあすなろへの警戒を更に強めます。
(いや…まぐれじゃない!あいつは徐々にだが、タイミングを合わせられるようになってきているんだ!
あすなろの一本足は刻一刻と完成に近づいてきている!)
- 188 :4番投手アラスジ :2007/04/27(金) 23:26:56 ID:???
- ↑は2/2です
- 189 :マロン名無しさん :2007/04/28(土) 01:17:05 ID:???
- ・・・
マジで京本は捕手の人の話ちゃんと聞いた方がいいよ
絶対痛い目見るよ
捕手の人、一軍が負けても海堂の控えで第三においでよ
なんだったらレフトにコンバ(ry
- 190 :マロン名無しさん :2007/04/28(土) 07:54:29 ID:???
- いや、京本のような下衆で馬鹿な上に人の話も聞かないと、同情の余地も無い奴は
ここでボッコボコになって再起不能になってくれれば良いよ。
- 191 :マロン名無しさん :2007/04/28(土) 14:35:59 ID:???
- ここで京本に病気の弟出現。「兄ちゃん、必ず甲子園で優勝してやるからな!」
貧しい家で奨学金が貰えないと高校にも通えない京本には負けられないわけがあった!
・・・・・・な展開だったら笑う。
- 192 :マロン名無しさん :2007/04/28(土) 18:54:01 ID:???
- そんな環境だったら、ちゃんと真人間に育ってただろうになあ。
でも特待生いいなあ。野球が得意ってだけで
授業料免除なんだもんな。あんなんでも一応親孝行してるんだな
- 193 :マロン名無しさん :2007/04/28(土) 20:58:10 ID:???
- まあそれなりに毎日真っ暗になるまで土手を走り込んだりする
意外な一面もあるらしいからなあ
- 194 :4番投手アラスジ 1/2 :2007/04/28(土) 23:54:16 ID:???
- 第二十五話「スライダー攻略法」
1対0のまま試合は四回裏二死。京本にノーヒットに抑えられている第三野球部は達郎の打順です
スイッチヒッターの達郎ですがこの打席では、右の京本に対して右打席に立ち、
バットを極端に高く構えます。第三野球部は右打者が多いため、
この右打席でスライダーを打つことが、京本攻略の糸口になるとの考えです。
京本がスライダーを投げ込むと、達郎はバットを振り下ろし、打ちます。
が、これはセカンドフライ。以前ノーヒットピッチングは続きます。
「変な打ち方しやがって」と小西、白石に言われますが、当の達郎は余裕の表情です。
五回表は0点に終わり、その裏の第三野球部の攻撃。
先頭の海堂は簡単に三振し、
続くあすなろは粘りながらもキャッチャーフライに倒れます。
- 195 :4番投手アラスジ 2/2 :2007/04/28(土) 23:55:54 ID:???
- 6番小西の打順ですが、
「だめだこりゃ」と小出君たちは諦めモード。これに小西は食って掛かりますが
「小西さんならきっと打ちます!」
と声を掛けたのは、例の女の子・奈保子ちゃん。
小西は勇気百倍!っていうか入れ込みすぎです。そんな小西を
「おいデブ!」と呼び止めたのは達郎です。
京本の球を打つ方法を教えると言います。
話を聞いて、半信半疑ながら打席に立った小西のとった打撃フォームは、
さっきの達郎のフォームをさらに極端にしたもの。まるでマサカリかついだ金太郎です。
初球は空振りしたものの、
「ここだーーーっ!!」
二球目のスライダーにバットを振り下ろすと、打球は投手の股間を抜け、センター前に抜けるヒット。
初めて京本のスライダーを捉えました。
「ひょっとして、あの京本さんのスライダーを攻略する方法を・・・」
あすなろが達郎に聞くと、
「そうだ!見つけたんだよ!」
とウインクします。達郎は7番高橋にもその方法を話し、
高橋もまた、まさかり打法の構えをとります。
- 196 :マロン名無しさん :2007/04/29(日) 04:14:19 ID:???
- 達郎は皆が集まってた時もレフトで一人ポツンとしながら
ずっとこれ考えてたのかと思うと泣けるわあ
デブと白石はもっと優しい声援送ってやれよ
だが人間的成長を遂げた達郎は罵声を浴びても平気
それどころかそんなデブにもやさしくスライダー攻略法伝授
感動した
- 197 :マロン名無しさん :2007/04/29(日) 11:45:28 ID:???
- 達郎がナイスガイになってる件
- 198 :マロン名無しさん :2007/04/29(日) 19:19:02 ID:???
- これで達郎がみんなの輪に入れるといいなぁ
- 199 :マロン名無しさん :2007/04/29(日) 22:49:33 ID:???
- デブ!と言いつつ欠片も悪意を感じないのがすげえ。
髪切ったついでにどこかで洗脳されてきたんじゃねーか?
- 200 :マロン名無しさん :2007/04/29(日) 23:50:02 ID:???
- 達郎は髪と一緒にチャラい気持ちを切り捨ててきた
- 201 :4番投手アラスジ 1/2 :2007/04/30(月) 04:20:15 ID:???
- 第二十六話「まさかり打法の秘密」
(まぐれだ・・・さっきデブがオレのスライダーを打ったのは絶対まぐれだ!)
高橋への初球に京本はスライダーを投げますが、「ここだーっ!!」
と叩いた打球は、高橋の根性もろともに伸びるライト前ヒット。
さすがの京本も、スライダーが狙い打たれていることを認めざるを得ません。
八番石井も、達郎から攻略法を聞きますが、簡単に2−0にされます。
京本も意地でスライダーしか投げてきません。
追い込まれた石井はタイムをとると、突然、ベンチのナインの方へと向かい
「僕・・・ダメだと思います・・・」と弱音を吐きます。
これまでの二試合はもとより、石井はこれまで草野球でもヒットを打ったことがなく、
おまけにプレッシャーにも弱いそうです。この情けない男に白石兄弟が罵声を浴びせますが、
石井は目に涙を浮かべてキレてしまいました。
「すいません。つい、カッとなっちゃって・・その・・だからあんまり僕に期待しないでください」
と言い残して打席に向かう石井ですが、
「でもやっぱり打ちたいよね?」と声をかけたのはあすなろ。
毎日毎日、校舎裏で素振りをして、手はマメだらけになっている石井の姿をあすなろは知っていたのです。
その話を聞き、白石も石井を励まし、応援します。
- 202 :4番投手アラスジ 2/2 :2007/04/30(月) 04:21:50 ID:???
- 彼はずっと夢をみてきていました。
(まだ踏んだことのない1塁ベース…
たった・・たった塁間27.4メートルの距離なのに僕にはどれだけ遠く感じられたか…
僕の27.4メートル
だけど今日こそは縮めてやる!この27.4メートルの距離を今日こそ一気に駆け抜けてやるんだ!)
達郎のアドバイスと、マメだらけの手を信じ
「ここだーっ!!」
とバットを振り下ろすと、一二塁間からライト線際へ抜けていくヒット!
小西は本塁へ生還し、石井は二塁に滑り込みます。石井の生涯初のヒットは、打点つきの長打となりました。
(一体どういうことなんだ!?)
得意球を連打され、一軍バッテリーは動揺します。
そのとき、捕手の人は、ホームベースの端に深くえぐられたような穴を発見します。
まさかこの穴があのマサカリ打法に関係しているのか!?
- 203 :マロン名無しさん :2007/04/30(月) 12:40:03 ID:???
- バットで穴掘ってんのか?
- 204 :マロン名無しさん :2007/04/30(月) 19:59:33 ID:???
- 生涯初のヒット泣けるな
遠い子供の頃草野球でなんとなく出たヒットより
強く記憶に残って、これはこれでいいかもしれないぜ石井
- 205 :マロン名無しさん :2007/04/30(月) 22:50:25 ID:???
- 今週も達郎はやけにナイスガイ
頼れる兄貴キャラに格上げされた
- 206 :4番投手アラスジ 1/1 :2007/05/01(火) 00:45:17 ID:???
- 第二十七話「穴に隠された秘密」
同点に追いつき、更に二三塁のチャンスに迎えるのは斉藤ですが、
斉藤はなんと右打席に立ち、マサカリ打法の構え。スライダー(屮゚Д゚)屮 カモーンの状態です。
京本は、とことんまで意地をはり、一軍エースのプライドをかけたスライダーで勝負します。
初球は一塁線を惜しくも切れるファール。観客は盛り上がりますが、
一軍捕手は、斉藤のバットが例の穴に振り下ろされたことに気付き、悟ります。
京本のスライダーは正確無比。針の穴を通すようなコントロールで、
ホームベースの端ぎりぎりをかすめてストライクを取ります。
だから達郎の作戦は、球筋など読まず、ボールがその場所を通る一点だけに狙いを定めるものだったのです。
しかも京本の性格上、むきになればなるほど、同じ場所にスライダーを投げてきます。
みんながみんな同じ場所にバットを振り下ろすために、その場所に穴ができたのでした。
捕手の人は、スライダー一辺倒はやめて球を散らしていこうとしますが、
「いや!そうとわかった以上やはり、スライダー勝負だ!」と京本。
二球目は、捕手の人が驚くほど、キレのいいスライダーを投げ込み、斉藤を追い込みます。
三球目には、さらにキレのかかったスライダー!
三振かと思われましたが、いつも木魚を叩いている斉藤の腕は常人よりも長いものでした。
思い切り腕を伸ばして打った当たりは、センター前へのタイムリーヒット!
第三野球部がついに逆転しました。
- 207 :マロン名無しさん :2007/05/01(火) 02:20:30 ID:???
- ここに来て達郎が一皮剥けたのは大きいな
大黒柱の海堂が監督の事情でいっぱいいっぱいでいまひとつ頼りにならない状況だからなあ
人の話を聞け京本
- 208 :マロン名無しさん :2007/05/01(火) 06:56:53 ID:???
- プライド高すぎるだろ京本。
そもそも、球筋関係なく一点を叩くだけなんだから
いくら大きく曲がろうが関係ないのでは・・・
- 209 :マロン名無しさん :2007/05/01(火) 12:24:21 ID:???
- でもあれだけスライダーまがるのは、すごいなあ。
ぼくもおおきくなったら、すごいスライダーをなげて
100おくかせげるくらいのピッチャ−になりたいな
- 210 :マロン名無しさん :2007/05/01(火) 14:41:20 ID:???
- じゃあおれはまさかりだほうをおぼえて>>209をうちくずし
200おくかせぐせんしゅになるよ!!
それはさておきw
ここ一〜二週しか読んでない読者は
このチームのキャプテンは達郎だと思ってるかもしれんなw
それぐらい海堂に存在感がない。ヤバイ。海堂ヤバイ。
- 211 :マロン名無しさん :2007/05/01(火) 21:40:54 ID:???
- >>209
国内じゃそんな金額は無理だからアメリカにいけよ−。
日本人じゃ相手にされないだろうから、剛速球とか魔球とか身につけてな
- 212 :4番投手アラスジ 1/1 :2007/05/01(火) 23:11:09 ID:???
- 第二十八話「一軍の伝家の宝刀」
京本はさすがにスライダー一辺倒はやめ、捕手の桜井にも落ち着いた態度をみせます。
5回を終わって1点のビハインドを追う一軍は円陣を組みます。
一軍のプライドを傷つけられたかと問う鬼頭に対して、
京本は「そんなものは最初っからないですよ」と答えます。
桜井も続きます。「今のオレたちにあるのは唯一つ・・それは何が何でも勝つこと!」
鬼頭はニヤリと笑い、徹底的に勝つにいく野球をやるよう指示をだします。
六回表、一軍の攻撃は熊田からです。
二球目をひっかけてしまいますが、内野安打で出塁します。意外と足がある選手です。
5番桜井は初球をバント。右方向のいいところに転がり、セーフティバントになります。
続く6番打者もバント。低めの球を、まるで地を這うかのような体勢でバットに当て、
打球はまたも右方向。あすなろが捕りますが、今度も1塁には間に合いません。
連続セーフティバントです。しかも怖いことに、まったく同じところに続けて転がしてきています。
海堂はこれを桜高校の「伝家の宝刀」だと解説します。
投手、一塁手、二塁手の三点を結んだ中心線。
そこがもっともセーフになる確率の高い場所―そこへプッシュバントで転がして内野安打を狙うのです。
甲子園でも、試合がこう着状態の時や、ここぞという場面で
相手守備を撹乱させ、全国の高校を震え上がらせてきたのです。
そして次の7番打者は最初っからバントの構え!また狙ってきています!
- 213 :マロン名無しさん :2007/05/01(火) 23:27:55 ID:???
- 捕手の人の名前キタ━(゚∀゚)━(∀゚ )━(゚ )━( )━( )━( ゚)━( ゚∀)━(゚∀゚)━ !!
- 214 :マロン名無しさん :2007/05/02(水) 00:11:48 ID:XQXn70Q/
- 伝家の宝刀がバントって・・・地味すぎやしないか。
- 215 :マロン名無しさん :2007/05/02(水) 01:17:45 ID:???
- 微糖
- 216 :マロン名無しさん :2007/05/02(水) 01:49:14 ID:???
- >>214
まあ高校野球っぽいと言えば高校野球っぽいじゃないかw
ここで初めて京本が捕手の人の名前を呼んだのが
やっとバッテリー間の呼吸も気にかけるようになった事の表れのような気がして
なんとなく感慨深いんだぜ
よかったな桜井
まあ俺の考えすぎで単にむつが今まで名前付けるの忘れてただけかもしれないがw
- 217 :マロン名無しさん :2007/05/02(水) 05:45:47 ID:???
- 桜高校の正捕手で桜井なんて、どうみても適当につけてるよな。
ところで京本よ。
ついさっき一軍のプライドをかけたスライダーを打ち込まれたのは誰だっけ?
- 218 :マロン名無しさん :2007/05/02(水) 15:25:25 ID:???
- 超高校級打者二人と全国を震えあがらせる技。
去年これに勝った学校はどんな手を使ったのか気になる
- 219 :マロン名無しさん :2007/05/02(水) 23:01:55 ID:???
- バントなんだけど当たるとホームランになる
- 220 :マロン名無しさん :2007/05/03(木) 00:57:15 ID:???
- これかよw
ttp://www.youtube.com/watch?v=O-qDve_G4fA
去年出たゲームネタとは・・・タイムリーだな
- 221 :4番投手アラスジ 1/1 :2007/05/03(木) 22:59:25 ID:???
- 第二十九話「プッシュバント封じ作戦」
六回の表、無死満塁。迎える7番打者は最初からバントの構えでプッシュバントを狙ってきます。
あすなろはスクイズに対し、ウエストボールを投げますが、打者はとびついてバットに当てます。
しかも、ボールは前進してきた投手と三塁手の間をぬって、誰もいないところに転がっていきます。
セーフティスクイズとなり、2対2!一軍が同点に追いつきました。
次は八番に入っている京本。ここで海堂はひとつの作戦を思いつきます。
センターの高橋をマウンドのすぐ後ろに配置して、プッシュバントを処理させるというものです。
バントする瞬間に、視力のいい高橋がどちらに転がるかを判断して飛び出させます。
しかしこの策に京本は(それならそれでこっちにも考えがある)と笑います。
あすなろが投げると三塁走者・桜井がスタートをきります。またスクイズです。
そして京本がバントをする瞬間ですが・・・・
「わ、わからない!一塁方向か三塁方向かどっちだっ!!」
高橋には見極めできません。なぜなら
「ここへ落とすんだからなーーっ!」
なんと京本のバントは、打ち上げて高橋の背後に落とすという狙いです。
二塁ベース手前に落ちていく打球。裏をかかれ、間に合わないかと思われましたが、
根性の男・高橋が飛びついてキャッチ!そのまま目の前の二塁にタッチして2死。
さらに走者の飛び出している一塁へ送球して3アウト!
トリプルプレーでこの絶体絶命のピンチを切り抜けました。
- 222 :マロン名無しさん :2007/05/04(金) 04:34:53 ID:???
- >センターの高橋をマウンドのすぐ後ろに配置して、プッシュバントを処理させるというものです。
>なんと京本のバントは、打ち上げて高橋の背後に落とすという狙いです。
なんかこう・・・どっちもどっちというかなw
しかし満塁のチャンスに一人でアウト3つ稼ぐとは
京本の暗黒臭はすごいなwベンチは間違いなく盛り下がる展開だ
- 223 :マロン名無しさん :2007/05/04(金) 13:42:42 ID:???
- バスターはやらんのか
- 224 :4番投手アラスジ 1/3 :2007/05/05(土) 00:08:42 ID:???
- 第三十話「一軍に生まれた絆」
京本、あすなろの力投で、同点のまま試合は最終回に突入!
九回表。一軍打者が三塁線へ痛烈な当たりを放ちますが、石井がファインプレー。
一軍にとって惜しいプレイとなりましたが、鬼頭はこれを当然だといいます。
「ピッチャーが野手を信じて、野手はピッチャーを信じてプレーする
彼らの目に見えない絆がああいったプレーを生み出すんです!」
青臭い言葉ではありますが、一軍に欠けているものがあるとすれば、
まさにそれなのかもしれないと鬼頭は思います。
熊田が三振に倒れ、二死。このふがいなさに理事長が鬼頭にキレます。が
「ギャーギャーわめくんじゃねえよ」
と一軍の誰かが声を発します。これに理事長は激昂しますが
「ちょっと静かにしてもらえませんかね。まだウチの攻撃中ですよ!」
と鬼頭が制します。
- 225 :4番投手アラスジ 2/3 :2007/05/05(土) 00:11:11 ID:???
- 5番は桜井。中学時代から京本とバッテリーを組む仲で、二人で甲子園へ行くことを夢見ていました
(だがお前はいつも万年控え投手だった。
この桜高校の一軍のエースの座をつかむまで血のにじむような努力をしてきたのをオレはよく知っている!
今日までお前のボールを受け続けてきたこのはれあがった左手・・・この手で二人の夢を実現するんだ!)
それにしてもこの桜井、力みすぎである。
初球を大きくスイングしますが、空振りして背中から倒れてしまいます。
タイムをとって、ヘルメットを脱いで汗をぬぐい、一息つきますが
「ン」(そうか!これだこの手があったぜ!)
何かに気付いたようです。
内角へ投げ込まれた次の二球にはまったく手をださず、次にきた外角の球に
「このアウトコースの球をまってたんだぁーっ!」
うまくおっつけますが、平凡なライトフライになりそうです。
自称名手・小西が余裕で捕球体制に入りますが・・・
「オーライ オー・・・ン?
オ・・・・あれ?」
小西はバックし、フェンスまで下がってきてしまいます。指宿のときのようにフェンスによじ登りますが・・・
ポ――――ン
ただのライトフライがスタンドまで伸びてホームランとなりました!
(この球場はこの夕方の時間帯になると上空にきまってある一定の風が吹く!
それは・・・・ホーム側からライト方向へふく風だ!!ライトにフライをあげれば風が運んでくれる!
オレはそのことをよく知ってる!なぜなら・・・
オレは一軍の正捕手だからだ!!!)
- 226 :4番投手アラスジ3/3 :2007/05/05(土) 00:39:04 ID:LBeD8c27
- とうとう逆転されたあすなろは緊張の糸が切れ、3連打を浴びて満塁のピンチを迎えます。
大ピンチですが
「なさけねーツラしてんじゃねーっぺよ!ウチけーって母ちゃんのオッパイ飲んだほうがいいんじゃねーのか?」
と声がかかります。
この方言丸出しの言葉の主はもちろん桑本聡。指宿さんと一緒に観戦にきていました。
甲子園予選決勝でもう一度対決するという約束はどうしたとハッパをかけます。
これであすなろは立ち直り、九番打者を三振に打ち取ります。
しかし九回の表、あまりにも重い1点が入りました。試合はついに九回裏に入ります。
- 227 :マロン名無しさん :2007/05/05(土) 03:06:39 ID:???
- おいおい何だこの展開、桑本に惚れるだろw
しかしひょっとしたら桜=佐倉市で一時間半かかるかもしれない割には
結構気安く行き来があるなw
多分放課後に試合開始、銚子コンビも授業終わってから出ただろうから
着いた頃試合終わってるかもしれないわけだが
>>223
8番打者だし、今までそんな打撃で目立ってるシーンないし
京本にはそこまでのバッティング技術はないんじゃなかろか
- 228 :マロン名無しさん :2007/05/05(土) 10:33:57 ID:???
- お約束だけどかつて戦った相手が観戦に来るのって熱いよね
- 229 :マロン名無しさん :2007/05/05(土) 17:54:40 ID:???
- 捕手のひ…いや桜井は
よく京本に愛想尽かさず頑張れるなと思ってたら
中学の頃から面倒見てたのか…(つд`)
- 230 :マロン名無しさん :2007/05/05(土) 18:10:51 ID:???
- あれくらい慣れっこなんだろうな捕手のひ…もとい桜井。
二人で甲子園にいくのが夢なんて、けなげだよなあ
- 231 :4番投手アラスジ1/2 :2007/05/05(土) 22:30:17 ID:???
- 第三十一話「血染めのバット」
九回裏第三野球部の攻撃は、あっという間に2死。
ここまで3三振の海堂が打席に向かいますが、あっという間に2ストライクに追い込まれます。
あと1球で一軍の勝利というところで、
「タイム!」
鬼頭監督が伝令を送ります。一軍選手がマウンドへ向かおうとしますが・・・
「誰がピッチャーにと言った。あの打者へ伝令だ!」
一軍も三軍も、当の海堂もわけがわからず?を浮かべるばかりですが、
伝令内容は
「オレとお前の勝負を忘れるな!」
というものでした。確かにその通りなのですが、
海堂はさゆりの手術費用のことが思い浮かんでしまいます。
打席で立ち尽くす海堂をみて、桑本は、もう決まりだと帰ろうとしますが、そのとき
パッシーーン
- 232 :4番投手アラスジ2/2 :2007/05/05(土) 22:31:44 ID:Agn7QSRT
- いつのまにかグランドに入ったさゆりが海堂を平手打ちし、
堂々と戦わない海堂を卑怯だといいます。
さゆりは、自分の手術代がどこから出ているのか、
なぜ海堂が鬼頭を殴ったのかを知っていましたし、
そのために海堂が苦しんでいることにも気付いていました。
だからこんな試合で鬼頭が勝って手術できたとしても、自分はちっとも嬉しくないと言います。
「ごめんなさい。でしゃばった真似して・・・でも最後にこれだけは言わせて
男なら胸を張って闘って!」
海堂の目が覚めます。
(またひとつ教えられた・・・オレは野球を通じていつも誰かに何かを教えられる・・・
ふっきれたぜ!勝負だ!!)
いつもの落合打法の構え。そのグリップはものすごい握力で絞り込まれ、
指先から血がしたたり落ちている程です。それを解説する指宿さんはすごく嬉しそう。
復活した海堂はライトフェンス直撃の三塁打!チャンスをつくります。
(ありがとう!もうオレは迷わない!)
- 233 :マロン名無しさん :2007/05/06(日) 00:14:02 ID:???
- 指宿さんの人格者っぷりは異常
- 234 :マロン名無しさん :2007/05/06(日) 01:19:03 ID:???
- そりゃゲンコ一発であの桑本もなつかせる位だからな
まさか「指宿”さん”」とまで呼ぶ程になるとは予想もしなかったが
そしてビンタ一発(と涙のコンボ)で恐ろしい程の復活を遂げる海堂
桜井もおびえています
- 235 :マロン名無しさん :2007/05/06(日) 14:50:35 ID:???
- でも「ワーハハハ」はちょっと怖い人だったw
>>93のシーン思い出したよ。
指宿主将はときどき病んだ一面を覗かせるなw
- 236 :マロン名無しさん :2007/05/06(日) 16:21:58 ID:???
- 監督も熱い人だったんだな
- 237 :4番投手アラスジ1/2 :2007/05/06(日) 23:30:22 ID:???
- 第三十二話「勝負をきめる打席」
海堂の三塁打でチャンスをつくられた一軍ですが、鬼頭は笑います。
「うれしいんですよ!理事長には経験ありませんか?
相手が堂々と真っ向から勝負をかけてきた時、
心の底から燃え上がる熱いものがこみ上げてくることが!」
同点のチャンスで打席はあすなろ。その初球は、
京本が鬼のような気迫で投げ込むストレートを空振りします。
桜井は二球目にカーブを要求し、タイミングをずらそうとしますが、
(全部直球だ!)京本は首を横に振ります。
(こいつだけは・・・このあすなろだけは・・)「全部直球で勝負してやる!!」
あすなろも必死で喰らいついていきますが、打球は一塁へのファールフライ。
万事休すかと思われましたが、ボールはフェンスの外へと切れていきました。
- 238 :4番投手アラスジ2/2 :2007/05/06(日) 23:31:30 ID:chi/TWYj
- 寸前のところで助かりましたが、あすなろは完全に振り遅れてしまっています。
あすなろはどうしたらいいか考え、ある一つの考えが浮かびます。
追い込まれながらも、闘志あふれる表情をみせ、京本に対します。
三球目も京本渾身のストレート!
あすなろは、テーピング部分の更に上にバットを握りなおし、極端に短く持ちます。
これで振り遅れず、タイミングが合いました!
打球はレフト線へ落ちるヒット!
海堂が生還して、九回二死から同点に追いつきました。
しかし、殊勲打を放ったあすなろは一塁上でうずくまっています。
極端に短く持ったバットのグリップエンドが、
脇腹に激突したために出血しているのでした。
(敵ながら大したチビだ)と桜井は感心し、海堂はその根性に驚きます。
「そんなことより海堂さん!ついに同点ですよ!このまま一気にサヨナラ勝ちといきましょう!」
- 239 :マロン名無しさん :2007/05/07(月) 00:08:15 ID:???
- 京本がまた桜井の言う事聞かんと
まんまと1点取られたわけだが('A`)
もうね、敵方ながらね、ほんとにお前いいかげんにしとけよと
- 240 :マロン名無しさん :2007/05/07(月) 02:20:53 ID:???
- 満塁のチャンスを二度つぶし、わがままから二失点(石井のは許そう)…
三安打一打点の桜井が報われないよな。
ところで同点で終わったら延長か引き分けかどっちだ?
- 241 :マロン名無しさん :2007/05/07(月) 08:06:55 ID:???
- こいつは監督に対して自分が言ったセリフも覚えとらんのか
- 242 :マロン名無しさん :2007/05/07(月) 14:37:30 ID:???
- カ−ブでタイミングを狂わせて、次に一球内角の直球で外し
最後にスライダーで決めれば試合終了なのに。
桜井は慣れているとして、熊田とかがブン殴るべきだろこれ。
- 243 :マロン名無しさん :2007/05/07(月) 19:34:21 ID:???
- 俺がチームメイトだったらバットフルスイングでぶん殴ってるところだ
- 244 :四番投手アラスジ1/4 :2007/05/07(月) 23:18:21 ID:???
- 第三十三話「背番号1の誇り」
同点に追いつき、さあサヨナラと盛り上がる第三野球部。
6番小西は、奈保子ちゃんからの声援を受け、センター前クリーンヒット!
7番高橋は根性でライト前ヒット!満塁!絶好のチャンスを迎えました。
京本は緊張の糸が切れたのか、桜井の言葉にも要領を得ません。
一軍史上最大のピンチに、ベンチでは理事長が大騒ぎ。鬼頭に怒鳴り散らしますが
「勝負はまだついたわけじゃない。
あんたも男なら黙ってみてなさい!」
とすごまれます。
(オレは何をやっているんだ!?
同点・・・・?
ああそうか、同点にされちまったんだっけ・・・!?
ランナーは・・・・!?
満塁!?
い、いつのまに・・・!?
もうなにがなんだかわからねえ!!)
京本の石井への投球は棒球。三塁線際に惜しいあたりを打たれてしまいます。
調子を崩した京本に一軍ナインから声がかけられます。
「京本!」「京本!」
しかし、彼の中でフラッシュバックするのは、ある記憶
- 245 :四番投手アラスジ2/4 :2007/05/07(月) 23:21:04 ID:???
- 「京本!なんでーおめーまた補欠かよ」
背番号をもらった日、サッカー部員からかけられた言葉―
エース工藤がサラブレッドだとすれば、京本は所詮、駄馬。才能が違う。
「いいかげん野球なんてやめちまえよ。ハハハ」
いつも下を向いてばかりいた・・・・
どんなに努力しても報われない自分が腹立たしかった・・・・
あこがれのエースナンバー
手を伸ばしても届かない背番号1
ただ一人の選ばれた男だけに許される背番号1
その自信と誇りに満ちた背番号1
だが駄馬にだって意地はある!
いつか必ず報われる日がくることを信じて・・・
オレは必死に努力した!!
人の何倍も何十倍も練習を積み重ねてきたんだ!!
「だから渡してたまるかよ・・・・
背番号1はオレのプライドなんだ!!
エースナンバーをつけて甲子園にいくのはこのオレだ―――っ!?」
- 246 :四番投手アラスジ3/4 :2007/05/07(月) 23:23:13 ID:???
- 意地とプライドとともに投げ込みますが、とんでもないボール球が二球続きます。
もう誰がどうみてもこの投手は限界です。
「タイム!」
京本の視界に、投手交代を告げるであろう鬼頭監督が
一歩一歩、マウンドへ近づいてくる姿が映ります。
「い・・・・・・・いやだ・・・
交代だなんて・・・・・いやだ・・・・・!
いや・・・・・だ・・・・・!!
いやだ―――――っ!!」
監督がマウンドまで来ると、京本は涙を流し、その場に崩れ落ちます。
人前もはばからず泣き、マウンドの土を掴むその手は震えています。
中学から一緒にやってきた桜井は懇願します。
いつも控えに甘んじてきた男が、一つの夢をみて、必死に努力し、
泥だらけになって手に入れたエースの座――そして、マウンドという孤独な場所での闘い――
「だから・・・・だから・・・・!!
最後までエースの誇りを彼に与えてやってくださいっ!」
熊田を始め、他のナインも監督に申し出ます。
自分たちのエースを最後まで投げさせて欲しいと。
鬼頭の決断は――
「誰が交代すると言った。お前はまぎれもない一軍のエースだ!
がんばれ!!
それを言いにきただけだ!!」
- 247 :四番投手アラスジ4/4 :2007/05/07(月) 23:24:50 ID:???
- (もう打たせない!!)
プレイ再開後の初球はさっきとは違う球!
石井が喰らいついた打球は一塁側第三野球部ベンチ前へ上がります。
これをファーストよりも早く、京本がダッシュしてきて飛びつきます。
豪快な音とともにベンチに突っ込んでいきながらも、しっかりボールは掴んでいます。
3アウトチェンジです。
立ち上がり、振り返った京本をみた第三野球部は
「!」
驚きの表情をみせます。
京本は三塁のあすなろに向かって歩き、ボールを手渡します。
「延長だ!」
改めて宣戦布告する京本―その額はおびただしい量の流血で赤く染められていたのでした。
- 248 :マロン名無しさん :2007/05/07(月) 23:43:17 ID:+3o7x6ZQ
- 京本・・・・・゚・(つД`)・゚・
そうだよなぁ投手って孤独だよなぁ。
それを支える桜井はいい奴だ。
そして監督!
あんた熱すぎるよ!
いい年こいたオッサンの言動じゃないよいい意味で。
- 249 :マロン名無しさん :2007/05/08(火) 02:10:14 ID:???
- 苦労人桜井にすっかり感情移入してしまったせいか
京本にはさんざんいらつかされてきたが
>オレは何をやっているんだ!? 同点・・・・?
>ああそうか、同点にされちまったんだっけ・・・!?
から始まる京本の追い詰められぶりにはさすがに胸をつかれた
サッカー部員にバカにされてんの桜井が一緒に聞いてるあたりもまた泣かすよな・・・
まあ、そんなところから人一倍努力して這い上がってきたなら
その途中であまりのつらさに多少性格もねじれてしまうかもしれんw
とまで思うようになった俺
桜井はともかく熊田けっこういい奴だったんだな
- 250 :マロン名無しさん :2007/05/08(火) 03:22:14 ID:???
- こいつらみんないい奴だな…理事長以外
- 251 :マロン名無しさん :2007/05/08(火) 14:56:22 ID:???
- いくら努力したところで性格がひん曲がってる言い訳にしちゃいかんわな
- 252 :マロン名無しさん :2007/05/08(火) 15:23:57 ID:???
- >>251
まあスパイク舐めろはひん曲がりすぎだわなw
工藤がやめて京本がエースになった時
海堂が金の事知らなかったら監督も殴らず、そのまま正捕手で
京本とバッテリー組んでたんだろうけど
この二人だと絶対うまくいかなかっただろうな・・・
たぶん海堂がいつか絶対京本を殴ってるw
いや、海堂もいい奴なんだけど結構いらちだしw
根本的に京本タイプの投手とは合わなそう。衝突しそう。
ヘタしたらチームも崩壊してそう。
- 253 :マロン名無しさん :2007/05/08(火) 23:13:26 ID:???
- あれほど素直なあすなろでさえハンパした時はブン殴られたしな
- 254 :四番投手アラスジ1/3 :2007/05/08(火) 23:27:23 ID:???
- 第三十四話「0の攻防」
試合は延長に突入!
激闘の中、高橋がやっぱりケガをしますが、0行進が続きます。
(負けてたまるか!)
お互いの意地をかけた試合は一歩も譲りません。
一軍選手も方で大きく息をするほど消耗してしまっています。
「さあガッチリいこうぜ・・・・・!」
フラフラになりながらも守備位置につこうとする一軍を
「もう守備につかんでもいい・・・・・・・・!」
理事長が、怒りの表情をみせつつ止めます。
「もうこんなムダな試合はやめだっ!!
ワシの裁定で一軍の勝ちとする!!」
突然の宣言に生徒たちは大ブーイングですが、理事長は怒りをブチ撒けます。
自分が大金をかけ、苦労し、育ててきた桜高校一軍を
こんな試合でムダ遣いさせることなどできない――鬼頭にも同意を求めますが、
「試合はこのまま続けさせます!
この一軍やあの第三野球部の連中のあの目を裏切りたくはないんでね。」
と、続行を主張します。
- 255 :四番投手アラスジ2/3 :2007/05/08(火) 23:29:26 ID:???
- しかし、これが理事長の逆鱗に触れてしまいます。
「娘の手術代ほしさに一軍の監督をしているのはどこの誰だーーっ!!
答えてみろーーっ!!
鬼頭!考えを改めんともうビタ一文ださんぞっ!!」
これを聞き、
「どこまで汚い奴なんだ・・・」
小出をはじめとした生徒たちがグラウンドに乗り込んできます。
「そうだこいつは汚いんだ!こいつはとんでもない奴なんだーーーっ!」
理事長が煽ると、続いて更にゾロゾロと、
生徒が乱入してきて、
取り囲みます――――――――理事長を。
人の弱みにつけこんだ理事長に、生徒たちはシュプレヒコールで応えます。
退学にすると理事長は脅しますが、そんなことをしたら授業料収入が減ってしまいます。
墓穴を掘った理事長は、桑本に、子猫のように持ち上げられ、
縄で縛り付けられ退場させられてしまいました。
大人の事情を無視して試合は再開。0の行列は更に続きます。
一軍も三軍もすでに立っているのが精一杯です。
- 256 :四番投手アラスジ3/3 :2007/05/08(火) 23:31:05 ID:???
- 一軍打者の打球をライト小西がファインプレイ、
しかし、倒れこんだまま起き上がってこれません。
もう走れないと言います。
「もう今日はここまででいいんじゃねえか・・・?
誰もオレ達を責めるやつはいねーよ・・
オレ達はもう十分やったよ・・
だから・・・だから・・・
もう・・・・・・・・・・・
これぐらいで終わりにしよーよ・・・・・」
なんとか顔を上げますが、涙と嘔吐でボロボロです。小西は更に吐き続けますが
「立て!」と海堂・・・・
歩けないという小西ですが
「だったら這いずれ!それとも・・・・・
ス パ イ ク を 舐 め る か ! ? 」
ほんの数ヶ月前までの屈辱の日々――何のために自分たちはここまできたのか?
自分たちの心の中にある思いは一体何なのか――
第三野球部の燃える思いを思い出した小西は立ち上がります。
「オレたちはクズじゃない!!
だから自分で立てます!!」
死闘は、延長十七回に突入します。
- 257 :マロン名無しさん :2007/05/09(水) 00:05:40 ID:FoC78U2w
- >ワシの裁定で一軍の勝ちとする!!」
引き分けにしておけば神になれたかもしれんのに・・・
- 258 :マロン名無しさん :2007/05/09(水) 02:06:05 ID:???
- 「勝ちとする!」じゃねーよw 理事長メチャクチャすぎる
そんな一軍と対等に戦える三軍の選手見て
「ウホッ使えるコマが増えた!」とか喜べないもんかな、戦力アップだろうに
小西も根性見せてて(・∀・)イイ!!けど
やっぱ桑本はおいしいとこ持ってくなー…って、し、縛りあげたのも桑本なのか!?
後で問題にならないか?w
- 259 :マロン名無しさん :2007/05/09(水) 06:23:45 ID:???
- 縛ったのは指宿さんと予想
- 260 :マロン名無しさん :2007/05/09(水) 09:48:48 ID:???
- 止めないのかよ指宿さんw
- 261 :マロン名無しさん :2007/05/09(水) 12:36:55 ID:???
- ほら、あの人いろいろ溜まってそうだから……
- 262 :マロン名無しさん :2007/05/09(水) 13:15:28 ID:???
- 主将とエースが揃ってそんな無法者じゃ
銚子工業、大会出場停止になるなw
- 263 :四番投手アラスジ1/3 :2007/05/09(水) 23:10:17 ID:???
- 第三十五話「京本の秘策」
延長十七回――雷とともに降り出した雨の中、あすなろの熱投が続きます。
「あいつ、一生懸命がんばってるよな。」小出君が相方に話しかけます。
「あのあすなろがよ、いつもいじめられてばかりいたあの泣き虫がよ・・・
今はあんなにがんばってやがる・・・!
だからよ・・・だから・・・ここまできたら負けていいなんてオレは言わねえぞ!
ここまできたら・・・・絶対、勝つんだあすなろ!」
必死に投げるあすなろをバックが盛り立てます。
達郎が、石井が、高橋が、一軍の打球をファインプレーでもぎ取ります。
しかしそれは、あすなろの球が芯で捉えられているということ。
しかも十七回は下位打線でした。十八回を迎えれば、一軍は一番からの好打順。
点を取られる可能性はかなり高いものになります。
(この十七回の裏でなんとかしなければ!)海堂は考えます。
ドシャ降りの中、京本も熱のこもった投球をみせ、
十七回の裏、先頭の達郎を三振に切って取ります。球はまだ死んでいません。
(オレがなんとかしなければ!)
海堂は、京本の球を捉え、センター返し!投手の横を抜けていく!かと思われましたが
バ チ ー ッ !!
なんと京本が素手で打球を掴み、ピッチャーライナーに打ち取ってしまいました。
- 264 :四番投手アラスジ2/3 :2007/05/09(水) 23:12:15 ID:???
- (お願いです。僕に・・・僕に打たせてください!)
と願い打席に向かう5番あすなろを、夕子が呼び止め、
雨にぬれた手を、ハンカチで拭いてくれます。
夕子は言います。
自分も本当は一緒に戦いたい、打たれた球を追いかけてとってあげたい・・・
でもそれは無理な話。
だから、気持ちだけあげる―――「ファイト!!」
(こいつさえ打ち取れば・・・・・)
京本は初球を投げますが、とうとう一本足打法のタイミングが合います!
打球はレフトへの大きな当たり!飛距離は十分ですが、惜しくもポール左へ切れていきました。
「それならそれで・・・一本足打法をこれで封じ込んでやるぜっ!」
と京本が投球動作に入り、左足を高くあげると、
ピタッ
投球動作を止めてしまいました。
- 265 :四番投手アラスジ3/3 :2007/05/09(水) 23:14:03 ID:HUBajiQB
そして ゆ ら 〜 〜 〜 〜 〜 っと動き、
超スローボールを投げてタイミングを完全に外します。
これで2ストライク。
次の球も同様にタイミングを外しますが、惜しくもボール1個分外れてしまいます。
「運のいい奴だ」
と京本は踵を返しますが、なんとあすなろはその間もずっと左足を上げ続けています!
「こ こいつ・・・・!
なんて下半身してやがるんだ!」
(さあ来い!最後の勝負だ!)
- 266 :マロン名無しさん :2007/05/10(木) 01:06:42 ID:???
- 流石にボークだろと突っ込まずにはいられない
- 267 :マロン名無しさん :2007/05/10(木) 02:28:12 ID:???
- ランナーいないから反則投球→ボール一つウマーでいいんだっけ?
しかしやはり京本はあんまり頭良くないな・・・
頭は悪いけど復活した海堂のライナーを素手で捕ったのはすごいな
海堂のだよ?手がイッてしまうがな(((( ;゚Д゚)))ガクガクブルブル
- 268 :マロン名無しさん :2007/05/10(木) 10:01:24 ID:???
- 手がイッちゃったからスローボールで勝負してるのかもね。
しかし高校生にして、緩急をつけた投球の大切さを理解している京本は
かなりレベルの高い投手だといえる。
あの性格さえなければな!
- 269 :マロン名無しさん :2007/05/10(木) 13:18:22 ID:???
- 背面で投げればいいのに
- 270 :4番投手アラスジ1/6 :2007/05/11(金) 00:33:32 ID:???
- 第三十六話「一本足対一本足」
これが最後の打席になるだろうあすなろ
「何も考えず・・・ただボールに精神を集中して、思いっきりバットを振るんだ!」
三たび、投球動作を止める京本
「今ここでお前にうたれるわけにはいかない!!お前のその一本足に!!
お前が勝つか、オレが勝つか!最後の勝負だ―――っ!!」
前の投球間隔よりずっと長い間、止めたままです。
- 271 :4番投手アラスジ2/6 :2007/05/11(金) 00:38:29 ID:???
- 一本足どうしの根競べになりました!
(いくぞ、あすなろ!!)
最後の球は、球速40キロにも満たない超スローボール!
あすなろはタイミングを完全にはずされます。
- 272 :4番投手アラスジ3/6 :2007/05/11(金) 00:40:43 ID:???
- (タイミングをずらすんだ!タイミングを・・・・!!)
ボールに喰らいつこうとする、あすなろはバットを高く持ち上げ、
まさかり打法をとり、バットを残します。
これでタイミングが合います!
ガ キ イ ン ッ !!
打球は地をはうようなライナー!
しかし、これは二塁手の守備範囲―――かと思われましたが、
まさかり打法によって、ボールにバックスピンがかかり、大きくホップしました!
全体重をかける一本足とまさかり打法。二つの打法が重なって生み出された破壊力ある打球は右中間フェンスを直撃!
しかもライトが打球処理を誤ってしまいます!楽々の三塁打コース!しかし
(あと一点!あと一点入れば・・・!!)
- 273 :4番投手アラスジ4/6 :2007/05/11(金) 00:42:43 ID:???
- 前の試合と同じ光景!あすなろは三塁を蹴ります!
第三野球ナインは、戻るよう必死に声をかけますが、
「もっと速く走れーっ!あすなろ君!」
涙を流し、叫ぶのは、夕子。
「今度は転ばないで・・・・・速く・・・もっと速く走ってきて――っ!!」
これに
「そうだ・・・走れ・・・」
「走れ・・・・・」
他のナインが
「そうだ!走るんだ!あすなろ!!」
小出が
「走れ!もっと・・・・・・・」
「もっと速く!
走れ あすなろ―――っ!!」
バックホームされた返球は低く、桜井がはじいてしまいます!
あすなろは本塁へ、頭から滑り込みます!
こぼれた球は、京本がすばやくカバーし、これも滑り込んで、走者にタッチにいきます!
≡≡≡⊂⌒⊃゚Д゚)⊃ ▽ ○⊂(`Д´⊂⌒`つ≡≡≡
ザ ザ ー ッ
判定は―――――
「セーフッ!! ゲームセット――――ッ!」
- 274 :4番投手アラスジ5/6 :2007/05/11(金) 00:45:02 ID:???
僕たちはがんばった!!
かけがえのないものが たくさんあることも知った
この先 何度もくじけそうになるときがきても
心がはりさけそうな思いにかられる時でも・・・・
この日がある限り僕たちは必ず立ち上がる!
僕たちは本当によくがんばった
だから・・・
だから・・・
こんな時は思い切り胸を張って泣いてもいいと思う
それが・・・それが今、僕たちに与えられた勲章なんだ
第三野球部が涙を流す一方、
桜井が、ホームに滑り込んだままの京本に手を差し出します。
「立てよ京本!
いつまでもはいつくばってちゃカッコわりーぜ!」
「桜井・・・感想を聞かせてくれよ
どんな・・・・ゲームだった?」
「もちろん!最高のゲームだったぜ!!」
- 275 :4番投手アラスジ6/6 :2007/05/11(金) 00:48:06 ID:qRk8yKiI
- 鬼頭は、海堂に後を託し、去ろうとします。
しかし
「監督がいねーんだよな」
と海堂。鬼頭の方は見ずに独り言のように言います。
「甲子園へいくには監督が必要なんだよな。
誰でもいいから監督を引き受けてくれるやついねーかな。」
一瞬の静寂の後、観客からは、鬼頭に甲子園へ連れて行って欲しいと大歓声があがります。
(私の負けだ)と鬼頭。
僕たちが大人になったとき・・・・
誰かにほんのちょっぴり自慢話ができるかもしれない
そう、僕たちの話を。
でもそれはまだまだずっと先のことだ・・・
なぜなら・・・
僕たち第三野球部の伝説はまだ始まったばかりだから!!
- 276 :マロン名無しさん :2007/05/11(金) 00:57:43 ID:???
- いい最終回だった
- 277 :マロン名無しさん :2007/05/11(金) 01:37:50 ID:???
- ほんとになw
一軍戦の結末はなんで毎回最終回テイストなんだ
>桜井が、ホームに滑り込んだままの京本に手を差し出します。
>「立てよ京本!
> いつまでもはいつくばってちゃカッコわりーぜ!」
桜井カコイイな、惚れるぜ
このままこの二人あっさり三軍落ちでサバラ!ってのもさみしいな
京本にはこれからまだまだきっと大切な役割があるはずだ
さっそうと先発で躍り出ていって壮絶に打ち込まれるかませ犬ポジとか
- 278 :マロン名無しさん :2007/05/11(金) 18:12:26 ID:???
- 桜井はいい副将になりそうだけどな。
ほら、海堂さんちょっとスパルタだからw
柔と剛、アメとムチでいい感じに第三野球部を育てていけそうな…。
- 279 :マロン名無しさん :2007/05/11(金) 18:49:28 ID:???
- でも京本が泣いてスパイクとか舐めない限り入部させてもらえんだろな。
いい選手だけ残らせてもらえるんなら、ただの合同チームになってしまう。
- 280 :マロン名無しさん :2007/05/11(金) 22:31:42 ID:???
- やっぱ京本が残らなきゃ桜井も残らないって言うわな。
京本はこのまま三軍に落ちたら
二軍の奴らにスパイク舐めさせられるんじゃないか
- 281 :マロン名無しさん :2007/05/12(土) 02:12:46 ID:???
- 普通に考えたら今第三野球部は人数ギリギリで誰もリタイヤできない状況なんだから
何人かは交代要員として残すんじゃないか、一軍から
そうでないと高橋はいつか死んでしまう・・・
- 282 :マロン名無しさん :2007/05/12(土) 11:39:27 ID:???
- いつか海堂さんが八百長審判殴って退場になった時
控え捕手桜井がみんなを助けてくれる日が来るよ!来るよ!
- 283 :マロン名無しさん :2007/05/12(土) 17:04:43 ID:???
- >>281
高橋w
- 284 :四番投手アラスジ :2007/05/12(土) 23:29:53 ID:nxqDlptO
- 第三十七話「隠された過去」
一軍戦が終わって数日。
甲子園という目標ができた第三野球部エースのあすなろは学内のヒーローとなっていました。
今まで想像することさでできなかった場所を目指す戦いが、これから始まっていくのです。
憧れの一軍ロッカー室に入った小西・白石トリオが見たのは、身辺整理をしている京本。
「元気でな」と言い残して去っていきました。
まるで学校を辞めていくかのような言動だったことを、第三野球部部室でみんなに話すと、
「京本を引き止めにいってくる」と海堂。彼は第三野球部に必要な人間だといいます。
みんな後を追って、その様子を見にいこうとします。
一人だけ部室に残ったあすなろは、ロッカーの中に入っている「あるもの」を発見します。
(こ、これは・・・・!?)
京本は、マウンドに立ち、グラウンドに別れの挨拶をしていました。
そこに桜井がきて、二軍でもいいから続けようと説得を試みますが、
自分たちの夢はあくまで甲子園―その夢が叶わない以上、学校にいても、
野球を続けても意味はないと、頑なに拒みます。
(京本、本当にそれでいいのか?)
京本がグランドを出ると、ちょうどそこには海堂たち第三野球部が来ていました。
「オレたちと一緒に野球をやらないか?」
と声をかけますが、それでは自分のプライドが傷つけられてしまうと、去っていこうとします。
- 285 :四番投手アラスジ :2007/05/12(土) 23:33:38 ID:nxqDlptO
- しかしその目の前には、あすなろ。
「京本さん、逃げるんですか?」と問いますが、
京本は、自分の気持ちに素直に従っているだけだと言います。
しかしそれはウソだと、あすなろは言います。本当は野球を続けたくて仕方ないはずなんだと。
「お前に何がわかる!!お前にオレの気持ちが・・・」反論する京本ですが
「わかりますっ!!これがその・・・証拠です!」
あすなろが京本に見せたのは、ひどくボロボロの第三野球部ユニフォーム。
しかし、その胸の部分には、なんと京本と名前が書かれています。
京本は実は、あすなろたちと同じ第三野球部の出身だったのです。
過去を暴かれた京本は、力なくその場に跪きます。
「その通りだ・・・・オレは他の選手と違いスカウトされてこの学校にきたわけじゃない。
本当はオレは・・・三軍から這い上がってきた男なんだ!
苦しかった・・・あの頃は毎日毎日もがき苦しんでいた。
だがいつの日か一軍に這い上がることを夢見て
オレは・・・オレは・・・!」
京本の脳裏には、草むしりをし、一軍選手に見下され嘲笑われている頃の自分の姿が浮かんでいました。
この頃のことが胸の中に残っている限り、野球を辞めることなんてできるはずがない。
だから一緒に野球をやろうと、あすなろは誘います。
(
- 286 :四番投手アラスジ :2007/05/12(土) 23:34:14 ID:nxqDlptO
- (オレは今まで他人を蹴落とすことばかり考えてきた・・・
そんなオレに一緒に野球をやろうだなんて・・・
こいつら・・・こいつら・・・・!)
京本は大粒の涙を流しました。
六月末、露も終わりを告げる季節。
第三野球部は、京本と桜井をメンバーに加え、毎日特訓に励みました。
そして、あの熱い夏の日差しが照りつける頃、
全国高等学校野球選手権千葉県予選の幕が切って落とされます!
- 287 :マロン名無しさん :2007/05/13(日) 01:08:39 ID:???
- 京本もかつてはスパイク舐めさせられたりしてたのか
でもやられて嫌な事人にするよくない
とは言え達郎がすっかりナイスガイになった今
京本にはもうちょっとヒネたままでいてほしい気もする
まあ、京本らしく色々ダダをこねつつ控えバッテリー残留キター
他の一軍選手は海堂的に別に必要じゃないんで全員さくっと三軍落ちか・・・シビアだなあw
結局外野手増えないし、(゚Д゚;)高橋が死んじゃう!
- 288 :マロン名無しさん :2007/05/13(日) 14:27:18 ID:???
- 白石
白石
熊田
海堂
桜井
檜
達郎
小西
斉藤
こんな打順を想像してた時期がオレにもありました
- 289 :マロン名無しさん :2007/05/13(日) 23:06:42 ID:???
- クマーはもったいないことしたな
ところで桜井が「二軍でもいいから」って言ってるけど
上下入れ替えじゃなくてトコロテン式に
←―┐
一軍 │
二軍 │
三軍―┘
一軍(もと三軍)
二軍(もと一軍)
三軍(もと二軍)
ていうこと? 二軍いい迷惑だな
- 290 :4番投手アラスジ1/2 :2007/05/13(日) 23:56:24 ID:???
- 第三十八話「県大会開幕」
県大会の組み合わせが決定しました。
大漁学園とか掛布商業とか光源治高とか多古西高とか適当に名づけられた校名が並ぶ中、去年の代表・桜高校は第1シード。
勝ち進んで順調にいけば、銚子工業とは準決勝で顔を合わせます。
その銚子工業主将・指宿は、抽選会であったときに意味ありげな言葉を口にしていました。
「桑本と会いたければ準決勝まで勝ち進んでこいあすなろ!
『どんな』桑本が待ってるか知りたければな!」
大会を控える桜高校野球部に、新聞記者が取材にきましたが、
三軍が出場するとわかると
「ダメだこりゃ。取材にならんわ!」
「帰ろ!今年の桜高はダメだ!」
さっきまで海堂に話を聞いていた、眠そうな目をした記者も
「ウチもそういうことで・・・・」
と去っていきました。
突然、掌を返した大人たちの態度に3バカトリオは激怒しますが、海堂は、
「勝てばいやでも注目されるさ」と鎮めます。
- 291 :4番投手アラスジ2/2 :2007/05/13(日) 23:58:52 ID:xTp2lFHd
- とうとう県大会開幕。桜高校は、第三野球部のユニフォームを身に着けて出場です。京本も着ています。
控え室で目にした新聞には、本命・銚子工、対抗・黒潮商業と大きく書かれています。
第三野球部については、東日新聞に小さな記事で、「今年はダメ」とはっきり書かれてしまっています。あの眠い目をした男の新聞社です。
控え室前でその彼らに声をかけられますが、小西たちは完全に無視。
海堂だけが余裕タップリに話をします。
初戦は、利根川高校との対戦。県内ベスト16に入る学校です。
三軍のユニフォームを着た桜高校を完全に見下しています。
スタンドで観戦するさゆりちゃんと夕子の横には、東日新聞の二人が座り、
桜高は初戦敗退だと口にしてしまいます。これに夕子は食ってかかります。
学外の誰もが期待をしないなか、試合はプレイボール
あすなろの投げ込んだ初球に、記者や利根川ベンチは驚きます。
「あれが三軍の投手の投げる球かーーーっ!?」
あすなろは一回表を三者連続三振に抑えました。
そして一回裏、白石兄弟が足を生かして出塁、達郎はテニス打法でヒット。
「どうなってんだこりゃ?」と記者は驚くばかりです。
四番海堂は、さゆりちゃんの声援が届いたのかどうかはわかりませんが、
先制の満塁本塁打!五番あすなろもレフトスタンドへブチ込みます!
「ど、どうなってるんだ・・・今までみたことないタイプのチームだ・・・
とにかく今いえるのは・・・
今年の桜高は例年以上の実力だーっ!」
30対0の五回コールドゲームに、マスコミはまた掌を返すのでした。
- 292 :マロン名無しさん :2007/05/14(月) 00:55:04 ID:???
- もういちいち初戦にガチガチに緊張したりとかしないくらい
精神的に成長を遂げてしまったんだな俺の第三野球部達・・・嬉しいけどなんか寂しくもあり
しかし初回から11点とかいくらなんでもトバしすぎだろw
30対0って工エエエエエエェェ(´Д`)ェェエエエエエエエ工
それはあまりに弱すぎるのでは利根川高・・・
- 293 :マロン名無しさん :2007/05/14(月) 14:05:58 ID:???
- 利根川高校弱すぎワロス
- 294 :マロン名無しさん :2007/05/14(月) 18:32:30 ID:???
- 全国ベスト4に勝ったチームなんだから県の16強レベルじゃ相手にならんわな。
このまま銚子戦まで余裕だろ。で、それまでに達郎が馬鹿でも打てる
三階カーブ攻略方を考えたり高橋がケガしたりするんかな。
- 295 :マロン名無しさん :2007/05/14(月) 19:56:26 ID:???
- >全国ベスト4に勝ったチームなんだから
そういやそうだったな、その発想はなかったわw
たった3試合のうちに
もう実力的にはえんらい事になってしまっていたんだな
ところで指宿主将がまたなんかヤバい顔してた
大丈夫?桑本迷惑かけてない?
- 296 :4番投手アラスジ1/2 :2007/05/14(月) 23:54:47 ID:???
- 第三十九話「無名校の大物」
第70回全国高等学校野球選手権大会千葉予選
有力校選手紹介その1 桜高校
投手 ・檜あすなろ―小柄だがスタミナバツグン。重い速球とコントロールのよさが身上。本格派を目指す。
捕手 ・海堂タケシ―主将。桜高校野球部の大黒柱。強肩強打。超高校級のスラッガー。ナインに絶大の信望がある。
レフト ・田村達郎 ―ちょっと変り種のスイッチヒッター。ミートの巧さには定評がある。女生徒に人気。
ショート ・白石兄 ―二塁手の白石と双子。俊足。選球眼の良さは折り紙つき。
セカンド ・白石弟 ―兄と同じく俊足の持ち主。バントは絶品。兄と組む二遊間は鉄壁。
ライト ・小西カズオ―長打力にかけてはチーム一、二を争う。ただ気が荒いせいかバッティングは雑。意外に強肩。
センター ・高橋ひろし―炎のガッツマン。多少のケガにはビクともしない。
サード ・石井幸司 ―守備はバツグン。ファインプレーの連続で投手を助ける場面もしばしば。
ファースト・斉藤輪大 ―一見鈍そうに見えるがここぞという時の打撃には誰もが驚く爆発力がある。趣味は俳句。
補欠 ・京本直哉 ―元一軍のエース。代打役も兼ねる頼もしい控え投手。
桜井哲也 ―元一軍のレギュラー。捕手出身だけに投手心理を読む打撃は巧い。
三回戦の浜中商戦も15対3と大勝した第三野球部は有力校のひとつとして、新聞にも取
りあげられました。
- 297 :4番投手アラスジ2/2 :2007/05/14(月) 23:57:53 ID:h00ayMQK
- 四回戦は浅加学院。県内トップクラスの進学校です。野球ではこれまで無名でしたが、
四回戦まで勝ち進んだ学校は要注意。東日新聞記者が第三野球部に何か話そうとすると・・・
「あの・・・桜高の方々じゃありませんか?」
浅加学院野球部が挨拶をしにきました。
みんな小柄でまるで中学生のような体躯。
3バカは楽勝だと、プッと噴出してしまいそうになります。が
「お前ら、桜高相手にペコペコしてんじゃねーよ!」
と真っ黒に日焼けした大男が現れました。浅加学院らしきその男は、あすなろと握手。
しかしギリギリと強く握ってきて挑発します。
「オレの名前は坂口!坂口力也だ!!よおく覚えとくんだな。」
坂口一人が飛びぬけて大きくて、他は頼りなさそうな浅加楽員。その印象は数字にも現れています。
石井が目を通したデータノートによると、チームの打点のほとんどを坂口がたたき出しています。
しかも彼は、昨年3回戦止まりとはいえ、本塁打は第二位、長打率.920!要注意の四番打者です!!
かと思われますが・・・
「一番投手坂口くん」
スタメン発表で一番最初に名前が読み上げられます。
彼は、自分のバットでしか点が取れないことをよく自覚し、
もっとも打順が回る1番に座っているのです。
(いくぞ!桜高!)一回表、いきなり坂口を迎えてのプレイボールです。
- 298 :マロン名無しさん :2007/05/15(火) 01:52:30 ID:???
- 「趣味は俳句」とか必要な情報なのか?w
そんなどうでもいい情報で行埋める余裕があるんなら
高橋についてもっとなんか書いてやれ
いや、実はさりげなくすごい伏線になってて
試合中にサラリと一句詠んでそれをきっかけに三階カーブ攻略に開眼したり…
せんわな
- 299 :マロン名無しさん :2007/05/15(火) 10:35:24 ID:???
- >炎のガッツマン。多少のケガにはビクともしない
これは野球選手の紹介文としてイカガナモノカ
- 300 :マロン名無しさん :2007/05/15(火) 11:07:08 ID:???
- そんな事より白石兄弟の下の名は
この機会を逃すとたぶん永久に出てこないというのに
- 301 :マロン名無しさん :2007/05/15(火) 16:22:58 ID:???
- チームメイトも知らなそうw
- 302 :4番投手アラスジ1/1 :2007/05/15(火) 23:30:41 ID:???
- 第四十話「浅加学院の秘密」
浅加学院の先頭打者は坂口。
第三野球部バッテリーは外角低めから入ろうとしますが、初球を痛打!
斉藤の股間を抜けた低いライナーはそのままライトフェンス直撃!俊足の坂口は三塁に到達します。
二番打者は初球スクイズ。あすなろはボールを外しますが、飛びついてバントを決められ、先制点を許します。
まだ試合は始まったばかりですが浅加学院ベンチは「勝ったも同然」だと騒ぎます。
続く三番、四番は簡単に三球三振。怖いのは坂口だけの様子です。
1回裏、逆転に向けて盛り上がる第三野球部ですが、石井はノートを眺めながら、
「このデータを見る限り、今の一点は僕たちにとってとてつもなく重い一点のような気がしてならないんです。」
と青い顔をします。
浅加学院の投手は坂口。初球を見た白石は、(たいしたことねーじゃねーか)と余裕の表情。
二球目をセンター返し!ヒット性の当たりですが、ショートがファインプレーで守ります。
二番弟の当たりは一ニ塁間を抜けますが、ライトが猛然と突っ込んでライトゴロに仕留められてしまいます。
三番・達郎も、坂口を予想以下の投手だと分析し、(一発狙ってみるか)と右打席に立ちます。
ここまで長打のない達郎を(一発さえなければ怖くない)と考える坂口ですが、
達郎が強引に引っ張った打球はグングン伸びる大飛球。いったかと思われましたが・・・
レフトが俊足を飛ばしてフェンスまで到達。そこからフェンスによじ登り、さらにそこからジャンプ!ホームラン性の当たりを捕ってしまいます。
「やっぱり僕の思ったとおりだ・・・」と石井はつぶやきます。
データによると浅加学院は、全員が100mを11秒台で走る俊足なのです。
さらに公式戦38試合で失策0!じつは守備範囲の広さと固さでここまで勝ち上がってきたチームだったのです。
この一点どうやらとてつもなく重い一点になりそうです。
- 303 :マロン名無しさん :2007/05/15(火) 23:40:32 ID:???
- >浅加学院は、全員が100mを11秒台で走る俊足
なぜ野球部?
つーかナムコスターズ?
- 304 :マロン名無しさん :2007/05/16(水) 01:41:34 ID:???
- 珍しく一発狙ってみる達郎カッコヨス
石井はこのままメガネキャラらしく名スコアラーとしてキャラを立ててゆくというのはどうか
- 305 :マロン名無しさん :2007/05/16(水) 05:32:16 ID:???
- 偶然か知らんが達郎の選択はベストだったんだな。
- 306 :マロン名無しさん :2007/05/16(水) 11:49:35 ID:???
- だが相手データなんて試合前に全員で確認しないと意味ないのでは・・
試合中に一人でノート眺めてブツブツ言ってるんじゃ、ちょっと可哀相な人だぞ石井。
- 307 :マロン名無しさん :2007/05/16(水) 13:48:46 ID:???
- キャラ立てといえば
控えコンビが驚き役への道を歩みつつあるな
だめだ!そっちに行っちゃ!!
- 308 :マロン名無しさん :2007/05/16(水) 23:13:56 ID:???
- 桜井「そういえば聞いたことがある・・・浅加学院は全選手100m11秒台の俊足ぞろい
鉄壁の守備範囲を誇る失策0のチームだと」
京本「ゲェー!失策0!!」
- 309 :四番投手アラスジ1/2 :2007/05/17(木) 01:28:15 ID:???
- 第四十一話「鉄壁の守備陣」
二回裏、第三野球部の攻撃は四番・海堂から。鉄壁の守備も関係ないホームランが期待されますが、
(打ち合わせどおりアレでいくぞ!)
なんと、先頭打者を敬遠。同点のランナーを出します。
続く五番あすなろにも一発の期待がかかりますが、これまた敬遠。
逆転のランナーまで出してしまいます。まるで逆転してくれとでも言わんばかりの策ですが
「むしろその逆だ!」
と鬼頭は分析します。
一発長打のある二人との勝負を避け、鉄壁の守備で後続の打者を打ち取っていく作戦のようです。
これに小西は激怒し、文字通り燃え上がりますが、メチャクチャな大振りを3度繰り返して1死。
高橋は低めにボールを集められ、内野ゴロ併殺打。無死一二塁の好機は無得点に終わりました。
坂口以外はまったく打力のない浅加学院、あすなろの前に六者連続三振を喫します。
白石兄は(こりゃなんとか逆転できそーだ)と一人笑いますが、ちょうどそのとき、
久々に前に打球が飛びます。油断していた白石はエラー。海堂に怒られ、小西に罵られます。
さすがに小西には怒りますが、それを慰めたのは守備の名手・石井。
「向こうに負けないくらいウチも守備が鉄壁だということを見せてやりましょう!」
- 310 :四番投手アラスジ2/2 :2007/05/17(木) 01:30:25 ID:???
- しかし1死1塁でむかえるのは、一番坂口。
長打率.920の強打者にとっては一塁からがスコアリングポジションになってしまいます。
あすなろの投げた初球は内角低めギリギリ。打ってもゴロになると思われるコースですが、
坂口は強引にすくい上げます。これはレフトへのファールですが、飛距離は十分。
来た球をとにかく遠くへ飛ばすことしか頭にないようです。
なんとかかわす策を考える桜井ですが、あすなろは直球しかもっていません。
「だがここぞという時の一球は計り知れない威力がある。
それをよく知ってるのはほかならないオレ達だよな!?」と京本は親指を立て、ウインクします。
二球目は、あすなろが力んでド真ん中に入ってしまいます。
「もらったーーーーーーーっ!」
と意気込む坂口ですが、球はナチュラルシュートして、バットの根っこに当たります。
打球は詰まって、あすなろの勝ち―――かと思われましたが、打球はライト前に上がります。
鈍足小西では追いつけないことを見越して、走者は三塁も回りそうな勢いで走ります。
追加点かと思われましたが、ライト小西がみごと飛び込んでキャッチ!さらに自ら一塁を踏んでダブルプレー。
意表をつかれたプレーに、味方の白石・斉藤は目を点にしてしまいます。
なぜ追いつけたのかと聞く白石に、小西は自分のお腹を見せ付けます。
ダイエットしてどうやら痩せていやがったようです。急激に痩せたために皮がたるんでいるのはご愛嬌。
なにはともあれ、第三野球部の守備も負けてはいません。
(もう点はやらない。あとは取るだけだ!!
覚悟しろ浅加学院!!
- 311 :マロン名無しさん :2007/05/17(木) 01:57:10 ID:???
- うはwww京本ちょっとナイスガイw誰だてめえw
機敏なデブキモカコイイ
せっかく無条件で二塁まで行ける海堂が三盗してくれたら道も開けそうな気がするのにな
やっぱムリかなw
- 312 :マロン名無しさん :2007/05/17(木) 05:40:48 ID:???
- あの爽やか君は誰だ?
何の前フリも無く新キャラ出すなよ。
- 313 :マロン名無しさん :2007/05/17(木) 13:59:00 ID:???
- やっぱ熊田残しときゃよかったんだよ!
>>288の打線なら敬遠敬遠敬遠の満塁から犠飛とかで
軽く点入ってる気がするw
今の打線に代打桜井を入れるだけでも
ずいぶん違ってくると思うんだが、どうか。
- 314 :マロン名無しさん :2007/05/17(木) 20:26:04 ID:???
- 小西、高橋に代わって桜井、京本なら一二塁のあとに伝家の宝刀ふたつで得点だな。
あとは新キャラの爽やか君がどういう力を持っているかが鍵を握りそうだ
- 315 :四番投手アラスジ1/2 :2007/05/17(木) 23:31:28 ID:kRwSsH1K
- 第四十二話「怒りの斉藤輪大」
小西の快足により、追加点をはばんだ第三野球部ですが、浅加学院の守備の前に無得点に抑え続けられます。
そしていつのまにか試合は8回表を終了。桜高スタンドは敗北の予感に静まっています。
8回裏は斉藤輪大から。いつものボ〜っとした表情に、
小西たちは気合をいれろと声をかけますが、これに怒ってしまいます。
マウンドに集まる浅加学院も
「まずはあのマヌケな顔した9番からキッチリとっていこー」
と禁句を口にします。地獄耳の斉藤は更に燃え上がります。。
「ぼ、僕を怒らせたら、どうなるか・・・思い知るがいいんだなーーーーーーーーっ!!」
すさまじい音を立てた打球は・・・・・
ボテボテの三塁ゴロ。
三塁手が前進してきますが、
「!」
ボールには斉藤の怒りを表すかのごとく、すごい回転がかかっていて、
はじいてしまいます。一呼吸遅れて三塁手は送球。一塁へは、ものすごい形相をした斉藤がヘッドスライディング!
判定はセーフ!足が一般人の1.5倍長いから間に合ったと本人の弁。
それはさておき、このプレイは浅加学院のエラーと記録されます。連続無失策記録はストップしてしまいました。
- 316 :四番投手アラスジ2/2 :2007/05/17(木) 23:33:15 ID:kRwSsH1K
- サード河口は坂口に謝りますが、逆に坂口が慰めます。
今までエラーがないことの方が不思議なくらいなのです。
「オレは今までお前達の守備にずいぶん助けられた!
ここまで勝ってきたのはお前達のおかげなんだぞ!オレ達の守備は鉄壁だ!
こんなことで崩れるわけがない!そうだよな!?」
本来はもっと野球の強い学校へ行って、苦もなく甲子園にいけたはずの男・坂口――
(オレたちはいつも坂口にはげまされてきた。足手まといのオレ達をいつも坂口ははげましてくれた!
だから、あいつの気持ちに応えるためにもこの試合勝つぞ)
河口は気落ちせず、やる気は更に上がったようです。
白石兄は送りバント。チャンスをつくります。
弟は捕手フライに倒れますが、達郎は粘りに粘って四球を選びます。
チャンスを広がり海堂をむかえますが、坂口はまた敬遠を選択します。
五番・あすなろの方がリーチが短いため、外角攻めで討ち取れるという計算です。
しかしチャンスで打席にたつあすなろも気迫十分です。
(もう後はない!
この回が勝負のヤマだ!打つ!必ず打つぞ!!)
- 317 :マロン名無しさん :2007/05/18(金) 01:42:21 ID:???
- え、結局この膠着状態は斉藤で打破かよw
キレキャラ頼りはなんか反則ぽくて腑に落ちないんだけど・・・しょうがないのかな
つか浅加の鉄壁守備にはバントすら通用しないかと思ってたんだが
送りバントイケちゃうのか・・・だったらそれこそ桜井京本で伝家の宝刀とか
もっと色々やりようがあったような気も
まあいいや、今週は力也かっこいいよ力也
これに尽きる
- 318 :マロン名無しさん :2007/05/18(金) 10:04:12 ID:???
- とりあえず、9回裏に押さえの切り札京本投入を期待して待っている。
- 319 :マロン名無しさん :2007/05/18(金) 10:31:35 ID:???
- せっかく仲間になったんだから、ここらで見せ場を作ってやらないと
このままいらない子で終わってしまいそうだしね、控えバッテリー。
- 320 :マロン名無しさん :2007/05/18(金) 12:28:14 ID:???
- ここはあすなろ凡退→意気消沈したところで控えコンビ&爽やか君が奮起→新戦力三人の独壇場で勝利
しかないな
- 321 :マロン名無しさん :2007/05/18(金) 22:06:19 ID:???
- >>320
爽やか君は京本にないものを持っているからな
押し出しデドボーで「オ…オレの事はいいから・・・グフゥ!!」
とか言って我が身を犠牲にしてまで皆を助けてくれるかもしれないな
ってまだ言うかwww<爽やか君
- 322 :四番投手アラスジ1/3 :2007/05/18(金) 23:41:48 ID:DeGOdnJa
- 第四十三話「坂口の決め球」
桜高がついに迎えたチャンス!ここが勝負の分かれ目です。
浅加学院バッテリーは打ち合わせどおり外角低目を攻めますが、あすなろはくらいついていきます。
一塁線際にファールボールを打たれたことで捕手・佐藤は危機感を感じ、
「あの球を使おう!」
と提案します。坂口は躊躇しますが、佐藤の決意は固いものでした。
二球目も外角攻めですが、少し甘い球。十分球をとらえることができる!
と思われましたが、あすなろのバットは空を切ります。ガクーンと落ちるファークボールだったのです。
急激な角度で落ちた球はベース上に落ち、バウンドして捕手の横にそれていきかけます。
(とめる!後ろにそらしたらおしまいだーっ!)
佐藤は懸命に足をあげブロック!しかし鈍い音とともにうずくまります。
坂口が駆け寄りますが、
「平気だよ。なんともないよ坂口!さあ2−0に追い込んだぞ!」と息を切らしながら答えます。
次の投球に備え、構える佐藤ですが右ふくらはぎは大きく腫れ、出血までしています。
佐藤は、坂口がこれまでフォークを投げれなかったのを自分のせいだと考えています。
自分があの鋭いフォークを捕球できないから・・・・
- 323 :四番投手アラスジ2/3 :2007/05/18(金) 23:43:33 ID:DeGOdnJa
- (もっと野球の強い学校にいってればそんな気苦労はしなかったろうに。
だけどあいつはそんなことは一度も口にしなかった!あいつは・・・あいつはそういう奴なんだ!
だから今こそ僕は坂口のためにあのボールを体を張ってでも受け止めてやるんだ!!)
坂口も佐藤のケガに気付いていますが、その気持ちを組み、投げ込みます!
三球目も外角低め、リーチの短いあすなろは、グリップエンドが隠れるほど長くバットをもち対抗!
フォークに喰らいつくと、打球は二塁後方に落ちるヒット!二者が生還して逆転します。
続く小西はセカンド正面へのゴロですが、動揺からか二塁手はトンネル。三点目が入ります。
浅加学院ナインはマウンドに集まりますが、
「もうダメかもしれないね・・・」
「しょせん甲子園なんか夢の夢だったんだ。」
「ありがとう坂口。ここまで僕達につきあってくれて・・・」
「迷惑かけてすまなかった力也・・・」
というふうな言葉しかでてきません。これに坂口が怒ります。
「さっきから聞いてりゃ言いたいこと言いやがって!
オレがなんでお前らと野球を続けてきたかわかるかーっ!」
高校進学時に坂口はいろんな学校から誘いを受けていました。
野球の強い高校へいけば、それだけ甲子園が近くなるのですが、それを断ったのです。
- 324 :四番投手アラスジ3/3 :2007/05/18(金) 23:45:31 ID:DeGOdnJa
- 「お前ら・・・・野球が好きだろ?
オレも野球が大好きだ!
試合に勝ったといえば笑い、負ければ泣き・・・
泣いて笑って楽しく過ごしてきた中学時代・・・
オレはお前らと野球をして本当に楽しかった。
甲子園もいってみたいがそれ以上に、オレは好きな野球を
お前らと楽しめれば悔いはないと思ったんだ!
オレ達は好きな野球を精一杯やってここまできたよな?
だからよ・・・今このグラウンドがオレ達の甲子園なんだ!」
坂口の思いに勇気付けられた浅加学院ナインは蘇り、ファインプレーで後続を断ちます。
試合は第三野球部のリードで最終回に入ります。
- 325 :マロン名無しさん :2007/05/19(土) 01:36:46 ID:???
- なんだもう、回を追うごとに力也の魅力エスカレートじゃないか
浅加泣かすなあ
もうすっかりこっちが悪者みたいですよw 鬼のような白石兄弟が拍車をかけますよw
坂口は周りとのこの体格差でありながら
先輩じゃなくてタメで力也力也と親しまれているのがいいね
なんか山から下りてきたダイダラボッチが村人に慕われつつ村に居ついたみたいな
そんな民話的イメージが漂うよ、浅加学院
- 326 :マロン名無しさん :2007/05/19(土) 05:36:23 ID:???
- だいだらぼっちてww
せめて赤鬼どんくらいにしてやれよw
- 327 :マロン名無しさん :2007/05/19(土) 13:59:31 ID:???
- 実はフォークも持っていた
意外に器用なダイダラボッチ
- 328 :マロン名無しさん :2007/05/19(土) 17:29:36 ID:???
- よし、分かった!
9回裏、「力也まで繋ぐんだ…!」と最終話の様な団結と
盛り上がりを見せる村人達。観客も読者も涙。
↓
抑えの切り札京本投入。
「お前らみたいなクズに打たせるか!」
ヒールぶり大発揮でスライダー炸裂。
↓
さっくり三者凡退。桜井すまなそうな顔。
こういう流れですね!
- 329 :マロン名無しさん :2007/05/19(土) 18:44:24 ID:???
- でも京本って下手するとこの試合はベンチ入りしてないんじゃないか?
なんかやけにさわやかな人が代わり?にベンチにいるみたいだし。
- 330 :四番投手アラスジ1/3 :2007/05/20(日) 00:49:53 ID:ie3231Oa
- 第四十四話「最高の仲間」
九回表、浅加学院の攻撃はあっという間に2死。
貧打のメンバーでしかも下位打線。逆転は絶望的な状況で、八番佐藤が打席に向かいます。
佐藤は、坂口が進学先を決めたときのことを思い返します。
自分達の希望の星、坂口力也 ― 強い学校へいって、
自分達の夢を叶えて欲しいというのがナインの思いでしたが、彼が選んだのは自分達と同じ浅加学院。
理由をきくナインに坂口は答えます。
「同じ夢なら、みんなで見た方が楽しいじゃねえか!」
坂口の足手まといにならないよう、ナインは猛練習にあけくれ、鉄壁の守備陣をつくったのでした。
しかしそれでも、どこかでは坂口に頼っている部分もありました。
「坂口なら、坂口ならなんとかしてくれる」と。
(だけどそんな考えはもう止めよう!)と佐藤は自分達だけで闘うことを誓います。
- 331 :四番投手アラスジ2/3 :2007/05/20(日) 00:52:33 ID:ie3231Oa
- カウントは2−0。
桜高バッテリーは1球ボールを外そうとしますが、この球がすっぽ抜けてしまいます。
内角高めで打者に当たりそうな球。危険ですが、佐藤はこれをチャンスだと捉えます。
よける体勢をとりながらも、右肘を差し出し、わざとボールに当たりました!
次打者の木本に、「次はお前の番だ」と言い、出塁します。
九回二死から浅加学院のとった作戦はバントエンドラン。
良い所に転がり、1塁はセーフ。送球の間に佐藤は三塁まで進みます。
二者出塁で、ついに坂口まで打順が回ってきました。
この場面、強打者に対して打ち気をそらす意味でもボールを外に外すのがセオリーです。
海堂は外角へのボールを要求します。しかし三塁走者は捕手の佐藤。
この配給を読んでいました。(この初球が僕にとって勝負だ!!)
あすなろが投球動作に入り、左足を本塁へ踏み出すと、佐藤はスタートを切ります!
誰も予想だにしない行動。
海堂は外角の球を補給し、しかも坂口の巨体に隠れて判断が一瞬遅れてしまっています。
急いでタッチにいきますが、佐藤も気迫のヘッドスライディングで本塁セーフ!
浅加学院が一点を返しました。
とはいえ、失敗すればそこでゲームセットの無謀な作戦。
坂口は、なぜこんな無茶なことを行ったのか佐藤に尋ねます。
- 332 :四番投手アラスジ3/3 :2007/05/20(日) 00:55:55 ID:ie3231Oa
- 「僕達だけの力で一点が欲しかったんだ!
いつも坂口に頼りきっていた僕達が・・
初めて自分達だけの力でもぎとった一点・・・
この一点を坂口に捧げるよ!
今までの坂口の気持ちに感謝したいんだ!!
ありがとう坂口!
この三年間、僕達はお前と一緒に夢をみれて最高に楽しかったよ!!」
答える佐藤は涙を流し、顔を上げました。ベンチのナインも笑顔で佐藤を迎え入れます。
この一点で、坂口の気迫は更にみなぎります。
(最高の気持ち・・・・!
最高の一点!
最高の仲間!
今度はオレがあいつらの気持ちに応える番だ!!
さあこい あすなろ!!)
- 333 :マロン名無しさん :2007/05/20(日) 01:35:37 ID:???
- 坂口も泣かすがカバの心意気も泣かすなあ
二死からバントエンドランにホームスチールていくら俊足揃いとはいえ
バクチにも程がある(゚д゚|||)
でもここまで盛り上げられちゃうとさっきまでさんざん敬遠された仕返しに
「よしあすなろ、ここは 坂 口 敬 遠 だ」とかやったら叱られるだろうなw
- 334 :マロン名無しさん :2007/05/20(日) 18:25:51 ID:???
- そんな海堂さんオレも叱るわいw
作戦としては大正解だけど
- 335 :四番投手アラスジ1/3 :2007/05/21(月) 00:29:17 ID:???
- 第四十五話「高校生活最高の勝負」
打席には気迫十分の坂口。対するあすなろには相当のプレッシャーがかかっている様子です。
一塁へ牽制球を投げますが、ボールは斉藤が手を伸ばしても届かない高さの暴投。
走者は一気に三塁まで進んでしまいました。
あと一人の状況から、死球、内野安打、本盗、悪送球で迎えたピンチ。
第三野球部にとってはマズイ雰囲気です。
ここで海堂はあすなろに、走者は気にせず、根性の入った球を投げ込んで来いと勇気付けます。
これで持ち直したあすなろは大きく振りかぶって坂口と真っ向勝負!
初球はとんでもない当たりの大ファール。
石井の頭上を一瞬にして越えていった打球はレフトポールを切れていきました。
二球目以降も思い切り投げ込むあすなろ。坂口も必死で喰らいついていきます。
何球も連続するファールボール。
東日新聞のカメラマンは、これほどの選手が何故、野球の無名校にいるのかと疑問を口にしますが、
記者にもその答えはわかりません。
「けど…この試合をみてると、そんなことはどうでもいいような気になってくるな。」
- 336 :四番投手アラスジ2/3 :2007/05/21(月) 00:31:18 ID:???
- 20球以上も続くファール。
坂口の掌の血マメはつぶれ、あすなろの右手の握力はなくなってきていました。
お互いが、これが最後、と意識する1球―――
しかしこれが甘く入ってしまいます。
「もらったーーーーーっ!!」
坂口はフルスイングしますが、打者の手前でボールはわずかにホップし、
ボールの下を叩いてしまいました。
打ち上げられた打球はセカンドフライ。白石が捕球体勢に入りますが―――
白球はグングングングンと高く高く舞い上がっていきました。
「ど、どこまで高く上がったんだ!?
球が…球が白い雲と重なって見えなくなったーっ!!」
ボールが落ちてこない間に坂口は全力でダイヤンモンドを回り、本塁まで戻ってきています。
試合結果を左右するボールはまだ落ちてきません。
(まだか・・・・)
(まだか・・・・)
- 337 :四番投手アラスジ3/3 :2007/05/21(月) 00:32:48 ID:5faI/Y5V
- 上空を見上げる白石の視界に、やっと白いボールが映りました。しかし、
「しまった!もっとベース寄りに落ちてきたーーっ!!」
慌てて飛びつきますが、ボールはグラブの先をこぼれていきます。
逆転か―と思われましたがそこに滑り込む右手。
あすなろが飛び込んでボールをキャッチしました。
3アウト。第三野球部の勝利で試合終了です。
点にならない本塁上で、坂口はうなだれます。
(あと一点・・・
とどかなかった一点・・・・
とどかなかったオレ達の夏。)
その目には光るものがあります。坂口の仲間たちもみんな涙を流しています。
そんな浅加学院に、会場中から拍手が沸き起こります。
試合後の整列。
坂口はあすなろと、今度は普通に握手をします。
激励するとともに、将来、ある場所で会おうと声をかけます。
その場所とは・・・
「もちろんプロさ!お互い野球がすきならとことん夢をみてみようぜ!!」
あすなろはその言葉に少しとまどいをみせますが、なにはともあれ、
桜高校第三野球部、四回戦突破です。
- 338 :マロン名無しさん :2007/05/21(月) 02:10:06 ID:???
- うおー海堂カッケエー!やっぱり海堂は坂口敬遠とかしないよなw
だが正直また「あーっ 落ちてくる!ものすごく高いセンターフライだったんだあ!」的展開だったら
どうしようかと思ってたw このマンガのフライはハンパなく上がるな
去り際もかっこいい力也
プロかー・・・力也ならドラフト上位来そうだけど地方大会途中敗退だと難しいかね?
そしてあすなろはプロでもやって行けそうかね?
- 339 :マロン名無しさん :2007/05/21(月) 09:52:12 ID:???
- 変化球ないとさすがにプロでは厳しいんじゃないか
ハッ!?そこでパームの封印を解く時か!
- 340 :マロン名無しさん :2007/05/21(月) 13:59:42 ID:???
- 案外、プロや大学で同じチームになったりしても燃えるな。
地元だしありうるかも。
坂口はPとしてはそれ程でもないから内野手コンバで。
まあ、タイトルからして「第三野球部」なんだから、
長くてもあすなろ達が来年卒業した時点で最終回だろうけど。
- 341 :四番投手アラスジ1/2 :2007/05/21(月) 23:08:31 ID:sNn9K09S
- 第四十六話「桑本の謎」
第三野球部は準決勝に進出。
桜高校内も盛り上がりを見せますが、甲子園へいける勝算を理事長に尋ねられた鬼頭は
「まったくわかりません」
と困る返答。何度も甲子園を経験している名将も、こんな気持ちは初めてだと言います。
夜になって夕子があすなろ宅へいくと、ユニフォームの洗濯をしているお母さんがいるだけで
あすなろはまた学校の方へ行ったそうです。
ユニフォームを広げるお母さんは感慨深そうです。
(いつのまにかこんなに大きくなって・・・
そのうち、あなたを追い越してしまうわね。お父さん。)
あすなろは、あすなろの木の下でシャドウピッチングに励んでいました。
そこに夕子が声をかけます。
あと二つで甲子園――まるで夢物語のようです。
さらに甲子園で勝ち進んで優勝!ヒーローはもちろん、あすなろ。
などという更なる夢物語に二人は笑いますが
「でも夢じゃない!」と夕子。
野球が好きで努力するあすなろ。
甲子園はきっと、そんなあすなろを待ってくれている。
そしてちょっぴりわがままを言わせてくれるなら・・・
(私も甲子園へつれてって。君の夢を少しでいいから私にも見せて。)
- 342 :四番投手アラスジ2/2 :2007/05/21(月) 23:10:41 ID:sNn9K09S
- 翌日。雨で順延された銚子工業の四回戦が行われています。
あすなろのクラスはその時間は古文の授業中ですが、
皆その試合が気になって勉強どころじゃありません。
先生は、授業にならないと判断して視聴覚室でTV観戦となりました。
TVをつけると、試合はもう9回裏。10対1で銚子工業の勝利目前です。
京浜南高校、最後の打者は三振に倒れて試合終了。圧勝で準決勝進出を決めました。
しかも銚子工業のマウンドに立っていたのは、エース桑本ではなく指宿さん。
桑本は今大会まだ一度も登板していないのです。
温存かと尋ねるインタビュアーに、桜高戦に照準を合わせていると指宿さんは答えます。
「今度は必ず決着をつけてやるぞ第三野球部!
そして、どんな桑本が待っているか楽しみにしてろ。あすなろ!」
ベンチでは、大きな背中の背番号1が静かに笑っていました。
「クククク・・・・
ようやくあのチビにあえるっぺよ。
待ってなチビ!
このエースナンバーがもーすぐおめーを叩きのめしにいくっぺよ〜〜!!」
- 343 :マロン名無しさん :2007/05/21(月) 23:38:24 ID:???
- 授業しろよ
- 344 :マロン名無しさん :2007/05/22(火) 01:38:12 ID:???
- 困る返答ワロタ
そういえば大会が始まってからの監督の存在感のなさは異常
いよいよ銚子との再戦でオラワクワクしてきたぞ
指宿主将はピッチャーのまねごとまでこなせたんだな・・・京浜南よっぽどヘボかったのか
10点も入れて1時間半で終わるってどんだけ相手の攻撃瞬殺だったんだ
>>343
あのメンツで普通に勉強できそうな奴って石井くらいじゃないか?
力也なんかうっかり進学校行っちゃって多分相当落ちこぼれてるんじゃないかと思うと
俺の胸は痛むよ
- 345 :マロン名無しさん :2007/05/22(火) 10:13:57 ID:???
- また指宿さんの顔がどんどん怖く・・・
- 346 :マロン名無しさん :2007/05/22(火) 14:16:39 ID:???
- あすなろは前も古文の授業中に
コソーリ野球解説書を読んでいたな・・・
なめられてるな古文教師w
- 347 :マロン名無しさん :2007/05/22(火) 18:32:50 ID:???
- いぶすきさんきゃらちがうよいぶすきさん
- 348 :四番投手アラスジ1/2 :2007/05/22(火) 23:32:10 ID:???
- 第四十七話「桑本登場」
準決勝当日。
お母さんに見送られたあすなろは、夕子と一緒に決戦へ向かいます。
桜高校ロッカールームは、誰も口を開かない嫌な雰囲気。
みんな極度に緊張して、前日の夜もなかなか寝付けなかったそうで目が腫れています。
小西も目が腫れていますが、彼だけは特別。14時間は寝たそうです。
それに突っ込む白石兄弟との漫才で重苦しい空気は解れました。
心機一転して第三野球部はグラウンドに歩を進めます。
果たしてどんな戦いになるのか。どんな桑本が待っているのか。
第三野球部が踏み込んだ決戦のグラウンドはすごい熱気。
事実上の決勝戦とみられているだけに両校の応援にも熱が入ります。
銚子工業のスタメンがアナウンスされます。今日は指宿が三番。そして・・
「四番 投手 桑本君」
ついにでてきたエースの名前が読み上げられると、
銚子工業側スタンドはものすごい盛り上がりを見せます。
桑本の親父も大量旗を振って声援を送ります。身なりはかなり良く、組合長と呼ばれています。
- 349 :四番投手アラスジ2/2 :2007/05/22(火) 23:36:29 ID:f92x8uu3
- 「いやー あぢーっぺ
こりゃ今日はアンダーシャツいらねーな。」
いつもの調子で桑本が肩慣らしにでてきますが、その姿に第三野球部は驚きます。
上半身裸ででてきたその肉体は、以前とはまるで別人のもの。
鍛えに鍛え上げた筋肉を備え付けています。
ユニフォームを着て投球練習を開始しますが、その1球目は練習試合のときのように
ヒョイッとなげたヒョロロンボール。見掛け倒しのそのボールに桜高校スタンドからは野次が飛びます。
しかし二球目を投げるとき、桑本の目つきが変わります。
(あすなろ・・・この日を待ちにまってたっぺよ。
前におめーと約束したよな。今度会うときは最初っから100%全開だってよ!
あれからオラがどんなに自分を鍛え上げたか・・・・・
見ろ!これがオラの・・・・)
「変身した姿だっぺよーーーーーっ!!」
ダイナミックなフォームから投げられたボールは、とんでもない唸りを上げる超剛速球!
ドォンッというすごい音を立てて球を受けた捕手は悲鳴をあげ尻餅をついてしまいます。
ボールが納まったミットからはシュ〜〜と音が聞こえ、煙も上がっています。
球場全体が一瞬の静寂に包まれた後、驚きの歓声が沸き起こりました。
「九十九里の砂浜はよ。
オラの流した汗で真っ黒だっぺよ!!」
- 350 :マロン名無しさん :2007/05/22(火) 23:54:56 ID:???
- ( ゚д゚)そんなアホな…
- 351 :マロン名無しさん :2007/05/23(水) 00:02:59 ID:???
- 慢心を捨てた上に肉体改造で球威アップ
どう考えても攻略できる気がしねーよ
どうする気なんだむつ
- 352 :マロン名無しさん :2007/05/23(水) 01:28:30 ID:???
- おいおい、このうえ三階カーブまであるんだぞ・・・・
これはあれか、捕手の手に限界が来るという緑山高校パターンか?
そうでもしないとこの桑本は打てないだろ。
- 353 :マロン名無しさん :2007/05/23(水) 02:02:29 ID:???
- 桑本キタ━(゚∀゚)━(∀゚ )━(゚ )━( )━( )━( ゚)━( ゚∀)━(゚∀゚)━ !!
親父もキターw 桑本けっこういいとこの子っぽいな
この父ちゃんも息子に甘そうな感じだし
あの傲岸不遜な性格を形作った環境がかいま見えたような気がしたw
桑本は夢の肉体を見せびらかすためにわざと裸でベンチ出てきたな!いやらしい奴め!w
銚子との練習試合から一体何ヶ月くらい経ってるんだ
急にムキムキすぎるだろ!ブルワーカーの広告かと思ったがな
「ひ弱な坊やだった私」
「まっ・たく・かん・たん・だ!」
「今では誰もが一人前の男としてみてくれるムキムキボディ。150kmの豪速球で女性にもモテモテ」
- 354 :マロン名無しさん :2007/05/23(水) 06:42:25 ID:???
- 指宿さんの心労のタネが減ったな
- 355 :マロン名無しさん :2007/05/23(水) 11:56:51 ID:???
- 「九十九里の砂浜はよ。
オラの流した汗で真っ黒だっぺよ!!」
かっこいいな
俺も九十九里浜走って夢のムキムキボディを手に入れたいな
関西在住の俺のあこがれスポットに認定されました
- 356 :マロン名無しさん :2007/05/23(水) 14:28:10 ID:???
- 数ヵ月で人間あそこまで変われるのか!?
一軍戦のときはまだ細かったのに
- 357 :マロン名無しさん :2007/05/23(水) 15:43:39 ID:???
- >>351-352
いやー、これマジで完封とかされて終わるんじゃないか?w
なんだかんだ言って、皆初めての大会出場なんだし。
今回はここで敗退っていうのもアリだろ。
最初の対戦は引き分け、
二度目の対戦は涙の惜敗、
そして来年、三度目にして最後の対戦で、
今度こそ勝利して見事甲子園出場だよ。燃えるよ?
まあ、海堂さん達もう卒業してて戦力的に厳しそうだけど、
逆にあっちも桑本の同級生って層薄そうだし。ていうか居るのか?
- 358 :マロン名無しさん :2007/05/23(水) 16:54:02 ID:???
- 指宿さんとヘタクソ一塁手は確定だよな。
ニヤニヤもそうだろうな。戦力大幅ダウンだな
- 359 :四番投手アラスジ1/2 :2007/05/23(水) 23:02:52 ID:???
- 第四十八話「エース桑本!絶好調」
ドドーンとトンでもない音を立てて投球練習をする桑本。
あまりもの絶好調ぶりに、試合前から飛ばしすぎでないかと、
心配する銚子工業選手もいますが、指宿は心の中で否定します。
(とばしすぎ?あいつにはそんな言葉はあてはまらんさ!)
と振り返る桑本のトレーニングは想像を絶するものでした。
毎日腹筋200回、片手腕立て伏せ100回に走りこみやうさぎ跳び。
タイヤをひきながら砂浜を走っていたりもしていたようです。さらに150キロのベンチプレス。
さすがの指宿もこれ以上は限界だと止めようとしますが、
「あいにくだが今のオラの辞書には『妥協』っつー言葉は載ってねーんだ!」
と桑本は言います。すべては、あすなろを倒すため。
男の意地をかけて桑本は特訓をこなしていきました。
まるでプロ並みの桑本の投球練習ですが、志野塚は大リーグ並だと評します。
久田が突っ込みますが、「いいすぎじゃない!」と指宿。
桑本の投球フォームが、ニュヨークメッツのエース・ドワイト・グッテンにそっくりなことを指摘します。
- 360 :四番投手アラスジ2/2 :2007/05/23(水) 23:08:10 ID:???
- 桑本は投球練習を終えると、第三野球部ベンチへ歩き出します。
ライバルあすなろに宣戦布告かと思われましたが、
彼らの前を通り過ぎて、スタンドに手を振ります。
「夕子ちゃん、ごぶさただっぺー!
オラのこと覚えてる!?白馬の王子様・桑本だっぺーっ!!」
と性格は相変わらずの様子。ちなみに本塁打でデートの約束は彼の中ではまだ有効のようです。
このデレデレしたエースに父親から渇が飛びますが、ひとたび夕子の顔をみると、
「美人だな。」
と顔を赤らめます。バカ親父は夕子の隣に座って息子を応援することになりました。
その帰り際に、ようやくあすなろに声をかけます。
プロのスカウトまで集まっている大観衆の球場―舞台は整った。
「忘れんなチビ!今日このグランドが、おめーの墓場だっぺよ!」
この宣告に第三野球部は萎縮してしまいます。
桜高校の練習開始時間。
鬼頭は海堂にこの試合を託します。
「この試合、おそらく大変な試合となるだろう。この試合任せたぞ海堂!」
海堂は勢いよくみんなに声をかけますが、
残念ながら第三野球部は軒並み、極度の緊張に体が動きません。
ノックではエラーを繰り返し、あすなろの投球練習はとんでもない暴投です。
ベンチ前まで転がってきたボールで遊びながら、桑本は不敵の表情を見せます。
「そういや、もう一つオラの辞書には載ってねー言葉があったっぺよ。
それはよ・・・・・・・
『遠慮』っつー二文字だっぺ!」
- 361 :マロン名無しさん :2007/05/23(水) 23:12:21 ID:???
- 桑本よ練習試合で投げ出そうとしたのを忘れたか
- 362 :マロン名無しさん :2007/05/23(水) 23:21:06 ID:L1cYYwtP
- >>この試合任せたぞ海堂!」
あれ?鬼監督は職務放棄?
大変な試合になるからこそ百戦錬磨の名将の力が必要なのでは・・・
- 363 :マロン名無しさん :2007/05/23(水) 23:29:40 ID:???
- 勝ち目がないから思い出作りに好き勝手にやってくれということだろう。
流石に人の心の分かる名将だ。
- 364 :マロン名無しさん :2007/05/24(木) 02:06:12 ID:???
- うお、久々にガチガチに緊張してんなw
俺たちのかわいいチキン野球部が帰って来たよ!
初戦を30点コールドええええええとかその後の快進撃で
もうすっかり強豪校の風格になじんでしまったのかと思ったが…安心した
いや違う、やばいよやばいよ
>>362
どうも改めて顧問になってから
監督あんまり仕事してないようにみえるんだ
俺の気のせいかな
- 365 :マロン名無しさん :2007/05/24(木) 08:47:53 ID:???
- はっきりとクズだとか言いきっちゃったし罰は悪いよな。
海堂との勝負に負けたから発言件ないのかもしれん
- 366 :マロン名無しさん :2007/05/24(木) 11:39:04 ID:???
- ちょwwwそんな立場弱いのー!?w
敵キャラってのは味方になるとホンット役に立たないな!
海堂がノックで忙しい間
桜井があすなろの球を受ける・・・新鮮な光景だ
桜井にもそろそろ見せ場を作ってやってほしいな
- 367 :4番投手アラスジ1/3 :2007/05/24(木) 23:06:57 ID:???
- 第四十九話「天才が努力する時」
桜高校対銚子工業の試合はいよいよプレーボール。
準決勝第二試合を戦う聖(セント)市川高校と黒潮商業もこの試合の行方をみつめます。
打席に向かおうとする銚子工業1番・掛須に、桑本は後輩としてバットを渡し、
失敗を恐れずにガンガンいこうと声をかけます。
桑本のこの内面の変貌を、志野塚と久田は笑います。
指宿は感慨深げに特訓の日々を思い浮かべます。
145キロのバーベルを持ち上げた桑本。しかし、150キロへの挑戦を指宿が課すと、
限界を口にします。それでも上げようとしますが、なかなか持ち上がらず、
一つの思いを口にします。
「オラ・・・天才だよな?才能あるよな?な、なのになんで・・・・
なんでこんな苦しい思いをしなくっちゃなんねーっぺよ指宿さーん・・・・」
その顔は涙と鼻水でグショグショになっています。
「もう、バーベルおろしていいっぺ?は、早く楽になりてーっぺよ〜。」
懇願する桑本に、指宿は問います――天才のお前があすなろに勝てなかったのはなぜ?
「それは努力だ!!どんなにカッコ悪いと思われようが
努力なくして天才は決してありえない。
努力・・・・それこそがこの世に存在するたった一つの真実だ!!
あすなろに勝ちたければ這い上がってこい桑本!」
――あすなろには負けない!男の意地で、
桑本は150キロのバーベルを持ち上げます。
今まで努力をしらなかった男は、本物の天才となって第三野球部の前に立ちはだかるのでした。
- 368 :4番投手アラスジ2/3 :2007/05/24(木) 23:09:36 ID:???
- プレイボールの声がかかり、あすなろが投げこんだ初球は、
バックネットに当たる暴投・・・
二球目も、三球目も、その次の球もボール。
四球で先頭打者を出すと、二番、三番にもストレートの四球で満塁。
最悪の状況で四番・桑本を迎えてしまいます。
海堂はタイムを取り、あすなろを落ち着けようとしますが、
「ダメなんです・・・・
足が震えて・・手がこわばって・・・僕どうしちゃったんでしょう・・・」
と涙目で震えています。
桑本の変身、大観衆に大事な一戦。
いままでに経験したことのないものが一度にあすなろの肩にのしかかってきています。
なんとかしないと―と海堂は周囲を見回すと、達郎までもが緊張している様子の中で、
ボーッと鼻くそをほじっているブタを発見します。
海堂は一か八かの賭けにでます。
「桜高校投手の交代です。
投手あすなろくんに代わり・・・小西カズオ君!」
あすなろを立ち直らせるためには、
ひとまずマウンドから降ろすしかないと考え、ライトにまわします。
- 369 :4番投手アラスジ3/3 :2007/05/24(木) 23:11:34 ID:IkGVOrxJ
- 小西も動揺の表情を見せますが、ヤケクソになって投げた球は見事にストライク。
強肩を生かし、スピードだけならあすなろにも負けてません。
小西は調子にのって二球目を投げますが、
「バカにしやがって・・・」
と桑本は右狙いの構えをとり、
(何のためにオラがここまできたか・・・いいかげん・・・!)
「目を覚ましやがれーーーーっ!!」
とライトへ強烈なライナーを飛ばします!
あすなろが真正面の打球をとり、三塁走者がタッチアップで本塁を狙います。
あすなろは表情を一変させ、気迫のこもったボールを本塁に投げ込みます。
返球は一直線に海堂まで届き、走者は本塁手前でタッチアウト。
ようやくストライクが入りました。
あすなろは復活し、再びマウンドに戻ります。
それをみた桑本は、ダブルプレーに倒れたにも関わらず、
満足そうな笑みを浮かべます。
(ようやくお目覚めだっぺよチビ!)
- 370 :マロン名無しさん :2007/05/25(金) 00:21:32 ID:???
- あすなろ復活はまあいいとして
やっぱり勝てる気しねえよ…
漫画的に天才が努力までしちゃったらもう付け込む要素ないだろ…
- 371 :マロン名無しさん :2007/05/25(金) 01:46:31 ID:???
- それどころか人間的に一回り成長を遂げて他人にやししくなった
あの桑本が先輩の事先輩って呼んだ!!
バット渡した!!どうぞとか言った!!た、頼んだとまで言った!!
成長しすぎ!きっと今の桑本はフロにも毎日きちんと入るだろう!!
それはさておき遠慮しねえとか言うから浮き足だってるとこ付け入って
ボコボコに打ちすえられるのかと思ったらあすなろに喝まで入れてくれたw
やさしいなw
「ようやくストライクが入ったな!あすなろ!」
フカーツあすなろのド真ん中返球しびれた
やっぱ燃えさすなあ銚子工戦は
- 372 :マロン名無しさん :2007/05/25(金) 11:44:11 ID:???
- 人前で桑本があんなにボロ泣きするとは思わなかった。
指宿キャプテンはずいぶん信頼されてるんだな、
回想シーンちょっとサドっぽかったけどw
- 373 :マロン名無しさん :2007/05/25(金) 15:07:43 ID:???
- まさか本当に海堂が指揮をとるとは思わなかった…
彼には元一軍のエースという選択肢はなかったのだろうか
- 374 :マロン名無しさん :2007/05/25(金) 18:15:33 ID:???
- でもあれだけあすなろとの勝負にこだわってて
小西とちょっと入れ替えただけであそこまでイラっとされたんだから
ここであすなろsage京本投入なんかしたら
ピッチャー返しで鼻の骨くらい折られるぞw
京本は何も悪くないが。
- 375 :四番投手アラスジ1/2 :2007/05/26(土) 00:45:01 ID:JKgDV+Dr
- 第五十話「サード、大穴、石井君」
立ち直ったあすなろは、五番久田を三振にきってとり、初回のピンチを切り抜けました。
ベンチに戻ると、小西は自身のピッチングを自画自賛。
すかさず突っ込む白石とドツキ漫才が始まりますが・・・
ズ バ ー ン
桑本の剛速球が立てる轟音に、三人は腕を止めます。
最初から100%全開で向かってくる桑本。
ダイナミックなフォームで白石兄へ初球を投げ込みます。
ギュオオオォォと唸りをあげるボール。
白石はその迫力に腰が引け、目を瞑り、「ひ」と情けない声を上げます。
ミットに納まったボールからは煙が舞い上がっています・・・
「う、打てねーよ・・・こんな球・・・
こんなすげー球ほおるやつ初めて見た!!」
と弱気になった白石兄は三球三振。
つづく弟、達郎までもがそれぞれ1コマずつで片付けられてしまいます。
- 376 :四番投手アラスジ2/2 :2007/05/26(土) 00:46:07 ID:JKgDV+Dr
- 二回表、銚子工業の攻撃。
みんなの緊張もほぐれてきていると思われましたが、
ただ一人、石井だけがまだガチガチに震えています。
先頭打者は三塁へのボテボテのゴロですが、石井はこれをトンネルしてしまいます。
次打者の打ち上げたファールフライも落球。
ひとつのエラーが、またプレッシャーとなって石井の両肩にのしかかっています。
うつむき、一歩も動けない石井ですが、
あすなろは、石井のことを信じていると励まします。
次の投球で、銚子工業の打者はもちろんサード狙いの打撃をみせます。
三塁線スレスレの強烈なライナーが飛び、抜けると思われましたが・・・
自分を取り戻した石井がこれを横っ飛びでキャッチするファインプレー!
「心配かけてごめん!もう大丈夫だよ僕!」と笑顔を見せます。
桑本が100%全開なら、第三野球部もこれで9人そろって100%全開です。
- 377 :マロン名無しさん :2007/05/26(土) 02:10:30 ID:???
- まったく石井は世話が焼けるなw
初ヒットはなかなか出ないわ最後までひとりガチガチだわ・・・
そういえばこのチームで初めてやらかした(触ってないからエラーでもないが)のも石井だったなw
ナツカシス
皆の中でもとびぬけて精神的に弱いんだろうね
その分暗示にもかかりやすそうだから大化けするかもしれんが
- 378 :マロン名無しさん :2007/05/26(土) 09:08:39 ID:???
- >桑本が100%全開なら、第三野球部もこれで9人そろって100%全開です。
うんまあ
わかってたけど頭数に入ってないな、控えコンビ(´・ω・`)
- 379 :マロン名無しさん :2007/05/26(土) 13:09:44 ID:???
- どんな形でもいいから1点とって、どの1点を守りきるしか勝つ道はなさそうだな。
- 380 :マロン名無しさん :2007/05/26(土) 15:14:41 ID:???
- >>378
つまり控を含めた100%越えで桑本に勝つト予想。
京本なんかわざわざキャラを掘り下げてまで仲間になったんだから
準決勝で出番があると思う
- 381 :マロン名無しさん :2007/05/26(土) 17:41:53 ID:???
- お待たせしました皆さん!
この局面で控えコンビが伝家の宝刀!伝家の宝刀!!
- 382 :四番投手アラスジ1/2 :2007/05/27(日) 00:18:26 ID:ts5syOiB
- 第五十一話「第三野球部100%全開」
二回裏、第三野球部の攻撃は四番・海堂から。
歯ごたえのあるやつがでてきたと笑う桑本が投げ込んだ初球は、
打者の手元でホップする剛球。プロのスカウトマンの計測によるとコンスタントに140キロを記録しているようです。
さすがの海堂も青ざめてしまっています。
二球目もホップする玉でアッというまに追い込みます。
しかし打席の海堂は、引力がある限り、ボールがホップすることはありえないと考えています。
ボールの初速と終速の差が小さい場合に、普段みなれている球の軌道より上を通り続けるために
ホップするように見えているのです。
つまり、ホップするように見える球を捉えるには、自分の目測の上を叩けばいいのです。
自分の目測の5センチ上だと海堂はバントの構え。
この打席を捨てても、桑本の球のミートポイントを探るつもりですが、
ド ー ン
ボールは海堂のバットの上を通過していきます。三振バッターアウト。
海堂はベンチに戻る際に、
ネクストバッターズサークルのあすなろに、ボールの8センチ上を叩くよう言います。
- 383 :四番投手アラスジ2/2 :2007/05/27(日) 00:20:38 ID:ts5syOiB
- 打席に立つあすなろは少し緊張した様子。一方、桑本はこの待ちに待った対戦に気合十分
「打てるもんなら打ってみるっぺよーっ!」
投げ込まれた剛球は初速150キロ、終速149キロを記録。8センチ上をスイングしても空振りしてしまいます。
二球目は10センチ上を狙いますが、ヘッピリ腰で空振り。
あすなろは完全に桑本に飲まれてしまっています。
(こ、こわい・・・あんな球絶対うてっこない・・絶対・・・!)
下を向くあすなろを見かねた小西が側によって声をかけます。
小西は、いつも前向きなあすなろのことをカッコいいと思っていたと言います。
でも今の下を向いているあすなろはカッコ悪い。
だから、どうせなら前向きの三振をしよう。その方があすなろらしいから・・・
小西の言葉にあすなろは目が覚めます。
打席に戻ると、バッターボックスの前ギリギリに立ち、本塁におおいかぶさるように構えます。
急に目つきが変わったあすなろに対する桑本は
「それでこそ倒しがいがあるってもんだっぺよーっ!!」
容赦なく、内角いっぱいをついてきます。あすなろはこれを無理やり打ちにいき、空振り。
しかし剛速球が体に当たります。
空振りしている上にストライクゾーンに入っているため、死球にはならず三振です。
その場にうずくまるあすなろに海堂たちが駆け寄りますが
「でもこれでようやく真正面から勝負できるような気持ちになりました!
い・・・痛いけどうれしい!!」
とあすなろ。勝負はこれからです。
(このチビ・・・!)
- 384 :マロン名無しさん :2007/05/27(日) 02:18:25 ID:???
- えええええっ
初速と終速の差が1kmってそれはもうそこらのプロよりすごい事になっとるがな・・・
ヘッピリ腰だからどうとかもうそういうレベルの話じゃないw
でももうこっちの球がすごすぎて三階カーブの方は本人も忘れてそうだな
そこに付け込むスキが・・・ないか?そうか・・・
ていうかこんなん腹に当たったらゲロ出るよ(((( ;゚Д゚)))
タフだなあすなろ
- 385 :マロン名無しさん :2007/05/27(日) 18:38:00 ID:???
- まさか小西が夕子さんの役割を担う事になるとは思わなかったw
最近要所要所でいい働きをするな、小西。ゆとりを感じる。
彼女ができて大人になっちまったんだな・・・
- 386 :四番投手アラスジ1/3 :2007/05/27(日) 23:59:55 ID:???
- 第五十二話「炎の根性男(ガッツマン)高橋」
桑本の剛速球に第三野球部はキリキリマイ。五回裏まで15連続三振を食らいます。
6回表銚子工業の攻撃。銚子の打者はセンターへ大きな当たりを放ちますが、
「根性――――っ!!」
高橋がファインプレー。例によって顔面をフェンスにぶつけながらもボールを掴みました。
ちなみに以前折った歯は今は差し歯になっています。
ベンチに戻る高橋に
「兄ちゃーーん!!」
と弟が声援を送ります。母親と一緒にこの試合を見にきたのです。
「兄ちゃんすごくかっこいいよ!この銚子であの桑本の球を打ってよ!」
と力をいれて応援します。高橋のお母さんは職場で特別に休みをもらって観戦にきたそうです。
「お前ががんばってるとこ、どうしても見たくてね。ファイトだよ、ひろし!」
6回裏、第三野球部の攻撃はその高橋から。
家族が見にきていることを知った高橋には思うところがありました。
彼のお母さんは、息子が物心ついたときから毎日毎日働いています。
だから、彼は母親のゴツゴツしたアカギレの手しか知りません・・・
授業参観などというものも縁がありませんでした。
でも彼は寂しくなんかありません。
だって、お母さんは自分達のために一生懸命になってがんばってくれているから・・・
そう、だから今日は・・・
「僕ががんばっている姿を母さんにみせる番なんだ!!」
高橋はホームベースに覆いかぶさるように構えをとります。
ベースの真上、ストライクゾーン上に顔をもってきています。
- 387 :四番投手アラスジ2/3 :2007/05/28(月) 00:01:51 ID:???
- 球筋を最後までみることを狙った構えのようです。マウンドの桑本は、
「のけぞらしてやるっぺ!!」
と高橋の顔面など気にもせずに剛速球を投げ込みます。
炎の根性男もさすがに人間、これはさすがによけてしまいます。
銚子工業側はこれを大笑いしますが、高橋は二球目に対してもまた同じ構えをとります。
「死んだってしらねーっぺ!!」
と桑本はまた遠慮なく投げ込みます。
(こ、怖いけど逃げるな!!最後まで球筋を!!最後まで!!)
高橋は今度は逃げません。球筋を見極めようと、ボールから目をはなしません。そして・・・
バ キ ッ
高橋はその場に倒れこみます。大変なことになった・・・と思われましたが
「ヘルメットに当たっただけですから!」
大丈夫だと立ち上がります。
ストライクゾーンを通っていたのでこれはストライク。
2−0に追い込まれた高橋はしかし、またまた同じ構えをとります。
さすがに今度は、これを笑える人間はいません。
- 388 :四番投手アラスジ3/3 :2007/05/28(月) 00:03:12 ID:wYfC7qdz
- 高橋に一番近くにいる人間、銚子工業の捕手は、
桑本の球は100%打てないからムダだと言いますが、当の高橋は、
「物事には100%なんてありません!
せいぜい99.99%!だから僕は・・・
残りの0.1%がある限り、最後まであきらめないっ!!」
と更に気合が入ってしまいます。
桑本の投げる球はみたび、高橋の顔面めがけて飛んできます。
視力2・0の高橋は、必死にボールに注視し、
「見えたーっ!」
桑本のボールを打ちます!
ボールはバットの根っこにあたり、捕手フライに倒れますが、
誰もかすりもしなかった球をあてたことで第三野球部ベンチは盛り上がり、
スタンドからは拍手が送られます。海堂は、このフライをヒット1本に値すると考えます。
銚子工業・指宿主将は、この空気をよくないと判断して桑本を励まそうと声をかけますが、
「わかってるっぺ指宿さん。
まだ完全試合が続行中だっぺよ。さあ早く守備につくっぺ!」
と余裕に満ちた表情。以前なら動揺していたはずだったのに、桑本もたくましくなったものです。
「さあワンナウト!しまっていくっぺーっ!」
- 389 :マロン名無しさん :2007/05/28(月) 00:52:20 ID:???
- 高橋sugeeee
とか思ったけど桑本まったく堪えてねえよ。
そろそろ作者もうっかり強くしすぎたことを後悔しはじめる頃じゃないか?
- 390 :マロン名無しさん :2007/05/28(月) 01:56:29 ID:???
- うっかりてw
逆に考えようぜ、ここまで反則ぎみに何も通用しない程強いキャラにしちゃったんだから
きっと誰もがエエーそうなん?('A`)って拍子抜けするような弱点があるんだよ
ムチャなトレーニングの結果肩を痛めてて60球程度しか投げられないとか
冷たい水を飲みすぎるとおなかをこわすとか
それぐらいの救済措置がないともうどうにもならない
しかし桑本は完全試合に抑えきる気マンマンなのか…恐ろしい
- 391 :マロン名無しさん :2007/05/28(月) 01:58:02 ID:???
- >>「ヘルメットに当たっただけですから!」
ちょwww
全然大丈夫じゃねーよ!!硬球の剛球が頭直撃してるよ!
危うく家族に看取られて取り返しのつかないことになるとこだぞ。
ただでさえムチャクチャ苦労してそうな母ちゃんなのに・・・
母親を泣かせる前に、誰かあいつに野球をやめさせろよ。
- 392 :マロン名無しさん :2007/05/28(月) 08:36:22 ID:???
- この場合必要なのは動体視力だと思うのだが
目が良いに越したことは無いけど
- 393 :マロン名無しさん :2007/05/28(月) 11:04:41 ID:???
- あんだけ覆いかぶさってこられても
微塵も遠慮せずズバズバ投げてく桑本
さすがっていうかw
指宿さんも相変わらずマメだな
- 394 :マロン名無しさん :2007/05/28(月) 12:45:59 ID:???
- >>390
指宿さんがいなくなると前の桑本に戻るとか
- 395 :マロン名無しさん :2007/05/28(月) 13:51:13 ID:???
- 前の桑本に戻ったら
それはそれでまだ三階カーブ攻略したわけでもないし(´・ω・`)
- 396 :マロン名無しさん :2007/05/28(月) 20:00:37 ID:???
- そういやまだカーブ投げてないな。
それでも15連続奪三振…
- 397 :マロン名無しさん :2007/05/28(月) 21:52:27 ID:???
- >>391
「硬球 頭部直撃」で調べてみた
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q129564992
>現状仕様の硬球では約140キロの球が顔面、頭部にモロに当たれば、
>ヘルメットを被っていても命の保障はありません。
>または片方の耳が聞き取り辛くなったり、平衡感覚が狂う機能障害(上記田淵氏・水谷氏の事故)、
>幸いでも(粉砕)骨折というところでしょうか。
キャーアー
キャーアーアーアー(゚д゚|||)
- 398 :マロン名無しさん :2007/05/28(月) 23:24:16 ID:???
- きっと高橋は脅威の視力で桑本の球を見切って
ヘルメットにのみ衝撃が加わるような上手い当たり方をしたんだよ。
- 399 :四番投手アラスジ1/3 :2007/05/28(月) 23:39:08 ID:???
- 第五十三話「ボク達の野球」
高橋に続けと意気あがる第三野球部。しかし石井は簡単に2−0に追い込まれます。
しかも怖くて目をつぶってスイングしてしまっています。
(でも・・・こわがってちゃなんにもできない!!)
ベンチの高橋をみると、石井の意気込みが変わります。
最後までボールをみるんだと言い聞かせた三球目。
石井は三振に倒れますが、
ちゃんと最後までボールを追ってスイングしました。
これが自分の第一歩。次は二歩目を・・・と考えていると
「おしかったんだな。最後までよく目を開けて球についてったんだな。
次の打席が楽しみなんだな。」と斉藤が声をかけました。
九番・斉藤が打席に立つと、「何か」を期待する桜高校スタンドから大きな声援が飛びます。
一方、銚子側からはそれに対抗するかのように、桑本へ黄色い声援が飛びます。
「クッシーがんばれ〜!」
と愛称で呼ばれてちゃっています。さすが、名門校のエースは女の子にモテるようです。
「銚子の女はみんなオラの女だっぺよ!」
と桑本は自慢します。
- 400 :四番投手アラスジ2/3 :2007/05/28(月) 23:41:13 ID:???
- 高橋、石井のがんばりに負けていられないという斉藤は、
打席のハジとハジいっぱいに足を開いてバントの構えをとります。
桑本の「剛」速球に対するには「柔」。
「つまり!押してもダメなら引いてみななんだな!!」
と、斉藤はボールと一緒に後方へ上体移動していきます。
こうして球と一緒にバットを引くことによって
「速い球も・・・いくらかゆるくみえるもんだなっ!!」
と理論を展開。
そしてついにバントで桑本の球をフェアグラウンドへ転がします。
銚子工業の捕手の守備範囲ですが、動揺からファンブル!
さらに一塁へは悪送球してしまい、斉藤は二塁へ出塁します。
初めての走者を失策でだしてしまい、捕手は桑本に謝りますが
「次の打者をキッチリ取れば問題はねーっぺよ!
過ぎたことをくやんでもしょーがねーっぺ。」
とまるで別人のような反応をみせます。
次打者は白石兄。得意のバントを先に決められたのでヤル気になっています。
白石は打席の後ろギリギリの位置でバントの構えをとります。
斉藤のように常人の1.5倍の足の長さがあるわけではないので、
後方でギリギリのギリギリまで球を待って、バントを決めようとしているのです。
なりふりかまわず、最後までくらいつく!これが第三野球部の野球なのです。
- 401 :四番投手アラスジ3/3 :2007/05/28(月) 23:46:04 ID:JuYd+7/g
- 白石は、ホップする球に必死にくらいついて一塁線へ転がします。
「そ、そんな!!」
顔色を変えながらも処理した久田は、桑本がカバーに入った一塁へトス。
しかし
「あーーっ トスがはずれたーーっ!!」
また、やらかしてしまいました。
桑本はボールを拾って、体を向きなおしますが、この間に斉藤が本塁へ滑り込んでいました。
誰も予想できなかった展開に、球場は一瞬の静寂につつまれ、その後、大歓声。
第三野球部ベンチは、自分達でも信じられない展開に大喜びし
銚子工業ベンチは対照的に静まり返ります。
なんとノーヒットで第三野球部が先制点をもぎ取ったのです!
タイムリーエラーを犯した久田が桑本に謝ると
「ドンマイ!」
と練習試合とは正反対の返事が返ってきます。
海堂も、桑本のこの冷静さが気にかかります。
- 402 :マロン名無しさん :2007/05/28(月) 23:48:14 ID:???
- あまりのナイスガイぶりにこの桑本はニセモノじゃないかと思えてきた。
ニセモノじゃなくても肉体改造のついでに脳改造も受けたサイボーグとか。
- 403 :マロン名無しさん :2007/05/29(火) 01:49:50 ID:???
- 本物は俺の隣で寝てるよ
すまん一度言ってみたかっただけだ
斉藤すげええ
もう当てるだけでも褒め称えられるレベルの球なのにフェアとは!!
どう見ても打てそうにないじゃん、どうすんだよと思ってたけど
エラーさらにエラーで得点か…それしかないけど桑本カワイソスだな
ヘタクソ一塁手は練習試合に引き続き ま た や ら か し たのか
- 404 :マロン名無しさん :2007/05/29(火) 14:33:10 ID:???
- こう言っちゃなんだが本当にヘタクソなんじゃないか?久田。
3年なんだからもっとしっかりしてて欲しいよな。
- 405 :マロン名無しさん :2007/05/29(火) 17:41:51 ID:???
- それでも五番で使われてるってことは、守備に目をつぶってでも
使いたい打力があるということだろう。つまりこれは久田が汚名返上の見せ場をこなす伏線と予想する
- 406 :マロン名無しさん :2007/05/29(火) 23:34:24 ID:???
- な、なるほど!
という事は同じくやらかした捕手と久田が奮起して同点か逆転、
桑本と二人の間に本当の絆と信頼が生まれるってとこか・・・
敵ながらなかなか熱い展開じゃねーか。
って、銚子の捕手の人の名前も打順も分からないけどなw 繋がるのか?打線・・・
- 407 :四番投手アラスジ1/3 :2007/05/29(火) 23:34:28 ID:???
- 第五十四話「ガケッ縁の銚子工業」
ノーヒットで先制した第三野球部。
あすなろはヒット6本を許しながらも粘投をみせ、ナインもファインプレーでもりたてます。
そして・・・・・・1対0のまま、試合は九回を迎えます。
絶体絶命の銚子工業ベンチでは、指宿までもが暗い顔をしています。
それを桑本が励まそうとしますが、久田と捕手が失策への謝罪を口にすると・・・
「おめーら・・・ほかにもっと考えることがあるんじゃねーか?
オラのことより・・・自分のことを考えろ!」
と凄みます。桑本にはまだ来年のチャンスが残されていますが、
失策した二人は三年。もうこの夏限りなのです。
「今がガケッ縁だ!なのになんでそんな言葉しかでてこねー!?
なんでそんな顔しかできねー!?
指宿さん!!
志野塚さん!!
久田さん!!大原さん!!
男はよ、ガケッ縁に立ったときこそその真価がとわれるんだっぺ!
だからよ・・・
だから・・・
そういう時には顔を上げて歯をくいしばるんだっぺ!!」
と、先輩達に渇を入れます
- 408 :四番投手アラスジ2/3 :2007/05/29(火) 23:36:16 ID:???
- この回、先頭の志野塚は、
「思いっきり目が覚めたぜ!
ガケ下に突き落とされてたまるか!!」
と桑本に言います。
その表情はいつもの笑みは浮かんでなく真剣そのものです。
志野塚は打席に立つと、高橋がやったように、ホームベース上に上体を覆いかぶせてきます。
バットも短くもっています。このなりふり構わない姿勢はまるで第三野球部のもののようです。
海堂は強気に、内角を攻めて志野塚の上体を起こそうとしますが、
あすなろの投げ込んだ初球は外角へのボール。
海堂は次の球も内角へ要求しますが、あすなろの球は外。
その次もやはり外角へ逃げます。
海堂はたまらずマウンドへ行き、死球になってもいいから内角をえぐるよう、あすなろに指示します。
しかし4球目もやはり外角。
これまでピクリともしなかた志野塚ですが、これを狙い打ちます。
「あいつは怖くて内角になげられねーんだ!!」
ライト前へのヒットで出塁します。
- 409 :四番投手アラスジ3/3 :2007/05/29(火) 23:38:20 ID:PXyrcX8K
- 海堂は、内角へ投げられないあすなろに怒りますが、頼りない返事しかかえって来ません。
三番指宿もなりふりかまわず覆いかぶさって構えます。
海堂はもちろん内角を要求しますが、あすなろの投げた球はまた外角・・・
(桑本・・・よおく見ていてくれ!)
「オレ達三年の意地とプライドをーーっ!!」
外角球を思い切り引っぱたいた打球はあすなろの股間を抜けていく痛烈な当たり!
センター前へ抜けると思われましたが、
左利きのセカンド白石弟が腕を伸ばし横っ飛びで追いつきます。
さらにグラブを叩きつけるようにショートへパス。白石兄がそのまま二塁を踏み、一塁へ転送。
指宿は雄たけびを上げながら気迫のヘッドスライディングを敢行しますが、
クロスプレーの判定はアウト。ダブルプレーであっという間に二死。
銚子工業ベンチは静まり返ります――このまま負けてしまうのか―
カ ラ ン
ガケッ縁の状況で、銚子工業の4番が静かな闘志とともにバットを持ちます。
「お通夜にゃまだはえーっぺよ。
あきらめんのはまだはえー!」
九回二死。四番の桑本までもが覆いかぶさって構えをとります。
(まだ歯をくいしばってんのが一人いるっぺ!!)
- 410 :マロン名無しさん :2007/05/29(火) 23:56:00 ID:???
- クッシーカッコいいぜ!
しかしインコースに投げれるかどうかが2人の大きな差だな
- 411 :マロン名無しさん :2007/05/30(水) 00:05:59 ID:???
- インコースどころか、遠慮せずに頭にぶつけちゃってるからな桑本は。
器が違いすぎるわ。
しかしニヤニヤはやっぱり何かやってくれるな。
あいつがこの流れを作ってしまった。
三年だからこの試合おわったら作中にはでてこないんだろうな。
惜しいキャラだと思う。
- 412 :マロン名無しさん :2007/05/30(水) 01:32:50 ID:???
- >>411
指宿クラスだと卒業後も応援やアドバイスに来たりで出番ありそうだけど
なんかニヤニヤはそんな世話焼きなキャラでもないしなw しかしほんと勿体ないな・・・
桑本にチームリーダーの風格が!!
出てきた頃は協調性のカケラもなかった桑本だけど
こうして見てると来年は結構いいキャプテンになってる気もするな
片や我が軍のチキンあすなろは大丈夫なのだろうか
こんな気の弱い事で海堂なき後ちゃんとやっていけるのか心配だよ
- 413 :マロン名無しさん :2007/05/30(水) 06:31:01 ID:???
- 指宿さんと一緒に観戦とか応援に来て隣でニヤニヤしてるんじゃないか?
- 414 :マロン名無しさん :2007/05/30(水) 09:43:12 ID:???
- 何気にマンガのテンポ早いな
- 415 :マロン名無しさん :2007/05/30(水) 14:25:11 ID:???
- 三者凡退が多いからかね?w
試合自体の進行は無情なほどスピーディーだな。
一軍戦 2〜6話 5話
銚子戦 9〜17話 9話
一軍再戦 21〜36話 16話で延長17回
浅加戦 40〜45話 6話
銚子戦 49〜54話 6話で9回二死まで来たが果たして…!?
ざっくりまとめてみたけど間違ってたらごめんな。
さすがに一軍との再戦はけっこうあるな。
序盤であすなろがクセ読まれたりして3話も費やしたり、
海堂さんがウジウジしてビンタ張られたりいろいろイベントもあったし。
- 416 :マロン名無しさん :2007/05/30(水) 14:32:02 ID:???
- 投手戦が続いてるからな。
それにコマメにやりすぎて
桑本が投げる度に「何…だと…」とか驚いたり
浅加学院がファインプレイする毎に「たいした奴だ」とか言って
同じことを繰り返してたんじゃテンポ悪くなって面白くない
- 417 :マロン名無しさん :2007/05/30(水) 16:29:53 ID:???
- 主人公が投手だしね>投手戦
今思えば10-9の打ち合いになった最初の一軍戦が異常だったんだなw
さすがデビュー戦。
2話で10点取られ(1表)
3話で2点取り返し(1裏)
4話で5点取り返し(5裏)
5話でちょこっとパーム投げてみたりなんかして(7表)
6話で2点取って試合終了
ちょwwwスピーディーにもほどがあるwww
- 418 :マロン名無しさん :2007/05/31(木) 01:49:57 ID:???
- 誰も言及しないから
俺がほめたたえておくよ
白石兄弟のすばらしいダブルプレーをな
マジ録画してたら何度もリプレイもの(;´Д`)ハァハァ 特に弟
- 419 :マロン名無しさん :2007/05/31(木) 11:41:54 ID:???
- 二遊間ヲタの俺が来ましたよ
ダブルプレーは守備の華
そういえば実際はウンザリするくらい多いのに、
マンガではあんまり描かれないな、ゲッツー崩れ。
- 420 :四番投手アラスジ1/3 :2007/05/31(木) 22:56:54 ID:???
- 第五十五話「あすなろ対桑本、どたん場の勝負」
九回二死。桜高校応援スタンドは「あと一人」コールに沸きあがります。
追い詰められた銚子工業。桑本は前の二人と同じく覆いかぶさる構えをとります。
しかも、あすなろが投球動作に入ると桑本はさらに前に体を倒してきます。
海堂はそれにかまわず内角を要求し続けますが、
(ミ、ミットが・・・ミットがみえない!)
動揺を隠せないあすなろの投球はまた外角。
次もその次も、そのまた次もさらに次も外角球。
桑本は微動だにしませんが、カウント2−3となりました。
あと一球で決勝進出!しかしスタンドで試合の行方を見守る黒潮商業・五十嵐は
このピッチングを逃げの投球だと言います。
「一見、あの投手が追い込んでいるように見えるが・・・見ろ!あの二人の顔を!
まるでどっちが追い詰められているのか、わからんぜ!」
威圧感タップリの桑本と、青い顔で大きく肩で息をするあすなろ。
二人の視線が合うと、桑本はいつも眠そうな眼を大きく見開き、あすなろを睨みつけ、
あすなろは目をそらして汗をぬぐいます。
- 421 :四番投手アラスジ2/3 :2007/05/31(木) 22:58:30 ID:???
- そんなあすなろの元に、海堂が近づき、ボールを手渡すとあすなろに話はじめます。
「野球というゲームは不思議なもんだな。あすなろ!
そんな小さな球をみんなで追いかけて打った捕ったと大騒ぎする。
よく考えりゃ実にくだらねえ!たかがゲームなのによ。
だがこの胸の高鳴りはなんだ!?
グラウンドに立ってる時のこの緊張感はなんだ!?
球がミットに音を立てて収まったときのあの心地よい響きはなんだ!?
オレは野球が好きだ!!
なあ、あすなろよ。いつかお前もオレにいったよな?
野球が好きだって!
だからよあすなろ。好きならよ・・・
好きなら、納得いくまで闘ってみようじゃねえか!!」
――好きなら、納得のいくまで――
この言葉にあすなろが蘇ります。
顔つきが一変し、声をあげ、帽子を飛ばしながら投げ込んだ全力投球は、内角低め。
- 422 :四番投手アラスジ3/3 :2007/05/31(木) 23:00:25 ID:aC/SmCd6
- ついに来た内角球に海堂は勝利を確信します。桑本は、
(歯をくいしばれ!!)「今がその時だっぺーーっ!!」
無理に打ちにいきますが、打撃フォームは崩れ、しかもバットの根っこに当たります。
ゴキィと鈍い音をたてて打ち上げられた球は、力なくレフトに上がります。
平凡な外野フライ。誰もが桜高の勝利を確信し、黒潮商業・五十嵐は席を立とうとします。
しかし、細い目をした部員が、それを止めます。
「まだですよ、五十嵐さん。
あのボール・・・・生きてますよ!」
捕球体勢に入っていた達郎でしたが、打球は目測よりも大きく、下がります。
達郎は後退を続けフェンスまで到達。フラフラとあがったボールはいつからかグングンと伸びていきます。
達郎はそのボールをただ見送ることしかできません。
ポ ー ー ー ー ン
打球はスタンドで大きく跳ね、グラウンドに戻ってきます。
文字通り土壇場の最終回二死。桑本の同点本塁打が飛び出しました。
弱点と思われるコースを突かれ、フォームを崩しバットの根っこに当てながらも、
鍛え抜いた上体でもって、運んでいきました。
技を越えた純粋な力、それがパワー!
ベンチに還った桑本は、「これが意地ってもんだっぺ!」と笑顔を見せます。
これにはさすがの海堂も青ざめた表情を見せますが、
「心配しなくても大丈夫ですよ海堂さん」とあすなろ。
自分だって海堂に負けないくらい野球が好きなのだから
「だから、もう泣き言はいわないっ!!」
と、弱気になることなくマウンドに立ちます。
- 423 :マロン名無しさん :2007/05/31(木) 23:07:56 ID:???
- もう桑本が主人公でいいんじゃね?
- 424 :マロン名無しさん :2007/05/31(木) 23:17:30 ID:???
- ここまでヒキのとこはずっと桑本だったのに
今回は違うんだな。
- 425 :マロン名無しさん :2007/06/01(金) 00:13:13 ID:???
- おお、もう・・・
主人公が気弱な性格を克復してやっと投げた内角球なのに
結局同点にされてしまうのか・・・むつどっちの味方なんだよorz
でもガクーとしつつ「おいおい、ヘボ先輩がたのエラーを帳消しにする桑本超カコイイ!!」って
素直にしびれる気持ちもあるんだ
複雑だなあ
- 426 :マロン名無しさん :2007/06/01(金) 14:53:51 ID:???
- あれっ?
ひょっとして夕子さんとのデート獲得されたんじゃね?
本人忘れてそうだが。
三階カーブといい結構物忘れ激しいな、桑本。
- 427 :四番投手アラスジ1/2 :2007/06/01(金) 23:35:27 ID:???
- 第五十六話「延長戦突入」
1対1の同点。死闘を予感させる準決勝は延長戦に突入。
桑本の剛速球は衰えをみせません。
素質・精神力、どれをとってもプロ向きだとスカウトも太鼓判を押します。
一方のあすなろも初回からずっと130キロ台をコンスタントに出し続け、こちらも回を重ねても衰えません。
延長に入ってもなお続く0行進。
あすなろの熱投!第三野球部の守備陣!桑本の剛速球!
試合は16回表、桑本を打席に迎えます。
ここまで投げ続けているのに息一つ切らさない桑本のスタミナに五十嵐は感心しますが、
隣の細めの男・土屋は、あすなろもそうだと言います。
球数にすればこちらの方が多いはず、それでも息一つ切らしていません。
勝負の行方は、わかりません。
ただし土屋は、この勝負は内角ヒザもとの速球の1球だけで決まると予想します。
しかしそこは桑本が本塁打を打ったコース。
九回の二の舞になってしまうと五十嵐は言いますが、土屋はさわやかに笑います。
「それはそうかもしれませんが五十嵐さん・・・・
それが勝負というものではないでしょうか!」
- 428 :四番投手アラスジ2/2 :2007/06/01(金) 23:37:07 ID:opHi36eo
- 試合結果に関わらず恐らく、
この試合最後の桑本の打席となるだろう勝負に球場全体が静まり返ります。
独特の緊張感のなか、あすなろが大きな投球フォームで投げた球は、内角ヒザ元の速球。
これを待っていた桑本はフォームを崩さず、すくい上げます。あとは・・・
「力でもってくだけだっぺーーっ!!」
レフト上空へ舞がる打球に、銚子工業応援スタンドからは歓声が起こります。
プロのスカウトマンも本塁打を確信します。
しかし・・・
「え?」
「え?」「ま、まさか・・・」
打球は失速し、伸びません。達郎がキャッチし、レフトフライに打ち取りました。
なぜあれが伸びなかったんだ――
スピードガンの表示はなんと141キロを表示しています。
あすなろは延長十六回にして最高速を記録したのです。
これにはプロのスカウトマンも驚きを隠せません。
(ここへきて140キロ台の速球なんて・・・・・・
あ、あの投手はいったい・・・・!?)
- 429 :マロン名無しさん :2007/06/02(土) 02:27:37 ID:???
- えええええ
延長16回までずっと衰えなく投げ続けてて
いきなり今140kmが投げられる底力まであるのかよ
桑本の常識ハズレなパワーアップぶりにばかり目が行ってたけど
あすなろの方もいつの間にか人並み外れた急成長を遂げてるな・・・
でも最終回ならともかくこの裏で点が入るメドも立ってないのに
そんな振り絞っちゃってあとの回投げる力残ってるのか?
- 430 :マロン名無しさん :2007/06/02(土) 06:31:06 ID:???
- 土屋って奴は大物なのか?
- 431 :マロン名無しさん :2007/06/02(土) 14:36:59 ID:???
- あまりに大物然とした落ち着きっぷりなんで、
隣でいちいち「し しかし」「しかし」と困惑してる五十嵐から
小物臭までしてくるw
このチーム、コワモテの五十嵐がリーダー格ながら、
実は実権は裏でこの細目が握ってるな。食えない感じだ。
- 432 :四番投手アラスジ1/3 :2007/06/02(土) 23:28:57 ID:???
- 第五十七話「オレも第三野球部の一員だ!!」
壮絶な死闘は延長十八回に突入!
1時開始の試合でしたが、照明に灯がともりました。
果たして再試合になるのか?それともこの回で決着がつくのか?両校ナインは力の限り戦います。
十八回の表、銚子工業の攻撃は、石井・斉藤の体を張ったプレイで二死。あと一人・・・
志野塚の放った強烈な打球はレフト線を襲います!
しかしヒットになると思われる当たりに達郎が必死に突っ込んでいきます。
ヘタをすれば後逸して絶体絶命の危機に陥ってしまいますが、達郎がダイビングキャッチ!
大ファインプレーで銚子工業の勝ちはなくなりました。
十八回裏の先頭打者はその達郎。
ファインプレーを珍しく褒める小西の声も耳に届かないほど集中した状態で打席に立ちます。
これまで何をやらせてもソツがなかった男は、理屈の通用しない必死の表情で、桑本の球に喰らいついていきます。
剛速球にようやく目がなれてきて粘りに粘って10球連続でファール。
こんなに粘っこかったけと小西は驚きますが、彼はもうすでに第三野球部の一員なのです。
さらにファールで粘って、最後には四球。
大事な大事な先頭打者が出塁しました。
- 433 :四番投手アラスジ2/3 :2007/06/02(土) 23:31:12 ID:???
- 四番海堂は送りバントでこの走者を得点圏へ進め、
大詰めであすなろ対桑本のライバル対決となりました。
が、そこに割ってはいる男が一人。
(ヤロー大幅にリードとりやがって・・・)
達郎が三塁を狙ってますと言わんばかりの大きなリードをとります。
桑本が牽制球を二度つづけるも、間一髪でセーフ。
しかしこれは無謀なチャレンジにしか見えません。
走れるものなら走ってみろと、桑本が投球動作に入ると、達郎は猛然とダッシュ!
猛然と頭から滑り込んで盗塁を成功させます。達郎のひたむきな姿に白石や小西も驚きます。
しかしその達郎はヘッドスライディングし、うつむいた体勢から動きません・・・
ケガでもしたのかと心配した指宿が声をかけますが、返ってきた答えは、意外な一言。
「苦しい・・・・」
(こんな苦しい思いは初めてだ・・・
なんでこんなに苦しまなくちゃならないんだ・・・
試合中そのことばかり考えていた・・・
でも・・・ようやくその答えが見つかった
それは・・・・
この胸の高鳴りだ!!)
- 434 :四番投手アラスジ3/3 :2007/06/02(土) 23:35:31 ID:L0fKaz90
- 達郎は起き上がり、右手を自身の左胸にあてます。
しかし、その表情は、とめどなく流れる大粒の涙で濡れています。
これまで彼はどんなスポーツも人並み以上にこなしてきました。
しかしそれ故に、夢中になってのめりこんだ経験がありませんでした。
でも、今は違います。
(この胸の高鳴りはいったいなんだ!?
なぜ、こんなに胸が熱くなるんだ!?
この胸の高鳴りのためなら、オレは・・・なんでも耐えてみせる!
だから・・・・
だから・・・・
だからこの試合・・・・!!)
涙を流しながら達郎は祈るような目で、あすなろを見つめ、
その思いに応えようと、あすなろはあらたに気合が入ります。
十八回の裏、一死三塁。再試合か、それとも、サヨナラか!!
- 435 :マロン名無しさん :2007/06/03(日) 00:56:34 ID:???
- あすなろの突然の球速うpのヒミツは明かされないまま続くのか・・・
しかし達郎は忘れた頃見せ場を作るな
そしてここぞとばかりに守ってもズサーッ走ってもズサーッ
- 436 :マロン名無しさん :2007/06/03(日) 01:53:07 ID:???
- 今じゃすっかりスライディング中毒だな>達郎
- 437 :マロン名無しさん :2007/06/03(日) 13:01:19 ID:???
- 高橋のフェンス中毒みたいなものか。
危険だな・・・いつか身を滅ぼすぞ。
- 438 :マロン名無しさん :2007/06/03(日) 17:43:46 ID:???
- 石井にまで伝染してるしな
- 439 :マロン名無しさん :2007/06/03(日) 19:33:09 ID:???
- タイトルを見て京本と桜井が出てくるかと思った
- 440 :四番投手アラスジ1/4 :2007/06/03(日) 22:59:36 ID:CcQvODKZ
- 第五十八話「一点への熱き想い」
あの練習試合から120日。
あすなろに勝ちたいという一心で己を鍛え、
見違えるように成長した桑本が渾身の一球を投じます。
18回にして、この日一番迫力があると思われるボールにあすなろのバットは空を切ります。
その球速は151キロ。
桑本の体全体から闘気がほとばしっています。
対するあすなろも気迫十分。桑本に決して劣っていません。
三塁走者・達郎は涙を浮かべ、祈るような想いであすなろを見つめます。
(今までなにをやっても心の底からのめりこむことができなかったこのオレが・・・
初めてつかんだこの胸の高鳴り!
もっと・・・もっと熱くなりたい!!
あのホームが欲しい!!
一点が欲しい!!
苦しくたってかまわない!
オレは、はいつくばってでも前に進みたい!!
だから・・・だから、あすなろ!!)
- 441 :四番投手アラスジ2/4 :2007/06/03(日) 23:01:09 ID:CcQvODKZ
- 達郎の想いを感じ、あすなろは次の球を必ず打つと
自分に言い聞かせます。
桑本も気合満点、200%の球を投げ込みます。
ギギ!とボールが音を立てるほどに強く握りゆっくりと振りかぶると、
大きく目を見開き、メジャーリーガーを髣髴とさせる
あのフォームから剛速球を投げ込みます。
100%は自身の力の限りの球、もう100%は・・・
「オラの力の限りの意地とプライドだっぺーーーーっ!!
ぶっとべーーーーーーーーーっ!!」
ゴオオオォォォォォオオオと、
先ほどを上回ると思われる迫力の球がうなりをあげて襲ってきます!
あすなろは負けじとスイング!
- 442 :四番投手アラスジ3/4 :2007/06/03(日) 23:03:03 ID:CcQvODKZ
- 「あすなろ!打て!!」
スタンドで応援する生徒の――
「あすなろ君打って!」
夕子の――
「オレ達の願いをこめて」
ナインの――
「ありったけの願いをこめて・・・」
達郎の――
願いをこめて
「打て!あすなろ!!」
あすなろはついに桑本の剛球をとらえます!
雄たけびを上げ放たれた打球は強烈なライナー。
サヨナラヒットかと思われましたが、
これは浅い位置にいたライトの真正面。ツキがありません。
サヨナラはない・・・と思われましたが、三塁ベース上の達郎は目をつぶっています。
(まさかあいつ・・・こんな浅いライトライナーでタッチアップ!?)
さすがの海堂も驚きを隠せません。
ライトは極端な浅い守備、内野グラウンドの土の部分のすぐ後ろで捕球体勢に入っています。
- 443 :四番投手アラスジ4/4 :2007/06/03(日) 23:04:56 ID:CcQvODKZ
- ライトのグラブにボールが収まると同時に、達郎はカッと目を見開きスタート!
(え!?)
実況のアナウンサーも第三野球部も驚きの表情になります。
どうみても無謀な判断。浅い守備位置に加えライトは強肩の大石。
練習試合では他ならぬ達郎が刺されてしまっています。
「バカめ!これでスリーアウトだ!!」
桑本は試合終了を確信しています。
第三野球部ナインも戻るように必死に声をあげますが、
達郎の足は、想いは、高鳴る鼓動は、誰にも止められません。
(はいつくばってでも欲しい!
一点が、欲しい!!
この胸の高鳴りのためなら・・・・
オレは・・・・
オレは・・・・!!)
⊂(゚Д゚,,⊂⌒`つ≡≡≡ ズ サ ー ッ
本塁上はクロスプレー。
静まり返る球場。
判定は・・・・・・・・・
- 444 :マロン名無しさん :2007/06/03(日) 23:52:59 ID:???
- セーフにしろアウトにしろ、ついに桑本カーブ封印したまま投げきりやがったな…
- 445 :マロン名無しさん :2007/06/04(月) 00:00:04 ID:???
- パワーアップした桑本は5階カーブを投げるものだと思っていた時期がありました…
- 446 :マロン名無しさん :2007/06/04(月) 00:15:50 ID:???
- 桑本がカーブを投げない理由
:パワーアップしたらキャッチャーが捕れなくなりました
- 447 :マロン名無しさん :2007/06/04(月) 02:00:20 ID:???
- >>446
ちょwww大原先輩つかえねえええww
120日とかキッチリ覚えてる細かい桑本にけっこうびっくりしたんだがw
これがいわゆるアニバーサリー男という奴か…桑本の意外な一面を見た
達郎それはいくらなんでも浅すぎないか
死ににいくようなものじゃないのか・・・
だがこれが俺の生きる道とばかりに渾身のズサーッ
感動した
- 448 :マロン名無しさん :2007/06/04(月) 05:35:45 ID:???
- 達郎すっかり熱いキャラになったな
- 449 :マロン名無しさん :2007/06/04(月) 05:42:17 ID:???
- あれ?この漫画の主人公って達っちゃんだったっけ?
- 450 :マロン名無しさん :2007/06/04(月) 08:54:53 ID:???
- 盗塁成功といいタッチアップといい達郎の足早過ぎね?
さすがは運動神経抜群の男といったところか。
ところでなんで目閉じたん?
- 451 :マロン名無しさん :2007/06/04(月) 10:09:24 ID:???
- タッチアップを少しでも早くするために目よりも音によって判断しようとしたんだろ。
光速>>>>音速だからしっかり見ていさえすれば
音に頼るよりも見ていた方が早く離塁できそうな気がするけどさ。
- 452 :マロン名無しさん :2007/06/04(月) 14:59:13 ID:???
- あんな超至近距離においては光速と音速の差なんて百分の一秒ってレベルだし。
それなら捕球を目視してから体を翻す分のロスの方がでかいと判断したんだろう。
- 453 :マロン名無しさん :2007/06/04(月) 15:19:44 ID:???
- でもさあ、銚子の誰かが「よっしゃ!」とか言ってグラブをバシッて叩いてたりしたら、
達郎その音でゴーしちゃったかもな・・・
- 454 :マロン名無しさん :2007/06/04(月) 15:27:17 ID:???
- >>452
計算しやすくするために光速を秒速30万`、音速を秒速300m、
前進守備のライトまでの距離を60メートルで考えてみたら
その差は0.2秒弱だった。
距離に直したら20〜30cmってとこだな。l
- 455 :マロン名無しさん :2007/06/04(月) 15:41:53 ID:???
- 20〜30cmか・・・
駆け抜けたら分からないけど
ズサーッだから結構大きいな
まあ俺その辺の計算や数字はさっぱりだから
「なんと1mも違うよ」とか言われたら軽くだまされてしまうぜw
- 456 :四番投手アラスジ1/2 :2007/06/04(月) 23:15:42 ID:???
- 第五十九話「二人のヒーロー男泣き」
カクテル光線に浮かび上がる男の意地と胸の高鳴り。
激闘の結末に注がれる視線。
息を呑む観衆。
水平に広がる審判の両腕。
「セーフーーッ!!ゲームセットーーっ!!」
延長十八回の死闘を制したのは、桜高校第三野球部。
殊勲の達郎は、本塁に触り涙を流したまま、動けません。
――どうしてこんなに胸が熱いんだ・・・
そこに海堂、あすなろ、仲間達が手を差し延ばし、ようやく立ち上がることができます。
(いつのまにか土まみれになった手・・・
白球・・・
焦げたニオイがそこまで伝わってきそうなバット・・・
すべてが・・・
このグラウンドのすべてがオレに何かを教えてくれた!)
- 457 :四番投手アラスジ2/2 :2007/06/04(月) 23:19:08 ID:a+qfZ054
- 勝利した桜高校側はもとより、敗れたものの銚子工業スタンドからも
大きな拍手と歓声が選手たちに注がれます。特に桑本へは賞賛の嵐。
18回を46奪三振、ノーヒットピッチング。
試合には負けましたが、勝負には勝ったといえる投球内容です。
その桑本はベンチに戻ると、先輩達に
最後の甲子園行きのチャンスをつぶしたことを謝罪します。
この桑本の殊勝な態度に、先輩方は大爆笑。逆に礼まで言われてしまうと・・・
「そーいやそーだっぺ。おめーらをここまで引っ張ってきたのはこのオラだっぺ!!
なんでオラがあやまんなくちゃなんねーんだっぺ!いやー考えすぎてソンした!」
カカカカと笑います。
おめーら扱いされたことに久田が突っかかりますが、
十八回まで投げ続けた桑本は便意の限界。トイレに駆け込みます。
銚子工業ベンチはまたも大爆笑に包まれますが、
ただ一人、指宿だけが憂いを含んだ視線を送っていました。
(桑本・・・・)
トイレの洗面台で桑本は、蛇口を目いっぱい広げて水を流しました。
ジャーーーーーと大きな音を立てるその場所で、桑本の手には大粒の液体が落ちてきます。
「うっ うっ うっ」堪え切れず
「うおおおおおおおおおおおおおーーーっ!!
うああああああああああああ〜〜〜〜っ!!」
水道音もカモフラージュの意味をなさないほどの大きな咆哮が廊下に響き渡るのでした・・・
甲子園まであと一つに迫った第三野球部は決勝にむけて意気が上がりますが、
そんな彼らをスタンドから睨みつける一団――黒潮商業。
彼らは鉄下駄を履き、ガランガランと不気味な音を立て、球場を後にします。
- 458 :マロン名無しさん :2007/06/04(月) 23:41:57 ID:???
- 53アウトのうち46奪三振ってどんだけバケモンだよ…
- 459 :マロン名無しさん :2007/06/04(月) 23:58:47 ID:???
- 三振以外のアウトで描かれているのが
・高橋捕手フライ
・海堂バント
・あすなろライトライナー
か。攻撃がろくに描かれていない7回から17回までの間で
4人しかバットに当たらなかったんだな・・・・
- 460 :マロン名無しさん :2007/06/05(火) 00:31:41 ID:???
- 試合に負けて勝負に勝ったってのはよく見るが
勝負に負けて試合に勝ったってのは珍しいな。
しかもここまで完膚なきまでに抑えられたのは初めて見るかもしれん。
負け試合ならまだしもちゃっかり勝ってるし。
- 461 :マロン名無しさん :2007/06/05(火) 01:31:41 ID:???
- 試合には勝ったけど
あすなろ対桑本としてはこれでひとまず決着がついてしまったのかな
あすなろはノーヒットに抑えられたけど桑本にはHR打たれてしまったわけだからな
来年はあすなろが結局この試合では謎のまま終わった球速うpボールに磨きをかけて
リベンジする番だな
それにしても桑本大人になりすぎだろ
先輩のやらかしのせいで負けたに等しいのに逆に先輩を気遣って
便所で一人男泣きなんてなあ・・・やるせねー(ノД`)
- 462 :マロン名無しさん :2007/06/05(火) 14:12:07 ID:???
- 前回はバリバリにあすなろ対桑本って感じだったけど、
今回は「第三野球部対桑本」って感じだったからね。
達郎が全部持っていった感もあるしw
ライバル対決は今後にお預けといったところだろう。
- 463 :マロン名無しさん :2007/06/05(火) 14:49:51 ID:???
- やべえ、桑本に泣けた
- 464 :四番投手アラスジ1/2 :2007/06/05(火) 23:35:15 ID:???
- 第六十話「悲運の黒潮商業」
死闘から一夜明け、あすなろは試合の新聞記事を何度も何度も読み返します。
そこに夕子が訪ねてきます。
今日はもう1試合の準決勝を見に行くことになっていたのですが、あすなろは忘れてしまっていました。
そんなあすなろを叱責する夕子をみて、あすなろの母さんは、
夕子は結婚したら夫を尻にしくタイプだと笑います。これを聞いた夕子は一人でテンパります。
桜高校対銚子工業が大幅に長引いたために順延となったこの試合。
海堂は黒潮商業が必ず勝ちのぼってくると言います。
黒潮商業――
銚子工業と並ぶ千葉の高校野球界名門校、決勝進出20回以上、準決勝9回。
毎年必ずベスト4以上に勝ち進む超強豪高です。しかしそれなのに・・・・
「それなのにまだ甲子園へ行ったことは一度もない!」海堂は話します。
それ故に彼らは『悲運の黒潮商業』と呼ばれています。
30年以上に渡る雪辱を晴らそうと、
スタンドのほとんどが黒潮商応援団で埋め尽くされています。
「闘魂」「絶対優勝」といった定番モノから「ぶっとばすぞ」なんてモノまである無数の旗。
見渡す限りの男、男、男。
今年こそ甲子園へ――の思いともともに、球場は異様な雰囲気奈包まれます。
対する聖(セント)市川高校の先発・藤田はここまでの防御率0.75の好投手。
簡単には打ち崩せないと考えられていましたが・・・・
- 465 :四番投手アラスジ1/2 :2007/06/05(火) 23:38:08 ID:UK4yPoli
- プレイボールとともに黒潮商業の先頭打者は叫び声をあげ、センター前ヒットで出塁します。
二番・佐藤もセーフティバントで続き、あっというまにチャンスをつくります。
塁上の佐藤は、次打者・土屋の笑顔をみて、挫けそうになったときのことを思い返します。
鉄下駄を履いてのランニング中、練習についていけなくなった佐藤は、足を止めます。
五十嵐には放っておかれますが、土屋が声をかけてきます。
三年なのにレギュラーになれそうもなかった佐藤は、部をやめると泣きますが、
土屋は
「最後の夏だからがんばるんじゃないですか。
レギュラーになれるなれないは別にしてベストを尽くす!
自分の力を最後まで信じて前へ進むのが黒潮魂じゃないですか!」
と語ります。
そして必死にがんばった佐藤はレギュラーの座を勝ち取ったのです。挫けそうになる度に
【努力家】の土屋に励まされてここまできたのです。
三番・土屋が左打席に立つと、応援団からはすごい声援が送られます。
白石も心配するほど線の細い身体ですが、これまで公式戦での三振数は0。
しかもその打撃フォームは、バットを頭上で水平に寝かせ、
左手はグリップではなく金属部分の芯の辺りを支えるというもの。
______
|_○_|
|
〈 ̄ ̄ ̄〉
三振0とこの奇妙な構え。一体どんなバッティングをみせるのか!?
- 466 :マロン名無しさん :2007/06/06(水) 02:13:32 ID:???
- そういえば達郎と桑本の涙にホロリと来て
この鉄ゲタ集団の事をすっかり忘れていたw
必ずベスト4に残るのになぜか決勝で負けるってのは
異常な程プレッシャーに弱いということなのか?
こんなコワモテの強豪集団なのに・・・
- 467 :マロン名無しさん :2007/06/06(水) 03:34:28 ID:???
- 天秤打法キター
- 468 :マロン名無しさん :2007/06/06(水) 13:20:54 ID:???
- いくらプレッシャーに弱いにしても、ここ数年ならともかく
30年以上も続いてるってことは、選手達に問題があるんじゃなくて
周りが代々余計なプレッシャーをかけ続けてるんじゃないのか?
あの応援団とか。
ドドドンドドドン「ここで打てなきゃ」(ここで打てなきゃ)
「指つめろ」(指つめろ)ピッピッピッ(わーっ)
ドドドンドドドン「ここで打てなきゃ」(ここで打てなきゃ)
「妹犯す」(妹犯す)ピッピッピッ(わーっ)
ってぐらいの応援してそうだからな。
- 469 :マロン名無しさん :2007/06/06(水) 14:37:48 ID:???
- すでに応援じゃねえよそれw
しかし奇をてらうにも程があるだろ土屋…
もうちょっと現実的なフォームであってほしかった
- 470 :マロン名無しさん :2007/06/07(木) 13:47:32 ID:???
- なにこのフォームwww
- 471 :マロン名無しさん :2007/06/07(木) 14:13:56 ID:???
- でもやっぱツッチーもバントの時は人並みに構えるのかな
- 472 :マロン名無しさん :2007/06/07(木) 18:19:49 ID:???
- あの構えのまま向き変えてしゃがむんじゃね?
- 473 :四番投手アラスジ1/3 :2007/06/07(木) 20:04:04 ID:???
- 第六十一話「天秤打法の秘密」
_________
|__○__|
黒|潮
|
/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄〉
「なんだ!?あの構えは!?」
黒潮商業応援スタンドは土屋のこの「天秤打法」に沸きあがります。
バットをゆっくりと上下に揺らす独特のタイミングの取り方をみせるその構えに
解説の太田さんは、元大洋の近藤和彦のフォームにそっくりだと驚きます。
藤田投手が投げると、土屋はフワ!とバットを放り上げ、両手で握りなおしながらスイングします。
するどい振りから放たれた打球はきれいなセンター返し。
二塁走者が生還し、黒潮商業が先制しました。
海堂の見立てでは、あの構えはバックスイングを兼ねたもの。
最初からバックスイングの状態に入っているから、ミートポイントまでムダなくバットを送り出すことができるのです。
どんな構えであろうとインパクトの瞬間さえしっかりしてさえいれば問題はないと解説します。
驚異の打率7割5分を誇る土屋ですが、昔のことを思えば、
今こうやってグラウンドにたっていることが夢のようだと思い返します。
- 474 :四番投手アラスジ2/3 :2007/06/07(木) 20:06:48 ID:???
- 小学生のときに小児結核を患った影響で、中学に入っても土屋の体力は並以下。
運動が満足にできなかったのです。だから野球はネット裏から眺めることしかできませんでした。
高校で進学した黒潮商業で念願の野球部に入りますが、
入部したての1年生に五十嵐が吼えます。
「我が野球部は創部40数年来、甲子園初出場という悲願をもっている!
足手まといになる奴は切り捨てていくだけだ!覚悟しとけよ!!」
過酷を極める練習のなか、体力のない土屋は、五十嵐から退部を勧告されます。しかし
「いやです!!」
ようやくたどり着けたグランドを去ることなどできませんでした。
(野球だけは・・・野球だけはやめたくない!!)
その一念で必死になって練習に追いつこうとしますが、肉体は正直なもの。
鉄下駄ランニングでヘバる土屋に、五十嵐が迫ります。
つらそうな土屋に嫌味を言い、あざ笑い、最後に宣告します。
「甲子園はよ。おめーみてーな人間は不必要だよと!
だからさっさと野球やめちまいな!!」
言うことを言いい、踵を返して去ろうとする五十嵐の足首を、土屋は掴み懇願します。
「お願いです・・・・ がんばりますから・・・
どんな厳しい練習にも耐えて見せます・・・
だから・・・ だから・・・・
五十嵐さん僕から・・・・・・ 野球を・・・・
野球を・・・とりあげ・・・ないで・・・くだ・・・・・さい・・・・」
息を切らして涙を流し胃液を吐きながら喋るその姿にはさすがの五十嵐も青ざめるのでした。
- 475 :四番投手アラスジ3/3 :2007/06/07(木) 20:08:11 ID:QLHkrmFn
- とは言ったものの、体力のハンデはどうにもなりません。
満足にスイングもできないことに悩む土屋ですが、
漁師の祖父と沖にでた際に教えてもらった櫓のこぎ方から、ヒントを得ます。
力はいらない、要はタイミングだという祖父の言葉を思い浮かべ、
バットを櫓に見立てたその構えは天秤打法。
これが彼にはピッタリのタイミングの取り方でした。
練習でするどい当たりを飛ばす土屋の姿に、さすがの五十嵐も驚きます。
第三野球部バッテリーは、この土屋には要注意だと警戒します。
そして不気味な選手がもう一人・・・
(もう少しだ。もう少しでお前に手が届くぞ。甲子園よ!!)
四番投手・五十嵐が打席に向かいます。
- 476 :マロン名無しさん :2007/06/08(金) 01:48:08 ID:???
- あの構えだけでもエエエエなのに
その後一度バット放しちゃうのか・・・もう何がなんだか
でも実際近藤和彦も一度放り投げちゃってから打ってたらしいから
あながち絵空事でもないんだな
事実はマンガより奇なりだw
五十嵐と昔の土屋がなんとなく一軍と第三野球部にデジャブ
- 477 :マロン名無しさん :2007/06/08(金) 08:18:07 ID:???
- 実在選手のフォームが出てきたな
そういえばあすなろも一本足打法だし
- 478 :マロン名無しさん :2007/06/08(金) 09:02:13 ID:???
- 投げるほうなら桑本のフォームも
グッテンそっくりとかいうセリフがあったなあ
- 479 :マロン名無しさん :2007/06/08(金) 13:52:36 ID:???
- 土屋はむしろ第三野球部の方に居てもおかしくないキャラだな。
それに比べて何この五十嵐の鬼ぶりw
でもここで「野球を続けたきゃ鉄下駄をなめろ」とか言えずに、
鬼気迫る土屋の様子にビビって青ざめてしまうあたり、
根は悪い奴でもなさそうだな。
- 480 :マロン名無しさん :2007/06/08(金) 14:43:29 ID:???
- 京本…一軍エースという己のプライドを満足させたい
五十嵐…とにかく甲子園にいきたい。土屋はマイナス要因だから切る
だから同じ鬼でもベクトルが違うんだろうね。
- 481 :四番投手アラスジ1/2 :2007/06/08(金) 23:15:27 ID:???
- 第六十二話「因縁の木バット」
五十嵐が打席に立つと、さっきの土屋に勝るとも劣らない声援が上がります。
その彼がもつのは高校野球には珍しい木製のバット。
解説の太田さんにも理由はわかりませんが、異様な雰囲気を醸し出しています。
聖市川高校捕手は歩かせようとしますが、県下で五指に入るという投手・藤田のプライドがそれを許しません。
弱気な捕手の人は、木製バットのグリップが真っ黒なことに気付きます。
いくら使い込んでいてもこんなにはならない不気味な色に考えを巡らせていると、
それに気付いた五十嵐が睨みつけます。
「冥土の土産にひとつだけいいことを教えてやろう。
このグリップの黒い所・・・これはな・・・血のりの跡だよ!」
――二年前、優勝候補筆頭にあげられながらも、黒潮商業は準決勝で守りのミスから敗退。
スコアボードの9回裏には無残にも6という数字が表示される大逆転負けです。
黒潮商業の石川は、来年こそ甲子園へいくんだと、呆然と立ち尽くす五十嵐に声をかけます。
来年こそは甲子園を合言葉に猛練習に明け暮れるなか、
素振りをする石川の手の皮がすりむけ、血を流します。
心配した五十嵐が駆け寄りますが、そこでバットが木製であることに気付き、拾い上げますが
「そのバットにさわるな!!」
と石川は顔色を変えて怒鳴ります。
- 482 :四番投手アラスジ2/2 :2007/06/08(金) 23:18:52 ID:5eJngQFx
- この木製バットは、石川で4代目。
黒潮商業の4番打者が悲願をこめて使っているものだったのです。
そしてグリップの黒い部分は、血のりの跡。先輩達の怨念が握りこめられているバットなのです。
「聞こえないか?五十嵐・・・
バットのすすり泣く声が・・・
先輩達のすすり泣く声が・・・・」
その異様な迫力に、さすがの五十嵐もゴクッと息を飲まずにいられませんでした。
そして始まった甲子園予選。
石川はまるで何かに取り付かれたかのように打ちまくり、黒潮商業は進撃を続けました。
しかし準決勝の銚子工業戦で終盤に失点を重ね、またもサヨナラ負け。
今年こそは確実視されていた夢の舞台は、やはり夢と消えていってしまいました。
試合終了後、涙を流す石川は五十嵐に自分の思いを託します。
「頼むぞ五十嵐!来年はお前がウチの四番打者だ!そして・・・
このバットの五代目の持ち主だ!!」
(見ろ!桜高!!
お前らがどんなに強くとも、オレたちは負けない!
このバットでお前らを打ち砕いてやる!!よぉく見ろ!!)
「オレがこのバットの五代目だーーーっ!!」
グリップエンドには、歴代の四番打者の名前が刻まれています。
吉田直人、狭間健一、達川雄二、石川晴海
そして一段と大きく書かれている名前、五十嵐幸雄
放たれた打球はスコアボード直撃の大ホームラン。
第三野球部バッテリーはこの3,4番コンビに脅威を覚えます。
- 483 :マロン名無しさん :2007/06/09(土) 02:31:45 ID:???
- ささいな守りのミスから6点って・・・
ちょっとやらかしすぎじゃないのか?
やっぱ見た目よりも精神的に弱いのかな黒商…
先輩達のすすり泣く声が宿る怨念バットテラコワス
ていうかすすり泣きだの怨念だの死んでんのかよ先輩達
ハッ!?Σ(゚Д゚;) やらかしてサヨナラ負けた先輩達は代々あの応援団に殺されてるんじゃね!?
恐ろしい・・・そもそもそんな呪わしいバットを代々使ってるからこの高校はダメなんじゃ・・・
- 484 :マロン名無しさん :2007/06/09(土) 05:29:25 ID:???
- 冥土の土産って……
- 485 :マロン名無しさん :2007/06/09(土) 11:48:34 ID:???
- こんな忌まわしいバット、あすなろの速球ででも
ヘシ折ってやった方が黒潮商業のためだよw
怨念バットが折れた時、新しい伝説が生まれる・・・!
- 486 :マロン名無しさん :2007/06/09(土) 12:21:28 ID:???
- >>485
やっぱあれ折れそうだよな
- 487 :マロン名無しさん :2007/06/09(土) 14:17:49 ID:???
- バット折って打ち取り甲子園決定て絵がリアルにイメージできる……
- 488 :マロン名無しさん :2007/06/09(土) 17:44:08 ID:???
- でも五十嵐でたった5代目なんだし
今までだって何度も折ってそのたびに何事もなかったように
新しいバットおろしてきたんじゃねw
- 489 :四番投手アラスジ1/1 :2007/06/09(土) 23:24:53 ID:Rvx7AO00
- 第六十三話「執念の黒潮野球」
黒潮商業は聖市川高をメッタ打ち。
走塁でも、相手選手を負傷させてしまうほどのスライディングを繰り返します。
投げては五十嵐得意のシュートが右打者の内角をえぐります。
シュートを怖がってなどいられない、と四番石田が強引に打ちにいこうとしますが
「あっーーー!!」
ボールが腕に当たってしまいます。ぶつけた五十嵐は帽子をとって謙虚にあやまりますが、
踵を返すと、ニタ〜と笑みを浮かべます。五十嵐は、これ以降腰がひけてしまった聖市川打線を完封。
15対0で決勝進出を決めました。
すべてを決める決勝戦は、明日1時プレイボール!!
とうとう、あと1試合。あすなろは布団の中で、明日も全力投球することを誓いますが・・・
明くる日は雨。決勝は順延となりました。
拍子抜けしてしまいそうではありますが、連投につぐ連投のあすなろにはいい順延になります。
「だが、いざとなったらオレが控えているから、まぁ安心しな!」
と京本は頼もしい声をかけます。
明日に備え、体育館で練習していると、そこに来客が3人。
五十嵐、土屋と老人・板垣。黒潮商業の監督です。
すぐに鬼頭が挨拶します。二人が会うのは二年前の準決勝以来です。
板垣は、明日は黒潮商業が勝つと自信ありげに話します。
「なんせ・・・おたくらのチームに重大な欠点があるのをワシはみつけてしまったんじゃからの!」
衝撃の発言に驚くあすなろ、海堂、鬼頭をみて、五十嵐はニヤっと笑います。
果たして、第三野球部の弱点とは―――?
- 490 :マロン名無しさん :2007/06/10(日) 01:50:01 ID:???
- 弱点
・投手が精神的に崩れやすい
・ライトが鈍足
・石井の打撃がカス
・人数少ない(選手層薄い)
・監督が最近仕事しない
いろいろあるけどどれが一番ダメなんだろう
- 491 :マロン名無しさん :2007/06/10(日) 02:06:54 ID:???
- 他にもいろいろあるな
・捕手がキレやすい。
・斉藤は怒らないと駄目っぽい
・二遊間がみわけつかない・石井の打撃がカス
・達郎は意外と後先考えてないプレイが多い。
- 492 :マロン名無しさん :2007/06/10(日) 02:16:27 ID:???
- >>490
えええw
数々の修羅場も乗り越えてそろそろ名実ともに強豪入りじゃんと思ってたけど
改めて見るとそんなダメだらけのチームだったっけか・・・
なんか気が滅入ってきたw
しかし黒商見た目に違わぬラフプレーの連発だな
こりゃ我が軍も二、三人潰されるかもしれんね
控えが二人しかいないから三人潰されるともうどうにもならんわけだが・・・
やっぱこの辺かな、一番ネックになりそうなのは
- 493 :マロン名無しさん :2007/06/10(日) 02:17:50 ID:???
- ちょwww
のんびり書いてる間に弱点増えてるorz
- 494 :マロン名無しさん :2007/06/10(日) 07:22:25 ID:???
- あっーーー!!ってどうやって発音するんだよ
- 495 :マロン名無しさん :2007/06/10(日) 11:27:33 ID:???
- ・控えが三人しかいない
・小西と斉藤と高橋は最初から褒めちぎっておけば多分力でない
・ドロドロのグラウンドじゃズサーできないから達郎は戦力外
- 496 :マロン名無しさん :2007/06/10(日) 14:05:06 ID:???
- 達郎戦力外ワロスw
京本投げたくてウズウズしてんなw
そろそろリリーフあるかもな。
- 497 :マロン名無しさん :2007/06/10(日) 22:57:49 ID:???
- シュートと対になる球、スライダーをもち性格は外道同士。
お互い甲子園を夢みている三年生で今回のセリフ。
どうみても登板フラグたってるな。
- 498 :四番投手アラスジ1/2 :2007/06/10(日) 23:16:15 ID:???
- 第六十四話「五十嵐のお姉さん」
決勝戦の朝。
球場に向かうあすなろは、板垣の言った欠点について考えながら歩いていると、
曲がり角でキレイなお姉さんとぶつかってしまいます。
キレイなお姉さんは、あすなろのバッグからはみ出たグラブをみて、野球をやってる中学生と勘違いします。
お姉さんも野球が大好きだと言います。弟が高校球児で甲子園にいけるかもしれないと自慢します。
「今日、決勝戦にでてくる黒潮商!そこのエースなんだぞ!
どうだすごいでしょ!?」
あすなろが球場につくと、そこには既に海堂が来ていました。
いてもたってもいられなくなって早く来たのですが、それは他のみんなも一緒。
早々と第三野球部の面々が揃いました。
しかし試合開始3時間前―
黒潮商業は控え室で座禅を組んで精神統一を図っていますが、
どうやらこの6時間も前から来ている模様。
不気味な雰囲気で何時間も座禅を組んでいます。
- 499 :四番投手アラスジ2/2 :2007/06/10(日) 23:18:04 ID:???
- 桜高校控え室でいつものように喧嘩をする3バカとは対照的に、
あすなろは緊張で何度もトイレに立ちますが、その途中で五十嵐とお姉さんが会っているのを目撃します。
お姉さんはお守りを渡して激励しますが、
「出て行け!」
と弟は冷たい態度をとり、お守りを壁に投げつけます。
五十嵐が小学生の頃に両親がなくなってから、女手ひとつで育ててくれたことに感謝はしています。でも
「ホステスしてまで金をかせいでくれなんて誰も頼んじゃいねーぜっ!」
と姉のネックレスをむしり取ります。
男に媚を売って手に入れたネックレス、口紅、マニキュア。そしてお守りもその金で買ったもの―。
五十嵐は姉から贈られたお守りを乱暴に踏みつけます。
「はやくこの球場からでていけっつってんだ!!
ここはな、お前のような女が来る所じゃねーんだっ!!」
こうまで言われ、姉は目に涙を浮かべて去っていくことしかできませんでした・・・
しかし残された五十嵐は、自身がボロボロにしたお守りを見つめ、複雑そうな表情を見せます。
それぞれの思いを胸に、晴れ渡った青空の下、決勝戦がいよいよ始まります。
- 500 :マロン名無しさん :2007/06/11(月) 01:59:38 ID:???
- 夕子さんをおいてけぼりにしてちゃっかり
美人のお姉さんとフラグを立てたあすなろあなどれないなw
年上美人なのに「エヘン」だの「どうだ」だのどっちかてとかわいいタイプだな
五十嵐姉ものすごいストライクゾーン(*´Д`)ハァハァ
だが五十嵐の異常にささくれだった精神の理由が
その生い立ちにあるとこれで分かった
このシスコンめ
- 501 :マロン名無しさん :2007/06/11(月) 05:42:55 ID:???
- 土屋の回想時といい、五十嵐からは京本臭がする。
- 502 :マロン名無しさん :2007/06/11(月) 11:25:16 ID:???
- ということはあすなろ達に負かされた後、
必要以上にさわやかになるな。
甲子園まで応援に来てくれるんじゃないかw
- 503 :マロン名無しさん :2007/06/11(月) 15:38:01 ID:???
- 負けた後五十嵐は姉にホステスを辞めさせるために学校を中退しホストになるフラグキター
- 504 :マロン名無しさん :2007/06/11(月) 16:07:52 ID:???
- あんな凶悪な顔したホスト、
指名しなかったらフルーツとか内角に投げ込んできそうで怖いわあ
応援といえばさりげなく桑本来てたなw
たいがいヒマそ・・・いや元気そうで何よりだ。
- 505 :マロン名無しさん :2007/06/12(火) 15:50:29 ID:???
- あすなろは中学生だと思われたままかw
- 506 :マロン名無しさん :2007/06/12(火) 21:15:23 ID:???
- そりゃあの姉ちゃんの中じゃ
鉄ゲタでその辺ガランガラン走って
人を殺してきたみたいな形相でニターと笑い
どなり散らして物すぐ投げるようなのが標準だからな
まさかこんな小動物が弟と同じ高校生とは思うまい
- 507 :マロン名無しさん :2007/06/12(火) 21:41:58 ID:???
- 志野塚って篠塚がモデル?
- 508 :マロン名無しさん :2007/06/12(火) 23:00:58 ID:???
- 監督が娘の治療費を五十嵐姉に貢いでいた超展開
- 509 :四番投手アラスジ1/1 :2007/06/12(火) 23:12:47 ID:gjVN51/k
- 第六十五話「緊張高まる決勝直前」
ついに決勝戦!桑本も朝加学院のみんなも観戦に訪れています。
いままでいるかどうかわからなかった古文の先生、所沢部長も顔をみせています。
開始前の整列で挨拶する両校ですが、頭を下げたとき、
五十嵐の胸元からボロボロになったお守りがポトッと落ちます。すぐに拾い、胸にしまいます。
投球練習からあすなろは絶好調で満員の観衆を沸かせますが、黒潮商業は余裕の表情。
弱点をちょっとつつけば簡単に点がとれる―とみんなで高橋に視線を集め、板垣は笑います。
「ホッホッホ欠点がよーく見える見える!」
- 510 :マロン名無しさん :2007/06/12(火) 23:30:21 ID:???
- まずい!高橋がさし歯である事がばれた!
- 511 :マロン名無しさん :2007/06/12(火) 23:48:21 ID:???
- いや、弟が人質にとられたのかもしれん!!
- 512 :マロン名無しさん :2007/06/13(水) 00:01:03 ID:???
- ああ、それぐらいはしそうなチームだなw
- 513 :マロン名無しさん :2007/06/13(水) 01:57:44 ID:???
- このマンガで授業してるシーンって古文の時間くらいだなと思ってはいたが
古文の先生、部長だったのかよw
それでこの前の銚工戦中継のときアサーリ授業中断してくれたんだな
ところで銚工コンビが気持ち悪い程ほほえましいな
一番乗りって何時からいたんだよ桑本
- 514 :マロン名無しさん :2007/06/13(水) 09:54:29 ID:???
- あんな最前列来といて
「ちょっと通りがかっただけですぐ帰る」ってw
はいはいわろすわろすって皆思ってるよ
- 515 :マロン名無しさん :2007/06/13(水) 13:14:06 ID:???
- なんだかんだ言って姉さんのお守り持ってく五十嵐!
しかも尻ポケにギュじゃなくて大事に胸元に・゚・(つД`)・゚・
試合終了後、負けた五十嵐は応援団に狙撃されると思ってましたが
どうやら弾がお守りに食い込み
一命を取り留める展開になりそうで安心しました。
- 516 :マロン名無しさん :2007/06/13(水) 15:19:25 ID:???
- あの応援団はハジキよりヤッパだろ
- 517 :四番投手アラスジ1/2 :2007/06/13(水) 23:21:50 ID:???
- 第六十六話「第三野球部の重大な欠点」
いよいよプレイボール。
スタンドから見守る五十嵐のお姉さんはマウンドに立つのが今朝ぶつかったコだと気付きます。
黒潮商業一番打者は、重い速球につまりながらもセンター前へ打ちますが、これは高橋がキャッチ。
二番佐藤もセンター前へおっつけますが高橋はダイビングキャッチ。
三球で簡単に二死となりますが、黒潮ベンチはニヤニヤと余裕の笑みを浮かべています。
三番・土屋が構えをとると、土屋のおじいちゃんが声援を送ります。
隣にいた五十嵐の姉が声をかけると、土屋は五十嵐のことを頼もしい先輩だといつも褒めているといいます。
いい弟をもって鼻が高いでしょうと言われると、姉は肯定しますが、
その脳裏に浮かぶのは自分を罵倒する姿です・・・
そんなことはつゆ知らず、肉体的ハンデを克服した孫を語るおじいちゃんの顔はとても誇らしげです。
「ワシの自慢の孫ですじゃ!あんたもウチの孫の晴れ姿をみてやってください!」
- 518 :四番投手アラスジ2/2 :2007/06/13(水) 23:22:45 ID:vLikOtpr
- 第三野球部バッテリーは土屋には気をつけてかかるよう意識しますが、
具体的策はなく、当たって砕けろの精神で投げ込むのみ!
しかし土屋は初球をセンターへ打ち返します。
(さっきの打球をダイビングキャッチして捕ったのがあの地点・・・・
ぼくはあの地点よりさらに50cm前を狙う!)
高橋はダイビングキャッチするもののギリギリ届かず、二塁打。
あきらかに高橋が狙われていることに、海堂は危機感をもちます。
さらに悪いことに、高橋はこの飛込みで足をひねり痛めてしまいます。
小西が心配しますが、ガッツマン高橋は試合開始直後にベンチへひっこむような男ではありません。
しかし板垣はこの光景をみて笑います。
「多少のケガなどものともしない根性・・・立派です・・
そしてそのケガを気づかうチームメイト・・・美しいですね。
ホッホッホッホ
じゃ、そろそろいただきましょうか。
先取点をね!!」
いきなりのピンチで四番五十嵐を打席に迎えます。
- 519 :マロン名無しさん :2007/06/14(木) 00:21:37 ID:???
- この監督こそ鉄の精神だな。
何度甲子園いけてないのかわからんのにホッホッホとか・・・
- 520 :マロン名無しさん :2007/06/14(木) 02:02:12 ID:???
- 第三野球部が勝つとしてさ
ジイさん生きてる間に甲子園行けるのかな黒商・・・と
ちょっと心配になったりもした
あんなオドロ線背負ってせせら笑ってるから
どんな反則スレスレの手を使ってくるかヒヤヒヤしたけど
高橋狙い打ちか、意外と正攻法で来るんだな
- 521 :マロン名無しさん :2007/06/14(木) 05:30:53 ID:???
- こういう作戦見る度に思うんだけどさ。
あんな正確に狙ったところに打てるんなら普通にヒット打てるんじゃね?
- 522 :マロン名無しさん :2007/06/14(木) 09:44:56 ID:???
- まあ漫画だし。
無理やり理屈つけるならコースを狙った打球はどうしても
普通に打つより弱くなるから思い通りのところ行っても取られる可能性が高いとか。
- 523 :マロン名無しさん :2007/06/14(木) 10:59:26 ID:???
- まあでもあんなトンチキなフォームから50pもの範囲で
コントロールが効くんだからな、すごいな土屋
- 524 :マロン名無しさん :2007/06/14(木) 11:49:15 ID:???
- 高橋が必ずケガするとも限らないし、
どうせ狙い打つなら鈍足ライト走り回らせてヘバらせた方が
確実なんじゃないか?
- 525 :マロン名無しさん :2007/06/14(木) 16:23:37 ID:???
- 高橋は常にいつ死んでもおかしくないガッツぶりだけど
よく考えたらいつもは歯が折れる程度だし
試合に影響しそうな深刻なケガはこれが初めてなんじゃね?
練習中デブにふっ飛ばされたときの打撲を除いて。
- 526 :マロン名無しさん :2007/06/14(木) 16:30:38 ID:???
- 小西だったらすぐにベンチにひっこんじゃうだろ。
高橋の痩せ我慢を利用してなんかやるんだろう
- 527 :マロン名無しさん :2007/06/14(木) 21:53:19 ID:???
- ゲロを吐きながらも延長戦を耐えた小西にむかってなんという事を!w
- 528 :四番投手アラスジ1/2 :2007/06/14(木) 23:37:52 ID:???
- 第六十七話「右中間が大ピンチ!!」
負傷した高橋を心配する小西はセンター寄りに守備位置を移動します。
強打者・五十嵐に対する初球は外角。
小西の守備位置に気付いていた五十嵐はライトへ打ち上げます。
普通なら平凡なライトフライですが、小西はこれに追いつけません。
タイムリー二塁打となって黒潮商業が先制します。
高橋のケガを気遣う美しいやさしさ――
「でもそのやさしさが、彼らの重大な欠点なんですよホッホッホッホ」と板垣は笑います。
小西は次は定位置に就きますが、五番・丸田は右中間のセンター寄りに合わせます。
高橋は足を痛めた影響で追いつけずまたタイムリーヒット。早くも二点を失います。
ナインは高橋の所に集まりますが、どうしようもありません。
ベンチでは桜井が交代を申し出ますが、まだ一回の表ということで鬼頭は動きません。
「それにあっちがウチのチームプレーを乱しにきてるといっても
こんなことぐらいで乱れるチームじゃないさ!第三野球部は!!」
- 529 :四番投手アラスジ2/2 :2007/06/14(木) 23:40:13 ID:IGQCSGnw
- 重苦しい雰囲気の中、解決策を口にしたのは達郎でした。
「チームプレーが乱れたときは・・・それ以上のチームプレーでたいこうしろってことさ!」
プレイ再開。
小西の守備位置がまたも定位置なのをみて、六番打者は右中間へ狙い打ちます。
高橋は無理をせず、ワンバウンドで補給。
高橋の肩では3点目が入ると思われましたが、達郎の策に従いライトの小西へ送球します。
これでは失点の可能性は倍率ドンさらに倍!走者はすでに三塁を回っています。
(いいか小西!球をうけとったら思いっきり送球だ!!
くやしかったら今までの失敗を取り返すんだ!!高橋の分とお前の分・・・
怒りを四倍にして取り返せ!!)
達郎の言葉を思い返し、小西は怒りのバックホームをみせます。
唸りを上げる送球は一直線で海堂のミットに収まり
丸田は本塁手前であえなくタッチアウトでスリーアウトチェンジ。
黒潮商業ベンチは言葉を失います。
(本当になかなかいいチームですね。これから先の回が楽しみですホッホッホ)
- 530 :マロン名無しさん :2007/06/14(木) 23:54:07 ID:???
- オヤジ働けや
- 531 :マロン名無しさん :2007/06/15(金) 01:21:35 ID:???
- 初回から容赦なく相手の弱点をつく板垣
初回だからといって何も手をうたない鬼頭
どうみても黒潮の勝ちです。本当にありがとうございました。
- 532 :マロン名無しさん :2007/06/15(金) 01:38:24 ID:???
- 鬼頭はいつからこんな甘ちゃんになっちまったのさ
そういえば顔つきもいつの間にかなんだか菩薩のようだ
だめだ、鬼監督はもうフヌケちまったんだなorz
監督が働かない分ナイスガイ達郎が皆をまとめる
もうナイスガイ達郎は副キャプテン任命でもいんじゃね?
- 533 :マロン名無しさん :2007/06/15(金) 07:03:14 ID:???
- クイズダービー自重w
- 534 :マロン名無しさん :2007/06/15(金) 07:10:37 ID:???
- 達郎確変はいつまで続くんだw
そのうち宇宙人になりそうないきおいだな
- 535 :マロン名無しさん :2007/06/15(金) 11:38:25 ID:???
- 鈍足の小西と守備範囲の狭まった高橋を並べるから
間が大ピンチ!になるわけで、
センターとレフトを入れ替えればいいと思うよ
- 536 :マロン名無しさん :2007/06/15(金) 11:56:43 ID:???
- 達郎頼れるな
- 537 :マロン名無しさん :2007/06/15(金) 11:57:33 ID:???
- ナイスガイ達郎は憑き物が落ちたように
なにかとデブに優しいな
- 538 :マロン名無しさん :2007/06/15(金) 13:28:49 ID:???
- 強肩小西キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!!!
ワンバン捕球したうえで更に投げられてきた球だが、
にもかかわらず間に合ってしまうのか・・・うそーん。かっこいいぜえ小西。
あすなろの代わりにマウンドに立った時にも意外に思ったんだが、
コントロールも悪くないじゃないか。
- 539 :マロン名無しさん :2007/06/15(金) 21:15:23 ID:???
- 桜井のアピールが軽くスルーされた件について
- 540 :四番投手アラスジ1/2 :2007/06/15(金) 23:38:38 ID:???
- 第六十八話「五十嵐の執念」
二点を先行された第三野球部の攻撃は1番・白石兄から。
なんとしても塁にでようと気合をいれますが、五十嵐が立ちはだかります。
「このオレのシュートがある限り点はとれんっ!!」
容赦なく内角をえぐる切れ味鋭いシュートに白石は「ひっ」と情けない声をあげます。
二球シュートが続き、腰が引けてしまった白石は、外角の球に手がでず三振。
二番・弟は1コマで片付けられる三振。まったく手がでません。
三番・達郎は左打席で二球みたあと、(ちょっと・・・試してみるか)と右打席にスイッチします。
何か策がありそうな達郎。
ちょうどそのとき、五十嵐はスタンドに姉がいることに気付き不機嫌になります。
(お前がいるとな・・・
お前がいると昔のことを思い出すんだよ!!)
夫婦の遺影が並ぶ葬儀。
仏前に座る少年と少女の背後では、親戚と思われる大人たちが子供たちの押し付け合いをしています・・・
彼らに向かい、姉は宣言します。自分は高校をやめ、弟と一緒に暮らしていくと。
弟は、姉ばかりに苦労させてられないため中学卒業後に自分も働こうとしますが、
姉は弟を高校まで通わせるのだと言います。
- 541 :四番投手アラスジ2/2 :2007/06/15(金) 23:41:37 ID:???
- 弟は高校一年のとき、初めて姉の働く姿を見ます。
姉は自分のために働いているのだと思っても、BARあけみでの光景に愕然とします。
グラス片手に男に肩を抱かれ、太ももに手を置かれ、
「だめよ社長さん、そんなとこさわっちゃ」
胸を触られる姉を、弟はみていられません。
(姉ちゃんのバカヤローー!!)
以降、言葉にならない歯がゆさが五十嵐を苦しめます。
(だからよ。おめーら甘ちゃんにまけるわけにはいかねーんだっ!!)
五十嵐が振りかぶると、達郎は左足を大きく上げます。
一本足打法の構えですが、左足はベースの上、ストライクゾーンの中に上げられています。
これだけ足をだしていれば、五十嵐といえども投げにくいはず、
当てるのが怖くてシュートを外側に投げさせるのが達郎の狙いでした。しかし五十嵐は
「やっぱり甘ー奴はとことん甘ーな!!」
ニヤ〜!と笑い、気持ちいいくらい豪快にシュートを当てます。
ストライクゾーンなので判定はストライクです。
(甘ーなーおめーらは・・・
オレがシュートをはずすとでも思ったのか
もう試合はもらったも同然だぜ・・・)
- 542 :マロン名無しさん :2007/06/15(金) 23:57:45 ID:ND1lB6JI
- 達郎確変終了のお知らせ。
本日一回裏をもちまして、ナイスガイ達郎の販売を終了いたします。
次回のズサーッをご期待くださいませ。
ところで姉ちゃんにおさわりしてる奴って、桑本のオヤジに似てない?
- 543 :マロン名無しさん :2007/06/15(金) 23:59:29 ID:???
- >気持ちいいくらい豪快にシュートを当てます。
ちょwww
達郎お嫌いですか!?w
- 544 :マロン名無しさん :2007/06/16(土) 01:41:48 ID:???
- ナイスガイ達郎がシスコンのやつあたりでひどい目に!!!
しかしこのマンガの投球直撃は常にストライクゾーン上で起こるから
なかなか身を挺した出塁も難しいなorz
浅加のカバが出たくらいか?
バキーッてえらい音で当たってるけど達郎大丈夫なのか
足だし、右中間どころか左中間までザルになるんじゃないかこれ・・・
- 545 :マロン名無しさん :2007/06/16(土) 09:17:55 ID:???
- 桑本も高橋にぶつけたけど、こいつも容赦ねえな。
達郎とシスコンの家庭環境がまったく違うってのは作者狙ってやってんのかな。
- 546 :マロン名無しさん :2007/06/16(土) 13:13:56 ID:???
- シスコンのほど重たい家庭事情はこの作品でもめずらしいというか、
そもそも、姉ちゃんが仕事でおっぱいさわられるのを目撃してしまうような
スキャンダラスなシーンが出てくるような漫画じゃないんだよなw
それにしても高校生姉ちゃんカワユス
- 547 :マロン名無しさん :2007/06/16(土) 17:20:32 ID:???
- マウンドで試合中おっぱいさわられるシーンが出てくるような漫画だけどなw
まあでも、あれは性的な意味合いでもなかったから
やっぱり今回のは異色のお色気シーンだな。
- 548 :マロン名無しさん :2007/06/16(土) 18:56:16 ID:???
- 駆け出しの頃からのむつファンの俺に言わせりゃ
むつは元々がこういう作風(エロコメ)だったんだぜ。
こんなにエロの出ないむつの連載作品なんてこれが初めてといってもいいくらいだ。
- 549 :四番投手アラスジ1/2 :2007/06/16(土) 23:11:28 ID:???
- 第六十九話「所沢部長の好アドバイス」
二回表、黒潮商業の攻撃は相変わらずセンター狙い。
少しでも漬け込むスキがあれば徹底的についてくる姿勢です。
高橋はワンバウンドで処理して小西にパス。二塁を狙う打者走者を強肩で刺します。
次の8番打者もセンター方向を狙いますが、打球は伸びずに投手フライ。
9番打者は三振に倒れます。
球数を増やすごとにあすなろは生き生きとなり、速球もコントロールも良くなっています。
もうこれ以上のセンター狙い撃ちは無理だろうと板垣は判断します。
しかしそれでも、30年以上監督を務める男は、まだまだつけいるスキは十分あると笑います。
二回裏、第三野球部は海堂からの攻撃。
五十嵐はこの強打者に対しても強気のピッチングを見せます。
ふところに抉りこむシュートで投手フライに打ち取りました。
自分の予想をはるかに越えたシュートに海堂は青ざめ、あすなろを始めとするナインは不安げな表情になります。
所沢先生はそんなあすなろを心配して励ます。
五十嵐はすごい球を投げますが、怖がっていては何もできません。
どんな球でも攻略法はきっとあるのだから、最初から失敗を恐れてはいけない・・・
「たたけよ!さらば開かれん!この心意気だあすなろ!」
- 550 :四番投手アラスジ2/2 :2007/06/16(土) 23:14:33 ID:cbyjz4Oq
- 気合の入った眼をみせるあすなろですが、五十嵐のシュートが容赦なく襲い掛かります。
シュート打ちの基本―バットのヘッドをはやく前へ―腰の回転を早く―打つポイントを前へ―
を意識しますが、ファウルで粘るのが精一杯です。深く抉りこまれる球を芯に当てることができません。
シュートが少しでも外にくるのを待つしかないのかと考えますが、この「待つ」という単語に何かを気付きます。
シュートを意識するあすなろを見て、黒潮商業捕手は外角を要求しますが、
五十嵐はシュートで仕留めようとします。あすなろの目をみていると何故かそんな気になってくるのだと言います。
深く入ってくるシュートに対し、
あすなろは(相手の失敗を待ってるだけじゃ何にもできない!!)と自分から行動を起こし、活路を開こうとします。
たたけよ!さらば開かれん!
と所沢先生の言葉を実践するあすなろは、思いっきり体を開きながら打ちにいきます。
こうすることでまるでストライクゾーンが移動して、あすなろにはド真ん中のように見えます。
ようやく芯で捕らえられた打球はライトを抜けていきます。第三野球部に初ヒットがでました!
- 551 :マロン名無しさん :2007/06/16(土) 23:21:22 ID:???
- とうとう監督より所沢先生とやらの方が仕事するように
- 552 :マロン名無しさん :2007/06/17(日) 00:05:20 ID:???
- これまでこんな人が部長していてなんで
三軍への屈辱的扱いなんか起きたんだ?
むちゃくちゃいい人っぽいじゃねえか
- 553 :マロン名無しさん :2007/06/17(日) 00:36:44 ID:???
- 海道って公式戦はじまってから一番役立たずじゃね?
- 554 :マロン名無しさん :2007/06/17(日) 01:27:13 ID:???
- そういえば打棒で魅せるシーンが全然なくなったな!
銚工戦でバントしたくらいかなw 魅せられねえw
たまにあすなろ専属メンタルアドバイザーとして機能する程度だ
まあ捕手だからリードさえちゃんとしてくれればいいよ・・・四番だけど・・・
監督も海堂が通用しなそうだと見るといっしょにビビッちゃうのはどうなのよ
どんだけ海堂任せなんかと
>>548
俺みたいに第三野球部からのむつ初心者には目からウロコだ!
じゃあ連載二年目?にしてやっと本領発揮なのか
むつよくガマンしたなあw
三週に一回くらいはあすなろが夕子さんの着替え覗いてボッキーン
みたいなマンガになってたかもしれないのかw 怖ええw
- 555 :マロン名無しさん :2007/06/17(日) 13:01:58 ID:???
- >>552
今まで部活に顔すら出さなかったからなw
「野球のことになるとさっぱり」
「野球のことはあまりよく知らん」なんて自分で言っちゃうくらいだし、
監督がしっかり(笑)してるから、本当に名前だけの部長なんだろう。
大会の、しかも決勝くらいにまでならないと見にも来ないから、
一軍と三軍の陰湿な実情なんて知らなかったんじゃないか?
- 556 :マロン名無しさん :2007/06/17(日) 16:33:27 ID:???
- 前に言ってた人いたけど、
捕手の人の要求無視してシュートに固執する五十嵐
ほんと京本臭するなw
言う事聞かないで結局打たれるところなんかもソックリだ。
- 557 :四番投手アラスジ1/2 :2007/06/17(日) 23:23:58 ID:???
- 第七十話「五十嵐の不敵な笑い」
初ヒットがでた第三野球部。
小西はこれに続こうとあすなろの真似をして自分なりのストライクゾーンを作りますが、
初球はただの外角の直球で空振り。二球目、三球目とシュートがきますけど、
もともとまともなストライクゾーンも怪しい小西には打てませんでした。
7番・高橋は足を痛めながらも打席に立ちますが、
「さっさとベンチに引っ込んだほうが身のためってもんだぜ!!」
五十嵐は痛めた右足首めがけてシュートを投げ込みます。
間一髪で高橋は避けますが、五十嵐はまたニヤニヤと笑みを浮かべます。
二球目も足を狙ったシュート、高橋は負けじと打ちにいきます。しかし・・・
「 あ 」
自打球を右足首にモロに当ててしまいます。その場にうずくまりますが、
「こ・・・このくらいじゃ・・・
へこたれない!!」
根性で立ち上がります。しかし息も絶え絶えです。
- 558 :四番投手アラスジ2/2 :2007/06/17(日) 23:26:50 ID:fZusEF+8
五十嵐は手加減せず三球目もシュート。
高橋は三塁手が深めに守っていることに気付き、三塁前へセーフティバントを試みます。
ズキズキと痛みが走りますが、自分ひとりがかけてしまっている迷惑を取り返すために、必死で走ります。
転がる打球は、サードを制して五十嵐自ら捕り、送球します。
根性でヘッドスライディングをみせる高橋は一塁セーフ。
第三野球部チャンスの輪が広がりますが、五十嵐のニヤニヤがとまりません。
五十嵐は八番・石井を簡単に三振に切って取ります。
ニヤニヤ笑いつづける五十嵐をみる海堂にはある疑惑が浮かびます。
まさかわざと高橋を出塁させたのでは―?
一塁から帰ってくる高橋に、小西がやさしい言葉とともにグラブを渡そうとしますが、
ズ ウ ー ン
とうとう高橋は倒れこんでしまいます。
(クククク、これでもうあいつはつかいものになんねぇよ!!)
- 559 :マロン名無しさん :2007/06/17(日) 23:47:00 ID:???
- こんな燃える場面であっけなく凡退してこそ石井('A`)
- 560 :マロン名無しさん :2007/06/18(月) 00:12:22 ID:???
- この苛めっぷりはやはり五十嵐が目撃した姉の胸を触っていた奴は高橋の親父だと気付いているな
- 561 :マロン名無しさん :2007/06/18(月) 01:54:58 ID:???
- ちょwww何その超展開w
高橋ん家もあすなろと一緒で父ちゃん早く亡くしたのかと思ってたけど
母ちゃん一人に働かせてキャバ通いだったのかよw ゆるせねw
小西は守備でなかなかカコイイシーンが増えてきたが
打撃は相変らずおもろバッティングだな
しかし本当に目の前で高橋のファイトを見ていながら石井・・・見逃し三振て石井・・・
そら高橋もバッタリ倒れるわ
- 562 :マロン名無しさん :2007/06/18(月) 05:20:20 ID:???
- これは次の回の斉藤キレフラグだな
- 563 :マロン名無しさん :2007/06/18(月) 05:48:19 ID:???
- >>562
この回に斉藤にまわってきたらタイムリー打ってただろうな
- 564 :マロン名無しさん :2007/06/18(月) 14:21:44 ID:???
- 石井「高橋君のガッツ・・・無駄にしないよ!」
↓
石井と高橋の練習シーン回想
↓
石井意地の同点タイムリー
↓
高橋笑顔でホームイン
そのまま倒れる
↓
「高橋ー!!」つづく
普通こうだろ石井!
高橋もこれなら報われるというのに・・・。
- 565 :マロン名無しさん :2007/06/18(月) 21:10:13 ID:???
- 高橋が走らなくてもいいよう逆転3ランだってアリな展開
でもまだ回浅いからな
そんなドラマは起きないよなw
- 566 :四番投手アラスジ1/2 :2007/06/18(月) 23:40:58 ID:???
- 第七十一話「高橋、大ピンチ」
二回終了とともに倒れた高橋。
なんとか起き上がり守備に就こうとしますが、海堂がグラブを取り上げます。
気持ちはわかりますが、残念ながらどうみてももうプレイは続けられそうにありません。
しかしそれでも、炎の根性男は食い下がります。
大事な一戦なのにチームのために何もできていない、
それどころか足を引っ張っている自分がすごく悔しく、涙を流しながら出場を訴えます。
ナインには返す言葉が見つけられない状況ですが、所沢先生が歩み寄り、肩を叩きます。
「ひろし!」と声をかけ、高橋が一年生の頃の話を始めます。
所沢先生の授業中、高橋はときどき居眠りをしてしまってました。
先生はもちろん起こして注意しますが、本当はその理由をよく知っていました。
早朝に所沢先生が外の掃除をしていると、牛乳配達の自転車がきます。
配達員は高橋ひろし。家計を助けるためにアルバイトをしていたのです。
バイトで頑張り、勉強でも学年3位になるくらい頑張り、雑用を押し付けられても部活で頑張る高橋。
所沢先生はそんな彼の背中を見ているのが大好きでした。
「だから悔やむことはない!ここまでよくがんばったよ。
たとえベンチに引っ込んでもお前の背中は・・・
お前の背中の輝きは消えることはないんだ!
それに野球は九人だけでするもんじゃない。この辺でほかの者に任せてみたらどうだ?」
- 567 :四番投手アラスジ2/2 :2007/06/18(月) 23:43:12 ID:BlOMC0sQ
- 所沢先生に説得され、高橋は桜井にグラブを渡します。
これまで捕手しかやったことのない桜井ですが、
第三野球部のメンバーをいつでもカバーできるよう、
京本ともに朝早くから守備練習をする姿を高橋は見ていたのです。
「だから・・・桜井さんに任せたいんです!桜井さん後はお願いします!」
「桜高校、守備の交代をおしらせします。センター高橋君に代わって・・・桜井君!!」
高橋のグラブを受け取り、守備につく桜井ですが、グラブの中で血がついていることに気付きます。
高橋は狙い打ちされているときに左手までもケガをしていたのです。
そんな素振りもみせなかった高橋の心意気に桜井は燃えます。
代わったところに打球が飛ぶという野球の格言どおり、黒潮商業打者のあたりは右中間に上がります。
コースがよくポテンヒットかと思われる当たりでしたが、
桜井はまるで高橋の根性が乗り移ったかのようなダイビングキャッチで捕球します。
さらに内野への返球で、元捕手ならではの強肩をみせつけ、黒潮ベンチを驚かせます。
鉄壁の外野陣誕生!第三野球部がガゼン盛り上がります。
- 568 :マロン名無しさん :2007/06/18(月) 23:50:14 ID:???
- 桜井に恋をしそうだよ
- 569 :マロン名無しさん :2007/06/19(火) 00:36:52 ID:???
- こんなこと言っちゃいけないことは分かってるんだがあえて言おう。
最初から石井の代わりに桜井をサードにしとけばいいんじゃね?
- 570 :マロン名無しさん :2007/06/19(火) 01:11:07 ID:???
- 決勝戦にして桜井登場か。
いいねぇ三軍選手と元一軍選手と部長がひとつになって甲子園を掴む!燃える展開だな。
- 571 :マロン名無しさん :2007/06/19(火) 01:24:43 ID:???
- >>569
言うな、誰もがそれは思っている
- 572 :マロン名無しさん :2007/06/19(火) 01:40:00 ID:???
- 桜井のこのハップンぶりならさっきの場面でも絶対何とかしてくれただろうしな・・・
いやよそう、きっと石井はこのままじゃ終わらないさ
甲子園に行くまでにもうちょっとキャラを立ててくれるはずさ、なあ石井
さておき桜井デビューキタ━(゚∀゚)━(∀゚ )━(゚ )━( )━( )━( ゚)━( ゚∀)━(゚∀゚)━ !!w
もうさあ、期待してた以上の頼れるスーパーサブぶりなわけだが!
>代わったところに打球が飛ぶという野球の格言どおり
ほんとになw なんでだろねこれ
昔から不思議に思ってはいたんだが
- 573 :マロン名無しさん :2007/06/19(火) 01:43:19 ID:???
- 名前もわからなかった捕手の人が・・・(ほろり
で、京本マダー?
- 574 :マロン名無しさん :2007/06/19(火) 01:46:56 ID:???
- 今度は京本が桜井を縁の下から支える番だからw
けっこうつきあい良くノックしてくれる京本イイヨイイヨ
- 575 :マロン名無しさん :2007/06/19(火) 05:52:41 ID:???
- え!?あれはさわやか君だろ!?
- 576 :マロン名無しさん :2007/06/19(火) 09:03:12 ID:???
- ひろしが学年3位だという事実に
驚愕を禁じえない
- 577 :マロン名無しさん :2007/06/19(火) 11:53:18 ID:???
- >>575
京本は今五十嵐の中に入ってて忙しいからな
- 578 :マロン名無しさん :2007/06/19(火) 14:12:15 ID:???
- >>576
「(初期の)第3野球部は野球以外でも何のとりえもないクズ」みたいなイメージがあったけど
そういうわけではないんだな。つか、野球部以外ならあそこまで蔑まれることもなかったかもしれない。
- 579 :マロン名無しさん :2007/06/19(火) 14:41:21 ID:???
- ひろしにとって野球は最も苦手なスポーツ
- 580 :マロン名無しさん :2007/06/19(火) 14:43:39 ID:???
- ひろしはサッカー部ならヘディングヘディングで即ヒーローだったな。
- 581 :マロン名無しさん :2007/06/19(火) 18:19:29 ID:???
- そしてゴールポストで歯を折るのか・・・!
- 582 :マロン名無しさん :2007/06/19(火) 18:37:28 ID:???
- ひろしがガッツポーズをしただけで5点入る
- 583 :マロン名無しさん :2007/06/19(火) 21:53:22 ID:???
- 水泳部ひろしはターンの時に歯を折る
- 584 :マロン名無しさん :2007/06/19(火) 23:19:13 ID:???
- なんだこのひろし伝説w
- 585 :四番投手アラスジ1/2 :2007/06/19(火) 23:33:44 ID:???
- 第七十二話「高橋の穴をみんなで埋めろ!!」
負傷しても限界ギリギリまでチームに尽くそうとする精神力をもつ男・高橋。
しかし第三野球部の、ときに勝負に徹しきれない甘さが災いし、最大の弱点として黒潮商業に突かれました。
(そう・・・まだまだ勝負に徹しきれない場面がでてくるはず・・・
そのときを待ちましょう ホッホッホ)
三回表二死で迎える打者は土屋。
緊迫する決勝戦の打席ですが、彼はニコニコ笑っています。
おじいちゃん曰く、まともに運動もできなかった土屋はああやって打席に立つだけで嬉しい。
努力を重ね、打席に立っていることが嬉しくて仕方ないとのこと。
「何ベンもいうようじゃが、秀夫はワシの自慢の孫ですじゃ!!」
この打席も当たって砕けろの精神で臨む第三野球部バッテリー。
2−0に追い込みますが、勝負球の外角低目をうまく三塁後方に落とされます。
- 586 :四番投手アラスジ2/2 :2007/06/19(火) 23:35:46 ID:havLtq7L
- 続く四番・五十嵐。
(最大の欠点である高橋が欠場した今・・・この試合に勝つための次のターゲットは・・・)
「お前だ あすなろ!!」
初球に痛烈なピッチャー返しを放ちます。
ド ボ ォ !
あすなろはライナーを腹部に受け吹っ飛び、その間、土屋が塁を回ります!
しかし、あすなろは吐きながらも、打球を受け止め、ボールを離さずに取っていました。
投手ライナーでスリーアウトチェンジです。
三回裏、第三野球部の攻撃は、無限の能力を秘めた男・斉藤輪大から。
いつものボ〜っとした表情で、得点への突破口を開こうと口にすると、黒潮商業の捕手は、
「てめーなんかに打たれるわけねーだろが!このウルトラウスラボケ顔が!!」
この言葉に怒り狂った斉藤は
「こ、こうなったら・・・予告ホームランなんだな!!」
スコアボードをバットで指します。
怒る気にもなれない五十嵐のシュートに、斉藤は意表をついたバント!
一般人の1.5倍の足の長さで駆け抜け、セーフティバントを成功させます。
捕手の人は声を荒げますが、斉藤は余裕の表情。
「ウ、ウソも方便なんだな!」
- 587 :マロン名無しさん :2007/06/19(火) 23:37:51 ID:???
- この流れではタイトルが卑猥な響きに聞こえるw
- 588 :マロン名無しさん :2007/06/19(火) 23:43:56 ID:???
- なにげにゲロ吐くシーン多いマンガだな
- 589 :マロン名無しさん :2007/06/20(水) 00:10:43 ID:???
- 偵察にも来てるんだから斉藤は怒らしちゃだめだって学習しろよw
もう3試合連続でこのネタやってるじゃねーか。
- 590 :マロン名無しさん :2007/06/20(水) 00:48:24 ID:???
- まぁ、怒らしたところで
サードゴロエラー、キャッチャーエラー、三塁内野安打
だからな。守備陣が落ち着いてさえいれば本来問題ないんだよなこれ。
- 591 :マロン名無しさん :2007/06/20(水) 01:01:28 ID:???
- つまり斉藤は怒ると相手の守備の穴を的確につくプレイをするのか。
黒潮商が喜びそうな逸材だ、と思ったがポジションが土屋と被ってた。
- 592 :マロン名無しさん :2007/06/20(水) 01:53:10 ID:???
- ん、何だ最初の頃はキレた斉藤は爆発して力任せに長打カッ飛ばしって感じだったけど
そんじゃ今回のといい最近はキレつつも結構頭脳的なプレイをしてるんだなw
しかしようグラブ一個分足りないーじゃねえだろ石井君よお
守備で魅せなきゃどこで魅せるってんだよチキショウめ
- 593 :マロン名無しさん :2007/06/20(水) 05:38:22 ID:???
- あれが石井の見せ場なんだよ
- 594 :マロン名無しさん :2007/06/20(水) 11:18:06 ID:???
- 石井君が捕れないなら仕方ない的見せ場だな
相対的に打った土屋の評価が上がる仕組みだ
それかませ犬っていうんじゃ・・・(´・ω・`)
- 595 :マロン名無しさん :2007/06/20(水) 18:08:13 ID:???
- 最近海堂の打席が
「海堂さんが打てないなら仕方ない」的見せ場になってるのも、
俺としては気になる所なんだが。
- 596 :マロン名無しさん :2007/06/20(水) 18:42:21 ID:???
- そろそろ
「海堂さんは打てないから仕方ない」になりそうな件
- 597 :マロン名無しさん :2007/06/20(水) 18:57:11 ID:???
- そろそろ
3達郎
4あすなろ
5海堂
6斉藤
の並びにした方がいいんじゃないか
- 598 :マロン名無しさん :2007/06/20(水) 18:58:56 ID:???
- もうこれでいいんじゃね
1兄
2弟
3達郎
4あすなろ
5海堂
6斉藤
7桜井
8小西
9ひろし
- 599 :マロン名無しさん :2007/06/20(水) 19:05:39 ID:???
- メガネどこ行ったw
- 600 :マロン名無しさん :2007/06/20(水) 20:37:17 ID:???
- 二試合つづけて初球に悲鳴をあげてる1番打者も変えるべきだと思います
- 601 :マロン名無しさん :2007/06/20(水) 21:57:51 ID:???
- じゃあその辺いまひとつ鈍そうな斉藤を一番にしようぜ
先頭で斉藤が悠然と見送ればみんなも
「ああ、そんなに速くないんだ」と安心したり
- 602 :マロン名無しさん :2007/06/20(水) 22:28:22 ID:???
- んじゃ器用そうな達郎を2番にして
斉藤
達郎
海堂
あすなろ
桜井
小西
ひろし
兄
弟
意外にいいかもしれん
- 603 :マロン名無しさん :2007/06/20(水) 23:08:31 ID:???
- どさくさに紛れてとうとう夢の桜井クリンナップ入りキターw
GJ!
- 604 :四番投手アラスジ1/2 :2007/06/20(水) 23:14:36 ID:???
- 第七十三話「第三野球部、大チャンス!!」
無死一塁の好機。
白石は得意のセーフティバントを試みます。
三塁前への巧いバントですが、五十嵐の処理がよく、一塁はアウト。
送りバントの形となり、スコアリングポジションに走者が進みました。
続く弟も三塁前へバントしますが、これも五十嵐の好フィールディングで二死三塁となります。
三番・達郎は気合の入った表情で打席に立ちます。なんとか手にしたチャンス。
これを逃せば流れは完全に黒潮商業へ持っていかれてしまいまうことをよくわかっているのです。
達郎はグラウンド上にテニスコートをイメージします。
テニスコートの相手側ベースラインを、二塁手前にイメージし、そのラインギリギリを狙い、シュートを打ち上げます。
一瞬、投手フライかと思われた小フライですが、五十嵐は慌ててマウンドを駆け下ります。
セカンド、ショートも飛びつきますが、誰も間に合わず、打球は達郎の計画通りに落ちます。
斉藤が生還して一点を返しました。
この打ち方はテニスでいうロブ。
相手後方のベースラインぎりぎりに高くボールを打ち上げる打法で、
達郎は昔、「ロブ打ちの達郎」と呼ばれるほど得意にしていたのです。
- 605 :四番投手アラスジ2/2 :2007/06/20(水) 23:15:37 ID:ERr/qapN
追撃ムード一色の第三野球部は海堂の打順。
五十嵐はシュートを投げ込みますが、
(甘い!!)
真ん中に入ってきたシュートをライトへはじき返します。
打球はフェンス直撃の二塁打。
達郎は一塁からいい気にホームまで駆け抜け、2対2の同点となります。
五十嵐は達郎のヒットに動揺したようで、シュートが甘く入ってしまったようです。
マウンド上では伏目がちで汗を一筋流しています。
押せ押せの第三野球部。つぎは五番・あすなろが打席に立ちます。
(よし・・・いくぞ!!)
- 606 :四番投手アラスジ訂正 :2007/06/20(水) 23:23:09 ID:ERr/qapN
- 達郎は一塁からいい気にホームまで駆け抜け、2対2の同点となります。 ・・・×
達郎は一塁から一気にホームまで駆け抜け、2対2の同点となります。・・・○
- 607 :マロン名無しさん :2007/06/20(水) 23:41:50 ID:???
- お前ら海堂さんに土下座しろ
すみませんでした
ほんっとスンマセンっした○| ̄|_
- 608 :マロン名無しさん :2007/06/20(水) 23:52:46 ID:???
- 二試合連続ノーヒットの四番www
ってバカにしてました。ほんとにスンマセンでした○| ̄|_
- 609 :マロン名無しさん :2007/06/21(木) 01:33:14 ID:???
- 達郎はそろそろ「いい気になって」ホームまで駆け抜けてもいいと思うんだ。
うん、おまえは第三野球部の立派な柱石だよ。
- 610 :マロン名無しさん :2007/06/21(木) 01:54:54 ID:???
- 四番海堂ここ数打席のモヤモヤを断ち切る同点打ktkr
その前の達郎のすばらしいロブ打ちに
「やっぱり海堂がいまひとつ頼りにならない時は達郎に限るぜ」とか思ってました
正直スイマセンでした○| ̄|_
でも達郎のロブ打ちマジですごいな・・・土屋にやられた並みのバットコントロールじゃね?
石井は「テニス打法なの?」とか言ってキョトンとしてないで
メガネキャラらしくお前が解説しなくてどうするんだ
- 611 :マロン名無しさん :2007/06/21(木) 09:48:23 ID:???
- 俺達のナイスガイは終わっちゃいなかった!
- 612 :マロン名無しさん :2007/06/21(木) 10:45:58 ID:???
- 石井はもう、この何かにつけどんくさい所を売りにして
女性読者の母性本能に訴える作戦に切り替えよう
しかし斉藤先生は博学だなw
- 613 :マロン名無しさん :2007/06/21(木) 10:53:13 ID:???
- 海堂やるときはやるんだな
- 614 :マロン名無しさん :2007/06/21(木) 11:01:24 ID:???
- 海堂はこのスレ見てるからな
- 615 :マロン名無しさん :2007/06/21(木) 13:56:13 ID:???
- サラリと何を言いだすんだw
四番剥奪オーダー(笑)が提案されるなり仕事する海堂・・・
見てるなw
スポ新で叩かれだすと打ち出すプロ野球選手のようだw
- 616 :マロン名無しさん :2007/06/21(木) 14:29:10 ID:???
- だったら石井も少しは頑張れって話だなw
- 617 :マロン名無しさん :2007/06/21(木) 15:27:42 ID:???
- エリモジョージのような男だな、海堂。
- 618 :マロン名無しさん :2007/06/21(木) 18:17:20 ID:???
- 気まぐれタケシですか。ヒヒーン!
そんなムラ駆けの多い四番打者ってどうなんだw
- 619 :マロン名無しさん :2007/06/21(木) 22:33:36 ID:???
- きっと数年後には
新聞の読める野球部員!
とか言われて伝説n……
あれ?
- 620 :四番投手アラスジ1/2 :2007/06/21(木) 22:58:30 ID:???
- 第七十四話「あすなろの熱投」
同点にされ、動揺する五十嵐のコントロールは荒れ気味になり、フルカウントとなりました。
最後の球はもちろん決め球シュートだと海堂もあすなろも読みます。
海堂の打席では甘く中に入ってきています。逆転にむけた大チャンスの1球。
あすなろは左足を上げ、スイングに入りますが・・・
この緊迫する場面で五十嵐は外角低目へスローボールを投げてきました。
タイミングを完全に外されたあすなろのバットは空を切り、空振り三振。
動揺していたと思われた五十嵐ですが、あすなろを抑えて不敵に笑います。
(まだ同点!試合は振り出しに戻っただけだ!ただそれだけさ!!)
チャンスを潰してみんなに謝るあすなろですが、逆にみんなから励まされます。
(もう、打たせない!)
あすなろは熱投を見せ、黒潮商業打線を抑えていきます。
対する五十嵐も第三野球部に点を許さず、投手戦の様相をみせます。
- 621 :四番投手アラスジ2/2 :2007/06/21(木) 23:00:00 ID:vnbPYSKe
- 両者ゆずらず、試合はアッという間に九回に突入。
甲子園をかけた一戦の最終回という状況、
あすなろはここまでで一番のボールを投げ込んできます。
黒潮の打者はまったく手がだせず、三振に倒れることしかできません。
回を追うごとにキレを増すあすなろを、桑本は不思議な奴だと感心します。
「あのガキャ、んっとに不思議なガキだっぺ。
ここぞという時にゃんっとにすげー球ほおるっぺよ。
オラよ、ふと思ったんだがよ・・・
あいつの投げる球にゃよ
オラ達にはねえ【何か】があるのかもしれねえな!!」
九回表・黒潮商業の得点は0。
あとは第三野球部の攻撃を残すのみとなりました
- 622 :マロン名無しさん :2007/06/21(木) 23:13:40 ID:???
- 自信マンマンに読みを外す海堂カッコヨス
- 623 :マロン名無しさん :2007/06/22(金) 00:28:24 ID:???
- 冷静だな五十嵐。でも海堂のときには確実に動揺してたよな・・・
- 624 :マロン名無しさん :2007/06/22(金) 01:41:27 ID:???
- >>622
そ、そんな先週久々に上がった海堂株がまた微妙になるような事言っちゃいかんw
(゚Д゚≡゚Д゚) えっもう9回!?ちょっ早!!ずっと抑えられてるみたいだけど
海堂あの後の打席ちゃんと仕事したか!?とか思っちゃうじゃないかw
うーんしかしスイングに入ってからでも驚異的な修正力を見せるあすなろでも
さすがにあのスローボールには合わせられなかったか
でも9回裏まで来ちゃったって事は
そろそろ今年も悲運の黒潮商・怒涛のやらかしフェスティバルクルー?
- 625 :マロン名無しさん :2007/06/22(金) 05:21:15 ID:???
- 海www堂wwww
- 626 :マロン名無しさん :2007/06/22(金) 06:13:40 ID:???
- >>624
九回表に勝ち越せていたら黒潮クオリティが期待できたな
- 627 :マロン名無しさん :2007/06/22(金) 09:10:50 ID:???
- 四番海堂は一日一善 今日はもう仕事しないよ!しないよ!
- 628 :マロン名無しさん :2007/06/22(金) 11:01:00 ID:???
- しろよ!w
5イニングもあったら、少なくとももう一巡はクリーンナップに回ってるはずだしな
まずはテーブルスコアを見せろ、話はそれからだw
- 629 :マロン名無しさん :2007/06/22(金) 13:09:40 ID:???
- >>626
あえてリードさせといて、ささいなミスから一挙6点もひっくり返されるという
伝説の黒潮クオリティを腹いっぱい堪能したかったな。残念だw
- 630 :マロン名無しさん :2007/06/22(金) 13:18:36 ID:???
- 普通に延長戦じゃないのか?
- 631 :マロン名無しさん :2007/06/22(金) 14:38:51 ID:???
- >>629その時の相手が桜高のはずだから、そこら辺はこれから回想ででてくるだろうな。
当時をしる海堂、監督、桜井で決着つけるのかも
- 632 :マロン名無しさん :2007/06/22(金) 16:13:23 ID:???
- だ、誰か一人・・・と思ったけど、そういえばその頃京本はまだ、
エース工藤の陰に居たのか。
どうもイマイチ宙ぶらりんな位置にいるな、京本。
どうやって使っていけばいいのやら。
- 633 :マロン名無しさん :2007/06/22(金) 18:16:38 ID:???
- しかしまた投手戦になっちまったか
浅加の時はヒット何本も損する鉄壁の守備だったし
桑本には結局ノーヒット試合にやりこめられたし
この3試合で皆打率ダダ下がりなんじゃないか?
石井のなんか見るのもガクブルな数字になってそうだが。
- 634 :四番投手アラスジ1/2 :2007/06/22(金) 23:34:00 ID:???
- 第七十五話「黒潮商のジンクス」
サヨナラ勝ちにむけて気合の入る第三野球部ですが、
先頭の白石兄は、シュート×2、外角球のコンビネーションで三振。
弟もあっというまに2ストライクに追い込まれてしまいます。
三球目のシュートも空振り。三振で二死かと思われましたが・・・
バ シ ッ !
捕手が捕球できず後逸。白石は振り逃げで一塁に出塁しました。
捕手は顔を青くして五十嵐に謝りますが、しっかりしろと叱責を受けてしまいます。
サヨナラの走者がでた第三野球部ですが、続く達郎は打ち急ぎボテボテの二塁ゴロ。
ゲッツーコースに五十嵐の口元が緩みますが・・・
え ! ?
二塁手がトンネル!チャンスが広がります。
甲子園をかけた一戦の最終回という状況で、黒潮商ナインはプレッシャーからガチガチになってしまっています。
四番・海堂の打球は三塁ゴロ。これもゲッツーコースですが・・・
あ
連続トンネルで1死満塁。黒潮商業にとって絶体絶命のピンチです。
- 635 :四番投手アラスジ2/3 :2007/06/22(金) 23:36:19 ID:???
- マウンドに集まっても、情けない言葉しかでてきません。
「またあのジンクスだ」
「土壇場になると決まってミスがでて負けるんだ・・・」
「やっぱり悲運の黒潮商業なのかもしれない」
自分達の精神的弱さを伝統のせいにして、
歴史に責任をなすりつけるナインに五十嵐は怒りの表情をみせます。
厳しい家庭環境で育ってきた彼はこんなことで音はあげません。
「おれは一人ででも甲子園へいくぞ!さっさと守備に散れ!この役立たずども!!」
マウンド上でキレる弟を見守る姉は、昔を思い出します。
中学の頃、弟は弁当に手をつけずに持って返ってきたことがありました。
五十嵐家の弁当はオカズがなく、いつもご飯にノリをかけただけのものだったのですが、
これをバカにされたというのです。
もう貧乏な暮らしに我慢できない弟は、中学を出たら働くと言います。
しかし姉は、弟の夢−甲子園へいく夢をかなえさせてあげるんだと言います。
そのためには高校に行かなければいけません。
(神様、幸夫を・・・幸夫をお守りください!)
- 636 :四番投手アラスジ3/3 :2007/06/22(金) 23:38:51 ID:???
- 五番・あすなろを気迫の投球で抑えようとする五十嵐ですが、
力んでしまい、直球が甘く入ってしまいます。
あすなろはこれを見逃さず、ジャストミート!
さっきのお返しと言わんばかりの強烈な当たりが、
ド ボ ッ
ゴ フ ッ
五十嵐の胸部を直撃し、そのまま前のめりに倒れこんでしまいました。
投手強襲安打で白石がホームを踏みます。
数ヶ月前まで三軍だったチームが奇跡の甲子園出場を勝ち取った―――かと思われましたが・・・
突如、ボールを掴んでいた五十嵐が立ち上がります。痛烈な打球を体で受け止めていたのです。
そのまま三塁へ送球してダブルプレー。信じられないプレイで黒潮商業は地獄の底から蘇りました。
直撃を受けたことを心配する土屋が声をかけると、五十嵐はおもむろに胸からあるものを取り出します。
(姉ちゃんのくれたお守り!
このお守りが・・・オレを守ってくれた!!)
- 637 :マロン名無しさん :2007/06/22(金) 23:40:29 ID:vhyQhKxi
- ほんとにお守りで一命をとりとめやがったw
- 638 :マロン名無しさん :2007/06/22(金) 23:46:19 ID:???
- どんな特厚鉄板が埋め込まれたお守りなんだよw
- 639 :マロン名無しさん :2007/06/22(金) 23:48:04 ID:???
- 本当は安産祈願のお守りなんだよ!
ていうか前に倒れたんなら実際ボールをこぼしていてもバレないよね
- 640 :マロン名無しさん :2007/06/23(土) 00:11:32 ID:???
- やっぱりそう思うよな。しばらく倒れてる間はこんなこと考えてたのかもしれん。
(ゴフッ
やっべー。やっぱり今年も負けちまったよこれ。
役立たずとか怒鳴った後でみんなに会わせる顔ねーじゃんか。
なんか姉ちゃんのおかげで無傷っぽいしよぉ。
ひろしみたいにケガしてた方が同情を受けやすいのに・・・
気まずいことこの上ねえよ。
あ〜あ、せめてしばらくこのまま倒れてよっか。
ってあれ?これごまかせるんじゃね?
何食わぬ顔で当然のように三塁になげてみよう。)
- 641 :マロン名無しさん :2007/06/23(土) 00:14:04 ID:???
- なんで野球漫画でこんなベタな命拾いの展開になるんだよw
- 642 :マロン名無しさん :2007/06/23(土) 00:16:23 ID:???
- >>640
五十嵐までひろしって呼ぶなw
- 643 :マロン名無しさん :2007/06/23(土) 01:48:52 ID:???
- ちょwww 虫も殺せないようなツラして
「悪いけど・・・」とか言いながら痛烈なピッチャー返しを胸にドボォ
あ す な ろ 最 高
結構根に持ってたのか・・・?
あすなろのとこでチャンス2回潰してるけどもういいやw
黒商のやらかしフェスティバルもたいがいだが
三番と四番が続けさまにボテゴロってのもなあ・・・どうなんだろうなあ('A`)
- 644 :マロン名無しさん :2007/06/23(土) 05:34:40 ID:???
- 姉ちゃん空気嫁w
そして海堂さんが単なる一発屋に成り果てた件
- 645 :マロン名無しさん :2007/06/23(土) 06:53:47 ID:???
- この調子だと桜高はいくらでもチャンスがあるな
- 646 :マロン名無しさん :2007/06/23(土) 09:04:58 ID:???
- 五十嵐さん家のノリ弁当がカステラみっしり弁当に見えたんだ 疲れかな
- 647 :マロン名無しさん :2007/06/23(土) 10:30:38 ID:???
- >>643-644
(海堂)<そんな事より2回以降無失点のオレの神リードをたたえろ
- 648 :マロン名無しさん :2007/06/23(土) 14:24:37 ID:???
- >>645
でも気になったんで数えてみたんだが、
3回に5番あすなろで終わった打順が9回に白石兄弟から始まるには、
5イニングの間に7人は走者が出た事になるんだよな・・・
散発にせよ2人以上出た回も少なくとも1回はあったはずなんだが、
結局1点も入ってないってのは、どうもチャンスで「あと1本」が出ない、
繋がらない打線になってるような気がして不安だ。
ちなみに5イニングの間にクリーンナップには2回まわった事に。
・・・か、海堂ー!!海堂ー!!
- 649 :マロン名無しさん :2007/06/23(土) 14:52:04 ID:???
- 逆に考えるんだ。
海堂からチャンスをつくって
もれなく石井でつぶしてるんだ。
- 650 :マロン名無しさん :2007/06/23(土) 16:10:31 ID:???
- 超絶余裕こいてた黒潮監督は9回まで何をしてたんだ?
- 651 :マロン名無しさん :2007/06/23(土) 17:26:57 ID:???
- >>649
達郎が出て海堂が潰す展開しか思い浮かばない
- 652 :マロン名無しさん :2007/06/23(土) 18:37:37 ID:???
- >>650
監督の事言っちゃうとこっちはもっと何してたんだ、という・・・
648の通りならこの試合軽く13残塁だからなw 拙攻にも程があるorz
- 653 :マロン名無しさん :2007/06/23(土) 22:28:45 ID:???
- 俺の愛する大洋ホエールズなんて3試合連続2桁安打で
計4点しか取れないとかザラですが何か?
- 654 :四番投手アラスジ1/3 :2007/06/23(土) 23:18:15 ID:???
- 第七十六話「死闘が続く延長戦」
無事、ベンチに戻ったお守りを握り締めます。
(こいつがオレを窮地から救ってくれた!あと一歩で甲子園だ!あと一歩で!!)
10回表、雨が降り出しますが、あすなろの投球にまったく影響はみられません。
まったく衰えない球威で黒潮商業の攻撃を0点に抑えます。
対する五十嵐も
「気力じゃオレも負けちゃいねーぜ!!」
シュートの威力はまったく衰えず、第三野球部を封じます。
気力の投手戦は14回に突入。
見ている観衆もまいってしまうような勝負で、グラウンドで戦う選手たちは激しく消耗しています。
そのなかでも、もともと体の弱い土屋は体力の限界。
今日三安打と気をはいていますが、恐らく最後となるだろう打席に立ちます。
あすなろのボールは内角低めいっぱいを突きます。
土屋は、これまでとは比べ物にならないほど高くバットを上げ、
さらに思いっきりバットを引いた状態で握りなおします。
(一点がほしい!!これが・・・僕の・・・)
「最後の一振りだーーっ!!」
- 655 :四番投手アラスジ2/3 :2007/06/23(土) 23:20:14 ID:???
- いつもミートに徹する土屋が一発を狙い、思い切り引っ張りました。
体勢を崩し、ドッと倒れてしまいます。打球はライトポールに向かって伸びていきます!
まさか、勝ち越しの本塁打か!?と思われた当たりでしたが、惜しくも届かずライトフェンスを直撃します。
倒れたはずの土屋ですが激走をみせ、二塁を回ります。
ムリをするなと五十嵐が声をかけますが、彼は止まりません。
(もう少しで手が届くんだ!もう少しで・・・この手で・・・)
「甲子園をつかむんだーーっ!!」
頭から滑り込み三塁セーフ。気力の三塁打が飛び出ました。
(よくやったぞ土屋!!)次打者の五十嵐には気合が入ります。
あすなろは渾身のボールを投げ込みますが、五十嵐は歯を食いしばり、スイングします。
(甲子園へ行くのはオレ達だ!!
この先輩達の残した木のバットがある限り・・・・)
木のバットがボールを捉えます。でもあすなろのボールの球威は負けません。
バットから木のクズが飛び散り、とうとう因縁のバットを折ってしまいます。
しかし五十嵐の、黒潮商業の執念がこれを上回ります。
「甲子園へいくのはオレ達だーーーーーっ!!」
- 656 :四番投手アラスジ3/3 :2007/06/23(土) 23:23:05 ID:07pGCdnm
- 折れたバットの先端もろとも、ボールを前へ打ち返します。
打球はさっきのお返しのお返しであるかのように投手に向かっていきます。
しかも、今度は折れたバットも一緒になって襲ってきます。
あすなろは、先に飛んできたバットをグラブではじきますが、
バ キ ッ
ボールが顔面を直撃します。今度こそ打球が転々と転がる間に、土屋がホームイン!
あすなろは額から流血しながらも、平気な表情をみせます。
しかし14回表、とうとう均衡が崩れました。
五十嵐は腕を組み、勝ち誇ります。
(これで・・・・・勝った!!)
- 657 :マロン名無しさん :2007/06/23(土) 23:26:44 ID:???
- 土屋…その打ち方はねーよw
- 658 :マロン名無しさん :2007/06/23(土) 23:29:40 ID:???
- 土屋この三塁打とひきかえに死にそうな勢いだった割に、軽やかにホーム踏んでて噴いたww
- 659 :マロン名無しさん :2007/06/24(日) 01:03:04 ID:???
- 確か最初からバックスイングの状態に入ってるから
それだけ早くムダなくミートポイントに持っていける
そんなメリットのあった天秤打法だったのに
あれだけムダに高々とバットを放る意味がわからないよ土屋
ていうか結局バックスイングしとるがな!もう何がなんだか、土屋フォーム・・・
土屋よりあすなろが死にそうだった(((( ;゚Д゚)))
土屋元気そうじゃねえかよw
- 660 :マロン名無しさん :2007/06/24(日) 09:23:23 ID:???
- 五十嵐一人気合いが入ろうが甲子園行きが懸かった最後の回で周りがバタバタ崩れるさ
- 661 :マロン名無しさん :2007/06/24(日) 10:21:47 ID:???
- やっぱり折れたなアレ。
まさか投手を襲うなんて思っても見なかったけど
- 662 :マロン名無しさん :2007/06/24(日) 13:54:38 ID:???
- 最後の最後にあすなろの血を求めて襲い掛かっていくなんて、
本物だったなあのバット・・・
- 663 :マロン名無しさん :2007/06/24(日) 15:16:18 ID:???
- 先輩の怨念テラコワス。
こんだけ重いってことはやっぱあいつら死んでんじゃね?
- 664 :マロン名無しさん :2007/06/24(日) 17:40:05 ID:???
- もっとさあスカッとしたっていうか、
怨念から解放されそうな折れ方かと思ってたんだけどw
それこそ今降ってる雨が止んで、
雲の切れ間の青空に高く舞い上がるバットの破片・・・
そんな感じで。
何この相手Pも地獄に道連れにしてやんよ的な散り際w
- 665 :マロン名無しさん :2007/06/24(日) 19:12:58 ID:???
- 黒潮ナインで唯一精神的な弱さを見せてないせいか
土屋にだけは妙に優しいな>五十嵐
- 666 :マロン名無しさん :2007/06/24(日) 19:23:11 ID:???
- ネタバレ
この裏の攻撃は2死から高橋の怨念を引き継いだ桜井が出塁し、
今大会何の見せ場もなかった石井がついに覚醒して
サヨナラ2ランを打ちます。こう御期待!
- 667 :マロン名無しさん :2007/06/24(日) 19:44:43 ID:???
- ちょw
ひろしとうとう怨念扱いかよw
石井の2ランとか代打京本以上にありえねえwww
そういや14回までの長い時間守備中
ひろしと京本(と働かない監督)ずっと二人きりでベンチ入ってるの
なんか気まずいなw
- 668 :マロン名無しさん :2007/06/24(日) 21:43:32 ID:???
- ひろしが桜井に託した血染めのグローブが怨念フラグだよ
- 669 :マロン名無しさん :2007/06/24(日) 22:43:42 ID:???
- この試合で黒潮商は悲願の甲子園出場決定
逆に桜高は準決勝以上には毎回コマを進めるが
甲子園には届かないまま十年が過ぎる
そして今、怨念グローブの5代目の持ち主となった高橋弟が
桜高主将に就任し、11年ぶりの甲子園を狙う
こうですか、わかりません
- 670 :四番投手アラスジ1/3 :2007/06/24(日) 23:30:39 ID:???
- 第七十七話「最後の一球」
強くなった雨の中、一点を追いかける14回裏の攻撃は白石弟から。
好打順ですが、甲子園を目前にした五十嵐のシュートは
まるで初回に戻ったかのようなキレをみせます。
「誰にも甲子園はわたさんーーっ!!」
気迫の投球で白石は三振に倒れます。
あと、二人――。
三番・達郎は、
(また、狙う!)
セカンドベース手前を狙うロブ打法を試みます。
打球は狙い通り打ち上げられますが、球があがったと同時に五十嵐がダッシュをみせます。
完全に見透かされてしまっていました。
「二度とそんな手にひっかかるかーーっ!!」
ダイビングキャッチで捕球します。
あと、一人――。
- 671 :四番投手アラスジ2/3 :2007/06/24(日) 23:32:55 ID:???
- 一段の強くなったように見える雨の中、主砲・海堂が打席に立ちます。
しかし、ついに初回よりも切れ味が鋭くなったシュートに驚愕します。
それでも海堂は脅威の粘りをみせ、カウント2−3。
あと一球ですべてがきまる状況にテンションがあがる実況アナウンサーとは対照的に、
黒潮応援団はなぜか静まりかえっています。
よくみると、彼らの瞳からはポタポタと涙が落ちています。
しかも応援団だけではありません。マウンドの五十嵐、守備位置のナイン、ベンチの板垣監督。
三十数年に及ぶ悲願を目の前にし、黒潮商業の人間が全員泣いています。
(夢・・・・
いや・・・夢なんてもんじゃなかった・・・・
血ヘドを吐くようなつらく長い道のりだった・・・
だが・・・)
「それもこの一球でおしまいだーーっ!!」
すべての思いが込められた、すべてが報われる最後の一球は、もちろんシュート!
海堂は打ちますが、打球はボテボテのショートゴロ。
- 672 :四番投手アラスジ3/3 :2007/06/24(日) 23:35:45 ID:EV4VNjKm
- 誰もがこれで決まったと思いました。
(やった!!)
勝利を確信した五十嵐はガッツポーズをつくり
「もうダメだーっ!」
敗北を覚悟した第三野球部は目を背けます。
グラウンドを濡らす雨水の上を、ボールはゆっくりと進んでいきます。
ボテボテの打球は弱く、弱く転がっていき・・・・
え!?
雨のぬかるみで止まってしまいました。
ショートはあわててボールを拾い送球しますが、
必死に駆け抜けた海堂の足の方が早く、一塁セーフ。
奇跡のような出来事で首の皮一枚残った第三野球部応援スタンドは大盛り上がり、
一方、マウンドに集まってボールを見つめる黒潮商業ナインの胸中や如何に・・・
そして、すべてが懸かった場面であすなろが打席に立ちます。
「こいっ」
- 673 :マロン名無しさん :2007/06/24(日) 23:54:27 ID:???
- こんな絶対絶命の場面にぬかるみで止まる程弱いボテボテゴロを打ってしまう四番か・・・('A`)
- 674 :マロン名無しさん :2007/06/24(日) 23:59:10 ID:???
- さすがにこれは悲運の黒潮商といっても差し支えないレベルだな。
- 675 :マロン名無しさん :2007/06/25(月) 00:00:05 ID:???
- しかしよく雨でずぶ濡れのはずの黒潮ナインが泣いているのが分かるな
- 676 :マロン名無しさん :2007/06/25(月) 00:06:27 ID:???
- 小便をもらしても分からないくらいの雨なのにな
- 677 :マロン名無しさん :2007/06/25(月) 00:52:17 ID:???
- こんなになるまで雨が降ったらコールドゲームだろ・・・
つまり審判か!?今年は審判のせいで負けるのか!?
- 678 :マロン名無しさん :2007/06/25(月) 01:05:37 ID:???
- 今コールドにしたら表の得点も無効にされるぞ
- 679 :マロン名無しさん :2007/06/25(月) 01:36:50 ID:???
- あ、そうなんだ。
5回終わってて審判がモウダメポって言ったらその時点の状況で決めると勘違いしてたorz
- 680 :マロン名無しさん :2007/06/25(月) 02:07:15 ID:???
- おいおい
こんな所で雨天コールド引き分け・バンザーイ、なしよなんてやったら
黒商応援団がグラウンドに乱入してきて審判殺されるぞw
我が軍の四番は ま た ボ テ ゴ ロ か
相手校の四番が執念タイムリー打つの見せられた直後だけにさすがに心が折れそうだよw
だが9回裏の時といいなぜか不思議な運だけはあるようだ
あやうく最後のバッターでしたよ海堂さん!!
- 681 :マロン名無しさん :2007/06/25(月) 02:35:33 ID:???
- 打順、次から変わるよな? これは。
- 682 :マロン名無しさん :2007/06/25(月) 05:40:07 ID:???
- もう来年から
チキンの黒潮に改名しろよ。
そして海堂wwwwwwwww
- 683 :マロン名無しさん :2007/06/25(月) 09:52:37 ID:???
- 三ゴロ→遊ゴロって前の打席での反省が全然生かされてないじゃないかorz
- 684 :マロン名無しさん :2007/06/25(月) 10:34:41 ID:???
- >>682
いや、今回のは純粋にアンラッキーだからしかたないだろw
- 685 :マロン名無しさん :2007/06/25(月) 11:32:57 ID:???
- >>683
つまり相手バッテリーの狙い通りに打たされていると。
ああんもうキャッチャーのくせに!
- 686 :マロン名無しさん :2007/06/25(月) 15:06:25 ID:???
- ここであすなろがまたピッチャー返しで五十嵐のノド笛でも狙ったら、
この試合は伝説になるなw
- 687 :四番投手アラスジ1/4 :2007/06/25(月) 22:59:24 ID:???
- 第七十八話「オレたちの夢」
運命のいたずらとも言える走者をだした雨は、嘘のように止み、雲間からは陽がさしてきました。
全員が固唾を飲んで見守る五十嵐VSあすなろの対決は、
実況アナウンサーが「打てというほうがムリと形容する」シュートが2球つづけて決まり2−0。
絶体絶命の状況に追い詰められました。
どうみても五十嵐は3球勝負を挑んでくる気です。
あすなろはタイムをとって間をとります。
ものすごいボールを目の当たりにし弱気な考えしか浮かんできませんが
スタンドに目をやると、母さんの姿をみつけます。その手には、一枚の写真が添えられていました。
(父さん!)
- 688 :四番投手アラスジ2/4 :2007/06/25(月) 23:01:03 ID:???
(父さん・・・・)
子供の頃、いじめられたあすなろは父親に泣きついていました。
父さんは野球をして遊んでくれますが、あすなろは全然打つことができません。
あすなろはまた泣きます。
何をやってもダメな自分は、すぐみんなにバカにされていじめられてしまう・・・
「どうしたら、いじめられずにすむんだろ・・・教えてよ父さん・・・!」
弱気な息子に、父親は答えます。
父さんも小さい頃は泣き虫でいじめられっ子でした。
でも彼は好きなモノを見つけ、克服したのです。彼の好きなもの、それは
「山登りさ!」
山は厳しいものです。雨、風、雪でへこたれそうになってしまいます。
「だけど父さんは山が好きだから最後まであきらめない!!」
父は息子に、最後まで諦めずに努力することの大切さを語ります。
「最後の最後までがんばるんだ!!
そうすれば泣き虫じゃなくなる日がきっとくる!
あすなろ、がんばれよ!
父さんいつまでもあすなろのこと応援してるからな!!」
- 689 :四番投手アラスジ3/4 :2007/06/25(月) 23:02:40 ID:???
- (父さん・・・)
子供の頃、父が教えてくれた言葉を胸に、あすなろは再び打席に立ちます
(わかったよ父さん!僕・・・がんばる!!)
一点差の14回裏、二死一塁、2−0。
五十嵐は走者を無視して振りかぶり、渾身のシュートを投げ込みます。
「お前とオレの最後の球だーーっ!!」
あすなろは二回の時のように、体を開いて自分なりのストライクゾーンをつくり打ちに行きます。
しかし五十嵐のシュートの切れ味は信じられないほど鋭く、体を開いても差し込まれてしまいます。
それでもあすなろはボールを打ち返し、打球はバックスクリーンめがけて飛んでいきます。
しかしバットの根っこで打ったこの打球は伸びない、と五十嵐は勝利を確信します。
- 690 :四番投手アラスジ4/4 :2007/06/25(月) 23:04:18 ID:WEnekcfE
- 一方、
あすなろは
(伸びろ!)
海堂は
(伸びろ!)
第三野球部ナインは
(オレ達の・・)
このボールに願いを託します。
(オレ達の夢を乗せて!!)
「「「甲子園までとんでいけーーーーっ!!」」」
打球の行方を見守る五十嵐、あすなろ。
雲間から差す陽光が照らすのはどちらの笑顔か――
- 691 :マロン名無しさん :2007/06/25(月) 23:09:27 ID:???
- 第三野球部の戦いはこれからだ!
- 692 :マロン名無しさん :2007/06/25(月) 23:09:53 ID:???
- あすなろ目よすぎだろ
ひろしの長所をとるなよ
- 693 :マロン名無しさん :2007/06/25(月) 23:22:57 ID:???
- ボテボテゴロをミラクル内野安打にした俊足(笑)海堂に空気を読まず盗塁してほしかった
- 694 :マロン名無しさん :2007/06/26(火) 01:59:49 ID:???
- なんだか父さんの「父さんは山が好きだから最後まであきらめない!!」が
第五十五話>>421の海堂のセリフを思い出させるな
図体も似た感じだしあすなろは海堂に父性でも見ているのかもしれないな(´;ω;`)ウッ
一歳しか違わないのに父ちゃんみたいだってのも海堂には酷だがw
で親父さんやっぱ山で亡くなったのか?
好きだから最後の最後までってのも度が過ぎると考えものだな・・・
- 695 :マロン名無しさん :2007/06/26(火) 12:34:59 ID:???
- あすなろの母ちゃんと海堂が再婚すればいいんじゃね?
- 696 :マロン名無しさん :2007/06/26(火) 14:52:51 ID:???
- >>693
いらっしゃ〜いとばかりに二塁でアサーリ刺されて、
ナインも観客もずっこけさせつつ終わる第三野球部の夏・・・
という図しか浮かばなかった。
- 697 :マロン名無しさん :2007/06/26(火) 19:10:41 ID:???
- 海堂は問題外として(ヒドス
第三野球部って全然盗塁してないな
ナイスガイが三盗したとこしか記憶にないや
白石兄弟のダブルスチールなんかあったら燃えるのに
大して打力があるようにも見えないくせに
意外と機動力の無いチームなのか(´・ω・`)
- 698 :マロン名無しさん :2007/06/26(火) 19:23:37 ID:???
- まあ少なくとも足で勝負してるチームじゃないよな
豚足野郎もいるし
- 699 :マロン名無しさん :2007/06/26(火) 20:50:48 ID:???
- とはいえセーフティバントはそこそこ決めてるんだぜ?海堂ですら!!!
- 700 :マロン名無しさん :2007/06/26(火) 22:13:50 ID:???
- 海堂ってバントしたことあったっけ。
全然覚えてないや。
- 701 :マロン名無しさん :2007/06/26(火) 23:05:22 ID:???
- むしろ桑本相手にはバントしてる印象しかないw セーフティは練習試合で桑本にお手玉させた時な
- 702 :マロン名無しさん :2007/06/26(火) 23:10:42 ID:???
- 落合の構えがまんまバントだからな
- 703 :四番投手アラスジ1/4 :2007/06/26(火) 23:36:01 ID:???
- 第七十九話「夢の甲子園」
ポーーーン
センターに舞い上がった打球はバックスクリーンに飛び込みます。
4対3、第三野球部は奇跡のサヨナラ勝ちを収めました。
甲子園への切符を獲得し、第三野球部ナインは大騒ぎであすなろを出迎えますが、
本塁を踏んだあすなろは、バットを片手にマウンドへと歩き出しました。
「五十嵐さんの球はすごかったです!」
マウンドで立ち尽くす五十嵐に、あすなろは根っこの部分で折れ曲がったバットをみせます。
あとほんの少しでも内にえぐられていたらどうなっていたかわかりませんでした。
素直に大喜びすればいいのに真っ先に相手を慰めるあすなろを、変な奴だと五十嵐は言います。でも
「ありがとうよ!」
と礼を述べます。あすなろと力いっぱい闘った五十嵐は、今までモヤモヤしてたものが晴れたスッキリした気分になり、
完敗を認めます。最後にエールを送り、五十嵐はマウンドを降りていきました。
土屋も、あすなろの肩を叩き
「また来年あおう!」
と爽やかにグラウンドを後にします。
- 704 :四番投手アラスジ2/4 :2007/06/26(火) 23:38:06 ID:???
- ベンチ前まで五十嵐が戻るとマスコミが話を聞こうとマイクをを向けますが、
五十嵐にはインタビュアーの質問は耳に入らない様子です。スタンドを見上げ、
「あそこにいるのが僕の姉です。」
と話し始めます。インタビュアーには何のことかまったくわかりませんが、彼は続けます。
「両親を亡くしてからずっと僕を支えてくれた、たった一人の姉です!
姉ちゃん!!
今までありがとう!!
オレ・・高校卒業したらバリバリ働くよ!!今度はオレが姉ちゃんのために働く番だ!!」
今度は弟が姉を幸せにしてあげる番です。姉は流れる涙を止めることができません。
その隣に座るおじいちゃんは
(秀夫・・・よくやったぞ!)
と微笑みます。
最後まで闘い続けた自慢の孫の姿に大満足の様子です。
- 705 :四番投手アラスジ3/4 :2007/06/26(火) 23:39:58 ID:???
- ベンチの中では、今年も不幸な形で夢を逃したナインが泣きじゃくっていますが、
五十嵐は彼らの肩をたたき、ねぎらいの言葉をかけます。
ベンチに座る板垣にも
「今までお世話になりました!」
と一礼し、立ち去ります。
どうやら彼は、甲子園へ行く以上のものを手にしたようです。
板垣は(さて、また来年出直すとしますか・・・)と腰を上げます。
カツーン カツーン
五十嵐は一人で廊下を歩きながら、涙を流していました。
(こんな涙は・・・・・初めてだ・・・)
勝者・第三野球部はスタンド前に整列し、挨拶をしています。
ナインもスタンドも喜びの表情に満ちています。
「ついに決めやがったっぺよあのチビ!
てーしたもんだ。さすがオラの永遠のライバルだっぺよ!」
と桑本も彼なりの言葉であすなろを称えます。
- 706 :四番投手アラスジ4/4 :2007/06/26(火) 23:42:15 ID:e5dEwVTW
- 甲子園 ― 数ヶ月前までは想像だにしなかった結末に、小西はボ〜っとしています。
どっちの方角にあるんだ?と白石が白石に尋ねますが、白石にはわかりません。
「た、たぶんあっちなんだな」
と斉藤が指差したのは、本塁打の飛び込んだセンター方向。
あすなろはその先を見つめます。
(あの雲の向こうに、甲子園がある!!
甲子園!
甲子園だ!!)
あすなろはまだ見ぬ舞台に思いを馳せます。
そう、彼らの戦いはまだ始まったばかりなのです!
- 707 :マロン名無しさん :2007/06/27(水) 00:03:38 ID:???
- あとほんの少しでも内にえぐられていたら死んでたぞ、のんきだなあすなろは
- 708 :マロン名無しさん :2007/06/27(水) 00:48:21 ID:???
- 金属バットを曲げるくらいの球が投げれるならプロ行けるなシスコン
- 709 :マロン名無しさん :2007/06/27(水) 02:07:20 ID:???
- 金属バットがあれだけグンニャリ行くんなら木製バットなんか砕き放題だな
なんにせよ呪いが解けて真人間になったようで良かったよシスコン
来年は土屋がキャプテンになってまた桜高とぶつかるのかな
土屋は黒潮商の良心、そう思っていた時期が俺にもありました
でも監督と五十嵐の方針に特に疑問を持ってない様子だったとこを見ると
やさしいのは身内にだけのようだな・・・練習脱落しそうだった先輩とか
どうするよ来年土屋主将が五十嵐以上の外道ベースボールで襲い掛かってきたら!
- 710 :マロン名無しさん :2007/06/27(水) 06:30:42 ID:???
- しかしあの三軍の連中が甲子園行きか
ものすごい成長だな
- 711 :マロン名無しさん :2007/06/27(水) 10:14:20 ID:???
- 海堂さんのスパルタ指導のたまものだよ
- 712 :マロン名無しさん :2007/06/27(水) 11:48:40 ID:???
- 天秤打法でバットを真上に放り投げると思わせて
思い切り後ろのキャッチャーに投げつける
でも爽やか笑顔で「スミマセン!(ニコリ)」>極道土屋
こうですか、わかりません(><)
- 713 :マロン名無しさん :2007/06/27(水) 14:10:07 ID:???
- 得意の狙い打ちで五十嵐も真っ青なピッチャー返しだな。
バットを放り投げる高さが打球の強さと関係すりみたいだからパワー不足は補える
- 714 :マロン名無しさん :2007/06/27(水) 15:39:15 ID:???
- 指宿さんとの対戦が見たい
- 715 :マロン名無しさん :2007/06/27(水) 15:51:32 ID:???
- 指宿さんはな・・・3年生だから
もうこの夏でさよならなんだよ・・・・゚・(つД`)・゚・
実に惜しいキャラを亡くした。
海堂・指宿・五十嵐、あと出来ればニヤニヤも
また同じ舞台で対戦してほしいが、
みんなプロってのはムリだろうな、大学野球かな。
でも五十嵐は大学なんか通ってる場合じゃなさそうだな。
- 716 :マロン名無しさん :2007/06/27(水) 22:44:11 ID:???
- たまには坂口くんのことも思い出してあげてください
- 717 :四番投手アラスジ1/1 :2007/06/27(水) 23:00:52 ID:2CnSqZjb
- 第八十話「石井君の悩み」
甲子園出場に沸きあがる桜高校。
しかしただ一人、石井は冴えない顔をしています。
予選での打撃成績、36打数1安打の現実に打ちひしがれる彼には、あすなろの慰めも届きません。
甲子園まで1週間と迫った日、石井は無断で練習を休みました。
何かあったのかとみんなで心配していると、彼の父親が訪ねてきました。
昨日から家にも帰っていないというのです。
彼は浜辺の民家の前で悩んでいました。
インターホンを押そうと指を伸ばしかけますが、
あまりにもムシが良すぎる自分の頼みごとなど聞いてもらえるはずもない・・・とその場を後にしようとします。
その瞬間、ガラッと戸が開きます。
中から出てきたのは、細目の男。
石井はその姿を見るや否や、土下座して頼み込みます。
「土屋さん、僕のお願いを聞いてください!!
僕に・・・僕に天秤打法をおしえてくださいっ!!」
- 718 :マロン名無しさん :2007/06/27(水) 23:26:05 ID:???
- 俺の予想をはるかに超えていた石井の数字のヒドさに絶句
- 719 :マロン名無しさん :2007/06/27(水) 23:28:57 ID:???
- 1安打っていつ打ったっけ?
- 720 :マロン名無しさん :2007/06/27(水) 23:33:01 ID:???
- ダイジェストで終わってる序盤のコールド試合の頃にちょろっと打ったんじゃね?
- 721 :マロン名無しさん :2007/06/28(木) 02:11:31 ID:???
- エエー最近の3試合なら皆もそうそうヒットは出なかったけど
30点コールドだののアホ試合やってる頃から通算で1本てやばいな石井、やばすぎるよ
でもあえて打率を出さないのがむつの優しさ
そしてわざわざ打率を計算するのが俺の厳しさ
.0278…('A`)ウヘア・・・そりゃあすなろもコメントに困るわ
そんなやばい石井にテコ入れ大作戦キター
失踪する石井 工エエ(´д`)エエ工
ケタ外れに図々しい石井 工エエエ(´д`)エエエ工
いきなりキャラおっ立てすぎだよむつ!!
- 722 :マロン名無しさん :2007/06/28(木) 08:22:06 ID:???
- ネクラな子って思い詰めたり開き直ったりすると
びっくりするくらい自己中になったり図々しくなっ足りするよね。
それはそうと、海堂の打率は?
- 723 :マロン名無しさん :2007/06/28(木) 08:25:04 ID:???
- 記憶を頼りに、ちゃんと描かれている安打を挙げてみる
白石兄・・利根川戦安打
白石弟・・利根川戦バント安打
達郎・・・・利根川戦安打、黒潮戦ロブ
海堂・・・・利根川戦本塁打、黒潮戦二塁打
あすなろ・利根川戦本塁打、浅加戦安打、黒潮戦二塁打、黒潮戦本塁打
小西・・・・
高橋・・・・黒潮戦バント安打
石井・・・・
斉藤・・・・黒潮戦バント安打
- 724 :マロン名無しさん :2007/06/28(木) 09:52:21 ID:???
- げえ、あすなろズバ抜けてるな
- 725 :マロン名無しさん :2007/06/28(木) 11:11:59 ID:???
- 海堂はなんだかんだ言って3割はあるんじゃないか
海堂に限らず3割2割ある奴らは序盤でザコを思いきり固め打ちしてるはずだw
- 726 :マロン名無しさん :2007/06/28(木) 14:27:04 ID:???
- 石井はその唯一のヒットの内容もふるってるな・・・orz
これはもう天秤打法でどうにかなるとかいうレベルなのだろうか。
- 727 :マロン名無しさん :2007/06/28(木) 15:39:33 ID:???
- 身体能力はあんま変わらなさそうだからなんとかなると思いたいな。
しかし利根川戦抜くとヒット打ってるのってクリーンナップ以外には
ひろし・斉藤のバントヒットだけじゃないか。何たる貧打だ…
- 728 :マロン名無しさん :2007/06/28(木) 18:37:19 ID:???
- その次の浜中商戦がスコア提示だけで片付けられてるから
きっとそこで皆打ちまくったんだよ!
バックに散らしてある選手のポーズから見て
小西はこの二試合の間に何がしか打ってるみたいだな
桜 24135
浜中商 01011
らしいぞ!
ていうかまたコールドだったのかよw 極端だな・・・
- 729 :四番投手アラスジ1/1 :2007/06/28(木) 23:02:00 ID:R5JUC27N
- 第八十一話「石井君のマル秘特訓用グローブ」
土屋は笑います。彼らはライバル校同士の二年、また闘うことになるだろう相手に潮は遅れません。
石井はそれでも食い下がります。土屋と自分は境遇が似ていることを話し始めます。
石井は小さい頃、ゼンソクでろくに運動もできない状態だったのです。
しかも父親からは、東大に進むための勉強を強要されていました。それでも、彼は野球が好きでした。
父に連れて行ってもらった甲子園で、ヒットを打った選手のまぶしい背中をよく覚えています。
(いつかあんなぬけるような青空の下で、広いグラウンドでヒットを打つのが僕の夢だった)
しかし、石井の想いを聞いても、土屋の考えは変わりません。
どんな辛い思いをして天秤打法を編み出したのかを考えると、やはり教えてることなどできません。
頑なな土屋に、石井は交換条件を持ちかけます。
「それはこのグローブです!」
黒潮商業では、サードの守備練習に臨む土屋が、五十嵐の鬼のようなノックを浴びています。
三年が抜けるとサードがいなくなるため、土屋がコンバートされるのですが、
なかなか上達しない土屋に、五十嵐から怒声とアドバイスが向けられます。
「グローブの出が遅すぎるっ!グローブに頼ろうとするからダメなんだっ素手でつかむつもりでやれっ!!」
グローブ・・・・
土屋は、石井から渡されたグローブと交換します。
そのグローブは小さくしかも皮が薄く、まるで掌のような感触です。
このおかげでグローブの出が早くなり、
捕球のポイントがしっかり把握できるようになった土屋は連続して打球をキャッチします。
鬼軍曹からもお褒めの言葉がかけられます。
(いける!このグローブで練習すればサード守備はいける!!)
帰宅した土屋は、石井にバットを差し出します。
「僕の天秤打法を教えよう!石井君!!」
- 730 :四番投手アラスジ誤字 :2007/06/28(木) 23:04:21 ID:???
- 潮は遅れません・・・×
塩は送れません・・・○
- 731 :四番投手アラスジ誤字 :2007/06/28(木) 23:06:03 ID:???
- 潮は遅れません・・・×
塩は送れません・・・○
- 732 :マロン名無しさん :2007/06/28(木) 23:16:48 ID:???
- 鬼軍曹はイキイキ後輩シゴいてないで就職活動でも始めた方がいいんじゃないか
- 733 :マロン名無しさん :2007/06/28(木) 23:47:28 ID:???
- 今景気いいし名門校のキャプテンだし
高望みしないなら就職口はそれなりにあるんじゃね。
- 734 :マロン名無しさん :2007/06/29(金) 01:47:04 ID:???
- /ノ Kヽ
|___|_
( # ゚Д゚) ダメだダメだグローブの出が遅すぎるっ!
| 个 | タマ切り取ってグズの家系を絶ってやる!
ノ| ̄ ̄ヽ
∪⌒∪
すまん出来心だ
五十嵐軍曹イキイキしすぎワロス
結構面倒見いいね、まあ相変らずついて来れない奴はおっ死ね的キャンプだけど
しかし石井は思い余って衝動的に来てしまったのかと思ったら
綿密な下調べの上
- 735 :マロン名無しさん :2007/06/29(金) 01:48:52 ID:???
- 途中でorz
綿密な下調べの上エサまで用意してきてて噴いたw
ていうか調べすぎだろ、結構怖いな石井・・・こんな形で石井の見せ場が来ようとは・・・
- 736 :マロン名無しさん :2007/06/29(金) 05:16:11 ID:???
- ついに石井にテコ入れされるか
- 737 :マロン名無しさん :2007/06/29(金) 07:45:02 ID:???
- これはストーカーレベル
- 738 :マロン名無しさん :2007/06/29(金) 09:05:10 ID:???
- 五十嵐はフランスの外人部隊に就職が決まってるから野球部で遊んでても大丈夫だよ
- 739 :マロン名無しさん :2007/06/29(金) 11:49:37 ID:???
- 五十嵐は姉ちゃんの店のガードマンで良いよ
- 740 :マロン名無しさん :2007/06/29(金) 14:15:08 ID:???
- 水割1杯とかわきもの少々で法外な値段をふっかけられ、
払えませんと言うと店の奥からニヤリと笑った五十嵐が出て来るんだな。
- 741 :マロン名無しさん :2007/06/29(金) 18:16:29 ID:???
- しかし石井はすごい神経をしてるな
逆の立場ならともかく
負かしといてなおその相手から打撃の極意まで頂戴しようとは・・・
- 742 :マロン名無しさん :2007/06/29(金) 23:12:37 ID:???
- いしいは ずうずいしい な
- 743 :四番投手アラスジ1/2 :2007/06/29(金) 23:20:20 ID:???
- 第八十二話「勝負!あすなろVS石井」
「力はいらないのさ。天秤打法はタイミングがすべてなんだ!!」
石井は、櫓のこぎ方を通して天秤打法を教えてもらいます。
日は流れ、甲子園へ出立の日。
校門前で生徒が集まる中、石井はギリギリで桜高校に現れます。
石井の顔をみるなり、父親は殴り、甲子園が終わったら野球をやめるよう言います。
一流の大学に入って一流の会社に入れば幸せになれる。
長い人生を堅実に生き抜くために、勉学の足を引っ張ることは認められないのです。
しかし、長い人生だから少し寄り道したっていいじゃないかと息子は反論します。
「好きな野球を途中で止めて後悔したくない!!」
父のように、東大に入れなかったことを後悔するような人生は送りたくないと言います。
更に石井は、あすなろとの勝負を要求します。
行方不明になっていた理由をみせるつもりなのです。
- 744 :四番投手アラスジ2/2 :2007/06/29(金) 23:25:58 ID:OTAxKKmQ
- 遠慮なしの勝負。
あすなろが振りかぶると、石井は特訓してきた天秤打法の構えをとります。
しかし、二球つづけて空振り。
所詮モノマネだと、見ている生徒からは嘲笑う声も聞こえてきます。
そんな中、一番間近で石井をみている海堂は気付いていました。
(いや・・・みんな気付いていないようだが、一球目、二球目とも鋭い振りだった!!
こいつはもう以前の石井じゃない!!)
三球目―
________
|__○__|
|
〈 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\
(自分なりのタイミングをつかみ・・・
バットを一体化させ・・・
振りぬけ!!)
鋭いスイングから放たれた打球は、校舎二階の窓ガラスを割る痛烈な当たり。
成長した石井のもとにみんな駆け寄ります。
一人で歩き出した息子の姿に、父は少し複雑そうな表情。
(殴って悪かったな幸司・・・
あんなに一生懸命になってる幸司を見たのは初めてだ・・・
私が・・・まちがっていたのだろうか。)
石井が戻った第三野球部はバスに乗り込みます。
いざ!甲子園へ!!
- 745 :マロン名無しさん :2007/06/29(金) 23:48:43 ID:???
- 帰るなり親父の人生を否定しあすなろに勝負を挑む石井強気祭りワショーイ
- 746 :マロン名無しさん :2007/06/30(土) 00:23:18 ID:???
- オヤジ東大落ちてたのかよ・・・
それでいて息子に進学押し付けるなんて、星一徹とかと思考回路変わらんぞ。
そもそも本気で東大狙える学力があったんなら、
ほかにも一流と呼ばれる学校に受かってるはずだよな・・・・
- 747 :マロン名無しさん :2007/06/30(土) 00:48:38 ID:???
- 他の一流大学には受かったが後悔は残ったってパターンじゃねーの。
浪人なんてさせてもらえる余裕なかったかもしれんし。
- 748 :マロン名無しさん :2007/06/30(土) 01:33:35 ID:???
- 石井けっこうキッツイ事言うなあ…その強気ちゃんと甲子園まで維持しろよ?
なぜか一緒に来ている土屋
結局教えてくれちゃったし天秤打法・・・いい人過ぎるぜ土屋
だがこれは来年黒商と当たったとき
石井が天秤打法で決勝タイムリーを放ちまた悲運の黒潮商たらしめる伏線じゃあるまいな
そしてOB五十嵐が土屋にケツバット
- 749 :マロン名無しさん :2007/06/30(土) 05:30:36 ID:???
- 石井パワーアップしすぎワロタw
さぁ海堂さんがいよいよ要らない子になってきましたよ!
- 750 :マロン名無しさん :2007/06/30(土) 13:59:13 ID:???
- ちょwwwドサクサに紛れてなんてこと言うんだwww
きっとこの先甲子園経験者として、頼れる所を見せてくれるんだぜ?
トイレの場所とか詳しいんだぜ?
- 751 :マロン名無しさん :2007/06/30(土) 14:11:22 ID:???
- 海堂? ああ、予選までのキャッチャーだっけ?
- 752 :マロン名無しさん :2007/06/30(土) 17:53:30 ID:???
- 海堂さんの見せ場はもうすぐだよ!
今度は誰を殴るのかドキドキするね
- 753 :マロン名無しさん :2007/06/30(土) 19:14:51 ID:???
- 働かない監督に海堂パンチ
- 754 :マロン名無しさん :2007/06/30(土) 22:11:17 ID:???
- 次の海堂さんの見せ場が楽しみだな!
トイレの案内
- 755 :マロン名無しさん :2007/06/30(土) 22:46:14 ID:???
- 「こっちだ!あすなろ!」とか言ってムダにカッコよく案内してほしいな
- 756 :四番投手アラスジ1/2 :2007/06/30(土) 22:46:38 ID:???
- 第八十三話「三拍子の男」
新幹線のホームでは理事長や生徒からお見送りを受けます。
桑本も姿を見せます。彼も後から甲子園へ行くといいます。
といっても、応援目的ではなく、園ギャルをナンパしにいくそうです。
「まあそれはともかく・・・あすなろ!いよいよ全国の強豪がひしめく甲子園だっぺ
気合入れてがんばっぺよ!!」
新幹線の車内でそれぞれが思い通り過ごしていると、女の子や新聞記者を引き連れた男が歩いてきます。
どうやらトイレに向かっているようですが、小西はその顔に見覚えがありました。
新聞を広げると写真が載っています。
東東京代表・聖誓高校の本格派左腕・小池カズヤ。
お坊ちゃん学校で今大会の優勝候補、しかも女にモテまくる・・小西たちとは対極の存在の嫌な奴です。
第三野球部に気付いた記者がお互いを紹介すると、小池は噴出して笑います。
「小さいのやら太ったのやらやせたのやら、ユニークな顔だらけで動物園かと思ったもんでね。」
更に去り際に、イモくさい千葉の山サルだと馬鹿にします。
- 757 :四番投手アラスジ2/2 :2007/06/30(土) 22:49:18 ID:???
- 小西は気色ばみますが、達郎が涼しい顔をしながらそれを制止します。
自分はイモではないから気にならないそうです。
そんな達郎に小西は一冊の雑誌を手渡します。
【甲子園なんでもベスト10】ガールフレンド数ベスト10で達郎が取材を受けていた雑誌です。
達郎はガールフレンド37人で、当然ダントツの一位だろうとページをめくりますが・・・
1位 聖誓高(東東京) 小池カズヤ君 38人
「あのヤロー気にくわねえ!!今度あったらタダじゃおかねぇっ!!」
プライドをズタズタに引き裂かれた達郎は、怒り狂ってしまいました。
大阪!
旅館、音羽屋に到着すると、青森代表の陸奥高校と顔を合わせます。
第三野球部と似た小柄なチームで人も良さそうです。大会中、同じ旅館で寝泊りします。
ちょうどその頃、組み合わせ抽選会が行われていました。
ドキドキ緊張しているあすなろに、「いまからそれじゃ身がもたねーぞ」と京本が声をかけます。
長野県代表・旧軽工業 鹿児島県代表・西郷高 南北海道代表・大雪山高校・・・・
続々と組み合わせが決まっていきます。
そして次は、千葉県代表・桜高校。
海堂が引いたクジは、1日目第二試合。かなり早い出番、しかも対戦相手は・・・・
「東東京の聖誓高とだ!!」
第三野球部を見る小池は(一回戦いただき!)と余裕の表情。
あすなろは不安に包まれます。
- 758 :マロン名無しさん :2007/06/30(土) 23:13:25 ID:???
- そこでこのニヤケ眉毛に海堂パンチですよ!さあ早く!!
- 759 :マロン名無しさん :2007/07/01(日) 01:08:55 ID:???
- 海堂さんクジ運ワリぃんだなw
あと京本はなんでそんなに余裕の表情なんだ。
お前だって初めてのくせにwww
- 760 :マロン名無しさん :2007/07/01(日) 02:04:00 ID:???
- いきなり優勝候補引き当てるなんてどんな嫌がらせだよ海堂さんw
ナイスガイ達郎は予選の間に一皮も二皮もむけたようだったが未だにシャバッ気旺盛だったんだなw
ていうか三バカと同じレベルになってるような・・・
まあ達郎も皆の輪に溶け込んで来たって事でいいんかなw
しかしくだらなベスト10だなw 他のページも気になるぜ
- 761 :マロン名無しさん :2007/07/01(日) 09:33:28 ID:???
- 京本はほら、どうせ出番ないから……
- 762 :マロン名無しさん :2007/07/01(日) 12:48:08 ID:???
- トイレの場所も知らないだろうしなあw
- 763 :マロン名無しさん :2007/07/01(日) 14:33:45 ID:???
- 惜しいな、黒商が甲子園出場してたら
五十嵐が間違いなく「人を殺した事がありそうな笑顔ベスト10」に入ってたのに。
- 764 :マロン名無しさん :2007/07/01(日) 17:01:30 ID:???
- なんで千葉と東京が1回戦で当たるの?
- 765 :マロン名無しさん :2007/07/01(日) 17:27:52 ID:???
- なんでって、何かおかしいことでもあるのか?
- 766 :マロン名無しさん :2007/07/01(日) 17:34:16 ID:???
- 東西対決のこと言ってるんじゃね
まあぶっちゃけそんなの無視してもどうでもいいっちゃあいい程度の制度だが。
- 767 :マロン名無しさん :2007/07/01(日) 18:53:25 ID:???
- あーそんなんあったねえ程度だな
まあこんなチャラけた奴らとの対決をあんまり後々まで引っ張られて
変に因縁の対決みたくされても腹立つしw
なるべく早いうちにボッコンボッコンやってもらった方が気持ちいいよ
- 768 :四番投手アラスジ1/1 :2007/07/01(日) 23:03:26 ID:ELZBLbSt
- 第八十四話「カッコマン集団、聖誓高」
音羽屋の一室は笑い声に包まれています。
桜高と陸奥高。田舎モノどうし気が合います。
さらに、陸奥高部員の父親が千葉にでかせぎにいっているため、桜高のこと、特にあすなろをよく知っているそうです。
海もあって山もあって、千葉と青森は風景もそんなに変わりません。
でも一つだけ決定的に違う点があります。それは・・・・
「一年中、野球ができるってこどだ・・・」
雪が深い北国では、冬に野球ができません。しかしそれでも、
その分を取り返すくらい練習を積んできました。目指すは優勝だと話します。
照りつける太陽と、これから起きるだろう数々のドラマを期待する観客。
高校球児の夢の舞台、夏の甲子園大会が始まります。
入場行進の舞台裏で第三野球部は落ち着きがありません。そんな彼らを聖誓ナインがバカにします。
千葉と東京なわけですから、入場行進でも隣同士なのです。
「選手入場!」
北北海道代表・オホーツク高校を先頭に入場行進が始まります。
桜高校が入ってくるとスタンドからはひときわ大きな拍手。
一軍を倒してやってきた第三野球部は話題性十分。全国放送の晴れの舞台で注目を浴びます。
一方、陸奥高校は緊張のあまり、手と足が一緒になってギクシャクと行進しています。
その様子を、小池があざとく見つけると聖誓ナインは言いたい放題言って笑います。
「今年の甲子園はイモばっかりだな!山ザルのオンパレードだ!!」
こんな相手には負けられない!と第三野球部は聖誓とにらみ合います。
- 769 :マロン名無しさん :2007/07/01(日) 23:30:54 ID:???
- 小池以外は大してこちらと変わらないイモくさい顔してるな
- 770 :マロン名無しさん :2007/07/02(月) 01:49:42 ID:???
- いっそ全員むやみキラキラした美形軍団だった方が
より小憎らし度が上がってよかったかもしれんw
むつの美形の引き出しがそんなにあるかどうかは分からないが
対照的にむつ高ナイン達はほほえましいな
まあ本当なら我が第三野球部の二年坊共にもギクシャク行進してほしかったがなあw
初出場の京本もぜひ一緒に手足を一緒に出して!ギクシャクと!
- 771 :マロン名無しさん :2007/07/02(月) 07:22:17 ID:???
- >>770
第三野球部は海堂さんがきっと色々指導してくれたんだろうな。
行進の仕方とかトイレの場所とか。
あすなろ「流石は海堂さん。 こういうところでは頼りになります。」
- 772 :マロン名無しさん :2007/07/02(月) 08:49:42 ID:???
- 北北海道代表・オホーツク高校
南北海道代表・大雪山高校
青森代表・陸奥高校
長野県代表・旧軽工業
鹿児島県代表・西郷高
きっと他の代表校も分かりやすい名前に違いない
西郷高校の相手は高知代表・坂本高校だよね
- 773 :マロン名無しさん :2007/07/02(月) 10:32:35 ID:???
- 岡山県代表・桃太郎高校
愛知県代表・徳川高校
岐阜県代表・織田高校
こんな感じかね
- 774 :マロン名無しさん :2007/07/02(月) 13:10:07 ID:???
- むう、戦国ヲタ的に岐阜県とか応援したくなるじゃないかw
- 775 :マロン名無しさん :2007/07/02(月) 15:01:00 ID:???
- むつはその名の通りむつ出身だから、
やっぱり陸奥高には思い入れがありそうだな。
桜高とも仲良くなったみたいだし、陸奥高のカタキを第三野球部がとる!
みたいな燃える展開もあるかも。
- 776 :マロン名無しさん :2007/07/02(月) 19:00:11 ID:Fpa/0Ye/
- 粘り強く勝ち進んでいって、ラスボスに蹂躙される姿が目に浮かぶな。
- 777 :マロン名無しさん :2007/07/02(月) 21:15:56 ID:???
- いくら優勝候補とはいえ
聖誓高みたいなのがラスボスでなくて良かったよ
- 778 :四番投手アラスジ1/1 :2007/07/02(月) 23:02:40 ID:29/Mb/Tn
- 第八十五話「聖誓以外の敵」
桜高と聖誓高は顔を合わせ、通路で第一試合の終了を待っています。
そこへTVの女性リポーターが来て、小池にインタビューを始めます。
ミーハーな感じで小池を見てかなりはしゃいでいます。桜高の印象を聞かれた小池は
「つよそうなチームですね。こわいなー。僕一回戦で負けちゃうんじゃないかなー」
と爽やかに受け答えます。マスコミ対応も心得ています。
第三野球部に話を聞くことなくリポーターが去っていくと、聖誓ナインは猫を被った小池をからかいます。
本当は完封を狙ってるくせに、などと言われますが、さすがにそんなことを言っては相手に失礼だと返します。が、
「どうせ勝つなら・・・ノーヒットノーランの方が相手も納得するってもんだ!!」
と更に不遜な発言をします。
第一試合終了。ベンチに入る前に海堂は、最初に戦う相手は聖誓ではないと忠告します。
「球場に入ってみればわかる!いいか!決して甲子園にのまれるな!!」
グラウンドに足を踏み入れると、第三野球部ナインはその独特の雰囲気に戸惑います。
満員の観客、銀傘に跳ね返る歓声。想像していた以上のものがここにはありました。
対する聖誓高校は、余裕をもって練習をしています。
春夏連続出場なので慣れているのです。エース小池の球も走っています。
(大丈夫かなオレ達・・・)
不安と緊張に覆われた第三野球部の守備練習はボロボロです。
石井はトンネルし白石の足はもつれ、高橋までもが心ここにあらずといった様子です。
これではノーヒットノーランどころではなく完全試合されてしまいそうです。
(このままではまずい!)海堂は険しい表情です。
- 779 :マロン名無しさん :2007/07/02(月) 23:08:31 ID:???
- 小池に39人目のガールフレンド候補が!
- 780 :マロン名無しさん :2007/07/02(月) 23:27:01 ID:???
- なんてこった・・・達郎は一生小池に追いつけないのか!?女レポにもスルーされてるし
- 781 :マロン名無しさん :2007/07/02(月) 23:30:38 ID:???
- この小池も桜高との熱戦が終わる頃には
驕りを捨てたナイスガイになるに違いない
- 782 :マロン名無しさん :2007/07/03(火) 01:53:30 ID:???
- >>779
むしろテレビを経て全国にファンが出てくるかもしれん
ようわからんあだ名とかもつけられてるに違いない
- 783 :マロン名無しさん :2007/07/03(火) 02:06:30 ID:???
- おお、いい感じにテンパっている・・・それでこそ俺のかわいい第三野球部
石井のガチガチトンネルも堂に入ってきたなあw
さてすっかりおなじみになってきたこんな展開をこれまではこうして乗り越えてきたわけだが
1.おっぱい(デビュー戦)
2.デブ一人無神経(県大会準決勝)
今回はデブでさえ青ざめているのでおっぱい頼みと出ました
- 784 :マロン名無しさん :2007/07/03(火) 11:09:31 ID:???
- 誰のおっぱいだよw
- 785 :マロン名無しさん :2007/07/03(火) 11:47:44 ID:???
- 甲子園のベンチは女人禁制だからなあ。
里中みたいに怪我して女医さんにニャンニャンしてもらうしかないんじゃね。
- 786 :マロン名無しさん :2007/07/03(火) 11:57:07 ID:???
- だから、デブのおっぱいだろ
- 787 :マロン名無しさん :2007/07/03(火) 14:13:31 ID:???
- 試合前日にアガった時は斉藤の寺でプチ合宿したな。
あの頃のデブはまだ人並みに繊細な神経を持ち合わせていたな・・・(遠い目)
- 788 :マロン名無しさん :2007/07/03(火) 17:19:22 ID:???
- というか、本当に甲子園経験者の海堂さんが甲子園経験というだけで頼りになりそうだ。
どうしちまったんだ、いったい。
- 789 :マロン名無しさん :2007/07/03(火) 18:47:01 ID:???
- 頼りになる海堂さんなんて海堂さんじゃない!!
- 790 :マロン名無しさん :2007/07/03(火) 22:53:53 ID:???
- 達郎の37人のガールフレンドには夕子は間違いなく入っていない
- 791 :四番投手アラスジ1/2 :2007/07/03(火) 23:03:31 ID:???
- 第八十六話「Aランクの実力」
大会初日第二試合、桜高校対聖誓高校の試合が始まりました。
小池の初球は評判どおりの速球。ガチガチに震える白石には見送ることしかできません。
その様子にスタンドの陸奥高までも心配になってしまいます。
雑誌の戦力分析によると、聖誓は投手力、機動力、打力、守備力のすべてがA評価。
それに比べて陸奥高はオールC。そして桜高はオールCどころか、小西のせいで機動力D評価です。
地に足がつかない白石は三球三振に倒れます。次に打席に向かう弟も真っ青な顔。
それに気付いた所沢部長が弟を呼び止めます。
広くて大きい甲子園球場、高校球児の憧れの舞台で緊張する気持ちはよくわかります。
しかしそんな白石に、聖誓のスタンドを見ろと言います。
目のいい白石には、チアリーダーが踊っているのが見えました。
「パンツ見えたか?」
「何番目の女の子が好みだ?え?」
と所沢先生は尋ねてきます。調子の狂う会話ですが、おかげで緊張がほぐれました。
さすがだと声をかける鬼頭に所沢先生は、
「野球のことはなにもしらんわしができることといえばこのくらいのもんですよ。」
- 792 :四番投手アラスジ2/2 :2007/07/03(火) 23:05:00 ID:kSHTAxtE
- 落ち着いた弟は、小池の球がよく見えるようになりました。
そして、あることに気付きます。
「まさか桑本の球より遅いなんて・・・・!」
タイムをとって、ベンチのみんなにそのことを伝えると、
海堂は、じゃあ思いっきりひっぱたいて来いと励まします。
小池の投げた3球目は直球。
観衆は「速いっ!!」と声をあげますが、打席の弟は、
(いや・・・!)「遅いっ!!」
引っ張ります。小池は、どうせ平凡なライトフライだと、打球を見もしません。
しかし舞い上がった白球は
ポ ー ー ー ン
ラッキーゾーンに飛び込んでいきました・・・・
白石弟の生涯初本塁打で第三野球部が一点を先制します。
- 793 :マロン名無しさん :2007/07/03(火) 23:20:03 ID:???
- 待て、監督はさすがとか言ってる場合じゃなくて自分こそ働くとこだろここ
- 794 :マロン名無しさん :2007/07/04(水) 01:58:34 ID:???
- 監督がいることすら忘れてたw この際海堂監督でいいよもう
鬼頭父よりむしろさゆりちゃんが来て声援を送る方がよっぽど力になりそうなんだぜ?
それにしてもオールCさらにDが軽くショックだ
やっぱ打つ方はその程度だよなーと納得しつつも
せめて守備力はもうちょっとはあると思ってた(´・ω・`)
まあ気を取り直して
うはwwww白石弟HRwwwおめ
- 795 :マロン名無しさん :2007/07/04(水) 05:44:02 ID:???
- 部長良い人w
- 796 :マロン名無しさん :2007/07/04(水) 10:48:13 ID:???
- まあでも鬼頭監督に「パンツ見えたか?」とか言われても困るなw
- 797 :マロン名無しさん :2007/07/04(水) 11:59:57 ID:???
- 監督の見せ場マダー?
- 798 :マロン名無しさん :2007/07/04(水) 12:24:22 ID:???
- 今回の白石弟の本塁打はクリーンナップ以外の連中では
浅香戦以降で初の外野へ飛んだヒットだったりするんだよな。
すごい貧打…
- 799 :マロン名無しさん :2007/07/04(水) 15:07:09 ID:???
- うわあ・・・なんとゲンナリする事実。そりゃ打力Cチームなだけあるな。
オールCの陸奥高といい、お互いよくこんな大舞台まで上がって来れたなw
まあこのランク付けは、今まで注目されてなかったチームに関しては、
あまりデータも無いだろうから多少辛めなんだ。
来年発行される時にはもうちょっと上がってるよ。
と俺は思っとくことにしている。
- 800 :マロン名無しさん :2007/07/04(水) 22:52:13 ID:???
- 打力C機動力Dなんてどうやって点取ったらいいんだorz
こんなチームこそ監督があれこれ作戦立てて
動かしていってくれないとダメだろ
- 801 :マロン名無しさん :2007/07/04(水) 23:06:35 ID:???
- 俊足の双子&ダイエットに成功した男がいても機動力D
どこに飛んでも根性でとるセンターがいても守備力C
- 802 :マロン名無しさん :2007/07/05(木) 02:01:33 ID:???
- 俊足双子は盗塁してくれないからな・・・持ち腐れている、持ち腐れているぞ
いくら威力があるとはいえ直球だけじゃ投手力Cでも仕方ないのだろうか(´・ω・`)
- 803 :マロン名無しさん :2007/07/05(木) 08:20:50 ID:eMEb72a3
- 投手…これまで一人しか投げてない。直球のみ。立ち上がりが極めて悪い。
守備…準決勝で石井ぽろぽろ、決勝で外野崩れる
機動…盗塁ほとんどしない打撃…18回無安打される
- 804 :マロン名無しさん :2007/07/05(木) 10:16:33 ID:???
- このチームの得点パターンってほとんどが
斉藤出塁→兄弟繋ぐ→クリーンナップで返す
だからなあ。やっぱ斉藤を1番あたりに持ってきた方がマシなんじゃないか。
- 805 :マロン名無しさん :2007/07/05(木) 13:34:28 ID:???
- >>803
どの分野も満遍なくダメな印象残しててワロス、まったくもってCだw
ザコ相手にいくらコールドをやろうと、見るところはちゃんと見られているという事だな。
とほほ
- 806 :マロン名無しさん :2007/07/06(金) 17:47:44 ID:???
- やはり熊田が残っていれば…
- 807 :マロン名無しさん :2007/07/06(金) 17:57:27 ID:???
- 浅加の守備なんかこの雑誌だとBやAくらいにはなるのかな
- 808 :マロン名無しさん :2007/07/08(日) 01:07:09 ID:???
- 浅加
投手…B
守備…A
機動…A
打撃…C
といったところかな?
他はどうだろ
- 809 :マロン名無しさん :2007/07/08(日) 01:29:01 ID:???
- 投手力は浅加もCクラスでいいんじゃないか。
あの信じがたい守備があるから失点が少ないだけで。
…つか、皆揃ってあんなに守備が巧くなったのに
なんで捕手の人だけはフォークを捕れないヘタレのままだったんだろ。
- 810 :マロン名無しさん :2007/07/09(月) 00:03:04 ID:???
- 銚子工業
投手…A
守備…C
機動…B
打撃…A
かな。桑本で投手Aは間違いないし
打撃も桑本、指宿さん、ニヤニヤで揃ってる。
守備は……orz
- 811 :マロン名無しさん :2007/07/09(月) 00:21:07 ID:???
- やらかし先輩コンビのせいでぐっと下がってるんだなorz
- 812 :マロン名無しさん :2007/07/09(月) 16:30:41 ID:???
- >>809
守備機会が多い→打たれてばっかり→捕球機会が少ない
- 813 :. :2007/07/12(木) 20:06:45 ID:fXmeHT7D
- .
- 814 :マロン名無しさん :2007/07/15(日) 19:42:35 ID:???
- 捕手
- 815 :マロン名無しさん :2007/07/18(水) 00:45:35 ID:???
- ほす
- 816 :マロン名無しさん :2007/07/20(金) 22:35:46 ID:ur+UJR8v
- 保守
- 817 :マロン名無しさん :2007/07/21(土) 09:03:47 ID:???
- 保守しつつ黒商守備・・・C
- 818 :. :2007/07/24(火) 20:29:29 ID:PZOMSzFT
- .
- 819 :. :2007/07/27(金) 12:21:05 ID:NN9ILVog
- .
- 820 :マロン名無しさん :2007/07/31(火) 00:25:34 ID:???
- 27日経過
- 821 :マロン名無しさん :2007/08/03(金) 15:49:09 ID:???
- 30日経過
- 822 :四番投手アラスジ :2007/08/03(金) 23:22:39 ID:???
- 楽屋裏で言っても誰も代理いないため、↓以下楽屋裏
- 823 :マロン名無しさん :2007/08/03(金) 23:49:17 ID:???
- ならばちょっと時間いただけますか?
こんな名スレ終わらせたくないもので、ちょっくら古本屋駆け回ってきます
- 824 :マロン名無しさん :2007/08/04(土) 21:25:14 ID:???
- 勇者あらわる
- 825 :マロン名無しさん :2007/08/07(火) 00:29:26 ID:???
- 再開wktk捕手
- 826 :マロン名無しさん :2007/08/07(火) 19:23:50 ID:???
- DVDもあるでよ
- 827 :代打アラスジ :2007/08/09(木) 11:29:29 ID:???
- お知らせ
金曜より時間不定ながら「名門!第三野球部連載中」を再開させていただきます。
早い時は23時、遅い時は1時過ぎの更新です。
一応次回更新予定時刻はメル欄にてお知らせする予定ですが、皆様には大変迷惑をおかけします。
もし不定更新に不満を感じさせてしまうようならば、あらすじだけ事前に楽屋裏に置いて他の方に
更新してもらうよう考えております。
それでは金曜にて。更新予定は1時過ぎです。
- 828 :マロン名無しさん :2007/08/09(木) 19:08:56 ID:???
- 再開来たキタkitaあアaーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!
俺たちのナイスガイが帰ってくる!!
デブとかトイレ案内係とか爽やか君とか桜井さんとかガッツマンとか京本も帰ってkuruーーー!!
- 829 :マロン名無しさん :2007/08/09(木) 23:18:49 ID:???
- >>828
おい、主人公いねえぞw
再開!再開!
- 830 :マロン名無しさん :2007/08/09(木) 23:22:37 ID:ueN5EddF
- 再開AGE
俺達のナイスガイが帰ってける!!
ニヤニヤとか坂口とかシスコンとか熊田とかが帰ってくるーー!!
- 831 :マロン名無しさん :2007/08/10(金) 00:27:10 ID:???
- 熊田はどうやって帰ってくるんだwww
- 832 :マロン名無しさん :2007/08/10(金) 10:50:15 ID:???
- >おい、主人公いねえぞ
え?ナイスガイだろ?
- 833 :マロン名無しさん :2007/08/10(金) 17:47:53 ID:???
- 再開キター
- 834 :代打アラスジ :2007/08/11(土) 01:04:50 ID:???
- 第八十七話「華麗なる復讐」
先取点となる白石弟のホームラン。必然と桜高校ナインも沸き上がります。
会場の誰もがマグレだと思っていましたが、
次打者の達郎も小池の速球を見て、桑本の球より遅いと理解します。
そして大胆にも、達郎はバックスクリーンを指差し予告ホームラン!
そう、彼はいつぞやのガールフレンドベスト10のことを根に持っていたようです。
(遅い! 桑本の球に比べると・・・)
「まるでハエがとまってるようだぜっ!」
達郎は冷静に当てていき、球は「バキッ」と小池の顔へ痛烈にヒット。
ケガのせいでせっかくの色男も台無しに・・・。
このシーンで全国の女の子ファンは2、3人減ったでしょう。つまり・・・
(オレが全国一だ!!) 達郎がガールフレンドベスト10の1位となったのです。
続いて四番、海堂。こちらもジャストミートでライトへのヒットを放ち、三塁打で二点め。
そして五番あすなろの一本足打法でセンターフェンス直撃!追加点を入れ三点め。
小西は三遊間を破るヒット。高橋は四球を選び、石井の天秤打法で更に追加点。
その後も第三野球部は次々とヒットを重ねていき、初回になんと一挙六点もあげてしまいます。
聖誓寄りだった解説も、今になりようやく気づいたようです。
「大変な実力です! 桜高の第三野球部は!!」
- 835 :マロン名無しさん :2007/08/11(土) 01:14:13 ID:???
- ちょwww うちすぎwww
ナイスガイ予告ホームランと見せかけて顔面にピッチャー返しって
死ぬるよ(((( ;゚Д゚)))
腹にぶつけあったシスコンとあすなろを軽く超える容赦なさ
達郎最高
- 836 :マロン名無しさん :2007/08/11(土) 01:26:04 ID:???
- これ、白石兄も打ってるよな…?
聖誓はどんだけザルなんだよw
- 837 :マロン名無しさん :2007/08/11(土) 05:35:32 ID:???
- そんな中地味に四球を選ぶひろしの渋さに甲子園も熱狂
- 838 :マロン名無しさん :2007/08/11(土) 06:35:20 ID:???
- 小池www
- 839 :マロン名無しさん :2007/08/11(土) 09:26:48 ID:???
- 多少足りなかったお茶目さまで出てきて
ますます達郎が魅力的になってきたな。
しかし海道さんって味方が勢い乗ってるときはホント容赦しないな。
自分から突破口切り開くことは滅多に無いけど。
- 840 :マロン名無しさん :2007/08/11(土) 12:20:08 ID:???
- 前打者の流れをきっちり継いでなおかつ見せ場を作るナイスガイ
尻馬に乗るだけの四番
- 841 :マロン名無しさん :2007/08/11(土) 14:32:49 ID:???
- ところで小西のヒットって公式戦に入ってからだと初めてなんじゃね?
例え一コマでもちゃんと描かれたのは。
- 842 :マロン名無しさん :2007/08/11(土) 15:09:16 ID:???
- 打者一巡ワロス
こういう時の相手P癒し要員だった石井まで、
いまや天秤打法でタイムリーっだからな。一体どこであと2つもアウト取れたのか。
海堂さんの尻馬具合はさすがというかなんというかw
六番くらいに置いた方がいんじゃね?
- 843 :マロン名無しさん :2007/08/11(土) 21:56:09 ID:???
- 海堂帳尻か……
- 844 :マロン名無しさん :2007/08/11(土) 21:56:44 ID:???
- しかし達郎のこれって復讐じゃなくて
ただたんにヤツ当たりだよな……
- 845 :マロン名無しさん :2007/08/11(土) 22:29:58 ID:???
- しかし予告ホームランを外した達郎も同じく2.3人減っているに違いない
- 846 :マロン名無しさん :2007/08/11(土) 22:39:23 ID:???
- 甲子園ギャルの変わり身の早さに
女こええwwwと思った
- 847 :マロン名無しさん :2007/08/12(日) 00:21:59 ID:???
- >>845
正直言って、2,3人ですむとは思えない・・・
顔面直撃うけた小池はいまから悲劇のヒーローになることもできるが、
予告ホームラン失敗はプギャーの嵐だろう。
- 848 :マロン名無しさん :2007/08/12(日) 00:41:33 ID:???
- ファンなら「小池クンの顔に当てるなんてヒドーイ!カッペ許せなーい!」位は
言ってやっても良さそうなもんなのにな
- 849 :マロン名無しさん :2007/08/12(日) 01:08:36 ID:???
- 第八十八話「あすなろ、乱調!!」
桜高校対聖誓高校。その試合展開はまさに番狂わせとなりました。
聖誓はどんどん第三野球部に押され、気がつけば最終回、14対0。
そのあまりに一方的な展開に会場は静まり返りますが、
もうひとつ、誰も予想しなかったことがあったのです。
九回裏。会場だけでなくナインの様子も少しおかしいのですが、
あすなろは何も考えず投げるだけだと割り切っていきます。
まず一人を三振に抑え、続くバッターは三塁前へボテボテの当たり。
しかし石井が弾いてしまい、急いで一塁へ送球!判定は・・・アウト。
ここであすなろが何気なく石井に声をかけると、
石井は「だ だってノーヒット・・・」と一言、漏らしてしまいました。
そう、この試合はノーヒットノーランの記録がかかっていたのです。
それを知ったあすなろは途端動揺し始め、コントロールが乱れていったのです。
ボールばかりで四球を連発、なんとツーアウト満塁。
そして次の打者は四番の小池。彼もプライドをかけて必死になっています。
あすなろのコントロールは乱れたまま、ついに2-3のフルカウント。
ここで海堂がタイム、あすなろの緊張をどうにかほぐそうとなにか一計を案じます。
あすなろに一言耳打ちしプレイ再開。なんと海堂は立ち上がり、満塁で敬遠をとろうとします。
小池も驚きますが、これで一点入ると安堵・・・した、そのとき。
ズ バ ー ン
ミットの位置はストライク、ど真中にありました。敬遠は罠だったのです。
小池は「汚ーっ!!」と詰め寄りますが、海堂が華麗にあしらいます。
何はともあれ、あすなろは初戦でノーヒットノーランを達成。
第三野球部は甲子園で初勝利を飾ったのでした。
- 850 :マロン名無しさん :2007/08/12(日) 01:28:02 ID:???
- ちょっwwwwwwwww
- 851 :マロン名無しさん :2007/08/12(日) 01:32:27 ID:???
- おお、もう・・・石井は口でまでエラーすんのかw
お調子者の三バカですら「あすなろスゲー、一本も打たれてないぜ」とか言わずに
ここまで我慢してきたというのに・・・
そして海堂の頭脳プレイに噴いたw
あすなろノーノーおめw
- 852 :代打アラスジ :2007/08/12(日) 01:44:59 ID:???
- 書き忘れ:次回も1時
- 853 :マロン名無しさん :2007/08/12(日) 02:28:26 ID:???
- 14失点でノーノー。
この世界の2ch高校野球板にも最弱スレがあったら
大会第一日目にして王座誕生だな。
- 854 :マロン名無しさん :2007/08/12(日) 05:40:38 ID:???
- キタ━━ヽ(≧∀≦) |ズ|バ|ッ|と|三|振|毎|度|あ|り|っ|!|(≧∀≦)ノ━━!!!!!
東京代表にここまで一方的に勝つとは
優勝しちゃう?
- 855 :マロン名無しさん :2007/08/12(日) 08:26:31 ID:???
- 小池はウソでも良いから
「油断するな!野球は何が起こるかわからないんだ!」
とか言っておけばナイスガイ補正でいい目を見れたものを…
- 856 :マロン名無しさん :2007/08/12(日) 08:50:23 ID:???
- 天秤打法なんて身につけても俺たちの石井はやっぱり石井だった
- 857 :マロン名無しさん :2007/08/12(日) 11:11:38 ID:???
- 海堂さんが自発的に役に立ったのって何か月振り?
- 858 :マロン名無しさん :2007/08/12(日) 14:12:46 ID:???
- >>853
お、お前怖い事思いつくなあw
そんなのあったら、今頃聖誓高校スレ大荒れだぞw
アンチ多そうだしなあ、小池。
- 859 :マロン名無しさん :2007/08/12(日) 22:29:42 ID:???
- 聖誓アワレwwwww
- 860 :マロン名無しさん :2007/08/12(日) 23:20:10 ID:???
- む、そういえば小池の奴うちわながら逆にノーノー勝ち宣言してたな
くやしいのうwwwwくやしいのうwwww
- 861 :マロン名無しさん :2007/08/12(日) 23:54:53 ID:???
- >>858
実況板はこんな感じかな
【永世王者】最弱スレPART17【誕生】(721)
檜のノーノーを見守るスレ2 (311)
田村の方がカッコイイ件について (37)
石井きゅんにハアハアするスレ(439)
【ここですか?】小池カズヤwwwその7【ここですよ】(901)
桜高二軍専用スレ(87)
海堂を褒めたたえるスレ(2)
- 862 :マロン名無しさん :2007/08/13(月) 01:09:11 ID:???
- 海堂を褒めたたえるスレ(2)
1 名前:どうですか解説の名無しさん[] 投稿日:1989/08/12(土) 16:28:43.73 ID:WjTYzazp
打っては追加点となるタイムリースリーベース、
守っては好リード&奇策で檜のノーノーを強力にアシスト。
「桜高の落合」の異名を持つ頼れる4番兼主将の海堂について語ろう!
2 名前:どうですか解説の名無しさん[] 投稿日:2007/08/12(土) 16:36:03.52 ID:cBG7c+2W
>>1
海道乙
- 863 :代打アラスジ 1/3 :2007/08/13(月) 01:18:16 ID:???
- 第八十九話「新たなる戦いに向けて」
優勝候補の聖誓高校を破り、台風の目となった第三野球部。
その日、彼らが泊まる旅館には、祝いの言葉をかけに次々と訪問者が。
理事長に夕子さん、そして桑本に指宿さんまでもが祝いの言葉をかけに訪ねて来たのでした。
陸奥高の二人も自分達の部屋へ戻ろうとした時、仲居さんが呼び止めます。
あすなろが部屋を出ると、小比類巻が仲居さんから渡された手紙を読んでいました。
その内容は、千葉にいる父からのものでした。
一郎元気か?
甲子園はどうだ?
父っちゃは仕事があるから
甲子園さ 行げねーが
しっかり がんばってけろ!
おめーの試合 テレビで
見でっがら!
秋になったら 父っちゃは
青森さ帰れるべ!
家族の顔 見れねーのは
つらいけんども 父っちゃ
一生懸命 仕事がんばっから
おめーも
野球がんばんだぞ!!
心配する父の文面に涙ぐむ小比類巻。
その様子を見て、あすなろは心より応援を送るのでした。
- 864 :代打アラスジ 2/3 :2007/08/13(月) 01:19:18 ID:???
- 大会二日目、第四試合。
山口代表 高杉高校 対 青森代表 陸奥高校。
第三野球部(達郎・京本・桜井除く)も応援に駆けつけますが、
相手側のスタンドはぎっちり埋まっているのに対し、陸奥高の応援団は寂しいもの。
石井の情報によると、青森勢は過去16年間一回戦を勝ったことがないのです。
なのに対戦相手の高杉高校は優勝候補にも挙げられる実力を持っているとのこと。
プレイボールの声が響き、陸奥高の試合が始まります。
ピッチャー小比類巻が投げる第一球は、とても緩やかなカーブでした。
続く球もカーブ。スタンドからはションベンカーブだと笑い声が飛びかいます。
三球目もやはりカーブ。バッターはしっかり打ちますが、サードの必死な守備でゴロとなりました。
その後も陸奥高は冷や冷やさせる守備でしたが、そのままなんとか三者凡退に持っていきます。
楽勝ムードの高杉高。
一方で、陸奥高の攻撃は内野へのゴロでもヘッドスライディングと実に必死なもの。
陸奥高の姿勢に、海堂とあすなろはあることを感じ取ります。
「みっともないが・・・・だがひしひしと感じるぜ
陸奥高の勝利への執念が・・・・!」
試合は六回まで進み、高杉高は五回までにヒット七本を放ちながらなんと無得点。
ここで高杉高は二塁打。あと一本ヒットが続けば初得点という場面です。
そしてついにセンター前へヒットが!ランナーは三塁を回ります、が!
- 865 :代打アラスジ 3/3 :2007/08/13(月) 01:21:02 ID:???
- ○<セカン!
〃
○<ショート!
〃
○<ピッチャー!
〃
○<キャッチャー!
〃
・
なんと三連続中継!! しかも素早い!!
見事アウトに抑え、高杉高はまたも無得点。
陸奥高のすばらしいコンビネーションプレー。
ついに六回の表まで0対0のままで持ちこたえたのでした。
- 866 :マロン名無しさん :2007/08/13(月) 01:46:12 ID:???
- ちょ・・・!!!www これセカンドとピッチャームダなんじゃ・・・
久々にド肝を抜かれるプレイktkr
この守備陣浅加を超えたかもしれねー
さすが全国大会だぜ!w
>>861-862
何だこの見てきたかのような素晴らしいスレセンスはw
こんなスレあったら毎日通う
大人気石井スレとこじんまりとした達郎スレに噴いた
つか海堂スレこのまま2で終了ですかwww
- 867 :マロン名無しさん :2007/08/13(月) 02:29:46 ID:???
- え…これどんなに素早くしたって逆にロスするだろ……
と思わずにはいられないけど、逆に考えよう。それだけ鍛えあげられた連係プレイなんだろう。
おそらく最弱スレは祭になりかけただろうけど、これまでよく踏ん張ってるよ。
この漫画には珍しい高校生らしいチームだ。
それにしても山口で高杉ってww
- 868 :マロン名無しさん :2007/08/13(月) 10:43:29 ID:???
- 陸奥高校よく戦っているな
- 869 :マロン名無しさん :2007/08/13(月) 11:02:08 ID:???
- 桑本また来てるのかw
マメだな
- 870 :マロン名無しさん :2007/08/13(月) 12:30:34 ID:???
- >866
センター前のヒットなのにセカンドからはじめる時点で無駄が多すぎ
- 871 :マロン名無しさん :2007/08/13(月) 14:16:34 ID:???
- 投手まで中継にはいったら本塁のカバーは誰が……?
- 872 :マロン名無しさん :2007/08/13(月) 15:53:59 ID:???
- >第三野球部(達郎・京本・桜井除く)も応援に駆けつけますが
相変わらず達郎は別行動なんだな?(´・ω・`)
同じく別行動の控えバッテリーの方は
この機に秘密特訓を重ね、晴れの舞台に備えているとみた。
- 873 :マロン名無しさん :2007/08/13(月) 16:52:13 ID:???
- どうせ出番もないんだから大阪を満喫してるんじゃないか?
京本なんかこれまでトゲトゲした高校生活を送って来たからさ、
青春をやり直してるんだよきっと…
- 874 :マロン名無しさん :2007/08/13(月) 17:05:52 ID:???
- 乗り気じゃない桜井さんを連れ回してナンパに精を出してるんじゃないか?
「そこの彼女!俺のスパイクを舐めないかい?」
とか言って。
達郎は指南役。
- 875 :マロン名無しさん :2007/08/13(月) 18:22:25 ID:???
- 横で物凄く申し訳なさそうな顔してる桜井さん
- 876 :マロン名無しさん :2007/08/13(月) 19:26:49 ID:???
- >>866
こんなロスの多い中継でもまだ早くホームに到達するほど
肩の弱いのが揃ってるんだよきっと。
もしくは高杉のランナーが小西以下の鈍足だった。
- 877 :マロン名無しさん :2007/08/13(月) 23:28:15 ID:???
- >>873-875
ちょwwwww ダメすぐるww
京本ノリノリだなw
- 878 :代打アラスジ :2007/08/14(火) 01:09:22 ID:???
- 第九十一話「けっぱれ! 陸奥高」
六回の表まで0対0。高杉高 対 陸奥高の試合は予想以上に拮抗していました。
陸奥高は必死に粘り、ついに延長へ突入。それでも依然0対0のままです。
照明もついて今大会初のナイター試合にまで突入。観客も試合前に比べ増えています。
このとき、会場には陸奥高をTVで見て応援に来た観客が大勢いたのです。
十五回。十七回。ついに十八回にまできてしまいました。
ここで決着がつかなければ引き分け、再試合です。
ツーアウトから高杉高は二塁打のヒット。陸奥高、土壇場でピンチです。
あと一人・・・・ですが、次の打席、無情にもセンターへ大きく打たれてしまいます。
センターの横田は必死に追い、フェンスに突撃しながらもキャッチ!
陸奥高は十八回を0点に抑えきったのです。
十八回の裏、陸奥高の最後の攻撃。打順は桃井からです。
投手、打者、共に疲弊しきった中、打った球はセカンド後方へ幸運のポテンヒット。
次のバッター、木造は手堅く送りバントでランナーを二塁に進めます。
さらにその次がボテボテのセカンドゴロでランナー三塁へ。二死ランナー三塁です。
ヒットが出ればサヨナラ、出なければ再試合。
そのカギを握るバッターは、八番 投手 小比類巻!
(父っちゃ・・・・見ででげろ!!
オラ 必ず・・・・ 必ず・・・・ 打つ!!)
強い意志を込め、小比類巻が― 「ガ キ ッ」 ―打つ!
しかしボテボテのサードゴロ。実況もサヨナラならずと絶叫しますが・・・・!
(あきらめちゃなんねえ!! 最後まであきらめちゃなんねえ!!)
それでも疾走する小比類巻。その時、サードからの送球がわずかに逸れ、ファーストが慌ててタッチしようとします!
小比類巻は瞬間、姿勢を低くし、滑り込むように一塁にタッチ!判定は・・・・セーフ!
ゲームセット、陸奥高の勝利!ついに十八回の延長にピリオドが打たれました。
そして同時に青森勢16年ぶりの勝利。陸奥高は歓喜の涙に打ち震えるのでした。
- 879 :マロン名無しさん :2007/08/14(火) 01:22:45 ID:???
- 俺の地元一回戦突破キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!
そのうち第三と対戦か?
- 880 :マロン名無しさん :2007/08/14(火) 01:27:42 ID:???
- いい最終回だった
と俺も一度言ってみたかったのです
この粘りだと再試合やってもやっぱり陸奥が勝つと思うけどな
だって高杉高、相手校を貧打線とバカにする割に
「高杉高はもう16安打してるのに1点もとれてないぜ!」って
どんだけ拙攻なんだ・・・
- 881 :マロン名無しさん :2007/08/14(火) 02:37:38 ID:???
- まあまだ一回戦だから延長18回はなんとか耐えられるか
もっとトーナメントが進めば休みが無くなってくるからな
- 882 :マロン名無しさん :2007/08/14(火) 02:49:57 ID:???
- 第三野球部のメンバー、先週からワキ役に徹してるな
いや、もしかして主役自体登場していないのか…?やはり達郎を連れてこないと
- 883 :マロン名無しさん :2007/08/14(火) 09:04:17 ID:???
- このまま来週からむつ高ナインが主役を乗っ取ります!
だったらどうしよ
- 884 :マロン名無しさん :2007/08/14(火) 10:04:59 ID:???
- 作者て青森出身?
- 885 :マロン名無しさん :2007/08/14(火) 12:02:20 ID:???
- むつって言うだけあって陸奥出身らしいよ
- 886 :マロン名無しさん :2007/08/14(火) 13:16:33 ID:???
- 球史に残る試合いきなりキター
そして優勝候補がまた一つ消えたー。
- 887 :マロン名無しさん :2007/08/14(火) 14:29:19 ID:???
- 優勝候補と謳われるチームは片っ端から消されて行くな・・・
この調子だとランクCやDのひしめくベスト8になりそうだな。
ちょうしと入力すると銚子が最初に変換されるように
調教されてしまった俺のIMEかわいいよIME
- 888 :マロン名無しさん :2007/08/14(火) 21:09:00 ID:???
- ひしめくも何もDなんてもらってるの桜高ぐらいですよorz
- 889 :代打アラスジ :2007/08/14(火) 23:01:42 ID:???
- 第九十二話「道三高校の恐るべき練習」
陸奥高も無事二回戦にコマを進め、次は第三野球部の番です。
しかし初日に試合をしたせいか、二回戦の相手が決まるのに少し時間がかかるようです。
ある日、第三野球部(達郎・京本・桜井除く)が外を歩いていると、とある旅館を見つけました。
そこには道三高という高校が泊まっており、旅館の裏から素振りの音が。どうやら練習中のようです。
ちょっとだけ、と白石達が覗いてみると、部員達はなかなか力が入った素振りをしています。
とその時、第三野球部の面々は、恐ろしい光景を目撃します。
なんと刃を上にし、橋のように渡した二本の刀の上を部員が裸足で歩いているのです。
監督が次の部員に刀を渡るよう指示しますが、部員は怖気ついて渡ろうとしません。
主将の伊良部が渡れない部員・木杉を庇いますが、監督は容赦なく木杉を殴ります。
あまりの練習法に、呆気に取られる第三野球部の面々。
白石と小西がつい声を漏らすと、監督が気配を感じ、見つかってしまいます。
すると監督は、これはこれは千葉の桜高の諸君、と見知った様子。
海堂が刀を津々と見つめていると、監督は指で撫でて本物だと示します。
監督はあくまで精神統一の練習だといいますが、第三野球部はドン引きです。
「甲子園はな 精神力がモノをいうんだ!
. . .
おまえら二回戦は首を洗って待っとけよ!!」
監督の衝撃発言。なんと次の対戦はこの道三高なのです。
あらゆる意味で脅威を感じる相手に、桜高の運命や如何に・・・。
- 890 :マロン名無しさん :2007/08/14(火) 23:05:14 ID:???
- 曲芸部に解明しろよw
- 891 :マロン名無しさん :2007/08/14(火) 23:08:12 ID:???
- 日本刀って引いたら斬れるんだっけ?
理屈では分かるんだけど…
- 892 :マロン名無しさん :2007/08/14(火) 23:12:38 ID:???
- 道三高校‥‥岐阜代表か?
- 893 :マロン名無しさん :2007/08/14(火) 23:26:57 ID:???
- 前回の熱くも爽やかな展開と今回とのギャップがまた何とも・・・
- 894 :マロン名無しさん :2007/08/14(火) 23:29:33 ID:???
- もちろんバットの変わりに真剣を持って打席に立つんだよな
- 895 :マロン名無しさん :2007/08/15(水) 00:20:25 ID:???
- チキンな俺は見てるだけで足の裏がムズムズしてくるよ('A`)
「※正式な指導者の適切な教えによってのみ可能な極めて危険な鍛錬法です」
ってなあ・・・この監督はどう見てもヤバそうなんだが適切なのだろうか
石井あたりにやらせたらサクサク足の裏切りそうで怖いな
- 896 :マロン名無しさん :2007/08/15(水) 00:30:39 ID:???
- 二回戦は鬼監督対決だな。
まあ桜高の方の鬼は名前だけだが……
- 897 :マロン名無しさん :2007/08/15(水) 08:16:56 ID:???
- >>895
どっかの学校が実際に取り入れてた練習だからまあ適切なんじゃねえの。
とは言ってもこの手の練習はもう10年前には姿を消してたと思っていたが。
- 898 :マロン名無しさん :2007/08/15(水) 09:25:31 ID:???
- >>896
一瞬素で「え?誰の事だっけ」と考え込んでしまった位
存在感の無くなった鬼頭監督だが
この鬼監督対決で忘れていた何かを取り戻して
部員達に「さ・・・さすが監督だぜ・・・!」と唸らせる事と俺は信じている
- 899 :マロン名無しさん :2007/08/15(水) 13:22:17 ID:???
- 道三の監督、シスコンと気が合いそうだな。
ここに五十嵐が紛れ込んで、「とっととやめちまえ!」
とか嬉々として怒鳴ってても全く違和感が無いよ。
- 900 :マロン名無しさん :2007/08/15(水) 15:04:26 ID:???
- そして後ろで「ワーハハハ!」と笑ってる指宿さん
- 901 :マロン名無しさん :2007/08/15(水) 15:10:59 ID:???
- 達郎と控えさん達は今日も一緒じゃないのか
本当にナンパ修行してる気がしてきて困るw
- 902 :マロン名無しさん :2007/08/15(水) 17:00:45 ID:???
- >>900
なんというカオスw
指宿さん、疲れてるんですか?
- 903 :マロン名無しさん :2007/08/15(水) 23:31:26 ID:???
- >>900
そのカオストリオでナンパにくりだした京本の性根を叩き直してほしいもんだ。
戎橋の上から投げ落とされてしまえばいいんだ。
- 904 :代打アラスジ :2007/08/16(木) 01:13:20 ID:???
- 第九十三話「ロボット軍団!?」
「第三野球部の皆さん! 一回戦突破おめでとーー!」
いきなり祝福の言葉と共に現れたのは、さゆり、夕子、奈保子のヒロインズ。
さゆりの登場で海堂をおちょくる白石兄。当然海堂さん直々の鉄拳制裁です。
海堂に応援を送るさゆり。小西と奈保子も密かにいい雰囲気みたいです。
そんな様子を影から眺める陸奥高の二人。
あすなろが彼らを誘うと、二人はちゃっかりとお菓子も用意済みでした。
そんな中、二人だけで部屋を抜け、中庭にてひっそりと話をする海堂とさゆり。
手術のことを海堂に伝え、さゆりは精一杯のエールを送るのでした。
小比類巻が参考に、研究のため持っていた道三高のビデオをあすなろ達に手渡します。
道三高。試合内容だけを見ればキッチリとした試合運びですが、小比類巻はある所に着目します。
ベンチで監督に叱責されるなか、力なく俯いている道三高の部員達の姿。
「みーんな顔が死んでるべ
まるで監督に操られてるロボットみてーだべ!」
――ある昼下がり。あすなろ達が涼もうと喫茶店を探していると、道三高の部員・木杉と出くわします。
監督の言いつけで買い物をしていた様子。あすなろ達は彼を誘って喫茶店に入ります。
喫茶店で楽しく会話するあすなろ達を見て、木杉はとても羨ましそうにしています。
彼自身、道三高の野球部に入って楽しいと思ったことは一度もないというのです・・・。
楽しい時間を過ごせた木杉。
しかし彼を旅館まで送ると、そこには怒気を放つ監督の姿が・・・!
門限を破った木杉に激しく喝を入れ、容赦なく中に引きずっていきます。
監督に言われるままあすなろ達も中へ入ると、その先では部員達が座禅を組み待機していました。
そして木杉がチームの規律を乱した罰として、監督は部員達を次々と殴りつけるのです!
監督が罰としての素振り千本を言い渡すと、そのまま無言で中庭に出て行く部員達。
その光景に、あすなろの中で小比類巻の言葉が反芻されていました。
――みんな・・・・監督に操られてるロボットみてーだべ・・・・
- 905 :マロン名無しさん :2007/08/16(木) 01:35:24 ID:???
- おぉぉぉぉぉぉぉさゆりちゃんキタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!!!
急に華やいだw
こっちがチャラチャラしたふいんきなのとは対照的に
道三高の方はまるで軍隊だな
- 906 :マロン名無しさん :2007/08/16(木) 03:23:14 ID:???
- そりゃやっちゃいかんだろ木杉……
- 907 :マロン名無しさん :2007/08/16(木) 09:15:30 ID:???
- これもしあすなろ達だけじゃなくてヒロインズ同伴だったら
逆さ吊りくらいはされてたな木杉
- 908 :マロン名無しさん :2007/08/16(木) 09:17:52 ID:???
- 道三は広岡氏的な管理野球か…
前回のトンデモ練習から修験者集団だと思ってた
- 909 :マロン名無しさん :2007/08/16(木) 12:29:56 ID:???
- 道三高校の野球部員カワイソス
- 910 :マロン名無しさん :2007/08/16(木) 13:04:20 ID:???
- 海堂さんの鉄拳もハンパねえぜw
いくら白石兄うざかったとはいえw
- 911 :マロン名無しさん :2007/08/16(木) 16:02:59 ID:???
- そういえば黒潮商も決勝前に座禅組んでたな・・・
あそこは監督はそんなガチガチでもなさそうだったから
むしろ主将の趣味だったんだろうなw
- 912 :マロン名無しさん :2007/08/16(木) 21:58:59 ID:???
- みんな喜べ
さゆりちゃんの手術の日海堂さんがホームラン打つフラグが立ったよ!
- 913 :マロン名無しさん :2007/08/16(木) 22:56:47 ID:???
- >>912
ここまで大して四番らしい仕事してき無いのに……
そ ん な 時 だ け 打 つ つ も り か !
- 914 :マロン名無しさん :2007/08/16(木) 23:21:24 ID:???
- 何いってる!?これまでも桑本から送りバントきめたり
五十嵐から内野安打うったりしてたじゃんか!
その両方ともサヨナラ勝ちにつながってるんだぜ!?
- 915 :マロン名無しさん :2007/08/17(金) 00:14:32 ID:???
- >>914
何その二番打者並の慎ましい仕事ぶり
むしろ「手術が心配で見逃し三振の嵐」の
フラグが立った気がしてならないんだがorz
- 916 :マロン名無しさん :2007/08/17(金) 00:55:53 ID:???
- 海堂さんの打席にあまり期待感を持てなくなったのはいつ頃からかと思って
バックナンバーを眺めていたんだが、どうも桑本にバントの構えで三振喰らってからのようだ。
んで、それ以前で海堂さんが輝いていたのはいつ頃かなあと思って
さらに読みすすめたら予選の1回戦で満塁弾打ってるのに出くわした。
ちなみにさゆりさんの応援付きだった。
もう1年以上も前の話だ…
- 917 :代打アラスジ :2007/08/17(金) 01:16:16 ID:???
- 第九十四話「道三高vs.桜高、開戦!」
大会も何日か過ぎ、今日から二回戦です。
優勝候補の聖誓を破り、今日最も注目されている桜高第三野球部。
方やその対戦相手は岐阜代表・・・・道三高校!
高校球界では名将と呼ばれる浜田監督率いる道三高と評判なのです。
しかしその実態を知っているあすなろ。いろいろと心配を抱えています。
練習でも、あすなろの球はいつも通りに走っています。
そして 「プレイボール!!」 試合開始です。
先攻は道三高、バッターは木杉。
浜田監督は早速サインを飛ばし、あすなろの第一球!
コ ン
なんと木杉はいきなりセーフティーバント!
すぐに一塁へ送球するも、見事セーフ。
まさかの初球バント。それもそのはず、道三高の機動力評価はA´。
選手全員が俊足ぞろいなのです。
続く第二球。木杉、今度はいきなり盗塁。はやくも得点圏に走者が進みます。
浜田監督がしっかりサインをとばし、送りバント。ワンナウトランナー三塁です。
ここで登場するの主砲 伊良部。しかし浜田監督の指示は・・・なんとスクイズ!
道三高校があっというまに一点を奪い、あ然となる桜高。
ここであすなろはふと、道三高ベンチに目をやると・・・
ガ ン !
浜田監督が木杉の足を蹴ったような瞬間を見てしまったのです。
道三高、ベンチ裏。木杉の勝手な盗塁に腹を立て、浜田監督は木杉をひたすら殴ります。
指示通りにさえ動けばそれでいい。それが監督の考えのようです
しかしながら道三高の一点先取。この回は果たして・・・・?
- 918 :マロン名無しさん :2007/08/17(金) 01:26:34 ID:???
- あまりの速攻に俺もア然としています
しかし機動力も武器とするチームで選手の足蹴りつけるってなあ・・・
>>916
予選の1回戦なんて30点コールドのバカ試合じゃないか!ヽ(`Д´)ノ
と思って俺も読み返してみたよ
それ以前に輝いてたのは
一軍再戦での強烈なセンター返し!が京本に素手で捕られてピッチャーライナーに
・・・
それ以前に輝いてたのは
さゆりさんにビンタ食らった後の三塁打だった
- 919 :マロン名無しさん :2007/08/17(金) 01:41:33 ID:???
- 道三高校……
確かに見事な奇襲速攻ではあるが……
盗塁、送りバント、スクイズ……
少しは警戒しろよ!キャッチャーとか監督は!
- 920 :マロン名無しさん :2007/08/17(金) 02:47:23 ID:???
- 雑魚かと思ってたらトップかよ木杉w
レギュラー級で初体験だったということは
あの日本刀歩きはいつもやってるんじゃなく、多くても年に数回しかしてなさそうだな。
昨年の四強で、一回戦バカ勝ちしてる強豪相手に気合いを入れる為だったのかな。
- 921 :マロン名無しさん :2007/08/17(金) 06:53:01 ID:???
- 試合開始早々駿足を見せつけた相手に対して
毛ほども盗塁を警戒しないキャッチャーってあんた……。
- 922 :マロン名無しさん :2007/08/17(金) 07:34:06 ID:???
- この人、自分はバント多用するくせに守備では無警戒だよな
ニヤニヤに決められるわ伝家の宝刀にはやられまくるわ浅香にやられるわ……
これが11試合目だと思うが一回しか防いでないだろ
- 923 :マロン名無しさん :2007/08/17(金) 09:42:55 ID:???
- その一回とは京本のことか……
- 924 :マロン名無しさん :2007/08/17(金) 09:54:59 ID:???
- >>920
>昨年の四強
その発想はなかったわw
そういやそうだった
そう考えるとトンデモに見えてけっこうまっとうな練習・・・
いやいやいやいや
- 925 :マロン名無しさん :2007/08/17(金) 10:05:23 ID:???
- 海堂さんて置物だよね
監督もだけど・・・・・・
- 926 :マロン名無しさん :2007/08/17(金) 11:23:45 ID:???
- 四番打者としてだけでなく
捕手としての信頼まで揺るぎつつある海堂さん
ついこの前「好リード&奇策で檜のノーノーを強力にアシスト」
したばかりだというのに・・・!
- 927 :マロン名無しさん :2007/08/17(金) 11:51:09 ID:???
- 一歩進んで二歩下がるのが俺達の海堂さん
- 928 :マロン名無しさん :2007/08/17(金) 11:58:40 ID:???
- えっそれ最終的には後退するばかりだよ!!
- 929 :マロン名無しさん :2007/08/17(金) 16:32:55 ID:???
- この試合が始まる前まではそれなりに守備面では貢献してたのになあ。
ピッチャーデブで急場をしのいだりメンタル弱いあすなろに喝を入れたり。
このまま行くといよいよキャッチャー桜井の出番だな。
- 930 :マロン名無しさん :2007/08/17(金) 17:34:40 ID:???
- 道三高校、成功してもあれだけ折檻されるんだから
失敗してたらどんな責め苦が待ち受けてたかと思うとガクブルする
- 931 :マロン名無しさん :2007/08/17(金) 19:02:11 ID:???
- >>928
だから俺たちの海堂さんは常に後ろ向きなんだよ!!
- 932 :代打アラスジ :2007/08/17(金) 23:08:24 ID:???
- 第九十五話「超魔術? 浜田の采配」
一回の表に道三高校は早くも一点先取。ツーアウトながら次の打者は四番、浜村。
あすなろも落ち着いて打ち取ろうとしますが、なんと四番がセーフティーバント!
四番ながら足も速く、一塁セーフ。さすが機動力Aダッシュの高校です。
次の投球で、ランナーは盗塁! 見事に二盗を決められ、あすなろも浮き足立ち始めます。
三連続ボール。焦るあすなろを見て、浜田監督がまた指示を飛ばします。
四球目、なんとランナーがまた盗塁!さらに気をとられたあすなろの球は暴投ぎみ。
三塁への盗塁も許し、さらにフォアボール。ツーアウトながら一・三塁です。
マウンドに内野を集め、あすなろを落ち着かせようとする海堂。
すると浜田監督はある作戦を敢行、ランナーにサインを飛ばします。
一塁ランナーが大きくリードを取り始め、一塁に細かくケンセイ。
海堂も相手の作戦に考えを巡らします。足を使って点を入れようとする手となると・・・・
「!」 ここで海堂は何かに感づき、タイムであすなろに新しい指示を出すのです。
「今度はバッターだけに集中しろ!
とにかく走らせてかまわん! バッターにだけ集中しろ!」
いまだ落ち着きを取り戻せないあすなろですが、海堂に従ってバッターに集中します。
足を上げ、投げる。すると直後に、一塁ランナーが二塁へ走ったのです!
キャッチャーへボールが届いても、まだ一 二塁間の半分も行っていません。
送球に備えてあすなろが屈み、海堂はセカンドへ送球――。
その時! 三塁ランナーがホームへ突っ込んで来ました!
わざと一塁ランナーを一 二塁間に留めさせ、タッチの前にホームインさせる。
これが浜田監督の狙いだったのです、が…!
なんと海堂の送球は低く、ちょうどしゃがんだあすなろに向かって投げられていました。
捕球したあすなろにホームへ返球するよう指示を出す海堂。
あすなろもすぐに投げ返し、見事ホームでランナーを差すのです。
せっかくの作戦も選手の足が遅かったせいだと浜田監督はご立腹。四番打者でも容赦なく蹴り入れです。
「さあ 今度はオレ達の番だ!! のびのびと野球やって 点 返そうぜ!!」
- 933 :マロン名無しさん :2007/08/18(土) 00:54:06 ID:???
- いくら評価急下降の海堂さんでもさすがに
こんな見え見えのオトリ盗塁に引っかかるほどダメじゃなくてよかった
安心したw
あすなろの方が相当テンパッてたんで
うっかり避けたりでもしたらどうしようかとは思ったがw
- 934 :マロン名無しさん :2007/08/18(土) 01:01:20 ID:???
- 海堂さんはやれば出来る子
- 935 :マロン名無しさん :2007/08/18(土) 01:12:17 ID:???
- いつもやれよw
- 936 :マロン名無しさん :2007/08/18(土) 06:00:55 ID:???
- こんな見え見えの策に引っかかる海堂ではなかったか
しかし浜田ヒドス
- 937 :マロン名無しさん :2007/08/18(土) 06:08:52 ID:???
- こんなんに引っ掛かるような所が甲子園に来れるわけないだろ……
でも1イニング3盗塁はやられすぎだぞ。記録モノじゃないか?
- 938 :マロン名無しさん :2007/08/18(土) 06:53:21 ID:???
- 海堂さん学習能力なさ杉w
- 939 :マロン名無しさん :2007/08/18(土) 13:34:41 ID:???
- >>937
1人の選手に1イニングで二盗、三盗、本盗くらったチームもあるから
そこまで価値のある記録でもないぞ
- 940 :マロン名無しさん :2007/08/18(土) 13:46:31 ID:???
- >>939
海堂さんがその輝かしいダメ記録を更新したらどうしよう><
- 941 :マロン名無しさん :2007/08/18(土) 17:06:51 ID:???
- >>939
俺は逆に俊足兄弟にそれぐらいの働きを期待してたんだが
期待してるうちに連載ももう100話近くまで来た(´・ω・`)
- 942 :代打アラスジ :2007/08/19(日) 01:52:26 ID:???
- 第九十六話「管理野球の神髄」
道三高一回の表、一点先取。攻撃は桜高に移り、一番、白石兄です。
自信満々の白石兄ですが、浜田監督は不敵に笑みを浮かべサインを出します。
道三高ピッチャー西本。彼の投げる球は、白石兄にするとさほど驚くほどのものではありません。
三塁線ギリギリのバントを繰り出し、絶好のチャンス・・・・が、サードがすぐに捕球。
すでにホーム近くまで来ており、楽々アウトを取られてしまいます。
続く白石弟も内角を思い切り引っ張りますが、
守備位置を変えていたセカンドにライナーに真正面で取られアウト。
なんとは浜田監督は一球ごとにベッテリーへサインを送り、
そして同時に野手の守備位置まで指示しているようです。
真の相手は道三高ではなく、浜田監督なのでは・・・
やはりあすなろの脳裏に、小比類巻の言葉が思い返されるのです。
――監督に操られたロボットのようだと。
ツーアウトで向かえるバッターは三番、達郎。
しかし浜田監督は勝負を避けて敬遠。そして次の打者、海堂までも敬遠してしまうのです。
あすなろはデータによれば、前の二人に比べてヒットの確率が低いようなのです。
さらに浜田監督は、あすなろに対する秘策も用意していたのです。
一本足打法。つまりあすなろは典型的なプルヒッター(よく引っぱる打者)なのです。
気負えば気負うほど、引っぱりにくる。
浜田監督の読みどおり、あすなろは打球をレフト線へ引っぱっていきました。
強烈な打球、しかし―― 『 バ シ イ ッ 』 ――アウト!
なんと外野手、内野手の全てが極端にレフト方向に寄った、対あすなろのシフトをひいていたのです。
レフト線ギリギリの打球は、ただのレフトライナーとなってしまいました。
(お前らなんぞ思いのままだ!!
ワシのいうとおり選手が動けば点など与えるわけがない!!)
- 943 :マロン名無しさん :2007/08/19(日) 03:31:04 ID:???
- おお・・・さすがにのびのびと30点取るとかいうわけにはいかんねw
しかし配球まで全球ガチガチに管理してるんじゃこれヒット一本でも打たれたら
バッテリーフルボッコにしそうな勢いだな浜田
- 944 :マロン名無しさん :2007/08/19(日) 07:09:45 ID:???
- まさか海堂さんを敬遠するとは
- 945 :マロン名無しさん :2007/08/19(日) 07:13:42 ID:???
- 過大評価です監督
- 946 :マロン名無しさん :2007/08/19(日) 08:10:07 ID:???
- 海堂は安パイだろ………
- 947 :マロン名無しさん :2007/08/19(日) 11:50:16 ID:???
- 海堂なんか流し打ちばっかなんだから、それこそシフトしけばいいのでは……
- 948 :マロン名無しさん :2007/08/19(日) 14:02:00 ID:???
- のびのびとボテゴロを打つ俺たちの海堂さんが見たかったのに!
浜田のバカ!
- 949 :マロン名無しさん :2007/08/19(日) 17:41:27 ID:???
- せっかく浜田監督が気合入れて厳しい海堂シフトを敷いても
海堂さんがのびのびと投ゴロ打つとお互い気まずいな
- 950 :代打アラスジ1/2 :2007/08/19(日) 23:22:03 ID:???
- 第九十七話「浜田野球の死角?」
六回まで、依然1対0。道三高がリードしたままです。
桜高も道三高の投手から7安打と打ってはいるものの、
その絶妙な守備配置に、達郎でさえ内野ゴロを喫してしまうのです。
対するあすなろも、一回に点を取られた後はきっちり抑えています。
回を追うごとにキレが増すピッチング。
たしかに追加点は難しい・・・と浜田監督も感じていますが、
点さえ与えなければウチの勝ちだと、その自信は揺るぎないもののようです。
とうとう七回裏。この回、桜高は海堂から・・・・ですが、やはり敬遠。
海堂のホームランに警戒し、ここでも浜田監督は徹底した敬遠策をとります。
次のバッターはあすなろ。
そして再び、野手が極端にレフト方向へ移動するあすなろシフトがしかれます。
ライトへ流すにも、徹底した内角攻めでとてもできそうにありません。
三球目。これも内角ですが・・・・業を煮やし、あすなろは打ちます!
しかし球は三塁線を外れたファール―― 『 バ シ イ ッ 』 ――アウト、です。
なんとサードがあらかじめファールグラウンドに飛び出し、真正面でとってしまったのです。
あすなろも打ちとられ、続くバッターは小西。
彼の登場に、会場も落胆。この回はもう絶望的か・・・・?
予想通り、小西はめちゃくちゃなスイングでヒットすら打てそうにありません。
すると斉藤がタイムをとり、小西にアドバイスを与えます。
それは古く、元東映フライヤーズの大杉選手の話です。
彼がスランプに陥った時、打撃コーチの「月に向かって打て!」という一言で打撃開眼したそうです。
そこで斉藤も、小西にあるアドバイスを送ります。
- 951 :代打アラスジ2/2 :2007/08/19(日) 23:23:08 ID:???
- 月ではなく太陽、小西にとっての太陽にむかって打てとのこと。つまり・・・・
「あのレフトスタンドで応援している君の恋人・・・・
「奈保子ちゃんに向かって打て」なんだな!!」
この一言に、小西もいきなり火がつきます。
奈保子ちゃんがレフトスタンド・・・小西の考えは一色となりました。
投げられた球は外角高め。打てる球ではありませんが・・・・!
(奈保子ちゃんに・・・・)「むかって打て――っ!!」
強引に、小西はクソフォームで打っていきました。
平凡なレフトフライに終わると思われたその球は――
ポ ー ン
――レフトスタンドに。逆転ツーランホームランです。
データどおりに投げさせたはずの浜田監督は驚きを隠せません。
湧き上がる歓声の中、レストスタンドにいるはずの奈保子に向かってアピールする小西。
ですが、その彼女は一塁側の応援スタンドで夕子達と一緒にいたのです。
・・・・今も小西は気付いていませんが。
「ウ ウソも方便なんだな」
なにはともあれ、2対1。第三野球部、ついに逆転です!
- 952 :マロン名無しさん :2007/08/20(月) 01:46:18 ID:???
- さすがの浜田監督も「小西は恋愛効果で輝くよ」なんてデータまでは持ってなかったかw
この調子なら「斉藤はボケって言われるとキレて打つよ」データも無さそうだから
誰か口走るかもしれないな
カギは下位打線か!!
- 953 :マロン名無しさん :2007/08/20(月) 08:13:38 ID:???
- だったら甲子園から天秤打法に変わった石井や
出番の少ない桜井・京本なんかは大チャンスじゃないか。
ついに京本にも出番が来るのか?
- 954 :マロン名無しさん :2007/08/20(月) 09:06:15 ID:???
- 本来ならこういう場面でこそ
今までのデータの少ない控えトリオの出番なんだが……
- 955 :マロン名無しさん :2007/08/20(月) 09:54:54 ID:???
- 小西のクソフォームがちょっとかっこいい件について
- 956 :マロン名無しさん :2007/08/20(月) 10:21:25 ID:???
- >>954
ちょっと待て
いつの間に夕子さんまでベンチ入りしてたんだ
- 957 :マロン名無しさん :2007/08/20(月) 11:52:39 ID:???
- 夕子さんは貴重なおっぱい要員だからな
ってもうボケにボケがかぶって
どこから突っ込んでいきゃ収まるやらw
- 958 :マロン名無しさん :2007/08/20(月) 14:34:14 ID:???
- >―レフトスタンドに。逆転ツーランホームランです。
>データどおりに投げさせたはずの浜田監督は驚きを隠せません。
よりによってHRって・・・殺される(((( ;゚Д゚)))
道三バッテリー逃げて超逃げて!
- 959 :マロン名無しさん :2007/08/20(月) 18:16:45 ID:???
- >>958大原部長みたいに真剣を振り回してバッテリー追い回す監督が思いうかんだw
しかしデ−タのない部分で叩きのめすパターンか。
これまで小西に安打シーンがないのが効いてるな。
- 960 :代打アラスジ1/2 :2007/08/21(火) 01:01:20 ID:???
- 第九十八話「木杉ふたたび」
子西のホームランで2対1。ついに逆転です。
八回表。浜田監督はさっそく逆転を狙い、打者の木杉にバントのサインを送ります。
しかし木杉は監督に蹴られた足の傷が痛んでおり、とても全力疾走ができません。
バントをとろうとした寸前、木杉はバットを引いてバスターに切り替えます。
これが右中間を破り、長打コースになると思われたのですが、木杉は二塁までに留まります。
次の打者が再び右中間手前、ギリギリのところにテキサスヒット。
判断よく飛び出した木杉がホームイン。あっというまに同点となってしまいました。
ベンチに戻ると、浜田監督は主将の伊良部とともに木杉をベンチ裏に呼び込みます。
そして鉄拳制裁。バントの指示を無視され、やはり浜田監督は腹を立てていたのです。
これに木杉は、監督に蹴られた足が痛くて・・・・とつい言い訳。
浜田監督の怒りはさらに高まり、木杉はとことん殴られてしまいます。
その怒りの矛先は、主将である伊良部にも向くのです。
きさまの教育がなっていないからこういうことがおきる。そういって一歩前に出ろという監督の指示に・・・・
「もう・・・・たくさんだ・・・・・・」
主将伊良部は刃向かいます。俺たちには俺たちの意思があると。
口答えする伊良部に浜田監督は殴りかかりますが、なんと伊良部が逆に殴り返します!
そして伊良部はある事実を暴露するのです。
浜田監督は選手のためでなく、自分の為に高校野球をやっていると。
ある日偶然、伊良部は見てしまったのです。
同じ県内の新設私立校の関係者に、5千万でスカウトされているところを。
それに浜田監督は、甲子園の結果次第で更に色をつけるよう要求していたのです。
これからはオレ達の好きな野球をやらせてもらう!そう力説する伊良部に、監督は再び殴りかかりますが・・・・
その後ろに、道三高のナイン達の姿が。生気がなかった目に光も戻っています。
甲子園はオレ達のもんだ!―――そう言って、彼らはあれよあれよと監督を縛ってしまい・・・・。
ベンチから出てきた道三高。その顔は死んだものなどではなく、実に生き生きとした表情になっていました。
- 961 :代打アラスジ2/2 :2007/08/21(火) 01:02:20 ID:???
- その頃の監督
「ウググーーーッ!」
- 962 :マロン名無しさん :2007/08/21(火) 01:27:47 ID:???
- ちょwww仮にも監督しばりあげんなwww贅沢にレス使ってるし。
- 963 :マロン名無しさん :2007/08/21(火) 01:27:47 ID:???
- えええええw 道三クーデターktkr
_ ∩
( ゚∀゚)彡 伊良部!伊良部!
⊂彡
もう何パターンか浜田采配とお仕置き披露かと思ったけど
伊良部けっこう早く爆発したな・・・とはいえ気付いたらもう8回まで来てるのか
この期に及んで同点にされちゃうわ道三高はイキイキしてきたわで
この展開だと延長突入するかもなあ
- 964 :マロン名無しさん :2007/08/21(火) 03:31:59 ID:???
- こういう展開って今までよりも強くなるんだが
結局負けちゃうんだよな
- 965 :マロン名無しさん :2007/08/21(火) 09:54:22 ID:???
- 縄を持ってくる部員のなんとハツラツとしていることw
- 966 :マロン名無しさん :2007/08/21(火) 11:50:45 ID:???
- そりゃたまってただろうからなあ・・・よく縛るだけで済んだもんだw
- 967 :マロン名無しさん :2007/08/21(火) 12:15:53 ID:???
- とっさの切り替えなのに終盤のあすなろから外野破るなんて
木杉ってすげえんじゃね?監督に逆らったことは必ずイイ結果になってるし
この漫画で最高の1番だろ
- 968 :マロン名無しさん :2007/08/21(火) 14:46:22 ID:???
- なんといってもサブタイに名前が出る程の選手だからな!
えらく雰囲気出してるかっこいいサブタイに、
最初「木杉何様wwww」とか思ったけどw
- 969 :マロン名無しさん :2007/08/21(火) 15:08:09 ID:???
- 気になったので、サブタイに名前が入ってるのを拾ってきた。長文すまん。
レギュラー陣でも名前が出てないキャラも多いし、
これを見ればいかに木杉が凄いか分かるはずだ!
第十三話「最強の六番打者桑本」
第十九話「鬼頭さゆりの病気」
第二十二話「あすなろの欠点」
第二十四話「海堂の悩み」
第三十五話「京本の秘策」
第四十二話「怒りの斉藤輪大」
第四十三話「坂口の決め球」
第四十六話「桑本の謎」
第四十七話「桑本登場」
第四十八話「エース桑本!絶好調」
第五十話「サード、大穴、石井君」
第五十二話「炎の根性男(ガッツマン)高橋」
第五十五話「あすなろ対桑本、どたん場の勝負」
第六十四話「五十嵐のお姉さん」
第六十八話「五十嵐の執念」
第六十九話「所沢部長の好アドバイス」
第七十話「五十嵐の不敵な笑い」
第七十一話「高橋、大ピンチ」
第七十二話「高橋の穴をみんなで埋めろ!!」
第七十四話「あすなろの熱投」
第八十話「石井君の悩み」
第八十一話「石井君のマル秘特訓用グローブ」
第八十二話「勝負!あすなろVS石井」
第八十八話「あすなろ、乱調!!」
第九十五話「超魔術? 浜田の采配」
第九十七話「浜田野球の死角?」
第九十八話「木杉ふたたび」
あと結構石井が愛されていることも分かったw
- 970 :マロン名無しさん :2007/08/21(火) 18:09:32 ID:???
- 「サード、大穴、石井君」 って愛か?w
- 971 :マロン名無しさん :2007/08/21(火) 18:47:10 ID:???
- >>965-966
>>259-261
やはり指宿さんは入るべき高校を間違えたと思うんだ
- 972 :マロン名無しさん :2007/08/21(火) 18:51:19 ID:???
- 今気づいた。
こ の 試 合 、 ナ イ ス ガ イ が 何 も し て ね え
- 973 :マロン名無しさん :2007/08/21(火) 22:10:19 ID:???
- >>969を元にタイトル登場回数をまとめてみた。
5回:あすなろ、桑本
4回:石井
3回:高橋、五十嵐
1回:8人
地味に桑本の回数もすげえ
- 974 :マロン名無しさん :2007/08/21(火) 22:14:39 ID:???
- 桑本主役級かよ、愛されすぎだろ
そしてこんなデータですらパッとしない海堂さん・・・
- 975 :代打アラスジ1/2 :2007/08/21(火) 23:04:09 ID:???
- 第九十九話「道三高の変身」
道三高、二対二の同点に追いつきました。ここで道三高は恐ろしく変わったのです。
打順はキャプテンの伊良部。海堂は今までを考え絶対にバントだと踏みますが、
伊良部は予想に反し、思い切り振ってきたのです!
観客席へ大きくファール。あわやホームランになるところでした。
この三年間、浜田監督のいいなりで一度も楽しいと感じたことがない。
けれど今、その失っていたものをとり戻してやる!
その思いで振られた伊良部のバットは、見事ヒット!
球をライトへ思いきり飛ばし、フェンス直撃です。
一塁ランナーはホームイン。小西が急いで返球しようとしていると、
なんと伊良部は二塁を蹴っています!三塁まで狙っているのです。
「強肩の小西」と自負する小西にとって、これは屈辱です。
小西はサードへ返球。肩書きに負けぬ球の速さですが・・・!
「う・・・・ おおお―――っ!!」
⊂(゚Д゚,,⊂⌒`つ≡≡≡ ザ ザ ー ッ
伊良部の、全力のヘッドスライディング!
判定は・・・・アウト。おしくもタッチアウトとなりました。
それでも伊良部は満面の笑みを浮かべ、満足そうです。
「気持ちのいいもんだな
思い切り打って走って・・・・ やっぱり野球は楽しいや」
ベンチに戻る伊良部を、部員達は拍手で迎えます。
そこには確実に、野球の楽しさを噛み締めている人間達がいたのでした。
- 976 :代打アラスジ2/2 :2007/08/21(火) 23:06:18 ID:???
- その頃の監督
「 ・・ ・・ ・・ 」
ずっとこのまんま
- 977 :マロン名無しさん :2007/08/21(火) 23:46:29 ID:???
- まだ監督縛られたままなのかw
ところで今までがバントならここもバントと安易に考えるキャッチャーってダメだと思うんだ。
- 978 :マロン名無しさん :2007/08/22(水) 00:10:33 ID:???
- ちょwwwまた2/2あんのか監督のためだけにw
なんという放置プレイ
- 979 :マロン名無しさん :2007/08/22(水) 01:49:42 ID:???
- >>977
絶対とか言っちゃってるしな('A`) おおもう、どこからその自信が・・・
仮にもクリンナップの一角ですよ?
めっさ長打打たれてるしorz
ここまで来てまんまと逆転されてるし、どうしたらいいのやら
- 980 :マロン名無しさん :2007/08/22(水) 05:25:04 ID:???
- これは桜井さん浮上フラグ!!!
- 981 :マロン名無しさん :2007/08/22(水) 07:10:31 ID:???
- 海堂さんはもう少し疑い深くなれよ
- 982 :マロン名無しさん :2007/08/22(水) 09:04:08 ID:???
- 海堂さんは生まれたての赤子のように純粋なんだよ
- 983 :マロン名無しさん :2007/08/22(水) 13:21:17 ID:???
- >>972
なんだと、それは一大事だ!!
見せ場のズサーッまで伊良部に奪われてしまったし、
負 け る か も
- 984 :マロン名無しさん :2007/08/22(水) 14:51:23 ID:???
- >>961
>>976
なんか静かになっちゃったな
大丈夫ですか監督、息してますか
- 985 :マロン名無しさん :2007/08/23(木) 00:14:48 ID:???
- (-人-) i~
- 986 :マロン名無しさん :2007/08/23(木) 09:18:58 ID:NbxFkXHC
- 14
- 987 :マロン名無しさん :2007/08/23(木) 10:52:20 ID:???
- ところでそろそろ楽屋裏に移行しても良いんじゃね?
- 988 :マロン名無しさん :2007/08/23(木) 11:11:16 ID:???
- 次レス立てて誘導貼ってからの方がいいかも
立てようか?あらすじさん帰って来てから任せたほうがいいかな
- 989 :四番投手アラスジ :2007/08/23(木) 11:21:23 ID:???
- ご迷惑をおかけしています。
新スレ立てました。
http://anime2.2ch.net/test/read.cgi/csaloon/1187835526/l50
以下、楽屋裏↓
- 990 :マロン名無しさん :2007/08/23(木) 12:10:05 ID:???
- 乙ですた。
まさかここまで海堂がネタになるとは……。
- 991 :マロン名無しさん :2007/08/23(木) 13:27:42 ID:???
- おかしいな、昔アニメで観た頃はもっと頼りがいもあって、
カッコイイ印象しかなかった・・・
どうやら玄田声にだまされていたようなんだぜ。
- 992 :マロン名無しさん :2007/08/23(木) 13:55:20 ID:???
- アニメはCM明けのチアガール軍団の印象が強すぎて他の場面をあまり覚えていない。
たしか黒潮商で京本が先発したんだっけ?
- 993 :マロン名無しさん :2007/08/23(木) 15:25:50 ID:???
- そうそう
デブがひろし気遣ってセンター寄りに守ってたら
ライトに落とされるシーン
「余計な事しやがって!」って怒ってんのw
ものすごく京本らしくて秀逸だったww
- 994 :マロン名無しさん :2007/08/23(木) 16:32:52 ID:???
- あらすじ氏、代打氏乙です。
原作未読なので自分のレスが雰囲気壊してないか不安です。
住民の皆様これからも宜しくお願い致します。
- 995 :マロン名無しさん :2007/08/23(木) 17:13:43 ID:???
- 995
- 996 :マロン名無しさん :2007/08/23(木) 17:14:54 ID:???
- 996
- 997 :マロン名無しさん :2007/08/23(木) 17:16:08 ID:???
- 997
- 998 :マロン名無しさん :2007/08/23(木) 17:17:52 ID:???
- 998
- 999 :マロン名無しさん :2007/08/23(木) 17:19:15 ID:???
- 999
- 1000 :マロン名無しさん :2007/08/23(木) 17:20:27 ID:???
- 1000
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もう書けないので、新しいスレッドを立ててくださいです。。。
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