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エルナサーガ連載中
1 :あらすじ精霊 :2006/05/09(火) 00:00:23 ID:???
月刊ガンガンファンタジー平成5年4月号にて「聖戦記エルナサーガ」という漫画が掲載された。
この漫画について語ろうじゃないか。
なお、この漫画は作者が魔精霊法で狂漫画家(ベルセルク)となることで
2日に1話ずつの速度で連載されるようだ。
ときどき魔精霊法が解呪されて休載になったり、
重度狂漫画家(アルヴァーリスト)にパワーアップして1日1話更新になる事もあるが気にしないでくれ。

ちなみに今日は月刊ガンガンファンタジー平成5年4月号の発売日だ。

連載中スレの楽屋裏 第13幕
http://comic6.2ch.net/test/read.cgi/csaloon/1146115413/

連載中スレまとめサイト
http://rensaityu.bufsiz.jp/
連載中スレまとめWiki
http://rensai.qp.land.to/index.php?FrontPage

2 :マロン名無しさん :2006/05/09(火) 00:00:40 ID:hc+JkuMl
姉妹スレ:
ドラゴンボール連載中 二十四星球
http://comic6.2ch.net/test/read.cgi/csaloon/1146494180/l50
キン肉マン連載中 第20ラウンド
http://comic6.2ch.net/test/read.cgi/csaloon/1146234664/l50
GS美神 極楽大作戦!! 連載中 その7
http://comic6.2ch.net/test/read.cgi/csaloon/1146550000/l50
幽☆遊☆白書連載中 2発目
http://comic6.2ch.net/test/read.cgi/csaloon/1146329784/l50
YAIBA(ヤイバ)連載中 第01話
http://comic6.2ch.net/test/read.cgi/csaloon/1143900044/l50
寄生獣連載中 6食目
http://comic6.2ch.net/test/read.cgi/csaloon/1147018283/l50
天使禁猟区連載中
http://comic6.2ch.net/test/read.cgi/csaloon/1143817763/l50
突撃!パッパラ隊連載中
http://comic6.2ch.net/test/read.cgi/csaloon/1132923792/l50
封神演義連載中 第13部(連載終了、ただいま座談会)
http://comic6.2ch.net/test/read.cgi/csaloon/1141469772/l50
一清&千沙姫シリーズ連載中(連載終了、ただいま座談会)
http://comic6.2ch.net/test/read.cgi/csaloon/1134653089/l50

3 :マロン名無しさん :2006/05/09(火) 00:00:43 ID:???
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4 :マロン名無しさん :2006/05/09(火) 00:01:17 ID:???
はるか昔…極北の地よりフレースヴェルグという魔獣が現れ
その長大な翼で魔風を起こし 人々を滅亡の淵へと追いこんだことがあった…
そのとき一人の勇者が現れ 死闘のすえ北の魔境に魔獣を葬った
しかし魔獣(フレースヴェルグ)は屍となってなお その傷口より魔風を吐き続けた
そこで勇者はノルズ山の頂に彼の封魔剣…聖剣(グランテイン)を突き立てた
魔風は剣をよけて東西に別れ…風下に広大な「守られた土地」が生まれた
これが この世界(ギムレー)の始まりである

   第1話 光の王 闇の姫御子

伝説から時は流れ――
ノルズ山の麓に位置する大国アーサトゥアルは、王家の祖が勇者の子孫であるという伝説を根拠に、
自ら世界の盟主を名乗り、他国への干渉を始めていた。
その、アーサトゥアルの王宮。
アトリという少年に連れられ、一人の少女が木々を伝って王宮から抜け出そうとしていた。
少女の名はエルナ。
アーサトゥアルの新王・エイリークの従妹である。
エルナの友人であるアトリは、最近エルナに元気がないことを心配し、
自分と友人たちが見つけた隠れ家へエルナを案内しようとしていたのだ。
木の上から空を見上げるエルナ。
こうして見ると、敵国であるアンサズとさえひとつづきの空の下なのに…
自分が大人だったら敵をビシバシやっつけてやるのに、とはしゃぐアトリを、
戦争はそんな簡単なものじゃないとエルナは諌める。

「今この時間にも 誰かが命を落としているかもしれないんだから…」

エルナの言葉どおり、同時刻、前線では多くの命が失われていた。

5 :マロン名無しさん :2006/05/09(火) 00:01:31 ID:???
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6 :マロン名無しさん :2006/05/09(火) 00:02:10 ID:???
「おうらーっ 蹴ちらせーっ」

指揮官の号令の元、突撃してアーサトゥアルの陣営を蹴散らすアンサズ軍。
アンサズの指揮官の名はシャールヴィ。
アンサズの第9王子にして、「不死身のシャールヴィ」と仇名される将軍である。
将軍でありながら軽装で自ら先陣を駆け、戦斧で次々とアーサトゥアル兵を首を刎ねてゆくシャールヴィ。
その鬼神のような戦いぶりに、アーサトゥアル軍は算を乱して潰走をはじめる。
軽率な行動をたしなめる側近の声を無視し、シャールヴィは追撃のため、魔法の詠唱を開始する。

「打て(スート) 雷撃(ソールスラーグ)」

強烈な雷撃の魔法が一瞬にしてアーサトゥアル軍を焼き払い、戦の勝敗は決した。

シャールヴィの魔法の雷は、遠くアーサトゥアルの王宮からも見えていた。
戦争をなくすことができる。先日、そう話を持ちかけられたことをエルナは思い出す。
持ちかけてきた相手は大魔導士(ブレスト)ヴァーリ。
冷たい目で微笑みながら、ヴァーリは言ったのだ。
エルナの協力さえあれば、全ギムレーをアーサトゥアルが統一できる。そうすれば戦もなくなる、と。

「私の… 力…」

それで世界を統一して…それが本当の平和なのだろうか…
エルナが物思いに沈んでいる間に、アトリはエルナに仕える侍女である母親に見つかっていた。
アトリの母親はエルナの姿も見つけ、男の子のような格好で木の上にいることに悲鳴を上げる。
追いかけてくる母親から逃げ出そうと、魔法を使って木の上から飛び降りるアトリ。
自分に続くようにアトリはエルナを促し、エルナも笑顔でそれにうなずく。
しかし、エルナは。
忘れていたことを思い出し、慌てるアトリ。
魔法を使うことなく飛び降りたエルナは、アトリのように着地できず茂みの中に落下した。

「そーだった エルナは魔法が使えないんっだーーっ」

7 :マロン名無しさん :2006/05/09(火) 00:02:17 ID:???
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8 :マロン名無しさん :2006/05/09(火) 00:03:10 ID:???
絵は立派。でもすぐ見慣れてきて意味なし。
話は本格的。でも展開が重くてカッタルイ。
主題は崇高。でも崇高過ぎて共感できず。
エルナサーガは結局、意余って力不足の一言に尽きる。
なんか一見良さげな見かけにダマされるな。

9 :3/5 :2006/05/09(火) 00:03:49 ID:???
魔法ナシで飛び降りるなんてどうかしてると呆れるアトリに、
エルナは魔法を使えないことを忘れてくれているのが嬉しくて悪ノリしてみたのよ、と微笑む。
小さいころからずっと、陰でヒソヒソ言われたり、妙に気づかってくれたり、そればかりだったから。
今までありがとうとエルナが子供たちにお礼を言ったとき、アトリの母親が追いついてきた。
今日は、旅立ちを前に新王エイリーク様にご挨拶に上がられる日。
王宮に連れ戻されるエルナを、アトリはわけもわからず見送ることしかできなかった。

シャールヴィは側近からエルナが魔法を使えないことを聞き、驚きを露わにしていた。
そんな人間がいるのか。しかも王族に。
クズみてえなもんじゃねーか、気味の悪い。
魔法を使えることが当たり前の世界の人間として、率直な感想を漏らすシャールヴィ。
そのかわり、エイリーク王子は光の王と呼ばれ世界一の魔力との噂ですが。
そう続ける側近に、一番は俺だと主張することも忘れない。
そうしてシャールヴィたちが陣に帰参したころ、アンサズ軍の魔導士長ハヴルの元に、
一匹のコウモリがアーサトゥアルより一つの報せを携えて舞い戻ってきていた。

玉座の間に赴いたエルナを迎えたのは、エイリークとヴァーリだった。
アンサズの間者と思しきものを捕らえたので、囮を立て、出発の時刻も変更することを告げるヴァーリ。
いまだに気の進まない様子のエルナに、ヴァーリは苦笑とも冷笑ともつかない表情になる。
今、アーサトゥアルはかつてない危機に立たされている。
魔境から吹き付ける魔風の影響によって作物の生産が落ち、辺境には魔物まで出没するようになった。
積極的に討って出る以外、アーサトゥアルを衰退から救う道はない。
民をお見捨てになりますか、というヴァーリの問いを、エルナは強く否定する。
脳裏に浮かぶのは、自分を特別扱いしないでくれたアトリたち。
しかし、彼らを守るための方法は、あまりにも恐ろしいものにエルナには思えた。
救いを求めるように、エイリーク王子も同じお考えなのですか、と問いかけるエルナ。

「我が国は窮しておる
 自分が他の何に役立つというのか 考えてみるがいい エルナ」

苦い表情ながらも冷たく言い切られたその言葉に、エルナは激しいショックを受けるのだった。

10 :マロン名無しさん :2006/05/09(火) 00:03:57 ID:???
最後まで読みましたが、最後の最後でSF入ってたので少し萎え。
あとは良かった。

どうでもいいけど、エルナはエイリークの死はどうでもいい訳か?
ヴァーリが異母兄という事も知らず終い・・・その事を聞いたエルナの反応が見たかった。

11 :4/5 :2006/05/09(火) 00:04:39 ID:???
一方、アンサズの陣営では、シャールヴィが側近から叱責を受けていた。
先駆けなどしてもしものことがあったらどうするのかと言う側近に、
第9王子だからいーんじゃない、と冷めた口調で自虐的な言葉を返すシャールヴィ。
ハラルド王は決してそのようにお考えではないと側近は言い募るが、
そのとき、ハヴル魔導士長が報告のためにシャールヴィの陣幕を訪れた。

戦争が終わる。アンサズが負ける。
エルナという、ただ一人の姫のために。

エルナはそのとき、アトリの訪問を受けていた。
旅とはどういうことなのか、問い詰めるアトリ。
まだ誰にも言っちゃいけないことなのだと諭すエルナだったが、アトリの勢いに押されて打ち明けはじめる。
アーサトゥアルの、恐ろしい企みを…

聖剣(グランテイン)。伝説にある、この世界を生み出し守り続ける一本の剣である。
ただの伝説に過ぎないと思われていた聖剣だったが、
アーサトゥアルがノルズ山の頂で、その存在をついに確認したという。
ノルズ山はアーサトゥアル領、もしもアーサトゥアルが聖剣を引き抜けば、
ギムレーの全ては魔風によって塵となる。
しかし、聖剣は絶対封魔剣。人間の体内の魔法にも反応するため、誰にも近寄ることはできない。

「では もし全く魔法の使えない… つまり全く魔法を帯びぬ人間が存在するとしたら…?」

それがエルナ。この世でただ一人、魔法を使うことができない少女。

アーサトゥアルでは強力な魔法の「光の王」が即位し、
さらに後方に世界の命運を握る「闇の姫御子」がひかえておわすと。
そう公表して脅せば、世界中がアーサトゥアルの言うことを聞かざるを得なくなる。
本当に抜けばアーサトゥアルも滅びることになるが、
これだけの周到さを見ると、自国だけは助かる策があるとしか思えない。

12 :マロン名無しさん :2006/05/09(火) 00:04:44 ID:???
この漫画はやたら絶賛する人がいるけど、個人的には駄目だった。
途中から読んでみたんだが、キャラの表情が硬直してるのに
没入できない壁を感じたから。
その点で一歩退いて眺めると、まあよくある中世ファンタジー
漫画の一つ程度の感想。その中でこれを誉めるのは、似たような
世界観のRPGでシステムの優劣に拘るような感触が
ある。それは既に漫画の話じゃ無いっていうか。

13 :5/5 :2006/05/09(火) 00:05:34 ID:???
報告を聞き終え、するべきことは一つだと決断を下すシャールヴィ。

「エルナとかいう姫を ブッ殺す」

それも、エルナをノルズ山の離宮に移す前に決行しなければならない。
しかし、エルナの出発は明日。時間はすでに残されていない。

あまりにも急な話に非難の声を上げるアトリに、エルナも自分だって行きたくないと訴える。
みんなと別れたくないし、ギムレーを人質に取るなんて非道もしたくないと。

「…私が役に立つのなら もっと違う方法でみんなの役に立ちたいの
 世界(ギムレー)を救う方法は… きっとほかにあるはずだわ」

王宮から帰りながら、アトリはエルナと他の人々との考え方の違いに驚かされていた。
エルナが考えているのはもっと大きなこと。全世界のこと。
まるで、かつて人々のために自分の命をかけて戦い抜いた勇者のように。
そうだ。聖剣が勇者の剣なら。勇者が聖剣を使えたってことは。

(勇者も…魔法を使えなかったんじゃないのか?)

エルナには何か特別な役割があることを、アトリは確信する。

一方、シャールヴィは出発の準備を進めていた。
明日の朝までにアーサトゥアルとなれば、シャールヴィの空馬(グリフォン)であるゴルムを使うしかない。
王子自らが出向くことに静止の声を上げる側近だったが、シャールヴィは聞き入れない。
自らが使った雷撃の魔法によって生じた雷雲の中を飛び立つシャールヴィ。

そして、アトリはエルナを逃がす決意を固め、王宮へと駆け出していた。

大きく動きはじめた運命の流れに気づかず、エルナは近づきつつある雷雲をただ見上げていた。

14 :マロン名無しさん :2006/05/09(火) 00:06:55 ID:???
「雷撃」は1の世界でも、強大な魔法力の持ち主じゃないと使えない設定だった。
だからほぼ王族(≒魔法力の強い人間)限定の魔法だったはず。
シャールヴィの強力さの一端はアンサズ王子という血から来る強大な魔法力だし。

15 :マロン名無しさん :2006/05/09(火) 00:08:05 ID:???
誰かが言ってた「今回の主人公もエルナ」ってのが当たったね(w

魔法がある世界の「文明の進化」をこうするとは思わなかったなー。
まさか詠唱が失われたとは。
ソーロッドはやはり彼なんだろうなぁ。
って彼は前回消えたんでは……?

16 :マロン名無しさん :2006/05/09(火) 00:08:40 ID:???
魔法が消えた理由は魔風と関係してそうだね。
魔法と魔風の関係の伏線は「I」の時にさらっと流されてるような気がするので、
そのへんのことは「II」で補完してくれるのだろうか?

17 :マロン名無しさん :2006/05/09(火) 00:09:32 ID:???
>エルナが魔法使えるって事は、今回は男女の立ち位置が逆なんかね?

多分そうなんだろうな。今回は「勇者の鎧」が重要アイテムらしいが、
体格的にエルナには着れないだろう。

 前作のコミックス9巻で、エルナが炎魔剣を封じていた封魔呪の扉を
開いた時、勇者の幻影が「この扉をお開けになったのは、この鎧を再び
作り出した者か、御神ご自身と思われる」と言っている所を見ると、
「勇者の鎧」には封魔呪の反魔法を防ぐ力があると思われる。

 つまり、ヴァルが「勇者の鎧」と「聖剣」を装備して、エルナと一緒に
戦うって言う展開? しかし、発掘跡に落ちて助けを求めている彼に、
鎧を着て戦う体力はあるのか(笑)

18 :マロン名無しさん :2006/05/09(火) 00:10:46 ID:???
ヴァーリがちょっと好きというか憎めなかったのは俺だけ?
自分の望む世界を生み出そうとするフレースベルクと魔獣すら謀り
全てを終わらせようとするヴァーリの組み合わせが良かった。

19 :マロン名無しさん :2006/05/09(火) 00:11:24 ID:???
シャールヴィは、魔境でかなり魔風を浴びてたよね。連載中はシャールヴィが
魔物になってしまうんじゃないかと、結構マジで心配してた。

「内臓に魔風が入りこんでる」とか言われてたけど、シャールヴィは長生きできたのかな?

20 :マロン名無しさん :2006/05/09(火) 00:12:17 ID:???
シャールヴィは血の気多いからなー。内蔵やられて寿命削るっくらいで
元々短命なドヴェルグ族のエルナとトントンになるかと思われ。

エルナに先立たれてのち数十年を生きるシャールヴィってのはちょっと考えたくないや。

21 :マロン名無しさん :2006/05/09(火) 00:12:57 ID:???
前作のタイトルロゴの後ろの紋章(?)には、「魔獣」「聖盾」
「古の三剣(聖剣、統魔雷剣、炎魔剣)」が描かれていた。

『2』の紋章には「勇者の鎧(聖鎧?)」「聖盾」の他に、
二本の剣が描かれているが、内一本が「聖剣」だとすると、
もう一本の剣はなんだろう?

「統魔雷剣」は前作の最終決戦で「カタチを捨て」ているし、
「炎魔剣」もその時に砕かれている。

「ソーロッド」なる人物が登場している所を見ると、「統魔雷剣」
のような気もするけど…?

22 :マロン名無しさん :2006/05/09(火) 00:13:32 ID:???
黒竜ゴルムを召還する時使ったのは、生贄と魔方陣、あと凧だっけ?
グードランド(だっけ?ラヴァルタとかの生国)なんかでは、小さい竜を飼育してそうだけど。

……どちらも、現代社会でやるにはキツそうだよねw

23 :マロン名無しさん :2006/05/09(火) 00:14:23 ID:???
魔法ってあんまり体格は関係ないんじゃあ?
光の王とまで呼ばれたエイリークは線の細い王子様だったし、
グートランドの女王様もしわしわのよぼよぼだったけど
ものすごい魔力を持ってそうだったし。

24 :マロン名無しさん :2006/05/09(火) 00:15:04 ID:???
トゥアラテイン所持条件なら、エイリークよりシャールヴィのほうが魔法も強そうな気がしませんか?
魔風の中で、あれだけ雷落としてるのは、ちょとっと桁外れというか。

……あれ?
結局エイリークには、トゥアラテインからの魔法の供給はなかったんでしたっけ?

25 :マロン名無しさん :2006/05/09(火) 00:16:13 ID:???
ソーロッドやエイリークはいいけど、ヴァーリは出て欲しくないな。
フレースヴェルグと共に倒された時に、彼の妄執は全て晴れたように思う。

大体、ヴァーリに掛けられた使い魔法の術者のフレースヴェルグ自体が
滅んでるんだから、ヴァーリも存在できないんじゃない?

26 :マロン名無しさん :2006/05/09(火) 00:17:06 ID:???
ヴァーリは本当はエイリークに倒された時点で
妄執が晴れてるんだからから、もうゆっくり眠らせてあげたいよ。
世界樹の意志はOKだけど、エイリークだってわからないようにしてほしい。

27 :マロン名無しさん :2006/05/09(火) 00:17:47 ID:???
エルナサーガ1の最終話の冒頭は、掲載時はカラーだったのが単行本では白黒なんだよな。
単行本待ちにはこういうデメリットがある。

28 :マロン名無しさん :2006/05/09(火) 00:18:36 ID:???
現代文明なのに異世界に行かないお姫様ってのはなんか不思議だなー。
昔のエルナとシャールヴィが作った国がエルナスで、
今のエルナはその王家の末裔ってわけか、やっぱり子孫なんだ。
実は238の説にちょっと納得してしまってたんだけど、
むしろラヴァルタは……あの台詞、偶然なのか?

アーサトゥアルってのはエルナが住んでる辺りの地名で、
国の名前はグードランド(ギムレーのあった場所)なんだよね?
で、エルナとヴァルは結局両思いってことでOK?

29 :マロン名無しさん :2006/05/09(火) 00:19:16 ID:???
魔法はなんで廃れたのかなあ…
聖剣が大地に埋もれてから強い魔法力を持つ者がほとんど生まれなくなったのかなあ。
使えなくなったってだけでなく伝説(フィクション)だと思われてるしなあ。
情報のコントロールでもあったんかなあ。
修道会の位置づけはどうなってるのかなあ。
等々、先々の話が非常に楽しみである。

30 :マロン名無しさん :2006/05/09(火) 00:20:26 ID:???
エルナ1初読みの人おめでとー!
安いんだから贅沢言えないけど、新装版は紙質が…。
でも表紙はいい!新しいあとがきもいろいろ知れて面白い。

31 :マロン名無しさん :2006/05/09(火) 00:21:07 ID:???
新装版の後書き読んできた。やはりツッツー、ナ●シカのこと意識してたのね。
個人的には完璧超人なナウ○カより、人間臭いエルナの方が好き。

32 :マロン名無しさん :2006/05/09(火) 00:21:50 ID:???
ヴァーリとシャールヴィがドツキ漫才やる話が最高にワロタ。
あと「おのれサーガレンジャー」とかも。

33 :マロン名無しさん :2006/05/09(火) 00:23:20 ID:???
直訳だと、スクエアは正方形になっちまうのな。ちょっと笑った。

34 :マロン名無しさん :2006/05/09(火) 00:24:18 ID:???
そーいやシャールヴィもソーロッドにゴリラゆわれてたな。

35 :マロン名無しさん :2006/05/09(火) 00:25:00 ID:???
ヴァーリ、髪型で激しく笑った。
どう見ても悪役の大魔導師なのに三つ編みかよ!って。
冷酷非道なおさげの悪役って今まで見たことなかったから、とても新鮮だ。


36 :マロン名無しさん :2006/05/09(火) 00:25:13 ID:???
あまり術者によって威力が違うという描写はないね。
でも防御圏(クレトゥス)なんかは魔法が強いと完全な球体になるんだっけ。
あとエイリークの首を斬る魔法は刃が二重になってるように見えて強そうだと思った。

37 :マロン名無しさん :2006/05/09(火) 00:25:49 ID:???
>防御圏(クレトゥス)なんかは魔法が強いと完全な球体になる
そうか、そういう描写もあったな。じゃあやっぱり術者によって
魔法効果は差があるのかな。

38 :マロン名無しさん :2006/05/09(火) 00:26:26 ID:???
第2巻でカルルがこっそりクーアでサポートした後
「俺本来の力より、もっと力が出たような…」と独白してるし
同じ魔法でも術者によって威力の差はあると思う。
それから前作の頃は世界全体の魔法のポテンシャルが高かったとか?
魔風が世界を取り巻いてたわけだし。
エルナ自身の力はまだわかんないね。
第9王子様ほどではないと思うが、なんとなく。

39 :マロン名無しさん :2006/05/09(火) 00:27:04 ID:???
エルナ1の終わりで魔法は世界から消えたと思ったんだけどなー。
魔法は魔風から来るものだと思った。
この世界では魔法があるのが当たり前なのか。
もしかしたらいったん空気中の魔法はなくなって、
数百年だか数千年だかの間に再び魔法が満ちた、とかじゃないかなあ?
いや、この時代に敵方が動き出したのは何でだろうと思って。
単に聖剣が発掘されたから?

40 :マロン名無しさん :2006/05/09(火) 00:27:52 ID:???
ソーロッドカワ(・∀・)イイ!!
欲しいなあ

41 :マロン名無しさん :2006/05/09(火) 00:28:47 ID:???
新装版の表紙イラストだけでもホムペにアップしてくれんかなぁ。
最終巻はエピローグ載ってるらしいからから買うけど、
正直表紙のためだけに全巻買うのは置き場所の問題上ちょとキツイ。
メールしてお願いしてみるかな…

42 :マロン名無しさん :2006/05/09(火) 00:30:21 ID:???
無い…。どこ探してもエルナ7巻が無い…。
次はちゃんと発売日に買おうと思った。

43 :マロン名無しさん :2006/05/09(火) 00:31:15 ID:???
エルナが魔法を使えない事や
聖剣を抜けるエルナを盾にアーサトゥアルが
世界を支配しようとする企みを説明するくだりの展開が。

エルナ側とシャールヴィ側がザッピングされて
結果的に読者に説明している展開になってて、
凄く上手いと思ったモノでした。

44 :マロン名無しさん :2006/05/09(火) 00:32:02 ID:???
エルナ:皆口裕子 シャールヴィ:森川智之
エイリーク:関智一 ヴァ−リ:速水奨

45 :マロン名無しさん :2006/05/09(火) 00:32:44 ID:???
Gファンタジーの最終話の最後は結婚式で、
単行本エピローグは時間的にはその前の話だよねえ?
なんだかそのへんを誤解して、キスしといてその後
あのエルナの認識(新装板ラスト)は無いだろう、と
怒ってるファンサイトを見つけたよ。鬱。

46 :マロン名無しさん :2006/05/09(火) 00:33:24 ID:???
初めて全部通してエルナを読み終えたけど本当に面白かった!
こんな作品が埋もれて絶版だったなんてもったいない。
ガンガンの読者層は若そうだからあの良さを解らない読者が多かったのかもしれないけど。

47 :マロン名無しさん :2006/05/09(火) 00:33:41 ID:???
なんだか未来視達が沢山居るスレですね。

地味な感じだけど、意外に新鮮かもしれない、この漫画。
ファンタジー漫画で国家の謀略とか真面目にやろうとしてるっぽいところとか
筋骨隆々の王子とか美声年王子はヒロインの何の助けにもなってないとか。
まあ新人さんだし、とりあえずは様子見。

48 :マロン名無しさん :2006/05/09(火) 00:34:04 ID:???
旧版最終ページのルーンはスウェーデン語でETT SLUT。英語に訳すとTHE ENDじゃなく
AN(またはONE) END。当時は変な表現だと思っていたが、今から考えると
つっつーは”エルナサーガ「1」終わり”と書いたつもりだったのかもしれない。

49 :マロン名無しさん :2006/05/09(火) 00:35:13 ID:???
修道会が各国の手綱を一応とってるってのは
エルナル建国後も変わらなかったんかね?
魔法の使用禁止なんてグードランドなんかは抵抗とかしそうなもんだけど。

50 :マロン名無しさん :2006/05/09(火) 00:35:31 ID:???
>>47
誤字失礼。
美声年王子>美青年王子

51 :マロン名無しさん :2006/05/09(火) 00:36:02 ID:???
ふと思ったんだけど、例えば封魔剣を「反魔法を魔法で押さえ込んで」使った場合
封魔剣が持つ反魔法の効果は減殺されて、使用者には負担がかかるけど
他者から見れば普通の剣も同然な状態なんじゃないか?

52 :マロン名無しさん :2006/05/09(火) 00:36:39 ID:???
そういえば勇者の戦闘の様子に統魔雷剣は全然出てこないんだよなぁ。
炎魔剣の用途も知ってたのになぜ勇者は使ってなかったのかも謎だ。
で、常時、高防御圏みたいなバリアーを張るとかいうのが鎧の効果なら
封魔剣の威力は減殺はされないんでは?

53 :マロン名無しさん :2006/05/09(火) 00:37:48 ID:???
エルサガって、結構リアル世界とリンクしてるよね。
1の時の修道会が、上層部だけ世界の滅びから生き残ろうとしてるあたり、
連載ではオ●ム摘発の直前だったし

54 :マロン名無しさん :2006/05/09(火) 00:38:29 ID:???
> 勝手な想像だが、鎧は外と魔法の流れを処断すると考えてます、使用者を疑似元祖エルナ化するようなね

面白いけど、デメリットも多いような気がするんだが。

・封魔剣を手にしても、自分の魔法を食われない。
・鎧の外に対して魔法を使えない。(雷撃など使用不能)
・自分に対してクーアをかけることならば可能。(回生呪も機能する)
・ただし、クーアや回生呪で消耗した魔法は回復しない。

封魔剣を手にするのなら、篭手にだけ魔法遮断の機能があればよいように思う。

55 :マロン名無しさん :2006/05/09(火) 00:39:07 ID:???
ヴァーリがエルナの異母兄弟だった件。

56 :マロン名無しさん :2006/05/09(火) 00:39:50 ID:???
アースムンドやシャールヴィは知ってたけど、エルナに教えたかは謎だな

57 :マロン名無しさん :2006/05/09(火) 00:40:31 ID:???
多分最後まで知らないままだったんでないかな。
アースムンドは口が重いし、
シャールヴィも確信してた訳じゃないだろし。

58 :マロン名無しさん :2006/05/09(火) 00:41:12 ID:???
多分最後まで知らないままだったんでないかな。アースムンドは口が重いし、
シャールヴィも確信してた訳じゃないだろし。

59 :マロン名無しさん :2006/05/09(火) 00:41:51 ID:???
エイリークの樹はどうなったんだ

60 :マロン名無しさん :2006/05/09(火) 00:42:43 ID:???
ラヴァルタの夫となったのは誰なのか?なんか生涯独身で全身全霊エルナ
(とシャールヴィー)に仕えるって感だったよな〜、魔境へ向かう二人を見送った時。
騎士として素晴らしい主を得られた喜びの反面…

61 :マロン名無しさん :2006/05/09(火) 00:44:08 ID:???
法の強い子供は、1みたいな回りくどい魔精霊法よりも
魔法の強い人間同士を見繕ったほうが手っ取り早い気がするが
2の世界の技術なら子供の大量生産もできるだろうし

ところで、エルナスは今だ王制みたいだから。
他の国はもう王制ではなくなり、王族の庶民wとの婚姻も進んでて
魔法も弱くなっていってるが、体制が遅れてたエルナス王族だけは
強い魔法を変わらず持っていた…とかだったら笑う

62 :マロン名無しさん :2006/05/09(火) 00:45:30 ID:???
俺もアダ戦記好きなんだが、エルナ1と同様、人工衛星とかがあるって設定なのがちょっと萎え。
ゲームのドラスレ英雄伝説ってのもそうだったな。

だいたいエルナ1はナウシカみたいに未来って設定っぽかったのに、また現代か。

63 :マロン名無しさん :2006/05/09(火) 00:46:17 ID:???
エルナ1の世界はそもそも、未来の崩壊した後の中世って話じゃないのか?
フレースヴェルグの言っていた話も神話調だったし。

例えるなら映画「タイムマシーン」の80万年後の世界だろ?<エルナ1

64 :マロン名無しさん :2006/05/09(火) 00:46:58 ID:???
エルナ2の単行本読んだ……。うう、なんか不満。アダの方がおもしれー。
1の設定に振り回されている感じあり。これから面白くなるか?

65 :マロン名無しさん :2006/05/09(火) 00:48:25 ID:???
堤さん恋愛好きそう。(担当が好きなんか?)
エルナ1でもちらほら書いてて、この人少女漫画描きたいんだと思ったけどな。
恋愛的なもの書きたけりゃ少女漫画に行けばいい。
ゲド戦記意識してるからこそ、逆に恋愛っぽく書くのかもしれんが
ゲドに恋愛的記述は一切無いよ。(しいていえば壊れた腕輪か?)
堤さんには一度恋愛全く無しのモノ書いて欲しい

66 :マロン名無しさん :2006/05/09(火) 00:49:05 ID:???
エルナサーガ1を読み返していたら気づいたのだが
ラヴァルタがお運びのねーちゃんやってた店の同僚の女の子は
名前無しの一般人にしては相当な美少女じゃないですか

67 :マロン名無しさん :2006/05/09(火) 00:50:04 ID:???
名無しの美人といえば、グードランドの女王付きの女官でしょ。
黒髪の麗人。

68 :マロン名無しさん :2006/05/09(火) 00:50:52 ID:???
流れ無視ですいませんが
新装版エルサガ8巻って、重版かかってますか?
ぜんっぜん見ない……

69 :マロン名無しさん :2006/05/09(火) 00:51:42 ID:???
あまねく地の風よ
来たれ我が腕の内
樽のごとくならん
鞠のごとくならん
拳となりて
鍛えて打ちて
剣となり
我が道を開け

風剛剣

70 :マロン名無しさん :2006/05/09(火) 00:52:33 ID:???
気(ルフート)よ速やかに走れ
この円陣は禍場を示す
去れ去れ光のごとく早く
去りて成せ虚空の壁よ
我が敵を断て
空離壁(ルフートヴァーン)

71 :マロン名無しさん :2006/05/09(火) 00:53:21 ID:???
「この扉をお開けになったのはこの鎧を再び作りだしたる者か
または御神御自身と思われる」

72 :マロン名無しさん :2006/05/09(火) 00:54:33 ID:???
グランテインとグランクニーヴはアーサトゥアル、
盾とかレーヴァテインはアンサズに在ったわけだから、
鎧はグードランドとかに在ったのかもね。

73 :マロン名無しさん :2006/05/09(火) 00:56:05 ID:???
聖剣能力
・普通の状態で、1.5メートルまでは近付ける。(新装版8巻より)
・剣を振ったりすると効果が大きくなる。
・エルナは聖剣を持ってシャールヴィの側にいる時は、
 聖楯に隔てさせるように聖剣を持っている。

74 :マロン名無しさん :2006/05/09(火) 00:57:08 ID:???
エルナのリミット技キボンヌ

75 :マロン名無しさん :2006/05/09(火) 01:03:24 ID:???
おさまったか?

76 :マロン名無しさん :2006/05/09(火) 01:09:09 ID:???
帽子かぶった幼女テラカワイス(ノ´∀`*)

77 :マロン名無しさん :2006/05/09(火) 01:10:05 ID:???
>1

なんか、未来視さん達がいっぱいいるな?(連載中スレじゃなかったっけ?)

さて、1話感想。
「聖戦記エルナサーガ」って、ありがちな剣と魔法のファンタジーになるのかな?という印象。
お姫様が魔法が使えないというのが、捻りが効いてるけど、この後の展開で聖剣を手に取って戦っていくのかな?
あのお姫様、随分泣き虫っぽいが。

78 :マロン名無しさん :2006/05/09(火) 01:10:07 ID:???
ガンガン自体ファンタジー系が多いのにさらにガンガンファンタジーかよw
エニックスも何を狙ってるのやら

とりあえずこのマンガとファイアーエムブレムが二本柱なのかな?
こっちは設定がオリジナリティあって面白いな
全編設定の説明って感じなのはどうかと思うがw
まあ期待してみるか

79 :マロン名無しさん :2006/05/09(火) 01:11:43 ID:JKNUbMgE
>>76
死ねキモロリ野郎

80 :マロン名無しさん :2006/05/09(火) 01:14:47 ID:???
>>77
一見ありがちっぽいけど、主人公以外みんな魔法使えるって世界観は珍しいんじゃね?
普通主人公が最強の魔法使いだったりするのに、この作品は逆になってる。
どっかで見たキーワードが沢山並んでるのに結構新鮮な印象を受けた。

81 :マロン名無しさん :2006/05/09(火) 01:15:42 ID:???
>>76
死ねキモロリ野郎

82 :マロン名無しさん :2006/05/09(火) 01:16:07 ID:eIqhJuqI
>>76
死ねキモロリ野郎

83 :マロン名無しさん :2006/05/09(火) 01:16:09 ID:???
>>76
死ねキモロリ野郎

84 :マロン名無しさん :2006/05/09(火) 01:17:11 ID:4Ov3r7FJ
はいはいどうせ糞vipperでしょ
お前らが氏んでね

85 :マロン名無しさん :2006/05/09(火) 01:18:10 ID:9RgmzFZs
>>76
死ねキモロリ野郎

86 :マロン名無しさん :2006/05/09(火) 01:18:59 ID:BlU4zBJy
vipから来ますた

>>76
死ねキモロリ野郎

87 :マロン名無しさん :2006/05/09(火) 01:19:17 ID:???
>>76
死ねキモロリ野郎

88 :マロン名無しさん :2006/05/09(火) 01:19:25 ID:???
いちいちルビが振ってあるのが厨っぽいけどカッコいいね
英語に似て非なる感じだけど北欧系?
ソールスラーグのソールって北欧神話の雷神トールの発音違いだよね?

89 :マロン名無しさん :2006/05/09(火) 01:21:21 ID:???
>>76
死ねキモロリ野郎

90 :マロン名無しさん :2006/05/09(火) 01:22:55 ID:wjAiHE1A
趣味暗いね!性格も暗いね!

91 :マロン名無しさん :2006/05/09(火) 01:23:14 ID:4Ov3r7FJ
お前らしつけーよ
お前らvipperが氏ねよ屑

92 :マロン名無しさん :2006/05/09(火) 01:23:30 ID:???
>>76
死ねキモロリ野郎

93 :マロン名無しさん :2006/05/09(火) 01:25:00 ID:liS0iuVk
>>76
死ねキモロリ野郎

94 :マロン名無しさん :2006/05/09(火) 01:25:01 ID:???
主人公が魔法使えないって設定が上手く生かされてる感じで面白いな
で、ラスボスはシャールヴィ? それともヴァーリとエイリーク?

95 :マロン名無しさん :2006/05/09(火) 01:25:24 ID:???
>>76
死ねキモロリ野郎

96 :マロン名無しさん :2006/05/09(火) 01:26:42 ID:???
>>76
死ねキモロリ野郎


97 :マロン名無しさん :2006/05/09(火) 01:26:48 ID:oAaomd6L
>>76
おまえのようなキモロリ野郎はさっさと自殺しろ!!このヴぉけ!!!!
・・・・・・って書き込んでくれってVIPで依頼があったよーーーー

98 :マロン名無しさん :2006/05/09(火) 01:27:21 ID:???
>>76
死ねキモロリ野郎

99 :マロン名無しさん :2006/05/09(火) 01:28:07 ID:4Ov3r7FJ
お前らそれしか書けないの?
ワンパターン低脳vipperども乙

100 :マロン名無しさん :2006/05/09(火) 01:28:45 ID:???
>>76
死ねキモロリ野郎

101 :マロン名無しさん :2006/05/09(火) 01:28:55 ID:2f50iMgX
>>76
生きろキモロリ野郎

102 :マロン名無しさん :2006/05/09(火) 01:28:57 ID:???
>>94
エイリークに一票。

103 :マロン名無しさん :2006/05/09(火) 01:30:01 ID:???
改めて見てみると、珍しく北欧系のファンタジーだね。
エルナの帽子とか、アンサズの兜とか、ルーンとか。
あと露出度少ないのは、乳とフトモモファンタジーに飽きてたので好感触。
でもちょっと地味かも。もう少し解りやすいキャッチーな部分があればな。

104 :マロン名無しさん :2006/05/09(火) 01:30:24 ID:wjAiHE1A


105 :マロン名無しさん :2006/05/09(火) 01:31:25 ID:???
つーかエイリーク氏ね

106 :マロン名無しさん :2006/05/09(火) 01:31:25 ID:2f50iMgX
乳とフトモモファンタジーに飽きてたので好感触。

107 :マロン名無しさん :2006/05/09(火) 01:31:29 ID:E0S0W42e
死ねキモロリ野郎

108 :マロン名無しさん :2006/05/09(火) 01:32:23 ID:2f50iMgX
乳とフトモモファンタジーに飽きてたので好感触。

109 :マロン名無しさん :2006/05/09(火) 01:32:35 ID:???
>>76
死ねキモロリ野郎

110 :マロン名無しさん :2006/05/09(火) 01:33:21 ID:2f50iMgX
乳とフトモモファンタジーに飽きてたので好感触。

111 :マロン名無しさん :2006/05/09(火) 01:34:03 ID:kbKfdAFu
>>76
死ねキモロリ野郎

112 :マロン名無しさん :2006/05/09(火) 01:34:14 ID:yBl0xdna
>>76
死ねキ


113 :マロン名無しさん :2006/05/09(火) 01:34:38 ID:2f50iMgX
乳とフトモモファンタジーに飽きてたので好感触。

114 :マロン名無しさん :2006/05/09(火) 01:34:59 ID:4Ov3r7FJ
糞vipper氏ね
2度と帰れ屑ども

115 :マロン名無しさん :2006/05/09(火) 01:36:13 ID:2f50iMgX
114 :マロン名無しさん :2006/05/09(火) 01:34:59 ID:4Ov3r7FJ
糞vipper氏ね
2度と帰れ屑ども


2度と帰れ.....



116 :マロン名無しさん :2006/05/09(火) 01:36:27 ID:dxW9XDhp
>>76
死ねキモロリ野郎


117 :マロン名無しさん :2006/05/09(火) 01:37:30 ID:2f50iMgX
>>114
2度と帰れとはどんな意味の日本語なんでつか

118 :マロン名無しさん :2006/05/09(火) 01:39:42 ID:???
114 :マロン名無しさん :2006/05/09(火) 01:34:59 ID:4Ov3r7FJ
糞vipper氏ね
2度と帰れ屑ども


2度と帰れ.....

119 :マロン名無しさん :2006/05/09(火) 01:40:55 ID:nSgcbDdP
>>76
死ねキモロリ野郎


120 :マロン名無しさん :2006/05/09(火) 01:43:49 ID:jix5Kc9G
>>76
死ねキモロリ野郎

121 :マロン名無しさん :2006/05/09(火) 01:44:23 ID:???
>>105
俺もあいつには殺意を覚えた
つーかエルナがシンデレラに見えるよ(つД`)
エイリークとヴァーリは意地悪な継母と義姉
エルナ頑張ってエルナ

122 :マロン名無しさん :2006/05/09(火) 01:44:41 ID:???
114 :マロン名無しさん :2006/05/09(火) 01:34:59 ID:4Ov3r7FJ
糞vipper氏ね
2度と帰れ屑ども


2度と帰れ.....


123 :マロン名無しさん :2006/05/09(火) 01:45:41 ID:L2CoNof+
>>76
死ねキモロリ野郎

124 :マロン名無しさん :2006/05/09(火) 01:46:22 ID:2f50iMgX
>>106
俺もエイリークには2度と帰れと思った

125 :マロン名無しさん :2006/05/09(火) 01:48:05 ID:???
>>94
解りやすい敵役はヴァーリかな?
ただし、指輪物語の「蛇の舌」のように後ろに巨大勢力の陰謀があったりして。

話変わるけど、登場人物の起こした魔法の雷雲が発動した後も
残って天候に影響を与えるのが新鮮だった。
魔法っても、周りの影響とか考えると万能じゃないのかもね。

126 :マロン名無しさん :2006/05/09(火) 01:49:47 ID:jIG0VDgM
>>76
死ねキモロリ野郎


127 :マロン名無しさん :2006/05/09(火) 01:50:24 ID:2f50iMgX
>>94

話変わるけど、114の起こした魔法の『2度と帰れ』が発動した後も
残ってVIPPERに影響を与えるのが新鮮だった。
魔法っても、周りの影響とか考えると万能じゃないのかもね。

128 :マロン名無しさん :2006/05/09(火) 01:53:01 ID:???
>>76
死ねキモロリ野郎

129 :マロン名無しさん :2006/05/09(火) 01:53:24 ID:8tDnpZz4
>>76
死ねキモロリ野郎

130 :マロン名無しさん :2006/05/09(火) 01:55:11 ID:4Ov3r7FJ
お前らホントいい加減にしろよ
こんな事して楽しいか?
vipに帰れよ屑vippre
つーか早く氏ね屑ども

131 :マロン名無しさん :2006/05/09(火) 01:56:36 ID:???
で、次回辺りこのお姫様が剣引っこ抜いて勇者様になるんかね?

132 :マロン名無しさん :2006/05/09(火) 01:58:07 ID:dxW9XDhp
130 :マロン名無しさん :06/05/09(火) 01:55:11 ID:4Ov3r7FJ
お前らホントいい加減にしろよ
こんな事して楽しいか?
vipに帰れよ屑vippre
つーか早く氏ね屑ども


133 :マロン名無しさん :2006/05/09(火) 01:58:59 ID:CyMWrY/m
俺はVIPPERだが荒らしたりとかはしません。

134 :マロン名無しさん :2006/05/09(火) 02:04:06 ID:???
vippre
2度と帰れ

朝鮮人?

135 :マロン名無しさん :2006/05/09(火) 02:09:01 ID:Se06h/+m
死ねキモロリキョン

136 :マロン名無しさん :2006/05/09(火) 02:11:43 ID:J3d3FXFH
>>76
死ねキモロリ野郎

137 :マロン名無しさん :2006/05/09(火) 02:13:32 ID:N2swY7zp
>>76
死ねキモロリ野郎


138 :マロン名無しさん :2006/05/09(火) 02:16:00 ID:???
>>131
でも、剣を抜くと世界に魔風が吹き荒れるんじゃないか?
聖剣で世界を脅すのって、核兵器のようだ。
さりげに恐ろしい状況の漫画かも。

139 :マロン名無しさん :2006/05/09(火) 02:16:53 ID:QXFw9p1a
>>76
死ねキモロリ野郎

140 :マロン名無しさん :2006/05/09(火) 02:22:48 ID:???
「勇者にしか使えない聖剣」って設定がすごい説得力あるな
勇者の特異性が何か物凄い特殊能力によって語られるんじゃなく、
誰もが魔法を使える世界で唯一魔法を使えないという能力の欠落によって語られてるってのも目新しい

>(勇者も…魔法を使えなかったんじゃないのか?)
このシーンちょっとぞくっと来たよ
なんつーか、派手さはないけど見せ方が上手いかも、この作者

141 :マロン名無しさん :2006/05/09(火) 02:27:09 ID:???
>>140
短所を逆手にとって長所と成す、か。
面白い設定だよな。

142 :マロン名無しさん :2006/05/09(火) 02:28:24 ID:xMUuzgC8
誘導されましたが、ここはどこ?

143 :マロン名無しさん :2006/05/09(火) 02:33:59 ID:???
>>138
剣を抜いたものは魔風を自在に制御できるとか?

144 :マロン名無しさん :2006/05/09(火) 02:38:54 ID:???
とりあえず読んでみたけど、正直設定が多すぎてよくわからんなー
どんな展開になるのかもまるで想像できんし
つーか展開が遅すぎてまだ物語の幕が開きかけたところって感じ?

まあ最後はこの主人公が聖剣抜いて復活した魔獣とやらを倒す話になるんだろうけど

145 :マロン名無しさん :2006/05/09(火) 02:47:59 ID:FvzAtH0G
まんまんみてちんちんおっき

146 :マロン名無しさん :2006/05/09(火) 02:58:32 ID:UNEQ0I59
ワッフルワッフル

147 :マロン名無しさん :2006/05/09(火) 03:02:13 ID:OgB5qliJ
>>76
死ねキモロリ野郎

148 :マロン名無しさん :2006/05/09(火) 03:04:24 ID:fPzaGFDY
>>76
死ねキモロリ野郎


149 :マロン名無しさん :2006/05/09(火) 03:05:37 ID:???
エルナが主人公なのはわかるんだけど、敵の王子のほうはなんなんだ?
エルナとおんなじぐらい出番多いけど主人公って感じでもない気がするし

150 :マロン名無しさん :2006/05/09(火) 03:07:29 ID:???
>>76
死ねキモロリ野郎


151 :マロン名無しさん :2006/05/09(火) 03:10:40 ID:???
>>140「勇者の剣」って、あまたのゲームにもあるが、初めて納得できる設定かも。
敵の王子がマッチョなのが新鮮。あのモミアゲと眉毛…
作者女性なのにな。

152 :マロン名無しさん :2006/05/09(火) 03:15:16 ID:???
>>143
聖剣にそんな力があるなら剣を突き立てたりする必要もなかったんじゃないか?
つーか、勇者が聖剣突き立てる以前はどんな世界だったんだろう

>>149
ただの敵役にしては出番多すぎだよな
でももう一人の主人公とか言われても、かなりDQNっぽくて正直イヤだw

153 :マロン名無しさん :2006/05/09(火) 03:35:04 ID:???
元々の世界はあったんジャマイカ?
ただ、勇者が突き立てた剣によって魔風が裂けた地が今の世界。
周りの地域は壊滅していると思われ。

あの揉み上げの兄ちゃんの役処は何だろうな?エルナを付け狙うライバルか?
確かに敵が多すぎるが、今の所味方はアトリって少年か。
初っ端から四面楚歌で展開が見えない話だ。

154 :マロン名無しさん :2006/05/09(火) 03:55:55 ID:???
>>952
狭すぎて自爆しません?

155 :154 :2006/05/09(火) 03:57:55 ID:???
ごめん、誤爆_| ̄|○

156 :マロン名無しさん :2006/05/09(火) 04:17:12 ID:???
世界(ギムレー)が狭すぎて自爆した魔獣を想像した。


157 :マロン名無しさん :2006/05/09(火) 04:26:54 ID:???
主人公はエルナ?
それともドラえもん方式で、シャルーヴィがのび太なのか?

158 :マロン名無しさん :2006/05/09(火) 04:48:45 ID:???
エルナサイドはシリアスで重いので
シャールヴィサイドは明るめを希望
シャールヴィの雷撃が原因で雨が降った事に文句タラタラな兵士がホホエマシス

159 :マロン名無しさん :2006/05/09(火) 05:51:06 ID:???
なあ、この漫画試しに読んでみたんだけど、こんな絵柄のエロ漫画家いなかったっけ?
少年誌用に別ペンネームで連載してるのか?
でも敢えて女性名にする理由はわからん…。

160 :マロン名無しさん :2006/05/09(火) 06:04:54 ID:???
死ねキモロリ野郎

161 :マロン名無しさん :2006/05/09(火) 07:59:08 ID:???
>>153
エルナに撃退されて「おまえを倒すのはこの俺だ!」みたいな感じになるのか?
でもエルナがあんなマッチョ兄ちゃんと戦えるとはとても思えんしなあ
アトリが実はすごい魔法の力を秘めてて急激に大人に成長、エルナを守るようになるとかどうだろう

162 :マロン名無しさん :2006/05/09(火) 10:24:44 ID:???
死ねキモロリ野郎

163 :マロン名無しさん :2006/05/09(火) 11:03:43 ID:???
114 名前:マロン名無しさん[] 投稿日:2006/05/09(火) 01:34:59 ID:4Ov3r7FJ
糞vipper氏ね
2度と帰れ屑ども

164 :マロン名無しさん :2006/05/09(火) 15:02:19 ID:???
この雑誌初めて見たんだけど、創刊号?
予告カットや漫画とかってなかったんだよねえ。
全然先が読めない漫画だ。

>>152
「首を洗って待ってろ」とか言ってる主人公って新鮮だなw
そもそも姫を暗殺しに向かってる時点で素晴らしいが。

165 :マロン名無しさん :2006/05/09(火) 15:26:04 ID:???
>>76
死ねキモロリ野郎

166 :マロン名無しさん :2006/05/09(火) 15:35:51 ID:???
>>159
なんでお前はエロ漫画の絵柄に見覚えがあるんだよw

167 :マロン名無しさん :2006/05/09(火) 15:54:37 ID:???
>>76
死ねキモロリ野郎
>>76
死ねキモロリ野郎
>>76
死ねキモロリ野郎
>>76
死ねキモロリ野郎


168 :マロン名無しさん :2006/05/09(火) 16:16:36 ID:???
>>159 唯登詩樹?

169 :マロン名無しさん :2006/05/09(火) 17:22:12 ID:???
死ねキモロリ野郎

170 :マロン名無しさん :2006/05/09(火) 21:14:16 ID:???
お、新連載一話目からスレ立ってるね。
>>1
ちょっと面白そうだったからスレ立ってないかさがしにきてみた。
一話目から結構スレ伸びてるね。
よくわかんないけどあのマッチョの兄ちゃんが悪役なのかな。
ヒロインぶっ殺すとかキモいとか言ってるし。
あのヴァーリとかいう奴も世界を核ミサイルで脅かそうとしてるわけでとんでもないけど
うーん誰が善玉で誰が悪玉なのかわからないな。
続きが楽しみ。
あ、あと背景けっこう綺麗じゃない?



171 :マロン名無しさん :2006/05/09(火) 21:19:26 ID:???
シャールヴィとヴァーリを比べたらヴァーリの方が悪役面だが、
今んとこ悪役っぽいのはシャールヴィの方なんだよな。
とりあえず大味な中国の武将っぽいシャールヴィは結構気に入ってる。

172 :マロン名無しさん :2006/05/09(火) 23:28:41 ID:???
何でミニスカなんだろう。
アトリのかあちゃんそれを評して「男の子のような格好」とか
言ってるし。ミニスカが男の格好とは…どんな文化背景w?

>>159 ヤンジャンかなんかかなぁ?エロマンガとまでは
言わないが、俺も似たような画をみた記憶がある…そう、
>>168だったかも。

>>170 背景は確かに丁寧に描きこまれている。
このクオリティがいつまで維持できるか?

俺はあんまり女性漫画家の作品は読まないんだけど、
今回を見る限りでは、女臭さは鼻につかないね。

173 :マロン名無しさん :2006/05/09(火) 23:36:28 ID:???
主人公の綺麗事がちょーっと鼻につくけどムカつくってほどでもないかな
孤立無縁っぽい状況のせいだろうか

174 :マロン名無しさん :2006/05/09(火) 23:48:06 ID:???
絵は立派。でもすぐ見慣れてきて意味なし。
話は本格的。でも展開が重くてカッタルイ。
主題は崇高。でも崇高過ぎて共感できず。
エルナサーガは結局、意余って力不足の一言に尽きる。
なんか一見良さげな見かけにダマされるな。

175 :マロン名無しさん :2006/05/09(火) 23:50:47 ID:???
どうでもいいけど、エルナはエイリークの死はどうでもいい訳か?
ヴァーリが異母兄という事も知らず終い・・・その事を聞いたエルナの反応が見たかった。

176 :マロン名無しさん :2006/05/09(火) 23:56:06 ID:???
魔法が消えた理由は魔風と関係してそうだね。
魔法と魔風の関係の伏線は「I」の時にさらっと流されてるような気がするので、
そのへんのことは「II」で補完してくれるのだろうか?

177 :マロン名無しさん :2006/05/09(火) 23:57:54 ID:???
エルナが炎魔剣を封じていた封魔呪の扉を開いた時、
勇者の幻影が「この扉をお開けになったのは、この鎧を再び
作り出した者か、御神ご自身と思われる」と言っている所を見ると、
「勇者の鎧」には封魔呪の反魔法を防ぐ力があると思われる。

178 :マロン名無しさん :2006/05/10(水) 00:04:20 ID:???
何故このスレに荒らしが住み着いてるのか理解出来ない。

179 :マロン名無しさん :2006/05/10(水) 00:07:19 ID:???
ヴァーリがちょっと好きというか憎めなかったのは俺だけ?
自分の望む世界を生み出そうとするフレースベルクと魔獣すら謀り
全てを終わらせようとするヴァーリの組み合わせが良かった。

180 :マロン名無しさん :2006/05/10(水) 00:16:37 ID:???
黒竜ゴルムを召還する時使ったのは、生贄と魔方陣、あと凧だっけ?
グードランド(だっけ?ラヴァルタとかの生国)なんかでは、小さい竜を飼育してそうだけど

181 :マロン名無しさん :2006/05/10(水) 01:33:16 ID:???
>>173
お姫様とはいえ境遇的には結構悲惨なものがあるっぽいからな
世界でただ一人魔法が使えない上にたった一人の親族からも人間扱いしてもらえない
それなのにひねくれたりせず自分の不幸を嘆くより世界のために何かしたいってのはすげえと思うよ

182 :マロン名無しさん :2006/05/10(水) 02:02:22 ID:???
アトリがエルナを勇者とダブらせたのもうなずけるな

183 :マロン名無しさん :2006/05/10(水) 02:23:38 ID:???
そうか、あの金髪王子はエルナにとってただ一人の親族のはずなんだよな・・・
つーか王子にとってもエルナはたった一人の親族のはずなのに
マジで最低だなあの王子

184 :マロン名無しさん :2006/05/10(水) 02:26:44 ID:???
美形だから許す。

185 :マロン名無しさん :2006/05/10(水) 03:40:53 ID:???
まあ待てエイリークも苦渋の選択をしてるんだよ。
泥沼化している戦争を、威圧外交をもって有利な方向で講和に持ち込めるんだ。
一国(しかも大国)の王として、それは否定してはならない手段だろう。

しかもその武器になるのは、今までお荷物だった姫様だ。
魔法が多い王族にあって、何故か魔法が全く使えない。
つまり、シャールヴィみたいに強力な戦士として戦場に投入出来なかった。
でも、この手段なら、シャールヴィを凌ぐ兵器になれる。

情や倫理に流されて「民をお見捨てになりますか」では、本末転倒とは思わないか?

それにしても全ての人間が必ずある程度の魔法を使える世界において、
魔法が全く使えない人間が出現するなんて…
我々の世界で遺伝的に考えたらあり得ない事なんてあり得ないんだろうが、
よりにもよって王族にそんなもんが生まれるなんてな。

ってこれって先天的な欠損なんだよな?
まさか、何らかの事故なんかで後天的なものじゃなかろうな。
何者かに魔法を吸い取られたとか魔法を使い過ぎて元から枯渇したとか、そんな感じじゃあ…ないよなあ。

186 :マロン名無しさん :2006/05/10(水) 08:51:45 ID:???
後天的にそういう特殊例作り出せるなら、
流石に王族にさせないと思うけど…偶然が働いて再現できない可能性もあるか。

187 :マロン名無しさん :2006/05/10(水) 09:38:12 ID:???
「小さい頃から」ってエルナ本人が言ってるから生れつきじゃねえの?
俺はエイリークは露骨に悪役っぽいバーリはんの傀儡なんじゃないかと思うな
エルナに冷たいこと言ってるときも汗かいてるから本心じゃないっぽいけど
多分何か理由があってバーリはんには逆らえないんじゃないか

188 :マロン名無しさん :2006/05/10(水) 11:42:11 ID:???
>バーリはん
なんだろう、なぜかヴァーリがとってもスケベな人のように思えてきた

189 :マロン名無しさん :2006/05/10(水) 11:45:21 ID:???
俺もだ、なんだかとても下品な戦い方をしそうな気がしてきた

190 :マロン名無しさん :2006/05/10(水) 13:26:15 ID:???
>>172
でもアトリとかもミニスカだしよく見るとエイリークもミニスカっぽいw
女はロングスカート、男はミニスカートってのがアーサトゥアルの服装なんだろうか
よく見るとアーサトゥアルの人たちの衣装ってみんなデザインおんなじだよね
地味な絵柄だけどなにげに凝ってるな



191 :マロン名無しさん :2006/05/10(水) 13:26:57 ID:???
でも、袖の下を渡せば許してくれそう。

192 :マロン名無しさん :2006/05/10(水) 15:17:46 ID:???
>魔法が多い王族
何かもにょリズム。
魔力が強い?どういえばいいのかな?

193 :マロン名無しさん :2006/05/10(水) 15:51:32 ID:???
>>192
読み返したけど、「魔力」なんて言葉は出てこないしなあ。
エルナのことを「魔法を帯びぬ人間」とか表現しているから、
この世界では魔法=我々の概念で言う魔力、と捉えた方がしっくりきそうだ。

それにしてもこの漫画の魔法の発動はマジでカコイイな。
詠唱して、術者の前に何か文字?図形?が現れるんだな。痺れる。
他の魔法が楽しみだ。どんな系統があるんだろう?

194 :マロン名無しさん :2006/05/10(水) 16:05:44 ID:???
エルナの両親も王族だろうに、こんな娘が産まれてしまって大変じゃね?
魔法の量があまりにも多い両親から産まれた子は、魔法のリミッターが振り切れてしまったのか?
エルナの両親が、あり得ない程に魔法の量が多かった?
庶民ならともかく王族なんだから、そんな理由しか思いつかん…

195 :マロン名無しさん :2006/05/10(水) 17:15:58 ID:???
よく考えたら、王族がこんな若い二人だけってその時点で異常じゃね?
エルナの両親もそうだけどエイリークの両親もどうしちゃったんだろ
エルナが魔法使えない理由もその辺と何か関係があったりするのかも

196 :マロン名無しさん :2006/05/10(水) 19:21:09 ID:???
だめだ我慢できない…
原作つきの作品のネタばらし、連載中の作品のネタを発売日前にばらす
とかだったら意味あるけどこのスレで先のネタ書き込んでも意味ないじゃんw
何かしてるつもりなのこの人たちは(藁

197 :マロン名無しさん :2006/05/10(水) 19:37:33 ID:???
>>195
フレースヴェルグって普通のファンタジーで言うところの悪の大魔王でしょ?
その配下が実はまだ暗躍していて、勇者の子孫の命を狙ってるとかどうだろ
世界一の魔力持ってるエイリークと、魔法使えないけど聖剣使えるエルナって
フレースヴェルグの一味からしたらかなり危険な存在なんじゃないか?
その二人を守るために他の王族は全員犠牲になっちゃった、とか

まあちょっとベタすぎるけど

198 :マロン名無しさん :2006/05/10(水) 20:50:31 ID:???
そういえば聖剣とか伝説の勇者とか結構ベタベタなのに
悪の大魔王だけはなぜか魔獣に置き換えられてるんだよなあ
もしかしたら魔獣を操ってる大魔王が存在するのかも?
でも、そういうバトル路線に発展するような感じもしないから微妙かな

199 :あらすじ精霊さんへ :2006/05/10(水) 23:17:55 ID:???
個人的に話しがしたいです
捨てアドで構わないのでメールアドレス教えてください

200 :マロン名無しさん :2006/05/10(水) 23:35:47 ID:???
みんなエルナのことばっかり可哀想可哀想言ってるけど
シャールヴィも複雑な家庭の事情背負ってるっぽくないか?
「第9王子だからいーんじゃない」なんてセリフ、かなり自虐的になってないと口にできないと思うんだが・・・

201 :マロン名無しさん :2006/05/10(水) 23:38:22 ID:???
>>199
そういうときは自分からメアドを晒すのが筋じゃね?
ついでに言うなら、個人的な話といっても簡単な用件くらいは書くべきだろう。
そんな書き込みでわざわざ相手に捨てアド作らせて晒させる様な手間をかけさせるのか?

202 :マロン名無しさん :2006/05/10(水) 23:51:59 ID:???
>>200
臣下には慕われてるみたいだけど、親からは疎まれてるとか?
王子なのにもかかわらず最前線に出されて、使いすてっぽく扱われてるし。
自ら先陣切るような真似をしてるところを見ると、相当やけっぱちになってるよね。

203 :あらすじ精霊 1/3 :2006/05/10(水) 23:59:53 ID:???
   第2話 ヴァルキュリヤの騎行

夜明けの空の中、シャールヴィはゴルムを駆り飛んでいた。
眼下に広がる都市の廃墟。アンサズと友好関係にあった自由都市エイル。
アーサトゥアルの侵攻に抵抗していたが、あるとき突然謎の病が流行り町は全滅したという。

「何をやったかわかってんだぜ
 アーサトゥアルの光の王…いや 魔王エイリーク」

腰に着けた巾着袋の中をまさぐるシャールヴィ。
そのうちエイリークにもこいつをお見舞いしてやる。シャールヴィは獰猛に笑うのだった。

アーサトゥアルの街道を、エルナを移送する馬車が進む。
その前方に突然巻き起こる爆煙。転移の魔法によるものだ。
アンサズの手の者と判断し、身構える護衛の騎士たち。
エルナ姫の御一行とおみうけいたす――煙の中から人影が声を上げる。
魔法一つ使えぬ…神の加護なき闇の姫御子。
そしてそれゆえに、古来より世界を守ってきた封魔剣・聖剣を抜き去り、
世界を滅ぼすことのできる唯一の…そして最大の悪魔…!!

「エルナ姫! このグードランドのベルグソーラが 御首頂戴しつかまつる」

名乗りを上げて、人影は抜刀した。
アンサズではない。刺客の正体は、もう一つの大国・グードランドの竜騎兵だった。
巨大な竜の背に乗った三人の女騎士。
女王の親衛隊(ヴァルキュリヤ)、グードランドの精鋭中の精鋭である。
それだけではない。ベルグソーラの号令一下、飛び出す半獣半人の異形の軍団。
狂戦士(ベルセルク)。精霊に感染し、人間以上の力を手に入れた戦士たちだ。
予期せぬ事態に算を乱すアーサトゥアルの騎士たち。
魔精霊法は禁呪のはずと罵る騎士隊長をあっさり片付け、ベルグソーラは剣を構えて馬車へと飛び込む。

「エルナ 御覚悟」

204 :あらすじ精霊さんへ :2006/05/11(木) 00:00:32 ID:???
メルアドまだですか?
明日までにお願いします

205 :あらすじ精霊 2/3 :2006/05/11(木) 00:00:40 ID:???
しかし、馬車の中のエルナは、魔法でベルグソーラを返り討ちにしようとする。
驚きながらもエルナの体に剣を突き立てるベルグソーラ。
このエルナはニセ者だ。魔法を使おうとした上に、自動回復を司る回生呪も刻んでいる。
高位魔導士が、刺客を返り討ちにする役目を負ってエルナに変装していたのだ。
これはおそらく、アンサズのために用意された囮。自分たちはそれにかかってしまったのだ。
部下のラヴァルタに影武者の首を落として楽にしてやるよう命じると、
ベルグソーラはアンサズの刺客の仕事を見届けるべく、全軍を率い城の南に回るのだった。

そのアンサズの刺客であるシャールヴィは、アーサトゥアルの小細工を見破っていた。
魔法で空を飛びポーズを決めながら、アーサトゥアル城に用意されたもう一台の馬車を見つめるシャールヴィ。
が、マントが木の枝に引っかかってバランスを崩し、庭に落下してしまう。
発見した衛兵を殴り倒すと、シャールヴィは身を隠しながら移動をはじめる。
その耳に、エルナの名前が飛び込んできた。
出発を前に気を落ち着けるため、エルナは教会を訪れていたのだ。
教会を預かる魔導士に、この国の方向が正しいとは思えないと悩みを打ち明けるエルナ。
エルナの気立ての良さを知る魔導士は、エイリークに対する不信をこぼすが、
エルナは彼もあんな方ではなかったのに、と昔を回想する。

まだ幼い頃。
見も知らぬ小鳥の死に涙を流すエルナに、エイリークは優しく声をかけてくれた。
魔法の使えぬ凶々しき姫と悪意を漏らす侍女の言葉を無視して。
死んだ小鳥を自分の使い魔にして生き返らせようと約束してくれたエイリーク。
去り際に、笑顔で手も振ってくれたものだった。

それに、何も知らぬ客人が魔法で動くからくりをエルナにプレゼントしたときも。
誰もが気まずそうにさざめく中、エイリークは確かに駆け寄ろうとしてくれていた。
取り巻きたちに阻まれて、実際に声をかけてくれることはなかったけれど。

けれど。
思い起こされる、成長したエイリークの冷たい言葉。
自分が他に何に役立つというのか、考えてみるがいい、エルナ、と。
その心ない冷徹な言葉を思い出すと、エルナの胸は激しく痛むのだった。

206 :あらすじ精霊 3/3 :2006/05/11(木) 00:01:31 ID:???
そして、同時に思い起こされるのは、幼い日に聞いた母の言葉。
つらかったとき、その気持ちを忘れないようにしなさい、と言った母。
回りの人達がけっしてそんな思いをしなくてすむように、みんなに優しくしてあげなさい、と。

「おまえは魔法が使えないだけに…
 魔法に惑わされることもないのだから…」

だが、それならばいったい今、どうすればいいのか。エルナにはわからなかった。

(ああ… いっそのこと だれかこの牢獄から…
 今この城からすぐにでも 救い出してくれたら……!)

悩み苦しむエルナに、魔導士は一振りの短剣を差し出す。
聖短剣(グランクニーヴ)。勇者の短剣とも伝えられる、聖剣と同じく封魔呪を施された短剣。
姫のお苦しみようを見ていると、いっそのこと逃がしてさし上げることができたらと……
でも、私の力ではこれぐらいのことしか…、自らの無力さを魔導士は自嘲する。
出発までくつろぐように促され、2階に上がろうとしたエルナを、アトリが呼び止めた。
エルナを逃がすため、ここまで侵入してきたのだ。
戦争の道具になっちゃダメだと訴え、アトリはエルナの手を引いて逃げ出すように促す。
礼拝堂の椅子に隠れながらなら、魔導士には見つからない。チャンスは今しかないのだ。
しかしそのとき、教会の扉が開いた。
誰何の声を上げる魔導士に、侵入者は静かに問いかける。
ここにエルナがいるだろう、と。
魔法一つ使えねえ、神の加護なき闇の姫御子が。
そしてそれゆえに、古来より世界を守ってきた聖剣を抜き去り、
世界を滅ぼすことのできる唯一の…そして最大の悪魔…!!

「エルナを出しな…
 このアンサズのシャールヴィが その首たたき切ってくれる!!」

207 :マロン名無しさん :2006/05/11(木) 00:04:35 ID:???
>「エルナを出しな…
> このアンサズのシャールヴィが その首たたき切ってくれる!!」

ちょwwww
何この悪役台詞と悪役面wwwwwww

やっぱりこいつは主人公じゃないよw

208 :マロン名無しさん :2006/05/11(木) 00:07:23 ID:???
なんか三国志みたいになってきたな

アーサトゥアル=蜀
アンサズ=魏
グードランド=呉

みたいな感じか?
でもシャールヴィはワルモノっぽいしなあ

209 :マロン名無しさん :2006/05/11(木) 00:08:53 ID:???
エイリークって小さい頃はいい奴だったのか。
長ずるにつれ周囲の大人にいらんことを吹き込まれて、エルナに対する見方が
歪んでしまったってところかな。
つーか何?エルナってエイリークのことが好きなのか?
もしエルナに魔法があったら、エイリークの妃候補になってたんだろうか。

210 :マロン名無しさん :2006/05/11(木) 00:15:01 ID:???
なんか、本気でエルナがかわいそうに思えてきたな
何にも悪いことしてないのに一方的に悪魔とか言われて命狙われるキャラって結構いるけど
そういうキャラって本当は何か物凄い力秘めてたり世界の秘密握ってたりしてるじゃん
でも、エルナが命狙われてる理由ってこの世界の普通の人間が当たり前のようにできることができないから
つまり他の人間よりも劣ってる部分を理由に殺されそうになってるんだよなあ

イジメカコワルイ

211 :マロン名無しさん :2006/05/11(木) 00:24:18 ID:???
>>210
一応聖剣を使って全世界を脅迫出来るという特殊能力持ちではあるが。

シャールヴィは立場とか悪役っぽいのにイマイチ憎めないところがあるよな。
とりあえず忘れろーワロタ。

212 :マロン名無しさん :2006/05/11(木) 00:25:21 ID:???
>>207
アトリにかわいそうだが道連れになってもらうとか言ってるしなw
とりあえずこれでシャールヴィが悪役なのは確定として
エイリークはツンデレキャラと化す悪寒

213 :マロン名無しさん :2006/05/11(木) 01:15:47 ID:???
黒髪の美人キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!
でもちょっとしか出番無かったので、今後の活躍を望むよラヴァルたん。
「女王の親衛隊」って事はグートランドのトップは女王か〜
女が強そうな国かな〜?


ほんの少しの魔法で動くおもちゃも使えないエルナが可哀相だったな。
ちっちゃい頃から周りの何気ない差別があったんだろうね。
頑張れ、エルナ!

214 :マロン名無しさん :2006/05/11(木) 01:27:54 ID:???
女戦士だけど所謂ビキニアーマーではなく、きっちりとした鎖帷子+兜でがっちりガード。
本当にこの漫画は丁寧だな。

そう思うと、シャールヴィは軽装過ぎるよな。
あれで最前線早駆けするんだから、そりゃ臣下も心配するわ。

215 :マロン名無しさん :2006/05/11(木) 01:36:04 ID:???
空中ぶら下がり偵察をする王子様について

マントが引っ掛かった木は城の塀より高いのかよ!
ってツッコミはあり?
それともあれは
空飛ぶお馬さんから敵城へダイブしながら偵察している(だとしたら器用だな)途中で
ひっかけたのか?
どなたか解説プリーズ

216 :マロン名無しさん :2006/05/11(木) 01:38:37 ID:???
>>215
ダイブだと思う。

てか、王子様が毛皮着用ってどうなんですか。野盗ですか。
装備は斧だし…

217 :マロン名無しさん :2006/05/11(木) 02:07:17 ID:???
>>214
世界史の授業の資料でヨーロッパの古代あたり載ってる
「〜族の戦士」みたいだと思った。

ところであの戦士達のデザインだけど
バンドで固定した篭手まで描いてるんだな。
脚の防具も固定している描写もあるし、鞘とベルトの繋ぎとか
細かいとこは細かい、とちょっと感心したけど、
実際剣道とか武術やってる人から見たら、どうなんだろう?
剣道やっておけばよかったと後悔。


しかしこの漫画、衣装はめっさ細かい割りに
羊の群れとかいい加減だったりするな。
そんなとこ丁寧にされても困るけど。


218 :マロン名無しさん :2006/05/11(木) 02:26:17 ID:???
>>216
やっぱりダイブか。THX


王子様装備って見たところこんな所か?
ぶき1:首斬り斧
ぶき2:剣
あたま:根性はちまき
からだ:毛皮の鎧
うで:ぐるぐる腕輪
あし:もふもふした毛皮のブーツ
アクセサリ:マント
アイテム:飴玉???



219 :マロン名無しさん :2006/05/11(木) 02:30:48 ID:???
えーと次号はシャールヴィ対魔道士様?
その隙にアトリはエルナを連れて逃亡?
でもそこにグードランドのヴァルキリア3人衆が追いつくって展開か?

………アトリは死亡フラグを力の限り立ててないか?

>217
酪農漫画じゃあるまいに羊を丁寧に書き込む漫画家ってどうよw

220 :マロン名無しさん :2006/05/11(木) 02:52:44 ID:???
あんな少年が野盗のような王子様に殺されたら
作者は鬼だな


221 :マロン名無しさん :2006/05/11(木) 03:18:19 ID:???
アトリがヴァルキリアかシャールヴィによってあぼーん
→エルナが勇者として覚醒?
王道かもしれないが、完璧にWJ展開。

222 :マロン名無しさん :2006/05/11(木) 06:28:45 ID:???
さすがにアトリは死なないんじゃないか?
作者女性だし一応少年漫画だし、そんなハードな展開にはならないでしょ
エルナのお相手としてはエイリークの次ぐらいの候補だし、アトリ

エイリークとの和解はあるのかなあ
なんかエイリーク、バーリはんに操られてんじゃないかって気もするんだけど

223 :マロン名無しさん :2006/05/11(木) 07:05:37 ID:???
魔導士様は名前ないのか?w
仲間になりそうな感じするから来月以降ちゃんと明かされるのかなあ
つか、案外エルナの中身見てくれてる人っているんだな
ほっとしたよ

224 :マロン名無しさん :2006/05/11(木) 10:09:42 ID:???
>223
うん、あそこはホッとした。見てる人はちゃんと見ててくれてるんだなって。

あと、さりげにエルナの母さんのセリフに深いものを感じるよな。
エルナの母さんだってきっと魔法使えない子産んだ嫁さんってんで
肩身の狭い思いしてただろうに。
差別され続けてたっぽいエルナが歪まずに育ったのは
あの母さんの存在が大きいんだろうな。

225 :マロン名無しさん :2006/05/11(木) 11:02:13 ID:???
やっぱりおかんは、娘が魔力なしで
ずいぶんいびられてきたんだね。

第三勢力が入ると俄然おもしろくなってくるけど、
先がまだみえないねえ。

226 :マロン名無しさん :2006/05/11(木) 14:06:35 ID:???
来月巻頭カラーじゃね?結構人気あるんだな。

227 :マロン名無しさん :2006/05/11(木) 14:08:37 ID:???
お前ら大事なところつっこんでないな
ヌ ー ド に 手 錠 ハァハァ

228 :マロン名無しさん :2006/05/11(木) 15:35:41 ID:???
>>227
さすがエロ出身漫画家。

って本当にそうなんだろうか。本編からはそれがほとんど感じられない。

229 :マロン名無しさん :2006/05/11(木) 19:26:26 ID:???
つーかこの人の絵からはエロスを感じないんだが
肉感に乏しいというか、上手いんだけど萌えからは微妙に外れてる希ガス
いや、エルナはとってもカワイイですがっ!

>>224
母ちゃんのセリフ、ありがちだけど深いよな
魔法のあるなしに惑わされた連中に心ないこと散々言われたんだろうなあ

エイリークも子供の頃は惑わされることのない良いヤシだったのに…
やっぱ変わらざるを得ない事件でもあったんだろうか
ヴァーリが悪役っぽいから洗脳されたりとかしてたりして
それにしても悪役ばっかだなこのマンガw

230 :マロン名無しさん :2006/05/11(木) 20:45:35 ID:???
シャールヴィ…野蛮な悪役
ヴァーリ…陰険な悪役
エイリーク…美形な悪役
女王の親衛隊…三人組の悪役

未だ2話なのにバラエティ豊かだなあ。
でも、悪役と言うよりも敵役と言った方がいいかもだ。


231 :マロン名無しさん :2006/05/11(木) 22:03:48 ID:???
エルナの味方は無力な子供と名無しの魔導士様だけか・・・

232 :マロン名無しさん :2006/05/11(木) 22:28:02 ID:???
「こら!もう良い 静まれ」の左上、明らかに食べている件について

233 :マロン名無しさん :2006/05/11(木) 23:12:55 ID:???
>>232
うわ、本当だ。
狂戦士って完全に人間としての理性を失ってるのかな。
獣化したら二度と人間に戻れないとかだったら魔精霊法テラコワス。

魔導師に「あの人に早く来られても間がもたないからな」
とか言われてるヴァーリ、ワロタw

234 :マロン名無しさん :2006/05/11(木) 23:14:13 ID:???
「精霊に感染してる」って表現も面白いよな
ウィルスか何かなのか精霊はw

235 :マロン名無しさん :2006/05/12(金) 00:13:18 ID:???
う〜ん、正直展開が遅すぎるな
どんなストーリーになるのか全然見えてこないのもツライ
設定ばかり先走りして物語の進行が追いついてない感じだ
来月からようやく話が動きはじめそうだからもう少し我慢して読んでみるか・・・

236 :マロン名無しさん :2006/05/12(金) 08:49:50 ID:???
>>230
悪役とか敵役と言うより、彼らは自国の利益を考えて動いてるだけだよな。
そこにエルナと言う「兵器」の存在が絡んできているだけで。
単純な善悪論では語れないと思う。

完全なる悪は、強いて言うなら伝説に出てくる魔獣フレースヴェルグだろうか。
勇者の手によって滅んでいるらしいから現在の物語に絡んでくるのかはわからないが。

237 :マロン名無しさん :2006/05/12(金) 10:32:20 ID:???
あの国じゃあぶっちゃけエルナは超核兵器そのものだもんね。
アーサ国はアメリカになれるかどうか
下手したら全世界滅ぶけど

エルナを殺してしまえば、相手の勝ちってわけ?

238 :マロン名無しさん :2006/05/12(金) 11:28:19 ID:???
このままエルナ(の首)争奪戦になるんだろうか。
この先、エルナがすんなりノルズ山の離宮に入るなんて展開はなさそうな感じ。
たとえ離宮に入れても、エルナお命頂戴ーといろんな刺客が千客万来で
ひたすら逃避行、という図が頭に浮かぶよ。

それで追い詰められて気がついたらノルズ山の山頂まで来ちゃって、
思い余って目の前の聖剣を抜いちゃう…とか。バッドエンドまっしぐら。
それをやったらこの作者はある意味神だ。鬱展開の神。

なんにしろエルナマジかわいそうだよな。
皆が当たり前に出来ることが出来ないばっかりに。ひどい扱いだ。

239 :マロン名無しさん :2006/05/12(金) 20:47:02 ID:???
エルナかわいそうだよなあ
偽善者キャラ嫌いなんだけどエルナには同情してしまう
強みが何にもない普通の女の子だからか?

つーか、マンガでこんなに普通っぽい女の子キャラが主人公ってすごく珍しいんじゃないか

240 :マロン名無しさん :2006/05/12(金) 21:49:40 ID:???
>239
んだな。もっと日常的な題材ならともかくファンタジーで
特別強い戦士とか特別すごい巫女とかじゃない『普通』の女の子だもんな。珍しい。

そういえば今回聖短剣が出てきたけど、最終的に聖剣は出てくるんだろうか。
人の話や回想の中に出てくるだけで終わるのか、それとも実際に登場するのか。
実際に登場するとしたら、エルナは聖剣を抜くことになるのかならないのか、すごく気にならね?

241 :マロン名無しさん :2006/05/12(金) 22:30:48 ID:???
聖剣抜くのか?今ん所、目的理由が見当たらないがナ〜。

それこそ>>238じゃないが、憎悪や欲望、恐怖、そういったものに心身ともに
深く傷つけられ、追い詰められて辿り着いたノズル山の頂、虚ろな目をした
エルナが「ナンデコンナセカイヲダイジニオモッテイタノダロウ…」
みたいな独白して…てな60〜70年代ばりの世界全滅エンドしか考えられない。
いくらなんでも有り得ないだろ、コレ。
第一、全滅しちゃったら語り伝える者がいなくなってサーガにならない。

聖剣抜く=世界全滅なんだから、全滅を回避する方法があって、しかも
そんな危険を冒してでも聖剣を必要とする何かが必要…いや、聖剣に関係なく
世界が絶滅寸前状態になってしまってもいいのか。
まだまだ展開を予想するには材料が足りないね。

242 :マロン名無しさん :2006/05/12(金) 22:31:35 ID:???
でも、抜いたら世界滅びちゃうんだろ?
魔獣が復活したら聖剣抜かないと太刀打ちできないと思うんだけど・・・どーするつもりなんだろ
まあ魔獣が復活してラスボスになるなんて方向にいくかどうかも今の段階じゃわからんけど
そもそもエルナは今それどころじゃないしなw

それにしても、最強の武器の存在を最初からバラしといて、それが絶対使えない設定にしてあるのは上手いと思う
なんつーかこう、聖剣にものすごい存在感を感じる

243 :マロン名無しさん :2006/05/12(金) 22:42:34 ID:???
推測だけどアーサトゥアルだけは助かる策を用意してるかもしれないんだろ?
それを上手く使えばなんとかなるんじゃないか。

244 :マロン名無しさん :2006/05/12(金) 23:02:26 ID:???
>>242
伝説の勇者が倒したはずの悪者が復活ってのは
RPGとかではお約束の展開だけど、このマンガだとどうなんだろう
勇者とか聖剣とかキーワードは凡百のRPGっぽいのに、なんか雰囲気違うんだよな、このマンガって

245 :あらすじ精霊 1/3 :2006/05/13(土) 00:00:26 ID:???
   第3話 邂逅

アンサズのシャールヴィ。
その名を知る魔導士は震えながらも、エルナを守るため戦う決意を固める。
魔法戦だ。シャールヴィが詠唱を開始する。
アトリとエルナは扉の陰に隠れながら、その様子を見守っていた。
二人の気配を感じたのか、詠唱を続けながらもちらりとシャールヴィが視線を向ける。
アトリは慌てて姿を隠す魔法を使い、今のうちに逃げるようエルナを促す。
そのとき、シャールヴィよりも早く魔導士の魔法の詠唱が完成した。

「吹け(ブローサ) 陣風竜(イルドラーク)」

「守りたまえ(フォルスヴァーラ)…
 …クリングメイー… 圏(クレトゥス)」

魔導士が放つ旋風の魔法が教会内を破壊する。
しかし、シャールヴィの前に現れたルーン文字に似た魔法の障壁は、その衝撃を全て防いでいた。
吹き飛ぶエルナたちの前の扉。
遮るものがなくなり、エルナとシャールヴィの視線があった――かに思えた。
しかし、アトリが使った魔法、子供の願いを聞く妖精(アールヴ)ハーリティの加護は絶対。
シャールヴィからはエルナの姿は見えていない。
とにかく逃げようというアトリだったが、腰が抜けて動けなくなってしまっていた。
そんなやりとりなど知らず、シャールヴィは決着をつけるべく詠唱を再開する。
シャールヴィの周囲に現れる無数の光弾。

「炎箭(エルドクヴァスト)」

魔導士は先刻のシャールヴィと同じく魔法の障壁を展開しようとするが、間に合わない。

「発弾(ゲフィーア)」

無数の光弾が炎の矢となって降り注ぎ、魔導士の体を貫いた。

246 :マロン名無しさん :2006/05/13(土) 00:00:41 ID:???
>>244
フレースヴェルグは復活します
ヴァーリはフレースヴェルグの使い魔です
エイリークは死んで世界樹になります

247 :マロン名無しさん :2006/05/13(土) 00:01:05 ID:???
魔法の衝撃によって破壊される教会。その物音に、衛兵たちも異変に気づきはじめる。
回生呪によって死を免れたとはいえ半死半生でありながら、まだ抵抗しようとする魔導士に、
シャールヴィは腰の巾着袋から取り出した小さな玉を見せつける。
自然の精霊とは違う、小さい精霊の入った玉。それをバラまくと、人や獣に色々なことが起こるという。
それが、魔精霊法。
魔精霊法は禁呪のはずと叫ぶ魔導士に、その禁呪できさまの国はいくつの町を滅ぼした、と非難を返すシャールヴィ。
魔精霊の入った玉を投げつけ、魔法で破壊すると、液体のようなものが魔導士の体に降り注いだ。
その瞬間、魔導士の体が異常な形に膨らみはじめる。
回生呪の再生機能が狂い、傷口だったところがめちゃくちゃに増殖しはじめたのだ。
エルナを守れなかったことを悔やみ、詫びる魔導士。
居ても立ってもいられず飛び出そうとするエルナを、アトリが必死に引きとめる。
ここでじっとしてるしかない。俺たちは弱いんだからしようがない。
それとも、なんとかして人を呼ぶか…
事実、教会の周囲はすでに衛兵によって取り囲まれており、突撃準備を整えつつあった。
しかし、シャールヴィが斧を振り上げ魔導士にとどめをさそうとしたとき。
涙を流し、ひたむきな表情で、迷いもためらいも見せず。
待ってください、と懇願しながら、エルナはシャールヴィの前に飛び出していた。

「殺さないで 私がエルナです エルナはここにいます!」

予想外の事態に驚く魔導士、衛兵たち、そしてシャールヴィ。

「わたくしを! 殺せばよいのでしょう!」

エルナは泣きながらも毅然とシャールヴィをにらみ上げ、その非道を非難する。
だが、シャールヴィにとってエルナの行動は馬鹿としか言いようのないものだった。
なぜ逃げなかったのか、と問うシャールヴィ。
これは戦だぜ、姫様。俺は俺の信念のために戦い、奴は奴の信念のために戦った。
強い者が勝つ。首を落とす。それまでだ。
強い者が正しいとは、と抗弁しかけるエルナの言葉を遮り、シャールヴィは強い口調で断言する。

「勝った者が正しくなる 歴史はそう動く!」

248 :あらすじ精霊 3/3 :2006/05/13(土) 00:01:55 ID:???
自分が正しいと思ったら勝つことだ。絶対に。
ところがここに、わざわざ負けに出てきたヤツがいる。
アーサトゥアルにとって、エルナは世界の命運を握るための切り札だったはずなのに、
たった一人の魔導士のために自国を、民草を捨てて。
王族の命はてめえ一人のもんじゃねーぞ。静かに叱責するシャールヴィ。

「……でも私にはできなかった…
 私は… 目の前のたった一つの命だって 見捨てることは…」

涙を流しながら訴えるエルナに、魔導士とアトリは涙し、衛兵たちは息を飲む。
あんたは変わってるよ…神妙な表情でつぶやくシャールヴィに、魔導士が助かるのか尋ねるエルナ。
魔精霊法の中でもメジャーなものだし、アーサトゥアルでなら治療できるだろうとシャールヴィは請け負う。
それを聞いて、エルナの表情が緩む。
じゃあいいです…もっといい方法があったかもしれないけど、後戻りはきかないから。
あなたは私を殺さなくちゃならないんだから。
諦めすら通り過ぎた静かな表情で言うエルナに、シャールヴィはそうだ、とうなずく。
これまで虫みてーにいっぱい人を殺したぜ、とシャールヴィは語る
立ち向かってくる奴、逃げ回る奴。だが、こんな風に、ただ人を殺すのは初めてだ、と。
撫でるようにエルナの頭に手を置き、シャールヴィは斧を振り上げる。
その体に、アトリがしがみついた。
エルナは勇者の子孫。誰にも使えない聖剣を使える。
そのうちすんごい強くなって世界を救うんだと、アトリは心の底から信じきっている表情で訴える。
苛立ち、アトリを足蹴にして引き剥がすシャールヴィ。
その小さな体に斧を振り下ろそうとしたとき、エルナが動いた。
アトリを守るために。聖短剣を引き抜いて。シャールヴィをにらみつけ。
そのエルナの様子に、シャールヴィは嬉しそうに頬を緩める。
その目だ。勝とうとする目!!

(っ来い!!)

エルナを迎え討つべく、シャールヴィもまた戦いの構えをとるのだった。

249 :マロン名無しさん :2006/05/13(土) 00:26:34 ID:???
エルナいい子だよエルナ

シャールヴィ、粗暴なだけの筋肉馬鹿かと思ったら案外色々考えてんだなー
ちょっと見直したぜ

250 :マロン名無しさん :2006/05/13(土) 00:34:43 ID:???
精霊さん乙!

エルナーっ!!
不通に考えると斧と短剣じゃ、間合いも武器としての威力も違い過ぎて
どうにもならん気がするんだけど…。
封魔呪の聖短剣ってどういうことが出来る剣なのか。

>>249
同意w
それなりに自分の立場をわきまえてはいるっぽいね。

251 :マロン名無しさん :2006/05/13(土) 00:40:56 ID:???
ライバルキャラとかそういうポジションなのかねこれは

252 :マロン名無しさん :2006/05/13(土) 00:42:00 ID:???
あんな筋肉兄ちゃんに勝てるわけなかろ。
勝てる勝算って「主人公だから死ぬなんて無いよな」て理由ぐらいしかない。

253 :マロン名無しさん :2006/05/13(土) 00:58:58 ID:???
精霊さん乙。

>>252
真っ向から立ち向かったらまず負けだよなー。
やっぱ聖短剣の封魔呪がカギじゃねーの?
具体的にどうなるのかはまだわかんないけど、少なくとも人の中の魔法に反発するんだろ。

シャールヴィは精神的な意味でこれからよきライバルになっていくのかも
王族としての立ち位置から諭してみたり
戦士としての立ち位置からどんなときにも勝ちを獲りにいこうとするガッツを教えたり

254 :マロン名無しさん :2006/05/13(土) 01:06:39 ID:???
しかし、仮にシャールヴィがエルナのライバルだとして、
ふつーのかよわい女の子のライバルがマッチョ兄ちゃんって、新機軸もいいトコだなw

255 :マロン名無しさん :2006/05/13(土) 02:32:01 ID:???
確かに。
という訳でここはそうした新機軸に見せかけて実は王道の
素直になれないツンデレらぶコメになって行く超展開キボン。

256 :マロン名無しさん :2006/05/13(土) 03:10:43 ID:???
おいおいシャールヴィは「オラわくわくし(ry」タイプの戦士かよw
戦いを挑んできたエルナを迎え撃つ顔が嬉しそうなこと。

257 :マロン名無しさん :2006/05/13(土) 04:53:20 ID:???
ネタバレ






シャールヴィはエルナを殺した後、女装して第三のエルナになるんだよ。
そうすることでアンザスがギムレーの覇権を握る。

258 :マロン名無しさん :2006/05/13(土) 06:15:02 ID:???
ところで、魔法戦やるよりダッシュしてその斧で魔導士様の首切ればいいじゃんって思ったのは俺だけ?

259 :マロン名無しさん :2006/05/13(土) 07:20:41 ID:???
それはこの種の作品で言ってはいけないお約束ではw
変身、合体、魔法、必殺技の類は、終わるまで黙って見てないと。

実際、あんだけ長い呪文を唱えなきゃならないんなら、
飛び道具の間合いに入られれば、魔法なんか使ってる
余裕は無いよな。
1話の雷撃にしたって、「何者だ?」とか言ってる間に
矢の雨を降らせていれば…
噛み噛みの魔導士とか、早口言葉得意の魔導士は
いるのだろうか。

260 :マロン名無しさん :2006/05/13(土) 07:27:58 ID:???
>>259
噛み噛みなのはほっといて、早口得意なのは居そうだ。
てか呪文長いのばっかだから短いのはあるのか?

今回は魔法戦ってことで強力な魔法で攻防してるだけで、
剣を交えた戦闘では短呪の魔法は結構使えそうな。

261 :マロン名無しさん :2006/05/13(土) 08:36:25 ID:???
魔道士様が使ったイルドラーグが短呪系最強魔法らしいから、
逆に言えばあれで短呪らしいな。
一言で発動する魔法はあるんだろうか。それなら使いやすいが。


262 :マロン名無しさん :2006/05/13(土) 12:04:51 ID:???
ここまでしっかりした呪文を唱える魔法が多いと、
逆に一言で済むのはコントロール不可能とか何らかの不都合を抱えてそう…。

263 :マロン名無しさん :2006/05/13(土) 13:57:31 ID:???
魔法の考察ぶった切りでスマンが吐かせてくれ

魔導士様がっっ!・゚・(ノД`)・゚・。
必死でエルナを守ろうと、震えながら頑張って
傷口が膨らんで身体の中から破裂してるのに
エルナを案じている姿に泣いたよ

264 :マロン名無しさん :2006/05/13(土) 16:31:38 ID:???
短呪系ってぐらいだから、威力低めで一言のとかありそう。
しかし魔法カッコイイな。
体系も色々ありそうでwktk

265 :マロン名無しさん :2006/05/13(土) 17:23:27 ID:bFDeKAXw
「ぱんっ」
というのがガラスの割れる音だとしばらく気付かなかった。

266 :マロン名無しさん :2006/05/13(土) 20:03:39 ID:???
気(ルフート)よ
この屍櫃に満ちよ
屍櫃は毒酒の壺のごとくなれ
毒酒の壺は腑分け鳥(カラス)の卵ほどに…
また冥狼(ガルム)の目玉ほどにもなりて 炎宿さん

炎箭(エルドクヴァスト)
発弾(ゲフィーア)!!

イルドラークは呪文が全部表現されてなかったけど、エルドクヴァストはこれが全文か。
意味不明な部分が多いけどいかにも呪文でカコイイ。
「炎箭」までで呪文が完成、「発弾」で完成した魔法を相手にぶつけるって感じかな。
イルドラークは「吹け(ブローサ)」でぶつけたっぽい。
全ての攻撃魔法にこんなワードがあるんだろうか。

飴玉砕いた風針(ヴィンナゴート)は、魔法名のみで発動したのか?
単なる描写の省略か?
魔法名のように針のような小さくて鋭い風圧みたいなもんをぶつける魔法かな。
それほど破壊力はないみたいだから、一言で発動?

カコイイからイルドラークも全文公開して欲しいな。
これからもどんな呪文が出てくるのかwktkしている。

267 :マロン名無しさん :2006/05/13(土) 20:50:27 ID:???
今のところ出てきている呪文は
・雷撃(ソールスラーグ)
・炎箭(エルドクヴァスト)
・陣風竜(イルドラーク)
・風針(ヴィンナゴート)
・圏(クレトゥス)
の5つかな?
雷、火、風、あとはバリア系統か。

>>266
このままでいくと水や土なんかの呪文も出てきそうだね。
地水火風、4大元素の精霊とかもそれぞれ登場しそう。

ところで回復系統の魔法って回生呪しかないのかな。
ケアルとかホイミみたいな呪文を唱えれば済むわけじゃなくて、
わざわざ入れ墨いれなきゃならんのか? ちょっと面倒だなー。

268 :マロン名無しさん :2006/05/13(土) 20:57:10 ID:???
回生呪を持つのは高位魔導士の証みたいだから
一般人用の簡単な回復魔法ぐらいあってもよさそうな気がするな

269 :マロン名無しさん :2006/05/13(土) 22:38:12 ID:???
この雑誌、がゆんの連載(ゲシュタルト)目当てで読み始めたんだが、エルナサーガ、いいね。
今まで北欧圏をベースにしたファンタジー漫画を読んだことがなかったから、新鮮だ。
設定も人物もきっちり作り込まれてて、面白い。ちょっと展開が遅いかなと感じたけど、
これからの話を生かすための基盤作りだと思えばそれも気にならないなあ。
ファイアーエムブレムと同時に注目してる漫画だ。

270 :マロン名無しさん :2006/05/13(土) 22:49:13 ID:???
>>259
ゲームなんかでは魔法使いの呪文詠唱中に、
そいつを攻撃して呪文を中断させるって手段が常套のものもある。

この漫画、クレトゥスの描写を見る限りでは、
魔法の力だけではなく吹っ飛んだ床とか椅子とかの破片も弾いてるみたいだ。
物理的な攻撃もある程度は防げるようだから、矢も防げるかも。

でも、クレトゥス張りながら他の魔法は使えないのかな?
魔法を中断→クレトゥスに移行しても大丈夫みたいだから、
攻撃魔法を使うのを諦めて逃げに徹して
飛び道具の間合いから外れるのがセオリーだろうか。
或いは誰でも魔法が使えるのだから、
別の魔法使いが攻撃魔法で援護して飛び道具部隊を潰すとか…。

いや、おやくそくを敢えて無視して現実的な対応策を考えたら、さw

271 :マロン名無しさん :2006/05/13(土) 22:58:15 ID:???
そういえば、誰でも魔法使える世界なんだから
戦争なんて魔法がバンバン飛び交っててもおかしくないはずなのに
第1話の戦争シーンではシャールヴィ以外魔法使ってる様子なかったな
グードランドの人たちも剣だけで戦ってたし
殺傷力のある強力な魔法使えるのはごく一部の魔導士とかだけなんだろうか

272 :マロン名無しさん :2006/05/13(土) 23:30:01 ID:???
>>271
魔法=飛び道具みたいだから、敵味方入り乱れる乱戦になると使い辛いんじゃない?
狙った獲物に絶対当たるミサイルみたいな魔法があるなら便利だけど。

273 :マロン名無しさん :2006/05/13(土) 23:42:18 ID:???
今さらながら気付いたんだが

エルナ=魔法が全く使えない、この世界の社会構造の枠組みからはみ出たところにいる無力なヒロイン
シャールヴィ=魔法が超得意で、この世界の社会構造の頂点(所詮一国だけど)にいる最強のヒーロー

という対比的な存在なんだろうか、この二人って

第一話のタイトル見たときはエルナとエイリークがそうなのかと思ったけど
今回の「邂逅」なんてご大層なタイトルから考えるとメインはこの二人だよなあ
人の命っつーか、戦いに対する価値観も全く逆なのが面白い

274 :マロン名無しさん :2006/05/14(日) 00:17:37 ID:???
子供の魔法って、何歳まで使えるんだろう…
30歳童貞はつかえますか…?

275 :ハーリティ :2006/05/14(日) 04:29:30 ID:???
イヤです(・∀・;)

276 :マロン名無しさん :2006/05/14(日) 06:35:26 ID:???
美形キャラなのに扱い散々な魔導士様テラカワイソス
つーかこの人絶対エルナに惚れてるよなー

277 :マロン名無しさん :2006/05/14(日) 06:50:48 ID:???
ちゃんと治るみたいだからレギュラー化するんじゃない?
まだ名前が出てこないのが不安だが

278 :マロン名無しさん :2006/05/14(日) 09:57:15 ID:???
>ファイアーエムブレムと同時に注目してる漫画だ。
つ「勇者はツライよ!」

279 :マロン名無しさん :2006/05/14(日) 10:53:44 ID:???
骨太なファンタジーで、なかなか面白いね
次回が楽しみ

280 :マロン名無しさん :2006/05/14(日) 10:58:12 ID:???
>>273 確かに外観上、既存の価値観では最上位クラスだけど、その割に
シャールヴィはどこかやさぐれている、というか世を拗ねた所があると思う。

力に関しての自信ということもあるけど、高い身分なのにわざわざ危険に
身を晒している辺りにそれを感じる。「第9王子だからいーんじゃない」とか。
エルナ程じゃないとしても、意外に宮廷内では疎外されて孤立しているんじゃ
ないだろうか。継承順位としては低いのに魔法が突出しているとか、民の
人気が高いとか、母が低い身分出身とかで。

対立ばかりでなく、二人が共感出来る部分がその辺りにあるんじゃないかと
予想しているんだが…登場以来、流血に継ぐ流血、残虐シーンばかり
なので、シャールヴィがエルナ側で生きて最終回を迎えられるとも考えにくい。
ヒロインに並び立つには血に濡れ過ぎ。
仮にエルナ側についても、エルナを助け、人知れず死亡の図が浮かぶ。

281 :マロン名無しさん :2006/05/14(日) 22:37:03 ID:???
>>269
ガンガンファンタジー、なにげに良質のマンガ揃ってるよな
今後が楽しみな雑誌だ

>>280
いや、でもそーいうやさぐれた男が純真な少女に癒され立ち直るってのは少女マンガの王道パターンだぞ
このマンガは純真な少女が速攻で言い負かされてるからどーかわからんが

282 :あらすじ精霊 1/2 :2006/05/15(月) 00:00:05 ID:???
   第4話 勇者の証

アーサトゥアル城の何処とも知れぬ場所。
体が風船のように膨らんだ異形の男たちが鎖に繋がれ、苦しみに喘いでいる。
その中で、ヴァーリはエルナとの待ち合わせのため出発の準備を始めていた。
早く殺せ。首を刎ねられた方がマシだと訴える男の一人に、ヴァーリは無表情に経過が見たいと告げる。
一国の大魔導士でありながら、敵国の捕虜や間者を処刑するふりをして魔精霊法の実験台にする。
それが、ヴァーリの本性だった。
世界に恐怖をまきちらすのか。叫ぶ男に酷薄な笑みをヴァーリは返す。

「ちがうな… 恐怖こそが平和をもたらすのだ アンサズの間者よ」

全てを企てたのがヴァーリであることを男は見抜き、そして自分が使い魔を放ったことを告げる。
アンサズのシャールヴィ王子が、エルナ姫の首をとりに来るだろう、と。

男の言葉通り、シャールヴィはエルナの命を今まさに奪おうとしていた。
エルナには何の罪もないが、世界に滅びの恐怖をもたらす闇の姫御子であるがゆえに。
しかし、斧の刃がエルナの体に達する前に、突き出された聖短剣が輝きを放ちシャールヴィの体を弾き飛ばす。
シャールヴィが体勢を崩した隙を見逃さず一撃を加えようとするエルナだったが、
聖短剣は易々とシャールヴィに掴み止められる。
しかしそのとき、聖短剣が再び輝きを放ち、刃を握ったシャールヴィの腕がズタズタになって血を噴き出した。
エルナが挽回したのを見て取り、チャンスとばかりに突っ込む衛兵たち。
それは、封魔剣の力。勇者にしか使えない聖短剣の力。
すげーやエルナ、と喝采をあげるアトリ。
しかし、エルナは自分がもたらしたシャールヴィの傷に、涙を浮かべ身を震わせていた。

(私が… 私が…!!
 誰かを守るためだって… こんなことは…)

283 :あらすじ精霊 2/2 :2006/05/15(月) 00:00:40 ID:???
腕を破壊する封魔呪と激痛に苛まれながらも、シャールヴィの闘志は衰えない。
勇者の子孫だからといって、この世界はアーサトゥアルのものではない。
シャールヴィの額にルーン文字が輝き、聖短剣の封魔呪を押し返すかのように急速に腕の傷が癒えてゆく。
絶対封魔剣・聖剣を使ったという勇者は、エルナのように全く魔法が使えなかったか…

「それとも逆に めちゃくちゃ魔法の強え奴だったのかも知れねーぞ…」

完全に腕の傷を癒し、エルナを突き飛ばすシャールヴィ。
エルナはシャールヴィの傷が癒えたことに、むしろほっと安堵の息をついていた。
シャールヴィの魔法も、今のでほとんど使い果たしてしまっている。
決着をつけるために振り上げられる斧。
しかし、その刃はシャールヴィとエルナの間に割って入った衛兵数人がかりの剣によって受け止められていた。
命に替えてもエルナを守ると豪語する衛兵たち。
ザコ同然の連中の決死の反抗に苛立つシャールヴィだったが、コッパ微塵にしようにもすでに魔法がない。
退却するときのことも考え、一計を案じたシャールヴィは、衛兵たちに自らの名を明かす。
その名に恐れをなして明らかにひるむ衛兵たち。命に替えても守るんじゃなかったのか衛兵たち。
シャールヴィはその隙に、エルナを人質に取ろうとする。
そのとき――

「ほう… 貴君がアンサズのシャールヴィか」

どうやって現れたのか、突如としてヴァーリがシャールヴィの眼前に立ちはだかっていた。
衛兵たちが期待を込めてヴァーリの名を呼ぶのを聞き、魔導士であることを知って危機感を覚えるシャールヴィ。
近寄ればエルナを殺すと脅しても、ヴァーリは狼狽する気配すら見せず歩み寄ろうとする。
不気味なものを感じ、シャールヴィはエルナを抱え上げる。
そんな場合じゃないのに恥ずかしがって真っ赤になるお呑気なエルナ。
ヴァーリに背を向けて逃げ出すシャールヴィ。エルナを殺すと、何度も脅しながら。
しかし、ヴァーリは平然とシャールヴィを追いかけてくる。
エルナの表情にはヴァーリに対する不安と不信が浮かぶのだった。

284 :マロン名無しさん :2006/05/15(月) 00:08:04 ID:???
あらすじ精霊さん乙!
なんかギャグはいってるんですけどw
>その名に恐れをなして明らかにひるむ衛兵たち。命に替えても守るんじゃなかったのか衛兵たち。

285 :マロン名無しさん :2006/05/15(月) 00:13:11 ID:???
慣れてきたのか精霊さんも砕けてきたなw

しかし内容的には結構シリアス?
やっぱヴァーリが悪役で決定かなこりゃ

286 :マロン名無しさん :2006/05/15(月) 00:17:34 ID:???
聖短剣結構強いな

287 :マロン名無しさん :2006/05/15(月) 00:29:42 ID:???
エルナを勇者と信じているのに「うわ絶対負ける」と思ったアトリw

あくまでも「今は弱いけど、今に強くなって勇者になるんだ」なんだろうな。アトリの中では。

288 :マロン名無しさん :2006/05/15(月) 00:35:14 ID:???
ヴァーリは「平和」をもたらすためには手段を選ばないらしいな。
ある意味国を思う重鎮というべきなのか…。

289 :マロン名無しさん :2006/05/15(月) 00:44:22 ID:???
エルナがシャールヴィのこと殺る気マンマンだったらしい件について

290 :マロン名無しさん :2006/05/15(月) 00:52:45 ID:???
>>289
シャールヴィが怯んだ瞬間に「今!」って速攻ふところに短剣捻じ込もうとした辺りですか。
あれ偶然かどうかわからんけど、今まで剣術なんかやったことない姫様が良くあんな隙を見出したな。
しかも相手は「無敵のシャールヴィ」だぞ。

291 :マロン名無しさん :2006/05/15(月) 01:19:21 ID:???
少なくとも威嚇とか牽制ですむ場所じゃないな
つーかあれ刺さってたら明らかに致命傷だろ
夢中になると容赦ないなエルナw

292 :マロン名無しさん :2006/05/15(月) 08:48:09 ID:???
>>291
短剣があんなにごっつい効果を持ってるって分かってなかったんじゃないか?
それと人死にが出そうになってる状況の必死さからするとあんなものではないかと。

293 :マロン名無しさん :2006/05/15(月) 08:52:00 ID:???
恥ずかしがるエルナかわいいよエルナ

聖短剣ちっこいけど強いんじゃね?この設定面白いな
いかにも姫様姫様したエルナだけど、これからどうなるんだろう。

294 :マロン名無しさん :2006/05/15(月) 09:28:37 ID:???
封魔呪っていうから相手の魔法を封印するとかかと思ってたんだけど
魔法を宿してる物質を消し飛ばす、みたいなもんと考えていいのかな?
そりゃあ誰も聖剣には近づけねえよなー

295 :マロン名無しさん :2006/05/15(月) 09:33:30 ID:???
シャールヴィ、姫様は、姫様だっこ汁!
米俵みたいにかつぎやがってw

296 :マロン名無しさん :2006/05/15(月) 10:37:58 ID:???
>ヒロインに並び立つには血に濡れ過ぎ。
いいこというな。

短剣の威力微妙だね。

しかし、こんな超宝物よく持ち出せたもんだ。
それとも普通の人が触れない封魔ものってあの世界ではわりにあるのかね。
例えば国の宝物を守る扉なんかに

297 :マロン名無しさん :2006/05/15(月) 11:38:30 ID:???
今月の展開で結構背景が見えてきたような…

魔力が強ければ魔風だって大丈夫なんじゃね?
まぁシャールピィはあの程度で枯渇してたらそのうち死ぬな。
たぶんエイリークが世界を救うかも。光の王だしな。

298 :マロン名無しさん :2006/05/15(月) 17:05:30 ID:???
>296
扉にそんなことしちゃ、誰も入れないだろw
…はっ、エルナなら侵入し放d

299 :マロン名無しさん :2006/05/15(月) 20:29:14 ID:???
というかそもそもさ、魔法を帯びてるやつは近づいたら破滅っぽい封魔呪なんてもの、
誰がどうやって作ったんだ?
シャールヴィみたいに魔法がバカ強い奴が跳ね返しながら?
それともエルナみたいに魔法をまったく帯びてない人間?
後者と考えたら、むしろ昔はエルナみたいな奴がたくさんいたとか?

300 :マロン名無しさん :2006/05/15(月) 20:33:52 ID:???
ファンタジーな世界的には神様にでも授けられたのかもしれん

301 :マロン名無しさん :2006/05/15(月) 20:35:54 ID:???
>>299
そこはサジ加減が難しくなりそうだな。

魔法の根源とか、ギムレーの紀元とか。

302 :マロン名無しさん :2006/05/15(月) 20:42:11 ID:???
魔獣を倒すために神が授けた、ってのが一番ファンタジーではありそうだけどな
まあその辺はおいおい明らかになってくんじゃないの?

303 :マロン名無しさん :2006/05/15(月) 22:55:33 ID:???
>>297
なにげなくスルーされているが
>シャール「ピ」ィ
っておい。気が抜ける打ち間違いだなw

304 :マロン名無しさん :2006/05/15(月) 23:01:40 ID:???
いや、そこはスルーしといてやれよw

305 :マロン名無しさん :2006/05/15(月) 23:58:23 ID:???
>>303
「ビ」ならまだしも「ピ」と打ち間違える訳ないじゃん。
白々しい突っ込みしてんなよ、ばか。

306 :マロン名無しさん :2006/05/15(月) 23:59:31 ID:???
案外、大昔は魔力ありとなしが世界を二分してたんだったりしてな。
魔力なしが魔力ありに対抗するために作り出したのが封魔呪だとか。
だって魔法が使えないハンデを埋めて、しかも魔力なしにしか扱えず
(シャールヴィは無理やり対抗してたけどあっと言うまにカラッポだったし)魔力ありへの威力は絶大な武器なんだぜ?

いろいろあって魔力なしの連中は滅びたけど、アーサトゥアルの王家にかろうじて血筋が伝わってて
エルナは先祖返りで魔力なしになったとか。
エルナの先祖とされてる勇者も封魔呪の剣を使えたんだし、こういう仮説もありだよな。

307 :あらすじ精霊 1/3 :2006/05/16(火) 00:00:19 ID:???
   第5話 暗黒の魔導士

エルナを抱えて逃げるシャールヴィの背中に、ヴァーリは魔法の詠唱をはじめる。
エルナの味方のはずなのに、エルナを巻き込むことを厭わぬその行為に驚くシャールヴィ。

「凍凛波(イスカルダストローム)」

ヴァーリの掌から放たれた凍気を、シャールヴィは逃げ込んだ先の扉を閉めて防ぐ。
凍結した扉をものともせずに瞬間移動で通り過ぎ、再びシャールヴィの背後に回るヴァーリ。
それを見てシャールヴィは再び驚く。
単体の瞬間移動は冥王法。普通は生きている人間が使うような魔法ではない。

衛兵たちは、シャールヴィが外へ出たときに備え陣を敷く準備をはじめていた。
兵士の一人が、隊長にエルナがあのシャールヴィに手傷を負わせたことへの感嘆を漏らす。
しかし、本当にすごいことはそんなことではない、と隊長は言う。
あれほどの鬼神がこの国に来て、まだ誰一人死んでおらぬ。
目の前のたった一つの命だって見捨てることはできない。涙を流してそう訴えたエルナ。
あの方は、本当に闇の姫御子なんだろうか。
もしかするとあの方こそ…顔も知らぬ勇者の影を、隊長は思い浮かべた。

エルナに構わず攻撃魔法を続けるヴァーリに、エルナが死ぬぞと訴えるシャールヴィ。
だが、ヴァーリは承知と断言する。
アンサズのシャールヴィより人質のみを無事ひきはがすなど、
へたな小技も通用すまいし、ためらううちに逃げられよう。
ただ奪われるぐらいなら、もろともにでもシャールヴィを倒してしまえば、
たとえエルナが死んでも、それを他国へ知らす者もない。
その言葉に、エルナは自らの立場を正確に理解した。理解してしまった。
世界が信じてさえいればいい。世界に破滅をもたらす闇の姫御子の存在を。
たとえ姫がもはや本当には実在しなくとも、恐怖さえ実在すれば、私の命など、要らぬと…
エルナを抱えたままヴァーリに背を向け、逃走を再開するシャールヴィ。

(――この国は この姫を棄てるか…)

308 :マロン名無しさん :2006/05/16(火) 00:00:33 ID:???
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309 :あらすじ精霊 2/3 :2006/05/16(火) 00:01:13 ID:???
気にいらねー。もし今魔法が使えたら、ギタギタにしてやるとこだが。
歯ぎしりをして不快感を露わにするシャールヴィ。
もう人質の意味もないでしょう、私を殺して一人で逃げれば…と泣きながら言うエルナを、
シャールヴィは今作戦を変えたんだ、と一喝して黙らせる。
足を止め、振り向いて階段の上からヴァーリを見下ろしながら、宣言するシャールヴィ。
ヴァーリとやら。てめえの一番恐れていることをしてやるぜ。
きさまのふりまこうとしている恐怖を打ち砕いてやる。
こいつを生かしたままアンサズへ連れ帰る。皆に証明してやるのさ。
はるか魔獣より出ずる魔風から、世界を守っている聖剣。
その聖剣を抜くことのできる闇の姫御子が、ノルズ山の離宮でその柄に手をかけているなど、

「おーウソだ! これがエルナだ!!
 エルナはここにいるってな!」

顔色を変え、魔法を放つヴァーリ。
何がアーサトゥアルは勇者の裔だ。心の中で毒づきながら、エルナを胸元に引き込むシャールヴィ。
その広い背中にヴァーリの攻撃魔法を引き受け、エルナの身を庇いながら確信する。
勇者どころか、魔獣の力で世界を統べようとしている。それが、今のアーサトゥアルなのだ。
しかし、魔法を使い果たしたシャールヴィの防御圏(クレトゥス)では、ヴァーリの魔法を防ぎきれない。
そして、傷つく肉体を癒しきれないほどに回生呪も弱まっている。
シャールヴィの状態を悟ったヴァーリは、エルナに短剣でシャールヴィに切りつけるよう指示を出す。
そうすれば、あなたを殺さずにすむ、闇の姫御子を失わずにすむ、と。
ヴァーリの言葉どおり、聖短剣を引き抜くエルナ。
今聖短剣でかすり傷でもつけられたら…自分の命の危険を感じ、シャールヴィは冷や汗を流す。
しかし、エルナはシャールヴィに切りつけず、聖短剣をかざした。
シャールヴィとエルナの周囲を封魔呪の結界が包み込み、ヴァーリの攻撃魔法を完全にはじく。
聖短剣は魔風を防ぐ聖短剣と同じ。あらゆる魔法を防ぐ。
世界を破滅させるだけじゃない。人を守ることもできる。

(私にも… 力がある)

エルナの表情から、憂いが消えた。

310 :マロン名無しさん :2006/05/16(火) 00:01:28 ID:???
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311 :あらすじ精霊 3/3 :2006/05/16(火) 00:01:59 ID:???
階段を上りきり、窓からゴルムを呼ぶシャールヴィ。
アンサズに寝返るかとエルナに問うシャールヴィだったが、
エルナは聖短剣を突きつけて、頬を染めながら自分の体を降ろすように指示する。
別に寝返るわけじゃありません。私がもっと強くなるべきでした。
エイリーク王にもう一度強く進言します。侵攻をやめるように。
そうすればきっと、と訴えるエルナに、シャールヴィは甘いと胸中でつぶやく。
そして、ヴァーリはエルナの行為を裏切りと見なし、激昂していた。
あと少しだというのに。

(あとわずかでこの世界が 我がものになるというのに…)

闇の姫御子など、時間さえあればいくらでも作れる。
声には出さずエルナの自惚れを嘲笑い、ヴァーリは二人に向けて必殺の魔法を繰り出した。

「爆瘴霧(ボルトーカ)!!」

解き放たれる衝撃波。
ヴァーリの想像を絶する行為にただ立ち尽くすエルナ。
だが、シャールヴィは即座にゴルムの背に乗り、空からエルナに手を差し伸べていた。

「エルナっ
 っ来い!」

吹き飛ぶ王宮のドーム。
間一髪逃げ出したシャールヴィたちが背後を振り返ったとき、
鬼のような形相で空まで追いすがってきたヴァーリがエルナに向けて手を伸ばした。
恐怖に息を呑むエルナだったが、その手はかろうじて届かず、ヴァーリの体は地上へと落ちてゆく。
ゴルムの背から見えるエイリークやアトリたちの姿に、その名を叫ぶエルナ。
アトリも何かを叫んでいる。
しかし、遠く飛び離れてゆくエルナの耳に、その声は届かなかった…。

312 :マロン名無しさん :2006/05/16(火) 00:10:57 ID:???
シャールヴィの男気に惚れた。
兄貴と呼ばせてくだせぇ。

313 :マロン名無しさん :2006/05/16(火) 00:32:13 ID:???
シャールヴィかっけー
今回のでようやく話の方向性が見えてきた希ガス
展開遅すぎw、でもこれだけじっくり描いてくれるとわかりやすいし納得もできるなー

314 :マロン名無しさん :2006/05/16(火) 00:45:59 ID:???
なるほど
これから二人の逃避行が始まるのね!


315 :マロン名無しさん :2006/05/16(火) 00:49:10 ID:???
バーリはん悪役確定ですな
二人でアーサトゥアルから逃げてアーサトゥアルをやっつける話になるんだろうか

あとはエイリークがバーリはん側かだまされてるかによって話が変わってくるかなー

316 :マロン名無しさん :2006/05/16(火) 00:55:00 ID:???
ヴァーリさん素敵に悪役だなぁ。
こういう合理的な悪役ってのは見てるの大好きなんでこの先大期待。

317 :マロン名無しさん :2006/05/16(火) 00:58:18 ID:???
バーリはんはやめいw

前々回あたりから思ってたけどシャールヴィって結構頭いいよな
感情にただ流されるんじゃなくてちゃんと理性で考えて行動してる感じがするし
ただエルナに惚れたり感化されて助けるよりこーいう展開のほうが理解できる

318 :マロン名無しさん :2006/05/16(火) 01:05:20 ID:???
>>316
言ってることは合理的だけど結構感情的になりやすいっぽいよなw
一方的に自分の都合押し付けてちょっと自分に不利な行動とったら裏切りって短絡的杉w

319 :マロン名無しさん :2006/05/16(火) 01:10:36 ID:???
しかし、世界を我が物にってずいぶん古典的な悪の魔法使いだよなあ。
やっぱりエイリークは操られてると見ていいのかな?

320 :マロン名無しさん :2006/05/16(火) 06:48:00 ID:???
エイリークはまだわからないね
少なくともヴァーリの中で自分>>>エイリークなのは間違いないっぽいけど
でも第1話を見る限りじゃエルナの味方ってことはないだろうなあ

321 :マロン名無しさん :2006/05/16(火) 08:55:46 ID:???
ちょっと待て。
「闇の姫御子などいくらでもつくれるわ」って、どういうことだよ!?
エルナはつくられた人間だってのか?
それとも、エルナに母親はきちんと居るから、何らかの手法で後天的に闇の姫御子にされた?
わけわからんよバーリはん。

と言うよりバーリはんはもしかしなくても、結構な年増なのだろうか。
エルナ誕生のいきさつに関わっているとすれば、20年程度はこの王家に関わってるはずだし…。

322 :マロン名無しさん :2006/05/16(火) 09:12:59 ID:???
俺もそこ、すごい疑問に思った
エルナの体質が人為的なものだとすれば
今回の聖剣を利用した陰謀のために準備されたってことだよな?
現段階ではそんなことしそうなのはヴァーリしかいないわけで…
もしかして、ヴァーリはエルナの父親みたいなもんなんじゃないのか?
エルナは魔精霊法で生み出されたホムンクルスとか…


323 :マロン名無しさん :2006/05/16(火) 09:26:31 ID:???
3話に続き、5話までカラーか…しかもこのページ数でこの内容。
結構しっかりした作家だな、無名なのに。

324 :マロン名無しさん :2006/05/16(火) 09:29:44 ID:???
気がつけば先月からエルナは聖短剣を鞘に収めてるんだな。びびって。

おかげでヴァーリが普通の短剣と勘違いしてるのがなんとも間抜けというか、素敵。

325 :マロン名無しさん :2006/05/16(火) 14:00:40 ID:???
>>321
てっきり捏造する気マンマンなのかと勘違いしてたのは俺だけでいい>闇の御子
だってシャールヴィにはエルナが死んでもそれを隠蔽しきれればいいって言ってたし。

326 :マロン名無しさん :2006/05/16(火) 16:02:31 ID:???
抑止力だしね。核みたいなもん?
使ったが最後世界滅亡
こんな人間がいたらやはり殺しておきたいかも…

327 :マロン名無しさん :2006/05/16(火) 18:37:29 ID:???
エルナの衣裳可愛い。帽子とかも

ところでこの作者がエロ出身って本当?なんか想像できない

328 :マロン名無しさん :2006/05/16(火) 23:50:42 ID:???
その人じゃないんじゃない? 似てるレベルだと思う。
ファンだとか,アシスタントとか。

329 :マロン名無しさん :2006/05/17(水) 00:21:30 ID:???
某氏のアシスタント経歴が「エロ出身」って噂になってるんじゃねーの?

330 :マロン名無しさん :2006/05/17(水) 03:20:04 ID:???
シャールヴィの肩にすっかり乗っかってるエルナがいいw
シャールヴィにとったら,羽根みたいに軽いんだろうな。

331 :マロン名無しさん :2006/05/17(水) 04:35:18 ID:???
厚き氷河を築けし者
深き凍土に住まう族よ
厚き風雪にて逃げし咎人の手足からめよ
その命凍るまで

凍凛波(イスカルダストローム)

来たれ…
はるか冥河(ギョツル)に厚くたちこめたる死の霧よ
死人の島から生まれた呪いの気(ルフート)よ
この新しき贄を受け取るがいい
その目玉も舌も脳も
骨の髄まで砕きて屠れ
出でよ
地獄の扉開けて
我今 焔の鍵を渡さん

爆瘴霧(ボルトーカ)

魔法が二個出てきたからメモ。
それぞれマヒャドとイオナズンみたいなもんなんかね。
大魔導士様が連発する程度の魔法だから、MPもDQ的に言うなら20P前後消費って感じか?
雷、炎、氷、爆発と系統が揃ってきたなあ。

332 :マロン名無しさん :2006/05/17(水) 04:56:41 ID:???
そしてそれぞれの系統の最大呪文が出てから、
魔法耐性とか強いドラゴンとか、最大でも倒せないやつが出てきて、
融合呪文を編み出すわけだな。

333 :マロン名無しさん :2006/05/17(水) 06:28:12 ID:???
「闇の姫御子などいくらでもつくれるわ!」から導き出される説としては

1.エルナはつくられた人間(ホムンクルス)?
 この場合、エルナの回想に母親が明らかに存在するので、彼女をどう設定するかが問題になる。
 a.母親もホムンクルス
 b.母親は借り腹・エルナの卵子だかを胎内に入れ込んで産んだ
 c.母親は完全な人間で、エルナとは血の繋がりがない

2.エルナは人間だが、ヴァーリが何らかの手段で後天的に闇の姫御子にした?
 この場合、いかなる手段を使ったか?
 a.妊娠時に母親に何か盛るなりして胎児の際に影響を受けた
 b.エルナ誕生後に何かかまされた

…これ以上何かあるか?
でもエルナは仮にもアーサトゥアルの王族なので、あまり変な事は出来ないと思うんだよな。
母親だって出自がはっきりしてなきゃおかしいし。エルナがホムンクルスだとここが苦しい。

334 :マロン名無しさん :2006/05/17(水) 06:58:37 ID:???
爆瘴霧の爆と瘴霧に若干間があるようだが
打て[スート]雷撃[ソールスラーグ]
吹け[ブローサ]陣風竜[イルドラーク]
のように
爆[ボル]瘴霧[トーカ]
なのか?

335 :マロン名無しさん :2006/05/17(水) 07:27:30 ID:???
>>333
エルナの体質は人為的な要素の一切ない先天的な特異体質だけど
エルナのような体質の人間を後天的に作る方法も存在する、ってことなんじゃないかな
確かに王族である以上、ホムンクルスとか実験で魔法使えない体質にされたとかは
考えにくいから、ヴァーリの言葉とエルナのことは分けて考えるのが現実的かも


336 :マロン名無しさん :2006/05/17(水) 07:39:55 ID:???
闇の姫御子云々も気になるが
聖短剣が封魔剣だから魔法を防ぐことができるってのはわかるけど
「魔風を防ぐ聖剣と同じだから魔法も防げる」って言い方がよくわからん
魔風と魔法って何か関係あるのか?
そもそも魔風ってのが具体的にどんなものなのかもよくわからんけど

337 :マロン名無しさん :2006/05/17(水) 07:58:53 ID:???
バーリはんは生きてる人間は普通使わない魔法を使ってたりするから、
魔精霊法を研究してるだけではなく、自分自身も禁呪に手を出してそうだ
つまり、バーリじいちゃんと呼んだ方が良い位の年rうわまてなにをすr(ボルトーカ



つーか、グードランド3人衆も狂戦士とか言う魔精霊法を使ってるじゃん。
と言う事はグードランド側もヴァーリ同様に禁呪に手を出してるヤヴァイ国家って事か?
狂戦士はメジャーな魔精霊なんだろうけど、
メジャーな奴も禁呪扱いってのは名無し魔導士様の発言から判ったし。
………アンサズも案外魔精霊の研究してるんじゃね?

338 :マロン名無しさん :2006/05/17(水) 08:00:38 ID:???
とにかくびゅーびゅー風が吹いてて,そこへいくと人間は死んでしまう、
ぐらいしか今はわからないね。
ギムレーの住人も世界の果てに行った人はいないし,実際詳しくは知らないのではないか?
我々の世界の中世の世界観で,世界の果ては海が滝になって落ちてるらしい、みたいな感じで。

339 :マロン名無しさん :2006/05/17(水) 10:18:24 ID:???
>魔風と魔法って何か関係あるのか?
そうそう、思った魔風=魔法扱いになるから

>「闇の姫御子などいくらでもつくれるわ!」
思いっきり伏線でましたな。こりゃあ作為的な生まれですなエルナ

>生きてる人間が使うかふつー
地味だけど、これも伏線??

流されているようで
エルナは、自身が核兵器として周りを脅して生きる存在になることに、
拒否を示した訳やね。

340 :マロン名無しさん :2006/05/17(水) 10:31:19 ID:???
魔風ってのはもともと魔獣がおこしてたもので、
今はその屍から吹き出してる訳だよな?
で、その台詞から認識として魔法≒魔風が成り立つ?
いまいちよくわからんな…

341 :マロン名無しさん :2006/05/17(水) 10:47:29 ID:???
>>337
現代でも各国が核の研究進めてるように
実際に使うつもりはないけど研究自体は行われてるんじゃないかな
ヴァーリみたいに人体実験までしてる過激な人がいるかは別として
魔精霊がウィルスみたいなもんだとすれば兵器としてだけじゃなく医療にも役立つかもしれないし

>>340
よくわからんよなー
魔風の力を借りて魔法を使ってるとか?
でも、魔法が魔風と同じものだとすれば
魔風は滅びをもたらすものなんだから魔法も滅びをもたらすものってことになるんじゃないかな
どうも作品世界の根幹に関わる設定に繋がってる気がする

342 :マロン名無しさん :2006/05/17(水) 22:34:06 ID:???
>>339
>>生きてる人間が使うかふつー
>地味だけど、これも伏線??
つか、冥王法ってのが何なのかよくわからんよね・・・
描写が丁寧な割りに設定面での説明が相変わらず足りないマンガだ
魔法とはまた違う技術なのかな?
「生きてる人間が使うか」って、生きてる人間以外の勢力が存在するってこと?

もしかするとこの「冥王」とやらがラスボスかもしれんね

343 :あらすじ精霊 1/3 :2006/05/18(木) 00:03:38 ID:???
シャールヴィに空馬で連れ去られるエルナを追いかけながら、アトリは叫ぶ。

「エルナ 俺信じてるから
 エルナが勇者だって
 絶対! 強くなって勇者んなって帰ってくるって」

エルナの耳に届くことがなかった、それは子供の夢にすぎない言葉。

   第6話 旅立ち

地上に着地したヴァーリに、衛兵の一人がシャールヴィと戦った魔導士の容態の急変を告げる。
自身の魔法が尽きたらしく、回生呪と病の進行のバランスが崩れたというのだ。
しかし、ヴァーリは構っている暇がないと告げると、眉一つ動かさず処分するよう命令する。
魔法と薬草をいくら費やしたところで後遺症は残る。魔導士としては使い物にならぬし実験にも使えない。
それでも逡巡する衛兵に、殺せ、とはっきり命令するヴァーリ。
しかし、あの魔導士はエルナ姫が命を賭して守ろうとした相手。
衛兵たちのためらいの理由はそこにあった。
説明を聞き、ヴァーリは激昂する。
エルナは聖剣を抜ける唯一人の人間。
彼女が世界を守っている聖剣のそばにいることで、アーサトゥアルは圧倒的な優位に立つはずだった。
それを、たった一人の魔導士のために自国を棄てるとは、姫もくだらないことをしてくれた。
衛兵隊長から勝手に借りた剣を、魔導士の首筋に振り下ろすヴァーリ。
衛兵たちが声にならぬ悲鳴を上げる。
姫様が、かけがえのない宝のようにされたものが。
たった一人の、魔導士の命が。
魔導士の脳裏に最期に浮かんだのは、悩み迷う儚げなエルナの姿だった。
無表情に魔導士の首を落とし、ヴァーリは怯えて震える衛兵隊長に剣を返しながら告げる。

「あまり私の手を わずらわせるなよ」

344 :マロン名無しさん :2006/05/18(木) 00:03:56 ID:???
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345 :あらすじ精霊 2/3 :2006/05/18(木) 00:04:12 ID:???
そのとき、エイリークが礼拝所を訪れる。
平伏し、エルナをシャールヴィに奪われた経緯を報告するヴァーリ。
術を敷いて飛竜(ワイバーン)を呼んで追跡することを伝えると、
必ずや全世界を王の手に、とヴァーリは誓いの言葉を口にする。
しかし、それはエイリークの本意ではなかった。
世界を手に入れることが目的ではないし、まだ王でもない。
冷静なエイリークの言葉に、非礼を詫びながらもヴァーリは内心で嘲笑する。

(そうだったな… しかしまあどちらでもよいこと………
 いずれ私が 王になるのだから…)

思慮深げな視線でヴァーリの背中を見送ると、
エイリークは何か報告したいことがありそうな様子の衛兵隊長を自室に招くのだった。

シャールヴィに縋って泣いていたエルナは、
腹が減らないかというシャールヴィの囁きに我に返り、顔を真っ赤にして体を引き剥がす。
エルナの反応の意味がわからず目を白黒させる激ニブのシャールヴィだったが、
とりあえずパンを取り出してエルナに投げ渡す。
ヴァーリの魔法や自分の聖短剣のせいで傷を負わせてしまったことを思い出し、謝るエルナ。
しかし、シャールヴィは敵に謝るなと一喝する。
エルナを助けたわけでもない。ただの人質で、命の保障はアンサズにつくまで。
そんなことをパンにがっつき水をがぶ飲みしながら喋るシャールヴィにエルナは、
この人、ホントに王子なのかしら、と呆れた目を向ける。
自分の知るもう一人の王子、エイリークとは全然違う。
空の果てを見つめながら、エルナはエイリークのことを想うのだった。

衛兵隊長からの報告を聞いたエイリークは、エルナの行為を愚かと決めつけていた。
エルナのやむにやまれぬ優しい心のためであって、決して裏切りなどではないと弁護する衛兵隊長。
恐らくは、最期にシャールヴィを助けてしまったというのも。
しかし、どう考えても一国の命運とたった一人の魔導士の命、ましてや敵の命など…
言いかけたエイリークの脳裏に、幼い日の記憶が蘇る。
ちっぽけな小鳥の亡骸を抱え、泣きながら走っていた従妹の姿。

346 :あらすじ精霊 3/3 :2006/05/18(木) 00:05:03 ID:???
空を羽ばたくゴルムの背中で、エルナは穏やかな気分に包まれていた。
そんなエルナの呑気さに、シャールヴィはあきれ返る。
聖短剣取り上げてねーんだから、そいつで俺を脅して他国へ亡命するとかあるだろが。
しかし、静かな時間は突然終わりを告げた。
雲の中から姿を現す巨大な影。飛竜。
その背に乗った女騎士が、剣を抜いて敵意を向けてくる。
やはりエルナを殺さずに連れ帰るか。よほど世界が欲しいと見える。
意味不明なことを言って斬りかかってくる女騎士の剣をシャールヴィが受け止めたとき、
右側からもう一人の竜騎士――ラヴァルタが斬りかかってきた。
誰何の声を上げながら剣を引き抜き、ラヴァルタの横腹を切り裂くシャールヴィ。
しかし、ラヴァルタは怯む様子もなく、闇の姫御子滅ぶべし、とさらに剣を振るおうとする。
シャールヴィに制止の声をかけるエルナ。
状況を考えぬ言葉にシャールヴィもキレる。
てめえも剣を抜け、死ぬぞ、と叫ぶが、エルナは首を縦に振ろうとはしなかった。

エイリークの知るエルナとは、そんな少女だった。
自分や誰かを守るために、相手を殺してよいものか。
どちらが生き残るべきか。
たった一人の魔導士と大勢の民と、どちらが救われるべきか。

「彼女は両方と答えるのだろう
 そして… 悩むんだ…」

二人の竜騎士の猛攻を凌ぐシャールヴィたちの正面に、新たな竜騎士が現れる。
グードランドのベルグソーラ。すでに剣を抜き、構えている。
再びエルナに剣を抜くよう命令するシャールヴィ。
そして、エルナは――?

347 :マロン名無しさん :2006/05/18(木) 00:17:12 ID:???
ヴァーリさん恐。

348 :マロン名無しさん :2006/05/18(木) 00:18:15 ID:???
>いずれ私が 王になるのだから…
なんつうかもう、典型的な人だなヴァーリはん

349 :マロン名無しさん :2006/05/18(木) 00:22:05 ID:???
エイリークは善玉っぽいな
ヴァーリに操られてるんじゃなくてヴァーリの本性に薄々気づきはじめてる段階ってところか
エイリークとアンサズに亡命したエルナが協力してヴァーリ倒す展開になるのかな

350 :マロン名無しさん :2006/05/18(木) 00:26:35 ID:???
自分が直接口つけて飲んだ水筒を,そのままエルナにさしだすシャールヴィ。
こっそり袖で水筒の口拭いてるエルナ w

351 :マロン名無しさん :2006/05/18(木) 00:36:25 ID:???
グードランドも本格参戦か
エルナを巡って三つ巴みたいな感じになるのかなー
今のところシャールヴィのアンサズが一歩リードしてるけど

>>350
あそこのエルナ可愛いよなw
それにしてもエルナはやっぱりエイリークに惚れてるのか・・・
エイリークのほうはあんなに冷たいのにな

352 :マロン名無しさん :2006/05/18(木) 00:53:20 ID:???
久しぶりに「世界の王になる」とか言ってる悪役見た気がしますよバーリはん

353 :マロン名無しさん :2006/05/18(木) 01:26:57 ID:???
とりあえず魔導士様追悼スレ立ててくるよ・・・(つД`)

354 :マロン名無しさん :2006/05/18(木) 02:44:46 ID:???
ああ魔導士様…|~
エルナが自分の安全を差し出してまで助けた人なのに。
でも周りの兵士達にエルナの気質が理解されつつあるようなので
アーサトゥアルでも親エルナ派ができれば良いなあ。
あと、エイリークがエルナの理解者になりそうでなにより。

355 :マロン名無しさん :2006/05/18(木) 03:19:05 ID:???
ああ名無し魔導士様………(合掌
隊長が「あの鬼神が来ても未だに誰も死んでおらぬ」だったのに…よりにもよって味方が殺すんだもんなあ。
そりゃ隊長もショックでかいよ…。
隊長なんだから防衛の仕事で人殺した事もあるだろうに、あんなにガクブルって…。

356 :マロン名無しさん :2006/05/18(木) 05:44:03 ID:???
>隊長なんだから防衛の仕事で人殺した事もあるだろうに、あんなにガクブルって…。
ヴァーリだからこそガクブルなんじゃね?

357 :マロン名無しさん :2006/05/18(木) 06:27:23 ID:???
魔導師はみんな髪の毛三つ編みにするんかな。(全部,もしくは一部)
ヴァーリは自分で毎日編んでるんだろうか?

358 :マロン名無しさん :2006/05/18(木) 08:41:25 ID:???
魔導士様、最後の最後までエルナのこと想って死んでったね・・・。・゚・(ノД`)・゚・。
正直全米が泣いた

359 :マロン名無しさん :2006/05/18(木) 09:20:12 ID:???
あーん!(ry

360 :マロン名無しさん :2006/05/18(木) 11:18:44 ID:???
死ぬには惜しいキャラだったな、魔導士様
たった一人の命も見捨てることのできないエルナと、
自分の目的のためなら命なんかゴミみたいに捨て去ることのできるヴァーリ
良い対比だ
周囲の衛兵たちの反応でそれを浮き彫りにする描写の仕方も上手い

361 :マロン名無しさん :2006/05/18(木) 11:31:43 ID:???
魔導士ってどの位希少なのか分からないなぁ。
宗教的な司祭者としての役割もあるみたいだけど、王城内の施設に
一人しか配備されてないし。ていうか、魔導士どころかあの教会(?)、
名無し魔導士一人だけで掃除とかの雑役までこなしてたのか?
エリートなのか閑職なのか…

362 :マロン名無しさん :2006/05/18(木) 11:39:00 ID:???
ヨーロッパの城って,王城内に礼拝堂があって,街にも大聖堂がある。
どっちの神父が偉いのかは知らないが…

363 :マロン名無しさん :2006/05/18(木) 11:42:03 ID:???
ヴァチカンみたいな組織があるかないかで随分変わってくるかも

364 :マロン名無しさん :2006/05/18(木) 15:14:58 ID:???
魔導士様、死ぬと決まったわけじゃないのにな。
当のヴァーリ様曰く「後遺症が残る」「魔導士として使い物にならない」なんだから、命は助かった公算が高いだろうに。
シャールヴィだって「メジャーな魔精霊だからアーサトゥアルなら治療できるだろ」と言ったし。

と言う事は、エルナは魔導士様が死んだなんて思いもよらんだろうなあ。
むしろ絶対に助かったと安堵してるだろうなあ……そう思うと余計に遣り切れなくなる。

365 :マロン名無しさん :2006/05/18(木) 16:24:31 ID:???
いい人だったし立派だった
こう言う人の死は殊更に辛い
人の死の重いマンガだね

366 :マロン名無しさん :2006/05/18(木) 16:33:01 ID:???
魔導師として使い物にならない魔導師に生きてる意味はないってことなんだろうな
後遺症抱えても一般人として生きればいいなんて発想自体がないんだろう
何も考えずとにかく死なないでほしいと願ったエルナとは対照的だ

367 :マロン名無しさん :2006/05/18(木) 21:13:07 ID:???
あの世界は皆魔法がつかえるんだよね?
殊更別格で「魔導士」がいるのって何だろうな?

バーリはんをみると
強い魔法を使える王族の監視・指導や
魔法の研究を行っている人達なんだろうか?

368 :マロン名無しさん :2006/05/18(木) 22:18:42 ID:???
いい人だったな。

王族直属の礼拝堂の主なのに若いということは相当優秀なはずだけど、
血統のいいおぼっちゃんだったんだろうか。

どうもこの国は景気悪そうだね。
とても国の中枢の活気があるように見えないや。

369 :マロン名無しさん :2006/05/19(金) 00:12:21 ID:???
「プレスト」=「プリースト」でいいんだろうか?
巷にあふれたRPGに慣れ親しんでいる身としては
魔法使いと神官が一緒くたってのはなんとなく違和感があるんだがw

大魔導士(兼 神官)=王に意見できるほどの地位(宰相?)

この図式を見る限り、アーサトゥアルって政教分離できてない国なのかね。
そうすると、363の言ってるみたいなヴァチカンのような組織も出てくるかも。

370 :マロン名無しさん :2006/05/19(金) 01:09:16 ID:???
現実のカトリックみたいな感じになってるとすれば
ヴァーリはん=司教、魔導士様=司祭ってところか
魔導士様は実務レベルの責任者であって教会自体の責任者はヴァーリはんなのかも

371 :マロン名無しさん :2006/05/19(金) 01:47:15 ID:???
つーか第6話でようやく「旅立ち」かよ!遅っ!!www

372 :マロン名無しさん :2006/05/19(金) 02:50:48 ID:???
しかも旅立った瞬間にもう別の敵から撃墜されそうだしなw

373 :マロン名無しさん :2006/05/19(金) 06:42:52 ID:???
雲の中から飛竜が現れてからの空中戦は
脳内で「ワルキューレの騎行」を流しながら読んだら
めちゃくちゃ格好良かった。

374 :マロン名無しさん :2006/05/19(金) 07:48:18 ID:???
>>373
イイ!!(・∀・)
第2話のヴァルキュリア登場のシーンでも流してみたけどハマってるな
アニメ化したらぜひグードランドのメインテーマにしてほしい

375 :マロン名無しさん :2006/05/19(金) 10:42:43 ID:???
魔導士様が首切られるときの衛兵たちの反応がいいなーと思った

>「姫様が…かけがえのない宝のようにされたものが…」

これってそのまま人の命のことなんだよな
名前もない単なる脇役の死でこんなこと考えさせられるとは思ってなかったよ・・・
このマンガ、魔法が当たり前の割りに死人が復活するとかやらなさそうだなー、なんとなく

376 :マロン名無しさん :2006/05/19(金) 14:23:11 ID:???
だけど、「いかなる魔法でも蘇生できないように確実に首を落していく」って
あったから、首さえ無事ならなんとかなる場合もあるんじゃないか?

377 :マロン名無しさん :2006/05/19(金) 15:24:57 ID:???
仮にそうだとしてもどのみち魔導士様は生き返れないけどな・・・。・゚・(ノД`)・゚・。

378 :マロン名無しさん :2006/05/19(金) 16:35:10 ID:???
ヴァーリが使った剣、なんか刃の部分が尖ってないように見えるんだが。
あんなんで人間の首を落とせるヴァーリはんテラスゴス。

379 :マロン名無しさん :2006/05/19(金) 17:35:33 ID:???
特に鋭いってわけでもない鉄の板とかでも勢いとか重さがあれば人間の体ぐらい切れちゃうらしいよ
西洋の剣って日本刀と違って鋭さはそれほどでもなくて重さで断ち切る感じのものだったらしい

380 :マロン名無しさん :2006/05/19(金) 18:57:59 ID:???
西洋中世の剣は、斬り殺すというより叩き殺すものだったと
自分も聞いた事ある。

…それを軽々とやるヴァーリたん怪力か。

381 :マロン名無しさん :2006/05/19(金) 23:06:44 ID:???
優男に見えて化け物か

382 :マロン名無しさん :2006/05/20(土) 00:00:47 ID:???





























0:00だよ?

383 :マロン名無しさん :2006/05/20(土) 00:01:49 ID:???





























まだかな……

384 :マロン名無しさん :2006/05/20(土) 00:02:43 ID:???































385 :あらすじ精霊 1/3 :2006/05/20(土) 00:07:08 ID:???
   第7話 敗走

ベルグソーラの急襲に、エルナは動けない。
舌打ちしたシャールヴィはゴルムに合図を送り、急降下させてその剣を躱す。
手綱も持たず空馬を操るその技量に感嘆の声を上げるヴァルキュリヤたち。
追撃を開始しながら、ラヴァルタは脇腹の傷を上級治療呪文(ホーグクーア)で
癒そうとするが、何故か魔法が効かないようだ。
その魔法の光に、シャールヴィは相手がちゃんとした竜騎士であることを知り、名乗りを上げるよう要求する。
闇の姫御子の力を借りて世界を制しようなどという恥知らずに言われる筋合いはないが、と前置きし、
グードランドのベルグソーラはエルナの命を奪いに来たことを宣告するのだった。
そのベルグソーラの言葉に驚くシャールヴィ。
世界を制するとはアーサトゥアルがしようとしていたこと、エルナを奪ってきた以上戦う必要はない。
エルナもまた、ベルグソーラたちを止めるべく訴える。

「私がアンサズに行けば 戦争が終わるんです」

自分の身より戦争の行く末を案じるエルナに驚きながら、
エルナを連れ帰ればアンサズが勝ち、肥沃な領土を二、三もらうだけで戦争が終わる、と説明するシャールヴィ。
しかし、ベルグソーラたちは信じない。他にも理由があろう。
速度で空馬は飛竜に劣る。三匹の飛竜にあっさり囲まれるシャールヴィたち。
襲いかかる飛竜の足の指を、シャールヴィは戦斧で切断する。
竜の骨をも砕くその膂力に驚嘆するベルグソーラ。
さらにラヴァルタが竜の顎でシャールヴィをとらえようとするが、
シャールヴィはさっきのように急降下すると、竜の喉笛に剣を突き立て窮地を脱する。

(強い…)

ベルグソーラのシャールヴィを見る目が、いつの間にか変わっていた。
そしてエルナは、涙を浮かべながら、必死に戦いをやめさせようと静止の声を上げ続けるのだった。

386 :マロン名無しさん :2006/05/20(土) 00:07:25 ID:???































387 :あらすじ精霊 2/3 :2006/05/20(土) 00:07:54 ID:???
泣きながら走ってきた、幼いころの従妹。
一羽の小鳥の、ありふれた死のために。
そしてエイリークは、その小鳥を自分の使い魔にして生き返らせてやったのだ。
一切の魔法を帯びぬ、闇の姫御子エルナ。
彼女自身魔法が使えぬことはもちろん、誰も彼女に魔法をかけることもできぬ。
病になっても、傷を負っても、治療呪文(クーア)もきかぬ、回生呪も施せぬ。
自らのはかなさゆえに、その命へのまなざしがあるのか…

エルナがたった一人の命も見捨てることはできぬと守った魔導士の命を、簡単に奪ったヴァーリ。
衛兵隊長はヴァーリへの不信も露わに、そばに置くといずれ何かあるかもしれないとエイリークに進言し、
さらにヴァーリがエルナ追跡の手はずをとることにも不安を示し、自分たちにも追わせてほしいと訴える。
だが、エイリークは首を縦には振らなかった。
大ごとにするわけにはいかないし、衛兵隊長の不安にも根拠がない。
エルナの件は私自身が見届ける、と約束し、エイリークは衛兵隊長を下がらせる。
エルナが、人を動かす。
魔法も使えぬ、力もない、敵を倒すにも悩むような…

(――いや それでこそ人が動くのだとしたら…)

エルナのことを、もっとよく見ておくべきだったかもしれない。
そして、ヴァーリのことも。
協力してもらうよ、カルル。
エイリークは傍らの、鳥籠の中の鳥に向かってそう語りかけるのだった。

竜を殺され、森に落ちるラヴァルタ。
その身すら案じるエルナに、シャールヴィは気にするなと怒鳴り、森の中に逃げ込む。
その後を執拗に追うベルグソーラ。
闇の姫御子はアーサトゥアルにいてはならぬし、アンサズに奪われてもならぬ。
聖剣が実在し、ノルズ山の頂で魔風から世界を守っているのが事実なら、
同じ伝説にある魔剣・炎魔剣(レーヴァテイン)もアンサズの地のいずこかに封魔呪で封印されていることになる。
アーサトゥアルが闇の姫御子に聖剣に手をかけさせることで世界の覇権を握ろうとしたように、
アンサズが闇の姫御子に封印を解かせ、自在に魔風を呼び込むという炎魔剣で覇権をめざしたら…

388 :マロン名無しさん :2006/05/20(土) 00:08:15 ID:???































389 :あらすじ精霊 3/3 :2006/05/20(土) 00:08:38 ID:???
しかし、樹間を縫うようにゴルムを操るシャールヴィに、ベルグソーラたちは追いつけない。
魔法を撃とうにも手綱が離せない以上、呪文を唱えても掌相が結べない。
ならばぶつけてでも、最終の砦であるこの先の草地で落とす。
だが、シャールヴィに足の指を断ち切られた竜が、すでに限界を迎えていた。
バランスを失い墜落する飛竜と、その背に乗っていた女騎士・ヘルガ。
エルナはやはり、その様を目で追わずにはいられなかった。

エルナがかつてその死に涙し、エイリークが使い魔として生き返らせた小鳥。
それがカルルである。
腕の代わりに鳥の羽が生えた子供の姿をしたカルルに、エイリークはエルナを見守ってほしいと依頼する。
もし何かあったら、わからぬように助けてやってほしい、とも。
お調子者な性格らしいカルルは、後でニーデリの実の初物を手配してくれるなら、
と交換条件つきでエイリークの頼みを引き受けるのだった。

ついに森を抜けようとしたゴルムの首に、ベルグソーラが駆る飛竜の牙が食い込んだ。
激昂したシャールヴィの剣が、竜の頭蓋を貫く。
だが、そのせいでバランスが大きく崩れ、エルナの体が宙に投げ出される。
エルナを庇いながら地面に落下するシャールヴィ。
竜の亡骸に腰掛け、ベルグソーラが二人を見下ろす。

「ここが 我らの最後の砦だ アンサズの刺客よ」

そこではすでに、ベルグソーラ配下の狂戦士の群れが倒れ伏す二人を取り囲んでいた。
傷つき倒れたゴルムに涙するエルナに、ベルグソーラは、
あなたが生きている限り、あなたのために死ぬ者は絶えぬ、と告げる。
そして、シャールヴィは、今の落下の衝撃で足を痛めていた。

そんな絶体絶命の状況など露知らず、カルルは非常に面倒くさそうにため息をつきながら、
エルナたちの元へのんびりゆっくり飛んでいくのだった。

390 :マロン名無しさん :2006/05/20(土) 00:28:11 ID:???
何話か前の鳥さん登場。もっと急げよ。

しかしシャールヴィは鬼神扱いされてるだけあってさすがに強いな。

391 :マロン名無しさん :2006/05/20(土) 00:34:36 ID:???
ほほう、聖剣に対する魔剣もある訳か

392 :マロン名無しさん :2006/05/20(土) 00:36:49 ID:???
シャールヴィtsueeeeeeee!!
そしてもうピンチかよw
先月までのまったりモードがウソのような展開の速さだな

393 :マロン名無しさん :2006/05/20(土) 00:51:32 ID:???
エイリーク思ったよりまともじゃん
つーか第1話の時点でそのまともさ発揮してればこんなややこしい事態にならんかっただろうにw

394 :マロン名無しさん :2006/05/20(土) 01:49:03 ID:???
イイヨイイヨー
バトルの中で話に躍動感が出て来た。
巨大な竜を相手にするシャールヴィが格好良く描写されてる一方で
戦いをエルナが悲しんでいるのに説得力があるね。
そのバランスが上手い。

普通だったら「こんな状況で奇麗事」って感じてしまうけど
これまでのエピソードと
魔法を帯びていないから、いっそうありふれた命を大切にする
キャラクターが活きてる。



395 :マロン名無しさん :2006/05/20(土) 02:19:33 ID:???
ずっと戦場にいた王子と、ずっと城の中にいた優しすぎる姫、の対比が鮮やか。

396 :マロン名無しさん :2006/05/20(土) 03:39:19 ID:???
名無しの魔導士様の死はあれだけ引っ張ったのに、名前があるヘルガとラヴァルタはあっさりこれであぼーんか!?
この漫画のバランス感覚ってわからんw

397 :マロン名無しさん :2006/05/20(土) 03:44:38 ID:???
エイリークの使い魔が冥王法で「一日に千里を飛び抜ける」らしいが
こないだのヴァーリはんの瞬間移動といい
冥王法って、名前の割に地味系…?
もしかしたら、炎や氷系魔法のように分子の運動への干渉よりも
空間や時間とか高度な制御が必要な魔法かもしれないけど。

398 :マロン名無しさん :2006/05/20(土) 03:50:52 ID:???
>>396
全ては指揮を行うベルグソーラ様を引き立たせるため

399 :マロン名無しさん :2006/05/20(土) 04:05:01 ID:???
ベルグソーラ様凛々しいよ兜取って欲しいなあ。
ラヴァルタがかなり美人だし、グードランド女性はかなり美形レベルが高そうだ。
女王はどんな人かなー。

シャールヴィは強いが、地上に落ちたら足痛めてるわ魔法はないわで戦力大幅削減。
しかもベルグソーラは健在でその周りには狂戦士わんさか。
やばくないかこれ?
いよいよエルナが戦わざるを得ない?奇麗事言ってる場合じゃなくなる?

それにしてもエルナがアンサズ行ったら、平和にはなるけどあくまでもアンサズ主導の平和になりそうだ。
アンサズに領土取られたりするんだから。
シャールヴィは現段階でも彼女を半分人質として扱ってるようだし、国に連れて行けば絶対にそうなるだろう。
アーサトゥアル人から思いっきり売国奴呼ばわりされそうだなエルナ。

400 :マロン名無しさん :2006/05/20(土) 06:12:33 ID:???
目元にシワが書き込まれてるから結構オバハンなんじゃないかと>ベルグソーラ様

ここにきてエイリークたちの視点からエルナのキャラを浮き彫りにしてるってのはいいね
前回の「そして悩むんだ」といい、戦いだからって敵を犠牲にすることのできない
エルナのありようが非常にわかりやすい
そして無力なお姫様キャラが段々強くなって聖剣抜く話なのかと思ってたけど、
エルナが無力だからこそ周囲に影響を与えて行くキャラだとすれば、別に強くなる必要はないんだなあ
戦闘シーンはあっても従来のいわゆるバトルマンガとは一線を画したマンガになりそうだ


401 :マロン名無しさん :2006/05/20(土) 06:37:55 ID:???
戦闘シーンがカッコヨス
シャールヴィー、ゴツくて好かんと思ったがあのくらいの体格がないと説得力ないよな


402 :マロン名無しさん :2006/05/20(土) 07:15:15 ID:???
つーかエルナって回復魔法とかも効かんのか
つくづく難儀な姫さんだ

403 :マロン名無しさん :2006/05/20(土) 08:10:29 ID:???
>>372
本当に落とされたなw
旅立った直後に「敗走」だしw

404 :マロン名無しさん :2006/05/20(土) 08:26:18 ID:???
戦闘の内容だけ見れば明らかにシャールヴィの圧勝なんだけどなw
あの場所に追い込まれた時点でグードランドの勝ちってことか
しかしかなりのピンチなんだが、あの小鳥さんで戦力になるのかねえ
そもそもシャールヴィにエルナを命かけてまで守ってやる義理はないんだよな…
バーリはんに大見栄切ったとは言え敵なんだし

405 :マロン名無しさん :2006/05/20(土) 08:34:54 ID:???
ゴルムがぁぁああぁ
つ、使い魔に!カルルみたいに冥王法で…!
って、シャールヴィはもう魔法が無いんだったな。
死んじゃうのかな(´・ω・`)カワイソス

406 :マロン名無しさん :2006/05/20(土) 16:08:18 ID:???
>つーかエルナって回復魔法とかも効かんのか

そーかこの世界じゃ怪我しても医者いらず

シャーも殺しちゃえばいいやん、と思ったが、それじゃあエルナが本国にいると(思わせて)他国を脅すのと変わらない。
前で説明したのはこれか。なるほど。

最弱で最強の姫っていいね。

407 :マロン名無しさん :2006/05/20(土) 21:03:34 ID:???
魔風を自在に呼び込む魔剣って
エルナが聖剣を握って脅すのとイコールだよね。

シャールヴィ知ってんのかな?知らなそうな感じだけど

しかし何でそんなものがアンサズにあるんだろうか?
勇者の剣ではなさそうだし、アンサズは魔獣と関係があるのだろうか?




408 :マロン名無しさん :2006/05/20(土) 21:05:15 ID:???
エルナって攻撃魔法も効かないのかな
それだと魔法使い相手にはかなりのアドバンテージになるとオモ

・・・と思ったけど、バーリはんは魔法で殺そうとしてたっけ
いまいち理屈がわからんな

409 :マロン名無しさん :2006/05/20(土) 22:04:55 ID:???
魔法自体で攻撃してるわけではなく、
魔法で物理的な作用を発生させていると考えればいいんでね?

回復魔法とかも「ケガが治る」という普通の体の持つメカニズムを
活性促進させてるだけ、とか。
違うんかな。

410 :マロン名無しさん :2006/05/20(土) 23:25:58 ID:???
それだとエルナには普通の体のメカニズムがまず備わってないことになってしまうぞ
「体内の魔法」って表現があったから体内の魔法に働きかけて効果を発揮するんじゃないかな
攻撃魔法は体内の魔法に関わらず効果を発揮するからエルナにも効くって感じで
無機物が攻撃魔法では壊れるけど治癒魔法では治らない(多分)のと一緒なんじゃないかと


411 :マロン名無しさん :2006/05/21(日) 00:04:02 ID:???
>>407
ここでエルナが聖剣を、シャールヴィが魔剣を使ってラスボス倒す展開を予想してみる

412 :マロン名無しさん :2006/05/21(日) 06:40:49 ID:???
俺、凄いことに気付いた

エルナサーガのタイトルロゴ、よーく見ると後ろに三つの剣に貫かれる魔獣の紋章が描かれてる
もしかすると聖剣、炎魔剣の他にもう一本伝説の剣があって、
エルナ、シャールヴィ、エイリークあたりでパーティ組んで魔獣をやっつけるって話になるんじゃないか?

まあタイトルロゴ作った人が適当にそれっぽいの描いただけかもしれないけどさ

413 :マロン名無しさん :2006/05/21(日) 08:26:55 ID:???
女性だしバトル展開にはならないんじゃないかと思ってたけど
今月号読む限りじゃバトル描写も相当上手い人みたいだからあるかもな

つーか今月のシャールヴィかっこよすぎだろw
魔道師様との戦いじゃ魔法使ってるだけだからピンと来なかったけど
鬼神と呼ばれるぐらい強いってのがよーくわかる戦闘描写
つーかファンタジーでここまで迫力あるドッグファイトって初めてなんじゃないか

414 :マロン名無しさん :2006/05/21(日) 10:03:39 ID:???
>>412 貫いてないだろ。特に聖剣は盾の手前にあって、盾の脇から首を
まわしている魔獣に刺さっているようには見えない。
ただ、改めて気づいたのだが、逆三角の枠、神のシンボルなんだな。
礼拝堂に後光と雲を背負って飾ってあるアレ。そして、聖剣/聖短剣の柄にもある。
第三の剣は既に出ていないか?第6話、あの人の腰にあるやつの柄がそっくり。

人の顔は柔らかな感じなのにもかかわらず、クリーチャーやグロ描写がイケているね。

415 :マロン名無しさん :2006/05/21(日) 21:42:14 ID:???
>>414
おお、エイリークが腰に剣さしてるって初めて気づいた
でも伝説の剣いきなり持ってるってどうなんだろう
他の二本に比べて扱いが違いすぎる気が・・・
あれは違うんじゃね?

416 :マロン名無しさん :2006/05/21(日) 22:42:34 ID:???
しかし「伝説の剣」と言っても、
RPGに出てくるような良く判らん装飾だらけ形状が謎の剣ではなく、
普通の長剣で柄のデザインが違うだけ(そのデザインも彫り込み模様の差異程度)か。
本当にリアルなデザインだ。

417 :マロン名無しさん :2006/05/21(日) 23:06:30 ID:???
普通に聖剣、聖短剣、炎魔剣の三本なんじゃね?

418 :マロン名無しさん :2006/05/21(日) 23:55:20 ID:???
>>417 長さ的に聖短剣は違うだろう。それに聖剣と聖短剣は柄のデザインが
同じみたい。ロゴの三剣はみんな違う。

>>415 ロゴの三剣が現在既に伝説とは限らんだろう。これからエイリークがあれを
手に活躍すれば、後の世で伝説の剣とうたわれるだろうし。これサーガだから。
あるいは、伝説の剣のレプリカという線もあるかとは思うが。

419 :マロン名無しさん :2006/05/21(日) 23:56:11 ID:???
×ロゴの三剣が現在既に伝説
○ロゴの三剣が全て現在既に伝説

420 :あらすじ精霊 1/3 :2006/05/21(日) 23:59:54 ID:???
   第8話 死闘

木の上に落ちた竜の死体から降りながら、ラヴァルタは屈辱に身を震わせていた。
脳裏に浮かぶのは、エルナ姫とともにいたあの男。
ヴァルキュリヤとしては未熟でも、男に敗れたことなぞないものを…。
未だ癒えぬ脇腹の傷に治療呪文(クーア)をかけるが、やはり効果はない。魔法がないのだ。
これでは、とてもベルグソーラの役に立つことはできない。
ベルグソーラにエルナの影武者の首を落とすよう命じられたとき、あんな魔法など使わねば。
ラヴァルタはベルグソーラの身を案じつつ、先を急ぐのだった。

そのベルグソーラは、追い詰めたシャールヴィに対して取引を持ちかけていた。
大して魔法も使えぬただの騎士のようだが、殺すには惜しい男。
エルナの首を今すぐかき切るのであれば、見逃してやってもよい、と。
エルナの頭に手を置くシャールヴィ。
礼拝所で同じ状態から斧を振り上げられたことを思い出し、エルナは目を閉じる。
なんでおまえはそう、観念しちまうんだ馬鹿野郎。
呆れながら言うと、シャールヴィはエルナを自分の背後に押しやった。

「エルナ てめーは生きろ」

やはり殺さぬことを知り、剣に手をかけるベルグソーラ。
そんな彼女に、シャールヴィは言う。俺も最初は、エルナをブッ殺しちまえばいいと思ってた、と。
しかし、それは違う。
アーサトゥアルで出会った男、聖職である大魔導士でありながら魔王のような男、ヴァーリ。
あの男は、たとえエルナが死んでも何とも思わない、どうとでもしてしまうような奴だ。
だから、エルナは生きて、他国で名乗りを上げるべきなのだ。

「それこそが―――― いや それだけが… 聖剣の守りの確かな証となる―――」

シャールヴィの言葉に、驚いたような表情になるエルナ。

421 :マロン名無しさん :2006/05/22(月) 00:00:08 ID:???
古の三剣の残る一本はエイリークの持つ統魔雷剣(トウアラテイン)。
まことの王にしか抜けないといわれますが、
エイリークには抜けません。
エルナが抜きます。
けど、使うのはシャールヴィです。

422 :あらすじ精霊 2/3 :2006/05/22(月) 00:00:50 ID:???
ベルグソーラも、シャールヴィの言葉に嘘はないと感じ取ったらしい。
しかし、たとえアンサズが知らなくとも、
この世界にいくつかの古代の恐るべき武器が、封魔呪によって封印されているのも事実。
それがグードランドの手の届かないところにあるんで気にくわねーってわけだ、
と挑発するシャールヴィに、ベルグソーラは剣を振りかざす。
世界の統一は我らが女王が成す。闇の姫御子の力など借りず、正統な方法で。
戦争に正統も何もないと反論しようとするエルナを押し止め、シャールヴィは逃げるように指示を出す。
こうなっちゃどこに行こうと自由だが、よければアンサズに行ってくれ。
シャールヴィはどうするのかと問い返すエルナに、俺は走れねえから、と静かに答えるシャールヴィ。
ベルグソーラの号令の下、狂戦士たちが襲いかかる。

「アンサズに行ったらな 国王(オヤジ)に こんな馬鹿息子でも少しは役に立ったかと…
 …行けっ エルナ!」

狂戦士たちの猛攻を、痛む足をものともせずに食い止めるシャールヴィ。
だが、エルナには納得できない。どうして戦わなくてはならないのか。私は封印なんて決して…!
だが、精霊に感染した狂戦士には、情けも理屈も通用しない。
エルナに対して剣を振りかざす狂戦士。
シャールヴィは戦斧を投げつけ、その狂戦士の首を叩き落とす。
眼前で起こった凄惨な光景に、怯えて逃げ出すエルナ。
それに追いすがろうとする狂戦士たちを一手に引き受け、シャールヴィは奮戦する。

(美事な… 男よの…)

素直に賞賛するベルグソーラ。しかし、所詮は多勢に無勢。
狂戦士の一人に背中を切りつけられ、血しぶきを上げるシャールヴィ。
振り返るエルナに、シャールヴィは心の中でふりむくな、走れと訴える。
死を覚悟したシャールヴィの背中を見つめ、自分自身に問いかけるエルナ。

(逃げてて… いいの? 自分だけ… 血にまみれずに…)

戦いたくなくても、剣を抜かねばならぬ時がある。エルナの手が、聖短剣の柄に伸びた。

423 :マロン名無しさん :2006/05/22(月) 00:01:06 ID:???






























424 :あらすじ精霊 3/3 :2006/05/22(月) 00:01:31 ID:???
シャールヴィの首筋を狙って振り下ろされる剣。
シャールヴィが最期を自覚したそのとき、エルナが聖短剣を持ってその狂戦士に突っ込んだ。
封魔呪にはじかれる狂戦士。
聖短剣には、はじくときもあるがはじかないときもある。
聖短剣を見つめ、エルナはつぶやく。
この剣がもっとわかれば、勝てるかもしれない。
なんで戻ってきた、二人で死ぬことはないというシャールヴィに、エルナは振り向く。

「シャールヴィ
 二人で… 生きようっ」

いきなり強くなったエルナに戸惑うシャールヴィ。
ちなみに、エルナの今のセリフに深いイミはないそうだ。
いくら聖短剣でも、剣の心得もないくせに無理だと止めるシャールヴィだったが、
エルナは単身、狂戦士の群れの前に姿を晒す。
逃げられぬと知って観念したと見える。笑うベルグソーラ。
怖い…。殺すかもしれぬ、殺されるかもしれぬ。
神様…祈りの言葉をつぶやくエルナ。
胸の裡に、アーサトゥアルの礼拝所で魔導士に言われた言葉が蘇る。
いずれ神が、よき道をお示し下さいますでしょう。
表情をこわばらせながらも、エルナは毅然と瞳を開く。

(神よ
 もしこの道が正しければ 願わくば
 我が楯となり 我が鎧となり給え)

そう祈ったエルナは、礼拝所で途方にくれて悩み苦しんでいた無力な少女ではなかった。

425 :マロン名無しさん :2006/05/22(月) 00:03:41 ID:???
名無し魔導士様回想キター!
そしてエルナ、カコイイよ!

426 :マロン名無しさん :2006/05/22(月) 00:08:34 ID:???
エルナ、ついに勇者としての道を歩みはじめる、か
ここに来るまで長かったがその分盛り上がるなー
戦闘力とか特殊能力とかに頼らず意思だけで勇者として魅せるマンガってのはあんまりないんじゃないか?

427 :マロン名無しさん :2006/05/22(月) 00:15:22 ID:???
>いずれ神が、よき道をお示し下さいますでしょう。
魔導士様、あなたが最後の最後まで想い続けた言葉はちゃんとエルナの中で生き続けてますよ(つД`)

でも、>>364も言ってるがエルナは魔導士様が死んだなんて知らないんだよな
もしも知ったら今の決意がさらに強くなりそうだが、あの衛兵隊長あたりがエルナに教える展開期待してもいいだろうか

428 :マロン名無しさん :2006/05/22(月) 00:16:43 ID:???
「自分だけ血にまみれずに逃げてていいの?」にははっとさせられるよな。
エルナが非戦主義を貫こうとしても、彼女の代わりに周りの人間が戦い続けて彼女を守ってきたのだから。
シャールヴィがそうだし、それこそ魔導士様や城の衛兵達のように。
彼女の理想が尊くとも、それが現実。

429 :マロン名無しさん :2006/05/22(月) 00:30:29 ID:???
非現実的な綺麗事ばっかり抜かす姫君かと思ったが、違ったみたいだな。
覚悟を決めたエルナにスゲー燃えた、萌えたじゃなくて。

430 :マロン名無しさん :2006/05/22(月) 00:39:05 ID:???
ラヴァルたん生きてたか。美人だから死ぬには惜しいと思ってたが、良かった良かった。
先月の悲鳴上げてるところといい、今月のシャールヴィに負けたことを悔しがってるところといい、
凛々しいやらかわいいやらで萌え度が急上昇中。

>>429
まるっと同意。
(神よ
 もしこの道が正しければ 願わくば
 我が楯となり 我が鎧となり給え)
この台詞とエルナの表情にやられた。

431 :マロン名無しさん :2006/05/22(月) 01:18:17 ID:???
うん、エルナはイイね
なんつーか、エキセントリックなところのない普通の女の子なのがいいんだよな
そういう子が根性出して頑張ってる姿は昔のスポ魂ものに共通する燃えを感じさせる

432 :マロン名無しさん :2006/05/22(月) 06:34:52 ID:???
>>430
ラヴァルタン、4ページの間に3回もシャールヴィのこと思い出してるのに笑える
しかも全部大ゴマだし
意識しすぎだろ、みたいな

それはそうと、シャールヴィ、ファザコンケテーイだな
しかもかなり重度と見た

433 :マロン名無しさん :2006/05/22(月) 07:03:24 ID:???
「2人で生きよう」ってたしかにプロポーズ用語だよなあw
でもシャールヴィも王族のわりに奥手?

434 :マロン名無しさん :2006/05/22(月) 14:48:29 ID:???
王族だからこそ、かもね。
父親のことやたら気にしてるトコとか見ると
案外お坊ちゃん的な面もあるみたいだし、
実はまだ年も若くてウブなんじゃないか?
エルナみたいな女の子あっさり殺せるストイックさっつーのは、
逆に異性への免疫がないことの現れかも。

435 :マロン名無しさん :2006/05/22(月) 18:00:52 ID:???
ラヴェルたんがかけた魔法って何だろな。
回復か、冥王法とか?
敵国の影武者助けるなんてエルナぽい面もあるのね。

436 :マロン名無しさん :2006/05/22(月) 22:33:07 ID:???
魔法って何か系統あるの? FFみたく

437 :マロン名無しさん :2006/05/22(月) 23:29:40 ID:???
まだ系統立てられるほど魔法の数が出てないから何とも

438 :マロン名無しさん :2006/05/22(月) 23:31:45 ID:???
冥王法とやらは何か別枠っぽいけどそれがなんなのかよく分からんな

439 :マロン名無しさん :2006/05/22(月) 23:55:11 ID:???
冥府の王と契約して使える魔法、とかかな
そういう風に考えるとヴァーリは冥王とやらの下僕ってことになるんだろうか
でもカルルが使える理由がよくわからん

440 :マロン名無しさん :2006/05/23(火) 09:18:01 ID:???
魔法の設定かなり凝ってるっぽいね。
これから、いろいろ出てくるのが楽しみだ。

エルナが魔法に影響ない?から、もしかしたらそれを利用する展開もあるやもしれん。

441 :マロン名無しさん :2006/05/23(火) 09:57:13 ID:???
なるほど、つまりエルナを盾にしてシャールヴィが突撃すればいいんだな

442 :マロン名無しさん :2006/05/23(火) 10:01:42 ID:???
>>435
回復魔法もかけられなくなるぐらいMP使うわけだからかなりの大魔法だよな
もしかすると上で話に出てた蘇生の魔法かもしれんね
前回ラヴァルタンの回復魔法が効かなかったのはこういうことだったのか
俺はてっきりシャールヴィの攻撃に何か秘密があるのかと思ってたんだけど

443 :マロン名無しさん :2006/05/23(火) 10:53:22 ID:???
>>441
ちょwww鬼かwww

444 :マロン名無しさん :2006/05/23(火) 18:55:28 ID:???
>>441 エルナを素通りしてシャールヴィに当たる希ガス

445 :マロン名無しさん :2006/05/24(水) 00:00:20 ID:???































446 :マロン名無しさん :2006/05/24(水) 00:03:30 ID:???
斧を水平に投擲して斬首、柄の紐に指を引っ掛けて引き戻すって
シャールヴィは一体どういう膂力と技量なんだ。

447 :マロン名無しさん :2006/05/24(水) 00:03:35 ID:???































448 :マロン名無しさん :2006/05/24(水) 00:08:12 ID:???





























449 :マロン名無しさん :2006/05/24(水) 00:12:44 ID:???
・・

・・・・
・・・
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450 :マロン名無しさん :2006/05/24(水) 00:22:45 ID:???































451 :マロン名無しさん :2006/05/24(水) 00:31:40 ID:???
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452 :マロン名無しさん :2006/05/24(水) 00:40:25 ID:???





























α

453 :マロン名無しさん :2006/05/24(水) 00:50:56 ID:???































454 :あらすじ精霊 1/3 :2006/05/24(水) 01:25:35 ID:???
   第9話 天空より光あり

エルナの安否を気遣い、エイリークは外を見つめていた。
カルル、エルナを頼む。
そう胸中で語りかけるも、当のカルルは任務のことなどすっかり忘れたかのように遊びほうけていた。

「もしさぼってたら 解呪して台所行きだ」

クールな表情で物騒なことをさらりと言い放つエイリーク。
くしゃみをし、悪寒を覚えたカルルはようやく真面目にエルナ捜索を開始するのだった。

ベルグソーラと対峙し、聖短剣を構えるエルナ。
彼女はシャールヴィとともに、生きてアンサズへ赴く決意を語り、
その邪魔をするのであればあなたを倒さねばなりません、と宣言する。
地獄の扉の鍵なる闇の姫御子、それゆえに覇権の鍵でもあるあなたを、むざむざアンサズごときに。
嘲笑うベルグソーラに、毅然とエルナは反論する。
平和のためであれば、世界の地の果てまで行って名乗りもあげましょう。
でも、誰かの覇権のためになど、私は決して動きません。
たとえ、我がアーサトゥアルのためにでも。
エルナの言葉に、なぜか微妙にショックを受けるシャールヴィ。
ベルグソーラはエルナの決意を笑い、狂戦士を差し向ける。
平和を言うなら天下統一して後。我らが女王がな!
ベルグソーラの言葉を、四人もの狂戦士の攻撃を一度に弾きながらエルナは否定する。

「世界を救う方法は きっと他にあるはずです」

そうしながらも、次第にエルナは聖短剣のことを理解しはじめていた。
風。目に見えない風が吹いているのだ、人の体から、封魔呪に反応する魔法の風が。
吹き出す風と、引く風。
再び斬りかかってきた狂戦士の攻撃を、引き込まれるままにエルナは躱し、相手の腹に聖短剣を突き立てる。
封魔呪の強烈な反応によって深手を負う狂戦士。その姿が、見る見るうちに人間のものに戻ってゆく。
聖短剣が、魔精霊法を解呪したのだ。

455 :あらすじ精霊 2/3 :2006/05/24(水) 01:26:42 ID:???
助けを求めてベルグソーラに縋ろうとする狂戦士。
治療呪文をかけるように懇願するエルナを無視し、ベルグソーラはその狂戦士の首を刎ねる。
きさまら狂戦士はいずれも、打ち首になるはずだった咎人ばかり。
魂を精霊にあけわたしたことで、有難くもまた女王陛下のお役に立てるのだ。
退く道はないと思え。ひるむな、かかれい!!
冷酷に命令を下すベルグソーラに、エルナの表情が険しいものに変わる。

「………待ちなさい ベルグソーラ………
 あなたが おいでなさい」

その気高く凛然としたエルナの姿に、シャールヴィもベルグソーラも言葉を失うのだった。

一方、ラヴァルタは同僚であるヘルガの死体を発見していた。
彼女の体にたかるカラスどもを追い払い、エルナとシャールヴィに憎しみの念を募らせるラヴァルタ。
おのれアンサズ。そしてエルナめ。
今ごろはベルグソーラ様の手でとどめを刺されていようが、その屍にでも一太刀くれてやる。
その表情には、鬼気迫った異様な色が浮かびはじめていた。

ようやくエルナたちに追いついたカルルは、予期せぬ状況に慌てふためく。
エルナと対峙しているのはアーサトゥアルの追っ手でもアンサズでもなく、グードランド。
しかも敵に囲まれ、わからないように助けることなどできそうにもない状況だ。
エルナの言葉を自惚れと断じ、剣を構えるベルグソーラ。
自らに落ち着くよう言い聞かせながら、エルナもまた聖短剣を構える。
風を読んで…風が吹き出ているはず…
そのときエルナの脳裏に浮かんだのは、風を吐き出す巨大な獣の姿だった。
風。魔風。魔法。
人の体からも、そして勇者によって倒されたという魔獣の体からも湧き出るもの。

456 :あらすじ精霊 3/3 :2006/05/24(水) 01:27:44 ID:???
聖剣が死の魔風から世界を守っているなら
そしてこの聖短剣が聖剣と同じなら…
魔法は悪しき力なのか?
そして人は――

振り下ろされるベルグソーラの剣。駆け寄ろうとしながらも崩れ落ちるシャールヴィ。

人は 魔獣と同じ――
悪しきものなのか――

エルナは聖短剣でベルグソーラの攻撃をはじく。
しかし、それはベルグソーラの計算のうちだった。
はじいた衝撃で体勢を崩すエルナ。そこにベルグソーラの剣が振り下ろされる。
これで世界は我が国のものだ、と勝ち誇るベルグソーラ。

争いをやめぬ
おのれの国のことしか おのれのことしか考えぬ 悪しき――

割り込む影。受け止められる剣。
怪我をおし、我が身を呈して、シャールヴィはエルナを守っていた。敵国の姫のことを。
ベルグソーラはその身に聖短剣の一撃を受け、ゆっくり崩れ落ちる。
涙を浮かべるエルナに、おびえることはない、と語りかけるベルグソーラ。
我らには成功か死しかない。覚悟の上だ。
あなたはあなたの信ずるところを堂々と生き抜いて成すがよかろう。
ただし、まずはこの場から無事に逃れおおせてからだ。
ベルグソーラは諦めていなかった。瀕死になりながらも狂戦士たちにエルナ抹殺の命令を下す。
襲いかかる狂戦士の群れ。
疲労の極みに達したのか、意識がぼうっとしているエルナはよろけて尻餅をついてしまう。
しかし、そのとき。
天空より光あり、力尽きていたはずのゴルムの目が開かれた。

457 :マロン名無しさん :2006/05/24(水) 01:40:25 ID:???
なんか奇跡キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━!!!
それにしてもエルナはカコイイなあ
「あなたがおいでなさい」の表情にはシビれたよ

458 :マロン名無しさん :2006/05/24(水) 01:44:47 ID:???
ベルグソーラ渋かっこいい。
敵ではあるが、戦乱のギムレーには,各国にこうした勇士がいるんだろうな。

459 :マロン名無しさん :2006/05/24(水) 02:32:54 ID:???
ベルグソーラは冷酷だけど、職業軍人としての厳しさのせいであって悪人ではない感じ
エルナのことも蔑んだり憎んだりしてるわけじゃなくて任務だから殺そうとしてるだけだけよね
個人としてはエルナに何か感じるものがあったんじゃないかと思ってる
そうじゃないと最期に「信ずるところをなせ」なんて敵に言ったりしないだろうし
女王への忠誠もかなり強いみたいだし、武人の鏡みたいな人だと思う

460 :マロン名無しさん :2006/05/24(水) 03:22:24 ID:???
ちょ、何この燃え漫画!
シャールヴィが漢なのは前から判っていたが、「あなたがおいでなさい」なエルナがぬげーカコイイ!
そしてベルグソーラ様もカコイイな。これでこそ戦士だ。

461 :マロン名無しさん :2006/05/24(水) 06:56:38 ID:???
ちょっと地味だと思っていたけど、何かスケールが違う気がしてきた。
なぜだか惹かれるものがある。
魔法含めてファンタジーはご都合主義だと思ってきたのに。

462 :マロン名無しさん :2006/05/24(水) 08:53:31 ID:???
カルル見てると、使い魔には自由意志があるのかね。
他のファンタジー世界やゲーム世界なんかでは、使い魔は主人の感覚器官の延長線上みたいな感じだと思うが、それとは一線を画しているな。

463 :マロン名無しさん :2006/05/24(水) 10:01:16 ID:???
魔風=魔力、ってことでいいのかな
それとも魔力を持つ者から出てくるのが魔風?
魔風が魔法と切り離せないものなのはわかったけどこの辺がまだよくわからんな

464 :マロン名無しさん :2006/05/24(水) 10:16:01 ID:???
魔力が体から外に漏れると魔風になるんじゃないかな
ドラゴンボールとかで気を高めると突風が吹いたりするのと同じ感じで

465 :マロン名無しさん :2006/05/24(水) 10:23:30 ID:???
「台所行き」って、喰うんかいw
でも解呪したら元の死体に戻るんじゃないの?
きちんとシメた鳥じゃないから、美味しくはないと思う………




同じ王子様であるシャールヴィなら美味しく頂くかもしれないけどなwwwww

466 :マロン名無しさん :2006/05/24(水) 10:43:03 ID:???
つーかエイリークがこんなセリフ言うとはw
不意をつかれて不覚にもワラタよwww

467 :マロン名無しさん :2006/05/24(水) 10:55:36 ID:???
>>464
吹き出す風と引く風って言ってるから呼吸みたいなものなんじゃないのかな
体内の魔法を外に出して、外から魔法を吸収して、って感じで
ん、つまり魔法って空気中にも満ちてるってことなのかな?
でもそれだと聖短剣が常時反応してないとおかしいしなあ・・・
よくわからんね、確かに

>>465
あそこは俺もワロタw
美味しいキャラだなエイリーク

468 :マロン名無しさん :2006/05/24(水) 12:00:02 ID:???
魔風を帯びているのは魔獣と人間だけなのか?
だとしたら魔獣って魔法によって変化した人間だったり?

469 :マロン名無しさん :2006/05/24(水) 12:23:17 ID:???
むしろ、神話化して誇張されてるだけでれっきとした人間かもしれん
あまりにも魔法が強すぎる(この言い方慣れんね)せいで魔獣と呼ばれ忌み嫌われた、とか

470 :マロン名無しさん :2006/05/24(水) 20:05:31 ID:???
魔精霊が伏線なんじゃないか?
狂戦士みたいに魔精霊に感染して魔獣の姿になった元人間、とか
まあ今の段階じゃ魔獣なんてストーリーに絡めようがない気がするけど
人間同士の争いが酷くて魔獣どころじゃねーw

471 :マロン名無しさん :2006/05/24(水) 23:53:25 ID:???
>おのれの国のことしか おのれのことしか考えぬ 悪しき――

ここでシャールヴィが助けに入るのがいいよね
国も立場も越えてエルナを助けに入ってるわけで
国のためにエルナを殺そうとするベルグソーラとは好対照
同時に「人間そんなに捨てたモンじゃない」ってシーンにもなってる
前回命がけでエルナを逃がそうとしたときもアンサズに行くこと強制してないし
アンサズの利益だけじゃなくてギムレー全体のこと考えはじめてるんだろうな

それだけバーリはんの悪役っぷりが強烈だったのかw

472 :マロン名無しさん :2006/05/25(木) 00:14:16 ID:???
>>471
あー、そういう構図だったのかあのシーン
今の今まで気付かんかったわ
てことはエルナがあそこで泣いてるのも
単にベル様刺してビビってたとかじゃなくて
人間に救い見つけて感動してたせいかもしれんのか
やっぱ深いなこのマンガ

473 :マロン名無しさん :2006/05/25(木) 03:34:49 ID:???
エルナ「あなたがおいでなさい」

ラヴァルタ「おのれアンサズ そしてエルナめ…
待っていろ…
いや今頃はベルグソーラ様の手でとどめをさされていようが…
その屍(かばね)にでも一太刀くれてやる」

ベルグソーラ「おびえることはない 我らには成功か死しかない…覚悟の上だ
あなたはあなたの信ずる所を堂々と生き抜いて成すがよかろう
ただし! まずはこの場から無事に逃れおおせてからだっ
狂戦士ども 最後の命ぞ
エルナを殺れ(とれ)っ!! そして後 我らの死肉を存分に喰らうがよい!」

おいおい、今月号の台詞、めちゃくちゃ神がかってるじゃねーか。
正真正銘の正統派ファンタジーだ。
旅立つ前はw こんな燃え漫画になるとは思わなかったのになあ。
エルナは悩むだけじゃなくて
悩んだ挙句にそこから導かれた結論に基いてきちんと行動するヒロインになる訳だな。

474 :マロン名無しさん :2006/05/25(木) 18:21:02 ID:???
つーかむしろエルナのがシャールヴィよりもヒーローっぽい

475 :あらすじ精霊 1/3 :2006/05/26(金) 01:01:34 ID:???
   第10話 3人のエルナ

天から降り注ぐ光によって癒えていくシャールヴィの傷。
奇跡か、神の光か。
そうではなく、単にカルルが上空から治癒呪文(クーア)をかけているだけだった。
しかし、そのおかげでゴルムの傷も癒え、翼を広げる。エルナを抱えてゴルムに跨がるシャールヴィ。
狂戦士たちも追いすがるが、ゴルムが飛び立つほうが早い。
しかしそのとき、ラヴァルタが姿を現した。
ベルグソーラに命じられるまま、短呪系である陣風竜(イルドラーク)を使おうとするラヴァルタ。
シャールヴィもカルルも対応できない。勝利を確信し、拳を握るベルグソーラ。
だが、ラヴァルタは忘れていた。自分の魔法が、すでに尽きていることを。
みすみす二人を見逃すことしかできなかったラヴァルタは、ベルグソーラに膝を着いて詫びる。
しかし、ベルグソーラはすでに息絶えていた。勝利を確信した表情のままで。
慟哭するラヴァルタ。

さっきの治癒呪文が、自分本来の力以上の効力があったような気がして不思議に思うカルル。
カルルの存在など知らないシャールヴィは、さっきの光が本当に奇跡だったのではないかと考える。
しかし、さっきの治癒呪文でも、シャールヴィたちを完全に癒すことはできていなかった。
ゴルムの傷からは再び血が滲みはじめ、シャールヴィも痛みから解放されていない。
私に魔法が使えたら治してあげられるのに、と自分の無力を嘆くエルナ。
そんなエルナに、シャールヴィは敵に涙することはないと冷静に言い放つ。
エルナはすでに、シャールヴィのことを敵としてなど意識していない。
だが、シャールヴィは違う。状況が変わればまたエルナを殺さなければならなくなるかもしれない。
そのときに、殺せなくなると困るから…

「私は殺さない」

「俺は殺す」

だから…

(そんなに泣くな…)

476 :あらすじ精霊 2/3 :2006/05/26(金) 01:02:19 ID:???
ゴルムの命に終わりが近づいていた。
シャールヴィたちのために、なるべく静かに下りられる場所を探し、力尽きながらも着陸するゴルム。
ゴルムの背中で涙を流していたエルナは、エイリークに小鳥を生き返らせてもらったときのことを思い出す。
ゴルムも、使い魔にして生き返らせれば。
しかしシャールヴィは、くだらねえ、生きてるモンはいつかは死ぬ、と言下に否定する。
それに、使い魔法には制約が多い。縁の深いものはだめだし尨大な魔法も使う。
今のシャールヴィに使えないのは無論のこと、魔法が満タンでも二、三日は魔法が使えなくなる。
追っ手がまた来るかもしれないこの状況で、使っている余裕などあるはずがない。
説明しながら、魔法が戻り始めたシャールヴィは、回復のための眠りに落ちる。
その隣に座り込み空を見上げるエルナの表情は、何かが吹っ切れたようにも見えた。

一方、ヴァーリは飛竜召喚の準備を進めていた。
しかし、召喚主として竜騎士に抜擢された若者の表情は暗い。
召喚に応じる竜はその人の身内や愛馬などの生まれ変わりで、軽々しく召喚するものではない。
正論を訴える若者を、ヴァーリは事態がわかっておらぬと叱責する。
何としても、隠密にエルナ姫を奪回しなければならない。もし連れ帰れないようならば。

「殺せ よいな」

帰宅したアトリは、町の老人から驚くべき話を聞かされる。
本物のエルナ姫の一行が、ついさっきノルズ山の離宮目指して出立したというのだ。
グードランドの刺客は囮に騙され引き上げた。
そして、アンサズの刺客の話を知る者はいないようだった。

アトリが聞かされた通り、山道を進む馬車の一行があった。
それとともに、城の兵士たちが囮部隊の死体を片付けに来ている。
しかし、エルナ姫の身代わりの死体が見つからない。
それを物陰から聞いていた一人の青年は、さっき自分が助けたエルナ姫が偽者だったことを知り落胆する。
青年の家では、囮となって殺されたはずの少女が、静かに眠っていた。

巧妙に仕組まれた偽装。2人のエルナ姫の偽者。
しかし、本物のエルナがアンサズのシャールヴィにさらわれたことを、アトリは知っている。

477 :マロン名無しさん :2006/05/26(金) 01:02:25 ID:???































478 :あらすじ精霊 3/3 :2006/05/26(金) 01:03:19 ID:???
グードランドも動いているようだが、そいつらが姫を奪うか殺すかしたらそいつらも殺せ。
次々と出される非情な命令に震える若者に、ヴァーリはさらに告げる。
生きて連れ帰ればそれは真の姫。それ以外ならただの咎人ぞ。
真のエルナ姫は、ノルズ山にて世界の命運を握る。我が国の覇権のためにな。
衝撃を受ける若者に不満を覚えるヴァーリに、
理想的で最強の戦士をお望みならば、人を使い魔になさることです、と下僕が言う。
冥王法という瞬間移動により一日に千里を駆け、忠実で、術者が死なぬ限りその身は不死身。
己が手を下したのではない新鮮な屍が要るのと、
その屍の思い残した妄執を引き受けなければならないため、実際に行う者は誰もいないが。
しかし、ヴァーリは無表情に言う。

「引き受けるつもりならばよいのだ その妄執を
 私は一度だけそう思ったことがある」

表情を変え、それでどうしたのかと尋ねる下僕に、ヴァーリは薄笑いを返すだけだった。

ベルグソーラ、ヘルガの亡骸と狂戦士たちを転送魔法で本国へ返し、ラヴァルタは一人森に残った。
ラヴァルタを苛んでいるのは自責と後悔の念だった。
エルナの影武者となり、ベルグソーラによって致命傷を負わされた高位魔導士の少女。
ベルグソーラに首を落として楽にしてやるよう命じられたとき、ラヴァルタは一つの魔法を使っていた。
あの時、私があんな魔法を使い、魔法を費やしていなければ。
使い魔の魔法など…!
何か考えがあったわけではない。
ただ、この若い娘がこんなことで死んでよいのかと思った。
この娘の妄執をかぶるというのなら引き受けようと思った。
狂戦士たちを見送り、ラヴァルタはエルナへの殺意を新たに燃やす。
エルナが生きている限り、そのために死ぬ者は絶えぬ。
印を結び、呪文を唱える。使い魔を呼び寄せる魔法。

(エルナっ 今!!
 私の不死身の戦士が おまえを討ちにゆく!)

479 :マロン名無しさん :2006/05/26(金) 01:09:50 ID:???
ゴルムは竜に生まれ変わってまた出てきます。

480 :マロン名無しさん :2006/05/26(金) 01:15:30 ID:???
ラヴァルタンが使った魔法、使い魔の魔法だったのかよ!
エルナのせいで死んだ娘がエルナを殺す刺客になるのか・・・エグい展開だなあ

481 :マロン名無しさん :2006/05/26(金) 01:46:51 ID:???
一時間以内にレスがつかなかったら涙ぐむラヴァルたんは俺のもの。



482 :マロン名無しさん :2006/05/26(金) 01:53:36 ID:???
完全な悪はヴァーリだけで、
あとはそれぞれの立場の違いで対立して行くのだな。

483 :マロン名無しさん :2006/05/26(金) 04:36:57 ID:???
バーリはんは、台詞によると、誰かを使い魔にしようとした事があるのかな?
でも「そう思った事がある」だから、実行はしてないのか?
うーん、誰の事だろう。

一瞬「不慮の事故で死に掛けたエイリークを使い魔にして操る」ってのが思い浮かんだが、
この漫画の使い魔ってどうも自由意志があるみたいだからな。カルル見てる限りでは。
操り人形にするにはちょっと不都合みたいだ。

とすると…本気でバーリはんが大切に思っていた人間を、生き返らせようとしたって事だろうか。
そうなると悪役街道邁進にも少々ケチがつく。
「世界の王になる」と言う目的も、
その大切な人との約束事とかだったら、一気に人情物になってしまうよなあ。

484 :マロン名無しさん :2006/05/26(金) 04:49:13 ID:???
あらすじ精霊さん、乙です。
ベルグソーラやヴァーリには迷いがないですね。
そんなに強い信念をどうしたら持てるものやら。
思い悩むのが人の心なら、忠誠と野望はそれを封じてしまうのでしょうか。

485 :マロン名無しさん :2006/05/26(金) 05:00:43 ID:???
「そうだ 私は魔法がっ…」

このシーン、すげー痺れた。
ベルグソーラ様に「魔法を撃て!」と言われたから、反射的にイルドラークの詠唱始めちゃったんだろうなあ。
で、いつもは魔法を使えるから、その通りにしちゃったんだろうなあ。

魔法使わずに剣をぶん投げたりした方が、ゴルムに当たったかもしれない。
ベルグソーラ様の往生振りを見るに、多分彼女はエルナを殺ったと思って、死んでる。
…そう考えると、ラヴァルたんも確かに悔やんでも悔やみきれないだろう。

486 :マロン名無しさん :2006/05/26(金) 06:45:27 ID:???
ラヴァルタ的には最悪の形で自分の軽率な行動のツケが回ってきた感じだもんなあ
ラヴァルタがどれだけ強い自責の念に駆られてるのか、想像しても余りある

487 :マロン名無しさん :2006/05/26(金) 09:02:22 ID:???
瞬間移動が冥王?
何かピンと来ないネーミングだな

488 :マロン名無しさん :2006/05/26(金) 09:36:55 ID:???
何気に神マンガになってきたな
先の展開が全く読めんよこれ
カルルがキーキャラであると同時に今回の伏線そのものになってる構成も凄い
しかもそれがヴァーリとも絡まって今後の伏線としても機能してる
どこまで先の話考えて描いてるんだろこの人

489 :マロン名無しさん :2006/05/26(金) 10:02:22 ID:???
女王の親衛隊ともあろう者が
予断を許さぬ緊迫した事態が続く中で、思い付きで魔法をすっからかんにしてしまうとは…



ラヴたんは意外にもドジッ娘☆だネ(はぁと

490 :マロン名無しさん :2006/05/26(金) 10:42:46 ID:???
ガッツポーズしたまま勝ち誇った顔して死んでるベル様テラセツナス

491 :マロン名無しさん :2006/05/26(金) 21:51:04 ID:gYQxE1km
妄執を引き受けるって具体的にどういうことなんだろ
使い魔の生前の無念に魔法使った方が取り憑かれちゃうってこと?
なんかどっちが主人でどっちが使い魔だかわからんなー

492 :マロン名無しさん :2006/05/26(金) 21:53:17 ID:???
ageちった
スマソ

493 :マロン名無しさん :2006/05/26(金) 22:04:32 ID:???
>ベルグソーラはすでに息絶えていた。勝利を確信した表情のままで。
あらすじ妖精の書き方がだんだん上手くなってるな。

このまま最終回まで持つか心配だが。

494 :マロン名無しさん :2006/05/26(金) 23:56:06 ID:???
元が鳥でも使い魔にすれば魔法が使えるのか…
グードランドも最初から使い魔をエルナ暗殺に差し向ければいいんじゃ?

495 :マロン名無しさん :2006/05/27(土) 00:10:07 ID:???
使者の妄執を引き受ける…って何だか呪いみたいだな
餓死した者を使い魔にしたら餓鬼になるとか?

496 :マロン名無しさん :2006/05/27(土) 03:54:46 ID:???
ヘルガの死がこのスレでは空気扱いである件について。

きっと頭にわっかつけて羽を生やして天へ向かってるんだぜ。
勝ち誇ったベルグソーラ様と肩組んでさ。
ふたりでエルナを討ち取ったと信じて。

497 :マロン名無しさん :2006/05/27(土) 06:33:50 ID:???
ヘルガ・・・閃光のように儚い人だった・・・。・゚・(ノД`)・゚・。

498 :マロン名無しさん :2006/05/27(土) 06:43:32 ID:???
ぶっちゃけ、もっと怪我してる上に高いところから墜落したラヴァルタンが無事だったのに
五体満足のくせしてあんな低いところから木に激突したぐらいで死んだヘルガタンはかなり情けないとオモ

499 :マロン名無しさん :2006/05/27(土) 07:54:55 ID:???
なんかそういう言い方されるとヘルガがヤムチャみたいに思えてきた

500 :マロン名無しさん :2006/05/27(土) 08:50:00 ID:???
>>496
地味に死人が多い漫画だから(戦争中だから当たり前か)
各巻毎に死んだキャラのそう言う絵を描いていけば面白いかもな。

ところで1巻って出てる?もう出せる量の連載してるよね?

501 :マロン名無しさん :2006/05/27(土) 22:29:44 ID:???
>>498
あやまれ!俺のヘルガタンにあやまれ!


502 :あらすじ精霊 1/3 :2006/05/28(日) 00:02:26 ID:???
   第11話 深き森の闇

ゴルムの遺骸にたかるカラスの群れ。
マントを振り回し必死に追い払おうとするエルナだったが、
カラスは逃げ散るどころか、むしろ数を増やしてエルナを嘲笑うようにゴルムの死肉をついばむ。
ああ…でもこうやって、魂は空に還ってゆくのかもしれない…。
舞い降りる無数のカラスを見つめ、エルナはそんなことを思う。
ちょうどそのとき、シャールヴィも意識を取り戻す。
かなり回復した様子のシャールヴィに安堵の息を漏らすエルナ。
起きて早々に腹ごしらえのため何かを獲りにゆくシャールヴィをよそに、
エルナはゴルムの魂が、カラスの中に入って再び空高く飛ぶことを祈るのだった。

で、その日の夕食は。
シャールヴィがその辺にいっぱい飛んでたのを適当に捕まえてきたカラスの丸焼き(笑)。
げげん。ショックを受けるエルナ。
やーん。やっぱこいつさいてー。おんなじ王子でもエイリークと全然違うじゃない。

そんなお呑気な二人とは異なり、アトリの家の食事風景は寂しいものだった。
最近は物価も高く、ごちそうも作れない。アトリの母の腕でカバーはしているものの。
東の辺境では魔風が吹き込んで50マルークもの耕地がだめになったというし、
魔風が強くなって魔境が増えているらしい。
魔獣は本当に死んでいるのだろうか…暗い不安が、魔風とともにアーサトゥアルを吹き抜けてゆく。
だが、もう大丈夫。
エルナが離宮に入った以上、全世界の豊かな実りがアーサトゥアルに集まってくるだろう。
楽天的なことを言う父親に、アトリは咄嗟に否定の言葉を投げつける。

「そういうのは違う! 間違ってるってエルナが…
 何か… 他の方法があるはずだって」

それに、エルナは離宮になんか行っていない。アンサズのシャールヴィにさらわれてしまったんだ。
説明するアトリだったが、両親は頭から夢や嘘と決めつけて信じようともしてくれない。

503 :あらすじ精霊 2/3 :2006/05/28(日) 00:03:07 ID:???
こうなったら直接エイリーク王子に会って確認してやる。
単身王宮へ向かうアトリ。
その彼を追い越し、一つの人影が王宮への道を駆けて行く。
それは、ヴァーリに命じられ竜騎士の任を受けた、あの青年だった。
いくら何でもエルナ姫様を殺していいなんてことがあるものか。
エイリーク王子に直接お会いして確認せねば。
しかし、青年の実直な行いを嘲笑うように、凶々しい魔法の詠唱が響く。

「風斬首斧(ヴィンボーデルスイクサ)」

風の刃に首を斬り飛ばされ、青年は息絶える。
刺客の正体は、ヴァーリに人間の使い魔を勧めた下僕だった。名はゲイル。
愚か者め。ヴァーリ様は今に全世界の王になられるお方。その王に叛くとは。
青年の死体に侮蔑するように言うゲイル。
しかし、どこからともなく現れたヴァーリは、ゲイルの行動の軽率さを静かに非難する。
恐怖に震えるゲイル。
そのとき、二人の前に一人の若者が現れ、平伏した。
使用人のビッキ。竜騎士にしていただいて領土をもらえれば何でもするという。
東の辺境の俺の里じゃ、こないだの魔風で耕地が死んじまって、このままじゃ親父もお袋も暮らせねえ。
俺は剣も魔法もろくでもねーけど、

「そんならヴァーリ様のお力で 俺を強い怪物にしてくだせえ!!」

「…面白い!」

エルナ姫の殺害すら諾々と引き受けるビッキ。
一部始終を目撃していたアトリは王宮へ急ぐ。
しかし、いつも使っている抜け穴は塞がれ、城壁に沿って結界まで張られている。
その結界のため、城の木々をねぐらにしている鳥たちが城に入れず、外に集まっているようだった。
見上げれば、黒々と闇がわだかまるようにそびえる、静寂に包まれた巨大な王城。
その姿に寒気を感じながら、アトリはみんなに本当のことを言わなきゃ、と使命感に駆られて走り出す。

504 :あらすじ精霊 3/3 :2006/05/28(日) 00:03:42 ID:???
そのころ、カルルはエイリークの下に帰還していた。
城の回りに魔法の網みたいのがかかってて通り抜けるのに苦労した、と説明するカルル。
魔法の網。魔鎖網(シェーダガーン)。ヴァーリがやったのかと疑念を抱くエイリーク。
カルルはエイリークに一部始終を説明する。
エルナとシャールヴィが、協力し合っているように見えたことも。

そのエルナとシャールヴィは、二人で野宿をする羽目に陥っていた。

「えーーー 野宿ぅ!? シャールヴィとーー!?」

姫君らしからぬ反応で思いっきり難色を示すエルナだったが、日もとっぷり暮れた森の中ではどうしようもない。
火の番を先にエルナに任せ、交代の時間を指示して横になるシャールヴィ。
シャールヴィが先に寝てくれたことに、エルナはほっとしていた。
このままずっと起きてよう。明日ちゃんとしたとこに泊まれたら、まとめて寝ればいいや。
シャールヴィも眠りに落ち、静寂が周囲を包み込む。
その中で、かすかな物音をエルナは耳にする。

勝手に籠の中に戻りくつろぐカルル。
ヴァーリの追っ手の動向をチェックするんだったら、竜が来てからその後を追えばいいじゃん。
怠惰なくせに報酬のニーデリの実だけはちゃっかり要求してくる使い魔に、
エイリークは今宵のうちだけはエルナの無事を信じ、うさぎさんの形に実を剥いてやる。
エルナの身の安全を願い、エイリークが見つめる外の遥か先、森の中で。
グードランドの刺客の生き残り・ラヴァルタが、物陰からエルナたちの様子を伺っていた。
今宵が最後と思え、エルナ。
おまえの身代わりに、おまえのために死んだ者が、今、おまえを討ちに行く。
おまえは死をもたらす闇の姫御子…。
人々の目におまえがどう映るかを、おまえ自身が確かめるがいい。
エルナに近づく物音。立ち上がり、目を凝らすエルナの前に現れたのは――

(私…!?)

エルナと同じ衣装をまとった少女が、魔法の光を宿した掌をエルナに向け、闇の中に立っていた。

505 :マロン名無しさん :2006/05/28(日) 00:24:17 ID:???
ああ、こうやってゴルムの魂は他の生物に宿り、天に還っていくんだ…

と思っていたら、ちょwwwwwシャールヴィwwwwwwwww


506 :マロン名無しさん :2006/05/28(日) 00:35:09 ID:???
今月のエルナはお姫様らしからぬ崩れっぷりが可愛かったな
リンゴかじってる容とかマジときめいた

507 :マロン名無しさん :2006/05/28(日) 00:37:43 ID:???
今回エルナとシャールヴィはまったりモードだね。
可愛いらしい男の子と女の子のやり取りがほほえましいぞう。
エイリークもうさぎさん剥きをするような、豆人間なんだね。

その一方で庶民の苦しい生活やヴァーリの陰謀が平行してるんだよなあ。



508 :マロン名無しさん :2006/05/28(日) 00:48:38 ID:???
目先の生活しか考えられない大人に対して
アトリが「違う。間違っている」って考えてくれるのに感動。

シャールヴィがエルナを暗殺しにやって来た時も、エルナをかばったし勇敢な少年だな
頑張れ少年、負けるな少年。

でもアトリとか竜騎士さんとか、正しい事を正しいと言うには、厳しい世界だね。



509 :マロン名無しさん :2006/05/28(日) 01:12:35 ID:???
自分たちの言うことに何の疑問も抱いてない大人たちが怖いよなあ
この人たちだって悪人とか特別身勝手とかじゃなくてむしろ善良な人たちだろうに
そういう人たちでも当たり前のように自国とか自分たちの生活のことしか見えてないし考えてない
エルナがどれだけ特殊な人間かっていうのがよくわかると思った

510 :マロン名無しさん :2006/05/28(日) 04:14:48 ID:???
大本営発表がすぐに広まるもんだな。
エルナがさらわれてからまだ1日経ってないだろ?

511 :マロン名無しさん :2006/05/28(日) 05:35:15 ID:???
シャールヴィは、エルナが意識して緊張してるのがわかって、わざと先に寝たんだな。
ほんとに乱世のガサツな王子ならレイープもアリだろうに
エルナはもっとシャールヴィを評価汁!

512 :マロン名無しさん :2006/05/28(日) 07:13:26 ID:???
そうやってすぐにはわからないような気の使いかたするからカッコいいんジャマイカ

513 :マロン名無しさん :2006/05/28(日) 07:45:41 ID:???
王子様がレイプなんてするわけないっしょ(`・ω・´)
エルナは天然系お姫さまかと思ってたら、けっこう普通の女の子だった


514 :マロン名無しさん :2006/05/28(日) 08:58:51 ID:???
「げげん」って目新しい効果音だな。
筆文字が力強いことでw

515 :マロン名無しさん :2006/05/28(日) 09:06:18 ID:???
敬愛なる女神エイル
慈悲深きその御心にて
あわれなるこの地上の子らを救いたまえ…

先月号をようやく読めたので、乗り遅れ話題。
これが治癒魔法(クーア)の詠唱と言う事でいいのかな?
詠唱があまり長くないし、一般人も気軽に使ってる魔法なんだろうか。

カルルの「俺本来の力よりもっと力が出たような…」てのも伏線だろうか。
まさか「闇の姫御子」エルナの魔法が、関わった使い魔に流れ込んでる?
だから闇の姫御子には魔法が全くない?

バーリはんの「闇の姫御子などいくらでも作れるわ」は、彼がその現象とそれを引き起こす要因を知ったから?
うーんまだまだわからないことばかりだ。

「3人のエルナ」だから、今身代わりになって離宮に向かってる囮も、関わってくるんだろうか。

516 :マロン名無しさん :2006/05/28(日) 16:44:30 ID:???
ゴルムにたかってるカラス、泣き声が「アーッ」「ホーッ」なのがワロスw

ゴルムを啄むカラスの行動って食物連鎖なんだよね。突き詰めれば自然の流れなわけで。
前回のシャールヴィの「生きてるモンはいつかは死ぬ」の言葉とあわせて、
人間はしょせん自然に逆らうことができないんだということをうまく表現してるな、と思った。

まあそんな感動も、カラスの丸焼きをほおばるシャールヴィに吹き飛ばされてしまったわけだが。


517 :マロン名無しさん :2006/05/29(月) 00:20:36 ID:???
まあまあ、それもまた食物連鎖ってことで
ゴルムは今、大好きなご主人様とひとつになることができたのだよ

518 :マロン名無しさん :2006/05/29(月) 06:24:43 ID:???
ゴルム可愛いよゴルム


519 :マロン名無しさん :2006/05/29(月) 07:29:01 ID:???
ギムレーの食物連鎖の頂点はシャールヴィ。

520 :マロン名無しさん :2006/05/29(月) 09:04:36 ID:???
その調子でエルナも食っちゃえばよかったのに

521 :マロン名無しさん :2006/05/29(月) 09:38:13 ID:???
ちょww掲載誌違うww

522 :マロン名無しさん :2006/05/29(月) 10:25:07 ID:???
それにしても、グードランド三人衆のうちヘルガタンだけ扱い軽すぎるな・・・
死因墜落死だし

523 :マロン名無しさん :2006/05/29(月) 11:51:01 ID:qtOFapsr
見せ場がなんにもなかったもんなあ
名無しの魔導士さまや衛兵隊長のほうがよっぽど印象的だw

524 :マロン名無しさん :2006/05/29(月) 13:01:28 ID:???
今回首切られて死んだ若い騎士の事も忘れずにやってください。

風斬首斧(ヴィンボーデルスイクサ)って魔法が出てきたが、
これって一撃必殺、かけたら必ず首を取れる魔法なんだろうか。最強だな。

525 :マロン名無しさん :2006/05/29(月) 20:19:26 ID:???
誰もラストで魔法の射程圏内に入ってるっぽいエルナの心配はしてやらんのかw

526 :マロン名無しさん :2006/05/29(月) 21:43:54 ID:???
姫君はコイツとかサイテーとかいう言葉遣いを何処で覚えたんだろう?

527 :マロン名無しさん :2006/05/29(月) 21:56:29 ID:???
アトリの悪影響じゃあるまいか

528 :マロン名無しさん :2006/05/29(月) 22:37:07 ID:???
そーいや、アトリに微妙に死亡フラグ立ってないか?
重大事件に立ち会いすぎだろコイツ
ヴァーリが存在知ったら子供といえどもただで済むとはとても思えんぞ

529 :あらすじ精霊 1/4 :2006/05/30(火) 00:00:21 ID:???
   第12話 黄泉よりの使者

闇の中からラヴァルタはエルナに語りかける。
おまえが世界の命運を握る闇の姫御子であるがゆえに、おまえのために大勢の人間が死んだぞ、と。
エルナに向けて炎箭(エルドクヴァスト)の呪文を唱える使い魔。
この娘はおまえと年恰好が似ているというだけで、おまえの身代わりになって死んだ哀れな魔導士。
その言葉に、エルナはヴァーリの言葉を思い出す。
アンサズの刺客を欺くために囮を立てて、エルナ自身の出発の時刻を変更する、と。
ある呪法によって、この娘は今、冥府と現世の間に立っている。
古い言い伝えによれば、死んだとき残した妄執を晴らせばまことに生き返ることができるという。
その妄執とは――

「発弾(ゲフィーア)!! 炎箭(エルドクヴァスト)」

「おまえを倒すことだっ」

無数の炎の矢が、エルナに襲いかかる。

一方、アーサトゥアルの王城では、カルルがエルナたちのことをエイリークに説明していた。
エルナの目的を講和ではないかと推察するカルルに、エイリークはおろかで勝手なふるまいだ、と断言する。
今の時点で講和はできぬ。平和になればよいというものではない。
勝たねばならぬ。後がないのだ。
そのとき、エイリークの剣が奇妙な音を発した。

咄嗟に聖短剣を抜き、封魔呪で炎の矢をはじきながら、待って、と制止の声を上げるエルナ。
おとりの人が死んだなんて知らなかった。おとりをたてるのも止められなかった。
そのことは…悪かったんだけど…も…
言葉を続けられないエルナに、ラヴァルタはおまえのせいだと呪詛の言葉を流し込む。
目の前の少女がおまえにどう見える? まるで死神のようだろう?
これこそがおまえの写し絵だ。
おのれの影、おのれの闇におびえて死ぬがよい。
おまえがおのれを悔いて死ねば、せめてこの娘の生命は助かるのだ。

530 :マロン名無しさん :2006/05/30(火) 00:00:36 ID:???
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531 :あらすじ精霊 2/4 :2006/05/30(火) 00:00:52 ID:???
再び放たれる炎箭の魔法。
その軌道上に、目を覚まして様子を見に来たシャールヴィが現れる。
背後から迫り来る光弾に気づかないシャールヴィ。
エルナは咄嗟に聖短剣を投げつけ、シャールヴィの身を守る。
しかし、そのため無防備になったエルナの腕を、光弾の一つがかすめた。
気丈にも悲鳴一つ上げず、駆け寄ろうとするシャールヴィに大丈夫と返すエルナ。
シャールヴィは激昂し、使い魔に向き直る。
ぐーすかぴーと山のように寝て魔法満タンになった俺様を怒らすたァいい度胸じゃねえか。
俺様の大事な人質を…。
そして、エルナめがけて飛ぶ光弾を片手で受け止める。

「普通ん時の俺様に守りなど不要 俺は不死身のシャールヴィなんだからな」

掌相を結び、呪文を唱えはじめるシャールヴィ。
この人は悪くない、あやまらなくちゃいけないと止めようとするエルナの声も、
魔法が高まる感覚に高揚したシャールヴィの耳には届かない。

「炎箭(エルドクヴァスト)」

「炎波動(エルドヴォーグ)」

ぶつかり合う二つの魔法。
使い魔の炎の矢をすべて弾き飛ばし、シャールヴィの放った炎の塊が使い魔の体を直撃する。
焼け爛れながらもエルナへの憎しみを訴え、戦いをやめようとしない使い魔。
その傷が見る見る癒えていく。回生呪。
高位魔導士と判断したシャールヴィは、ためらいもなく斧を一振りし、使い魔の首を刎ねる。
回生呪を持つ頭と心臓のある体を切り離され、倒れ伏す使い魔。
そのシャールヴィの行いに、エルナは涙を浮かべてシャールヴィを非難するのだった。

「ひ……酷い… 鬼じゃない…
 まるで鬼じゃない シャールヴィ」

532 :あらすじ精霊 3/4 :2006/05/30(火) 00:01:22 ID:???
険しくなるシャールヴィの表情。
しかし、エルナに何を言い返すこともなく、
シャールヴィはこの少女が使い魔であることを見抜くと、森の中へ駆け去ってゆく。
その背中を見送り、へたり込むエルナ。信じかけていたのに。でも。

「でも少しほっとしてる… 自分を憎んでる人間を他の人が殺してくれて
 そうでしょう?」

語りかけてきたのは、胴体を失った使い魔の首。
戦争ではこんなことはあたりまえに起こる。
おまえが起こそうとしている地獄絵図に比べれば、こんなもの…。
浮かび上がり、いつの間にか立ち上がっていた胴体に、使い魔の首がひとりでにくっつく。
そして、使い魔は新たなる呪文の詠唱をはじめる。
恐怖に身を震わせながら、シャールヴィに救いを求めるエルナ。

そのシャールヴィは、ラヴァルタの前に姿を現していた。
誇り高きヴァルキュリヤが、ずいぶん陰険なことをしてくれるじゃないか、と罵倒するシャールヴィ。
人を使い魔にすれば最強の戦士。首をかきおとしても死なねえ。
やっつける唯一の方法は、そいつの主、術者をぶっ殺すだけ。
そのために、シャールヴィはエルナから離れてここにやってきたのだ。
あの娘は闇の姫御子の身代わりにされ、なんの罪もなくあの若さで死んだのだ、と説明するラヴァルタ。
しかし、シャールヴィは惑わされない。
つまり、あんたらに殺されたんだな。
おとりであることも気付かず無益な殺生をしたあんたらの責任はなしかい。
本質をついたシャールヴィの言葉に、ベルグソーラ様は悪くない、と叫ぶラヴァルタ。
若い娘といえども魔導士、おとりを引き受けたときに覚悟はできていたはず。

「迷わせているのはおまえだァ」

戦斧で切りかかるシャールヴィ。
しかし、ラヴァルタはそれを躱すと、夜の森に身を隠す。

533 :あらすじ精霊 4/4 :2006/05/30(火) 00:01:53 ID:???
あの娘がエルナを倒せば、あの娘は蘇ることができる、と言うラヴァルタに、
そんなもの古い言い伝えだ、と諭すシャールヴィ。
ラヴァルタもまた、正気を失い迷っているのだ。
だが、ラヴァルタはそんなシャールヴィを嘲笑う。正気じゃないのはおまえのほうだ、と。
焦っているだろう。昼間の切れがないぞ。
森の闇は逃げるに有利…。こうして時間をかせいでいる間に、私の使い魔がエルナを倒す。
焦躁に駆られたシャールヴィは歯噛みするしかなかった。

奇妙な音を立てて鳴り続ける自分の剣に驚きの表情を浮かべるエイリーク。
剣が…統魔雷剣(トゥアラテイン)が鳴る…。アーサトゥアルの王者の剣が…。
カルルにすぐ行ってくれるよう頼むエイリーク。
渋るカルルだったがエイリークは無視し、鳥籠から無理やりカルルを放り出す。
結界にぶつかりながらも夜空に飛び立つカルル。
そして、その気配を、ヴァーリは静かに察知していた。

534 :マロン名無しさん :2006/05/30(火) 01:35:08 ID:???
ああ……なんだかエイリークがどんどんお笑いキャラに……

炎箭(エルドクヴァスト)と炎波動(エルドヴォーグ)って途中まで呪文が同じなんだね。
同系統で威力が違う魔法、ということか。


535 :マロン名無しさん :2006/05/30(火) 03:10:36 ID:???
ああやっぱりシャールヴィは「オラわくわくしt(ry」キャラなんだ…w

でも彼がラヴァルタに言う事は正しいよな。
いくら身代わりで死んだ若い娘とは言え、囮役を引き受けた以上はそれは当たり前のリスクなんだよ。
しかも、殺したのはラヴァルタ達だろ?
何を責任転嫁してるんだ。まともな考え方じゃない。

これが「人間を使い魔にした呪い」なのだろうか。

536 :マロン名無しさん :2006/05/30(火) 03:38:34 ID:???
シャールヴィが使い魔の首を落とすときと、その首が元に戻る時の描写がキタ

537 :マロン名無しさん :2006/05/30(火) 04:12:02 ID:???
エイリークの剣が何故か鳴ってる件について。

アーサトゥアル王の証の剣なんだろ?
何を訴えようとしてるんだ?

538 :マロン名無しさん :2006/05/30(火) 06:35:38 ID:???
>でも少しほっとしてる… 自分を憎んでる人間を他の人が殺してくれて
>そうでしょう?
このセリフかなりグサッとくるな・・・

539 :マロン名無しさん :2006/05/30(火) 08:28:52 ID:???
>>538
これ、以前の「自分だけ逃げてもいいの?」にも掛かってくるような気がする。
自分は奇麗事を言って汚い事を他人に押し付けるのは楽だもんな。

540 :マロン名無しさん :2006/05/30(火) 09:04:13 ID:???
>>539
>自分は奇麗事を言って汚い事を他人に押し付けるのは楽だもんな。
という言葉にグサッと来た。最近そんなことがあったばかりなんで

541 :マロン名無しさん :2006/05/30(火) 14:47:33 ID:???
今までで最高でした。

演出もいい!

これを下からラヴァルタは魔法がないないと言ってたわけね。
でもそれも、敵の身代わりの女の子をかわいそうだと思ったからなんだよなあ・

542 :マロン名無しさん :2006/05/30(火) 15:54:36 ID:???
>>537
主はエイリークだから、彼に何かを訴えようとしてるんだろう。
つまり彼はエルナを守ろうとしているから、そのエルナが危ないって事を。

543 :マロン名無しさん :2006/05/30(火) 16:02:04 ID:???
統魔雷剣か。
少し前に出てたエイリークが対ラスボスパーティに加わる予想は可能性が大きくなったな。

544 :マロン名無しさん :2006/05/30(火) 17:41:48 ID:???
>>539
そう考えるとエルナの「まるで鬼じゃない」って言葉も意味変わってくるな
自分は現実の危機に対応できず何もしなかったくせに
現実的な対処法として手を汚したシャールヴィ非難してるわけだから
まあエルナの場合は利己心よりも相手への善意とか思いやりの方が強いってのも確かなんだろうけど
「地獄絵図」を知らない深窓のお姫サマの綺麗事には違いないもんな

545 :マロン名無しさん :2006/05/30(火) 22:12:30 ID:???
でもエルナって自分の命を軽んじてるところが根底にあるから
一概に甘いってだけで片付けられる問題でもない希ガス
ベル様に啖呵切ったとは言えそう簡単に変われるもんでもないだろうし
自分のために誰かが死ぬってことを割り切れてないんだろうなあ


546 :マロン名無しさん :2006/05/30(火) 22:53:46 ID:???
「でも少しほっとしてる… 自分を憎んでる人間を他の人が殺してくれて
 そうでしょう?」

この台詞、かなり深くないか。
殺すか殺されるかという状況で「殺させる」
という選択肢について辛辣に指摘している漫画は稀有じゃないか?
何気に漫画ではよく使われている手法だが助かった主人公が手を下した奴を憎む、
ある種安易な逃げ道を塞いで真正面から追い詰めている。
絵は綺麗だが主人公に対して容赦無いぞこの作者。

547 :マロン名無しさん :2006/05/30(火) 23:39:53 ID:???
綺麗事に対する現実がちょっと厳しいよな
魔導士さまといい今回といい
他のマンガだったらもうちょっと主人公の理想通りに事が運びそうなモンだが

548 :マロン名無しさん :2006/05/30(火) 23:57:34 ID:???
人の生き死にに関わる時点で罪を免れることはできないってことなのか
ヘヴィだ

549 :マロン名無しさん :2006/05/31(水) 01:59:50 ID:???
みんな言ってるけど、
>「でも少しほっとしてる… 自分を憎んでる人間を他の人が殺してくれて
> そうでしょう?」
のシーンは来るものがあるな。

550 :マロン名無しさん :2006/05/31(水) 03:32:44 ID:???
快楽殺人者みたいにアヒャってる奴でもない限り、人は殺したくないもんだろ。
人を殺す事には様々なリスクが付きまとうんだから。

エルナも本気でリスク回避を誰かに押し付ける訳じゃなかっただろうけど、
唐突にシャールヴィによって使い魔魔導士が殺されて終わりが来た(と思った)。
いずれ自分が背負い込むかもしれなかった「魔導士殺し」と言うリスクが消えたんだ。
そりゃ、ほっとするだろうよ。

でも、その心の隙を突いてくるんだから、この使い魔は厭らしい。
そしてこれを描く作者も辛辣だ。

551 :マロン名無しさん :2006/05/31(水) 06:47:06 ID:???
しかし今回は直接グロいな。

552 :マロン名無しさん :2006/05/31(水) 08:53:50 ID:???
どんな優しい人間にも利己的な側面はあるってことか
シャールヴィに鬼じゃないとかいった直後助け求めたりもしてるしな
聖人君子キャラかと思ってたけどかなり弱い人間として描かれててちょっとビックリだ

553 :マロン名無しさん :2006/05/31(水) 09:17:09 ID:???
しかしシャールヴィもなあ。
首切った直後に「こいつは使い魔だ」と気づいてるんだから、あれでは死なないと判ってるはず。
つまり、あのまま使い魔とエルナを一緒の場所に放置してたら、エルナの身が危険だろ。
ラヴァルタをさっさとシメて使い魔もろとも殺すつもりだったんだろうが、瞬殺出来る自信があったんだろうか?
それにしたって一応エルナに忠告ぐらいはしてやりゃ良かったのに…。

554 :マロン名無しさん :2006/05/31(水) 09:30:23 ID:???
シャールヴィも結構ナイーブな奴だからな
エルナに完全拒否されたと思って上手く言葉かけることができなかったんだろ

555 :マロン名無しさん :2006/05/31(水) 12:31:44 ID:???
>>554
そう!そうなんだよね
なんだかんだ言ってこいつはまだ若い
自覚ないけどエルナを可愛い女の子として意識し始めてるしさー…

556 :マロン名無しさん :2006/05/31(水) 14:53:42 ID:???
そういやこいつらって何歳ぐらいなんだろうな

557 :マロン名無しさん :2006/05/31(水) 22:52:55 ID:???
エルナ16、7才
シャールヴィ18、9才
エイリーク17、8才
…くらいと踏んでる
シャールヴィが若すぎ?

558 :マロン名無しさん :2006/05/31(水) 23:16:46 ID:???
前にシャールヴィが炎箭を使った時は発弾が後だったが
今回の使い魔は発弾→炎箭。
何か使い分けが?

559 :マロン名無しさん :2006/05/31(水) 23:58:23 ID:???
単にノリじゃね?

560 :あらすじ精霊 1/3 :2006/06/01(木) 00:00:07 ID:???
   第13話 明日への選択

魔幻像(ドロームビルド)の呪文を詠唱する使い魔。
エルナは魔法を使えないし他人の魔法にもかからない。シャールヴィの言葉を、ラヴァルタは一蹴する。
魔幻像は暗示にて人を動かす別系統の古代魔法。魔力は関与しておらず、詠唱こそが力を持つのだ、と。
ラヴァルタの言葉どおり、催眠状態に陥るエルナ。
その意識に一つの光景が映し出される。
ぶつかり合う軍勢と軍勢。戦。
アーサトゥアルの鎧をまとった騎士が、軍馬を駆り剣を振りかざしながら叫んでいる。

「退け退け! 剣を引け
 我らがアーサトゥアルには 闇の姫御子エルナ様がひかえておわすぞ」

それは、アーサトゥアルがエルナの名の元に他国に攻め入り、蹂躙する光景だった。
闇の姫御子などウソだと叫ぶ敵に、
この国土で、主らの父母で、妻子でウソだかためしてみるがいい、と嘲笑うアーサトゥアルの騎士。
次々と武器を棄てる敵の首を、笑いながら騎士たちは刎ねてゆく。
涙を流して騎士たちの暴挙を止めようとするエルナ。しかし、その声は届かない。

突然景色が変わる。
そこは、ノルズ山の山頂。エルナの前に立つエイリーク。
アーサトゥアルが自分の名のもとに他国へ進攻していくのを止めてくれるよう、エイリークに懇願するエルナ。
エイリークは静かに、この無駄な戦が、エルナの存在を、エルナの力を信じないが故であると説く。
エルナの力を少し見せてやるといい…聖剣への道を指し示すエイリーク。
西にグードランドというまつろわぬ国がある。
聖剣を少し東に動かせば、西の辺境は魔風に焼かれるだろう。
戸惑うエルナに、私を信じられぬかと、エイリークは優しく囁く。
ほんの少し…つぶやきながらエルナが聖剣を引き抜いた、その瞬間。
強烈な魔風が吹きすさび、エルナの手から聖剣をもぎ取るように吹き飛ばした。
そして、彼方から姿を現す、巨大な凶々しい影。

――魔獣・フレースヴェルグ。

561 :マロン名無しさん :2006/06/01(木) 00:00:25 ID:???
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562 :あらすじ精霊 2/3 :2006/06/01(木) 00:01:01 ID:???
魔獣は長大な翼を羽ばたかせ、ギムレー目指して空を駆ける。
魔風に砕かれる町、エルナが魔獣の封印を解いたと悲鳴を上げながら逃げ惑う人々。
違う、と否定するエルナの目の前で、アーサトゥアルの町が、城が滅びてゆく。
そして、逃げるアトリとその母親も魔風に飲み込まれ――
悲鳴を上げるエルナ。
さあ、その剣を取れ、エルナ。使い魔に命じられるままに、エルナは聖短剣を手に取る。
おまえのために死んだ者たちのために、そして、これ以上の死を世界にもたらさぬために。

「今 おまえの目の前に広がる絶望の荒野で 命果つるがよい」

涙を流し、自らの喉元に聖短剣を突きつけるエルナ。
それを見て、シャールヴィはやめさせろとうめく。何を見せている。
闇の姫御子がいずれもたらす、破壊と殺戮を。
答えるラヴァルタに、エルナはまだ何もしてねえ、と叫びながらエルナに駆け寄ろうとするシャールヴィ。
しかし、エルナの周りに張り巡らされた魔鎖網(シェーダガーン)に遮られて吹き飛ばされる。
大人しく見守るがいい。罪深き闇の姫御子は滅ぶべきなのだ。

「てめえは何人殺したァ!!」

突然叫ぶシャールヴィ。
戦だ。国のためだ。仕方がない。ラヴァルタの言葉を、シャールヴィも肯定する。
そうだ、仕方がねえ。でもエルナは違う。
シャールヴィの脳裏をよぎる、これまでエルナが取ってきた数々の行動。
そして、自分の命を狙った使い魔のためにまで涙を流し、シャールヴィを非難したエルナ。

「あいつはな…おー馬鹿野郎なんだよ!」

シャールヴィの言葉の意味がわからず目を白黒させるラヴァルタ。そりゃそーだ(by作者)。

「誰もエルナを責めれやしない
 この戦の世にぬけぬけと生きている 世界中の誰一人な!」

563 :マロン名無しさん :2006/06/01(木) 00:01:15 ID:???
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564 :あらすじ精霊 3/3 :2006/06/01(木) 00:01:33 ID:???
叫びながら斧を構え、立ち上がるシャールヴィ。

「エルナは闇の姫御子として生きることも死ぬこともない!
 あいつは別の道を選ぶ!!」

その頃、トリ目なのに、とぼやきながら夜空を飛んでいたカルルの目が、
森の一点だけ明るくなっているのを捉える。
さっきのシャールヴィと使い魔の魔法の火が、木々に燃え移っていたのだ。
火に追い立てられるように移動するラヴァルタ。
それを見逃すシャールヴィではない。
しかし、すでにエルナの命は風前の灯となっていた。
使い魔に命じられるままに、自らの喉を聖短剣で突こうとするエルナ。
ラヴァルタと戦いながらもシャールヴィはエルナの名を呼び、必死にそれを制しようとする。
術者以外の者が魔幻像から呼び戻すことなどできはしない。
嘲笑うラヴァルタ。それでも諦めず、エルナの名を呼び続けるシャールヴィ。
そのとき、エルナの脳裏に、ゴルムの背中から自分に手を伸ばすシャールヴィの姿が蘇る。
動きを止めるエルナ。蘇る記憶。
ヴァーリとやら。きさまの一番恐れていることをしてやるぜ。
きさまのふりまこうとしている恐怖を打ち砕いてやる。
見棄てられたことに絶望していたエルナを抱きかかえながら、あのときシャールヴィはそう言ったのだ。

(あの時… あの人の手を選んだのは――――)

565 :マロン名無しさん :2006/06/01(木) 00:55:27 ID:???
なんかシャールヴィのエルナ惚れ込みフラグが立ってないか?
エルナはまだ何もしてない、って言うシーン。

まだ何もしていないエルナを殺しに来たシャールヴィだったのに、
いつの間にやらかなり真面目にエルナを守ってるよね。

566 :マロン名無しさん :2006/06/01(木) 01:17:18 ID:???
>>565
エルナに「まるで鬼じゃない」と言われたのを思い出して、胸を痛めたりしてるしねw
11話でエルナを「女性」として意識してるシーンもあったし、あれはどう見ても惚れてるよ。


567 :マロン名無しさん :2006/06/01(木) 03:58:35 ID:???
惚れてるというか男まみれの前線だから女の蜜を知らな(ry

>>557
なにそのヴァーリ先生

568 :マロン名無しさん :2006/06/01(木) 04:15:27 ID:???
カルルー急げ急げー!!

ベルグソーラ様の時といい、カルルがまたキーキャラクターになるのかな。

569 :マロン名無しさん :2006/06/01(木) 04:22:13 ID:???
幻想の中で、ガーッと広がる視点がいいな。

570 :マロン名無しさん :2006/06/01(木) 05:07:26 ID:???
シャールヴィの年齢と言えば、父王は結構な歳なんだろうな。

シャールヴィが第9王子だから、年子続きでも第1王子とは10歳は違う計算になる。
その分親父も歳を食っている。
ファンタジー世界だから10代後半でケコーン&子作り完了にしても、現在若くて50歳前後かな?

571 :マロン名無しさん :2006/06/01(木) 06:00:42 ID:???
そーゆーんだと普通は理不尽なくらい末っ子を溺愛してても不思議はないんだけどねー
シャールヴィの言動見てると親子関係あんまり上手くいってないっぽいよな

572 :マロン名無しさん :2006/06/01(木) 06:04:17 ID:???
シャールヴィー色々可愛いぢゃんw

ドロームビルド…それ魔法違う!いや、魔法なのか??


573 :マロン名無しさん :2006/06/01(木) 06:59:56 ID:???
今さらながらにエルナの名を使って他国に攻め入るってのがどういうことなのか理解できた感じだな
ベル様たちが凶々しい闇の姫御子と呼んで殺そうと躍起になってたのにも納得がいく
でも、やっぱそれで素直に死のうとしちゃうエルナはヤバいよなー
それだけに、エルナ自身よりも先にシャールヴィが闇の姫御子として以外の
一人の人間としてのエルナの存在価値をちゃんと認めてたってのはちょっと感動した

574 :マロン名無しさん :2006/06/01(木) 07:25:40 ID:???
>>567
いやあ、男まみれだからこそ、たまに前線基地にも売春婦とか来るんじゃない?
或いはたまの休みに街に繰り出して買ったりする奴もいると思う。
戦争が続いてるから、それを商売に利用するしたたかな連中も多かろう。

いや、シャールヴィはどう見ても買ってませんありがとうございましたっぽいけど。

575 :マロン名無しさん :2006/06/01(木) 07:32:50 ID:???
仮にも王子が商売繁盛を求めてわざわざ前線まで出てくるような
安いのを買う訳が無い。
というか、王族の血は戦術核位価値ある兵器みたいだから、その辺は
厳しく管理されてるんじゃない?

576 :マロン名無しさん :2006/06/01(木) 07:41:33 ID:???
ドロームビルドは魔法と言うより暗示そのものか?
本当は催眠術だけど、それがもたらす効果によって「魔法」と認識されてるだけ。
詠唱が、我々の世界の催眠術で言う「5円玉揺らす」みたいなもんじゃないかな。

でも、他の魔法みたいに術者の前に文字か何かは出てるよな。
だとすると、少しは魔法の補助があるのか?
だから、自殺すら強要出来る程に強力な催眠になるのか。

それにしても「エルナは魔法にはかからない」とは言うけど、
このドロームビルドがかかるとなると、
エルナにはデメリットばかりでメリットはなさそう。

・破壊系の魔法→その魔法がもたらす風や炎などの破壊のエネルギーそのものは無力化出来ない
(彼女のみが振るう事が出来る聖短剣を利用して反らしたりは出来る)
・回復魔法→かからない
・精神攻撃系の魔法→ドロームビルドみたいに「催眠」系だったら、かかってしまう可能性が高い

どうやら、誰かが言ってた「エルナを盾にする」戦法は、無理だなw

577 :マロン名無しさん :2006/06/01(木) 08:03:55 ID:???
>>572
あのシーンはいいよな
出会ってからまだ一日二日しか経ってないのに感化されすぎwとは思うが
自分の価値を認められないエルナの知らないところで
ちゃんとエルナの信念を理解してあげてる人間がいるってのがいい

578 :マロン名無しさん :2006/06/01(木) 19:24:06 ID:???
>>571
でもおつきの武官のオーレイヴにはちょっとすねてみせて、末っ子らしい甘えん坊な面が。
末っ子萌え。

579 :マロン名無しさん :2006/06/01(木) 22:55:31 ID:???
>王族の血は戦術核位価値ある兵器みたいだから、その辺は厳しく管理

だろうねえ。
魔力の高い王子や姫は権威の高いところに差し出されるんだろうね。
高額な貢ぎ物などありそうだ。

それにしても、
無理設定をしてまでエルナに夢を見せた訳だが
これは、もし聖剣をぬいたら、というイフだよね。

実際の聖剣はどうなっているんだろう。
今までは物語上の説明でしか描かれていないけど、
実際は違うのかもしれないぞ。

580 :マロン名無しさん :2006/06/01(木) 23:08:48 ID:???
王族が下手に火遊びとかしてシャールヴィみたいなのが庶民に産まれたらヤバいモンな
お妃とか選ぶのも色々大変そうだ、ギムレーの王様たちは
やっぱり貴族間のバランスとるとかよりも魔法強い子が産まれる組み合わせ優先なのかな

581 :マロン名無しさん :2006/06/01(木) 23:59:11 ID:???
>>570
国王なら側室とかいっぱいいるんじゃないか?
シャールヴィが自分を軽んじている辺りも案外庶子だったりするからかもしれん。

582 :マロン名無しさん :2006/06/02(金) 03:19:46 ID:???
>>580
競馬の血統みたいだなw
ゲーム的なのにありそうでないよなー競走馬育てるゲーム。

シャールヴィは年下だから「第9王子」で確定なんだっけ?
第1〜第9(それ以降もいるかもしれないが)の格付けは、
魔力の量で決まってるって可能性が思いついたんだけど。

王子の格付けは置いといて、「魔法の量」で王が決まるにせよ、
王族の血筋そのものが魔法の量が多いから、
結局は直系傍系がちょっと入れ替わるにせよ
大幅な簒奪とかはあり得ないシステムなんだろうか。

583 :マロン名無しさん :2006/06/02(金) 07:33:43 ID:???
ちょwww
魔法で順列決まるんだったらシャールヴィより上の8人どんだけ強いんだよw
まあでも、こういう世界なら正嫡か庶出かよりも魔法の強さで王位継承ってのはあるかも

584 :マロン名無しさん :2006/06/02(金) 08:54:36 ID:???
それだったらシャールヴィもあんなにやさぐれてないような気が
シャールヴィとアンサズ王の関係ってなにげに重要っぽいけど
未だにアンサズ側の描写が全くないからよくわかんないんだよなあ

585 :マロン名無しさん :2006/06/02(金) 09:20:39 ID:???
今回のラヴァルタ&使い魔撃退したとしても
次はヴァーリの息のかかったあの使用人が追ってくるみたいだし
アンサズ到着はだいぶ先のことになりそうだね

586 :マロン名無しさん :2006/06/02(金) 09:25:26 ID:???
アンサズについたらエルナ…どうなっちゃうんだろ…
楽観できる状況ではないような


587 :マロン名無しさん :2006/06/02(金) 13:45:41 ID:???
エルナとシャールヴィは平和を求めるが、周りが無理矢理戦争の道具にしようとしたりな。

おー馬鹿野郎にはワラタ。野郎じゃないけどw

588 :マロン名無しさん :2006/06/02(金) 16:53:08 ID:???
>>587まさにエルナがそれなんじゃないのか
シャールヴィは逆にそういうの割り切ってる人間だったのかな
そうだとしたら、今の時点で大分エルナに感化されてるよな

589 :マロン名無しさん :2006/06/02(金) 20:28:15 ID:???
自分がアンサズの王なら、
すぐになんでもいいから汚名をでっち上げて
エルナを首チョンパするのが平和の為だと思う。
そりゃあ、自分の国に埋まっている宝にも興味はあるが、
それがどんな争いをまねくかしれたもんじゃない。


知れば知るほど、「産まれてきてはいけない人間」だぞ。

ということは、
今後なにかあって、エルナ達はアンサズにはまともにいけない、ということになるかな。

590 :マロン名無しさん :2006/06/02(金) 22:39:33 ID:???
アンサズには炎魔剣とかいうのが封魔呪で封印されてるんだろ?
だったらアンサズ王だってそれを手に入れるためにエルナを利用しようとするんじゃないかな
で、それを知ったシャールヴィが父親に反旗を翻して二人はめでたく根無し草、と
まさに勇者に相応しいじゃないかw

591 :マロン名無しさん :2006/06/03(土) 00:08:03 ID:???
二人が到着した日にアンサズは陥落(その際、第1〜8王子と王様は戦死)します。
作中、シャールヴィよりも高い魔法力を持つ事を
明確に読み取れるキャラはエイリークとヴァーリだけです。

592 :マロン名無しさん :2006/06/03(土) 00:11:52 ID:???
休載かな?

593 :マロン名無しさん :2006/06/03(土) 00:30:27 ID:???
まち

594 :あらすじ精霊 1/4 :2006/06/03(土) 00:37:54 ID:???
   第14話 解呪

あの時、私は闇の姫御子として死ぬところだったのだ―――
ヴァーリに見棄てられ、爆瘴霧(ボルトーカ)の魔法で攻撃を加えられたときのことを思い出すエルナ。
そこから救い、アーサトゥアルの城から連れ出してくれたのはシャールヴィだった。
そして、狂戦士の群れに囲まれたときシャールヴィが言った言葉。

「エルナ てめーは生きろ」

エルナの動きが止まる。暗示が浅くなったのだ。
呼びかけ続けるシャールヴィの頬を、ラヴァルタの剣がかすめる。
私を倒すのだろう、と挑発するラヴァルタに、剣の腕はベルグソーラ以上と見て取るシャールヴィ。
力で圧倒され、ラヴァルタは防戦一方となるのを強いられる。
シャールヴィがラヴァルタとの戦いに引きつけられた隙に、再び暗示を深めようとする使い魔。
そこに到着したカルルは、エルナが魔幻像(ドロームビルド)で自殺させられそうになっているのを見て取り、
使い魔に気付かれぬよう魔鎖網(シェーダガーン)の結界を潜り抜け、エルナに呼びかける。
呼びかけに反応するエルナに、暗示が浅いことを知り胸を撫で下ろすカルル。
一度首を断ち切られたらしい傷痕から考えると敵は使い魔。そして、エルナが持つ聖短剣。
もし聖短剣が本当に絶対封魔剣なら、使い魔法だって解呪できるはず。
その剣を前に突くんだ、必死に呼びかけるカルル。
しっかりしろ。前を見ろ。前を――

魔風で全てが滅びた廃墟の中、前を見つめるエルナ。
廃墟の中にうずくまる人影。少女が泣いている。

「誰…? そこで一人で泣いているあなた…は…」

一方、シャールヴィはラヴァルタを追い詰めていた。
とどめのために戦斧を振り上げたそのとき、それを遮るように巨木が倒れこんでくる。
見回せば、さっきの魔法の影響による火がかなり回っている。
エルナの身を案じ、ラヴァルタを無視してエルナたちの方へ行こうとするシャールヴィ。
いつの間にか山火事の規模に至っている火災に焦るカルルを尻目に、エルナと使い魔は向かい合っていた。

595 :あらすじ精霊 2/4 :2006/06/03(土) 00:38:25 ID:???
兄様が死んでしまったの。
血にまみれた男の死体に縋りつき、涙を流す少女。
絶対無事に兵役を終えて、こんどこそ父様と母様と4人で、ずっと一緒に暮らそうって言ってたのに。
そんなとき、少女の家を不意に訪ったのは、アーサトゥアルの大魔導士ヴァーリだった。
エルナ姫が離宮におもむく際のおとりになってもらいたい。敵をひきつけ、できれば返り討て。
危険な任務なのはわかっていたが、少女にその密命を断ることはできなかった。
そして、少女が乗った馬車を襲うグードランドの竜騎兵たち。女騎士の剣が迫ってきて――

「なぜ私は死ななくちゃならなかったんだろう
 普通にずっと続くと思ってた日常や色んな夢が 何か大きな力でこんなにもたやすく断ち切られて」

国や戦なんてわからない。ただ、父様や母様を残してきてしまった…。子供を二人も亡くして…。
泣き崩れる少女を、優しく抱きしめるエルナ。

木が燃え崩れる異音に、我を取り戻す使い魔。
私の術を遡って私の心に入り込むとは…エルナを見つめるその目に驚愕が混じり込む。
あなたは本当は誰も怨んでない。あなたの悲しみは…
涙をこぼすエルナに、私が欲しかったのはおまえのそんな涙じゃない、と激昂する使い魔。
再び魔幻像の呪文を唱え、エルナの心を今一度悪夢の底に堕とそうとする。

燃え落ちる木々に囲まれたエルナの名を呼ぶシャールヴィ。
そこに斬り付けるラヴァルタの剣を間一髪で躱し、戦斧で反撃しようとするが、
しかし戦斧の刃は途中で木の幹に食い込み動かなくなってしまう。
殺ったり! その隙を逃さず、ラヴァルタの一撃がシャールヴィを襲う。

再び悪夢の戦場の只中に立たされるエルナ。

「退け退け! 剣を引け
 我らがアーサトゥアルには 闇の姫御子エルナ様がひかえておわすぞ」

見るがよい、地獄をな。わからねば何度でも。
おまえは存在してはならぬ、最凶の兵器なのだ。

596 :あらすじ精霊 3/3 :2006/06/03(土) 00:38:55 ID:???
使い魔の言葉を裏付けるように、アーサトゥアルの騎士はエルナの名の下に敵軍を脅迫する。
闇の姫御子が聖剣を動かせば、この地は凍土と化す。武器を捨てよ。

「捨てないで!!」

叫ぶエルナ。
闇の姫御子エルナがアーサトゥアルのノルズ山にいて、聖剣の柄を握っているというのは偽りです。
私がエルナです。エルナはここにいます!
ここは使い魔が支配するはずの幻影の世界。それなのに、兵士たちは動きを止めてエルナを見つめる。
証拠は。尋ねる騎士に、エルナは腰から聖短剣を抜いて掲げる。
聖剣と対なす絶対封魔剣・聖短剣。誰か触れることのできる者はいますか?
エルナの言葉に怖気づき、前進をやめるアーサトゥアルの騎士たち。
この短剣が私の証。私は聖剣の確かな守りの証。
聖剣は抜かれることも、いずれの国に味方することもありません。
アーサトゥアルは我が母国なれど、以後エルナの名の下に戦することはできません。

「もう誰も… 苦しまずに… 悲しまずにすむように… あなたのように……」

ラヴァルタの必殺の一撃を、木の幹に食い込んだ戦斧の柄に飛び乗り躱すシャールヴィ。
柄がへし折れ踏み外すが、そこはまさにラヴァルタの体の真上。
覚悟は貴様だ。叫びながら、シャールヴィはラヴァルタにのししかり短剣でとどめを――

「もう 誰も 殺し合わぬように」

エルナの言葉は続く。

「あなたや あなたの兄様や父様母様と 同じ悲しみを
 命や幸福や未来を 奪われる悲しみ そして奪う悲しみを もう誰にも味わわせないために
 私はこの戦を止めなければならない

 私はこの剣で…
 この世界(ギムレー)にかかった 悪い魔法を解くの」

597 :あらすじ精霊 4/4 :2006/06/03(土) 00:39:26 ID:???
意識を取り戻すエルナ。
術が解けた……いや、使い魔が解いたのだ。
ラヴァルタに振り下ろした短剣を寸前で止め、シャールヴィはそれを見つめていた。
早くその剣を突け、とエルナの耳元で指示するカルル。
しかし、エルナはその言葉が聞こえているのかいないのか、ひたむきに使い魔を見つめて語りかける。
必ず帰ってくるから。あなたが生き返るために私の命が必要なら、私は必ずつぐないに戻る。
聖短剣を鞘に収めるエルナに、驚いて息を呑むカルルとシャールヴィ。
エルナは両腕を広げ、使い魔に無防備な姿を晒す。
でも、私が行かなきゃ救えない命もあるから。今は、このまま行かせて…。
使い魔の――少女の瞳に、涙が浮かぶ。

「…… 私は… こんな人のために死んだのか………」

光に包まれる少女の体。
仰向けに倒れた少女に、どうして、と泣いて縋るエルナ。
少女にかかっていた使い魔法が解呪されたのだ。
どうやって…? あの姫はいったい…。驚くラヴァルタ。
そして、エルナを真剣な面差しで見つめるシャールヴィ。
私、戻ってくるのに。戻ってきたら、私への怨みを晴らしたら本当に生き返れるって…。
そう言って涙を流すエルナに、少女の声が届く。
怨みはもうありません。それに、まことに生き返るとは肉体のことではなかったのです。

「ありがとうエルナ 私の心を救ってくれて」

顔を上げるエルナ。しかし、そこにはもう誰の姿もない…。

立ち上がり、ラヴァルタを解放して剣を収めるシャールヴィ。
憑物が取れたような顔をしている、あんたの呪いも解けたんだ、というシャールヴィに、
なぜ殺さぬ、と問いかけるラヴァルタ。
もう必要ねーし、あんたはもう戦えない。火も近いし。
それにまた、あいつが泣いちまう……。
そう心の中でつぶやくシャールヴィの表情もまた、今までのものとは違っていた。

598 :マロン名無しさん :2006/06/03(土) 00:44:51 ID:???
どうしよう・・・
マンガ読んでこんなに感動したのマジではじめてかもしれん・・・

599 :マロン名無しさん :2006/06/03(土) 00:50:04 ID:???
まぎれもないネ申展開だな
エルナの語りに背筋がゾクッとするぐらい感動した
何よりも初めてエルナが自分の存在に意味を見出したってのがでかいと思う
それが結果的に使い魔になった少女やラヴァルタを救うことになったと
今までも思ってたけど今月は特に深いなあ
この作者の信者になってしまいそうだ

600 :マロン名無しさん :2006/06/03(土) 02:42:33 ID:???
「もう誰も殺し合わぬように……私はこの剣で…
 この世界にかかった悪い魔法を解くの」

「…私は…こんな人のために死んだのか……」

   こんな妄執の解き方があるんだね   エルナの決意と名も無き少女の救われ方が胸に迫る。
……あれ、目から汗が止まんないんですけど……

601 :マロン名無しさん :2006/06/03(土) 06:31:52 ID:???
キタワコレ
全米が泣いた

>私はこの剣で…
>この世界(ギムレー)にかかった 悪い魔法を解くの
物語のテーマと設定が見事にハマった名台詞だな
エルサガ以外のマンガじゃ絶対にお目にかかることができない

サブタイの「解呪」ってのも、単に使い魔法を解呪しただけじゃなくて
ラヴァルタを妄執から解き放ち、シャールヴィを既成観念から解き放ち、
そしてエルナ自身が闇の姫御子という名前の呪縛から解き放たれたことを意味してる、と
もちろん上のエルナの決意にもかかってるけど

まあ小難しい理屈は抜いても単純に感動した
いいマンガだなあ、ほんと

602 :マロン名無しさん :2006/06/03(土) 08:39:43 ID:???
全米どころか全世界が泣いた。いや、全ギムレーと言うべきか。

この展開、物凄いな。他の漫画で、こんな展開があるだろうか?

何が凄いって、憎しみに対して未来志向で相対した事だろう。
この手の「主人公への恨み」展開って、主人公が反省したりして無抵抗主義を続けたりした挙句に恨んでる側が「こいつを殺しても意味がないって事は判ってる!」みたいに自戒して終わるってのがパターンだよな。
「憎しみは何も生み出さない」とか言う、お決まりのフレーズでも出てきて。

でもこの漫画はまるで違った。
ぶっちゃけ、エルナは「後で殺されてやるから、今は見逃せ」と言ってる。
何故今殺されてやる訳にはいかないかというと、「この世界にかかった悪い魔法を解くの」と。
使い魔やその兄のような人間が出なくていいような世界にするための旅をしたいと。

無論、囮の彼女が死んだ件は悪いとは思っているだろう。
しかし、エルナはそこで立ち止まらない。思考停止しない。
その悲しみから自らの考えを発展させ、自分にはやるべき事があると、彼女に向かって言い出した。

結果、この意見に使い魔は「説得」された。
「私はこんな人のために死んだのか…」と、自分の死に意味を見出した。
だから彼女は自力で成仏していった。
憎しみに対して理をもって説得し、納得させる。こんな展開、他で見た事ない。

…こんな漫画描かれたら、この先この雑誌で、前述したようなありがち憎しみパターン&白痴もどきな無抵抗主義キャラを描く事が出来るんだろうか?

603 :マロン名無しさん :2006/06/03(土) 11:28:51 ID:???
ゴメン、確かにいい話だと思うけど>>602みたいに
「この漫画凄すぎる、他の漫画なんかゴミだぜ!」みたいな意見はちょっと引く。

604 :マロン名無しさん :2006/06/03(土) 12:32:00 ID:???
エルナ→シャールヴィの感化については頻出だけど、ここに来て
エルナの中でもシャールヴィがもの凄く大きな存在になっているって
ことを実感したよ。

術者以外、何者の声も届くはずの無い幻影の世界に、シャールヴィの
呼びかけは伝わっちゃってるんだぜ。それも、かつて(と書くがまだ1日
経ってないのか)闇の姫として自国に切り捨てられ、絶望のまま死の淵に
立ったときに腕を差し出す姿が。
本当にもう最後という時、心が折れそうになった時、エルナの前には
必ずあいつが立つよ。そして「っ来い!」って言う。

…で、気が付いたんだけど、これって重厚なファンタジーの皮は被って
いるけど、本当は らぶすとーりー なんじゃぁ…不遇で健気な美少女と
ちょい悪粗暴系だけど心根は優しい男って、20年位前の少女漫画の香りw


605 :マロン名無しさん :2006/06/03(土) 15:07:32 ID:???
恋愛っつーよりも、闇の姫御子として死ぬか世界を滅ぼすかって二択しか提示されず、
何か他に道があるはずだと思いながらも何も考えつくことができない状況で、
はじめて生きてできることがあるという明確な道を示してくれた相手ってことで
生きる意思を持つきっかけになっただけじゃないかなあ
もちろん今後恋愛感情が芽生える可能性はあるだろうけど

606 :マロン名無しさん :2006/06/03(土) 16:26:31 ID:???
上でもう何度も言われているがあえて叫ばせて。
なんだこの 神 展 開 !!
てっきりシャールヴィがラヴァルタを倒して、使い魔ともどもあぼんして終わりかと思ってたのに!
正直ありきたりなファンタジー漫画なのかと舐めてかかってました。ごめんなさい。
もっと早く読んでおけば良かったああああ、激しく後悔。

「この世界(ギムレー)にかかった 悪い魔法を解くの」
「私は…こんな人のために死んだのか……」

この言葉で感涙が止まらなくなった。
堤抄子って台詞回しと場面の構成が上手だね。


607 :マロン名無しさん :2006/06/03(土) 17:33:09 ID:???
アクションの構成もいいね。隙があったら蹴りを入れたり。

恋愛はあ…たいへんだな。
エイリークが好きなら好みは真逆だろ。

608 :マロン名無しさん :2006/06/03(土) 19:42:39 ID:???
シャールヴィがとどめを刺そうとしたシーンにかぶせるように
エルナの「もう誰も殺し合わずに〜」ってセリフが入るのがイイね
そしてエルナの決意に応えるようにシャールヴィがラヴァルタ殺すのやめるのがタマラン

まあ、もうカンペキにエルナに惚れてるせいだけどなw

609 :マロン名無しさん :2006/06/03(土) 20:49:36 ID:???
つーかむしろ俺がエルナに惚れそうだw
特にインパクトや萌えのあるキャラではないのに
いざというときの凛とした気高さにマジでトキめくんですけどw

610 :マロン名無しさん :2006/06/03(土) 23:02:27 ID:???
安定して面白いと思って読んでるけど…
急に信者が湧いてこのスレにはちょっと萎えかな。
それとも俺の感受性の問題か?

611 :マロン名無しさん :2006/06/03(土) 23:56:08 ID:???
熱い展開に乗って酔うも良し、一歩引いて冷静に吟味するも良し、じゃないの。
俺はこの程度はまだ気にならないが。

しかし、ちょっとエルナは悪い意味で優等生に過ぎるな。僅かあれだけの時間で
「あなたは本当は誰も怨んでない あなたの悲しみは」って人を見透かしたような
ことを言うし。「私の欲しかったのは〜」は至極真っ当な反応だよ。

償いに戻るったって、これからだってエルナを巡って無念の内に倒れる
無辜の人々は大勢現れるだろう。重々承知の筈。その瞬間は真実かもしれないが、
結果としてその場限りの言葉になってしまう可能性はかなり高い。
何度か生命の危機に陥っている割には、命の大切さが言葉だけでない
実感としてどの程度の重さなのか…自分の命に対する執着は殆どないみたい
だから、それと引き換えに出来る価値っていっても?というのは厳しすぎるだろうか。

612 :マロン名無しさん :2006/06/04(日) 00:31:15 ID:???
これから数多の醜いものを見ていくことになるだろうが、
エルナがどう変化するか楽しみだな。

613 :マロン名無しさん :2006/06/04(日) 00:34:42 ID:???
自分の命を軽んじてるとしてもやっぱり痛い思いするのは自分なんだから、
自分と引き換えにでも他人の命を救おうとするってのはこの上ないことだろう、とは思うが

ただ、エルナって生きるのも死ぬのも他人のためなんだよね
利己心のない人間って美しいとは思うけど非常に危ういとも思うので
今後エルナがどういう方向に行ってしまうのかとても不安だ
特にこの作者、結構シビアなところがあるみたいだから
トントン拍子にエルナの理想が上手く実現されるような展開になるとは思えないし・・・

614 :マロン名無しさん :2006/06/04(日) 04:25:16 ID:???
みんな言ってくれないから、俺がカルルGJと言っておく。
本当に美味しい所を持っていく使い魔くんだ。

エイリーク様、役に立ちまくってるから解呪して台所行きにはしないでくれw

615 :マロン名無しさん :2006/06/04(日) 06:51:58 ID:???
・・・もしかして、この使い魔の少女も名無しのままあぼーんか・・・

616 :マロン名無しさん :2006/06/04(日) 14:59:03 ID:???
魔導師様といい衛兵隊長といい、名無しで終わるには勿体ないキャラ多いよな
三人ともヘルガタンよりはよっぽど印象に残るキャラなのに

617 :マロン名無しさん :2006/06/04(日) 17:45:35 ID:???
この少女って「エルナと年恰好が似ているから」影武者になったんだよな。
正に中世ヨーロッパのような状況だ。
うりふたつでもないのに影武者が可能って事は、
この世界の魔法では、我々の世界で言う写真とか動画とかの真似は出来ないんだろうかね。

しかしバーリはんも彼女に無理強いはしてないようだ。
(あの時点で断ったら、両親を盾にしたかもしれないけど)
多分、密命を引き受けた時点で、
金銭的な補填は両親にはきっちりしてやってるんだろうと思う。
でも、兄を亡くした後での危険な任務だと言うのに、
ふいんきとして「断れなかった」ってのは、それこそが戦争の恐ろしさなのだろうか。

618 :マロン名無しさん :2006/06/04(日) 19:04:45 ID:???
ヴァーリって魔導士の中で特に大きな権力を持ってるんだと思う
少女も魔導士の端くれとして断れない事情があったんじゃ

619 :マロン名無しさん :2006/06/04(日) 20:04:27 ID:???
>>616
あやまれ!!俺のヘルガタンにあやまれ!!(AAry

>>618
というよりも、バーリはんに真っ向から逆らうのは普通の人には無理でしょ
ムチャクチャ怖いよあの人

620 :マロン名無しさん :2006/06/04(日) 20:48:34 ID:???
>>617
> うりふたつでもないのに影武者が可能って事は、
俺の目には瓜二つに見える

621 :マロン名無しさん :2006/06/04(日) 21:11:08 ID:???
そりゃあ単に描き分けが(ry

622 :マロン名無しさん :2006/06/04(日) 21:45:05 ID:???
単純にエルナがアーサトゥアルの平均的な金髪碧眼女子だと思ってたよ

623 :マロン名無しさん :2006/06/04(日) 21:50:35 ID:???
そういやエルナって美少女扱いされたこととかないよな
容姿的には平凡な部類なんだろうか

624 :マロン名無しさん :2006/06/04(日) 22:32:50 ID:???
どうみてもかわいこちゃんだが。

最初からエルナは、聖剣の近くにたって隣国をおどすことには拒否の姿勢なんだね。
最初から達観してるね。

ただ抵抗する手段が分からなかっただけで。

世界全体を見る姿勢はもともと変わらないけど、
現実に実現する行動自体が成長している感じかな。

>魔法を解く
ああ、どう解くんだろうねえ。

625 :あらすじ精霊 1/3 :2006/06/05(月) 00:01:40 ID:???
   第15話 決意

名前も聞かなかった。父様や母様が待ってらしたのに。
少女の死に涙するエルナ。私なんて誰も…。
そんなエルナを助けるためにシャールヴィが駆けつける。
エルナの周りを囲み逃げ道を塞ぐ炎を見て、呪文の詠唱をはじめるシャールヴィ。

「打て(スート) 雷撃(ソールスラーグ)」

激しい雷撃が炎上する木々を吹き飛ばし、開けた空から降り注ぐ雨が火を消してゆく。
その強大な魔法の力に、ラヴァルタは驚きを隠せない。
貴君の名を聞いてなかった。名乗られよ。問うラヴァルタに、シャールヴィは名乗る。
アンサズのシャールヴィ。鬼神とも呼ばれる無敗の将軍。
その相手と剣を交わしたという事実に、ラヴァルタの心は震える。
まことの勝負ではまだ負けておらぬ。勝ちたい、あの首が欲しい。
立ち去って行く二人の姿を見つめながら、アンサズに着くまでには必ず、とラヴァルタは誓うのだった。

夜が明ける。
少女の亡骸を埋葬しながら、エルナは自分が遠くに来てしまったことを実感する。
私、強くならなきゃ。まず私が、どんな理不尽な力にも押し流されないように。
そう思い至ったエルナは、シャールヴィに剣を教えてくれるよう頼み込む。
剣は女には向かん、と言って拒否するシャールヴィに執拗に食い下がるエルナ。

「じゃあ これから私のことを 男だと思って下さいっ」

そう言うや、自分のスカートを太もものところで切り裂いてしまう。
タイツに包まれたなかなか美事な脚線美に、シャールヴィは焦りながらもどこか嬉しそうだ。
結局押し切られる形で承諾はするが、その剣はやめろ、と露骨に聖短剣にビビるシャールヴィ。
ケイコをつけてやるヒマなんかねえ。国境を越えるのが先だ。いつでもかかってきな、相手はしてやる。
そう言うと、山の麓に見える町を目指して歩きはじめる。
と、早速背後から聖短剣で斬りかかるエルナ。なかなかえげつない。
そんなこんなでじゃれ合いながら、二人は山を下りていくのだった。

626 :マロン名無しさん :2006/06/05(月) 00:01:52 ID:???
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627 :マロン名無しさん :2006/06/05(月) 00:02:54 ID:???
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628 :マロン名無しさん :2006/06/05(月) 00:03:57 ID:???




















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629 :あらすじ精霊 2/3 :2006/06/05(月) 00:05:03 ID:???
一方、アーサトゥアルのヴァーリの館では、竜を呼ぶ儀式が行われていた。
アンサズの前線が動かぬところを見ると、シャールヴィはまだ帰還していない。
そしてグードランドも動かぬところを見ると、エルナとシャールヴィは生き延びている。
グードランドに空馬を落とされたのであれば、ハルスホルトの町で馬を手に入れようとするはず。
竜騎士で追えばまだ間に合う。
新たに竜騎士に任じられたビッキに対する不安を浮かべるゲイルに、
保険はかけておく、と引き出しから小さな二つの玉を取り出すヴァーリ。
その中身をグラスに入れ、ワインを注ぐ。
それを見て、恐怖に体を震わせるゲイル。
そして、ついに召喚に応じて竜が姿を現した。
普通よりも巨大な姿。竜の中でも一番気性の荒い、火竜。
怖気づくビッキに、ヴァーリは手向けの酒と称してさっきのグラスを渡す。
それを飲み干しながら約束の確認をするビッキに、うなずきを返すヴァーリ。
自由都市ハルスホルトは、我が国に味方せぬばかりか独自の勢力圏を持ち、南進策の妨げになっている。
咎人をかくまったと理由づけ、かの町を火の海にするも良し……。
獰猛に鳴く火竜を見上げながら、冷酷にヴァーリは笑うのだった。

エルナとシャールヴィは、ヴァーリの推測通りハルスホルトの町に入っていた。
町の大きさに目を輝かせ、物珍しそうに周囲を見回すエルナ。
そんなエルナに、シャールヴィは今まで城から出たことがないのか、と尋ねる。
否定するエルナ。ずっと小さい頃、父様と馬で…。
エルナの父。先代アーサトゥアル王の弟である。狩りで亡くなったとシャールヴィは聞いていた。
どこへ行ったのかとか全然覚えてないんだけど、ずーっとずーっと走ってったの。
今でも時々夢に見る―――
物思いにふけっていたエルナだったが、不意に現実に立ち返る。
シャールヴィ、お金持ってんの?
不信の目を向けてくるエルナに、馬鹿にすンなよ、と財布を見せるシャールヴィ。
まずメシを食って、いい馬の予約して、剣も欲しいし、斧も修理しないと。
これからの予定を説明するシャールヴィの隙を狙って、ほうきで殴りかかるエルナ。
受け止めながらも、実は間一髪だったことを指摘されてシャールヴィは唇を尖らせる。
そんな二人を、ラヴァルタは静かに尾行していた。

630 :あらすじ精霊 3/3 :2006/06/05(月) 00:05:33 ID:???
さて、そんなこんなでショッピングタイム。
剣と斧を修理するための材料を買うシャールヴィをよそに、
エルナは店員に勧められた白いマントがお気に召したらしい。
シャールヴィにマントを買ってもらい、ご満悦のエルナ。
はしゃいでお礼を言う彼女に、シャールヴィはまぶしいものでも見るように目を細めるのだった。
が、そのせいで一部屋分の宿代しかなくなってしまったことには気付かない二人。
エルナには経済感覚などもちろんなく、シャールヴィも武器以外の相場がわからないらしい。
おまえは今日から男なんだから問題ないだろ、と言いながらも、何とかすると宿屋を出て行くシャールヴィ。
エルナのブローチを得れば一年だって泊まれるのだが、そんな頭は二人にはナイ。
また野宿するつもりなのかしら、あの人。
心配しながらも、シャールヴィならドブの中でだって寝れるわよねっ、とエルナは結論付ける。
でも、今夜は冷えそうだなあ…。

その頃、シャールヴィはハルスホルトの辻占い師が不吉な予言をしているところに出くわしていた。
このハルスホルトが火の海になるぞ、と語る占い師。
北の国アーサトゥアルに光の王と闇の王が生まれて以来、凶兆続きだと言う。
やがて聖剣は抜かれ、世界は消滅するじゃろう。
凶々しい予言を一生に付す町の若者たち。
しかし、シャールヴィは物思わしげに占い師の言葉を聞いていた。

631 :マロン名無しさん :2006/06/05(月) 00:07:09 ID:???
               /´  `フ
         , '' ` ` /      ,!
.        , '      レ   _,  rミ
        ;          `ミ __,xノ゙、 ソー
        i     ミ   ; ,、、、、 ヽ、
      ,.-‐!       ミ  i    `ヽ.._,,))
     //´``、     ミ ヽ.    _,,..,,,,,,_
.    | l    ` ーー -‐''ゝ、,,))  ./ ,' 3  `ヽーっ
     ヽ.ー─'´)          l   ⊃  ⌒_つ
      '''''''''            `''ー---‐'''''"




   、ヾ'"'';          /ゝ
   ミ  彡    wWw _/´  `ヽ  ビクッ!
   ミ  彡  、ヾ   ヾ/      ,! Σ
.   ミ  ミ  ミ      ゝ   o,  oミ
    ミ ミ ミ         `ミ __,xノ゙、
    ミ  ミ ミ     ミ     ヽ.._,,)))  
    ヾ、  !       ミ  i           
     ´"'`、     ミ ヽ.    、ゞヾ'""''ソ;μ,  
.        ` ーー -‐''ゝ、,,))  ヾ  ,' 3    彡   ブワッ
                   ミ        ミ
                    彡        ミ
                    /ソ,, , ,; ,;;:、ヾ`

632 :マロン名無しさん :2006/06/05(月) 00:09:45 ID:???
なんかいろんなところでいろんなフラグが立った回な気がする

633 :マロン名無しさん :2006/06/05(月) 00:25:15 ID:???
まあラヴァルタンのツンデレ要素やヴァーリ様の悪役っぷりなど語るべきことは多々ある
だがしかし!

ミニスカタイツ(;´Д`)ハァハァ

634 :マロン名無しさん :2006/06/05(月) 00:30:27 ID:???
ちょwエルナw
スカートの裾切っちゃったよww

635 :マロン名無しさん :2006/06/05(月) 00:47:52 ID:???
ミニスカキタ━( ´∀`)・ω・) ゚Д゚)゚∀゚)・∀・) ̄ー ̄)´_ゝ`)-_-)゚∋゚)´д`)゚ー゚)=゚ω゚)━ !!!!!

636 :マロン名無しさん :2006/06/05(月) 00:54:37 ID:???
ラブ米きたー

637 :マロン名無しさん :2006/06/05(月) 00:55:07 ID:???
「またそのような男の子のような格好を!」だから、
アーサトゥアルではミニスカ=エロではないんだろうけど…

…シャールヴィの反応の方に同意できる俺w

エルナ、針仕事してたね。普通に女の子としての趣味も持ってたのかな。

638 :マロン名無しさん :2006/06/05(月) 01:25:46 ID:???
暗黒の玉座もて来たれ 風の精霊
古き御力の一つ 今この御座に来臨す
闇の王にして光の王 闇より出でて其を打ち砕く者
九十九なる光の蛇にて 我が敵を打ち滅ぼせ

打て(スート) 雷撃(ソールスラーグ)

ソールスラーグ全詠唱はこれでいいのかな。
今回、雷落として雨を降らせて山火事を鎮火させたけど、
この展開を1話から考えていたのなら、隙のない漫画だ。
1話のあのシーン、
雷撃一発目と雨降らせの伏線とを兼ねているって事になるのだから。

639 :マロン名無しさん :2006/06/05(月) 01:58:02 ID:???
街中ではしゃぐエルナが可愛いとか、シャールヴィは意外と金銭感覚なかったんだなとか、
相変わらずヴァーリはんテラコワスとか、言いたいことは色々とあるんだがとりあえず。

ラ ヴ ァ ル た ん の 太 腿 ハァハァハァハァ(*´Д`)=3

ラヴァルタ→シャールヴィのフラグ立ちまくり?
「あの首が欲しい……!」という言葉も、もはや熱烈な愛の告白としか思えません。


640 :マロン名無しさん :2006/06/05(月) 02:05:26 ID:???
誰も待っていてくれる人などいないって嘆いているエルナが、
シャールヴィに名前を呼ばれたときに、とてもほっとした顔をしてるね。
堤さんってこういう細やかな表情・感情の変化を描くのがうまいなあ。

エルナが太腿を出しただけであんなに動揺するということは
シャールヴィってやっぱりチェリー君なのか。
それともギムレーの女性はもともと足を露出する習慣がないのか。

>>637
女の子としての趣味っていうか、男性が乗馬や剣を習うように
女性の嗜みとして教育を受けていたってことではないだろうか?


641 :マロン名無しさん :2006/06/05(月) 08:34:17 ID:???
       ∩
  (*´Д`)彡 ふともも!ふともも!
    ⊂彡

642 :マロン名無しさん :2006/06/05(月) 09:37:34 ID:???
おまいら太股に反応しすぎw

643 :マロン名無しさん :2006/06/05(月) 11:29:26 ID:???
普通こういうシチュエーションなら切るのはスカートじゃなくて髪だろうと思うんだが
やっぱ少年誌だから読者サービスしなくちゃならんのだろうかw

644 :マロン名無しさん :2006/06/05(月) 12:09:17 ID:???
ギムレーじゃ、男も髪の毛、長いからな。

645 :マロン名無しさん :2006/06/05(月) 14:07:12 ID:???
>スカートじゃなくて髪だろうと

ごもっとも

646 :マロン名無しさん :2006/06/05(月) 16:30:58 ID:???
言われてみるとギムレーの男はみんな髪長いな
モブ除けばアトリと隊長とヴァーリの部下のジジイぐらいか、短髪のキャラって

647 :マロン名無しさん :2006/06/05(月) 17:12:01 ID:???
>>643
ガンガンファンタジーって少年誌なのか?
ガンガンの少女向けって立ち位置じゃなかったっけ?
まぁ、男の漏れが購読してるわけだが。

648 :マロン名無しさん :2006/06/05(月) 18:22:56 ID:???
少年〜もう少し上の年齢層、位じゃないか?
ガロとか少女向けとは思えないw
まぁ高河エノモト夢路が並ぶとそんな気もしないではないけど

649 :マロン名無しさん :2006/06/05(月) 18:25:53 ID:???
ラヴァルタは、縁談をすすめられると「私より剣で劣るお方の所へなど
嫁げません」とか言って、相手をコテンパンにのして破談にしている。
間違いない。
それを最後まで全うした例がベルグソーラ様。

650 :マロン名無しさん :2006/06/05(月) 19:52:24 ID:???
ベルグソーラ様の素顔は美しいのだと信じて疑わない俺が通りますよ。

>>646
アンサズの間者を忘れないであげてください。


651 :マロン名無しさん :2006/06/05(月) 21:41:29 ID:???
ヘルムを取ったラヴァルタは可愛い(´∀`)ネ

652 :マロン名無しさん :2006/06/05(月) 23:32:36 ID:???
エルナはエイリークとくっつくからシャールヴィの救済措置として
ラヴァルタンに味方フラグ立てさせたとしか思えない

653 :マロン名無しさん :2006/06/06(火) 08:41:52 ID:???
フトモモ祭りも収まったかw

エルナの父親ようやく出てきたね
変な記憶だけど明らかに何かの伏線だよな
狩りで亡くなったってのも裏がありそうだし

654 :マロン名無しさん :2006/06/06(火) 08:50:30 ID:???
占い師の婆さんの卦に出てきた「アーサトゥアルに生まれた光の王と闇の王」って何だろうな。
通説通り「光の王=エイリーク、闇の王=エルナ」って事になるのかな。

655 :マロン名無しさん :2006/06/06(火) 10:47:40 ID:???
まあそうだろうな
でもこういう占いは外れるのがデフォだから

656 :マロン名無しさん :2006/06/06(火) 20:01:32 ID:???
むしろ、こういった予言だの占いだのは、皮肉な、悲劇的なかたちで当たるのがデフォじゃね?

657 :あらすじ精霊 1/3 :2006/06/07(水) 01:30:45 ID:???
   第16話 ハルスホルト炎上

ところは変わり、グードランド。
老婆と若い女性が、ラヴァルタから送られてきた手紙について話し合っていた。
ラヴァルタ一人では任務の達成は無理だろうと断言する女性。
それに対して老婆は、手は打つ、しくじるわけにはいかぬ、と言う。
闇の姫御子は、聖剣を持つアーサトゥアルにも、炎魔剣の眠るアンサズにも奪われてはならぬ。
グードランドはアーサトゥアルが強くなることもアンサズが強くなることも望まぬ。
せいぜい無駄な戦で力を削ぎあうがよかろう。
老獪な目論みを口にする老婆。
それにしても、あの3人をしてかなわなかったアンサズの男とは、一体…。

一方、アンサズ。
シャールヴィの側近・オーレイヴがハラルド王に報告をしていた。
未だシャールヴィは戻らない。
無理にでもあの時王子をお止めしていれば、とオーレイヴは悔やむ。
シャールヴィの行いを向こう見ずと断じるハラルド王。
王のお若い頃にそっくりですと笑う王妃に、王はおまえに似とるのだ、と返す。
しかし、今の問題は闇の姫御子のこと。
聖剣という神の御証を侵略の手だてとするエイリークを不遜と称し、魔王と呼ぶハラルド。
近々決戦になることを予見したハラルドは、前線の増員と、グードランドへ親書を送ることを決定する。
そのとき、闇の姫御子を殺さずに連れ帰ることができれば、と訴える者があった。
王の側近の一人であるコルベイン公である。
聖剣が実在するなら、同じ伝説にある炎魔剣も実在する。アンサズの中に。
闇の姫御子に封印を解かせることができれば。
そう語るコルベイン公に、ハラルドは冷ややかな目を向ける。

「何のために封印がなされているか 考えてみられるがよい
 この世には 人が触れてはならぬものもある」

658 :あらすじ精霊 2/3 :2006/06/07(水) 01:31:16 ID:???
立ち上がるハラルドに、シャールヴィ王子をお探しにはならぬのですか、と食い下がるオーレイヴ。
しかし、ハラルドはそんなオーレイヴと視線を合わせようとすらしない。

「知らぬ 死んだとすれば運も力もなかったのであろう
 そんなうつけ者はアンサズにはいらぬ」

それが、ハラルドの答えだった。
オーレイヴの話を聞き、王はシャールヴィ様に厳しすぎる、と憤るシャールヴィの部下たち。
大魔導士にとりなしを頼むも、修道会を通じて捜索の手を広げようにも、
なぜか今回はアーサトゥアル寄りの修道会にどうすることもできない、大魔導士は答える。
それに、今の大事は闇の姫御子のこととアーサトゥアルの動向。
しかもシャールヴィは自分の判断で行ったのだ。
はっきり言えば、身勝手な王子に構っている余裕などない、ということなのだろう。
大魔導士に反駁しながらもシャールヴィの悪口で盛り上がる部下たちを、オーレイヴは半眼でにらむのだった。

その頃シャールヴィは、宿屋の外、木の上で、盛大にくしゃみをしていた。
それを聞きつけ、下着のまま何気なく外をのぞいたエルナは、シャールヴィの姿に悲鳴を上げる。
慌てて服を着込み、どうしてそんなトコにいるのよー、と怒るエルナだったが、
遠くにいちゃおまえを守れないだろう、と答えるシャールヴィの言葉に、神妙な顔つきになる。
もし寒かったら部屋に入ってもいいよ、と告げるエルナ。だって、あんまり悪いから。
もちろん、そーゆー意味じゃないから、と念を押しておくことも忘れない。
町を見下ろし、一瞬沈黙すると、シャールヴィは窓からエルナの部屋に入り込む。
シャールヴィから香る酒の匂いに緊張するエルナ。
だが、どういう教育を受けたのか、シャールヴィにはそんな邪念は全くないらしい。
追っ手が来たらしいことを告げると、エルナに出発の準備を促すのだった。

659 :あらすじ精霊 3/3 :2006/06/07(水) 01:31:47 ID:???
シャールヴィの言葉通り、ビッキを乗せた火竜がハルスホルトに姿を現していた。
さっぱり言うことを聞かない火竜に苛立ちながらも、エルナたちの引き渡しを要求するビッキ。
しかし、ハルスホルトは自由な商人の町。どんな大国でも勝手はゆるされない。
敵襲の鐘を鳴らす衛兵を止めるよう、火竜に指示を出すビッキ。
しかし火竜はビッキの意図を越え、衛兵を踏み潰す。
その体躯と口から吐く火炎とでハルスホルトの町を破壊する火竜。
その暴虐に、町の人々は逃げ惑い、恐怖の視線で火竜とビッキを見上げる。
その目に優越感をくすぐられるビッキ。
竜に焼かれ、踏み砕かれる人々を見下ろしながら、ビッキは高笑いを上げた。

(そうか 偉くなるってのは こういうことか――)

その瞬間、ビッキの体に異変が起こる。
内側から鎧を砕き膨れ上がる肉体。燃えるように満ちてくる力。
竜がビッキの意思通りに動く。ビッキが強くなったのを、竜が認めたのだ。
この町はもう俺のものだ。俺が灰にしてやる。闇の姫御子とともに――

一方、エルナはシャールヴィに連れられ、避難する町人たちに混じって町の外へ向かっていた。
みんなを見捨てて逃げたくないというエルナに、
シャールヴィは治癒呪文すら効かないエルナの危うさを指摘し、逃げるよう説得する。
でも、みんなを救うために、もうこれ以上こんなことで誰も死なせないために、こうして来たのに…。

「でも! 戦わなくちゃ 私!」

叫ぶと、シャールヴィの制止を振り切り、エルナは逃げる人々とは逆の方向へ走り出すのだった。

660 :マロン名無しさん :2006/06/07(水) 01:53:28 ID:???
シャールヴィの親父さん、超人格者じゃねーか
なんでシャールヴィにだけあんなに冷たいんだ
実は奥さんが浮気して作った不義の子とかか?

グードランドの婆さんは噂の女王陛下なのかな
妙齢の美女を期待してたのに・・・orz

661 :マロン名無しさん :2006/06/07(水) 02:14:17 ID:???
ビッキマジ小物
ヘタレに過ぎた力を持たせるとヤバイっていい例だな。

662 :マロン名無しさん :2006/06/07(水) 02:17:12 ID:???
許し乞ってる女踏み潰して笑うってのは最悪だよな
でも、このマンガでこういう三下っぽいザコ悪役は逆に新鮮だ

663 :マロン名無しさん :2006/06/07(水) 02:34:47 ID:???
戦う自覚持ったエルナの最初の敵としてはお手頃かもな

664 :マロン名無しさん :2006/06/07(水) 04:40:18 ID:???
ビッキの暴れ方、これはこれできっついなあ…。
竜が人間踏み潰す描写が直接的で(ばらばら死体だし)、かなり精神的にクる。
絵柄自体は相変わらず淡々としている分。

普通の人間に、制御できない力を持たせると、加減がわからないってことか。

で、バーリはん…飴玉割ってたなーと思ったら、やっぱり魔精霊を盛ってましたか…。
人間を単純に強化する(頭脳はまだ人間並みには残ってる)魔精霊もあるんだね。
原種の魔精霊か、研究を重ねた末のバーリはんお手製かはわからないけど。

665 :マロン名無しさん :2006/06/07(水) 05:55:13 ID:???
>>660
でも夫婦で、シャールヴィはお前に似てるとか言い合ってるあたりは、愛情を感じさせるんだが…
つか、シャールヴィ、ちゃんと王妃の実子かよ! 9人も産んだのかな?
まあ側室が何人もいたりだと、話が複雑化するからなあ。
部下にはモテモテだね、シャールヴィ。
「乱暴だ口が悪いガラが悪い」と悪口を言ってるといっても
卑近にしていじってるという感じで、ほほえましい。

666 :マロン名無しさん :2006/06/07(水) 10:13:04 ID:???
親子そろってツンデレな悪寒

667 :マロン名無しさん :2006/06/07(水) 10:51:58 ID:???
アンサズの王子たちが9人とも同母兄弟ってのはアリだと思う。
あれくらいの子だくさん、避妊技術が発達してない時代・地域ならむしろ当たり前だろうし。
シャールヴィがどっちに似てるだのの会話見るかぎり、
わりと仲よさそうだしね、アンサズの国王と王妃。

668 :マロン名無しさん :2006/06/07(水) 11:01:12 ID:???
戦前はちっこい日本人女性でも10人くらい産んでたよ
育つのはその半分くらいってね
王は末子にも拘らず魔法が強く臣下に慕われるシャールヴィーに、世襲の件で問題が起きないように線引してるんじゃ?

相変わらずヴァーリのやり口はエグイな…

669 :マロン名無しさん :2006/06/07(水) 12:47:16 ID:???
愛情があるから逆に厳しくしちゃうってのはありそうだよな
奥さんに一番似てて奥さんにちゃんと惚れてるなら可愛くないはずがないだろうし

670 :マロン名無しさん :2006/06/07(水) 12:53:56 ID:???
鐘鳴らしてた奴を踏み潰したのは竜の暴走だけど、
「拝んでる奴までいるぜ」はビッキが自分の意思で踏み潰させた感じ。

最初は「そんなに俺が怖いか」と戸惑ってた様子だったのに、
暴れるにつれ「そうか偉くなるってのはこういうことか」と高笑い。
他者を圧倒的な力で蹂躙する事こそが「自分が偉い、強い」の証明…
何処まで行ってもこの漫画は辛辣だ。

>664
バーリはんは飴玉2個を盛ってたと思うのだが、
そのカクテル状態でビッキの今回の変貌に至った?
2種の魔精霊が相互作用して、1種の魔精霊みたいな発動してる?

671 :マロン名無しさん :2006/06/07(水) 14:01:05 ID:???
>>670
そうじゃないかな
普通はグードランドのベルセルクみたいに半獣半人になるんじゃない?
それが変なブレンドしちゃったせいであんな変な姿になっちゃったのでは

672 :マロン名無しさん :2006/06/07(水) 15:36:05 ID:???
>>660
婆さん=女王はほぼ確定だろうけど、隣に居る黒髪美人は王女?
婆さんも何十年前はあんなだったのかもしれない。

アンサズの王家を見るに、シャールヴィも年食ったらあんな立派な髭を伸ばすんだろうか。

673 :マロン名無しさん :2006/06/08(木) 00:50:24 ID:???
ラヴァルタを呼び捨てにしてるとこ見ると身分は高いのかな>黒髪美人
でも使い魔にもタメ口きかれてたからなあ、ラヴァルタン

674 :マロン名無しさん :2006/06/08(木) 01:23:30 ID:???
無駄にカッコよかったよな、あのフクロウw

675 :マロン名無しさん :2006/06/08(木) 07:27:23 ID:???
カルルが擬人化してるのは、使い魔として正常なんだろうか?

676 :マロン名無しさん :2006/06/08(木) 21:16:42 ID:???
エイリークぐらい魔法が強い人間の使い魔だから色々特別なんジャマイカ

677 :マロン名無しさん :2006/06/08(木) 21:40:18 ID:???
擬人化されているのは、カルルおよび術者であるエイリーク主観から
描かれているからじゃないか?他人から見たら只の小鳥かも。

678 :マロン名無しさん :2006/06/08(木) 22:18:12 ID:???
そんなめんどくさい設定にする必要あるか?
グードランドのフクロウも擬人化できるけど必要ないからやらないだけじゃないの?

679 :マロン名無しさん :2006/06/08(木) 22:59:12 ID:???
ビッキいいねえ。
いるじゃんこんな奴
超悪者とかじゃないよね、彼なりに努力したり意気込んだりして
戦いに望んでいるんだし。

焦ったり、そこまでしなくても、
なんて普通らしい人間らしさを最初見せつけておいて

「強くなるとはこういうことかー!」

だからなおインパクトありだよね。

680 :マロン名無しさん :2006/06/08(木) 23:17:14 ID:???
特に悪人でもない人間があっさり力に溺れて転がり落ちる怖さが上手く描写されてるよな
相変わらずエグい作者だ

681 :マロン名無しさん :2006/06/08(木) 23:18:08 ID:???
>>678
> そんなめんどくさい設定にする必要あるか?
これを言ってしまうとどうにもならないw
特定の人だけに見える、見え方が違うってのは良くある設定。
視点の違いを表現の違いで見せるのも至って普通の技法。
大して面倒でも無ければ複雑でもないと思うけど。

>グードランドのフクロウも擬人化できるけど必要ないからやらないだけじゃないの?
必要不必要という話をすると、カルルに人の顔も必要ない。特に、誰も見ていない
ところでは全くの無意味。



682 :マロン名無しさん :2006/06/08(木) 23:54:47 ID:???
>必要不必要という話をすると、カルルに人の顔も必要ない。特に、誰も見ていない
>ところでは全くの無意味。
そこはカルルの性格ってことでw

683 :あらすじ精霊 1/3 :2006/06/09(金) 00:00:20 ID:???
   第17話 勇者覚醒

町の広場で、アトリは自分がこれまでに知ったヴァーリの目論みを、町の人々に訴えていた。
エルナを暗殺しようとしていること。そのことを報せに行こうとした騎士がヴァーリの手下に殺されたこと。
そして、エイリーク王子に成り代わり自らが王位に就こうと画策していることも。
信じようとしない町の人々だったが、アトリが実際に人が殺されるのを見たと告げると押し黙る。
しかし、そこに通りがかった一人の男が、昨日そのあたりに死体などなかった、とアトリの言葉を否定する。
緊張を解き、夢でも見たんだろうよ、とアトリから離れて行く町の人々。
怒りに駆られたアトリは男を追いかけ、ウソつくな、ヴァーリの手先か、と罵声を浴びせる。
あのままさわいでいれば、そういう連中が出てくることもありうる。
助けてやったのだ、礼を言うんだな、と嘯く男に、本当のことを言っただけだ、と反論するアトリ。
本当かどうか知らんが言ってどうする。国を動かすのは俺たちじゃない。
男は剣を抜き、アトリの傍らにあった樽に斬り付ける。
一撃で破壊される樽。腰を抜かすアトリ。
人には分というものがある。力あるものから見れば虫けらと同じだぞ。いつでも踏み潰せる。
まさにその頃、ハルスホルトで力ない町の住民が、火竜によって踏み潰されていたように。
だが、アトリは男の言葉を受け入れない。

「…でもエルナはそんなこと言わない! エルナは… 勇者だから…」

みんなを救ってくれる…。きっと…。

ハルスホルトでは、ビッキと火竜の暴虐が続いていた。
矢は弾き返され、投石器は発射前に踏み潰される。
その圧倒的な力の前に屈し、エルナの情報を漏らそうとする宿屋の主人。
だが、それよりも早く火竜は宿を破壊し、宿屋の女房を喰らい殺してしまう。
そして、そこに到着するエルナ。
火竜の非道の前に身はすくみ、動くこともできない。
こんなに頭に血が上っているのに。もう誰も、命も何も、奪われることのないようにと誓ったのに。
エルナの目に映る、火竜に襲われる無力な人々。
その爪から逃れた男を目にしたとき、エルナの体の硬直が解ける。
一瞬早ければ、まだ助かる。まだ救える人がいる…!!

684 :マロン名無しさん :2006/06/09(金) 00:00:39 ID:???


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685 :あらすじ精霊 2/3 :2006/06/09(金) 00:00:57 ID:???
追いついてきて肩を掴むシャールヴィに、援護を依頼するエルナ。
さっきまで身をすくめていたエルナの急な変わりように、シャールヴィは呆気にとられる。
辻占い師が闇の王と指し、宿屋の主人が憎しみの視線を向ける中、エルナはビッキに声を張り上げた。

「火竜の騎士!!
 見なさい! エルナはここにいます
 私さえ見つかればハルスホルトを焼く理由はないはず」

自ら名乗りを上げるエルナに、驚く宿屋の主人とラヴァルタ。
そのエルナの行いを踏みにじるように、おまえを殺してからこの町を焼き払う、と告げるビッキ。
いずれにせよこの地は灰となって原野に戻らねばならん。覇王の進軍のために。
それを聞いて憤り剣を抜く町の若者を無造作に剣で貫き、エサにしかならぬ、と竜に食わせるビッキ。
それを見たエルナの表情が怒りに染まった。
あなたも含め、世界の万物は神の魔法によって編まれたといえど、この所業には神もこの剣に味方しましょう。

「あなたを 解呪します」

聖短剣を構えて駆け出すエルナ。それを狙い、竜の口が開かれる。
エルナの後を追いながら、すかさず呪文を詠唱するシャールヴィ。
圏(クレトゥス)の障壁が、竜の口から吐かれた火炎を完全に防護する。
その魔法の早さと、そして展開された防御圏の、ほとんど球形を成す完全さに驚く住民たち。
しかし、当の二人は、炎は聖短剣で防げないことをツッコんでたり、
言われて初めてその事実に思い至って「あっそーか…」とか言ってたり、何気に呑気だ。
こういう面倒なことはやりたかねーんだよ、と愚痴りながらも、
エルナに竜騎兵との戦い方をレクチャーするシャールヴィ。
竜の足に駆け登れ。奴は反射的に蹴り上げる。竜騎兵はまず騎士を落とすんだ。
その言葉通り、足に登った二人を蹴り上げる火竜。
エルナを抱えて宙を舞いながら、シャールヴィはようやく視界に捉えたビッキの異形に目を見張る。
肥大した頭部、巨大な体躯、鎧の様に突き出た肩、そしてところどころから伸びる角のような突起物。
人なのか!? 狂戦士(ベルセルク)の一種……!? だがこんなのは見たことがない。

686 :マロン名無しさん :2006/06/09(金) 00:01:29 ID:???
あかさたなはまやらわ
いきしちにひみ りを
うけすつぬふむゆるん
えけせてねへめ れ
おこそとのほもよろ
あかさたなはまやらわ
いきしちにひみ りを
うけすつぬふむゆるん
えけせてねへめ れ
おこそとのほもよろ










あかさたなはまやらわ
いきしちにひみ りを
うけすつぬふむゆるん
えけせてねへめ れ
おこそとのほもよろ
あかさたなはまやらわ
いきしちにひみ りを
うけすつぬふむゆるん
えけせてねへめ れ
おこそとのほもよろ

687 :あらすじ精霊 3/3 :2006/06/09(金) 00:01:39 ID:???
落下する勢いのまま、斬り付けるシャールヴィ。
だが、その剣はたやすく受け止められ、しかもへし折れてしまう。
剣がナマクラなだけではない。ビッキが怪力なのだ。
剣がもう返り、シャールヴィに続いて攻撃しようとするエルナを迎撃する体勢が、すでに整っている。
折れた剣を投げつけてビッキを牽制し、エルナの頭を押さえつけ竜の背に伏せさせるシャールヴィ。

「もっと自在に動け! 全部の空間を使って!!」

さらに剣を振り下ろそうとするビッキの動きを捉え、
シャールヴィはエルナに、右に手をつくよう指示を出す。
斜めに振り下ろされるビッキの剣を躱す二人。
エルナは身を伏せ右下に。シャールヴィは飛び上がり左上に。
そうか…。段々と戦闘での動き方を理解しはじめるエルナ。
下のエルナを追撃しようとするビッキに、シャールヴィは柄の折れた戦斧で上から斬りかかる。
剣が間に合わず、直接刃を受け止めたビッキの腕はたやすく切断される。
その戦いぶりに、ハルスホルトの人々は簡単の声を上げる。あいつは何者だァ?

(知ってる… 私は知っている…)

胸の中でつぶやきながら、シャールヴィの姿に見惚れるラヴァルタ。
だが、実はすごいのはシャールヴィだけではなかった。
シャールヴィの指示も助けもなしに、ビッキの剣をしっかりと見ながら、体全てを動かし躱すエルナ。
その動きに、シャールヴィはエルナの筋のよさを見て取る。
これが終わったら、ちゃんと剣教えてやるぜ。
シャールヴィの言葉に、ぢゃあアレは……、と鼻白むエルナ。余裕ですね。
ビッキの剣を斧で封じ、シャールヴィはエルナに攻撃を促す。
懐に飛び込むエルナを、手首から先のない腕で殴りつけようとするビッキ。
しかしそのとき、火竜が動いたためバランスが崩れてしまう。
それが致命的な隙となった。
ビッキの胸に突き刺さる聖短剣。
敵じゃなかったな、と笑うシャールヴィ。
しかし、エルナは何かに驚いたような表情で、聖短剣で貫いたビッキの胸板を見つめるのだった。

688 :マロン名無しさん :2006/06/09(金) 00:21:51 ID:???
踏み潰すし、齧るし、グロに容赦が無い。

しかし、エルナは運動神経が良いなぁ。
仮に直線的で単調な動きだとしても、あんな化け物の振り回す剣を
あの間合いで避けられるもんかね。
しかも今回は聖短剣の特殊効果、人から噴出したり引いたりする風を
利用してるって様子も無いのに。それともあれはもうデフォってことなのかな。

689 :マロン名無しさん :2006/06/09(金) 00:36:49 ID:???
「あなたを 解呪します」

決め台詞だな〜〜!!

690 :マロン名無しさん :2006/06/09(金) 00:39:45 ID:???
ラヴァルタさん、なんかもう夢中だね!

691 :マロン名無しさん :2006/06/09(金) 00:42:25 ID:???
エルナとシャールヴィ、コンビネーションよすぎw
このままエルナはバトルヒロインになるのだろうか?
それはそれでちょっと嫌だなあ

692 :マロン名無しさん :2006/06/09(金) 01:22:24 ID:???
何気にエルナが直接手を下す描写はこれが初めてじゃね?
まさかこれで罪の意識に苛まれて只の平和主義者に逆戻り、なんてことは無いよな?

693 :マロン名無しさん :2006/06/09(金) 01:26:24 ID:???
死んでもいいですとか言ってた直後に
友達を守るためとはいえ敵の急所に短剣ねじ込もうとする女だぞ
カッとなると一番怖いタイプなのは実証済みw

694 :マロン名無しさん :2006/06/09(金) 01:35:34 ID:???
結局エルナはビッキを殺しちゃうのかな…
なんかそれはそれで後味悪いうかなんというか

695 :マロン名無しさん :2006/06/09(金) 01:48:21 ID:???
明らかに急所突いてるし殺る気マンマンではあるだろうけど、
最後のエルナの表情見てるとこのまますんなり終わるとは思えないな。

それにしても、相変わらず狙いが正確ですねエルナタンwww

696 :マロン名無しさん :2006/06/09(金) 04:30:37 ID:???
>>693
戦いは厭だけど理論武装が彼女なりに完了したら戦う事を厭わない…
って何処かの大国みたいな考え方だなw

697 :マロン名無しさん :2006/06/09(金) 10:29:12 ID:???
ラヴァルタンの目がハートマークに見えた人挙手!

ノシ

698 :マロン名無しさん :2006/06/09(金) 14:22:07 ID:???
ノシ

アトリに斬りかかった騎士がちょっと気になった。
新キャラとして活躍するかな?
シャールヴィとエルナの連携カッコヨスw

699 :マロン名無しさん :2006/06/09(金) 18:49:03 ID:???
ノシ
あのセリフ、ほんとは「私だけが知っている」って言いたいんだろーなーw

700 :マロン名無しさん :2006/06/09(金) 20:56:39 ID:???
それにしても、シャールヴィってマジで強かったんだな
ベルグソーラ戦は魔法ない足怪我してるのハンディキャップマッチだったから微妙だったけど
今回初めてこいつが「鬼神」と呼ばれるぐらい強いんだってことが実感できた

>>697
ノシ


701 :マロン名無しさん :2006/06/10(土) 03:04:42 ID:Uzf0BFEY
>>697
ノシ

702 :マロン名無しさん :2006/06/10(土) 23:48:17 ID:???
最初から強い設定の奴を冒頭で弱体化させておいて徐々に本領発揮させていくわけか。
伏線と展開の作り方が巧いな。
でもクレトゥスが普通の魔法力では球にならないってのはちょっと唐突感があるかな。

703 :マロン名無しさん :2006/06/10(土) 23:56:05 ID:???
つーかクレトゥス使ったのがシャールヴィだけだからねえ・・・

704 :あらすじ精霊 1/3 :2006/06/11(日) 00:00:21 ID:???
   第18話 起死回生

―――違う…。いつもの封魔剣の反応と…。
エルナの言葉を肯定するように、貫かれた胸板が盛り上がり聖短剣を弾き返す。
さらに、切断された腕までもが、巨大で凶々しい形状になって再生する。
一旦下がってビッキとの距離を置くシャールヴィとエルナ。
聖短剣が効いてないわけじゃない。もう一回やるしかない。
逡巡するエルナを、やるんだよ、とシャールヴィは叱咤する。

「戦いだしたらやめるわけにゃいかねえ 正しいと思ったら勝つことだ
 絶対にな!」

襲いかかってくるビッキの目前で掌相を結び、呪文を唱えるシャールヴィの右掌に、雷が宿る。

「雷牙(ソールビータ)」

反撃しようとしたビッキの左腕をもう一度吹き飛ばし、雷の塊が顔面に炸裂する。
だが、ビッキの顔の周囲がいくつにも盛り上がり、
牙を備えた口のようになってシャールヴィの腕を食いちぎろうとする。
あわてて腕を引っ込めるシャールヴィ。
その隙をついて、さらに太く長く、凶々しく再生したビッキの左腕がエルナの体を捕らえた。
――一方、アーサトゥアルの王城。
政務室で諸侯と会議を行っていたエイリークの剣が、突然鳴りはじめる。
アーサトゥアルの王の剣であり、その強大な魔法の後ろ盾である統雷魔剣は、
主が危機にあるとき柄を鳴らすという。
この部屋に刺客でもいるのかと不安に駆られる諸侯の言葉をエイリークは否定する。
まさか、そんなことはあるまい。今私のそばに私の敵がいるなど。そう信じたいものだな?
問いかけとも脅しともつかぬ言葉に、やはり肯定とも疑問ともつかぬ返事をするヴァーリ。
何事もなかったかのように会議は続けられ、場は解散となる。
退室したヴァーリの下に駆け寄るゲイル。実験体に異変が起きたという。
そして、なおも鳴り続ける統雷魔剣に、エイリークはその理由が自分ではないことを悟っていた。
エルナの身を案じるエイリーク。カルルは何をしているんだ…?

705 :マロン名無しさん :2006/06/11(日) 00:00:52 ID:???
その頃、カルルはようやく眠りから目を覚ましていた。
火の海になった町を見下ろし、慌ててエルナの姿を探すカルル。
程なく見つけたエルナの姿は、完全に人の姿を失ったビッキの左腕に捕らえられていた。
傷ついたら傷ついただけ、その部分が増殖して変形するあまりにも凶々しい姿。
それを見て、ラヴァルタは危機感を募らせる。

(こんな恐ろしいものは初めて見た…
 あってはならぬもの この世界にあってはならぬものだ…)

一方、シャールヴィはエルナを助けるべく駆け出していた。
まず奴の左手にもう一度雷牙(ソールビータ)。エルナを背にして右手の剣を受ける。
左手が再生する前にエルナを引き離せば…。
エルナに剣を突きつけ、来ると殺す、と脅すビッキ。すでに言葉の発音も不明瞭になっている。
捕らえたらまずはそのまま連れ帰るんじゃないのか、と問うシャールヴィ。

「殺ず ヴァーリ様が殺じでいいど言っだ」

「聞きとどけたぞ」

人知れず叫ぶカルル。
魔法でビッキの左手を吹き飛ばし、シャールヴィは右手の剣を受ける。
だが、右手の剣が速すぎて防げない。エルナの解放には成功しながらも、腹を剣で貫かれてしまう。
おびただしい出血に悲鳴を上げるエルナ。
俺は大丈夫だ、回生呪がある。おまえがケガでもしたら。
あくまでもエルナの身を案じるシャールヴィの体を、ビッキは竜に喰わせようと放り投げる。
そして、またも再生した左腕で再びエルナの体を捕らえる。
竜の口に飲み込まれようとする瞬間、歯茎に短剣を突き立て難を免れるシャールヴィだったが、
怒った竜の炎の吐息に、住居の外壁を破壊するほどの勢いで吹き飛ばされてしまう。

706 :あらすじ精霊 3/3 :2006/06/11(日) 00:01:22 ID:???
常人ならば確実に死んでいるであろう衝撃。
しかし、シャールヴィはまだ生きていた。
額に輝く回生呪。そして全身を包む、これまでハルスホルトの誰もが見たことのないような強い光。

「いってーーじゃねーか ブッ殺すぞンのガキャ」

血まみれで全身ズタボロのくせに案外元気だシャールヴィ。
ひるんだかあきれたか、火竜の身を返しビッキは撤退しようとする。
それにハルスホルトの人々は胸を撫で下ろすが、シャールヴィは一人その後を追い、呪文を完成させる。

「地霊冠峰(ジュードオンクローナ)」

街路を突き破り、住居を破壊して地面から屹立する無数の土の柱が、火竜の全身を貫く。
あまりにも破壊規模の大きな魔法を見て、疫病神かあいつは、とシャールヴィを罵る町の住民たち。
避難済みの地区とはいえ、もうちょっと穏やかな方法はないのか。
しかしシャールヴィは、あろうことか屋根の上でポーズを決め、ちょっとは気が晴れたな、などとほくそ笑んでいた。
そんなシャールヴィにツッコむかのように家が倒壊し、シャールヴィは落下する。天罰である。
火竜の骸から降り、エルナを掴んだまま走って逃げ出そうとするビッキ。
その異様な呼吸音にエルナは、苦しいんじゃないかしらこの人、と推測する。
だから私を人質に帰ろうとしてるんだ。
二度再生した腕は前よりフニャフニャしてるし、皮膚の下で何かが動いている。
ビッキの異変が、ただ強くなるばかりのものでないことは明らかだった。

一方、ヴァーリの実験所では、アンサズの間者の肉体に異変が起きていた。
彼に施された魔精霊は、ビッキのそれと近縁種。
傷つけては再生を繰り返していた肉体が空洞化してガスが溜まり、爆発をはじめていたのだ。
再生するごとに精霊が下の組織を食い潰し、壊死が広がっている。
これで戦士を作ってもやがて苦しくなって、と危惧するゲイルに、
苦しくても戦っているうちは役に立つ、と平然と返すヴァーリ。
もしも逃げ出すならば用済みということだ。
それきり捨て置かれたアンサズの間者は、殺してくれ、と悲壮な嘆願を繰り返していた。

707 :マロン名無しさん :2006/06/11(日) 00:31:34 ID:???
・・・これ、なんかものすごくヤバくないか?
前回までは単なる下種野郎程度の認識だったのに
今月読んでちょっとビッキが哀れになってきた
バーリはんの非道っぷり半端ナサス

708 :マロン名無しさん :2006/06/11(日) 01:12:32 ID:???
最初寝てたけどw カルルGJ!
「聞き届けたぞ」と、遂にヴァーリ叛意の言質を取った!
この返事をアーサトゥアルに持ち帰ったら、エイリークもヴァーリを更迭する根拠が出来るぞ!

709 :マロン名無しさん :2006/06/11(日) 01:35:57 ID:???
しかし統雷魔剣、エイリークが気にかけてるエルナの危機を報告してくれるとは剣の癖に気の利く奴だな。

710 :マロン名無しさん :2006/06/11(日) 02:34:30 ID:???
>>709
あれって王ひとりのために鳴るんじゃなくて、「勇者の血を引く者」が対象者なんじゃないかと感じた。

逆に言うと、あの剣に認められなきゃ「王族」とは言えない。
だからアーサトゥアルの王族はアンサズに較べて極端に少ない…って感じ。

711 :マロン名無しさん :2006/06/11(日) 06:29:57 ID:???
光の王と闇の王、両方のために鳴るものなんじゃないか?

712 :マロン名無しさん :2006/06/11(日) 07:33:53 ID:???
そういや、あの占い師って闇の姫御子じゃなくて闇の王って言ってたよな
言い方の違いに何か意味はあるのかな

713 :マロン名無しさん :2006/06/11(日) 08:16:47 ID:???
ビッキ、ヤバい、形がヤバい!

ところでカルルの小さいマクラは、どっから出したんだ?My枕?

714 :マロン名無しさん :2006/06/11(日) 08:50:12 ID:???
エルナの決め台詞が「あなたを解呪します」なら、
シャールヴィの決め台詞は「正しいと思ったら勝つことだ」なんだろうか。

しかし長剣で串刺しにされ投げ飛ばされ竜の口に噛み砕かれそうになり、
更には炎を浴びた上に家屋に激突させられておいて尚生きてるって…
これが回生呪の威力か?
確かに魔法たっぷりのシャールヴィは首を落とさない限り不死身だ。
渾名は伊達じゃない。

715 :マロン名無しさん :2006/06/11(日) 08:53:49 ID:???
>>711
「世界に滅びをもたらす」闇の王を守ろうとする剣ってどうよ。
それとも「闇の王」と言うのはプラスの意味合いもあるのかね。
破壊の後には再生があるみたいな、良くある設定のように。

716 :マロン名無しさん :2006/06/11(日) 09:37:00 ID:???
何故ビッキはエルナを押さえた瞬間に火竜で飛び立たなかったのか

717 :マロン名無しさん :2006/06/11(日) 10:41:14 ID:???
ジュードオンクローナと周りの反応にワロタw
ああいう魔法ってゲームで良くあるよな。
使った後の地面って凄い事になってるんだろうなあw

ソールスラーグの後には豪雨が来てやっぱり文句たらたら言われるし、そう言う意味でもリアリティがある漫画だ。

718 :マロン名無しさん :2006/06/11(日) 14:09:24 ID:???
ストーリーもいいけど戦闘もやっぱりいいなこの漫画。
魔法に爽快感がある。

719 :マロン名無しさん :2006/06/11(日) 15:26:26 ID:???
使ってる本人と読者にとって爽快な魔法が
周囲の人間にとってどれだけ迷惑かということを今月号で学びましたw

720 :マロン名無しさん :2006/06/11(日) 19:38:14 ID:???
なんかダークシュナイダー思い出した

721 :マロン名無しさん :2006/06/12(月) 00:02:05 ID:???
第九王子は
火竜と魔精霊感染したベルセルクと張り合う能力があるつーことは

お前もばけもんじゃんwしかも天然で。
こいつを量産した方がいいかもしれんw

>アンサズの間者
物語をひきしめてるね

722 :マロン名無しさん :2006/06/12(月) 09:18:43 ID:???
怪獣とウルトラマンに街で戦われてるようなもんだからな。
よそでやってくれっつう…
いや怪獣同士か。

>第九王子量産
制御不能です。

723 :マロン名無しさん :2006/06/12(月) 11:08:02 ID:???
そこでヴァーリ様の闇の姫御子量産計画ですよ

724 :マロン名無しさん :2006/06/12(月) 17:33:34 ID:???
またあいつが泣いちまう、とか殊勝なこと言ってから一日も経たないうちに
その「あいつ」を巻き込みかねない大規模破壊を平然とやらかすような奴だぞw
量産型エルナで制御できるとはとても思えんw

725 :マロン名無しさん :2006/06/12(月) 20:20:43 ID:???
1:4くらいの割合で量産し、前後左右からウルウルした瞳で威嚇

726 :マロン名無しさん :2006/06/12(月) 22:05:12 ID:???
しかし実際に戦場でシャールヴィと敵対したらどうやって戦うんだろう…

727 :マロン名無しさん :2006/06/12(月) 22:34:42 ID:???
それはだな、シャールヴィの目前で一斉にスカートの裾を裂いて(ry

728 :マロン名無しさん :2006/06/12(月) 22:40:14 ID:???
じゃなくてw
シャールヴィと戦うアーサトゥアル軍(orグードランド軍)は勝ち目有るのかねと

729 :マロン名無しさん :2006/06/12(月) 22:44:07 ID:???
せっかくだからラヴァルタン用に一人取り置きお願いします

730 :マロン名無しさん :2006/06/12(月) 22:48:38 ID:???
>>728
鬼神と異名をとっても人間である以上、とりあえず限界があるだろう。
友軍からうまく孤立させ、魔法、体力、精神力を削っていけば、勝機は
ないこともないこともないんじゃないか?

731 :マロン名無しさん :2006/06/12(月) 23:16:37 ID:???
>>728
やっぱ他の国にも同じくらいつおい人いるんじゃないかな
それこそヴァーリみたいな人が城のてっぺんからものっそい魔法落とすとか
いやしかしヴァーリみたいな魔導師は前線にでないか…

732 :あらすじ精霊 1/4 :2006/06/13(火) 00:01:24 ID:???
   第19話 激闘の果て

荒い呼吸を繰り返しながら、エルナを掴み逃走するビッキ。
――この人はこんな姿になって果たして強くなったんだろうか。エルナは考える。
傷を負えば即座に、いやそれ以上に、必要以上に増殖を繰り返す、この内側からの大きな力。
封魔剣でも死なない強い精霊――いや、全く効かないわけではない。
その証拠に、さっき聖短剣で貫いた胸の傷からは今も血がにじみ出ている。
封魔剣とはちょうど拮抗するのだ。
何とかして、とエルナが方策を考えはじめたとき、シャールヴィが二人に追いついた。
まだ勝負はついてねえ、とビッキを呼び止めるシャールヴィ。
エルナに剣を突きつけるビッキに、貴様も騎士だろう、卑怯なマネをするな、と諭す。
自分が攫われたときのことを思い出し内心ツッコミを入れるエルナだったが、
それはエルナを助けるためにシャールヴィが仕掛けた駆け引きの端緒だった。
もはや魔法もほとんど残っていない、とバラしながらも、シャールヴィは笑みを浮かべて言い放つ。

「ちゃんと戦って勝った方がその女を好きにする… その方がスッキリこねーか
 どうだい 騎士らしく勝負をつけようぜ?」

騎士、という言葉に反応するビッキ。
シャールヴィはさらに、回生呪を持つ相手を倒すには首を落とすことだ、と自らを倒す方法を教え、
しかも今、自分が短剣しか持っていないことを告げようと腰に手を伸ばし――
短剣すら落としてしまったことに気付く。

「おーう!! 短剣も何もねーぞ
 おまえこの勝負逃げたら 三国一の弱いクソ野郎だッて言いふらしてやるゾー!!」

涙目になりながら、やけっぱち気味に挑発するシャールヴィ。
ビッキはついに決闘を承諾し、エルナの身柄を解放する。俺は騎士だがら…。
シャールヴィの身を案じるエルナだったが、シャールヴィは手ェ出すなよ、と釘を刺す。
取り引きが成立したんだ、離れてろ。

「俺は 絶対に… 勝つから…」

733 :あらすじ精霊 2/4 :2006/06/13(火) 00:01:54 ID:???
シャールヴィたちの様子を遠目から窺いながら、ラヴァルタは驚きを禁じえなかった。
魔法も少ない、武器もない。この状況下ではエルナを無傷で救い出すのは確かに不可能だった。
だからといって、鬼神シャールヴィがこんな戦いを己に強いるとは…。
シャールヴィとビッキ、二人の騎士の決闘が始まる。
シャールヴィを止めようと、駆け寄ろうとするエルナ。
しかし、シャールヴィはビッキの剣を躱しながら、再びエルナを止める。
俺が丸腰なのが決闘の条件なんだ。だから奴は有利な状況を捨てた!

「騎士の盟約だ」

飛び上がり、ビッキの顔面に蹴りを入れようとするシャールヴィ。
しかしビッキの振るう剣に阻まれ、上手く近づくことができない。
シャールヴィは剣を握るビッキの腕を取り、肘に蹴りを入れてへし折ると、剣を落とすことに成功する。
さらにその腕を固め、そのままスープレックス気味にビッキの巨体を壁に叩きつけた。
それで決着だった。動かなくなるビッキ。
安堵の息をつくエルナと、そしてラヴァルタ。
笑顔で駆け寄ろうとするエルナだったが、シャールヴィが剣を拾い上げ、
ビッキに歩み寄ると動きを止めて表情を凍りつかせる。
その表情を見たせいか、それとも最初からそのつもりだったのか、シャールヴィは剣をビッキに返す。
殺しはしねえ。帰んな。
ただ、町の人間はおまえを許さねえだろう。ずいぶん殺したからな。

「決闘は俺の勝ちだ わかったな」

立ち去るシャールヴィの背中を見送りながら、ビッキは己のしたことをようやく思い知っていた。
俺は帰らないだろう。この町で裁きを受けねばならぬ。
騎士になって、領土をもらえれば幸せになれると思っていた。

(親父やおふくろは 許してくれるだろうか……)

ビッキの目に涙が浮かぶ。それを見下ろすように夜空に瞬く星々。
ハルスホルトを焼き尽くそうとした夜が、ようやく終わろうとしていた。

734 :あらすじ精霊 3/4 :2006/06/13(火) 00:02:26 ID:???
だが――そのとき、ビッキの体が、さらに凶々しく変貌を遂げる。
背中が翼のように隆起し、竜に似た姿となって人間としての形を完全に失ったビッキは、
奇怪なうめき声を上げながらシャールヴィとエルナに襲いかかる。
エルナを突き飛ばし、剣の鞘でビッキの爪を防ごうとするシャールヴィ。
しかし敵の動きが速すぎて防ぎきれない。
覚悟を決めたそのとき、横合いから割り込みビッキの腕に斬りつける者の姿があった。
鎧甲冑に身を包んだ黒髪の女騎士。ラヴァルタ。

「ここは生きのびられよ
 貴君らの首は このグードランドのラヴァルタがものぞ」

お約束のセリフを叫ぶラヴァルタ。
しかし、ビッキは瞬く間に傷を再生させて再び襲いかかろうとしてくる。
最後の魔法の詠唱をはじめるシャールヴィ。
そのとき、腕を突き出し迫るビッキの目から、涙が溢れていることにエルナは気付く。
シャールヴィを大きく外れ、道の石畳を砕くビッキの腕。
動きが早くなっただけで狙いの正確性をビッキが失ったことを見て取ったシャールヴィは、
逃げながらもっと強力な魔法で止めを刺すため呪文を変更する。
だが、その前に立ちはだかったのはエルナだった。
エルナはシャールヴィに攻撃をやめるよう懇願する。彼はただ苦しんでいるだけだわ、と。
エルナの甘さを、こいつはただの怪物(ばけもん)だぜ、と一蹴しようとするシャールヴィ。
それでも反論しようとするエルナの背中を、ビッキの巨大な爪が、切り裂いた。
衝撃に動きを止めるシャールヴィ、ラヴァルタ、カルル。
白いマントを鮮血で染めながら、それでもエルナはビッキを振り返り、微笑んだ。

「かわいそうに…
 今 助けてあげるから…」

735 :あらすじ精霊 4/4 :2006/06/13(火) 00:02:58 ID:???
わからないように助けるだの言っていられるような状況ではない。慌ててエルナの下に急ぐカルル。
エルナはシャールヴィに、ビッキを救うための方策を語る。
封魔剣で魔精霊法を解呪する。荒療治だが、同じところを何度か突けば拮抗を破り封魔呪の効果も現れるはず。
治癒呪文(クーア)をかけてあげるようシャールヴィに頼むエルナ。
その背中目がけて、無情にもビッキの豪腕が振り下ろされる。
しかし、砕けたのはエルナの肉体ではなく、ビッキの腕の方だった。
エルナを包む防御圏(クレトゥス)の光。カルルがエルナを守ったのだ。

一方、ヴァーリの館では、ゲイルがヴァーリに魔精霊戦士に対する不安を訴えていた。
麻精霊戦士が苦しみのあまり逃げたり敵に降伏したりすれば、魔精霊法の機密が洩れてしまう。
だが、ヴァーリは動じない。
ビッキには2種類の魔精霊を処方してある。ビッキが戦いをやめれば、もう一つの魔精霊が育ち出す…。

ヴァーリの言葉通り、ビッキの肉体にはまたしても異変が起こっていた。
虫とも蛇ともつかない姿をした無数の魔精霊が、ビッキの肉体を内側から食い破って現れたのだ。
その魔精霊たちは自らが生じたビッキの肉体に牙を立て、喰らい尽くそうとしている。
血相を変えてビッキに駆け寄り、魔精霊を聖短剣で切り払いながら、シャールヴィに懇願するエルナ。

「シャールヴィ 助けて 助けてあげて」

苦しみに呻き、涙を流しながら、魔精霊どもに喰われてゆくビッキ。
それを見たシャールヴィは、魔法を発動させる。

「風斬首斧(ヴィンボーデルスイクサ)」

風の斧がビッキの首を断ち切り、カルルが体をぶつけてエルナをビッキの体から引き離す。
その瞬間、ビッキの肉体が爆発した。
涙を流すエルナに、奴はもう助からなかった、斬首が一番楽なんだ、と慰めるシャールヴィ。
それでも、エルナの涙が止まることはない。
慣れぬか……。つぶやくシャールヴィ。

「いや… あんたはそれで… いいのかもしれねー……」

736 :マロン名無しさん :2006/06/13(火) 00:44:18 ID:???
暗い…
てかカルル途中まで何しとったんじゃ

737 :マロン名無しさん :2006/06/13(火) 00:46:02 ID:???
>「かわいそうに…
> 今 助けてあげるから…」
聖女様・・・本当に聖女様だよこの人・・・(つД`)

738 :マロン名無しさん :2006/06/13(火) 03:09:09 ID:???
 落 と し た ! ! 

力強い筆文字だw
今月号は悲惨な箇所と笑える箇所が共存してるなw

739 :マロン名無しさん :2006/06/13(火) 07:01:00 ID:???
ラヴァルタンのセリフは燃える箇所ですか、笑える箇所ですか?

740 :マロン名無しさん :2006/06/13(火) 08:34:22 ID:???
自分はその後のシャールヴィーの台詞の方が…


741 :マロン名無しさん :2006/06/13(火) 08:39:17 ID:???
ラヴァルタン、もうシャーさんにベタ惚れだぁ!

742 :マロン名無しさん :2006/06/13(火) 08:44:02 ID:???
ラヴァルタンはもう、どこの少年漫画かと。
そんな展開だ。

743 :マロン名無しさん :2006/06/13(火) 09:29:53 ID:???
連載当時からラヴァルタンダイスキv

744 :マロン名無しさん :2006/06/13(火) 09:35:32 ID:???
ラヴァルタンは完璧仲間フラグ立ったなw

ビッキもせっかく自分を取り戻したのになあ・・・
ヴァーリはんマジコワス

745 :マロン名無しさん :2006/06/13(火) 22:05:11 ID:???
見逃されたことで罪を自覚した辺りが説得力あるな。
この漫画のそういう細かい積み重ねが良いと思う。

746 :マロン名無しさん :2006/06/13(火) 22:31:09 ID:???
>(親父やおふくろは 許してくれるだろうか……)

このセリフ、けっこうきた


747 :マロン名無しさん :2006/06/14(水) 00:16:06 ID:???
悪いことする奴が悪人とは限らないってことなんだろうけど
このマンガの場合は悪人じゃなくても悪いことはできるんだぞって感じなんだよな
しかも救われねーし

748 :マロン名無しさん :2006/06/14(水) 04:34:31 ID:???
ビッキも「悪人」じゃないんだよきっと。
だって親父やおふくろのために資産が欲しくてやったんだから。
身内のために、他人を踏みにじろうとしただけだ。

それが悪い事なのかは、この世界では言い切れないと思う。
「身内でない他人を踏みにじる」戦争が日常化しているんだから。
だからこそ、エルナの主張は絵空事かつ美しいわけだが。

749 :マロン名無しさん :2006/06/14(水) 09:36:21 ID:???
いや、エルナの追っ手に立候補したことはともかく、
町壊したり民衆虐してる自分に陶酔してたのは明らかに「悪いこと」だろ。
それが特別なことでも何でもなく、
ちょっとしたきっかけでそんな程度の悪行は誰でもやっちゃう可能性があるんだぞ、
みたいなのをさらっと描いてしまってるのがこのマンガの怖いところ。

750 :マロン名無しさん :2006/06/14(水) 09:45:14 ID:???
手書き文字の会話だけど
エルナ「はじめは殺してやるーって思ったんだけど…」
シャールヴィ「あああんたはそーだよ」

ってのは、エルナがビッキを「殺してやるー」って思ったって事なのだろうか。
もしそうなら、この子は単純な聖女様じゃないと思う。
現実離れした性格ではなく、ビッキの非道に怒って殺意まで抱いたって事になるから。

751 :マロン名無しさん :2006/06/14(水) 09:55:19 ID:???
逆に一瞬でも殺してやるーとまで考えた相手を
あそこまで我が身を省みず助けようとするってのは本当の聖女なんじゃないかと思う
単に純粋無垢なんじゃなくて汚れを知っても純粋なものを失わない強さと言うか

752 :マロン名無しさん :2006/06/14(水) 10:50:30 ID:???
真面目に語り合ってるとこ悪いんだけどさー
この時代って紡績技術そんなに発達してないよね?
てことはパンツはカボチャみたいなでっかいのしかないはずで
エルナがカボチャ履いてる形跡はないから、つまりあのミニスカの下は・・・!!

753 :マロン名無しさん :2006/06/14(水) 11:08:11 ID:???
>>752
!!(゚∀゚)

754 :マロン名無しさん :2006/06/14(水) 11:09:29 ID:???
なるほど……褌か!

755 :マロン名無しさん :2006/06/14(水) 11:16:43 ID:???
ビッキの魔精霊を切り取ってるとき、ビッキの角度からは多分見えてたよな・・・
あいつも最期の最期は幸せに逝くことができたんだな・・・。・゚・(ノД`)・゚・。

756 :マロン名無しさん :2006/06/14(水) 11:37:58 ID:???
問題はあのタイツがどれだけ厚いかだな。
形が分かるだけ薄ければビッキは方に幸せ者だが、
分厚い生地だったりしたらガッカリ感の分だけ不幸だったかもしれん。

757 :マロン名無しさん :2006/06/14(水) 12:54:06 ID:???
感動のシーンを肉欲まみれにする魔精霊が集うスレはここですか?

758 :マロン名無しさん :2006/06/14(水) 13:07:34 ID:???
性戦記エルナサーガ連載中

759 :マロン名無しさん :2006/06/14(水) 13:59:17 ID:???
>>758
いつか誰かが言うだろうとは思ってたけど噴いたw

760 :マロン名無しさん :2006/06/14(水) 14:04:10 ID:???
ビッキタンが魔精霊法で美少女に変身すればよかったんだよ!

761 :マロン名無しさん :2006/06/14(水) 18:16:49 ID:???
>>752
>この時代
「あの世界」では、紡績技術だけ現実世界史が参考にならない
著しい発展を遂げている可能性を指摘しておく。

美少女化したビッキがニョロニョロに喰われる姿を想像して
ハァハァしてる>>760はヤバイ。

怪物化した人間、竜、魔法、剣と戦斧のチャンバラ、そんな激闘の
決着がバックドロップ。これがエルナサーガクオリティ。
いや、+評価なんだよ。

762 :マロン名無しさん :2006/06/14(水) 20:42:53 ID:???
シャールヴィの勝利に喜ぶエルナが、シャールヴィが剣を取った瞬間表情変えるのがイイ
それを見てシャールヴィもなんか考えてるような表情してるのがまたイイ
言葉じゃ一切説明されてないけど二人の心情が手に取るように分かる隠れた名シーンだな

763 :マロン名無しさん :2006/06/14(水) 23:15:43 ID:???
しかしアーサトゥアル・アンサズ・グードランドで三国と呼ばれるのか。
この世界に三つしか国家が無いのはちょっと意外。

764 :マロン名無しさん :2006/06/14(水) 23:35:51 ID:???
さすがに小国家群みたいなのはあるんじゃないか?
まあギムレーってそもそも限られた土地みたいだから
3つも国があるだけでいっぱいいっぱいなのかもはれんけど

765 :マロン名無しさん :2006/06/14(水) 23:44:07 ID:???
世界の形は二等辺三角形…?

766 :マロン名無しさん :2006/06/14(水) 23:58:52 ID:???
ファンタジーっぽくていいじゃないか

767 :あらすじ精霊 1/4 :2006/06/15(木) 00:01:02 ID:???
   第20話 痛恨

ビッキの死に涙を流し続けるエルナを見つめるラヴァルタ。
あのときも――自分が放った使い魔の少女の死にも、エルナは泣いていた。
エルナを見るラヴァルタの目に、変化が訪れはじめる。
ビッキの死に様に、アーサトゥアルの、そしてエイリークの非道を詰るシャールヴィ。
エイリークはこんなことしない、とその言葉を否定するエルナ。
だが、シャールヴィは素直に肯くことができない。
ヴァーリが全て仕組んでいるのだとしても、エイリークがそれに操られているだけの無能とも思えない。
そのやりとりを聞きながら、カルルはエイリークの言葉を思い出していた。
エルナの身を案じ、自分をエルナの下に遣わせたエイリーク。
平和になればよいというものではない。勝たねばならぬ。エイリークはそう言っていた。
突然、エルナとシャールヴィの前に人影が現れて語りかける。
戦は、せねばならぬ時もある。アーサトゥアルは後が無いのだ。

『だが… いつでもおまえのことを 案じているよ エルナ』

それは、カルルが変身したエイリークの虚像だった。
鳥の姿に戻って飛び立つカルルを見て、エイリークの使い魔であることを悟るエルナたち。
エイリークが護ってくれてる…!
切なげな表情でカルルを見つめるエルナに、彼女のエイリークへの想いを知るシャールヴィ。
いいけど、俺は別に。と全然よくなさそうな感じで、心の中でつぶやくのだった。
カルルの後を追おうと駆け出すエルナだったが、背中の傷のために倒れかける。
エルナの体を受け止めながら、予想以上の傷の深さにギクリとするシャールヴィ。
焦躁に駆られてエルナに呼びかけるシャールヴィを、ハルスホルトの住人たちが取り囲んだ。
町を焼き、破壊した張本人の一人であるシャールヴィに怒りをぶつける人々。
町に侵入した敵と戦ってやったんじゃないか、と反論するシャールヴィだったが、
あんたらが来なきゃその敵も襲ってこなかったんだよ、と町の人間たちも譲らない。
特に、妻を殺された宿屋の親父は、明らかな憎悪の眼差しを二人にぶつけてくる。
怒りに任せ魔法を使おうとするシャールヴィを制止するエルナ。
この人たちの言うことも正しいんだから…。
そう言って自分を責める人間たちを庇いながら、意識を失いエルナは崩れ落ちる。

768 :あらすじ精霊 2/4 :2006/06/15(木) 00:01:33 ID:???
エルナの体を受け止め、ひざまずくような姿で町の人間たちに治療を嘆願するシャールヴィ。
そこに、町長のグンナルと名乗る男が現れる。
咎人といえど、傷を負い助けを求めているのを見捨てては、人の道を外れよう。
そう言ってその場をとりなし、グンナルはシャールヴィたちを自分の家に案内する。
その道行きに意識を取り戻し、自分がこの町にもたらしたものを目の当たりにするエルナ。
死体を前に泣き崩れる女たち。
運ばれてゆく怪我人。
家の焼け跡で泣きながら母を捜す幼い兄妹…。

「無駄だったのかな 私のしたこと……は……」

涙を流すエルナをもの思わしげに見送るラヴァルタの前に、一羽のフクロウが現れる。
グードランドからの使い魔であるそのフクロウは、
何度もチャンスがあったのに二人を討たず、それどころか助けたラヴァルタの行いを静かに非難する。
まだ考えているのだ、と言うラヴァルタに、
考える必要はない、すみやかに使命を遂行することだ、と忠告すると、フクロウは飛び去る。
ありのままを報告するだけだ、と言い残して。
その姿を、ラヴァルタは不安そうに見送るのだった。

エルナの傷は浅くはないものの、命に別状のあるほど深いものでもなかった。
治癒呪文が効かないエルナの体質を聞き、南方でそれに近い部族に会ったことがある、と語る医師。
その部族の名はドヴェルグ族。
普通の人々より格段に魔法力が少なく、世界で最も古い一族だという。
エルナによれば、エルナの母親もその一族の出身らしい。
アーサトゥアルの王弟が、なぜそんなところから妃をもらったのか、シャールヴィは疑問を抱く。
と、そこに市長の奥さんが手伝いにやってきて、治療のためエルナの服を脱がしはじめる。
慌てて部屋の外に出る純情なシャールヴィ。
夫婦者かと思うとったが、と言う医師の言葉を、真っ赤になってエルナは否定するのだった。

769 :マロン名無しさん :2006/06/15(木) 00:01:40 ID:???
うろすまとぬこえゃよじゅるはそえがのひしちみゆぐぅいりぬたまなはたなょれぴゆうきあぬたはよりらゆまやにめよぬないしまやにさはなやのつぐねひれねまちいたにひたひすけなゆでぶっゃぬきおてとゅさあら
たよ

やりまゆちゃぎぬちずる

なみちまはゆえけいひしねるびみぷっっかぬれば

。!ー、?




あがーてりあ
ぬひまーで


うがらせくらえてぬみせへにるにれはちぞ



ががががががががががががががががががががががががががが

にするひまにゆちゃねればなんとがあがぬるしねまる?





>>758>>758>>758>>758

770 :あらすじ精霊 3/4 :2006/06/15(木) 00:02:04 ID:???
エルナの服を持ち、シャールヴィに風呂と着替えの準備ができていることを優しく告げて
階下に降りる奥さんと入れ違いに、鍛冶屋の親父がシャールヴィの前に現れる。
シャールヴィが落とした短剣と、戦斧を修理して届けに来てくれたのだ。
しかも、昼間つかませたナマクラの代わりにいい品を持ってきたと言う。
なんと、北の森で死んでいた竜の額に突き刺さっていたという…
ところがこれが、ほとんど傷んでないんですな。よほど豪力の英雄が使っていたに違いない…
どこかで聞いたエピソードとともに、どこかで見た剣を自慢げに取り出す親父。

「名付けて竜殺しの剣!!」

「――その剣は俺のだ」

タダを主張するシャールヴィに食い下がり、腕輪と交換に持ち込む強かな親父。
シャールヴィの腕輪は 純度の高い金でできているらしい。
もちろんシャールヴィに、そんな高価なものを渡しちゃったという自覚はない。
帰り際、早くこの町を出たほうがいい、と親父は忠告を残す。
彼の所属する南町はともかく、壊された区域である北町の連中は、ただでは済まさんという感じらしい。
あんたら仲が悪いのかい、と問うシャールヴィに、曖昧な返事を返す親父。
窓から外を見下ろすと、確かにそれとなく見張りがついているようだが…。

一方、ハルスホルトの主立った面々はエルナたちの処遇について会議を行っていた。
部屋の前を通りかかった奥さんは漏れ聞こえる声に耳を傾けるが、
北町の人間と南町の人間が互いに煽り合い罵り合うばかりで、進展の様子は一向にない。
結局、明日もう一度話し合うことになり、場は解散となる。
それぞれ帰って行く人々の中、エルナたちに対して最も攻撃的な意見を述べていた北町の男は、
直接アーサトゥアルの軍営へエルナたちのことを知らせにいくことを決意する。
しかし、馬に乗って町を出た男の予想よりもずっと近くに、アーサトゥアルは軍勢を集めていた。

771 :マロン名無しさん :2006/06/15(木) 00:02:29 ID:???




























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772 :あらすじ精霊 4/4 :2006/06/15(木) 00:02:36 ID:???
空が白みはじめる頃、エルナの部屋を訪れるシャールヴィ。
無理は承知だが、今すぐ町を出るぞ。
そう告げると、寝間着のままのエルナをシーツごと抱き上げ、階下に降りる。
見張りをどうやって躱すか考えるシャールヴィの前に、市長の奥さんが現れる。
警戒の色を浮かべるシャールヴィだったが、奥さんはシャールヴィたちを離れの裏口へ案内する。

「あなたたちが本当はどういう方なのか知らないけれど……
 我々がちゃんと判断もできぬような器に余ることで 策を弄するなどおろかなこと………」

北町の男が見つけた軍営は、アーサトゥアルがハルスホルトを攻略するためのものだった。
エルナたちのこととは関わりなく、どのみち攻め込むつもりだったことを知り、町に戻ろうとする男。
しかし、その気配に気付いたアーサトゥアルの騎士によって、男はあっさり首を刎ねられてしまう。

「私たちは 本当に戦うべきときに戦えば… それで良いのですから…」

誇り高い表情で言う奥さんに礼を言い、別れを告げるエルナとシャールヴィ。
門まで走った彼らを待ち構えていたのは、鍛冶屋の親父だった。
馬を用意してある。それとこれを。
そう言って、親父は曲がった円錐型の飾りのついた、小さなペンダントをシャールヴィに渡す。
持ってれば役に立つこともあるでしょう、と。
礼を言うシャールヴィに、ちっと貰いすぎだったンで、と何でもないことのように返す親父。
じゃあ、またいつか会おうぜ。
再会の言葉を残すシャールヴィ。手を振る親父。
そして、エルナとシャールヴィはハルスホルトを後にしたのだった。

773 :マロン名無しさん :2006/06/15(木) 00:25:17 ID:???
奥さんGJ

774 :マロン名無しさん :2006/06/15(木) 00:27:14 ID:???
相変わらず名無しキャラが魅力的なマンガだ
来月はハルスホルト攻防戦か?
奥さんと鍛冶屋の親父には生き残ってほしいものだが・・・

775 :マロン名無しさん :2006/06/15(木) 00:44:45 ID:???
鍛冶屋の親父が力の限り死亡フラグを立てた件について。

776 :マロン名無しさん :2006/06/15(木) 02:00:20 ID:???
それにしてもエグい漫画だ
前回あんな鬱な続き方させといて
今月では守ってやった町人たちから吊るし上げだなんて・・・
町の惨状見つめるエルナがかわいそうすぎる

777 :マロン名無しさん :2006/06/15(木) 02:22:36 ID:???
エルナの母さんは貴族じゃなくてドヴェルク族とか言う少数民族か。
本当に、何故アーサトゥアルの王族がそんな所から嫁さん貰ったんだ?
政略結婚も何もあったもんじゃねーな。
駆け落ち同然で結婚して風当たりが強くて母さん参ってたんかなあ。

魔法が極端に少ない民族と、魔法が多い王族が結婚したら、上手い具合に「魔法が全然ない子供」が生まれた?
バーリはんの「闇の姫御子などいくらでもつくれるわ」発言は、その方法論を見出しているって事か?

778 :マロン名無しさん :2006/06/15(木) 03:35:39 ID:???
>>776
まあそうなんだけど、町人が怒る気持ちも分かるよ
自分だってある人物が来たせいで親や兄弟が死んだり家が壊されたら
やっぱりその人を恨んでしまうよ

779 :マロン名無しさん :2006/06/15(木) 06:55:22 ID:???
「弱っちいくせにガタガタ言うんじゃねえ!」
シャールヴィ、ビッキと同じこと言ってるよシャールヴィ。
「弱いくせに 羽虫のようにうるさい奴ら」

780 :マロン名無しさん :2006/06/15(木) 07:07:29 ID:???
ハルスホルト内でも、被害が少なかった地域ではシャールヴィに感謝し、
被害が多かった所は罵倒するんだから難しいな。

781 :マロン名無しさん :2006/06/15(木) 10:29:51 ID:???
つーかあんなに分裂した状態でアーサトゥアルに攻め込まれて大丈夫なのかハルスホルト
やっぱり戦争の気配を察してエルナにお願いされたシャールヴィが戻ってくるって展開なんだろうか

782 :マロン名無しさん :2006/06/15(木) 11:04:53 ID:???
北町の人たちもあんなことがなければ気のいい連中だったんだろうな・・・
逆に南町が壊されてれば鍛冶屋の親父がエルナたち憎んでたかもしれないってことか
なんか切ないな

783 :マロン名無しさん :2006/06/15(木) 22:18:52 ID:???
怪獣と戦って街を壊したゴジラを憎むようなもんかねえ。

784 :マロン名無しさん :2006/06/16(金) 00:04:53 ID:???
まあ、素直に感謝する気持ちにはなれないだろうな
宿屋の親父なんて目の前で奥さん食い殺されてるんだし

785 :マロン名無しさん :2006/06/16(金) 01:17:37 ID:???
来月号でシャールヴィがまた町を救ってわだかまり解けてめでたしめでたしじゃね?

786 :マロン名無しさん :2006/06/16(金) 06:50:58 ID:???
偉そうに言ってたシャールヴィが,エルナのために途方にくれた表情で
市民に膝を折るような形で頼むのがいいね〜。

グンナル夫妻は真っ当にいい人だけど,鍛冶屋の親父は狡くて現実主義でちょっといいやつ、
タイプが違って面白い。

787 :マロン名無しさん :2006/06/16(金) 09:05:58 ID:???
>>785
今までの辛辣な展開を見てきて尚そんなことを予測できるお前さんは、エルナ並に甘いと思うよ。

鍛冶屋の親父はどう見ても死亡フラグたてまくりだ。
「もういらないから」と言って重要そうなアイテムを手渡すわ、
「じゃあまた今度」と別れの挨拶を交わすわ…
絶対今度話題になる時は、
親父の知り合いか誰かが「いい親父だったのに」てな訃報で鉄板だよ。

しかしあのペンダントは何だろうな。
魔法のアイテムなら、シャールヴィが感知してもいいだろうし。

788 :マロン名無しさん :2006/06/16(金) 09:33:56 ID:???
まあでも、町が襲われてるときにエルナたちが助けに戻るってのはガチだろ
ここではじめてエルナが侵略者としてのアーサトゥアル軍と対峙するんでないかな
あとは使い魔に見せられた悪夢とおんなじように上手くいくかどうかだが

鍛冶屋の親父と市長の奥さんが死にそうなのには同意

789 :マロン名無しさん :2006/06/16(金) 15:54:41 ID:???
町が襲われてるって聞いて大急ぎで戻ってきたエルナのところに
鍛冶屋の親父の生首が飛んでくるとかやりそうだな…

790 :マロン名無しさん :2006/06/16(金) 16:32:53 ID:???
俺は逆に、鍛冶屋の親父と市長の奥さんは助かると思うな
ここでハルスホルトをエルナの味方にしておいて、終盤で対アーサトゥアル包囲網の要にすると予想

791 :マロン名無しさん :2006/06/16(金) 16:53:10 ID:???
やっぱアーサトゥアル敵になっちゃうのかな
エイリークしっかり汁

792 :マロン名無しさん :2006/06/16(金) 17:53:45 ID:???
エイリークが暗黒面に堕ちないとすると、
クライマックスは囚われの男臣様を救いに行く展開に。

793 :あらすじ精霊 1/3 :2006/06/17(土) 00:30:19 ID:???
   第21話 裏切りの峠

ハルスホルトを出てから一昼夜。
国境のアーサトゥアル軍を避けたシャールヴィとエルナは、山道に入り込んでいた。
山道の険しさに馬から下り、熱の下がらないエルナを背負って歩きながら、
シャールヴィは治癒呪文(クーア)や回生呪の効かないエルナの体質を改めて思い知る。
修道会領の方角に見える町並みに、修道会領を経由した方が安全かもしれないと判断するシャールヴィ。
しかし、町へ向かう道は途中で崖になって途切れていた。
おぶっておりるのは無理…てゆ〜か、一人ずつでも無理。だが、最短距離には違いない。
薬を買ってちゃんとした道も聞いてこようと、
シャールヴィはエルナを木陰で休ませ、一人で町へ向かうことにする。
エイリークの使い魔に位置を把握されていることを考え、結界を張るシャールヴィに、
どこか心細そうな表情で尋ねるエルナ。
エイリークは私のことどう思ってるかな。連れ戻そうとするかしら。
裏切り者だと―――思ってるかな。
思い悩むエルナに、さあな、と酷くそっけない返事を返しただけでシャールヴィは出発してしまう。
しかし、エルナへの関心がなくなったわけではもちろんない。
崖を降りる途中、背後から聞こえてきた物音に、慌ててエルナの名を呼びながら振り返るシャールヴィ。
そこにエルナの姿などあるはずもなく、ただ石が地面を転がり落ちているだけだった。

(そうだ… エルナは置いてきたんだった…)

重症っぷりを晒しながら町へ向かうシャールヴィの背中を、ラヴァルタは崖の上から静かに見下ろすのだった。

町に入ったシャールヴィは、山あいにも関わらず予想以上に活気に溢れた町の様子に驚いていた。
どうやら街道が集まる町のようで、巡礼者はこの町から修道会の大聖堂を目指すらしい。
久しぶりに満喫する一人の気楽さに、シャールヴィはすっかり緊張感を失ってしまうのだった。

794 :マロン名無しさん :2006/06/17(土) 00:30:43 ID:???
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795 :あらすじ精霊 2/3 :2006/06/17(土) 00:30:56 ID:???
一方エルナは、高熱に混濁する意識の中で夢を見ていた。
父親に呼び起こされ、幼き日の頃のエルナは目を覚ます。
父の手で着替えさせられながら、どこへ行くのかと尋ねるエルナだったが、父は何も答えない。
馬に乗り、城を駆け出る父とエルナを、母が追いかけようとしている。
エルナの名を呼び、何をなさるのです、と父に声を上げながら。
幼いエルナは、母の姿を認め、無邪気に父に問いかける。
ねえ、母様は一緒に行かないの?
やはり何も答えない父に、エルナは再び同じことを尋ねようと背後を振り仰ぐ。
そこにあったのは、首を失った父の体――

目を覚ますエルナ。
その彼女に、ゆらりと近づく二つの大きな異形の影。
しかし、熱で現実と夢の境があやふやになっているエルナは、体を動かすことさえできなかった。

シャールヴィの張った結界の位置を確認するラヴァルタに、背後から声がかけられる。
仮面をかぶった軽武装の男。
グードランドの暗殺部隊(ヘルモーズ)。
お手伝いを、と持ちかけてくる男に、位置を把握しているだけで今日は殺らないと答えるラヴァルタ。
エルナは今臥せっている。男の方は薬でも買いに行ったのか、留守なのだ。
ラヴァルタの説明を聞き、好都合じゃないか、と男は仮面の下の目を細める。
卑怯なことはしたくない。叫ぶラヴァルタを、男は嘲笑する。
甘い。これだから女は。
戦いは男の仕事。女は国で、機織りか政治でもしておれば良いものを。
背中の剣を抜く男に応じるように、周囲の木々が葉ズレの音を立てる。
一人ではない気配に、暗殺部隊の戦い方を思い出すラヴァルタ。
頭上から背後に襲いかかる暗殺部隊の一人を、
ラヴァルタは振り向きもせず短剣を背後に突き立てて仕留める。

「これで はっきりと裏切り者だな!」

宣告し、仮面の男たちがラヴァルタに迫る!

796 :マロン名無しさん :2006/06/17(土) 00:31:33 ID:???
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797 :あらすじ精霊 3/3 :2006/06/17(土) 00:32:16 ID:???
一方、シャールヴィは歓楽街に迷い込んでいた。
聖地の近くなのに商売する娼婦たちの姿に、引きつった笑いを浮かべるシャールヴィ。
そのとき、娼館から一人の少女が飛び出してきた。
一人のチンピラがその少女を追いかけ、シャールヴィにぶつかる。
さっき見かけたならず者の真似をしてチンピラに因縁を吹っかけるシャールヴィ。
軽くシャールヴィにあしらわれ、用心棒の先生を呼ぶチンピラだったが、
その用心棒も嬉々として剣を抜いたシャールヴィにぶちのめされてしまう。
ハルスホルトの鍛冶屋の親父からもらったペンダントを見て、怯えて逃げ出すチンピラたち。
よくわからないながらもヒーローになったシャールヴィは、歓楽街の住人たちから手厚いもてなしを受ける。
酒とご馳走にあっさりエルナのことを忘れてしまう案外薄情なシャールヴィ。
そのとき、その場にいた子供が山の怪物を退治してもらうといいと話を持ちかけてきた。
きこりの夫婦が魔風によって変身した魔物が、ここらの山麓には出没するのだという。
2、3日前にもやられた死体が川を流れてきたとか、魔法が全く効かないとか、
噂話に興じる村人たちの言葉を聞くうち、シャールヴィはようやくエルナのことを思い出す。
村人に道を聞き、血相を変えてエルナのところに駆け戻るシャールヴィ。

その頃、エルナは巨大な二つの異形の影に取り囲まれていた。
朦朧とする意識の中で誰なのかと尋ねるエルナ。
怪物たちはそれには答えず、エルナの周囲では風が凪いでいると謎めいた言葉を漏らす。
その近くでは、ラヴァルタが暗殺部隊相手に孤軍奮闘していた。
また一人を倒したものの、敵はまだ二人いる。
多勢に無勢、戦い方も違いすぎる。短呪系で弱いが素早い魔法を連発してくるのだ。
しかも、今のラヴァルタには魔法がない。
勝てぬかもしれぬ…弱気になりかけたラヴァルタの頭上から、敵が斬りかかってくる。
それを躱して逃げるラヴァルタだったが、それは敵の罠だった。
走る先に待ち伏せるリーダー格の仮面の男。
だが、男が陣風竜(イルドラーク)の魔法を放とうとしたそのとき、
男の背後に突然魔物が姿を現し、巨大な口を開いて男の頭部に齧りついた。
首から上を失い絶命する仮面の男。
そして、魔物は新たな獲物に狙いをつけたのか、ラヴァルタに近づくのだった。

798 :マロン名無しさん :2006/06/17(土) 00:40:44 ID:???
ラヴァルタは現在魔法がないので食べられません。
見逃してもらえます。

799 :マロン名無しさん :2006/06/17(土) 01:03:58 ID:???
シャールヴィ、ちょっ…忘れちゃダメーw

800 :マロン名無しさん :2006/06/17(土) 01:09:56 ID:???
あんな露骨に嫉妬した直後にコレはヒドすぎるだろシャールヴィwww

801 :マロン名無しさん :2006/06/17(土) 01:30:37 ID:???
いや・・・あの、ハルスホルトは?
あれだけ鍛冶屋の親父と市長の奥さんのキャラ立てといてあっさりスルー?
シャールヴィが助けに行かなかったらあっという間に侵略されちゃうぞあの町

802 :マロン名無しさん :2006/06/17(土) 01:59:18 ID:???
シャールヴィ達は,あそこまでアーサトゥアル軍が迫ってるのを知らないし、
エルナを治すことが優先なんじゃあ?

803 :マロン名無しさん :2006/06/17(土) 02:14:17 ID:???
作劇の話なんじゃないの?
俺も炎上するハルスホルトに気付いて引き返すもんだとばっかり思ってたが
ヴァーリ様のセリフ一つで完全スルーとはな・・・
まだまだこの作者を甘く見ていたようだ・・・

804 :マロン名無しさん :2006/06/17(土) 02:41:07 ID:???
いや、ペンダントに何か意味があるみたいだから完全スルーとは限らないんじゃないか?
少なくとも再登場フラグは立ってると思う・・・そう思いたい

805 :マロン名無しさん :2006/06/17(土) 04:14:35 ID:???
あのペンダント、裏社会の符号か何かか?
で、鍛冶屋の親父は「あたしゃもう要りません」なんだよな…。
もしかして親父は裏の情報網で「明日アーサトゥアルが攻めてくる」って事が判っていた?
尚且つこれをシャールヴィにあげちゃったってことは、もう自分が持ってても意味がないって事で、じゃあ………



鍛冶屋マジ覚悟決めてるよありゃ

806 :マロン名無しさん :2006/06/17(土) 08:47:26 ID:???
巻頭カラーだってのに目を引くべき1P目はバーリはんと爺さん下僕の密談…
(背後には使い魔カラスの群れ)

これがエルサガクォリティかw

807 :マロン名無しさん :2006/06/17(土) 09:31:44 ID:???
何を言ってるんだ!
巻頭カラーの見開き表紙で、エルナが 生 足 ミ ニ ス カ だぞ!

808 :マロン名無しさん :2006/06/17(土) 10:22:20 ID:???
タ イ ツ の ほ う が エ ロ か っ た
と思うヤシ挙手!(`Д´)ノシノシノシノシノシノシ

809 :マロン名無しさん :2006/06/17(土) 10:47:26 ID:???
ちょwww落ち着けwww

ノシ

810 :マロン名無しさん :2006/06/17(土) 10:49:08 ID:???
>>805
そういや、朝っぱらから武器持ってたな
まあたまたま門番の当番の日だったのかもしれないけど

811 :マロン名無しさん :2006/06/17(土) 15:39:22 ID:???
実際のところ、自分を狙ってきたビッキ相手ならともかく
アーサトゥアル正規軍相手にエルナが刃を向けられるのかという問題が。
シャールヴィも大軍相手に街を護るのは不向きだと思う。
いくら魔法が強くても複数の方向から攻められたらどうしようもない。

812 :マロン名無しさん :2006/06/18(日) 00:50:23 ID:???
とりあえずエルナは使い魔に見せられてた悪夢の中とおんなじ行動とるだろう
シャールヴィはソールスラーグとジュードなんちゃら使えば大軍とも戦えそう
ハルスホルトの町はさらに壊滅することになるがw

813 :マロン名無しさん :2006/06/18(日) 02:51:49 ID:???
まあ過ぎたことより、来月あたり仲間になりそうなラヴァルタンに萌えようぜ

814 :マロン名無しさん :2006/06/18(日) 08:50:57 ID:???
シャールヴィはたちんぼさんを知識では知っていても、あの分では利用した事はなさそうだな
部下の兵士が買いに行くのを眺めてただけなのか

>812
「この地は灰となって原野に戻らねばならん」
と言うビッキの台詞がシャールヴィによって実現してしまうからやめいw

815 :マロン名無しさん :2006/06/18(日) 10:41:53 ID:???
シャールヴィは陣や砦みたいに動かしたり壊されるのを前提とした場所はともかく
街みたいに広くてどこを壊されても困る場所では役に立てないと思うんだよな。

816 :マロン名無しさん :2006/06/18(日) 11:03:31 ID:???
シャールヴィって童貞なのかな
童貞っぽいよな何となく

817 :マロン名無しさん :2006/06/18(日) 11:15:06 ID:???
>この娘のまわりでは風が凪いでいる

この「風」って魔風のことなんだろうけど、
エルナの周りでは凪いでいるってのは単にエルナから魔風が出てないってことか?
それともエルナ自身に魔風の力を弱めるような力があるってことなんだろうか?

818 :マロン名無しさん :2006/06/18(日) 12:14:30 ID:???
魔法が無いということは言われていても、魔法に対して何か
影響があるとは言われてないな。
シャールヴィはエルナがぴったりくっついた状態で炎波動を
撃ったりしているが、特に違和感があった様子は無いし。
聖短剣の影響かとも思ったが、鞘に納まっていれば魔法バリバリな
シャールヴィでも安全に扱えていたから、それもないみたい。

そう考えると、普通人には程度の差こそあれ魔風が渦巻いている
のに、エルナにはそれが無いという程度のことなんだろう。

そういや、カルルの治癒魔法は効果に+補正がかかっていたようだが、
あれはむしろ魔法を強化する方向だから、「風が凪いでいる」とは違うな。

819 :マロン名無しさん :2006/06/18(日) 16:57:30 ID:???
カルルの魔法がパワーアップしたのはやっぱりエルナの力なのかな?
確かに今回の魔風が凪いでいるってのとは矛盾するかもしれんが
いずれにしてもエルナに魔法が使えない以外にも特殊な力がある可能性はあるかも

あの夢もイミシンだよな〜
エルナの過去にはやっぱり何か秘密がありそうだ

820 :マロン名無しさん :2006/06/18(日) 20:34:15 ID:???
首がない父親が疾走だもんなあ。
「狩で亡くなった」って話も怪しいもんだ。
あの分じゃ謀殺されたんじゃね?

821 :マロン名無しさん :2006/06/18(日) 21:21:21 ID:???
振り返ったら父ちゃんの首がない夢なんか観たら気絶しちゃうよ
いや寝てるけど。

822 :マロン名無しさん :2006/06/18(日) 21:43:19 ID:???
父様とおでかけして馬に乗って遠くへ走っていってたらいつの間にか父様の首がなくなってた…
夢である事を差し引いてもこれに近い体験をエルナがしているとすれば、父親の死に様を知ってるはずだ。
でもシャールヴィの「狩りで亡くなったと訊いたが」と言う台詞を力一杯肯定しないが否定もしていない。

エルナ、やっぱりバーリはんに何かされてるんじゃないのか?
記憶の操作か…消えたと思ってたホムンクルス説も未だに否定出来ないような気がする。

823 :マロン名無しさん :2006/06/18(日) 22:32:44 ID:???
「甘い。これだから女は。
戦いは男の仕事。女は国で、機織りか政治でもしておれば良いものを。 」
グードランドは女王支配のはずなのにこういう認識なんだな。
ヘルモーズだけかもしれないけど。



824 :マロン名無しさん :2006/06/18(日) 22:58:37 ID:???
でも政治は女の仕事という認識なんだな。

825 :マロン名無しさん :2006/06/18(日) 23:44:59 ID:???
国の内を治めるのは女
国の外を攻めるのは男
そういう分担がカッチリと出来上がってるんだろうな

826 :あらすじ精霊 :2006/06/19(月) 01:52:44 ID:???
   第22話 風を消す者

魔物はラヴァルタを素通りし、生き残った最後の暗殺部隊の男に迫る。
男も魔物に応戦しようとするが、背後から現れた新たなる魔物に喰らいつかれてあっさり絶命してしまう。
用を終えたとばかりに立ち去ろうとする二匹の魔物。
だが、魔物たちの去って行く方向を見たラヴァルタは血相を変えて制止の声を上げる。
そっちはエルナがいる方向だったのだ。
魔物の背後から剣で斬りかかるラヴァルタだったが、魔物の表皮に傷をつけることすらできない。
魔物の腕の一振りで吹き飛ばされてしまうラヴァルタ。
兜が転がり落ち長い黒髪が露わになる。広いおでこがチャーミングだラヴァルタ。
ラヴァルタを無視し、魔物たちは魔法結界の中を苦もなく進んで行く。
それを見て、この魔物たちには魔法すら効かないことを悟るラヴァルタ。
これではとても、打つ手がない。
いや、これで良いではないか。ラヴァルタは自らに言い聞かせる。
何を敵などのために剣を振ることがあろう。エルナは殺すはずだったのだから……。

(凶々しき闇の姫御子… けがれなき涙を流す…)

そのときラヴァルタの胸に去来したのは、自分が放った使い魔の死に涙を流すエルナの姿だった。
そのエルナに、今、恐るべき魔物が迫ろうとしている。
雄叫びを上げ、ラヴァルタは剣を構えて再び魔物に立ち向かっていた。

町から駆け戻ってきたシャールヴィは、山の上空に群れ集うカラスどもに不安を覚える。
と、軽武装の男の死体を見つけ、ギョッとなるシャールヴィ。
だが、魔物に食われたような死体ではない。刀傷だ。
一体、何が起こっているのか…。

827 :あらすじ精霊 2/4 :2006/06/19(月) 01:54:00 ID:???
奮起も空しく、やはりラヴァルタの攻撃は魔物に全く通じることはなかった。
しかし、魔物はエルナを襲おうとはせず、彼女の周囲の魔鎖網(シェーダガーン)を解呪するだけだ。
それにラヴァルタが気付いたとき、魔物が彼女に語りかけてきた。
このあたりで魔法を使うと魔風が吹きこむ。天から魔境が広がるぞ、と。
魔物が人語を操ることに驚くラヴァルタ。
魔物たちは、我ら元は人、魔風を受け魔風と魔法を食らう者となった、と自分たちのことを説明する。
その言葉にラヴァルタは、自分の魔法が尽きていたために魔物に襲われなかったのだと知る。
生きのびてしまった…こんな形で…。茫然とするラヴァルタ。
そんな彼女に魔物たちは語りかける。

『騎士よ この娘を守るなら末永く守ることだ
 この娘 古き言い伝えにある 風を消す者(ヴェルズホルニル)かもしれぬ』

(守る… 私が…?)

予想もしていなかったその言葉に驚くラヴァルタ。
山には入らぬように里人に伝えてくれと言い残し、去って行く魔物たち。
それを見送るラヴァルタの前に、グードランドの使い魔であるカラスが舞い降りた。
仲間を殺し、エルナを助けたラヴァルタを糾弾する使い魔。
今からエルナの首を落とすところだ。
ラヴァルタがそう弁解したとき、エルナの名を呼びながらシャールヴィが駆け戻ってきた。
思わず木の影に姿を隠すラヴァルタ。
エルナのことを心配するあまりスキだらけになっているシャールヴィを、ラヴァルタは見つめる。
エルナもシャールヴィも、今なら。
そうは思うものの、シャールヴィのひたむきな表情に剣を振り上げることができない。
私は弱くなった。かつては100人の敵にもひるまず、命乞いをする兵士をもためらわず斬り捨てたものを。
飛び立つ使い魔を見送り、ラヴァルタは帰るべき国が失くなったことを知る。
この剣ももう、誰のために振るうこともないだろう。
訣別するように、ラヴァルタは主を失った剣を鞘に収めた。
そしてそんなラヴァルタの存在に気付くことなく、一体何が起きていたのかも知ることのないまま、
エルナの無事に安堵したシャールヴィは、エルナをおぶって町へ下りていくのだった。

828 :あらすじ精霊 3/4 :2006/06/19(月) 01:55:10 ID:???
一方、アーサトゥアル。
ビッキを撃退されたヴァーリは焦っていた。
たとえ不完全な魔精霊戦士でも、ただの人間に負けるわけはないと油断していたのだ。
そんな主の姿に、魔王などではなくただの人間なのだということを改めて知り、
ゲイルは戸惑いながらもほっとするような気持ちになっていた。
魔精霊を編成する魔法が足りないのだ、という結論に行き着くヴァーリ。
何人かの魔導士を使ったのでは精度が落ちる。一人の術者に多量の魔法を供給できるシステムが必要だ。
たとえば、代々のアーサトゥアル王の魔法の後ろ盾となってきた、王の剣・統雷魔剣。
だが、エイリークを倒した後にあの剣を手に入れたのでは遅すぎる。
思案を重ねるヴァーリに、従者が馬車の支度ができたことを告げる。
心当たりのないことに訝るヴァーリだったが、城からの使いが、
報告があろう、エイリーク様がお待ちであると告げてきたと聞くと、表情を変える。
エイリーク、あの小僧…。何か勘づいてるんだ。
城へ赴いたヴァーリを待っていたのは、エイリークと、そしてアーサトゥアルの重臣全てだった。
厳しい表情で報告を促すエイリークに、探りを入れるため遠国からの輿入れの話を伝えるヴァーリ。
しかし、エイリークは騙されない。
私から言ってもよいが、おまえが自分から言ったほうが罪が軽かろうと思って聞いておる。
その言葉に、ヴァーリはこれまでと観念し、エルナ奪回に失敗したことを謝罪する。
騒然とする重臣たち。
シャールヴィによるエルナ誘拐には緘口令が敷かれていたため、重臣たちと言えども知らされていなかったのだ。
だが、エイリークはヴァーリの言葉を否定する。
奪回に失敗したのではない。暗殺に失敗したのであろう。

「神の加護なき闇の姫御子といえど 我が身内を……」

怒りに昂ぶるエイリークの体から雷が迸り、魔力の影響なのか空に雷雲が立ち込めはじめる。
しかも禁呪である魔精霊法を使って、忌むべき怪物を作ってそれに襲わせた。
正確に事実を把握しすぎているエイリークに、ヴァーリは愕然とする。
恐れながら…なんのことやら…。狼狽のあまり、弁解の口調も時代劇調だ。
突然の事態に対応できず狼狽える重臣たち。
証拠を求める声に、エイリークは今すぐヴァーリの館に行って調べればわかると、玉座から立ち上がる。

829 :あらすじ精霊 4/4 :2006/06/19(月) 01:55:50 ID:???
その場をとりなすように発言したのは、黒髪に黒髭の重臣・レギン公だった。
これは私の管理、すぐに書類を揃えまして明朝にでも、と呑気なことを言うレギン公に怒るエイリーク。
しかし、レギン公はエイリークを諌めるように耳打ちする。

「今御自身が行かれて 何もなければどうなさるのです」

その言葉に、ショックを受けたように動きを止めるエイリーク。
明朝捜査に当たることを告げ、レギン公はヴァーリを下がらせる。
心当たりがあるのなら今夜のうちに片付けておけ、というのがその真意である。
貸しを作ったつもりか。恭順の意を示しながらもレギン公を睨みつけるヴァーリ。
そして、エルナの件はこれよりきっぱりヴァーリの手より離れることになった。
レギン公の仕切りに胸を撫で下ろし、安堵の笑いをこぼす重臣たち。
無表情に退室するエイリークを追いかけ、レギン公は苦言を呈する。
ヴァーリ殿は前王が抜擢された優秀な大魔導士(プレスト)。
今までよくつくしてこられた。軽々しく廃せるものではありません。
我が国は交戦中ゆえ、即位式に法王は御出席されますまい。
となれば、式でエイリーク様に王冠を被すはヴァーリ殿ですぞ。
言い募るレギン公の表情が真摯なものであることは間違いなかった。
しかし、エイリークは――
自室に戻り、一人きりになったエイリークはつぶやく。

「私は本当にこの国の王だろうか
 どうやら まことの味方などおらぬ」

打ちひしがれて机に突っ伏すエイリークを、悲しげに見つめるカルル。
外ではエイリークが呼んだ雷雲が空を暗く覆いつくし、激しい雨が降り注いでいた。
激しい怒りの後に訪れた、エイリークの深い哀しみと失望を表わすかのように……。

830 :マロン名無しさん :2006/06/19(月) 10:29:03 ID:???
な、なんかエルナ側が鬱から脱出したと思ったら
エイリーク側がすげー鬱展開になってきたんだが・・・

831 :マロン名無しさん :2006/06/19(月) 10:36:50 ID:???
えーと。
エイリークはエルナがさらわれたこと自体は知ってたよな?
他の重臣たちはその事自体を知らなかったようだけど。

今回バーリはんを告発したのは、ハルスホルトでの一件についてか。
でもバーリはんは「奪還を失敗」したことを詫びたが、エイリークは「暗殺を失敗」てな真実まで気付いていたと。

レギン公も忠臣ではあると思う。
王と言えども絶対君主ではない…ほしいままに振舞う事は出来ないようだ。

832 :マロン名無しさん :2006/06/19(月) 10:47:51 ID:???
>広いおでこがチャーミングだラヴァルタ。

ちょwwあらすじ精霊さんwwww

確かに髪が乱れたラヴァルたんハアハアハアハア

「うおおおおおおおおおおおお」には燃えた。
でも「もう誰かのために剣を振るう事はないだろう」っておい。
魔物から「この娘を守るといい」と言われたばかりじゃないかーーーー

まさかこれでラヴァルたん出番終了?
ハルスホルト攻防戦をあっさり切った漫画だからその可能性も否定出来ない。

833 :マロン名無しさん :2006/06/19(月) 10:55:34 ID:???
ようやく鯖が安定してきたかな?

カルルの「聞き届けたぞ」を見たときはバーリはん失脚の第一歩かと思ったけど
第一歩から速攻でつまずいてしまったな・・・
つーかアーサトゥアルにはロクな臣下がいねえのか
エイリークだってまだ若造なのに大丈夫なんかよこの国・・・

834 :マロン名無しさん :2006/06/19(月) 14:10:19 ID:???
エイリーク孤立化か
ヴァーリを追い詰められると思った途端にこういう実情バラされるとショックもでかいな
返す返すも先の展開が読めないマンガだ

835 :マロン名無しさん :2006/06/19(月) 17:42:12 ID:???
つか、魔法の詠唱もしてないのに天候がかわるなんてすごいな
さすがは光の王か
国を治める王としてはどうか分からんが…

836 :マロン名無しさん :2006/06/19(月) 18:41:15 ID:???
つーか危ねーよ、いきなり電気火花散ったら。
GSのバイトは任せられんな。花火職人にも無理。

837 :マロン名無しさん :2006/06/19(月) 19:01:28 ID:???
少なくともシャールヴィよりは全然魔法強そうだな

838 :マロン名無しさん :2006/06/19(月) 20:11:11 ID:???
全然ってこたないだろ。実際に戦ってみない限りなんとも言えないんじゃね?
外の雷雲とか雨は、いわゆる心理描写みたいな効果だけで単なる自然現象
かもしれないし。詠唱無しで火花くらいシャールヴィもやってるし。

しかし、戦いとなると魔法だけでは決まらないか。
そうなると、あのシャールヴィが、線の細げなエイリークに後れをとるとは
到底思えん。実戦経験も段違いだろうし。
エイリークが優れるとしても、それらを覆す程の魔法の差は無いだろう。
そうあって欲しいね。

839 :マロン名無しさん :2006/06/19(月) 20:27:12 ID:???
エイリークタン萌え。
もっといぢめてください作者様。

840 :マロン名無しさん :2006/06/19(月) 21:27:08 ID:???
最初は悪役候補だったのにいきなり薄幸のヒロインと化したなエイリーク

841 :マロン名無しさん :2006/06/20(火) 01:45:44 ID:???
国を運営するのに個人の強さなんかどうでもいいってのがよくわかった
悪の大魔王とかはとりあえず自分が最強ならみんな言うこときいてくれるんだから楽だよなー

842 :マロン名無しさん :2006/06/20(火) 03:49:55 ID:???
あの小僧だの…マジでバーリはんはいつかこの国乗っ取る気だな。

843 :マロン名無しさん :2006/06/20(火) 10:00:25 ID:???
焦るヴァーリ、ちょっと萌え

844 :マロン名無しさん :2006/06/20(火) 11:52:35 ID:???
案外人間っぽいよな、バーリはん
もっとラスボス然とした人だと思ってたんだけど
妄執引き受ける云々の伏線もあるし、ここからどんどん人間味出てくるのかなー

845 :マロン名無しさん :2006/06/20(火) 13:48:11 ID:???
最初蛇足だと思っていた
エイリークの立ち居地やっとわかったよ。

これがしたかったわけだね。

>となれば、式でエイリーク様に王冠を被すはヴァーリ殿ですぞ。
こりゃあ戴冠式で何かが起きるね


>妄執
気になる発言やね。

846 :マロン名無しさん :2006/06/20(火) 16:29:08 ID:???
あー、なるほど
戴冠式にでっかいイベント用意してるのか
ヴァーリや重臣たちとの確執を今になって描写しはじめたのもそのせいか
確かにこれならまだ即位してないことにちゃんと意味が出てくるな
エルナたちも修道会領経由しようってタイミングだし
これから法王とかが出てきてエルナの話とエイリークの話が収束していくのかも

847 :マロン名無しさん :2006/06/20(火) 21:23:02 ID:???
しかしエルナに厳しい漫画だと思ってたがエイリークにも甘くはなかったか…
この分だとシャールヴィも心配になってくるな。

848 :マロン名無しさん :2006/06/20(火) 23:16:52 ID:???
甘々でしょ。
周囲がままならないでイヤーンて、どこのお子様よ。
力も名分もあるのに、やれることがある筈なのに、
飼ってる小鳥相手に泣き言ですか?ってなところ。
別に命の危険は無いし。

849 :マロン名無しさん :2006/06/20(火) 23:43:43 ID:???
まあそう言ってやるなよ
エイリークにしてみれば初めて突きつけられた現実ってところだろ
ただ一人の王位継承者ってことでかなり甘やかされて育てられてきたんだろうし
むしろこんなにまっすぐ成長しただけでも大したもんだよ
あとはこの挫折を克服して成長できるかどうかだな

850 :マロン名無しさん :2006/06/21(水) 14:07:21 ID:vGBB8Cbt



851 :マロン名無しさん :2006/06/22(木) 00:32:44 ID:???
あれ、今月も休載?

852 :マロン名無しさん :2006/06/22(木) 14:00:19 ID:???
あらすじ妖精氏がまとめサイトを作っているんだろうと妄想する。

853 :マロン名無しさん :2006/06/22(木) 23:15:57 ID:???
>851-852
http://comic6.2ch.net/test/read.cgi/csaloon/1146115413/

854 :マロン名無しさん :2006/06/23(金) 00:01:29 ID:???
休載中みたいなんで、ちょっと豚切りで質問。

コミクスネタの話もやっていいのかな?
表紙やカラーページ、おまけ漫画なんかの話も出来ればと思うんだけど。

855 :マロン名無しさん :2006/06/23(金) 00:04:28 ID:???
>>854
http://comic6.2ch.net/test/read.cgi/csaloon/1150265999/l50

856 :あらすじ精霊 1/3 :2006/06/23(金) 00:04:56 ID:???
アーサトゥアルでは、重臣たちが今後の方策を巡って意見を交わし合っていた。
すぐにでも使い魔を飛ばし、前線の情報部隊にエルナ探索を命じる。
さらに、エルナがアンサズの手に渡る前に大攻勢をかけるべきでは、と重臣の一人が述べる。
しかし、今まで静観を決めていたグードランドが国境に軍を集結しつつある、と反論する別の重臣。
結局、当面はエルナ奪還に全力を尽くすことで意見は落ち着く。
しかし、城から退去するヴァーリは、シャールヴィが前線にいない今、
他国に介入のヒマなど与えぬうちに全軍で打って出て早期に決すべき、と見ていた。
そして、あの凡人どもにその決断は下せまい、とも。
館に戻ったヴァーリは、即座に実験体たちを全て始末するべく小姓たちに指示を出す。
ここまで来た実験の成果は惜しいが、ごまかせる相手ではない。
それを聞いたアンサズの間者は、自らの血で魔方陣を描き、虫を呼び寄せて自分の首を落とさせる。
部屋に入ったヴァーリを睨め上げる男の生首。
貴様の野望は無に帰するだろう、ヴァーリ。予言めいた呪詛の呟きが、その口から漏れる。

「いずれ 我が王子シャールヴィが 貴様を倒す…」

その言葉に微かな激情を見せ、ヴァーリは男の首を踏み潰すのだった。

一方、山あいの町グランガルズ。
チンピラ退治の謝礼として、エルナとシャールヴィはロハで食事酒つきベッドありな夜を満喫していた。
医師に改めて診療してもらった結果、エルナの体調もかなり回復しているようだ。
と、そこに一人の少女が現れる。
あのー、私、娼館の…。
どんな貢物かなァとうきうきしていたシャールヴィの表情が、その途端凍りつく。
不自然なくらい狼狽して、俺は頼んでない、とエルナに弁解を始めるシャールヴィ。
当のエルナは「しょーかん」の言葉の意味すら理解できていなかったりするのだが。
助けていただいたものです、と自己紹介する少女。どうしてもお礼が言いたくて…。
それは、昼間娼館から逃げ出そうとしたところをシャールヴィが少女だったのだ。
安心したように納得の仕草をするシャールヴィ。
彼の背後にいるエルナの姿を認め、女の子連れだったんだ、と少女は色んなことを一瞬で見破るのだった。

857 :マロン名無しさん :2006/06/23(金) 00:05:14 ID:???

あああああ

ああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ


あああ



あああああああああああああああ



ああああああああああ


あああああああああ
あああ

あああああああああああ

あああああああ

ああああああああああああああああああああああああああああああああ

ああああああああ
ああああああああああああ
あああああああああああ
ああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ

858 :あらすじ精霊 2/3 :2006/06/23(金) 00:05:30 ID:???
だまされて田舎から連れてこられたのだという少女。
ある国の王子様が花嫁を募集しているという話にだまされたらしい。
何でも、昔から王子様にピンチを救ってもらうお話とか好きだったそうだ。
目を点にして、へえ…と微妙な相槌を打つエルナ。シャールヴィは無言だ。
でも、もう帰って地道に暮らすことにします。
そう言って立ち上がり、帰ろうとする少女をエルナが引き止める。
田舎ってどの辺なのかと尋ねると、少女は少し表情を曇らせ、
ヒャルザルタルのドヴェルグ族の出であることを明かす。
自分の母親と同じ郷里であることを知り、一気に少女と打ち解けるエルナ。
少女も気を許したのか、さらに詳しい内容を語り始める。
ある日、りっぱな身なりをした役人のような男が村を訪れて、
アーサトゥアルのエイリーク王子がドヴェルグ族から妃をむかえられるおつもりであるから、
これはと思う娘を持つ者は差し出すようにと、そんな使いが何回か訪れたのだという。
16、7年前にもそれで本当に王族の妃になった人もいたらしい。
それがエルナの母上だ、と直感するシャールヴィ。
しかし、エルナはその話よりも、エイリークが妃を迎えるということにショックを受けていた。
どうしよう、と胸を痛めるエルナに、そりゃそのうち結婚ぐらいするさ、と突き放すシャールヴィ。
それでも割り切れない様子のエルナに、シャールヴィは苛立ちを込めて言い放つ。
エイリークがおまえに何かしてくれたか。おまえが死にそーな時、おまえが泣いてる時によう。
そもそもおまえを離宮に閉じ込めて戦争の道具にするとこだったんだぞ。

「なんの落度もないアンサズを侵略して大勢人間を殺した 冷酷な魔王だ」

「酷い!! シャールヴィなんて 大っ嫌い」

咄嗟に口を突いて出た自分の言葉に、すぐはっとなり後悔するエルナ。
明らかにショックを受けた様子ながらも、知ってる…とシャールヴィは平静を装う。
思いもかけず修羅場に巻き込まれちゃった少女は慌てて部屋を退出し、
シャールヴィもそれとともに自分の部屋へ戻ってゆく。
それぞれに眠れぬ夜を過ごすエルナとシャールヴィ。

そしてその頃、エルナ奪還の密命を帯びたアーサトゥアルの部隊が、グランガルズに到着していた。

859 :あらすじ精霊 3/3 :2006/06/23(金) 00:06:04 ID:???
修道会領の捜査には、国王の親書を送り法王の許可を得なければならない。
親書の手配を行いながらも、親書を待たず捜査に移る部隊の兵士たち。
エルナとシャールヴィらしき人物の聞き込みを行う彼らの姿を、ドヴェルグの少女が見咎めていた。
そんなことには気付かず、兵士たちはエルナたちが宿泊する宿屋を突き止める。
朝ごはんを呼びに来ないシャールヴィに、やっぱり怒ってるんだ、と落ち込み気味のエルナ。
そんな彼女の耳に、ノックの音が届く。
シャールヴィかと顔を上げた彼女を呼んだ声は、アーサトゥアルの兵士のものだった。
正規軍よりバルドール公の命のもとまいりました、と自らの身分を明かす兵士たち。
姫がアンサズに行かれることで、まことに和平がなるとお思いか。
敵に利するだけです。罪深きことはおやめください。
エイリーク様もご心配ですぞ。
一瞬心動かされるエルナ。しかし、彼女は扉越しに告げるのだった。

「私は……戻りません 民のためにできる限りのことをせぬことこそ罪ですから」

その途端、扉を破壊しようと兵士たちが行動をはじめる。
シャールヴィを呼ぼうかどうしようか悩むエルナ。でもまだあやまってないし…。
そんな場合じゃないことを迷うエルナを、窓から迎えに来るシャールヴィ。
シャールヴィに抱えられて逃げながら、エルナは必死に昨晩のことを謝る。
大嫌いじゃないから。
じゃなきゃなんだよ。意地悪なのか天然なのか聞き返すシャールヴィに、悩みながらエルナは答える。

「んー  普 通 かなー」

そんなどーでもいいやり取りをしながらも、町内会の名前をいいように使って荷馬車をパチるシャールヴィ。
シャールヴィ王子、御覚悟! 追いすがり斬りかかってくるアーサトゥアル兵。
それを、ドヴェルグの少女が大根で後頭部を殴りつけ妨げる。
少女に礼を言いながら、市門を陣風竜(イルドラーク)で破壊し、逃げおおせるシャールヴィたち。
それを見送りながら、少女は自分を助けたのが本物の王子様だと知って感激するのだった。

860 :マロン名無しさん :2006/06/23(金) 01:33:33 ID:???
普通かなーワロスw
何このラブコメ展開www

861 :マロン名無しさん :2006/06/23(金) 07:02:16 ID:???
そーいえば王子様ではあるか。
エルナはエルナでなんだか泥棒のお手伝いみたくなってきたし。

862 :マロン名無しさん :2006/06/23(金) 07:31:10 ID:???
もはやエルナは運ばれ慣れしている

863 :マロン名無しさん :2006/06/23(金) 10:45:43 ID:???
絶対追いかけてくる兵士におパンツが見えてると思ったのは俺だけかっ?

864 :マロン名無しさん :2006/06/23(金) 13:19:37 ID:???
うえーグロい…
ヴァーリはんが動揺するのって珍しいなぁ

後半和んだwラブ米いいよラブ米
この世界って従兄妹同士の結婚とかありなんだろうか

865 :マロン名無しさん :2006/06/23(金) 13:51:50 ID:???
基本的に魔法の才能が血統で決まる以上
近親婚を繰り返して・・・
という馬鹿一がありそうだな

866 :マロン名無しさん :2006/06/23(金) 15:04:47 ID:???
それなのに魔法の力をあんまり持たないドヴェルグ族から
わざわざ嫁を迎えたってのはやっぱり何か陰謀のにおいを感じるよなあ
今回のエイリークの花嫁探しもそうだし
問題はエルナの父親のときは誰がそれを企んだのかってことだけど
やっぱバーリはんか?

つーかエルナ、自分の出生に関わる重大な話してんのにエイリークのほうが大事なのかよw

867 :マロン名無しさん :2006/06/23(金) 20:12:20 ID:???
まあ恋する乙女だからしょうがない
それにしてもシャールヴィの嫉妬は露骨すぎw

868 :マロン名無しさん :2006/06/23(金) 23:11:03 ID:???
高々大根で殴られたくらいで倒れるなよ!

869 :マロン名無しさん :2006/06/23(金) 23:30:07 ID:???
今月の名無し少女がこのマンガで一番カワイイ件について

870 :マロン名無しさん :2006/06/24(土) 00:32:37 ID:???
>>868
大根舐めんな

871 :マロン名無しさん :2006/06/24(土) 01:44:41 ID:???
当然、自分の花嫁候補が集められてることなんてエイリークは知らんのだろうな

しかし騙されたとは?

872 :マロン名無しさん :2006/06/24(土) 04:07:44 ID:???
>>871
本物の「花嫁候補探し」は現在も本当に行われているけど、
今回の娘さんは「花嫁候補探し」を騙った偽者に引っ掛かった。
偽者だから、花嫁候補なんぞではなく、女郎屋に売り飛ばされた。
そこを王子様に助けられた…って事だろう。

ところでバーリはんが雨の中馬乗ってるシーンの小姓を見て
「あれ?アトリ何してんの?」と思ったのは俺だけでいい。
きっと髪型が似ていて小柄なだけなんだろう。
この漫画、気付かない所に伏線張ってそうなので、
見落とさないようにがんがって読んでるとこんな所にも引っ掛かって困る。

873 :マロン名無しさん :2006/06/24(土) 06:23:47 ID:???
実はあれはアトリの生き別れのお兄さんなんだよ!(AAry

874 :マロン名無しさん :2006/06/24(土) 09:26:14 ID:???
エルナの出生について、妄想を書いてみるぞ!

・母親はドヴェルク族で王族じゃない
→魔法の量が重要であるはずの王族が、何故魔法を殆ど持たない民族と結婚?

・エルナの母親の時代にもドヴェルク族の娘に対して「花嫁候補探し」が行われている
→エルナの父親との結婚は駆け落ちなどのイレギュラーではなく、計画的なもの?

・エルナはエイリークの従兄弟→父親同士が兄弟だろう

・エルナの夢。「父親にどこかに連れられる」「母親は慌てて彼らを追う」「エルナが振り向いたら父親が首なし」
→父親は狩りで死んだのではなく謀殺?

・母親がエルナに対して「魔法に惑わされる事がないのだから…」
・ヴァーリ談「闇の姫御子などいくらでもつくれるわ」

…エルナの父親は最初から「闇の姫御子」を作るつもりで、ドヴェルクの娘と結婚したんじゃないのか?
王族の一員なら、花嫁候補探しみたいな事も可能だろう。
何故闇の姫御子が必要かと言えば、やはり聖剣を抜かせる云々で世界を脅すため。
その企みは父親のみが胸にしまっていたが、ある日エルナを連れて本当にノルズ山に向かおうとする。
色々あってアーサトゥアル首脳部がそれに気付き、謀殺してでも阻止…。

つまり、エルナの父親が全ての元凶だったんだよ!(AA略

ヴァーリが何故「闇の姫御子など〜」なんて事を言うのかは、
父親に手を貸したか(その場合、彼は結構年を食ってる事になる)
後に父親の手記なんかを発掘したか。そんな感じ。

875 :マロン名無しさん :2006/06/24(土) 14:39:45 ID:???
オトンが黒幕…もし当たればますますヘビーな展開になるな
それにしても、やっぱりエルナが魔法を持たず生まれついたのは人為的なものなのか
母親が嫁に迎え入れられたならホムンクルス説は消えたと考えていいだろうが
陰謀のために仕組まれた結婚でこんな体質に生まれついたなら不憫すぎる…

876 :マロン名無しさん :2006/06/24(土) 15:59:36 ID:???
>>875
ホムンクルス説は、エルナの父親黒幕説と両立するならありえるかもよ?
少なくとも片親が積極的に加担するならどうだってやりようがあるだろう。
セクースの末に子作りしたわけではなく、母親の子宮に核でも挿入して借り腹させたとか。
それは母親は知らないままで。
セクースの際にこっそり紛れ込ませたとか、父親が自分の精子内に何か仕込んだとか…




少年誌だけど生々しい想像になってしまった。
でもこの作家はエロ出身とかエロい漫画家のアシスタント出身とか言う話だからなー

877 :マロン名無しさん :2006/06/24(土) 19:25:39 ID:???
黒幕云々はちょっと無理が無いか?
だってそもそも正式に結婚して、王家に名を連ねる実子として
世に出しているんだぜ?
闇の姫御子が、邪な目的、禁忌とすべき業で作られたものならば、
そんな手間のかかる、問題の多いことをするか?
誰も近づけぬ場所で生を受け、洗脳して成長させるのが妥当だろう。
少なくとも、王族は直接エルナ出生にかかわる、敢えてそう呼ぶならば
陰謀、には関わってないとする方が自然では。

878 :マロン名無しさん :2006/06/24(土) 20:25:29 ID:???
だが、王女とか身分ある人間のほうが脅しに使うには有効じゃないか?
聖剣に手をかけて脅すって発想自体がギムレーの人間からすれば言語道断なんだから、
そんなことを思いついてる時点でもしかするともう気が狂っていたのでは
エルナの夢に出てきた母親のただならぬ様子にも納得できるし

879 :マロン名無しさん :2006/06/24(土) 21:26:36 ID:???
何にしろ、エルナ父が幼女エルナを連れ出した理由がロクでもないことなのは間違いないだろうな
エルナ母のあの様子はちょっと尋常じゃなかったもんな

880 :マロン名無しさん :2006/06/24(土) 22:28:26 ID:???
そんな真面目な議論はどうでもいい
今重要なのは今月のタレ目ちゃんがレギュラー化して三角関係になるかどうかだ!

881 :マロン名無しさん :2006/06/24(土) 22:32:27 ID:???
レギュラー>流石に名前も出てないし無理でしょ
でも三角関係になったらエルナは身を引いちゃいそうな
雰囲気がある

882 :マロン名無しさん :2006/06/24(土) 22:35:14 ID:???
まだシャールヴィのこと男として意識してないエルナの
意識の変化を促す当て馬キャラとしてなら活躍の可能性かも・・・

883 :マロン名無しさん :2006/06/24(土) 22:36:44 ID:???
それは活躍と言うのかw

884 :マロン名無しさん :2006/06/24(土) 22:44:36 ID:???
話題が萌え系になった途端食いつきよくなっててワロスw

885 :あらすじ精霊 1/3 :2006/06/25(日) 00:01:09 ID:???
   第24話 修道僧(ムンキュル)アースムンド

レギン公によるヴァーリの館の捜査はつつがなく終了していた。
エイリーク様のお顔も立てねばね、と隠し倉庫から魔精霊球を押収するレギン公。
今どきどこの国でも魔精霊法の研究ぐらいはしている。お咎めの軽くなるよう、口添えはいたしましょう。
貸しを押し付けるようなレギン公の物言いに、内心で反駁するヴァーリ。
やってみるがいい。今この難局を、貴様らでどう乗り切るのか。
あのアンサズのシャールヴィを、貴様らでおさえられるかどうか…な。

一方、エルナたちは修道会領の総本山、大聖堂近くの森の中を疾駆していた。
空馬(グリフォン)で迫るアーサトゥアルの追っ手たち。
林道を馬車に乗って逃げながら、エルナは不意に、幼い頃の記憶を思い出す。

「私……ここを通ったことがある… あのときも追われていて………」

だが、今はそれどころではない。
森の中に逃げ込み、風圧を巻き起こす魔法で空馬たちの体勢を崩させるシャールヴィ。
さらに自分たちは馬車から降りて馬車だけを走らせ、追っ手の目を攪乱する。
まんまと一杯食わされ、シャールヴィたちの姿を見失う追跡隊。
そんな彼らを、地上から厳めしい眼差しで見上げる男性の姿があった。
森の中の教会へと足を向けたその男性を、修道院の住人らしい若者が笑顔で出迎える。
アースムンド。それが、男の名である。
辺境を旅して回っていたらしいアースムンドは、修道院の人々に辺境の恐ろしさを語り聞かせる。
どの国でも辺境では魔風が入り込み、魔境は広がりつつある。
風読み(ヴィンレーサ)と呼ばれる連中を雇って魔風の入り込んだ町にも行ってみた。
魔風が入り込んで一月もたたないというのに、その町は廃墟だった。
異常な変質を遂げた人の骨。魔風に焼けた畑と枯れた木々。
さらに、帰路に着いたアースムンドは恐ろしい光景を見た。
異形と化した人間たちが、互いに互いに喰い合う「食事」の光景を……。
魔風は人間などの因子に影響して姿を変えてしまう力を持つものらしい。
国同士で戦などしている時ではない。協力して拡大する魔境への対策をこそするべきなのに。
そんなアースムンドたちの会話を、エルナとシャールヴィは窓の外で聞いていた。

886 :あらすじ精霊 2/3 :2006/06/25(日) 00:01:39 ID:???
僧衣とロバでも頂いてとっととズラかろうとエルナに囁くシャールヴィ。
耳聡くもその声を聞き咎め、誰何の声を上げながらアースムンドが立ち上がる。
そのとき、エルナたちを追うアーサトゥアル兵が修道院を訪った。
咎人が逃げ込んだため修道院内を調べさせてもらいたいという隊長の申し出を、
神の家に逃げこんだ者を軽々しく引き渡すことはできぬな、と拒絶するアースムンド。
さらに、法王の許しを得ず捜査を強行している彼らの不備を突き、
神の国にまで戦をしかけるおつもりか、と毅然とした態度で扉を閉ざす。
自分たちの敗北を素直に認め、アーサトゥアル兵は撤退を開始するのだった。
しかし、アースムンドにもエルナたちの存在を看過するつもりはないらしい。
今、各修道院を荒らしまわっているという盗賊の類かと疑いの声を向けてくるアースムンド。
いい人みたいだから話を、と立ち上がりかけるエルナを、
修道会はアーサトゥアル寄りだ、と押し止めるシャールヴィ。
ヘタすりゃアーサトゥアルに引き渡されちまう。

「面倒だからブッ殺…」

「………」

「…いや 眠ってもらう」

怒りと呆れの混じったエルナの視線に、あっさり方針変更するシャールヴィ。お前変わったな。
シャールヴィは木陰から飛び出し、戦斧の柄でアースムンドに不意打ちを喰らわせようとする。
しかし、アースムンドは手に持っていた杖であっさりその攻撃を防いだばかりか、
武器を捨てるよう警告しながら反撃してくる。かなりの手練れのようだ。
…っのジジィ…。
逆上して本気になるシャールヴィだったが、アースムンドの杖の一撃を防いだそのとき、
杖から鉄球つきの分銅が飛び出して脳天に強烈な一撃を食らってしまう。
アースムンドは肩に当てるつもりだったのだが、なまじシャールヴィが動いたために狙いが逸れたらしい。
それでもまだ動こうとするシャールヴィに、足を折ろうと追撃をかけるアースムンド。
そのとき、二人の間に聖短剣を抜いたエルナが飛び込んできた。
反魔法に弾かれ動きを止めるアースムンド。
シャールヴィを守るように立ちはだかりながら、エルナは無礼を謝罪し話を聞いてもらおうとする。

887 :あらすじ精霊 3/3 :2006/06/25(日) 00:02:10 ID:???
朦朧としながらも、シャールヴィはエルナを見上げる。
視線はちょうどエルナのプリティなお尻の辺り。

(見えそ…
 …じゃねえ!)

健全な男子の欲求を理性で押し殺すシャールヴィ。エロいよ、もとい偉いよシャールヴィ。
神の国で不埒な欲望と戦う悩める子羊が足元にいることなど思いもよらず、
アースムンドは聖短剣を認め、アーサトゥアルのエルナ姫とお見うけする、と彼女の名を呼ぶ。
自分の名が知られていることを不思議に思うエルナ。
その背後から、血まみれになりながらプッツンしたシャールヴィがアースムンド目がけて斧を振り上げる。
すかさずシャールヴィに聖短剣でツッコミを入れて動きを止めるエルナ。お前も変わったな。
シャールヴィの額に輝く回生呪に、アースムンドはそれが、
アンサズの王族の証であると言い、第9王子シャールヴィその人であることも見抜く。
このお二人して追われて来られたとは、何か事情がおありと見える。
場合によればお力になりましょう。

「一度は先の王弟殿下より あなた様をお預かりした身なれば…」

その言葉にエルナは驚きを露わにする。
父が、この地に。私と…。
脳裏に蘇るのは幼い頃の記憶。父と馬に乗って森を駆けた、あの日の記憶…。
エルナを見つめ、アースムンドは語りはじめる。

「すべては あなた様のお父上が… ドヴェルグ族より花嫁を迎えられたその日より…」

一方、アーサトゥアル。
しばらく謹慎の身となったヴァーリは、館から王城を見上げていた。
この際だからできることもある。少し計画を早めよう。
酒の入った杯を掲げ、冷たい微笑を浮かべながらヴァーリは呟く。

「我が王に 麗しき花嫁と 美酒を…」

888 :マロン名無しさん :2006/06/25(日) 00:13:29 ID:???
乙!時々入る精霊さんの冷静なツッコミが楽しい今日この頃w

次回、エルナの秘密が色々判明するのかな?
何でもかんでも伏線状態でズルズル話が進むのは好きじゃないから期待。

889 :マロン名無しさん :2006/06/25(日) 00:14:15 ID:???
ちょwww
あらすじさん最近はっちゃけすぎw
画面にコーラ吹いたwww

890 :マロン名無しさん :2006/06/25(日) 00:23:37 ID:???
>聖短剣でツッコミ
これマジでワラタw

891 :マロン名無しさん :2006/06/25(日) 00:34:15 ID:???
やべえ修道院だな。少林寺ばりに武術を修行に取り入れてんのか?

892 :マロン名無しさん :2006/06/25(日) 01:36:04 ID:???
なんか最近マターリ気味かと思ってたが地味に急展開だな
やっぱりドヴェルグで花嫁探ししてるのはバーリはんの企みだったか
それに合わせてエルナ出生の秘密も明かされる、と

・・・もしかして最終回近い?

893 :マロン名無しさん :2006/06/25(日) 02:24:58 ID:???
やっぱり
しゃーるびは
男の子だ


894 :マロン名無しさん :2006/06/25(日) 02:27:27 ID:???
こんな辺鄙なところで
出生の秘密が明かされるとは!
うまいとこ、もって来るな〜。
しかし、アースムンドはこんな重要な秘密にかかわっていいのかどうなのか。

なにより疑問なのは、
エルナが意図的に生まれたのだとしても、
別に貴重な王族の一人娘にしなくとも。

あの国の王族、いとこや親戚もいなさそうだし、死に絶えそうなのにな。

なんらかの事情があると思うべきだな。

895 :マロン名無しさん :2006/06/25(日) 07:25:48 ID:???
ヴァーリのセリフの花嫁ってのは分かるが、美酒って何だ?

896 :マロン名無しさん :2006/06/25(日) 11:02:27 ID:???
そりゃあれだ、君主を駄目にする目的で女と酒はセットだろ。

897 :マロン名無しさん :2006/06/25(日) 13:57:35 ID:???
酒池肉林に堕ちるエイリークたんてことですね

898 :マロン名無しさん :2006/06/25(日) 16:33:09 ID:a96moDZh
ソレ(・∀・)イイ!

しかしあらすじ精霊さま、少し押さえてもらえぬか

899 :マロン名無しさん :2006/06/25(日) 20:16:10 ID:???
俺は楽しくていいと思うけど
ツッコみたいところにあらすじでツッコまれてると一抹の寂しさは感じる

900 :マロン名無しさん :2006/06/25(日) 21:10:59 ID:???
実を言うと、俺はあらすじを殆ど読んでなかったりする。
最初の数行をざっと見て確認するだけ。

901 :マロン名無しさん :2006/06/25(日) 23:19:14 ID:???
アースムンドってえらく強いな。シャールヴィを地面に静めることが出来るとは。
「だりゃー! ンのクソ坊主〜〜!」なんて言ってる所を見ると、よっぽど悔しかったんだな、シャールヴィw

ところでアースムンドがユパさまに見えてしょうがないんですが。
今回の辺境云々の話とか、風読みが辺境を案内する所とか、所々ナウシカの設定に似てるような気が。

902 :マロン名無しさん :2006/06/25(日) 23:25:12 ID:???
まあジジィが最強キャラってのは少年マンガの王道だから

903 :マロン名無しさん :2006/06/25(日) 23:31:12 ID:???
シャールヴィも剣の腕で負ける相手が居るとは思わなかったんだろう。
しかもあんな坊主に。

904 :マロン名無しさん :2006/06/25(日) 23:34:34 ID:???
エルナの手前、元々殺る気も無かったし、油断だな。
真剣勝負なら、いくらなんでもシャールヴィの敵じゃないだろ。

905 :マロン名無しさん :2006/06/26(月) 01:40:38 ID:???
追手の隊長は正しく騎士の態度だな。
最初からこんな感じで追ってきてたらエルナもちょっとは態度を軟化させて…いたかな?

906 :マロン名無しさん :2006/06/26(月) 08:52:54 ID:???
使い魔少女の時点でアーサトゥアルからは卒業って感じだったからな
グードランドより早く接触してればあるいはって感じだがあの状況じゃ絶対無理だし
誰が追ってきても結局エルナの意思を変えることはできないかと
立派な娘さんですなホント

907 :マロン名無しさん :2006/06/26(月) 22:04:16 ID:???
まあ無能な臣下ばっかりじゃないって知って安心したよ
ヴァーリとレギン公以外の重臣は本当にただの雑魚って感じだからなあ

908 :マロン名無しさん :2006/06/26(月) 22:10:38 ID:???
前の回も思ったが、ヴァーリはんの屋敷って、女っ気ないのな。
微妙に美少年が多いような気がしたし。
まさか、ヴァーリはん…

909 :マロン名無しさん :2006/06/26(月) 22:42:12 ID:???
魔風で人が変質するということは魔風に魔精霊が含まれているのか
それとも魔風を凝縮した物が魔精霊なのか

910 :マロン名無しさん :2006/06/26(月) 23:08:37 ID:???
>>908
そっちにとるかw
自分はおばさんの世間話を警戒してるのかと

911 :マロン名無しさん :2006/06/26(月) 23:20:54 ID:???
家政婦は見た 〜 陰謀と野望に燃える美しい大魔導士の艶やかな秘密 〜

912 :マロン名無しさん :2006/06/26(月) 23:48:14 ID:???
>>910
いやあ、どう考えてもあの顔ぶれは狙ってるだろw

913 :マロン名無しさん :2006/06/26(月) 23:58:24 ID:???
ゲイル以外はみんな少年って言っていいぐらいの年齢だもんなあw
それにしても、あの少年たちはヴァーリがあんな酷いことやってるって知って仕えてるのか
なんか色々ヴァーリに拾われるまでにドラマがあったんだろうなあと勝手に想像してしまう

914 :あらすじ精霊 1/6 :2006/06/27(火) 00:01:08 ID:???
   第25話 異郷の花嫁

アースムンドがこの修道院を任されて、日も浅い頃。
雰の深いある日、修道院の扉が休息を求める一人の旅人によって叩かれた。
幼い女の子を抱いた騎士。数日も森を抜けて来たのか、顔には憔悴が色濃く刻まれている。
快く迎え入れたアースムンドに例を言う騎士から、後光のように漏れる光。
首のつけねあたりから、疲労を回復しようとする回生呪の光が霧ににじんでいるのだ。
それを見て、アースムンドは騎士に尋ねる。
頭の後ろ、首のつけねあたりに回生呪を施すは、アーサトゥアルの王族の証かと。
騎士は答える。

「いかにも… 私はアーサトゥアルの王弟ヴェスタル」

しかし、それ以上のことは答えようとはしなかった。
この霧が晴れればまた旅立ちます故、この霧のような、幻の客だったとでもお思いを。

話を聞いたエルナは、自分がかつて父とここに来たことがあるという事実に驚く。
エルナが覚えていないのを無理はないと言いながらも、逡巡するアースムンド。
父の死因を狩りで亡くなったとしか知らないというエルナの言葉を聞くと、一層迷いを見せる。
シャールヴィがドヴェルグ族の花嫁の話を蒸し返すと、余計なことを言ったか、と言葉を濁してしまう。
教えてくれるように懇願するエルナ。
だって知りたいです。自分のことだもの!
アースムンドは修道院の一室に二人を案内する。
ほら、この部屋で、あの長イスにあなたを寝かせて…

彼はじっと、エルナを見つめていた。ずっと――
水と食事を持って来たアースムンドは、ヴェスタルにこれからどこへ行くつもりなのかと尋ねた。
長イスの傍らにあった椅子に座り込み、ヴェスタルはどこか虚ろにエルナを見つめながら答える。
いや、決めてないのだが…この姫をどうしようかと…
この姫をどうしようどうしようと思いながら、ここまで来てしまった。

「どこかへ捨てようか……… 殺してしまった方が良いだろうかと…」

915 :あらすじ精霊 2/6 :2006/06/27(火) 00:01:38 ID:???
衝撃を受けるエルナ。
本人が知らなくてもいいことだってあるだろうとアースムンドに掴みかかるシャールヴィだったが、
私が聞きたいって言ったんだから、とエルナはシャールヴィを制止する。
ヴェスタルの言葉を聞いたアースムンドは思い止まるよう説得し、力になると話を促した。
それで、初めてヴェスタルは全てを話し始めたのだという。

エルナも知らないことだったが、ヴェスタルにはエルナの母親を迎える前に、すでにもう一人妃がいた。
ヴェスタルは兄である王よりずっと早く結婚し、子をもうけていた。
その子は利発で魔法力に優れており、誰もが理想の君主、光の王かと期待を寄せたほどだった。
だが、王エイナルにはこれが不服だった。
なぜなら彼は、自分の王子・エイリークを即位させたかったからである。
しかし、アーサトゥアルでは王位は魔法力の大きい者が継ぐ。
エイリークがこの利発な従兄弟をしのぐ保証はない。
王は策を練った。
ある日、王弟妃は手紙を残し、王子と使用人の男とともに姿を消す。
王弟妃の不義。実はこれは、しくまれたことだった。
ずっと後でわかったことだが、王弟妃も王子も魔境に追放されて殺されていたのである。

こういう他家の事情は聞かないほうが良いかと気を利かせて席を外そうとするシャールヴィ。
だが、次にアースムンドが口に出した言葉が彼の動きを止めさせた。
失意のヴェスタルの前に現れた一人の娘。
たまたま城を訪れていた、ドヴェルグ族の医者の娘・ハルカトラ――
不思議なことに、二人は一目見るなりお互いをすっかり気に入ってしまい、
ヴェスタルは行方不明の妻子のことなど忘れてしまう。
できる限り魔法の強い子を成すべき王族が魔法の弱い一族と結婚することに、
兄王の反対がないことも不思議だった。
しかし、この結婚によって魔法を全く持たぬ姫が生まれ、
不安になったヴェスタルは兄王・エイナルに相談に行った。
いかにドヴェルグ族の子とはいえ、このような恐ろしい子…
固く強張るエルナの表情。
夢中で語っていたための失言に気付いたアースムンドは、慌てて言葉を取り繕う。
このような子が授かるのは我が王族へのいかなる徴しであろうか、と。

916 :あらすじ精霊 3/6 :2006/06/27(火) 00:02:10 ID:???
悩み苦しむヴェスタルに、兄王・エイナルは大して驚いた様子もなく言ったのだという。
だが、我が方には光の王・エイリークが授かっておる、と。
いかにも芝居がかった様子で、弟の度重なる不運に胸を痛める様子を見せるエイナル。
エイナルは言う。しかし、我らはいかなる災いも転じて道を開かねばならぬ、と。
そして、誰もがこれまで考えもしなかったことを、彼は語り始めたのだ。
ノルズ山の頂で世界を魔風から守っているという絶対封魔剣・聖剣。
ヴェスタルの姫が魔法を帯びぬなら、この剣を抜くこともできよう。
と抹れば、アーサトゥアル王家は全世界の命運を握ることになる。
想像を絶する恐ろしい企みに反対するヴェスタル。
エイナルは激昂し、ヴェスタルを災いの主と呼び、おまえは私の言うとおりにしておれば良い、と告げる。
その言葉に、ヴェスタルは全てを悟った。
妻と姫の元へ戻り、部屋や自分と妻の装飾品を改めるヴェスタル。
いたるところから見つかる相愛呪(シエーリエートブルー)の呪符。
全てはエイナルの手の内。二人の愛はまやかし、強力な魔法によって縛られたものだった。
エイナルが欲しかったのは…

「私が… 生まれたのは…」

茫然と呟くエルナ。
シャールヴィは怒り狂い、アースムンドの話を遮る。
問題はアーサトゥアルがまた同じことをしようとしてるってことだ。
ドヴェルグと結婚すればとにかく闇の御子が生まれるのか、それとも…。
シャールヴィの読みは当たっていた。
ハルカトラが医者の娘だったのは事実だが、まず花嫁の候補にという話があったのだという。
王弟妃を夢見て来た者、説得されてきた者、大勢が集められて、
精霊による聖別を行うと言われて、ワインを飲まされたのだ。
ハルカトラも目の前が真っ暗になり、もう命がないかと危ぶんだのだという。
魔精霊法の一種かと当たりをつけるシャールヴィ。
そしておそらく、ハルカトラ以外の娘たちは…。
そうなんだ――茫然とエルナは呟く。

「恐ろしい禁呪と… 愛もないところから… 私は生まれたんだ… 戦のためだけに…」

917 :あらすじ精霊 4/6 :2006/06/27(火) 00:02:40 ID:???
その様子に、シャールヴィはこの話をエルナに聞かせてしまったことを後悔する。
両親の間に愛がなかったというエルナの言葉を否定するアースムンド。
だが、エルナは首を横に振る。母様、よく泣いていたもの。
エルナ。お前は魔法が使えないけれど、お前にもきっと大切な役割があるのでしょう。

『お前は魔法が使えないだけに… 魔法に惑わされることもないのだから…』

あふれ落ちそうになる涙をこらえるエルナ。
自分のためになんて、もう泣かないって決めたんだ。
エルナはアースムンドに告解する。
修道士様(ムンキュル)、私は今まで作られた中で一番恐ろしい兵器です、と。
私が聖剣を抜けば、世界は滅んでしまうの。
そうでなくても私を切り札に、私の名のもとに、
私の母国は戦をしかけ、人々の当たり前の幸せや夢を砕くから。
私は敵の国(アンサズ)へ…世界中の弱い人々のもとへ、行って…戦を…止め…
言葉を続けることのできず身を震わせるエルナを、シャールヴィはじっと見つめる。

(馬鹿野郎… そんな細っちい肩で 全部しょってんじゃねえぜ…)

エルナの決意とその行動力に感服の言葉を示そうとするアースムンド。
だが、アースムンドの言葉など無視して、シャールヴィはエルナに語りかける。
エルナ、おまえは兵器なんかじゃねえ。人間だ。ちゃんと泣いたり笑ったりする、女の子だ。
生まれる前のことなんてどーでもいいんだよ。
おまえ、生まれてからいろんな奴と会ったろう、生きてきただろう。しっかりしろ。
エルナの瞳に、光が戻り始める。

「一人で戦うな 親が亡くても 国が無くても」

顔を上げて、声の方へ視線を向ける。
そこには――

「俺が いるから」

918 :あらすじ精霊 5/6 :2006/06/27(火) 00:03:10 ID:???
エルナばかりかアースムンドにまでじっと凝視されていることに気付き、
シャールヴィは我に返り今の言葉を冗談に紛らわせようとする。
だが、エルナの心には、シャールヴィの言葉は確かに真摯なものとして届いていた。
エルナの瞳から涙がこぼれ落ちる。悲しみのものなどではない涙が。
シャールヴィに縋りつき、大声で泣き始めるエルナ。
シャールヴィはそんなエルナに驚きながらも、おずおずとその頭を抱き返す。

(一緒に行こう お前の荷を持ってやろう)

修道院の窓から差し込める光を、ヴェスタルは静かに見上げていた。
どうやら霧が晴れてきた。空からの追っ手が、また私を捜し始めるだろう。
祖国に罪を犯させるわけにはいかぬ。
だからといって、姫を殺すことはとてもできなかった…
エルナをアースムンドに預け、自らはオトリとなることを決意するヴェスタル。
しかし、目を覚ましたエルナは、何も知らず無邪気に父を慕って追いかけてくる。
エルナ。おまえを捨てようかという私を…
空を飛ぶ追っ手の姿を認めたヴェスタルは、父としてエルナを抱き上げる。

「エルナ! 地の果てまで行こう!」

しかし、二人が逃げ延びることは叶わなかった。
慌てて馬を出したアースムンドが見たものは、追っ手に追い詰められたヴェスタルの姿だった。
父の最期の場所に案内され、エルナは全てを理解する。
私は父様の死ぬのを見てたんだ。そして、記憶を封じてしまった。
泣けよ、とエルナを促すシャールヴィ。まだちゃんと泣けてねえこともあんだろ。
だが、涙を浮かべながらも、エルナは微笑を浮かべて答える。

「あの時の父様は途方にくれてこの地に来たんだけど…
 私には今 できることがあるもの」

そう言うエルナの姿を見て、感慨深そうな表情を浮かべるアースムンド。

919 :あらすじ精霊 6/6 :2006/06/27(火) 00:03:41 ID:???
あの時、姫を連れ戻されて、取り返しのつかないことになったと思ったが、
こんなに強く成長して戻ってくるとは………
しかも、その傍らに頼るべき美事な男を寄り添わせて。
大聖堂の威容に歓声を上げるエルナに、アースムンドは一つの指輪を手渡す。
形見にと、ヴェスタルから預かった物。ハルカトラとの結婚の証。
相愛呪を外して愛がなくなったのか、あるいは単にギクシャクしてしまったのか。
ハルカトラとの間に以前のような愛がなくなっても、その指輪だけは身に着けていたのだという。
どうですかな、姫の好きな男性にプレゼントするというのは。
アースムンドの言葉に、なるほど、と笑顔を浮かべるエルナと、目に見えて狼狽えるシャールヴィ。
じゃーそのうち、ちゃんと決めたらね。
修道院への道を戻りながら、アースムンドにもう一度勝負を挑もうとするシャールヴィ。
久しぶりの穏やか時間が、二人を包んでいた。

――アーサトゥアル。
いくつもの杯が転がる聖堂らしき場所で、ゲイルは部下と言葉を交わしていた。
ドヴェルグの魔法の弱気特質を強く発言させ、アーサトゥアルの血と合わさったところで、
ちょうど魔法が全くない闇の御子が生まれるよう調整された魔精霊――

その名も、“血(ブルード)”。

まことに効果があるのか。
懐疑の声を上げるゲイルに、大変強い精霊ゆえ病が強く出るのはいたしかたないと答える部下。
先の王弟妃であったハルカトラの場合も、彼女一人だけが残ったのだから。
外に声をかける部下。

「おい 片づけろ 燃やせ
 そして
 次のグループを移送してこい」

聖堂内には、何人もの年若い娘たちの血にまみれた死体が折り重なっていた…。

920 :マロン名無しさん :2006/06/27(火) 00:07:19 ID:???
シャールヴィの告白キターーーーーーーーーーーーーーーーー






けど、微妙に空振り?

921 :マロン名無しさん :2006/06/27(火) 00:11:35 ID:???
エルナよかったねエルナ
今まで暗い展開続きだったエルナたちの旅も
ここでようやくハッピーエンドに向けて動き出した感じだな



・・・と思ったら最後のページで

    /\___/ヽ   ヽ
   /    ::::::::::::::::\ つ
  . |  ,,-‐‐   ‐‐-、 .:::| わ
  |  、_(o)_,:  _(o)_, :::|ぁぁ
.   |    ::<      .::|あぁ
   \  /( [三] )ヽ ::/ああ
   /`ー‐--‐‐―´\ぁあ


922 :マロン名無しさん :2006/06/27(火) 00:17:18 ID:???
エルナの過去カワイソすぎ('A`)
→シャールヴィの告白キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━!!!
→父様やっぱりエルナのこと愛してた━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━!!!
→過去を振り切り強く逞しく成長したエルナキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━!!!
→やっぱり現実は残酷だった・・・_| ̄|○

最後の最後にまた突き落とすのがえげつねえよこの作者・・・

923 :マロン名無しさん :2006/06/27(火) 03:45:31 ID:???
エルナの過去話と現在に、普通に泣けた。感動した。
もしアニメ化するなら、ここで1クール終了か。
13話のみのアニメ化ならここで終わっても美しいと思う。

最後に叩き落してくれるけどな。

924 :マロン名無しさん :2006/06/27(火) 07:53:31 ID:???
父様黒幕じゃなくてよかったけどこれはこれで逆に重いよなあ
つーか母様、「魔法に惑わされることはない」ってそういう意味だったんですか・・・
エルナが原因でいじめられてたとかそういう次元の話じゃなかったのね・・・

925 :マロン名無しさん :2006/06/27(火) 08:29:05 ID:???
ヴェスタルもハルカトラも真実を知ったのに、
それが原因でエルナに辛く当たったりしなかったんだな。
こういう両親だったからエルナみたいな娘が成長したんだろうな。

926 :マロン名無しさん :2006/06/27(火) 08:46:09 ID:???
………ヴェルタルの息子が若ヴァーリに見えるのは俺だけでいい。
きっと髪型と髪のトーン指定が似ているだけなんだろう。

この子が本当にヴァーリだったら、この前の小姓もアトリの生き別れの兄になってしまうだろうからなw

927 :マロン名無しさん :2006/06/27(火) 09:56:53 ID:???
タレ目の女の子、偽者に引っ掛かってて良かったな。
本物だったらこの魔精霊飲まされて、おそらくは死んでたぞ…。
運命ってわからない。

928 :マロン名無しさん :2006/06/27(火) 10:41:43 ID:???
タレ目ちゃんの再登場超熱望

929 :マロン名無しさん :2006/06/27(火) 11:50:48 ID:???
エルナパパさん、せつなカッコヨス
エルナの周りってシャールヴィタイプって全くいなかったんだな。
シャールヴィ、がんばれ…

930 :マロン名無しさん :2006/06/27(火) 16:25:10 ID:???
確かに今が頑張りどころだよな、シャールヴィは
今回の「俺がいるから」でかなり株上げただろうし
泣くの我慢してた女が胸にすがって泣くってのはかなり心開いてる証拠だもん

931 :マロン名無しさん :2006/06/27(火) 17:10:44 ID:???
泣けた…。
ハルカトラとヴェスタル、運命に翻弄されてはいたけど
愛し合ってたってことでいいんだよな。
シャールヴィがんばれシャールヴィ

932 :マロン名無しさん :2006/06/27(火) 20:55:50 ID:???
…で、アースムンドはこんな世界の大事を知っていながら、
10年かそこらの間、ただ暮らしてた訳か?

魔法が全く無い人間の製法研究及び実行だけなら、それ自体
作中でも非道なことだけど、まぁ百歩譲ってよその家の中だけの
こととしても構わんが、具体的な世界を滅ぼす危険のある企みまで
知ってしまったのに何もせず?

何とかしろよ!少なくとも、世界中に知らせろよ!
取り返しのつかないことになったとか思ってる場合じゃないよ!

933 :マロン名無しさん :2006/06/27(火) 21:11:05 ID:???
下手に公開しようとすれば暗殺されかねないしエルナの命も危ない。
だからこそ慎重に動いてるんだと思うが

934 :マロン名無しさん :2006/06/27(火) 21:49:03 ID:???
慎重に動いている、動いていた とは思えないなぁ。
取り返しのつかないことになったと思っていたwことは確からしいが。

少なくともアーサトゥアルの手の内にある間は、希少で再生産困難な
戦略兵器として大事にされ、エルナに命の危険は少ないと考え
られるんじゃない?あの話の筋からは。

アースムンド本人に関しては、あの場で目撃者として即消され
なかった以上、表立った活動開始前に、己一人が倒れたとしても
全てが闇に葬られないように準備する余裕はあった筈だよ。

社会的にも一応の立場があり、手を抜いていたとしても鬼神の
攻撃をも凌げる武をもった人間にとしては、何ら実効のある活動が
出来なかったという非難は免れないんじゃね?

935 :マロン名無しさん :2006/06/27(火) 22:21:07 ID:???
アーサトゥアル兵はエルナを連れて逃げるヴェスタルを捕捉して殺しただけに見えるから
アースムンドが事情を知っているとは思わなかったんじゃないかな。

闇の姫御子については公表すれば大混乱必至。
少なくともアンサズ・グードランドがエルナの処刑を要求してくると思う。
最悪、二国がアーサトゥアルに侵攻→三国大戦。

まあ巧くやればエルナを教会引取りぐらいはできたかもしれないけど
世界中に疎まれる立場に変わりは無いな。って今もそうなんだが

936 :マロン名無しさん :2006/06/27(火) 23:00:29 ID:???
法王って戴冠式で王冠を授けたり、権威は十分にありそうじゃないか。一介の修道院の長に
どの程度の影響力があるかは不明ながら、直接でなくとも、法王を動かしてエルナを修道院に
収監するってのは十分現実的な線だと思うがナー

法王がアースムンドみたいなのを40〜50人ばかり率いて、何食わぬ顔でアーサトゥアル行幸。
当然、王族に面会する機会はあるだろう。
「ああ王弟妃様、何々、亡き王弟殿下の冥福を祈るため、母娘共々大聖堂に巡礼に参れられたいと。
素晴らしいお考えです。善は急げと申します、では早速」とか言って、その場から半ば拉致して帰るとか。
と、前振りとは逆の非現実的策を書いてみる。

937 :マロン名無しさん :2006/06/28(水) 00:51:53 ID:???
アースムンドがどのくらいの立場の人なのかがわからんからな
一つ修道院を任されてるとはいえ森の中のちっぽけな修道院でしかないし
真実を知ってたところで法王に対して働きかけられるような立場ではないのかもしれん

まあ、大聖堂の間近だからそれなりに権威や伝統のある修道院なのかなって感じもするけど

938 :マロン名無しさん :2006/06/28(水) 01:14:14 ID:???
法王も黒だったりして

939 :マロン名無しさん :2006/06/28(水) 01:15:56 ID:???
そもそも修道院に各王家へ介入するだけの権限が許されてるんだろうか?
大魔導士もなんだかんだで国王に従う立場みたいだし
尊敬はされてるけど政治的権力は持ってないんじゃないだろうか

940 :マロン名無しさん :2006/06/28(水) 03:45:06 ID:???
つーか「アーサトゥアルには魔法が使えない姫御子がいる」ってのは、他国の支配者層にはそれなりに知られている話じゃなかったのか?
シャールヴィは知らなかったがオーレイヴは知っていたし。
闇の姫御子だからと言って幽閉はされてないしパーティにも出ていたし。

エルナ暗殺などの騒動の始まりは、闇の姫御子を利用して世界支配をもくろむだなんて大それた事を考えやがった事が明らかになったからじゃないの?

941 :マロン名無しさん :2006/06/28(水) 19:55:11 ID:???
アースムンドも迷ったんだろうな
アーサトゥアルの企みを知らせれば確実にエルナ暗殺しようとする連中出てくるだろうし
アーサトゥアルがエルナ使った陰謀を実行しようとしてるの知ってたら動いたかもしんないけど
最近は辺境旅して回ってたみたいだし

942 :マロン名無しさん :2006/06/28(水) 23:39:36 ID:???
アンサズの大魔導士曰く「修道会は何故か現在アーサトゥアル寄り」だそうで、
エイリークも「修道会がわが国の南進策に何も言わぬのはヴァーリの力ぞ」だそうな。
修道会側も何か物申す権利位はあるのかもしれないが、どうだろう?
基本的には中立なのだけど、現在はヴァーリの地道な工作で
アーサトゥアル寄りになるように仕掛けられているって感じか?

ってヴァーリも元々は修道会から派遣されてきている大魔導士のはずなんだよなあ。
アンサズの大魔導士もシャールヴィの部下に「修道会を通じて何か探れないか」と言われてるし。
派遣された大魔導士は派遣された国の利益のために働いてよいが、
修道会そのものは中立たらんとする…と言うのが理念?

943 :マロン名無しさん :2006/06/28(水) 23:59:45 ID:???
ちょっと早いですが新スレ立てました

聖戦記エルナサーガ連載中 第二章
http://comic6.2ch.net/test/read.cgi/csaloon/1151506650/

以降楽屋裏でどーぞ

944 :マロン名無しさん :2006/06/29(木) 00:06:17 ID:???
乙〜
スレ進行遅いしもう1話待ってもよかったかもね
まあ内容的には5巻と6巻切り替わりの時期だしちょうどいいけど

945 :マロン名無しさん :2006/06/29(木) 00:57:33 ID:???
このスレも楽屋裏かあ
始まった当初は荒らされまくりでどうなることかと思ったけどここまで来たのは素直に嬉しい
荒らしで興味引かれて参加してた未読の人たち、まだいるんだろうか?

946 :マロン名無しさん :2006/06/29(木) 01:02:35 ID:???
残ってくれてると嬉しいね
いいマンガなんだからもっと知名度上がってほしい
楽屋裏で時々話題振られるけどDBや幽白の話題にいっつも呑みこまれちゃうしなー

947 :マロン名無しさん :2006/06/29(木) 01:30:23 ID:???
とりあえず未読の人へ言っておきたい事がある。

もしこのスレでエルナ1に興味を持って、続編のエルナ2まで手を出したいと思っているなら、さっさとエルナ2確保しておけ。
多分、エルナ2もさっさと絶版になるから。
スクエニ出版部って旧エニ時代からそんな所だ。
それなりに人気漫画で長寿で完結したハーメルンさえさっさと絶版だぞ。

948 :マロン名無しさん :2006/06/29(木) 02:04:16 ID:???
この作品を改めて最初から読み直すいい機会を与えてくれたあらすじさんには感謝
やっぱ面白いよこのマンガ
シグルーンとエイリークの絡みが今から楽しみだ


949 :マロン名無しさん :2006/06/29(木) 02:26:59 ID:???
>>947
2はおもしろい?いや人それぞれだとは思うんだけどさ
参考として意見が聞きたい

950 :マロン名無しさん :2006/06/29(木) 02:41:00 ID:???
>>949
実は「続編」と言うくくりをつけていいのかは、個人的には半分疑問。
舞台が現代社会になるから。無論魔法などエルナ1の主要要素は出てくる。

「戦争を描く」と言うエルサガ裏の主題は踏襲している。
エルナ1がWW1、WW2を描いたなら、エルナ2はそれ以降。「テロとの戦い」と言うべきか。

951 :マロン名無しさん :2006/06/29(木) 02:52:10 ID:???
>>950
d。普通の続編ものとはまた違った感じだね
おもしろそうだから今のうちに買っておくよ

952 :マロン名無しさん :2006/06/29(木) 02:55:26 ID:???
ハルスホルト編で住民に罵倒される姿にエルナが可哀相に思えたが、
不用意に救いを与えないのがこの作家なんだよな。
エルナ2の暴走特急編ラストにもポカーンとしたよ。
ああいうのが一貫している。

953 :マロン名無しさん :2006/06/29(木) 06:53:23 ID:???
楽屋裏ならいいのかな?
雷撃で天候が崩れるシーンってハルスホルト以降には無いんだよね。
2でも無いし忘れられちゃったんだろうか。

954 :マロン名無しさん :2006/06/29(木) 07:22:19 ID:???
>>953
最初の雷撃はあるぜ<エルナ2

もう、天候のシステムが飽きたんジャマイカ?

955 :マロン名無しさん :2006/06/29(木) 10:32:28 ID:???
魔法社会が舞台のエルナ1は「魔法が使えない少女」+「魔法が最強な男」のコンビなら
魔法が失われた現代が舞台のエルナ2は「魔法が最強な少女」+「魔法を解読した男」のコンビ。
上手く役割分担できていて、どちらが欠けても駄目なのが上手い構成だよなと思う。
よくよく考えてみると、1も2も隠密ボランティアで世界を救って行こうとする
(けど、結局上手く行かないことも多い)ような印象だし。

エルナ2で約一名、忘れている奴がいるような気がするけど。

956 :マロン名無しさん :2006/06/29(木) 10:39:38 ID:???
ふと気づいたんだが、1も2もメインの男キャラはみんなへタレだな
シャールヴィは普段カッコいいけど恋愛方面に関しては完全にヘタレだし
まあそこがいいんだけどさ(´∀`)

957 :マロン名無しさん :2006/06/29(木) 10:50:54 ID:???
アダ戦記の日下彦も寝業師みたいな事をしようとしても結局見破られるヘタレ振りだしなw
堤抄子作品のパターンだと思う事にしているよ。

958 :マロン名無しさん :2006/06/29(木) 11:37:57 ID:???
>>945
ノシ
しかもいまだに未入手
毎回先が読めない展開でドキワクしてるよ
丁寧なあらすじさんのおかげでストーリーは大体わかるけど、やっぱり実物を見たいなあ
でもネットショッピングに手を出す度胸はない・・・

959 :マロン名無しさん :2006/06/29(木) 12:41:52 ID:???
アマゾンは一応信頼してる。
ユーズドでも、数カ所(古本屋、個人含め)から買ったけど、いずれも発送が早かったし大丈夫だったよ。

960 :マロン名無しさん :2006/06/29(木) 13:16:07 ID:???
と思ったら、もうアマゾンでも全巻そろわないんだな。ヤフ奥にはあるけど。

961 :マロン名無しさん :2006/06/29(木) 16:22:17 ID:???
絶版大好きだからな、あの会社
ハーメルンみたいな創刊から雑誌を支えてきたマンガまで完結した途端に絶版にしやがるし
ワケわからん

962 :マロン名無しさん :2006/06/29(木) 22:22:29 ID:???
>>949
エルナ2は、あんまり勧めない。1と比べるとかなり落ちる。

963 :マロン名無しさん :2006/06/29(木) 23:49:58 ID:???
ゲーム以外のファンタジーは長年鬼門だったんだが
エルナ1は初めて楽しめたファンタジーなので連載中スレになってすごく嬉しい。
アダ戦記も買おうかすごい迷ってるんだけど、面白い?


964 :マロン名無しさん :2006/06/30(金) 00:43:35 ID:???
>>963
俺的にはエルナ1に匹敵するくらいの面白さ。
キャラクターが凄く生き生きしてていい。

965 :マロン名無しさん :2006/06/30(金) 01:04:14 ID:???
アダ戦記はもう1冊続けば文句なしに名作なんだが・・・
最後の急展開とブツ切り感がなんとも
まあつっつーの作品全般に共通して言えることなんだけどね

966 :マロン名無しさん :2006/06/30(金) 01:25:12 ID:???
>>964>>965
ありがとう。そこまでいわれたら買うしかないな。

967 :マロン名無しさん :2006/06/30(金) 09:01:09 ID:???
またーり進行なので今度の第3章についてもこの場を使って話し合っておきたいんだが、どうだろう?

・スレ番号は「第〜章」で構わないか?
・それほど進行早くないから970踏んだ奴が次スレ立てる決まりにすればいいんじゃね?
・970過ぎたらお引越しの準備に入って書き込みは自粛・引越し完了したら楽屋裏再開

他に何かあるかな。

968 :マロン名無しさん :2006/06/30(金) 14:46:56 ID:???
ヴァーリをバーリはんと呼ぶの禁止

969 :マロン名無しさん :2006/06/30(金) 20:24:50 ID:???
1日1ラヴァルたんハァハァ

970 :マロン名無しさん :2006/06/30(金) 22:52:24 ID:???
ヴァーリー先生が黒板に字を間違って書いてしまっても突っ込むのを禁止!

971 :マロン名無しさん :2006/07/01(土) 15:14:21 ID:???
ヴァーリは様付けにしないと叱られる気がして、ずっと様付けにしてたから
バーリはんは衝撃だった。
未読の人のレスが面白い。これからもどんどん参加してほしい。

972 :マロン名無しさん :2006/07/01(土) 16:25:40 ID:???
確かに音は似てるけど、ヴァーリとバリアフリーマンが結びつかねえもんな、普通w
俺、最初このスレで見たとき誰のことか一瞬わかんなかったよ
最初にバーリはんて呼び出した奴、ある意味すげえわw

未読の人にももっと参加して欲しいけど、難しいだろうね
せめてもう少し手に入りやすかったら話も違うかもしれんのになあ

973 :マロン名無しさん :2006/07/02(日) 01:02:40 ID:???
バーリはんとラヴァルたんの呼び名はすっかり定着したなw

ところで、旧版コミックスのおまけ漫画の話は出してもいいんだろうか?
今の時点だと4巻までは出てることになるのかな?
それこそ「3年B組ウ゛ァーリ先生」とか「アーサトゥアルの暑い夜」とか
ネタになりそうなものは多いと思うんだが。

974 :マロン名無しさん :2006/07/02(日) 01:20:29 ID:???
いいんじゃね?
旧版売っちまったから微妙に覚えてないけど
あー、マジで後悔・・・

975 :マロン名無しさん :2006/07/02(日) 03:34:06 ID:???
未読の人が抱いているアースムンドの外見イメージが凄く気になる。
武僧のおっさんみたいな表現されてるから、

・「弁髪の少林寺所属みたいなおぢさん」、
・「初老で白髪で白髭生やしてる、痩せぎすだが引き締まった肉体を持つ爺」

…そんなんだったらどうしようかとw

976 :マロン名無しさん :2006/07/02(日) 05:31:43 ID:???
>>973
>バーリはんとラヴァルたんの呼び名はすっかり定着したなw

してねえ


977 :マロン名無しさん :2006/07/02(日) 09:43:31 ID:???
ごめん、俺結構使ってる・・・>バーリはん

978 :マロン名無しさん :2006/07/02(日) 09:55:52 ID:???
アダ戦記はいいよな。
エルナ1連載時のGFのような雑誌と読者層であったなら、もっと受け容れられただろうに。

エルナ1のようなファンタジーを期待するなら、エルナ2よりもむしろアダを読むべき。
アダ1巻ラストの戦闘シーンもぬげーカコイイし。
正に「初めて強くて美しいものを見た…」だと思う。

何より、敵役の美形のにーちゃんが、ダブルヒロイン(と言っても差し支えないだろう)のひとりの

 乳 を 揉 み し だ き 強 引 に 唇 を 奪 う

てな「おい堤抄子どうしたんだ!この雑誌の読者層そんなんじゃないぞ!」と聞きたくなる衝撃シーンがあるし。

979 :マロン名無しさん :2006/07/02(日) 11:11:00 ID:???
なんかつっーの本スレみたいになってきたなw

ところで、第35話で本誌じゃ一旦長い休載に入ってるわけだけど、これはどうしようか?
突然「スターゲイザー連載中」はじめるわけにもいかんしw

980 :マロン名無しさん :2006/07/02(日) 12:50:11 ID:???
>980
リアルタイム連載で読んでないから知らんけど、休載は何ヶ月やったの?
その休載が、単行本には全く現れていない「第1部」「第2部」の切れ目なのか?

この休載期間では、連載投下は数日お休みして小ネタで費やしたり、
或いは投下自体をお休みして読者の議論や妄想に費やせばいいと思う。

で、新装版後書き漫画は、完結してからの方がいいんだろうな。
「ナウシカのような自己犠牲〜」とか「ミネルバトンサーガ」とかの話は、完結したからこそ出来るのだし。

まだまだ先だが最終巻ラストの扱いもちょいと難しいのだろうか。
何せ連載版ラスト→旧版単行本ラスト→新装版ラスト
と言う感じで書き足されていっているから。

981 :マロン名無しさん :2006/07/02(日) 17:49:49 ID:???
まず本誌連載版ラストのあらすじ→次の日に「単行本の最終巻を買ったので云々」と書いてから旧単行本版ラスト
→さらに次の日に「新装版の最終巻の最終巻が発売されたので(ry」と書いてから新装版ラスト

こんな感じでいいんじゃね?
一部被るのは仕方ないとして。

982 :981 :2006/07/02(日) 17:51:58 ID:???
>最終巻の最終巻

誰か俺の頭に回生呪をかけてくれい

983 :マロン名無しさん :2006/07/02(日) 20:50:00 ID:???
絶凍気炎

984 :マロン名無しさん :2006/07/02(日) 23:34:21 ID:???
>>983
止めをさしてどうするよw


985 :マロン名無しさん :2006/07/03(月) 01:18:18 ID:???
>>980
>リアルタイム連載で読んでないから知らんけど、休載は何ヶ月やったの?
半年間
本誌ガンガンの隔週化に伴う紙面刷新で「スターゲイザー」という作品を連載開始
半年はそっちに専念して、連載再開後もエルナはしばらく隔月掲載になった
話的にもアンサズ陥落目前で勇者がエルナに語りかけるところで非常にやきもきさせられたものだよ



986 :マロン名無しさん :2006/07/03(月) 12:35:41 ID:???
よくある、第一部完→そのまま終了かと思ったよ。
作者は必ず帰ってくるとかコメントで書いてたが。
スターゲイザーがヒットしなくて良かっ…すくぁwせdrftgyふじこlp

987 :マロン名無しさん :2006/07/03(月) 21:20:32 ID:???
スターゲイザー、あれはあれで結構好きだったんだがなあ…

988 :マロン名無しさん :2006/07/03(月) 22:13:00 ID:???
スターゲイザーから入った口ですが…

989 :マロン名無しさん :2006/07/04(火) 00:07:39 ID:???
スターゲイザーって打ち切りなのか?
あれは最初からあれぐらいの長さの予定だったんじゃないかと思ってたんだけど

990 :マロン名無しさん :2006/07/04(火) 00:28:52 ID:???
一応の長さを決めてある企画でも、受けたら引き延ばすのが、少年漫画の定石では。

991 :マロン名無しさん :2006/07/04(火) 00:50:43 ID:???
打ち切りって感じはしないがエルナ犠牲にして引き伸ばすほどの人気もなかったんだろうな
つっつーは元々5巻前後で話組み立てる人みたいだしまあ円満終了なのでは

992 :マロン名無しさん :2006/07/04(火) 02:18:42 ID:???
ラストが早送りなのは堤抄子の伝統だから、
多分スターゲイザーの駆け足ラストも積極的な打ち切りではなかったんだろう。
一番人気があっただろう、このエルサガ1ですらも最終話駆け足だもんなーw

まあありゃ最後の決着が呪文詠唱の時間(長くて数分だろう)しか掛かってないからそんなもんかとは思うけど。

993 :マロン名無しさん :2006/07/04(火) 12:40:16 ID:???
スターゲイザーは今思えばアダ戦記と同じような雰囲気(演出)だよな。
サブエピソード単独の強さは 千本桜>アダ戦記=スタゲ って感じ。

994 :マロン名無しさん :2006/07/04(火) 23:25:17 ID:???
1000が近くなってもまったりだな、このスレ。

995 :マロン名無しさん :2006/07/05(水) 02:13:03 ID:???
参加者少なそうだしな
あらすじさん入れて7〜8人ぐらいか?

996 :マロン名無しさん :2006/07/05(水) 11:03:15 ID:???
んじゃ、いつもROMってる自分の記念ぱぴこ

997 :マロン名無しさん :2006/07/05(水) 12:13:31 ID:???
自分も

998 :マロン名無しさん :2006/07/05(水) 12:38:15 ID:???
知名度がなくても 絶版になっても

999 :マロン名無しさん :2006/07/05(水) 12:39:09 ID:???
俺が いるから

1000 :マロン名無しさん :2006/07/05(水) 12:42:59 ID:???
第一章 完

1001 :1001 :Over 1000 Thread
このスレッドは1000を超えました。
もう書けないので、新しいスレッドを立ててくださいです。。。


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